【感想・ネタバレ】ようやくカナダに行きましてのレビュー

あらすじ

わたしカナダに行きます…! 50歳のカナダ留学エッセイ!!

コロナ禍もようやく落ち着き始めた2021年7月、光浦靖子は日本を出発しカナダへ――。
PCR検査を受けるのにも一苦労。16日間の隔離に始まり、ままならない英語に悪戦苦闘しつつ、語学学校で出会った女王様のようなコロンビア人女性のヘレナや、バンクーバーに住む作家の西加奈子さんをはじめとする日本人ママ友会、名付けて「オバンジャーズ」に頼った引越し騒動、そしてカレッジへの道が開けたことなど、新しい世界を知る不安や期待や興奮をありのままの心情で綴る。
カナダでの暮らしがわかる写真もカラーで多数収録。
50歳での初の海外暮らし。アラフィフ世代はもちろんのこと、全世代に共感を呼ぶ、待望の留学エッセイ!

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Posted by ブクログ

個人的にザ日本人、という性質性格が似ている気がしてとても興味深い本だった。同世代、全てが衰えていくのにこのようなチャレンジができた事に刺激を受ける。一度きりの人生といいながらもなかなか動き出せない、言い訳ばかり探している自分。何か変えなければと思える一冊。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

一気に読破。いやー面白い。さすが芸人さんの語り口、ぐんぐん読んで途中で止めることができなかった。50歳でカナダへ留学。そのリアル。超素敵。超リアル。めっちゃいい。。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

50歳にしてカナダへ留学した芸人光浦靖子氏。彼女の各自然体な文章に癒された。そしてさすが芸人。ところどころで笑わせる。
中年になると冒険することに憶病になる気がする。
けれど、彼女は50歳にして単独留学という大きな冒険に出た。コロナ禍で大変なこともあったようだが、何とか乗り切って現地で楽しく過ごしているようだ。
海外生活にあこがれる身としては羨ましい限りである。
「はじめに」で、「やっぱり新しい世界を知ることは興奮する。心も体も少し強くなってきた気がします」(p2)とあるように、奮闘しながらも海外生活で得た経験は彼女を一回りも二回りも大きくしたのだろう。
海外にいるからこその視点も参考になる。

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2025年07月23日

Posted by ブクログ

光浦さんが本当に逞しい。大人になってからの語学留学って、今まで仕事全力でしてきたからこその大人の夏休みだなぁ羨ましい、と思って読み始めたら、トラブルだらけでハード!!カレッジ入学、家を借りるなどが一つ一つとても大変で、海外生活のリアルな部分がしっかり書かれていた。ネガティヴで、しっかり落ち込むししっかり泣く人なのに、なんだかんだで挫けずに折れずにカナダでの生活を切り拓いていくのが、とてもかっこよかった。
困った時や納得がいかない時に、飲み込まずにしっかり意思を伝えること、ダメ元でも行動してみること、そうすると意外と誰かが助けてくれたりしていて、周りを巻き込むことがとても大切だと感じた。日本だと、自分でできてしまうから一人でどうにかしようとしたり諦めてしまうけど、やっぱり人に言うことで思わぬ縁や道が開けることもよくある話だし、すごく大事なことだと思った。光浦さんはそれが自然とできていてすごい。(カレッジの入学時期変更、アパートの騒音問題の話)
カナダでできた大切な友人のヘレナとの別れの話も良い。感動の別れになると思ったら全然だった(笑)ヘレナの優しいエピソードも相まって、なんでそうなる?と思ったけど、こういうぶっ飛んでるけど愛情深い友達が一番。
今の自分に必要なことがたくさん詰まっていた。

「でも、『逃げる』と『新しい挑戦』の線引きは曖昧よ。」
「ホームシックになる人が羨ましいです。どれだけ仲良し家族とパートナーと素敵な生活を送っていたんだろうって...いや、待てよ。戻りたいと思わない私は、ずっと右肩上がりの生活をしているということにもならないか?ずっと新しい環境の方が楽しいって、最高じゃねぇか。」
「カナダに来てからの信条。『誘いは全て乗っかる』」

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2025年07月11日

Posted by ブクログ

50歳を超えてから留学を決めたとっても貴重な体験談。カナダで出会ったホストファミリーや学校の友人とのエピソードが光浦さんのさすがの文章力でおもしろおかしくまとめられていて一気に読み終えてしまいました。最後まで読んでも物語が完結するわけではなく、まだまだ留学中とのことで続きが楽しみです。

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2025年06月01日

Posted by ブクログ

自分も学生時代にバンクーバーに留学に行っていたので、その時の事を思い出し、光浦さんのお話もすごくイメージできたので楽しかった思い出が甦り嬉しい気持ちになった。

どんな時もやりたい事をやるには遅くない、大変なこともあるけどそれも勉強。そして何より、異文化交流は新しい視点をもたらして、一年生みたいに全てが学びって感じで面白いなって思いました。

またバンクーバーに行きたい!仕事ばかりでなく自分のやりたいこと、挑戦したいことにも積極的に取り組もうって思えました!

