小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『本心』という題名なのに、本心は分からないという感覚だった。
亡くなった母の言葉や過去をたどり、母を再現したVFと向き合っても、母の本心そのものへ到達できるわけではない。そもそも人の本心は、心の奥に完成した形で隠されているものではなく、本人にも分からないのかもしれない。
どうしても成長物語としては読めなかった。何かを理解して強くなったというより、他人も自分も完全には分からないまま、それでも人と関わって生きる位置を見つけていく話に感じた。
この小説には、家族、友情、恋愛といった言葉だけではうまく名付けられない、人と人とのつながりが描かれていたと思う。相手を本当に理解しているのか、自分の願望を見て -
Posted by ブクログ
おもしろいわあ
いい本だった。
映画にもなるっぽいしまた読み返した。
凪良ゆうの作品は、人間のものすごいリアリティと、「誰も完璧な人間じゃない」という部分がちゃんと描かれていて好き。
間違いった感情とか自立できなかったり依存してしまうが切り離せない合理的でない感情、
重い人間らしい感情が描かれてれ好き
大人になってからいろんな作品を見ていて思うけど、大人は全然完璧じゃないことを感じる。
子どもの時は大人はちゃんとしててかっこよくて合理的に感じるが、悩みがあったり抱えるものが増えて悩んでるのが大人なんだなあと思う。
こんな壮大なラブストーリーには憧れちゃうけど、
「愛」というよりは「呪い」 -
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Posted by ブクログ
これはすごく良かったです。話に引き込まれました。
全体的に悲しさが占めてると思う。「光」の主題の主人公ピアニストの友澤伸多、谷底の牢獄に登場する糸井須美、桜のお印の随子、3人は違う時代に生きている。3人とも満ち足りた生活をしているしているように思われてたけど…。伸多は病気になりピアニスト生命が危うくなり、須美、随子は"家"のために心が折れてしまい、悲劇が待っている。この2人の女性のパートを読んでいる時が本当につらかった。もっと自由に出来たらいいのに…。自分の想いを伝えることが出来たらいいのに…,時代のせいと言えば仕方がないと思うのだけど、2人を助けることは出来なかったんだろうか?それが悲しい -
Posted by ブクログ
読み終わった瞬間、温かい涙があふれ出て
止まらなくなりました…
心がいちばん柔らかい場所に
優しく触れられたような
切なくも美しい余韻に包まれています♡
初めて目にした時から
相手のことばかりを考えてしまう初恋の戸惑い
ふたりで並んで歩くだけで感じる胸の高鳴り…
『オッソー…』
『久遠…』
お互いの名前を呼び合うだけで
ドキドキしちゃいました♡
登場人物たちの心の揺れや傷
そして誰かを愛おしく想う純粋な気持ち…
過ぎ去っていった時間と
今生きているこの瞬間が
ふっと重なり合うところで
気づけば涙が頬を伝っていました
澄み渡る空と海のような
グラデーションが美しい青
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