小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
Audibleにて
映画化されると聞き、読んでみることに
時代物が好きでよく読むが、映画化されるとなると自分の好きな地味ぃな普通の人の人情物ではないのかな、でも聞いてみるかなー で期待せずにスタート。
が、
いやぁ、読後感の炭酸水を飲んだあとのようなスカっとした良い気分、面白かったぁ!
とんでもなくびっくりするようなすごいどんでん返しとかがあるわけじゃない、読み進めて行くうちになんとなく、「あ、やっぱりそーゆーこと?!」と驚きはするけれど、それがまた人情物好きにはたまらないどんでん返しで顔がニヤニヤしてくる。
映画化が楽しみな作品です。 -
Posted by ブクログ
・離婚、新しい香水、白いシーツ
・孤独死、工具箱、ホットワイン
・雨の蜜月、ポリープ、桃モッツァレラ
・ひとり寝、奇遇、緑のリフト
・お揚げ丼、コロナ発症、金木犀
各話のタイトルが秀逸過ぎて、読む前から期待が高まる。
読んだあとも期待通りの余韻。好きだなあ。
「でも今は傷ついている自分に傷つく歳になった気がする。
初めて知る痛みは減り、いろいろなことがぼんやりした。その淡さに安心している。小さな満足で充分に満たされ、自分自身が呑み込まれそうな欲望からは反射的に身をひく。生活が一番大事で、自分だけの巣を守りたい。だから、いちいち傷ついていられない。
歳の差ってこういうことか、と思った。」
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Posted by ブクログ
スマホのない時代の物語って、今から遠く離れたところに心を連れていってくれるんですよね。作品全体を通して素晴らしい作品でした。
主人公・すてらが「美」と「言葉」に出会い、自らの人生を静かに、けれど力強く切り拓いていく姿に心打たれます。
最も心に響いたのは、登場人物たちの丁寧な言葉遣いと、その奥にある誠実な生き方です。大切な人との別れや、ままならない現実という「容赦のなさ」に直面しても、彼女たちは自分の心に嘘をつかず、他者の存在を尊ぶことを忘れません。特に、イサの凛とした佇まいや、すてらが展覧会で震えるほどの感動を覚えるシーンからは、日常の些細な変化を愛おしむことの素晴らしさを教わりました。 -
Posted by ブクログ
素晴らしかったです!!
ページをめくる手が止まらない!圧倒的な没入感、祈るような気持ちで読みふけりました。
文学を愛する少女・すてらが病床の父親を養うため、故郷を離れ倉敷の紡績工場へ働きにゆく──。そこから始まるすてらの「書く」人生。
すてらの真っ直ぐな信仰心や書くことへの喜びが、ずっと私の心を満たしていました。
ときに心を打ち砕かれ、悲しみと後悔におそわれても……それでも人は成すべきことが見えるとこんなにも真っ直ぐに進んで行けるのだと、眩しく感じた。
小説、絵、言葉……どんなものでも人は心を震わせた体験に支え続けられることがある。すてらにとって「書くこと」「絵」との出会いが、どれほど大 -
Posted by ブクログ
大学で生物の論文書いていてその時が懐かしいと思い、この本を読みました。
この本では、専門用語は出てこず、実際の研究を分かりやすく(挿絵も多く)、とても面白かったです。
特に大学生時代のお金のない中の研究は、懐かしく思いました。
色々な本を読んでいると言葉は、ヒトだけのものと読んだことがありました。
私もこれを鵜呑みにしてそうだよなぁと思っていた一人です。
著者のこのシジュウカラへの情熱とユーモア(カマキリ顔の人)が織り交ぜら感じられる1冊です。
中学1年の国語の教科書にも、研究内容は掲載れているどのことで、動物好きの小学生高学年なら読めると思います。