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2025年05月06日

Posted by ブクログ

留学日記やのにめっちゃ読みやすい!
珍しくこーゆー系で完読
やっぱり芸人さんやから文章がうまいし、
楽しませる感じがうまい。

次も期待します!

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2025年04月13日

Posted by ブクログ

うちの子供もカナダに留学していたから大いに共感しながら読んだ。
海外で暮らすって、「生活していく事」
だから本当に大変だと思う。YouTubeで切り取られたキラキラでは無くてね。
(うちの子も中国人のシェアハウスのオーナーと頻繁にやり合っていた笑)

アジア人差別も普通にあるだろし、健康に対する不安もあるでしょう。
年齢など関係無く生きているうちに(身体の自由がきくうちに)やりたい事はチャレンジしたい。
光浦さん、大いなる刺激をありがとう!

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2025年03月16日

Posted by ブクログ

留学ってこんなに大変なんだ⋯。
しかもコロナ禍、円安時代に突入している留学の大変さときたら⋯と絶句でした。
アジア人への差別や文化の違い、物価高で日々の生活の大変さ、たくさんの問題が日常的に同時進行で起こっていて、私なら心がパンクしてしまいそうです。
そんな中、ホームステイ先のホストファミリーがいい人で(読んで思ったのですが、ホストファミリーは当たりはずれがありそうです)、ホームステイ先から一人暮らしへと引っ越した後も、お付き合いがあり、バンクーバー在住の作家の西加奈子さんとも繋がりがあったことで、さらに色んな縁が生まれ、困った時に助けてもらえたのは幸運。
西加奈子さんの『くもをさがす』にも書かれていましたが、日本と違って、医療とつながるためにこんなにも苦労するのだと改めて驚きました。日本は恵まれすぎているのかも知れません。
自分の置かれている環境にもよって、できることに違いはあるでしょうが、何歳になっても挑戦してみたらできることってあるんだな、と思いました。
今は料理のカレッジに通われているようで、次作も読むのが楽しみです。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

読書がっつりできないときに、スルスル入ってくるエッセイ。
カナダでの奮闘劇や、踏んだり蹴ったりの日々の中に、三浦さんのささやかなことに幸せを感じる感性や、生活を大切にしてる感じがとても心地よい。
読んでると三浦さんの声が聴こえてくるような柔らかくて、コミカルな文体。
つづきも読みたいなー。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

読みやすい。やっぱりこの方は頭が良い。しかも行動力がある。カナダに行ってみたい気持ちがあったので読んでみたけど、50歳過ぎて、まったく違う人生を歩めるんだなとすごく勇気をもらった。光浦さん、ありがとう!

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

ようやくカナダへ渡ったはいいけれど、もうトラブルトラブル、トラブル続き。出だしはまだ前回のコロナを引きずっててうんざりする。私だったら耐えられないよ、光浦さん、頑張ったんだね。
コロナの隔離期間をなんとか終えた後は、少〜し明るい光が見えてくる。いいぞいいぞ。

1年いたからといって、英語が話せるようになるとは限らない。
病院へ行くのも大変。
ヘレナとのラテン系友情に心揺さぶられる。
カナダのアパートは「汚い」「臭い」が基本?
そしてカナダ人、意外とルーズ、融通効かない、だらしない。
そして今ドキの、びっくりする人との出会いも。

カナダガンは大きいから、遭遇したら驚くでしょう。まったく人を気にしてない。公園で堂々と繁殖なんかして、子育て中は攻撃されたりするらしいですね。

そうか、このシリーズ、、だんだん面白くなっていく仕掛けか。
こうなったら、カレッジ編も読まないと、という気にさせられるじゃないか。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

慣れない海外で、そしてコロナ禍で彼女だけでなく周りの皆も右往左往している様子が伝わってくる。大変な時期に移住したもんだ。コミカルで退屈させないワードセンス。これでもかと試練の連続だが、読み終わった後の爽快感とその後どうなったのかなと現在の彼女の状態が気になる。うまくいっていますように!!

