あらすじ
一話ごとに反転する真相に驚愕必至!
「……俺はいつからハメられてたんだ?」
〈姫川玲子シリーズ〉〈ジウシリーズ〉を手掛ける警察小説の名手の新境地は、1話ごとに真相が反転する、慟哭の【警察×スパイ】ミステリー。
◇◇◇
警視庁公安部の佐島はある日、被疑者取調べに駆り出された。大学時代の友人・稲澤が、勤務先の女性部下・矢代を殺害した容疑をかけられていたのだ。被害者はなぜか、二人が学生時代に共に恋焦がれた女性・綾と瓜二つだった。
容疑を否認しつつ稲澤は言う。
「矢代は中国のスパイだったんじゃないか」
取調べを終え部屋を出ると、そこには特捜幹部が顔を揃えていた。彼らは1枚の紙を佐島に突きつけた――いったい、何がどうなっているんだ?
◇◇◇
1話ごとに視点人物が移り変わり、それによって明らかになってゆく事実。
事実が事実を揺るがし、真相は煙雨のなかに彷徨う。
ラストに辿り着いたとき、あなたの頬に流れるのは、涙か、雨粒か――。
◇◇◇
――私に残ったのは、あの人だけだった。
だからこそ、赦せなかった。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
いつもながら見事に騙されました。
作者さんは全てを知ったうえで、
何も知らない我々を騙しにかかります・・・・
そして、
まんまと騙された我々は大喜びするのです・・・
・・・・未読の方は是非・・・!!
Posted by ブクログ
「レイン」「ダーク」「ドッグ」「ライズ」「アイズ」の5章、まずタイトルからしてカッコ良い
「レイン」である殺人事件がおこり早々に容疑者が逮捕される
その後は各章の主役となる警察官が、同じ事件をそれぞれの立ち位置で捜査するのが、新鮮で面白い
しかも各章終わるごとにえっ⁈そうなん⁈まじか⁈の連続で最後も、おお!って感じ
登場してくる警察官たちは、それぞれ鋭い洞察力を持ち魅力的(映像化ありかも)
公安についても勉強になりました(中国共産党こわい、、、)
今年早々にベスト級の面白さでした、誉田哲也先生すごい
Posted by ブクログ
いやいやいや!いつの間に?って感じです
ほんともういつのつの間に
哲ちゃんいつの間にこんなん書けるようになったのよ(馴れ馴れしい)
作家生活も20年を超えて尚進化しております
さすがわいの大好きな哲ちゃんです(だから馴れ馴れしいって)
いわゆる連作短編という形をとっていて、語り手が次々と代わっていくんですな
で、その語り手が語るあるいは突き止める内容によって、事件の全体像が二転三転していくっていう見事な構成
誉田哲也さんとしてはかなり斬新な手法をとってるんだけど、なんていうか色はもちろん昔ながらの中華そばじゃなかった誉田哲也の安心感みたいな
まぁ、相変わらず右傾化もすごいんだけど、今作は許せる範囲つか作品の面白さに一役買ってる気さえする
次の作品も楽しみや
Posted by ブクログ
警視庁公安部の佐島は、被疑者取調べに駆り出された。
その被疑者が、大学時代の友人・稲澤であり、女性部下・八代を殺害した容疑をかけられていた。
二重に驚くことになるのは、被害者の女性が学生時代に共に恋焦がれていた綾と瓜二つだったことだ。
それだけでは終わらないのは、佐島が嵌められていたことで…。
1話から濃度の高い内容であり、2話、3話と進むうちに真相がどこにあるのかと、特捜すらも翻弄されるのが予想を超えていて、より一層凄味を増していく。
警察とスパイのミステリーのなかに密かに愛が隠されているのも苦しく哀しい。
Posted by ブクログ
刑事の佐島賢太は、ヤマト電通に勤める稲澤敏生と大学時代の同級生でした。
18年前彼らは同じバイト先の店、ピグリーズで出会った岸本綾という女性に恋をしますが、綾が選んだのは稲澤でした。
佐島は綾の親友で店の客だった持田園美と付き合いだし四人でのグループ交際になります。
しかし稲澤と綾がバイクの二人乗りをしていた時スポーツカーに追突し、稲澤だけが助かり綾は即死してしまいます。
そして18年後佐島は園美と結婚し娘も生まれています。
そんな時ヤマト電通に勤める矢代愛美と思われる女性の死体が川で発見されます。
しかし、矢代愛美は実は日本人ではなく中国人で除若晴という名で容貌が岸本綾にそっくりでした。
除若晴は中国人スパイであると疑われていました。
警察は稲澤を殺人容疑で勾留し佐島に取り調べを命じます。
中国のスパイは誰なのか…?
何人いるのか…?
そして殺された女は除若晴なのか…?
