小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
みんなネタバレ書きすぎ(^^;
ベストセラーの宿命か。
ベストセラーになるのも頷ける面白さでした。
ここまで恋愛に特化した探偵小説がいままであっただろうか。
作中にミステリーうんちくがちょくちょく出てきて、わからなくても全然大丈夫だけど、私は山田と上田が面白かった。本筋には関係ないけど。
関係ないといえば、主人公には特殊能力がある設定なのに、その特殊能力がミステリーの本筋にほとんど関係ないというのも面白い。
そんな細かい面白さで飽きさせずに読ませておいて、
探偵ミステリーとしてしっかりオチをつけるあたりが秀逸。
古典的な推理小説の掟を逸脱する部分もあるのかもしれないけど、
作中でそれ -
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この小説は大きな事件を追うというより、人が人の中でどう揺れ、どう傷つき、どう自分を保とうとするのかを描いているのだということだった。
洪作は、飛び込み台から落ちざるを得なかったり、カバンをなくしたり、成績が下がったり、女の子を意識して赤面したりする。ひとつひとつは、子どもの頃なら誰にでもありそうな出来事である。
けれど、その時の本人にとっては大事件である。
周囲の人は一時は心配してくれる。しかし時間が経てば、少しずつ他人事になっていく。本人だけがまだその出来事の中に取り残されている。そういう人間の距離感が、とても自然に描かれている。
叱られることを恐れる。 人の目を気にする。 友人と比 -
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最近気になる藤岡陽子さんのデビュー作。
作者が現在も看護師であり、リアルな看護専門学校の話が垣間見れた。
また社会人としてどっぷりその場所に根を下ろしている人には耳が痛いエピソードも。病院側が、学生が書いた真実の看護記録に訂正を求め、応じない学生を退学にさせる話もがっかりする。常識はそこにいる人が作るもので正しいとは限らない。。。
私は30年間ある仕事をして、別に転職したので、社会人入学した佐伯さんの言葉に納得したくないけど納得する言葉が多々あった。卒業後位の柔らかい時期に学んだことは身体に自然に溶け込む、40才50才位からでは吸収できないものもあるのでは・・・
自分が「正しいことを正しいと思 -
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ネタバレ”殺し屋シリーズ”2作目と呼ばれる同著の舞台は東北新幹線車内、登場人物はほぼ全員が過去/現在において殺しを生業にしていたか、殺しを日常的に愉しんでいるという人物という一風変わった状況設定。章ごとに登場人物の視点が切り替わる構成ながら、キャラクターの倫理観や嗜好が細かに描写されているため新幹線の疾走感も相まってか、読者を飽きさせない作品だと感じた。
全体的に登場人物間で交わされる台詞はユニーク混じりで飄々としたものが多かったが、その一見緩やかな雰囲気と反して密度が高いのが不思議だった。相手の言葉の中に含まれる意図が表情や行動と掛け合わさり、その場の力関係や攻勢が逆転する場面などはハラハラした。 -
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ネタバレ✶印象に残った言葉✶
「好きな世界があるということは排除している世界があるということだ。」
「祈ることは嫌いだ。夢を口にしたいとも思わない。祈りはどこか他人本願な気がするし、夢を口にしたら夢を持っているという事実だけで満足してしまいそうだ。夢という響気は現実的ではない。プロになってからは神仏に祈ったこともない。初詣にすら行かない。夢なんて実現しなければ、頭の中にあるだけの絵と同じ。描かねば、ない。」
「時々、ハセオは煙草を吸いにベランダにでた。湿った冷たい空気がさぁっと入ってくると、私も裸足ででて外を眺めた。寒さは感じなかった。むしろ、清々しかった。白い息がハセオの吐く煙に溶けていく。 -
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子どもが主人公の短編集であり、本屋大賞にも入っていて、ずっと読みたかった本。
東京へ向かう新幹線の車内でけっこう読み進められた。
「逆ソクラテス」
「ぼくはそう思わない」というフレーズが、子どもながらの心に響いていき、その効果が大きく現れて、教師期待効果=ピグマリオン効果もあり、プロ野球選手になる。話の最初で何気なく出ていたテレビ中継のシーンが実は最後につながっていて、いいラストだった。
「スロウではない」
この話の「ドン・コルレオーネ、足が遅いと馬鹿にされます」「馬鹿にするやつがいるのか」「では、消せ」と、リズムの良さと少し気難しそうに話す2人の語りがツボにハマって、新幹線内で声が出そ -
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久しぶりに再読。
素敵な言葉が本当にたくさんある物語。
「きみが夕方の四時に来るなら、ぼくは三時からうれしくなってくる。」
は何度読んでも好きな言葉。
泣きそうなキツネが王子さまと別れるとき、「いいことなんてひとつもなかったでしょ?」と聞くと、「あるよ、麦畑の色が素敵に思えるようになったことだ」といったようなことを言う場面がすごく好きだった。
それから飛行士と王子さまが別れる場面も。
この星空のどこかに好きなきみがいて、そのきみが笑ってると思えば、夜空の星ぜんぶが笑ってみえる、全部の星が好きになる。
本当に素敵な考え方だ。
「そのうち悲しい気持ちがやわらいだら(悲しい気持ちは必ずやわら -
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正式なCEOに就任し、アップルを飛躍に導いていく過程が詳細に描かれている。
まず製品を絞り、誰もがすごいと認める製品を作り、人々のアップルへの評価を取り戻す。
その後、iPod、iPadへと、アップルの機軸を動かさないまま新しい分野へと進出し、成功する。
このどれもが、スティーブジョブズ一人が決めてトップダウンで行ったわけではなく、チームで決断、実行しているのだ。
チームメンバーが気持ちよく仕事ができるようにと気を遣う。社員にはモチベーションを高めるために発破をかけたり励ます。
アップルを辞めさせられてからの13年で学んだことを取り入れながら実践していった。
その結果が、私たちが今知っているア -
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生きるのは自由で不自由
結婚は枠が決まっているがゆえに
その枠から外れてしまうと異常だと見られてしまう
実際に法で縛っているはずなのに
枠からはみ出てしまうのは異常なのかもしれない
対して恋愛は液体のように形作ることができない
だからこそ他者から見たら異常であったとしても
それに気づくのが遅くなる
私はそれでもいい気がする
だってなににも縛られず自分の思うがままに
恋愛も人生も生きたほうがいいから
じゃあ結婚と恋愛が入り混じったらどうなるだろう
どちらかが理不尽に不幸せになるかもしれない
どちらも破滅するかもしれない
そしてあまりにも相容れないその景色は
他人から見てどのように映るだろう
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