ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • きよのお江戸料理日記7

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    1.負けが増えた相撲取り、力を出すには食べなきゃならないものがある。2.花見弁当の味見、彦之助の本音とは3.神田が家事でひこべんが焼け、彦之助の居場所がわからない4.実家からの手紙 修行中だからと家と店との往復だけで精一杯の暮らしをしている姉弟だが火事で焼け出された人たちが何もかも失ったにもかかわらず立ち上がっていく姿を見て清五郎はいつまでも姉に頼り切りではいけないと思ったようだ。実家から戻ってくるようにと手紙を受け取るが、戻ったら父や兄の世話になるのかと考える。

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    2026年08月31日
  • ザ・マジック

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    悩みがあり、今の状況を改善したくて、この本を買い、28日間のワークを無事に続けることができました。
    一度中間で、状況がよくなるどころか、さらに悪化したと感じたことがあり、心が折れそうになりましたが続けました。

    今、状況が改善できた、とはまだ言い切れませんが、始めた時よりはマシになってはいます。

    この本に出会えてよかったと心から思っています。
    これからの変化を楽しみながら、感謝を続けたいです。

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    2026年08月31日
  • 劇場という名の星座

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    ご自身が観劇好きなことでも有名な小川先生からのへのラブレターみたいな作品。劇場劇場で働く人や、観劇に来る人の思いがそれぞれの立場から書かれていて、改めて観劇の魅力を実感できた。そして、劇場っていう空間自体も好きなんだな、とも再確認。帝国劇場の立て替えが終わったらまた行きたいな。

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    2026年08月31日
  • はいつくばって

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    間違いなく今年ベストだし人生で最高の本の一つになった。
    女性の性欲とか更年期になって失われる焦燥感をしっかり描いてるのって初めて読んだ。自分は更年期はまだ先だけど、この先お守りみたいになる本だと思う。
    そして外文だしまあまあの頁数だけど、本当は普段本読まない全女性に読んでほしいな!
    解説で本国では本書の読書会が盛んだったっていうのを見て日本もぜひ読書会開催して欲しい〜!

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    2026年08月31日
  • 金環日蝕

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    ネタバレ

    オーディブルにて
    最初の心が痛くなる出来事があり、もう聴くのをやめようかと思った
    でもコメントや感想を読んで、心を奮い立たせて最後まで聴きました
    途中からは一気に読み進めることができました(現金だなー)

    印象にのこったところ
    ラスト、春風がタクティカルペンを川に投げ捨てるかと思った
    そうだとちょっと興醒めだ、と思っていたらそのまままたポケットへ
    この部分の動作に人の心の弱さ、でも少しづつでも前に進んでいる、葛藤のようなものを感じることができた

    そうなんだ、簡単になんでも割り切れるはずはない
    りおも強気な顔を見せてはいるが、きっと奥にはいろんな感情が決心が、揺らぎが隠れているのだろう

    錬く

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    2026年08月31日
  • オール・ノット

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    私たちは酷い目に遭っても、ブチギレて薪を割る一方で、弱いものからは搾取しないし、下の世代が自分よりさらにひどい苦境に立たされているのをみると、憐れみではなく死に物狂いで宝石箱を託す。

    「死ぬまでに一回でいい。強い感情に突き動かされて、後先考えず行動して、失敗してみたかった」
    これができるのが、最も恵まれた境遇なんだ。

    柚木麻子の女たちが本当に好きなのは、彼女たちがしたたかで逞しくて、judgyであり、それはすなわち価値判断する価値基準を育んできた人生なんだと裏付けるから。
    そして、社会や時代というジャングルを個人がサバイブする世界観であること。世界の側に因果はなくて、単にそんな海の中を泳げ

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    2026年08月31日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

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    軽快なタッチで進む展開は読みやすさ抜群。
    幾つもの散りばめられた伏線もしっかり回収されていて、面白かった。

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    2026年08月31日
  • はじまりのスープ、夏ゼリー

