小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ー物語の中に、言葉の中に宇宙が見えた。
思いがけず、本当に素晴らしい本に出会えました。
この本を読んで一度で理解できる人ってほとんどいない気がします。
でもそれだけ、この本は、言葉や物語の核の部分を問い詰めて追い詰めて、見えた筆者の世界なわけで、読者は絶対に置いていかれると思います。
ああ、でも筆者の見えている世界を一部でも覗きたい。知りたい。
本を読むことはこんなにも素晴らしい体験であり、出会いであり、心救われる時間なのだと、今まで以上に本が好きだと実感できる「小説」となりました。
小説の深淵は宇宙と繋がっているんですね。
私たちはことばの中に星が見え、本を読んで感じる空間や気持ちや、想 -
Posted by ブクログ
ネタバレ長編ですが、まさかの一気読みでした。とても面白かったです。
金が囚人たちの精神安定剤とか。密輸を芸術だと思っている密輸犯がいたりとか。密輸は麻薬みたいにどうしてもやめられない楽しいものらしいとか……。色々面白い発見がある本。
泣き虫な密輸犯が、監獄内で密輸を働いていることがバレたことで、密輸を我慢しているのだけれど、結局また監獄に酒を持ちこむ……という描写が印象的だった。人間って私たちの想像もつかないような思考をしている。興味深い。
体罰までの時間を少しでも伸ばしたいがために、その場しのぎとしてナイフを振り回して暴れる囚人も印象的。
暴れようとする人がいたらほかの囚人が総出で止めるシー -
Posted by ブクログ
ルイーズ吉田は占い師。実はいいかげんな占いだけど、よく当たると評判。
営業時代に培った記憶力と直感で相談者の悩みを聞き、適当なアドバイスを送るだけで客は満足して帰ってゆく。
ルイーズにはあらゆる占いで「強運の持ち主」とされる恋人・通彦がいる
そんなルイーズの元には、時おりちょっと変わった依頼もあり…。
落ち込んだ時、だれかに話を聞いてもらって、背中を押してもらう。それだけで、ちょっとだけ勇気がでるのです。
それは占いでも相談(最近ではAIに)でも、結局は同じことなのかもしれない。
人って結局、自分以外の誰かに話を聞いてもらえて、「大丈夫だよ」って言ってもらいたいんですね。それだけでほん -
Posted by ブクログ
ネタバレ話題になった本で、読んだことない人が羨ましい的な謳い文句がついてたから避けてた。でも、この本は久しぶりに一気読みした。
方舟の構造といい、起こる事件といい、ミステリー小説の中ではわかりやすく、飲み込みやすい。主人公の内面も自分がこんな場面に陥ったらそう考えてしまうのも仕方ないと思える黒い感情も描写されていて、自然と場面と一体化していく。
一応探偵役として翔太郎が犯人を特定していく、そのカタルシスは少しは感じるけど、それでも腑に落ちない。何か胸につっかえた気分になる。それでも読み進めれば残り数ページ。やっぱり謳い文句は誇張しすぎなパターンかと思いかけた瞬間、真相が私を襲った。しっかり余韻が抜けず -
Posted by ブクログ
やはり今回も興奮しながら頁をめくり読んだ。世界の謎に迫っているような知的好奇心、話のテンポ、展開、優しさ。
非局在型意識:脳はただの受信機で世界に満ちている意識のクラウドに、知識をアクセスに行っている。身体が動くようになるのも、上達したときに得られる知識感覚にアクセスできるから練習を積んでいなくても天才的に身体も動かすことができるようになる説
死について興味があり、なるほどなと思う事も多いが、やはりこの考え方が受け入れられず素直に話に入り込めない時もあったが、それでも話のエンドも含めて素晴らしかった。
ラングドンシリーズもこれで終わりではなく、続けてほしいと切に願う。
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