あらすじ
“廃墟テーマパーク”にそびえる「兇人邸」。3月の深夜、班目機関の研究資料を探すグループとともに、その奇怪な屋敷に侵入した葉村譲と剣崎比留子を待ち構えていたのは、無慈悲な首斬り殺人鬼だった。逃げ惑う狂乱の一夜が明け、同行者が次々と首のない死体となって発見されるなか、比留子が行方不明に。惨劇を眼前にしても、思惑を抱えた生存者たちは、この迷路のような屋敷から脱出する道を選べずにいた。さらに別の殺人者がいる可能性が浮上し……。葉村は比留子を見つけ出し、ともに謎を解いて生き延びることができるのか?! 『屍人荘の殺人』の衝撃を凌駕するシリーズ第3弾。/特別対談=綾辻行人×今村昌弘
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Posted by ブクログ
鬼クオリティで脱帽感服
毎回思うけど、特殊設定を発想してそれを更にミステリとして落とし込むのが本当にすごい、、
今回は叙述も込みで楽しめました!
Posted by ブクログ
シリーズ累計100万部突破! ! 『屍人荘の殺人』シリーズ第3弾!
『魔眼の匣の殺人』から数ヶ月後――。神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と剣崎比留子が突然の依頼で連れて行かれた先は、“生ける廃墟""として人気を博す地方テーマパークだった。園内にそびえる異様な建物「兇人邸」に、比留子たちが追う班目機関の研究成果が隠されているという。深夜、依頼主たちとともに兇人邸に潜入した二人を、“異形の存在""による無慈悲な殺戮が待ち受けていた。待望のシリーズ第3弾、ついに刊行!
廃墟風の遊園地の中のある兇人邸に潜入した葉村と剣崎と、その他傭兵たち。クローズドの状況になり、さらに屋敷の地下には人間の首を切る"巨人"がいた。巨人から逃げ惑ううち、葉村と剣崎は離れ離れになって会話のみができる状態に。剣崎は“安楽椅子探偵”となる。さらには巨人ではなくメンバーによる殺人が邸内で発覚する。
読み終わってすぐは、ケイへの仕打ちに感情移入して、辛すぎて。完全に被害者やん、彼女。可哀そうすぎる。巨人がどうなったか明確には書かれていないけれど、彼女がどうか安らかに眠れたと思いたい。コウタにしても、辛い人生だったろうな…。着替えをきちんとする、男子棟に位置する場所に立ち入らないなど、巨人のなかに「ケイ」が残っているのがまた…悲しい。
コウタが最後、やあ、久しぶり、僕だ、コウタだっていうシーンが泣けた。
葉村と剣崎は助かるけれど、悲しみの残るラスト。それもまた良い。
館の見取り図はカードの大きさでついているので見やすくはあるんだけれど、それでも私には難解すぎた。誰がどこにいるのかも複雑。これはQRコードでもつけて3Dで用意してほしいくらい。本館・別館・主区画・副区画とあって分かりづらい。
首が切られることで、だれが死んだかっていうと首でしか分からないから、もしかして“実は生きてた”があるかと思ったら違った(笑)なかなか見破るのは難しいですね。剛力京がケイではないかと思わせるミスリードが、ちょっといやらしいな~わざとらしい。
ほとんど満足で面白かったけれど、疑問もいくつか。
ずだ袋に覆われていたのは、女性の顔を隠すため?覆ったのは誰?
ジョウジが首を燃やした理由が「驚かせたい」っていうのはあまり意味が分からないなぁ…
館内が非常に複雑なので、じっくり読むのがおすすめです。2巡目読むのも面白い。
次作があるという噂だから、本当は続けて読むのが最高なのかも。私には読むのを我慢できなかったけど。
Posted by ブクログ
三作品の中で1番好き。めっちゃ面白かった。
そして本当に不木が最低すぎる。
ただ、不木がどうやってケイを連れ出したのかは疑問。
最後、裏井の頭で鍵を運ばせるのとてもよかった。
Posted by ブクログ
前作よりも展開が分かりやすかった。
施設での子供は現在の誰なのか、殺人を犯したのは誰なのか、どうやって密室から出るのか、そこにいつ襲われるかという恐怖も加わり、面白かった。
最後はちょっと悲しかった。
Posted by ブクログ
ミステリーの設定の定義についても気付かされました!犯人は探偵の敵なのか。
当たり前に思っていた設定をこの言葉でひっくり返されて面白かったです!だって犯人を暴くのが探偵だから絶対対立する存在じゃないですか。
今回は安楽椅子的要素もあっていろんなミステリーの設定要素をつまみ食いした気分。
ゾンビ、予言ときて今度はなんだろうと思いましたが超人とは…
事件を解く人間やタイミングによって流れが変わったり、自分たちでクローズドサークルを作ってしまったり…他には無いミステリーネタもあって新鮮でした。
しかも最後の1行で話の終息すらもひっくり返されて。
1作目を読み返したくなる上手い流れですよね笑
続きがでるのを期待して気長に待ちます笑
また、文庫にしかない綾辻行人さんとの対談が面白い!他の作品たちがこんなに関連で作家さんと繋がるとは…構成も含めて読んでみたら新しい発見がまだまだ出そうです!