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    中学の時、朝の読書で本を読んでも面白いと思えなかったが、やっとちゃんと読めるようになって唯一好きだったのが瀬尾まいこさんの本だった。初めて好きな本で読書感想文を書いたのが、人生最後の読書感想文、中2か中3の時、瀬尾さんの卵の緒だった気がする。ひたすら感銘を受けた箇所を褒めたたえた、瀬尾さんのことが好きなのはわかったけど、読書感想文はそういうことじゃないと言われた記憶がある。

    久々に蔦屋書店梅田に行ったら瀬尾さんの新刊が出ていてサイン本があったのと、はじまりのスープ、夏ゼリーだなんて、真夏に最高に惹かれるタイトルで買うしかなかった。
    やっぱり読みやすくて、泣けて、爽やかで大好きな話だった
    ゼリ

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    2026年08月31日
  • 青い壺

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    有吉佐和子さんの短編は初めて。どの話もごくごく短いものだが流石に読ませる。
    昭和の作品なので時代背景が各所に窺える。派手さはない。描かれているのは登場人物達の日常とそれにともなう細やかな喜怒哀楽。そしてそこに青い壺がある。

    第一話で生み出された壺が様々な人の手を経て最後の第十三話で生み出した省造のもとに戻ってくる。「いつの間にあんなにいい古色がついたのであろう」と省造は思う。素敵な終わりかただと思う。

    個人的には第九話の高齢女性達の同窓会の話が好きだった。高齢女性の心理描写とか登場人物に言わせる言葉とか有吉さんは本当にウマイ。その場面が目に浮かぶようだった。

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    2026年08月31日
  • 月と散文

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    大好きな又吉さんの頭の中を少し覗けたような。
    「家で飼えない孤独を公園に通い、少しずつ育てた」
    とても惹かれる文章だ。繊細な感性を持ってる人だなぁ。

    又吉イズムに触れると、ぷっ!と吹き出してしまうような、くだらなくてゆるい感覚、白黒はっきりさせなくていいよね、ゆっくりでいいよね、控えめでいいよね、という、なんとも言えない穏やかで優しい気持ちになる。

    太陽ではなく月、昼ではなく夜、晴れではなく薄曇り。

    完璧なペヤングを作って食べて、ベランダで月でも眺めながらビールを呑む
    という時間を至福だ!と言える仲間のような気がしてる。これからも作品を楽しみにしています。

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    2026年08月31日
  • 陽気なギャングの日常と襲撃

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    伊坂さんは欧米人?と思うほどウィットに富んだ言い回しが大好き。

    陽気なギャングシリーズ第2弾であり、元は短編であったという本作品。それを書き下ろし用に各話の伏線を回収しまくって一つの作品におさめたって?天才すぎる。

    憎めないキャラクター、ハラハラ展開、全体で収まりのいい物語。とても面白かった!!

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    2026年08月31日
  • 旅のラゴス(新潮文庫)

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    壮大な旅の物語。とても良かった。主人公の半生を描く旅。そこにはSFっぽい奇想天外で想像力を掻き分ける物語もあれば、より現実的な旧時代を旅しているような苦労さ楽しさがある。

    現代から見たらどうなのか?旅はどこへと続くのか?そんな答えが分からないからこそ感慨深い。

    知識は薬にも毒にもなる。そうとも感じられた。

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    2026年08月31日
  • ファイア・ドーム 下

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    ネタバレ

    辻村さんの過去作品に比べて、ダントツの出来栄えでバランスのとれた小説。第3章が意図的に上巻と下巻に分けられているので、手法の評価をともかく、ページターナーとしては圧倒的な効果だった。口伝やSNSなど手法はあれど、広まった噂から誤導された妄実に圧し潰された人々の物語。被害者家族としてだけの物語ならば普通の話になるが、多面層として描かれることで、強いメッセージを持つ物語になった。全体のトーンは、上巻と下巻で大きく変わった。連載時からしばらく経っての発刊は準備万端、満を持してということだろう。

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    2026年08月31日
  • 咲良は上手に説明したい!