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

日本の芸能界で築いたポジションを手放して新たな事に挑戦するってなかなか出来ない事だよなと率直に思った。

慣れない環境や文化に悪戦苦闘しつつ、逞しく挑戦し続けていることに感動した。言葉の違いはもちろんだが、文化の違いに慣れる方が大変そうだ。留学したからって、すぐに上達するというものでもないんだな。本人の言うように英語力は思うように上がってないかもしれないが、人間力は確実に成長していることが感じられ読んでいて気持ちが良かった。

光浦さんの真面目さや生きるのにちょっと不器用な感じがらしさ全開で良いアクセントになっているなと思った。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うーん、人の良いとこ悪いとこ、日本の良いとこ悪いとこ、カナダの良いとこ悪いとこ、さまざまな良し悪しが描かれていたように思う。

開放的な国柄で、日本より気にしすぎない。それによる良いところもたくさんある。人の目を気にしすぎなくなるとか。でもそれによって、起きる問題や嫌だと思うこともあり。特に日本という国に住んでいるからということもあるだろうが、要所要所で描かれていたカナダでの対応を読んでいると、うーん、ここで生きていくのは私には辛いなあと思ってしまった。
私自身も日本という国での息苦しさを感じることがあったが、読んでいて、光浦さんはカナダでこれからも生きていくことを選んでいたが、私はやはり日本でこれからも生活したいと感じた。ただ、今のまま日本で生活するのではなく、ヘレナのように大らかで、人のために動けて、少しでも楽しいと思ったら大笑いして、素直な感情を吐き出せる、そんな人間になって日本で生活したいと思った。
私は光浦さんと似ているところが多くあると感じている。そこまでネガティブではないが、よく先のことを考えすぎて、人のことを考えすぎて、素直な感情を出せないことがよくある。相手からの何気ない問いかけひとつでも、相手はどう返して欲しいのかな、と相手のことばかり考えてしまい(嫌われたくない気持ちが強いのかもしれない)、簡単な返答もできないのだ。なぜそんなにも人のことを考えてしまうのだろう。なぜヘレナのように素直に生きられないのだろう。読み終わった今それを考えている。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

光浦さんの新章開始。明らかにコロナ前、TV画面で見かけていた時よりもイキイキとされている印象。同世代なので、つい自分だったらどうするかと考える。どこに住んで何をしたいだろう?重い腰を上げたくなる一冊。

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2025年07月19日

Posted by ブクログ

バンクーバーの文化や人柄に戸惑いながらも受け入れて順応していく様子が、おもしろおかしく描かれてて読みやすかったし、海外での生活にとても興味が湧きました。
何より50歳で新しいことに挑戦していることがとても素敵で尊敬します。

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2025年07月04日

Posted by ブクログ

50代で初留学、英語力もほぼないのならいきなりカナダへ行かずフィリピン辺りで数カ月がっつりマンツーマンで授業を受けてから行った方が良かったんじゃないかと思う。語学学校はほとんどが10代後半から20代だったので。それでもちゃんと周囲に助けを求めて、トラブルがあってもカナダで今も頑張っている光浦さんはすごい。料理人への修行も始まったみたいなので、楽しみ!

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2025年06月02日

Posted by ブクログ

まるで光浦さんがそこで話しているかのような文章。
光浦靖子さんは私たちの希望だ!50代から新しいことに挑戦したり新しい環境で暮らす光浦さんの必死な姿は、私たちに勇気を与えてくれる…!
特に、ヘレナとのエピソードが好き。年齢も母国語も性格も違うのに気が合う2人が、「気が合う」友達に大人になってから出会えることが、眩しくも羨ましい。
続編もお待ちしております。

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2025年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

50歳からの海外留学チャレンジ。
同年代ということもあり、その大変さが我がことのように感じられ、尊敬や共感しながら読み終えた。
若い時のようには英語も覚えられなかったり、でもこれからどんどん年老いていくことを考えたらどんなに辛くても最後のチャンスだから、と思い切った行動ができたり、中年ならではの様々な葛藤がリアルで楽しめた。
是非、その後の海外生活も読んでみたいので、続編を待っています。