Posted by ブクログ
まって面白すぎた
屍人荘の殺人第3弾、これがダントツで好きです
屍人荘と魔眼の匣もめちゃくちゃ面白かった
けど、兇人邸面白すぎて度肝抜かれた。
シチュエーションも一応前2作と同じクローズドサークルではあるけど、今回は巨人を絡ませてきた笑
やばいファンタジー×ミステリ面白すぎる
あと、謎解きの部分も面白かったけど、それよりも
好きだったのは最後の展開
大切な人がどうしようもなくなってしまった
絶望感も、助けたいのに助けることができない
歯痒さも、葉村剣崎ペアと今回の重要人物ペアの中に唯一ある共通点で、そこが皮肉だなと思った。。
こういうジレンマ系というか、どうすることも
出来なくて歯痒い系好きだから余計にこの本が
大好きになりました。
最後の一文も気になるーー!!!!
はやく続き読みたいなあ
Posted by ブクログ
今年読んでおりましたが感想忘れてました(;´∀`)
屍人荘の殺人シリーズ、スピーディーな展開と物悲しい背景でしたが、私的にはシリーズで一番好きかも。
Posted by ブクログ
特殊設定モノのミステリと言えるのだろうが、物語の序盤はとてもミステリには思えない。さながらホラーかモンスターパニック映画のようだ。そんな中でもしっかり殺人事件が起きるのは本シリーズの特徴。
自分たちとは分断された剣崎比留子の代わりを一生懸命務めようとする、というよりもミステリ好きのサガから犯人を見つけようとする葉村譲の言動には、時にイラっとさせられたが、「まさか君は、命を危険に晒してでも犯人探しをするのが探偵だなんて思っている訳じゃないだろうね?」と比留子からダメ出しをされたときには少し気の毒に思えた。
今回の比留子はさながら安楽椅子探偵の役を余儀なくされるのだが、「楽だよ、これは」と言ってのける。まったく食えない人物である。
とある鍵が比留子のもとに届いたプロセスには心底驚いた。
最後に登場した人物が誰だったか思い出せなかったのが残念。
Posted by ブクログ
前巻で予告のあった期間での大量虐殺があった土地でのミステリー。
こういう自分たちの手によって作り出すクローズドサークルというのもありななか、と面白かった。
トリックは一読ではわからなかったので、また、再読の時にもっとよくわかると信じている。。
次も斑目機関シリーズになりそうなので期待。
Posted by ブクログ
『屍人荘の殺人』シリーズ、第3弾
(と、帯に書いてあるのですが、シリーズ名はこれが公式なんでしょうか?)
廃墟をテーマとした遊園地内に建つ隔離された屋敷『兇人邸』
そこに幽閉されているのは、身の丈2mを優に超える隻腕の殺人鬼
その屋敷内に閉じ込められてしまった主人公一行
目の前で殺されていく人々、跋扈する怪物、果たして無事に屋敷から脱出できるのか……
え!?犯人はその怪物じゃん!
ここからどう本格ミステリになるの?
なんて思いながら読んでいたらこれがまぁ面白い事
シリーズ中で本作が一番好きです
巻末には『特別対談 綾辻行人 × 今村昌弘』も収録
綾辻先生の語る「ここが好きポイント」全てに全力で連続首肯してしまいました
わかる!それそれ!!