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    テクニカルライターという職業のお仕事本。
    主人公の石川咲良は駅員のバイト中に浅倉響というテクニカルライターと出会う。電車が見合わせている混乱の中、わかりやすい案内をボードに書いてくれた浅倉に憧れ、同じ会社の門を叩く咲良。浅倉とコンビを組み、仕事を覚えていく。物語のなかにどう書いたら相手によりわかりやすく伝わるのかが書かれており、なるほどなと思う点もたくさんあった。伝えたい相手が誰なのか、どうしたら読んでもらえるのかも大事。
    お話としても面白かったし、テクニカルライターという仕事に興味を持てた。

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    2026年08月31日
  • 楽園のカンヴァス

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    本当に大好きな美術史ミステリー。
    原田マハさんの見識の広さに驚くばかりです。

    「私は今日から永遠を生きる。たとえルソーが死んでも、私が死んでも、絵の中の私は-永遠に生きるんだ。」



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    2026年08月31日
  • 人生を変えたコント

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    本書は、霜降り明星せいやさんが高校時代のいじめをお笑いを通して乗り越えていく半自伝小説。

    文化祭の出し物でコントを演出することを通して、自分自身を救っていく物語です。

    特に心に残ったのは、いじめてきた相手にやり返すのではなく、「自分で終わらせる」という選択ををしたこと。

    問題があった際に、誰かを傷つけることで終わらせるのではなく、自分の人生や相手の人生を進めるために終止符をうつ、その強さに胸をうたれます。

    だからこそ、こんなどん底を味わった人が、笑いを愛し、人を笑わせる側になったことに大きな意味があると思います。

    どん底から這い上がった人は、強いです。

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    2026年08月31日
  • 国宝 下 花道篇

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    映画も良かったけど、ストーリーを楽しむなら断然本!!本読んでから映画見ると、映画に入りきらなかった話も勝手に補完されるので2倍楽しめる気がします。

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    2026年08月31日
  • この夏の星を見る 下

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    この著者の作品にしては、知名度が低いように思える。
    読むまで知らなかった。

    ところが名作。
    ここまでストレートな青春に感動するとは、自分でびっくり。

    「素晴らしい」とか「最高だな」とか、まっすぐな肯定の言葉がスッと入ってくる。
    斜に構える気がしなくなる。

    先生たちの、生徒を思う気持ちにも共感。

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    2026年08月31日
  • 風の歌を聴け

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    作中時間とは少しズレてしまったけど、ギリギリ8月中に、夏の間に読めたことは満足
    その後の村上春樹作品にも見られる会話のテンポの軽妙さや淡白さ、それと共存する深刻さが見られて、村上春樹らしさを感じながら読めた

    過ぎ去っていくあらゆるものは再び捉えることができないし、それを諦めて受け入れようとしても、心の底では屈託してしまう人間のままならなさを感じた
    「もう何も考えるな。終ったことじゃないか。」
    色々と考えるべきことや示唆はあるんだろうけど、一先ずはリズムと情景に身を任せたいと思わされた

    あと、個人的に驚いたのは、作中の「僕」が思う小説の評価基準の通りに、セックス・シーンが出てこないこと
    村上

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    2026年08月31日
  • ファイア・ドーム 下

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    ネタバレ

    過去と現在の事件が重なり合って浮かび上がった衝撃の真実。これだけ複雑な物語なのに無理矢理な展開もほぼ無く、登場人物一人一人の苦悩や覚悟の描き方がとても丁寧なのでそれぞれに感情移入しながら読み進める事が出来た。
    光汰朗、生きてて良かった…。保護されたのに犯人の話をしたがらない理由、本間に言われたことを話せなかった理由が「おじいちゃんの大事な子どものことだから聞けない」って。あの日どんな覚悟で学校に向かったのだろう。この小さくて優しくて勇敢な命が新沼家に帰ってきて本当に良かった。
    忠治が本間に放った「殺さないでいてくれてありがとう!」もなかなか胸に響いた。孫を攫った憎むべき相手なのに矛盾してるのに

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    2026年08月31日