除若晴のような中国の女スパイって本当にいるのでしょうか。
もし本当だとしたら哀しすぎます。
この作品は警察小説であり、悲痛なラブロマンスだと思いました。
『たとえば孤独という名の嘘』この作品にぴったりなタイトルで秀逸だと思いました。
Posted by ブクログ
短編集かと思いきや短編連作!一話目で結末を知ることでいろいろ考えを巡らせながら楽しめた。それにしても簡単に騙されすぎて誰が敵で味方でスパイなんだか混乱してしまった。
Posted by ブクログ
「息つく暇もないほどスピーディーな展開に、何度も驚かされました。
ハードボイルドな世界観の中に、どこか切なさと哀愁が漂う——。
その独特な空気感に引き込まれ、読み始めたら最後、あまりの面白さに一気に駆け抜けてしまうような、濃密な一冊でした。」
Posted by ブクログ
面白かったです。眠くならずに読めました!
実際あるんだろうなースパイとか。
ハニトラとか。怖いですね。
読む価値あり!
2026年1冊目でいい作品読めました。
Posted by ブクログ
ブクトモのみなさんと帯の話をすることがあります
ま、私は帯を信じないことにしています
帯を信じたがばかりにまた騙された!ってことがよくありますから
というかいつもそのパターンですから
けど、信頼する作家さんの作品なら安心です
誉田さんの作品の帯なら安心です
この本の帯にはこう書かれています
「1話ごとに真相が反転する」
結論から言います
真の相が反の転します
公安と中国スパイを扱った5編の連作短編です
が、1話ごとに視点人物が変わり事件の真の相がどんのどんと反の転していきます
前回りしていたのが、後ろ回りに変わり、側転からの、倒立前転をし、バク転はないが開脚前転でフィニッシュ!みたいな感じです
真の相が反の転するこの作品おもしろい!
Posted by ブクログ
都内で発見された女性の水死体を巡る事件。1話ごとに視点が変わり、それによって事実が明らかになってゆく。公安の諜報・監視活動、中国の女スパイによるハニートラップ、して絡み合う人間関係…。目まぐるくストーリーが二転三転、振りまわされたが、最後は納得。さすが!
Posted by ブクログ
実に綿密なストーリー立てが用意されているので、章が進む度に新たな事実や逆転とも思える展開が待ち受けページを捲る手が止まらない。
目黒川で見つかった女性の遺体をめぐる警察の捜査と、公安、中国スパイが三つ巴となり、細かに事件を取り巻く事案のディテールが丁寧に描かれ読み易く、物語に深く感情移入してしまう。
Liesという本の装丁の文字が意味深く語りかけてくるようで、大変満足できる小説だった。
Posted by ブクログ
やっぱり誉田哲也先生の作品は面白い
いつも今の世の中の流れに合わせたような題材をもってくるのもいい
帯にあるように1話ごとに真相が反転し誰が言ってることが真実で誰を信用していいのか…最後までドキドキさせられた
Posted by ブクログ
臨場感あり
それぞれの視点で語られながら、見える景色が変わってくる
最後に愛憎物語がやってくる
なんだかハードボイルドだなぁ
映像で見てもきっと面白いと思う
Posted by ブクログ
これはいい意味で騙された。最初の章を読んだ時は、軽いどんでん返しがある短編小説かと、少しガッカリしてしまった。この先読むのが億劫だなと。
続けて次の章を読んでいくと、同じ登場人物が出てくるじゃないか。ほぉ。連続短編集かと思ったら、事件が二転三転していき、どんどん面白くなっていった。
どんでん返しも堪能できたが、ミステリとしてもかなり満足のいく小説だった。ただ、こんなこと書いて中国に大丈夫かな?と少し心配になった笑
Posted by ブクログ
・二転三転し、メインも変わる。ドラマ化されたら必見。日本と中国、刑事と公安、学生達の様々な層が折り合いながら、そして真相は昔に戻る。
レイン
佐島賢太 公安警察
大嵩邦夫 上司
ジョンヘイワード CIA
森垣准一 捜一→S
亜門 管理官
星野 係長
三上喜彦 民自党代議士
稲澤敏生 同級生
矢代愛美 =徐若晴
岸本綾 同級生
持田園美 同級生、佐島妻
幸奈 娘
浅野千尋 ピグノーズ
張本 店長
ダーク
杉井聡和 公安
高岩 警部補、ロク
福本 巡査部長
緑川 巡査部長
シュウ 行確対象
大倉 長谷田大学
柳澤 外事二課アジア係長
ドッグ
竹本剛志 大崎署刑事
今道春香 鑑識
兼村 生活安全課
樋口 〃
森永 検視官
藤原 刑組課長
須藤 〃 担当係長
田中
神崎 捜一
都築 ヤマ電人事→S
ライズ