Posted by ブクログ
本格ミステリー+"α"の形式をとる剣崎比留子シリーズ第三弾。作品を経るごとに面白くなっていく本シリーズですが、ダントツ本作が好き。兇人亭のαは"首切り巨人"。フーダニットどころか5W1Hダニットと化した物語の展開は全く予想できず驚きのクライマックス、カタルシス感じるラストは見事でした。にしても最後に登場する人誰!?次作気になるけどその前に多少読み返すか。。
Posted by ブクログ
一作目、二作目に続いて今作もクローズドサークルものです。このシリーズ、作中でミステリーのセオリーなどの解説があったりしてミステリー初心者にも親切です。クローズドサークルにも色々なパターンがあるなと感心させられます。
今作も巨人という超常的な存在が登場しますが、単なる舞台装置としての役割だけでなく、もう一人の主人公とでも言えるようなドラマがあり、また、まんまと騙されたっていう要素もあって、ミスリードとか伏線の張り方も上手いなと思いました。
今回の舞台となる兇人邸は前二作よりさらに内部構造が複雑になっていて、付属の地図が手放せなかったです。真犯人は誰かという謎解きの楽しみに加えて殺人鬼との鬼ごっこというスリルもあり、最後までドキドキしながら楽しめました。
続編はほぼ確定っぽいので、今後の葉村と比留子さんの関係性がどう変化していくのかも想像しつつ、楽しみに待ちたいと思います。
Posted by ブクログ
過去作と比べて、クローズドサークルとなる建物の設計が複雑だったかも。そのせいもあってか、比留子の推理に追いつけないまま、謎が解かれてしまった。叙述トリックにはまんまと騙されていた。これまで、ミステリーを読みながら、探偵より早くトリックを解こうとするという読みかたはしてなかったが、次によむミステリではやってみたい。
Posted by ブクログ
『屍人荘の殺人』シリーズ第3作
しっかりシリーズとしての話もあるし、特殊状況(SFで良いのか?)でのミステリでありとても面白い。
前作の魔眼の匣の殺人も良かったが、シリーズとしたら今作が好き。
そしてしっかり続く描写もあったので続篇も期待。
Posted by ブクログ
ゾンビ、予言と来て三作目は巨人、と書くとSFっぽいシリーズに思えるのだけれど、今回もめちゃくちゃミステリでとても良かった。丁寧に屋敷の見取り図が付いていたのに、正直、登場人物全員の行動が複雑で、誰が誰を殺せて・誰には出来なくて…という絞り込みすら覚えづらかったけれど、最終的に明かされた、全ての犯行の犯人は誰か?巨人の正体は誰か?という解答は、ちゃんと予想外で心底びっくりした。というかミスリードに引っかかりまくったので、作者は本当にミステリが上手い…と唸らずにいられなかった。
Posted by ブクログ
シリーズ第三弾。シリーズものとして、背景などは定着してきたが、毎回場の設定に工夫があり、感心させられる。いわゆる館モノで、館そのものはだいぶ複雑になっているが、そこは気にせずに読んでいけるいい作品。巻末の綾辻行人との対談もおもしろかった(ネタバレ祭なので、読後必須)
Posted by ブクログ
前2作に続いてのクローズドサークル。
現実とはあまりにかけ離れている分、逆に読んでて引き込まれてしまう。
巨人の正体やそれまでの経緯に切なさを覚えつつミステリー的な要素もあるため色んな角度から楽しめた。
重元って誰だっけ?
Posted by ブクログ
文庫化されるのをすっごく楽しみにしていました。前2作は、ほぼ忘れていますが、それでも今作もおもしろかったです!今作は、脅威の身体能力を持つ巨人のいる邸に忍び込み、閉じ込められた一同。巨人の目を誤魔化して、鍵を奪い取り、邸からいかに脱出するかが、今回のミッション。もはやミステリーというよりもバイオレンスアクションに近く、これはこれで楽しめました。綾辻さんの館シリーズを彷彿とさせる重厚さも好みでした。最後はちょっと切なさも加わり、巨人の印象が変わりました。
Posted by ブクログ
斑目機関を追って、葉村譲と剣崎比留子は兇人邸を訪れる。
研究資料を捜索する成島率いる傭兵一団と共に兇人邸へ侵入し、館主の不木玄助の案内で邸内を進む。そこで遭遇したのは制圧不可能な凶暴な巨人だった。様々な理由から脱出不可能となった屋敷から一行は無事に脱出できるのだろうか。
「生き残り」を捕捉できたのは嬉しかった。
