ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

    Posted by ブクログ

    この世のものと、違う世界のものが交わろうとすると、双方に負担がかかってしまう、というのは思いもよらなかったがとても説得力のある考え方だと思った。そもそも住んでいる世界が異なるので、交わるのは互いの気や生命を削る行為なんだろうと。「あんじゅう」は、異なる世界のものが通じ合い、交流するという温かい話ではあるが、あまりそうした話が一般的ではないのは、そうした負担があるから、と考えるのもやぶさかではない。そうそう交われるものではないから、怪異であるのか。

    0
    2026年08月12日
  • 禁忌の子

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第34回鮎川哲也賞受賞作。現役医師が描く医療×本格ミステリ、と帯にある。ずっと読みたかった本。さすが人気だっただけある。めっちゃ面白かった。救急医の武田が自分とそっくりな人が救急搬送されてきて死んでしまうという不気味さ。探偵役の美形の友人であり城崎のキャラもいい。そっくりさんのキュウキュウ12が虐待されて育ち、成長とともに親を苛むようになった、というのもすごく切なかった。そしてそのキュウキュウ12を殺した犯人が妻だったとは。ほんとにびっくり。2卵生だから似てないけど、遺伝子的にすごく惹かれあうというのは初めて知った。人間の構造として本来嫌うようになった方が良いのではないかと思うけど、逆なのか。

    0
    2026年08月12日
  • おそろし 三島屋変調百物語事始

    Posted by ブクログ

    宮部みゆきという人は、人の心の動きを読み手が共感できる形で描写するのが天才的にうまいと思う。おちかが体験した事件について、おちかがどう感じて、どう折り合いをつけていくか。またそれはある一時のものではなく、生涯続くもの、または変化していくもので、その変化までも描写している。読む側としては、おちかの近親者にでもなったかのような気分で、ただただ彼女の変化を見守っていきたいと思える。
    何度でも読みたくなり、読んだ本をすぐに売ってしまう私が珍しく家に置いておく認定をしたシリーズ。

    0
    2026年08月12日
  • 猫を処方いたします。5

    Posted by ブクログ

    オーディブルにて。
    終わりなんですか?本当に?
    まだ続きそうな気がしてならない。10巻あっても読みたいです!懇願!

    0
    2026年08月12日
  • 半沢直樹 アルルカンと道化師

    Posted by ブクログ

    もうほんと大好きです池井戸潤作品
    毎回痛快で爽快で愉快な作品で今回もかいという感じで
    銀行員である前に人として正しいことを正しくやる精神を持つ大切さを学んでいる
    周りのことは関係ない

    ただ半沢はやられたら倍返しでやり返すのが流儀
    まだまだ倍返しをしてほしい

    若干キャラがドラマ寄りになってるのがかわいい笑

    0
    2026年08月12日
  • 777 トリプルセブン

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『プレゼント』(新潮文庫)に収録されていた伊坂幸太郎さんの短編を読んだことがきっかけで、本作を手に取った。どんでん返しのある展開が印象的で、伊坂幸太郎さんの他の作品も読んでみたいと思っていたところ、『トリプルセブン』が発売されたこともあり、読んでみることにした。

    私は読書を始めてまだ日が浅く、殺し屋シリーズのことも知らなかったため、シリーズ未読の状態で読み始めた。それでも物語に入り込みやすく、最後まで十分楽しむことができた。

    まず印象に残ったのは、不運な男・七尾だ。不運に巻き込まれ続けながらも、結局は人を放っておけず、周囲のために行動してしまう。戦うシーン含め、その男気あふれる姿には何度も

    0
    2026年08月12日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    普段は小説をあまり読まないが、たまたま電車で広告を見かけ、タイトルと装丁に惹かれて購入。

    「彼氏がいないって言うだけでさ、みんな、気の毒そうな顔するの。頼んでないのに、友達紹介しようかって言われるの。桃子にはどんな男が合うかって、勝手に議論しはじめるの。みんな、解決したがるの。わたしは、解決されるべき人間なんだよ。」

    世間一般の人が、普通にこなしている恋愛や結婚をこなすことが出来ない苦悩を掬い上げてくれるような作品。

    0
    2026年08月12日
  • 津軽(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    あーーいいの読んだーーーー!!!
    笑いあり、優しさあり、感動あり。太宰治の作品の中でもトップクラスに好きな作品だった
    鯛のくだりは爆笑してしまった笑

    0
    2026年08月12日
  • アンドロイドは電気羊の夢を見るか?

