小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレガチガチに今の世界、成果や理由に固まってる自分を少しほぐしてくれる本。
家事や育児が本業。仕事が副業。空いた時間は神様からの贈り物(空いた時間は基本存在しない)という考え方。
そして、家事や育児は誰がやると決めず、自分がやると決める。そうしたら、残った家事はやるだけだし、誰かがやってくれたらラッキー。
あと、人と付き合うときはその人のユニークな面にだけ意識する。直すべきところとか、非難すべきところは見ない。みんなどこかにそんなところはあるに決まってるし、タイミングによって出ることもある。見ても無駄。
直感に従う勇気。理由なんてなくていい。
定期的に読み返したい本です。 -
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今まで、雨穴さんの「変なシリーズ」を全て読んでいて、レビューは全てが5つ星である。「変なシリーズでどれが好き?」と聞かれても、どれも面白くて、順位がつけられない。というのが本音。
今までのシリーズは全て会話形式で進められており、どんどん読み進められる。しかし、単純な内容ではなく、エピソードがいくつもあり、その一つ一つが完璧。
最後どうなるんだろう?という気持ちでいっぱいで読んだ結果「そういうことだったのか!」という驚き、満足感、充実感、「読んでよかった」感、そして雨穴さんの想像力と、物語の整合性にいつもながら感心していた。絶対に期待を裏切らない。こちらもとても楽しみだった。当然、「面白くないは -
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ネタバレ劇場、人間の時と同じくらい読むのが辛かった。でも感想は面白かった。
高校時代から自分の考えをもっていた岡田(上級生だから偉いなどの理不尽な文化に異議を唱えてたり)が、不倫や詐欺など身を滅ぼす事をしたのかが分からなかった。まあ学生時代の中村のこと横井のことが関係しているのか。。。
一方で、理解というか気付かされたこともあった。
不倫などの自傷行為をすることで屑であることを認識する岡田。これはある一定の気持ちよさ、心地よさがあるんかな?って。今まではこのような作品を読んでもなぜ自傷行為をするのかよく分からなかった。
が、自分も同じようなことをやっているのではないかと。自分は世間でいう弱者男性で -
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ネタバレやられた!! 二回も読者への挑戦状があったのに、全く気付かなかった。正確には、関係ない箇所を執拗に怪しんでいた。化学物質が口腔、喉にあったという描写から、6人姉妹のうちの1人が他5人を殺して最後に自分が自殺したものとばかり思いこんでいた。じゃあその後誰が処理したんだという問題はさておき、気になってしまったのが最後で、結局種明かしまで引きづった。また、実は一枝は生きていて、全ての犯罪を行ったのでは?とも思った。
他の誰もこんなトリックを浮かばないだろうというミステリー作品に出会ったとき、私も例に漏れず感服してしまう。序盤の占星術の説明、進まない推理、この方向で捜査を進めていいのかという不安… -
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「西の良い魔女」との呼び名もあるSFの女王アーシュラ・K・ル・グィンの『闇の左手』です
ル・グィンはSF界で双璧をなす文学賞ヒューゴー賞を5度、ネビュラ賞を6度受賞というまさに女王なんです
そしてあのファンタジーの傑作『ゲド戦記』もル・グィンの作でもあるんです
とにかくすごい人!
