小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
数学界について見識もなく、ただただ人間ドラマとして魅了されました。
巻末の森見登美彦さんの解説を見るにつけ(デビュー作なのにすごい!)その深すぎる洞察を目の当たりにしたら書くことがみつかりません。
あえて自分の体験に照らし合わせると、主人公に及ぶべくもないですが比較的知能に恵まれた私の前半生は、無邪気な批判をくりかえしては社会からつまはじきになることばかり。
実際に不適応者となった時期には、通い詰めていた病院のスタッフさんに「感覚で生きている人は頭脳と肉体の衰えと共に凡人以下になる」と気づきを促され首を斬り落とされたような思いでした。
そこで積み上げることの大切さを学んだのも今では良い経験で -
Posted by ブクログ
ネタバレいやー綺麗に騙されました笑
まさか島内で本土と行ったり来たりしてる人がいるなんて思いもしなかった。
エラリイが中村青司の犯行だと最後に結論付けていて、推察に納得させられる部分もあるが、それは見当違いなのでは?と思いつつも、最後まで誰が犯人か分からないままでのあの一行!
犯人が守須だとは頭が受け入れられなくて最初は何が何だかよく分からず、ニックネームが受け継がれるシステムだからそれなのか?と頭によぎったが、直後の事件の記事を見て自分が騙されていたことに改めて気付かされました。
大変すぎるヴァンこと守須さん。恋人がアルコール中毒で死んだくらいでここまで普通やるのか?
意図的に脱水症状になりな -
Posted by ブクログ
外科医としてすっかり成長した隆治は、毎日の生活がいつもの繰り返しで、今までのようなドキドキや達成感がない。後輩の凛子も一人前になった。そんな時、大学の同期の伊佐の訃報をテレビのニュースで目にする。彼は、福島の復興のために奮闘している志半ばで交通事故に遭ってしまう。彼の生き様を見て悶々とする隆治に今度は福島の病院の院長が急死して、後継者がいず、地域医療が立ちいかなくなることを案じたニュースが目に入る。周囲の反対を押し切って、彼は福島に向かう。そこで出会った、理事長の三春、看護師の冴子など個性的で明るい人たちに支えられて、紙カルテを使って、アナログな病院で、院長として頑張る隆治。そんな時、冴子は病
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Posted by ブクログ
ネタバレこれはミステリーでもサスペンスでもない。
まして人が死んだりもしないストーリーなのに、どうしてこんなにドキドキハラハラさせられるのか!?
どうしても直木賞が欲しい作家·天羽カインが、どうしたら賞が取れるのか、どんな小説が賞を取るのか、そのことのためならなんでもやってやる、という狂気じみた意気込みと、そんな天羽を尊敬し心酔し敬愛する編集者の緒沢千紘。
2人のとことんまでやる熱量や心持ちにかっこよさや憧れすら感じる(途中までは!)ことができる作品だった。
出てくるキャラクターも皆良くて、1本の映画を観ているような感覚で物語が進んで行った。
もう次の直木賞が楽しみで仕方なくなってる…!!!笑 -
Posted by ブクログ
シリーズものとは知らずに手に取った1冊です。
シャールというドラァグクイーンが昼の服飾屋とは別に夜食カフェをやっていて、偶然にもそこに辿りついた人たちとのお話でした。
私が手に取ったこのマランカランシリーズにはお客さんとして4人分のお話が載っています。
それぞれが独立して別々の構成という感じではなく、全部にほかのお客さんの陰があったり実際につながりがあったりして面白いです。
こういう構成は読んでいてワクワクするので好きでした。
物語の最後がジャダの話なのですが、シャールの入院中にレシピブックを見つけます。そこにはいつもの常連さんたちの身体の悩みなどのメモがあって、シャールがいかにこの仕事が好き
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