Posted by ブクログ
一見、短編集か?と思ったんです。
スッキリ終わったように見えたんで。
そしたら、「ん??」ってなって、「あ!こういう事ー?」ってなって、後は「あれあれーー!?」でした。
Posted by ブクログ
感想
日本はスパイ天国。中国からも情報抜き放題の工作し放題。怖いな。
あらゆるところに中国人がいて何かをコントロールされてるかも。
あらすじ
公安部の佐島がなぜか同級生の稲澤の殺人事件の取り調べに呼ばれる。稲澤は自分は無実で、殺された女の矢代はヤマト電通から世界基準の決済サービスの情報を狙う中国のスパイだという。実はそのスパイに佐島は取り込まれ、殺人を犯したとして逮捕される。
公安部の杉井は、シュウという中国人が勝手に作った中国のための派出所みたいなところを張っていた。そのシュウがつけていた矢代という女性に目をつける。矢代は本名は徐。身分を偽ってヤマト電通に勤めている。矢代の行確を続けるうちに佐島が出入りしていることが分かる。
その情報をあげるも二人の行確から外れるように上部から指示があり、何日か後に矢代が殺されたことが分かる。杉井はカメラ映像から徐の部屋に出入りする者に既視感を覚える。
所轄の刑事課の竹本は、目黒川沿いの死体遺棄事件の一員になる。何もわからないまま捜査は進行し、捜査本部は佐島を逮捕する。しかし、竹本は遺棄された遺体が行方不明の佐島の妻である疑う。竹本は神崎と捜査を進め、佐島の妻が殺されたこと、指紋などを警部補の森垣が入れ替えたことを突き止める。
森垣にそのことを正すと突然自殺する。ヤマト電通の人事部の都築も怪しいと睨むが、都築を訪ねた日に何者かによって殺される。佐島は釈放される。
結局、佐島園美を殺したのは徐だった。佐島により関連するスパイも徐も逮捕される。
Posted by ブクログ
サクサクと読め、視点がいろいろ切り替わる誉田さんらしさもありあっという間に読めた。そこまでパンチが効いた感じはなかったが、公安/スパイ/恋愛ありと万人受けしそうな内容。
Posted by ブクログ
短編集かと手に取り、最初の掌編を読み終えた時は、まあこんなもんかと思ったが、視点を変えるごとに見え方がどんどん変わってゆく連作で、どんどん面白くなっていった。
Posted by ブクログ
単なる短編集かと思いきや、視点人物が話し毎に変わっていき、事件の真実が徐々に明らかになっていく連作で、非常に面白く読み進めた。
誰が何のために中国の女スパイを殺したのか、最後に明らかになった真実は意外なものだった。
Posted by ブクログ
面白かったですね。
作者が得意なパターンの作品です。
最後悲しいですね。
女性特有のマウントの取り方。
公安、スパイ、男女の関係。
誉田哲也さんに書かせたら、もうたまらん作品ですわ。
Posted by ブクログ
あの時、雨が降ってなければ…
彼女は何者で、どうして自分の前に現れたのか
中国のスパイ?それともダブルスパイ?
1話ごとに視点人物が移り変わり、明らかになりつつある事実…その事実は、本当なのか
ラストに辿り着いた、雨は…
Posted by ブクログ
二転三転する展開。それぞれの章についている最もらしいタイトル。日本の公安と中国スパイの話。
読み終わってみれば、何とはない小説だが、読ませる点で優れていると思う。
本のタイトルからして、作者は自己陶酔タイプなのかもしれない。
Posted by ブクログ
ひとつの事件を
どんどん視点を変えながら追っていく展開は
面白かったけれど
結局、中国のスパイたちは何をしたかったのか
綿密で壮大な計画の割に
目的や結果が曖昧で中途半端だった。
何年もかけて日本の大手企業や
警察内部にまで潜入しながら
起きたことはただ
男と女の痴情のもつれによる殺人事件にしか
見えなかった…
日本の警察と中国のスパイの対決のような
大きなドラマを期待していた分だけ
スケールの小ささを感じてしまった。
Posted by ブクログ
話の作り方、読ませ方が上手でストレス無く読めました。
ただ、警察官の肩書きと名前が多くて誰がどの人物だったか読み返しながら読んではいました。
物語とは、多角的に観ると、また全然違う話になる。
われわれの日常においてもそうだと思う。
自分が見ている景色と、他人が見ている景色は違うから、結末も違う。
小説はそれを主観的に味わえるから面白いですね。
Posted by ブクログ
誉田先生のお話好きです
一人称の呟きが今回も際立っている
ただ、公安と刑事警察がフィクションだけでなく現実世界でこれほど対立しているのなら日本の行末が案じられる