    購入済み

    名作と知っていながらなかなか読む機会がなかったのだが、長期休暇に手をつけた。荒廃した世界のなかの独特の宗教観が面白いと感じた。共感や感情移入ができるアンドロイドは人間と違うのかと葛藤する姿が印象的だった。読むと疲れる作品だった。

    #深い

    0
    2026年08月12日
  • ぼく東綺譚

    Posted by ブクログ

    『濹東綺譚』を読んでまず驚いたのは、メタ的な物語の作りがこの時代にすでに使われていることだった。
    大江匡の世界があり、その大江が書こうとする小説の中には失踪した種田順平の物語があり、さらに最後には「『濹東綺譚』はここに筆を擱くべきであろう」と、作品そのものについて読者に語りかけてくる。この多重の構造が妙に現代的(ポストモダン的)で、あとはタイムスリップでも起きたら完璧だったと思う。
    大江は異常なほど冷静に自分を分析している。そのせいで静かな小説のように感じるのだが、起きていることだけ整理すると、60手前の男が玉の井に通い、雪とかなり深い関係になっていく。なかなか激しいことをしている。
    ただ、そ

    0
    2026年08月12日
  • 死神の精度

    Posted by ブクログ

    死がテーマなのに重くなくて意外と良かった
    読みやすくて楽!ほっとする!(推理とかだと訳わからなくなる)

    0
    2026年08月12日
  • 777 トリプルセブン

    Posted by ブクログ

    伏線回収と流れるような目まぐるしい展開。
    人物の背景や言葉にも趣向が凝らされ面白い!
    天道虫のやれることは全部やる精神好き
    あとモウフとマクラはアイスクライマーを想像した

    0
    2026年08月12日
  • 本日は、お日柄もよく

    Posted by ブクログ

    めちゃめちゃよかった、、元気になった。幸せな気持ちになった。何回も、出てくる言葉に鳥肌がたったり涙が出たり、胸があったかくなったりした。

    0
    2026年08月11日
  • 自由研究には向かない殺人

    Posted by ブクログ

    抜群に面白い。自由研究と殺人事件の捜査を組み合わせた点は斬新だし、ピップが何より魅力的だ。聡明で正義感あふれて友達想いで家族想いときたら惚れてしまう。そして脇を固める義理の父ヴィクター、相棒となるラヴィも素敵すぎる。

    狭いコミュニティでの事件であるが故に結末は悲しさもある。それでも登場人物の魅力に救われる。SNSが捜査の切り口のひとつとなるのだけど、仮にSNSが廃れたとしても長く読まれうるのか?という点が少しだけ気がかりだ。

    SNSやワイドショー的報道で間違った世論が形成され社会全体が流されてしまうという怖さも感じられる。

    0
    2026年08月11日
  • 聖なる黒夜(上)

    Posted by ブクログ

    ・時代設定、内容設定ともに普段馴染みのないものだったので、最初は物語に没入するのに時間がかかった。けれども、時間軸や登場人物の関係性を掴み初めてからは、読む手が止まらかった。600ページもあったのに一瞬で読み終えてしまった、、。

    ・とにかく山内練から目が離せない。複雑な人間関係ももちろん気になるが、ミステリーとしても事件の真相が気になる。早く下巻を読みたい。

    0
    2026年08月11日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    恋は盲目ー。
    そして友情も盲目になると、人間関係の難しさを改めて感じた。

    今までの生活経験と体験から人格は形成されていく。高美な生活を送ってきた蘭花、コンプレックスと周囲の評価を気にしてきたるりえ。

    盲目になると、視野が狭くなると、を問いたこの作品は心に響くものがあった。

    しかし、しかし、最後は後悔のない様子もあり自身の心情と他者の目線の対比もおもしろい…。辻村作品ありがとう

    0
    2026年08月11日
  • 普天を我が手に 第一部

    Posted by ブクログ

    『普天を我が手に』第一部。

    奥田英朗の久しぶりの本。
    好きな作家の1人。

    戦争初期の大衆の動きを知る良い機会になった。
    今まで本や映画でバラバラに知ってたことが、
    この本を読んで少しずつ線で繋がった感じがする。
    軍部、政治、財閥、世論。
    「あー、ここにつながるんか」ってのが結構ある。

    一番良かったのは、
    ピース大阪に行ったこと。
    タイミング的にも終戦記念日前やし。

    勉強になりました。

    0
    2026年08月11日
  • ベイジン(上)

    Posted by ブクログ

    中国で世界最大の原発を作るために、日本人技術者と中国の堅物官僚が、衝突と協力を繰り返しながら困難を克服していく。

    中国で仕事をした事があるが、小説の中の中国の空気感は大したものだと思う。

    引き込まれていく原発ストーリー。重い内容なのに軽やかなタッチで進むところが良い。内容的にもとても面白い。久々に夢中になれた。

    0
    2026年08月11日
  • 森にあかりが灯るとき

    Posted by ブクログ

    無茶苦茶心が揺さぶられた。
    今の若い子たちは、もしかしたら何一つ不自由なく育ってきたからこそ、真面目で欲浅く、誰かのためになりたいと真剣に生きているのかもしれない。
    介護というほとんど未知の世界に近い存在で自分にはなれそうにはないが、ひたすら世のためひとのため、そして生きていくために薄給でも笑顔を忘れず働き続けている方々のおかけで成り立ってるんだと改めて感じた。

    0
    2026年08月11日
  • カフネ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    辛いことが続いた主人公が、弟の恋人と活動を通じて、大事な人たちの本心を知り、自分が本当にしたいことは何かを知ることになる、という話の流れがよくて、吸い込まれてしまい、一気に読めた。最後はハッピーエンドなんだよね。2人なら、大丈夫だよといってあげたくなった。

    0
    2026年08月11日