小説・文芸の高評価レビュー
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成人式を迎えても、大人になった実感のないアンちゃん。「みつ屋」で働きながら、他店舗の同世代との出会いや百貨店の催事、友達との金沢旅行を通して、また少し新しい世界へ踏み出していくシリーズ第3弾。
自分とは正反対の桐生さん。その長所ばかりが目に入り、自分の良さが見えなくなってしまうアンちゃん。でも催事を通して見えてくるのは、優劣ではなく、それぞれに得意なことがあるということ。まさに適材適所。二人が互いの良さに気づける場所を作った椿店長たちの温かさもいい。百貨店の催事の裏側を知る楽しさもあり、仕事小説としても面白かった。
友達との金沢旅行では、仕事を離れたリラックスしたアンちゃんが新鮮。昔の彼女 -
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残酷な自然の中、こういうやつは嫌われる、みたいなものが描かれる短編が多い。
やはり銀河鉄道の夜に触れたい。余韻がすごい。カムパネルラとの関係性が微妙になる中、博士の思考実験という体の世界で、沈没船や蠍の火を通して、みなの幸せに自分の人生を捧げたい、本当の幸せとはなにかをジョバンニが考える。現実に戻ってからの畳み掛けがすごい、感情が追いつかない。カムパネルラが死んでしまうことから、銀河鉄道は親友の死を受け入れるための通過儀礼としてのジョバンニの精神世界という解釈が自然そう(銀河鉄道の最後にカムパネルラがいなくなることからも)
本当の幸せとはなにか?を考えさせられることが、すきとおったほんとうのた -
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読みながらフムフムという言葉自体の魅力がどんどん溢れていくみたいだった。
達人の仕事っていうものに対して昔からすごく尊敬というか、凄すぎるなぁ絶対自分にはできないなーと思ってたんだけど
この本を読んで、22年生きてきた自分なりに何かの達人にはなれているような感じがする。
技術とかそういうものではなくて、自分が1番人生の中で大切にしていることの達人になれているようなそんな感じ
自分にとっての芯を強く持てていることはすごく喜ばしいことではあるなーと再認識できた。
1番印象的だったのはわかりやすいすごさとわかりにくいさりげないすごさのこと
自分は何かと言葉が欲しくなってしまう人間だけど、 -
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偽物
5度目の医道科挙
新たな旅立ち
の三作です。
新たな旅立ち
やっと王位についた劉淵 病に倒れる。
白蓮がみても助からない
でも 少しでも命を伸ばしたいと 香蘭はなんと敵地に生えている満月草をとりにいく。
劉淵が愛したたったひとりの女性
帰蝶
香蘭が必死に探し当てる。
本当に最後に会えた
帰蝶の踊りをみて 美しい!
といい 3日間 帰蝶に手をにぎられながら亡くなった。
死ぬ前に 跡は 三男の劉決に跡を継がせ そのあとは 次男の劉盃の子供に継がせることを決めた。
もう香蘭は 皇帝の医師ではなくなった。
どうする?
と白蓮に言われて 3年の間 全国を旅して 患者を治療することに決めた。 -
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デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めて8か月。仕事にも少しずつ慣れてきたアンちゃんが、和菓子にまつわる謎や人々の想いに触れながら、成長していくシリーズ第2弾。
世界は広がり、人物は深くなる。前作では「みつ屋」を中心にしていた物語に、柏木さんや立花さんの師匠、他店舗とのつながりが加わり、和菓子と洋菓子の対比も見えてくる。一方で、みつ屋の面々はさらに深く描かれ、完璧に思えた先輩・立花さんの弱さや迷いが見えたことで、人物にも作品にもぐっと奥行きが増した。
もともと就職や仕事に積極的だったわけではないアンちゃんが、仕事の楽しさを知り、人と触れ合うたびに少しずつ前向きになっていく。その成長が嬉しく -
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伊予原さんの小説を読むのは直木賞の「藍を継ぐ海」の続いて二作目。
面白かったぁ。定時制を舞台に人間模様を描くドラマや小説は色々あるし、さまざまな背景を持つ人間が集まってくるのでドラマにしやすい。ただこの舞台に火星の研究を持ってくるとは。突拍子もないミッションを縦軸にドラマが展開され最後は大団円。火星実験は完全な創作かと思いきやこれがなんと実話を元にしたストーリー!驚きました。
いろんな心に残るフレーズが散りばめてますが、「オポチュニティの轍」に出てきた火星探索機オポチュニティの話が好きで何度もそのくだりを読み返しました。
最後の巻末の辻村深月さんとの対談も面白かった。この小説の執筆エピソー -
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5つの章からなる短編集。
1章目の『Thank you for your understanding』がすごくよかった。
華が実家へ帰った時の母親の気持ち。素直なリアクション。こちらも読みながら一緒に驚き、その場にいるような感覚になった。
そりゃそうなるでしょう。
ショックでしばらく距離を置いてしまいそうなところだけど、華の母親は違った。
まっすぐであったかくて泣けたー。
見習わなきゃな。いい母親だなぁ。
「どれだけ社会人としてがんばっても、結婚という一点をクリアできない限り永遠に合格点をもらえないのは理不尽だと思う。」
これに共感する人は多いはず。ここでは少し違った意味を持つんだけど。
結
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