ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • パディントン発4時50分

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    ネタバレ

    クリスティのミス・マープルシリーズ七作目。この作品から折り返しの後半戦。

    マギリカディは、並走する列車の窓から殺人を目撃する。警察に言っても信用されず、また死体も見つからない。友人のマープルに相談すると、ある一族の土地が浮かび上がり…

    勝手にトラベルミステリだと思っていたら、まさかの館ものだった。更にアリバイものだと思っていたら、死体消失ものだった笑。認識誤りに気づき驚いたが、ストーリー展開も非常に良かった。

    死体消失の謎と、殺した方はもちろん、殺された方は誰だったのか、この謎の設定が魅力的。
    ラストが少々強引なので、そこだけは気になったが良作。あと、関係者に次々と言い寄られるスーパーメ

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    2026年07月12日
  • きみの友だち

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    自分も夢中で読んで、中高生の子供らもあっという間に読んで、親子で楽しめる本。仲良しとは。いじめとは。負ける悔しさ。自己嫌悪。憐れみへの怒り〜ブンちゃんがモトくんに思わずなぐりかかった、のくだりは、読ませるなぁと思いました。

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    2026年07月12日
  • ジキルとハイド

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    ジキル博士は内なる善と悪にそれぞれの肉体を与え、自分は善の肉体で生きようとし悲劇始まっていく。
    はじめのほうで弟アベルを殺害したカインについて触れられていることから
    アダムとイヴの時代
    イヴが善悪の木から実を食べてしまってから
    罪が入り込んでしまったことが思い起こされる。
    それならばジキル博士がどんな薬を作ったとしても神のように善のみでは人は生きられない
    それができるのは神のみなのかもしれないと。

    人の心には善と悪両極だけには分けられないいくつもの心が共存している。
    それを自分自身だと受け止めることから本当の人生は始まるのではないかと強く感じました。


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    2026年07月12日
  • 『夫の墓には入りません』〈『嫁をやめる日』を改題〉

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    面白かった。

    ミステリーじゃないのに、先が気になり1日で一気読み。
    いや、ミステリー要素もある。

    誰にでも起こり得る問題をリアルに見せられた。
    断るって大切。

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    2026年07月12日
  • ファイア・ドーム 上

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    終盤ドキドキハラハラした。
    すぐに次が読みたくなる。
    これは初めから上下巻セットで買うのをオススメ!

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    2026年07月12日
  • 焦茶色のパステル 新装版

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    岡嶋二人デビュー作。82年の作品ですがめちゃめちゃ面白い。これは読み継がれて欲しい。

    競馬に無知な自分でも夢中になって読んでしまいました。競馬の説明がわかりやすいので初心者でも困らないし、登場人物たちが個性的で人間関係に深みがありました。

    大金が絡む汚れたの話の中に一頭一頭の馬の美しさや悲しさがあってジーンとしてしまいました。人って本当に悪いよなぁ…馬だけが尊い。

    メンデルの遺伝学の解説も本当に面白い。ちょいちょい女性陣が男性陣に目にものを言わせてやる感じも好み。岡嶋作品もっと読んでいこう。

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    2026年07月12日
  • スター

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    ネタバレ

    今の日本に『スター』が当てはまる人はいるのだろうか。
    私はyoutubeで見れる動画も劇場で見れる映画も好きだ。映画は数千円してしまうが、充足感を与えてるれる。
    YouTubeは満たされる感じはないが埋められている感じがするからだ。

    この現代、人が持つ好みは細分化され続けている。同じジャンルの中にも微かな違いがあってそこにも線が引かれている。
    そんな線を理解できなくとも認めてあげられるような人に私はなりたい。

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    2026年07月12日
  • ホルモー燦燦

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    最高。久しぶりに読んで登場人物も細かな設定と忘れていたはずなのに、一瞬で当時に引き戻される感覚と、登場人物たちと同様歳をとった自分と重ね合わせる部分があり、万城目先生特有のままならなさの中にある笑いと救いを存分に浴びることが出来る。

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    2026年07月12日
  • 夜のピクニック

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    中高生の娘や息子らが楽しく読書できそうな本を、手の届きやすい自宅に置こうと思って夜ピクを購入しました。自分でも読んで、楽しく読めました。子供らも読んで、感想を話したりできました。家族共通の話題作りと、子供の読書の習慣づけと思ってましたが、自分が一番楽しんでます。

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    2026年07月12日
  • オリガ・モリソヴナの反語法

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    1960年チェコのプラハ、ソビエト学校に入った
    日本人の志摩
    そこで出会った友人カーチャと共に
    ダンスの先生のオリガ、モリソヴナ
    フランス語の先生のエレオノーラ、ミハイロヴナ
    なんとも不思議な2人の先生に魅力されながら
    学生生活を過ごす
    ある時、またさらに不思議な子が転校してくる
    この両先生の娘という美しいジーナ
    ダンスが抜群に上手く、志摩が密かに好きな
    レオニードとすぐ仲良しになっている

    謎のまま日本に戻り、30年がたち
    謎を辿り始める志摩
    謎を辿っていくうちにスターリン時代の
    壮絶な過去を紐解くことになる
    実在のオリガ、モリソヴナという人物を
    中心に壮大な物語が広がっていく

