小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ様々な登場人物からの成瀬が描かれつつ進んでいくストーリー。面白くてあっという間ながら、最後は感動してちょっと涙じわり。高校生だった自分とも少し重なるところがあった。
仕事でちょっと行き詰まっている時に読んだから、やや背中を押してくれる感じの1冊にもなった。トライアンドエラー。
私も大津に行って、ミシガンに乗りたい。
一番印象に残っているのは、今までの内容すべて凝縮された以下の文。
「やってみないとわからないことはあるからな」たくさん種をまいて、ひとつでも花が咲けばいい。花が咲かなかったとしても、挑戦した経験はすべて肥やしになる。
また時間がたったら読み返したい1冊。
続編?も読もうと思う。 -
Posted by ブクログ
☆4.5 性と叛逆精神
小谷野敦さんから。
私が会田誠を知ったのは高校の友人で、かれは「食用人造少女・美味ちゃん」といふのを見せてきた。そのあまりのグロテスクさとおぞましさときたら、少女の四肢を切断したり、陰部から食物が露出したりのオンパレード。
かるくトラウマになって、以降、会田誠は避けてきたのだが、これは明快な論理の上に成り立った書物で、かれの思考・思想がはなからつまびらかにされてゐる。
示唆的な本である。性についても、藝術についても。
いはく西洋からの藝術にたいする反抗精神があり、俗悪的な性と日本画を融合してみようと企図したのが「犬」であるといふ。西洋のルネサンスに乗じた写実 -
Posted by ブクログ
現代人に向けた寓話(≓おとぎ話)のような作品だった。
若干ファンタジー寄りだけど、現代の問題を突き付けてくる鋭い切れ味だった。
「他人を蹴落としてでも、自分の成功を求める人たち」
これは一つの手段として、決して悪ではない。そういう存在が登場する。
ただそのやり方が是か非かは、人によって考えが違うと思う。
この作品は幅広い年代に問題を投げかける非常によい作品。
おそらく読む世代や考え方によっても受け取り方が変わってくると思う。
そして前作よりも古典作品のクロスオーバーが強化されている。
作中に登場した作品を読んでいれば、展開をもっと楽しめると思う。
あっ、このセリフは...!とか、この人 -
Posted by ブクログ
「たゆたえども沈まず」
ちょっとカッコ良すぎるし、すごい良い言葉だから、私の座右の銘にします。私の座右の銘は「たゆたえども沈まず」です。揺蕩うこともあるかもしれないが決して沈まず、私は私であり続けたい。
美しい。
フィンセント・ファン・ゴッホとテオドルス・ファン・ゴッホ。二人の兄弟の間で育まれる、友愛なんてものを等に超した愛情。喜びを共有し、互いを信じ、そして互いを傷つけ合う。そんな二人だからこそ、フィンセントの描く世界を信じている。一つのカンヴァスに包まれている「生」は、作者の心情を写し取り、見る者すべてを魅了する。だが、彼らが生を得ている間では、ゴッホという人物の名が、世に知れ渡ることな
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