惜しくも完答とはいかなかったが、ほぼ正解まで攻め込めた。裏井をジョウジだと思っていたのだが…あと一歩だった。剛力京をケイ、巨人をコウタだと仮説を立てて読んでいたのだが、、、惜敗。裏井がおにぎりを握るシーンと、バリケードを作るシーンで、彼が実験の生き残りなのではないかと予想したのだが、しっかりと作者が蒔いたヒントを拾えていただろうか。
もっとパニックホラーできたのかもな、と思っていた。
巨人に追い詰められたり、息をつめてやり過ごすようなハラハラドキドキのシーンを期待していたのだが、実は思ったより少ない。というのも、昼間は巨人が攻めてこられないので、思ったより猶予があるのだ。割とゆっくりできちゃう。
それがちょっとぬるいと思っていたのだが、巨人は殺戮が目的ではなく、目の前にいる猿(に見えている人間)を払い除けているだけという設定を鑑みると、積極的に攻めてくるのも違うので、まあ、こうなるかという結論に落ち着いた。なので、これでいいと思う。
葉村と比留子の関係は、もう両片思いじゃない。
もう両想いだから、葉村はちゃんと告白して責任取ってもいい段階に来ている。曖昧な関係を楽しむ範疇は易々と超えてきて、割と言葉にも出しているので、もう付き合ってるってことでいいかな。いいよね。
Posted by ブクログ
第一作から斬新な設定でなかなか世界に入り込むのに時間は要したが、その唯一無二の設定にじわじわとのめりこみ、あれよあれよとシリーズ読破していた。個人的には三作目が一番面白かった。
重要な気づきやセリフにルビがついているので読者も置いていかずに一緒に犯人を探せる感覚が楽しいのも剣崎シリーズの特徴の一つかなと思う。
ただ毎度毎度登場人物の漢字が難しくて読み方を覚えるのに時間がかかるのが困る。。。
Posted by ブクログ
ファンタジー設定なのにしっかり謎解きしてくるのずるいて…。切ない設定なのずるいて…。
はい、面白かったです。こんなんあり得んて!となりながら謎解きにのめり込んでいく新感覚。屍人荘で最大のパニックホラー×殺人ミステリを味わってるからね、巨人くらいなんてことないですよ。
そして毎回思うけどラストはちょっと切ないよね…。次巻も楽しみにしております。
Posted by ブクログ
ケイは誰かな?と考えながら読んでました。
京もケイって読むけど、安直過ぎるかなと思いつつ。
そしてコウタは下の名前が出てない成島、裏井のどちらか。読んでいくと成島は殺されたので、では裏井が殺ったのかな、と推察。
来園者が遊園地を楽しんでいるすぐ近くで、葉村たちは異形の怪物に襲われているという対比が印象的でした。
間取り図は確かにあるといいのですが、複雑で私には想像ができませんでした。
Posted by ブクログ
個人的には『魔眼の匣の殺人』のほうが面白かった。
比留子が隠れている部屋に巨人が来ない理由や、巨人が投与された薬の効果は何なのかに関する伏線が分かりにくく、やや唐突に感じた。
中盤で出てきた巨人が隻腕であるがゆえに成立する論理や、終盤の鍵運搬トリックは素直に面白かった。
Posted by ブクログ
1作目2作目と読んできたので、この3作目も、と手に取った。ある種のクローズドサークルもので、その設定は斬新だったと思う。でも見取り図はあるものの、文脈の中でどこから何処へ移動するなど、イメージしにくいのが難点だった。もっと比留子さんに活躍してほしかった。
Posted by ブクログ
『屍人荘の殺人』シリーズ第3弾。
遊園地に作られた兇人邸を舞台にした特殊設定ミステリです。
兇人邸の構造が複雑すぎて…。
勿論、建物の図面はあるんですが、空間把握能力がない自分は、部屋と部屋の位置関係がよく分からず、理解するのを途中で諦めてしまいました。
館の中に殺人鬼の巨人がいて、犠牲者の首を切断して一箇所に集めている…その中に比留子と葉村、そして斑目機関の資料を探す者、その秘書、護衛の4人の外国人が閉じ込められるというお話です。
ミステリにおいて首を切り落とすのには、そうしなければいけない合理的な理由があるはずで、巨人側の理由は納得できたんですが、犯人側の理由があまりに想像の範囲外で読んでいても絶対分からないやつすぎて…。犯人当てとかトリック当てとかを目的にミステリを読んでないのですが、ミスリードが多すぎて、解決してもあまり気持ちよくなかったなぁ…と。
特殊設定ミステリは好きなんですが、複雑性を増すために捏ねくり回したようなややこしい設定とミスリードに少し疲弊してしまいました。
比留子と葉村の関係性はとても良くて、葉村が兎に角ワトソンになるんだ!と開き直ったところが、一歩前進でしょうか。ここから本当の2人のシリーズが始まるのかな…続編が気になります。