    日本では馴

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    2026年07月12日
  • をんごく

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    めちゃくちゃおもしろかった!ホラー小説だけれども、リズムの良い文体のおかげか怖くて重苦しいだけでなく爽やかさや疾走感のある一作だった。愛する人との別れについても色々と考えさせられた。この世のものではないなにかの描写は読んでいてぞわぞわするが、登場人物が良い意味でいかにもキャラクター的で生々しくないので、ホラーが苦手な人でもエンタメとして楽しめると思う。

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    2026年07月12日
  • ミトンとふびん

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    宝物の一冊になりました。

    吉本さんの家族観、恋愛観、死生観…
    人生観が丁寧に梱包された本。

    親、きょうだい、親友。
    大切な人との愛別離苦を覚えた時の、あの頃からずっと胸の中に詰まったような緊張のような苦しさを、そっと解きほぐしてくれ、久しぶりに肺いっぱいに空気を吸えた気がしました。
    そして、これからの未来に訪れるであろう別れに対して少しの心構えをさせてくれる物語。

    人を思うことや人に思われることこそが、私たちの人生を潤す水分であることに気が付きます。

    誰かを思って泣くことがあれば、そんな風に思えるあの人の存在そのものが私の幸せなんですよね。

    私の人生に存在してくれる人、してくれた

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    2026年07月12日
  • みんなを嫌いマン

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    現時点(2026/7)で刊行されてる献鹿先生作品の中で一番好き。全部好きだけど読み返す回数はダントツ。

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    2026年07月12日
  • 羅生門・鼻

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    高校生のとき読んでから40年後に再読。素直に新鮮に面白く読んだ。特に芋粥。たまの楽しみだからこそ、楽しみたるゆえんなんですね。

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    2026年07月12日
  • いい子のあくび

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    わりと正しく生きている人ほど『割に合わない』思いを抱えている。そのモヤモヤ感をフィクションと共有出来たら少しだけ生き延びられる。
    物語には人を救う力がある!
    と声高に言う人に疲れてしまった時もこっそりこういう本を読んでいたい。
    誰かに愚痴を聞いてもらえたような、共感してもらえたような、犯罪的な思考をも肯定してもらえたような…こういうのでいいんだよとぽつり呟いた。

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    2026年07月12日
  • 赤と青とエスキース

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    ネタバレ

    読み終わった時、思わず驚いて声が出た。

    最初、私はこの本が1枚の絵『エスキース』に関わる登場人物の短編集だと思った。
    1章目が「『エスキース』誕生の裏側」で、そこから2章目以降は『エスキース』が人々の人生に影響を及ぼしていく過程が描かれている、と。
    いや、その認識は少なくとも間違いではなかったが、まさかずっと一章に出てきた2人の男女が、ずっと名前を変えて出てきているなんて、全く想像もしていなかった。

    最後の章で、1章目の愛称が出てきた時に鳥肌がたち、エピローグで(そういうことだったのか)と納得し、もう一度、一から読み直してしまった。そして、読み終わった時、この本がとても愛おしく感じた。

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    2026年07月12日
  • 警察官の心臓

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    少し前に読み終わっていた作品です
    すごく面白かったです!
    キャラが立っていて魅力的でした
    物語もしっかりとした社会派テーマで大変惹き込まれました
    多くのことを考えさせられました
    テーマは性風俗です
    しかも高齢者になった女性が身体を売ることについて考えさせられる内容です
    買う男がいるから売る女がいて、売る女がいるから買う男もいる
    その中で一線を超えた感情が生まれることもある…

    人が歳をとるということについても深く考えさせられます
    一人で生きていくこと、それが出来ない人もいること
    誰かがいないと自分の足で立っていられない人のこと
    たくさんのことを考えさせられる作品でした

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    2026年07月12日
  • どうしても生きてる

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    決して幸せなことばかりではない世の中を受け入れて、なんとか歩みを進めていく方法を教えてくれる本でした。

    「全部繋げて、リボンにするのだ。そうすれば、辛い時には包帯としても使える。人生を美しく包むのも、たくましく補強するのも、いつしかこの手でつかみ取っていた。だからきっと、大丈夫。これまでみたいに、不安で不安でたまらないまま、大丈夫になるまでどうせまた生きるしかない。」

    はずれくじをひいてしまっても、リボンのようにむすんで神様へのプレゼントにすればいい。月並みな感想だけど、やはり捉え方次第で世界は変えられる。

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    2026年07月12日
  • 大きな鳥にさらわれないよう

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    僕の大好きな貴志祐介の『新世界より』を思い出した。ディストピア的な世界観、ノスタルジーのある雰囲気、超能力、性的な要素、様々な生物の要素が散りばめられている作風など共通点が非常に多いと感じた。
    この小説は登場人物の姿形があまり描写されない上に名前も数字だったりと覚えにくかったり、物語が進むにつれ前の章の謎が明かされる構成なので一度読んだだけで全てを理解するのは難しかった。
    なので読み終わってすぐに作品のメッセージ性を読み解くのは難しかったが世界観や文章などに浸れただけでも満足する読後感を得られた。
    絶対にもう一度読み返したい作品。

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    2026年07月12日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    著者の息子さんの逞しくも繊細な感受性に心打たれた。日本で住むほとんどの同じ年の子供が、ここまで他人種問題に熟考することは無いだろうなと思う。イギリスで背丈も一番小さくただでさえアジア人への差別も少なからずあるだろうに、大人が心配する上をいくような考え方で周りの子供たちと関係を築いていく姿に、心の奥で小さくガッツポーズしてしまうほどの感動を覚えた

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    2026年07月12日