ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 本でした

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    あたたかい気持ちになった。
    ある書き出しからの発想力で楽しめて、
    本を読むということが改めて大好きだと思えた。最後の本が好きのお話がたまらない。

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    2025年12月08日
  • ドグラ・マグラ(下)

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    前半部分は文章が難しく、硬くて読むのに少し時間がかかってしまったけど、文章が柔らかくなってからはするすると読めてしまったし、この物語を解き明かす真実を早く知ってしまいたいと急いで読んでしまっていました。物語が進んで行くに連れて、どんどん確信に迫っている感覚がありつつも、それが嘘だったり本当だったりと何が正しくて間違っているのかどんどんわからなくなっていくところが面白いと感じました。また、最後にやっとこの事件の真相がわかると思ったのに裏切られて結局思ってもみなかった方向に物語が帰結したのがなんとも言えず、好きでした。

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    2025年12月08日
  • 赤と青とエスキース

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    1つの絵画を軸に様々な人々の視点で4章に分けて描かれる物語。

    作品には作者やその周りの人やその瞬間にしかないストーリーがあり、色んな想いが詰まっている。

    どんな想いでどんな人が関わってこうして出来上がっているんだろう?
    とこれからも美術館に行くたびに想像が膨らみそう。

    絵を創作する苦悩や楽しさも伝わってきて
    自分でも絵を描いてみたくなる。

    エピローグでの全ての伏線回収が素晴らしすぎて思わず全章読み直したほどの名作。







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    2025年12月08日
  • こだま標本箱

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    どの話も本当に素敵だった!

    その地の伝承とか崇められてる色んなものを軽視するんじゃなくて、信じて大切にするのは素敵なことじゃない?って教えてくれた気がした。

    特に最後のページと、現実ではないけれど確かに在るものって言葉がすごく印象に残った。

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    2025年12月08日
  • 風の軍師 黒田官兵衛

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    ネタバレ

    関ヶ原で、家康は勝ちましたが、得たものは、さほど多くはござらん。なぜなら、関ヶ原で戦ったのは、徳川勢ではなく、豊臣子飼いの大名だったからでござる

    又兵衛ら牢人衆の働きもあって、大阪方は頑強な抵抗を続けた。家康はこれに業をにやすと12月16日、オランダ商人から買い入れた大砲3門で大阪城の天守閣を打ち砕かせ、淀殿はじめ大阪城の女御堂の肝を冷やさせて講和に持ち込んだ
    解説 湯川豊
    棄教と殉教。キリストの行く末を2つながら描いて、戦国家のドラマの最後に置く。誠に心にくい構想力である。私たちもその構想力の中で、歴史と小説の壮大なドラマに遊ぶことができた

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    2025年12月08日
  • 楽園のカンヴァス

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    「本日はお日柄もよく」は私には合わなかったんだけど、こちらはめちゃくちゃ良かった。
    フランスとアメリカと日本。
    ルソーにまつわるストーリーが世界を舞台に繰り広げられる。
    ティムと織絵の距離感も抜群に良かった。

    あぁ、ほんとに素敵な物語だったなぁ…

    感嘆。

    関係ない話だが、この本を読む時にずっとお気に入りで使い込んだ深緑色の革のブックカバーをつけていたのだけれど、この小説に「緑色」がよく出てくるので、なんとなくこの小説のテーマカラーとして合っていたような気がして、満足度が非常に高かった。

    ブックカバー付けずに読む方、もし良ければお気に入りを探してぜひ本につけてみてほしい。

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    2025年12月08日
  • ウクライナ侵攻までの3000日

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    発刊されてから既に3年弱経つので古本になるのかもしれないが、こうして見るとウクライナとロシア、お互い人と生活基盤・インフラなどを消耗させながらそのまま膠着状態が続いているような気がする。
    ウクライナ戦争についてはそれなりに知っているような気がしていたが、認識を新たにするところが多く、いろいろ考えさせられる内容だった。

    著者の大前さんは、毎日新聞の特派員として10年以上もモスクワに駐在した正にロシア通の方のようだ。その間2000年代後半から度々ウクライナを訪れ、2014年3月のクリミア併合から2022年2月の全面侵攻までを、特に2019年に行った精力的な取材を通じて線でつなぐ。
    学者と違い奥深

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    2025年12月08日
  • 普天を我が手に 第一部

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    奇しくも12月7日、真珠湾攻撃の日に第一部を読み終わりました。
    地理的にも離れ境遇も全く違う4人の人生が微妙に交錯しながら進む物語。昭和初期から太平洋戦争開戦に至るまでの世の中の動きが鮮明に描き出されます。
    4人の人生がどれも圧巻で一気に読まされますが、特にその一人、文字通り命をかけて戦争回避に動いた軍人の姿に感銘を受けました。それでも怒涛のような世の中の流れには打ち勝てなかったのだなと、本を閉じながらしばらく考えさせられました。

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    2025年12月08日
  • 栄光のバックホーム 横田慎太郎、永遠の背番号24

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    横田選手を通じて野球が出来ることの素晴らしさ、何かに取り組める幸せについて考える機会を得た。残る選手時代の映像、川藤さんのYouTubeチャンネルでの活躍の姿も見てみました。本当に純粋な気持ちを持った青年ということが伝わってきます。
    映画も観ると思います。