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2025年04月26日

Posted by ブクログ

ご自身の弱さ、葛藤をこれでもかとさらけ出されている。自分もネガティヴ思考なので勝手に親近感を抱いたが、タレントさんがここまで書いていいのか?と驚きも。
それはさておき、海外で暮らす事を、単純に興味深く読めた一冊。

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2025年11月20日

Posted by ブクログ

【カナダに行きたくて読んだけど面白いエッセイだった】

カナダに行ってみたくて、カナダはどんな場所なのか知りたくて読んでみました。

西加奈子さんの『くもをさがす』も読みましたが、西さんと光浦さんがバンクーバーに感じていることに共通点が多くて面白いなと思いながら読んでいました。

人が優しくて、子どもとご老人ファーストで、愛があるといいます。いつか行ってみたいなと思いました。

カナダを知りたくて読んだ本ですが、光浦さんの留学エピソードも面白かったです。英語がまったく覚えられず、いくつも歳下の同級生に無視され、引っ越し先が無理すぎた話とか。

また、光浦さんがどうして留学した理由や、留学して感じたことなどがさらっと書かれていて、湿っぽくならず、共感する部分もありました。ネガティブさもちょっと笑ってしまいます。

でも弱い部分を見せられるって、やはり強いのではないかと思いました。

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

光浦靖子カナダ留学記。 2021年、少し落ち着き始めたとはいえ、まだコロナで騒いでいた頃のお話。なかなか上達しない英語に共感。海外に住んだら、ある時急に英語がわかるようになるなんて全くない。努力と言語センスが必須だと思う。大変だけど楽しい海外生活あるあるが満載の一冊。

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2025年09月02日

Posted by ブクログ

コロナ禍でのカナダ留学のお話。
光浦さんの人柄が伝わってきてとても面白かったです。
スターであることを隠していたい気持ちと、逆にその立場を利用して利益を得たい気持ちを赤裸々に綴っていて、読み応えがありました。

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

英語もITもわからない中で、泣きそうになりながらもカナダでの語学留学生活を乗り切っていく光浦さん。
時にはひどい対応もされるけれど、いろんな人に助けてもらいながら、笑いながら泣きながらのカナダ生活。
悲しみも怒りも笑いに変える光浦さんのツッコミに、思わずニヤッとしてしまう。

続編も読みたいなぁ。

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

ネガティブなところや、半年以上海外にいても英語が聞き取れるようにならなかった経験など、自分に近い部分もあって共感できた。50歳になって若い学生に混じって留学とか、普通にすごいと思う。スイス人に無視されたり、ランチはずっと1人だったとか、自分だったら心折れそう。応援してます。カナダでパートナーが見つかるといいですね。

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

コロナ禍のさなか、50歳で初の海外生活に挑戦した光浦靖子さんのエッセイ。英語が思うように通じず、隔離生活や現地の人々との関係に悪戦苦闘する様子がユーモラスに描かれている。語学への不安や海外生活への戸惑いが赤裸々に綴られ、著者の素直で繊細な人柄がにじみ出ている一冊。苦労や葛藤だけでなく、新しい出会いや変化に向き合う勇気にも心を動かされた。

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2025年07月26日

Posted by ブクログ

50歳過ぎて単身カナダへ語学留学する、覚悟にリスペクト。しかし彼女の小心さと体力的問題は、私と似ていて彼女の気持ちが痛いほどよくわかる。それなのに芸能界で生きてくのは大変だろうな。カナダにいつまで居るのか、今後の同行に注文

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2025年07月18日

Posted by ブクログ

50歳単身カナダへ留学する思い切りの良さと行動力の一方で、ちょっと斜めに物事を見るテレビで見ていた光浦さんも垣間見れた。

出来ないから頼るしかない、不器用で真面目な光浦さんの荒療治を見ているかのよう。

人に頼れると、自分も楽だし世界も広がる。

もっとおおらかに、ゆるく、寛容になりたいと思えた1冊でした。

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2025年05月01日

Posted by ブクログ

半年もしたら、耳垢が取れたかのように急に英語がわかってくる。
自分が留学した時も何度も耳にしました。
体験からの結論は光浦さんと同じ。急に英語が解るようになった日など一度も訪れなかった!
というわけで留学中の苦労は自分の体験を思い出し、うんうん、と頷きながら楽しく読ませて頂きました。
心に残った文章はあとがきの、←あとがきかよ!
“笑顔でご機嫌でいることは自分も周りも楽にさせ仕事でも家庭でも生きることそのものを効率的にするんですね。”
でした。

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2025年04月23日

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