小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ第34回鮎川哲也賞受賞作。現役医師が描く医療×本格ミステリ、と帯にある。ずっと読みたかった本。さすが人気だっただけある。めっちゃ面白かった。救急医の武田が自分とそっくりな人が救急搬送されてきて死んでしまうという不気味さ。探偵役の美形の友人であり城崎のキャラもいい。そっくりさんのキュウキュウ12が虐待されて育ち、成長とともに親を苛むようになった、というのもすごく切なかった。そしてそのキュウキュウ12を殺した犯人が妻だったとは。ほんとにびっくり。2卵生だから似てないけど、遺伝子的にすごく惹かれあうというのは初めて知った。人間の構造として本来嫌うようになった方が良いのではないかと思うけど、逆なのか。
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Posted by ブクログ
ネタバレ『プレゼント』(新潮文庫)に収録されていた伊坂幸太郎さんの短編を読んだことがきっかけで、本作を手に取った。どんでん返しのある展開が印象的で、伊坂幸太郎さんの他の作品も読んでみたいと思っていたところ、『トリプルセブン』が発売されたこともあり、読んでみることにした。
私は読書を始めてまだ日が浅く、殺し屋シリーズのことも知らなかったため、シリーズ未読の状態で読み始めた。それでも物語に入り込みやすく、最後まで十分楽しむことができた。
まず印象に残ったのは、不運な男・七尾だ。不運に巻き込まれ続けながらも、結局は人を放っておけず、周囲のために行動してしまう。戦うシーン含め、その男気あふれる姿には何度も -
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Posted by ブクログ
『濹東綺譚』を読んでまず驚いたのは、メタ的な物語の作りがこの時代にすでに使われていることだった。
大江匡の世界があり、その大江が書こうとする小説の中には失踪した種田順平の物語があり、さらに最後には「『濹東綺譚』はここに筆を擱くべきであろう」と、作品そのものについて読者に語りかけてくる。この多重の構造が妙に現代的(ポストモダン的)で、あとはタイムスリップでも起きたら完璧だったと思う。
大江は異常なほど冷静に自分を分析している。そのせいで静かな小説のように感じるのだが、起きていることだけ整理すると、60手前の男が玉の井に通い、雪とかなり深い関係になっていく。なかなか激しいことをしている。
ただ、そ
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