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    2025年12月08日
  • コンビニ人間

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    大きな出来事が起こるわけでもないけど、すらすら読めた。最後のコンビニから甥の誕生を連想するところと解説を読んで、なんとなく話がわかったような気がする。

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    2025年12月08日
  • 私の夢は

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    出産前に読んでいて、それからだいぶ経ってしまった。急に思いついて読むのを再開して、一気読み。
    小川糸さんの日常がやっぱり素敵だなーとしみじみ思った。

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    2025年12月08日
  • I

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    久々にしっかり頭使って読んだ。読み終わってから今一度メモᝰ✍︎꙳⋆して声出た!
    わたしは沢山人殺した方でした。
    面白かった。色んな人と話したい笑

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    2025年12月08日
  • ひまわり

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    この本を知らない方は、まずは作品紹介を読んでください。

    ネタバレなくらいあらすじが書いてありますから。

    作者の帆立さんは脊損患者ですか?ってくらいリアルに感情表現されてるし、社会の障害者に対しての差別や仕組みに憤りを感じさせる書きっぷり。

    手も足も動かない、座ってる体勢を維持するのも大変、「安静は麻薬」と言われリハビリに励むも、これ以上の回復を見込めない「回復の限界」にぶち当たる。
    24時間介護ヘルパーにお世話にならないと生きていかれない現実。重度障害者。

    生きてく事でさえサバイバルな状況なのに、弁護士を目指すって…あらすじを読んだだけじゃ伝わりませんよ、この迫力がある感動は!

    この

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    2025年12月08日
  • Wi-Fi幽霊 乙一・山白朝子 ホラー傑作選

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    表題作はホラーらしくあったが他は乙一の独特な世界観でとてもよかった。鳥とファフロッキーズ現象がとても好きで、あつくなった。SEVEN ROOMS他収録作品は再読だったがやはり良い。階段も、とても良かった。

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    2025年12月08日
  • 透析を止めた日

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    ネタバレ

    透析患者を取り巻く状況ーーー例えば、透析に通うADLがなくなった時から社会的入院を余儀なくされるとか、寝たきりでも死ぬまで回し続けるのが一般的とか、透析を止めて安らかに逝く手段がないとか、そもそも腎不全は緩和ケアの対象外だとかーーーそういうことを私は全く知らなかった。
    著者と夫の日常の描写を通して、特にその最期の壮絶さを通して、著者の問題意識は痛いほど伝わってきた。夫の死後、献血に行ったら栄養失調と言われ、一気に白髪になり、などという記載もあったが、本当に苦しかっただろう。
    それでも本書の後半の冷静な取材は見事だった。現状を綴るだけでなく、明確に腹膜透析と在宅ケア社会資源という理想型を提言して

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    2025年12月08日
  • サキの忘れ物(新潮文庫)

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    登場人物の感性に共感
    物語の展開がユニークで面白い
    特に列に並ぶ話が面白い
    短編の様々な可能性が見られた
    電車で読むのにちょうど良かった

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    2025年12月08日
  • 完全版 あらしのよるに

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    ネタバレ

    ずっと読みたかった本。シンプルな児童書だからこそ、色々な物事に重ねて捉えることが出来、大人には響く。

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    2025年12月08日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #3

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     「NO.6」文庫版の全9巻のうちの#3です。物語が少しずつ危険で恐ろしい方に動き出すような巻でした。
     私は10年ほど前に本作を読みましたが、大まかな設定や登場人物を除き、かなりの部分を忘れてしまっていました。それが今回、後半のある描写を読んで「あぁここ!読んだことある!」と急に蘇りました。何なら、ページを捲る前に、この後は重要なシーンな気がする……と予感させられました。読まされる、引き込まれるって楽しいなと思いながら、さらに続きを読もうと思います。

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    2025年12月08日
  • 産まないことは「逃げ」ですか?

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    ネタバレ

    潮さんの不妊治療のところは共感ばかりだった。
    子どものこと以外にも、夫婦の在り方や友人、親との関わりなど潮さんの人生が少しだけ垣間見えるのでファンは是非。

    以下は気になった文の引用です。
    「子供がいないのも、子供が苦手なのも個性。そう思うとラクだ、今もこれからも。」
    「母は無関心ではなく、不干渉なのだ。これは大きな差がある。今思うと、本当にありがたい。」
    「この頃の私は、世間体とか慣習とか儀式とか、もうどうでもよかった。テレビで巨大な津波に飲み込まれていった町を、そして、爆発と目に見えない汚染で人間が入れなくなったまたを見て、何が大切なのかを悟った。命だった。自分の命であり、彼の命であり、自

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    2025年12月08日
  • ハウスメイド2 死を招く秘密

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    プロローグ

    帰ってきた

    早速、あのミリーが帰ってきた!
    少し足りない感じだけれども、困った人を
    助けたくなってしまう、“あの”ミリーがだ!

    不器用だが、優しくてセクシーな彼女が帰ってきた


    本章
    『ハウスメイド2』まるでジェットコースター★5
    いゃ〰、今回もやってくれましたよー
    期待通りに!
    いや、期待以上かな!?

    本作は4部構成、前作から4年後の設定だ
    そして登場人物も主に5人
    場所は、超高級マンションペントハウス

    1部
    うん、うん今回はそういう設定ね~
    はいはい、なるほど
    そこ行っちゃダメー
    ミリーもう!!!って感じ

    2部
    そっくり反転のびっくりこん!!
    まぁ、何となくは想像

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    2025年12月08日