本書『闇の左手』もヒューゴー賞とネビュラ賞をW受賞している傑作です
もうね
SFやわ〜って感じですな
ル・グィンの思考実験の場にお邪魔させてもらったみたいな感じなんよね
色々あるんだが、まず究極の男女平等社会を異星の中で描いてるんよね
それは「両性具有」
性差がないので全員平等w
そしてこの世界は戦争がないのよ -
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なぜあの戦争を止めることができなかったのか。
かつて戦前に実在した「総力戦研究所」は、その名とは裏腹に「対米戦必敗」を予測したのである。
キャリア半ばの官僚が内外から、あるいは民間組織に従事するものまで、幅広く集められた研究員は机上演習の名の下で、実際の戦況予測に基づいてあらかたの予測をし、日本必敗を結論付けた。
蘭印に進出をし、石油を確保せざるを得ないこと、
俗に言うシーレーンの確保が求められる中で、石油を内地に送り込むことが難しくなるとの予測。
国力、資源量ともに数十倍とも言えた日米の差を彼らは見事に数値化し、あるいは際限まで予測を立てた。
それらの予測は文字通り見事なもので、歴史 -
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※オーディブルにて聴了
この作品もとても面白く、聴くたびに笑いを堪えるのが大変だった。特に走っている時に笑わせてくると笑いで息をしにくい時が数々あった。
特に面白かったのが、朝井さんの痔瘻手術のお話。本人はとても辛いのに、ご自身の病気を詳細に、また、どのような手術を受け、その時の感情を赤裸々と語っている場面は本当に面白かった。さすが直木賞受賞者!というか、もしかしたら関西人なのでは?って思うくらいお話の語り方が面白すぎる。お医者さんの話の聞こえなさの表現も面白かった。オーディブルなので、渡辺紘さんのナレーターが素晴らしかったのもあったのかもしれない。本当に、朝井さんのエッセイ以外の本を読まない -
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『有罪、とAIは告げた』の続編だ。
簡単に言えば前作は『裁判官になったAIロボットに裁かれること』を問うもの。今作は『AIロボットが殺人を起こし、被告人として裁かれる』という話だ。
介護用のロボット『リタ』が異常行動を突然起こし、それにより患者の老人が死に殺人罪でロボットが起訴される…そこに果たして殺意があったのか。ロボットを尋問してみると、そこには人間の感情を思わせるような反応が起こり、検察官や裁判官は困惑する…この小説が面白いのは、途中からこのロボット(リタ)の目線で『ワタシは何者なのか?』等々、描かれていくことだ。
ロボットが人間を殺す…昔読んだ手塚治虫の『火の鳥(未来編)』を思い -
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貧しさも、人間関係の恵まれなさも、全てがどうしようもなく、まともな道はないのに明日は来る、そんな中で掴める道が犯罪だったとして、それを見逃すことができるだろうか?
花は他の道もある中で自ら茨の道へ歩んだようにも思えたけれど、(富豪ではないにせよ)お金を気にすることなく生きてきた私と花とでは、見えている世界も、選びとれる選択肢も、何もかもが生まれたときから違っただろうと思う。
上下巻とずーっと苦しいのに、先を読みたい一心で数時間で読み切ってしまった。やるせない。だけどこれはけしてファンタジーでない、限りなくノンフィクションに近い現実の姿なのかもしれないと思った。 -
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いや、なんだこれ、めっちゃくちゃおもしろいじゃないか! 最近には珍しくほぼ一気読みだった。おもしろすぎて止まらんかった。
とにかくとにかく唯一無二の人なんです、このスマイルマート日色町駅前店で18年間アルバイトをしている主人公、古倉恵子さんという人は。この人を「治そう」としてはいけません。これでいいんです、このお方は。
周りの反応に腹が立ってムカムカしてましたが、〈ひょろりと背の高い、針金のハンガーみたいな〉新人白羽さんとの交流が始まってからは、怒りも忘れて目が離せなくなり、夢中で読んでました。
なんだろう、この胸のすくような気持ちは。感動すらおぼえます。
「え、自分の人生に干渉してく -
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裕月裕子さん著「慈雨」
自分にとって約一年振りに読む著者の作品。積読本だらけの本棚の中から長年眠っていた本作にようやく手を伸ばした。
物語は刑事物のミステリーであるのだが、それ以上にヒューマンドラマの要素が重厚な物語だった。
主人公神場の愚直な刑事らしさと人間臭さとが混在して描かれている。
特に妻の香代子、娘の幸知との神場の家族愛の物語展開がお見事。素晴らしかった。
神場が退職してお遍路巡礼していく最中という背景も素晴らしかった。
16年前に起きた事件に対しての後悔からきている物なのは最初から解っていたが、結願に向けて妻に対しても娘に対しても神場の本心が読み取れていく。
事件と共に本心を妻 -
Posted by ブクログ
人生に対して、もういかほども抗うことができなくなり、諦念を持ってしまってからでさえも、人はふりかえり、あのときあんなことしなければ、とか、ここをこうしとけば、とか、そんな生産性のないことをついつい考えてしまうものだと思います。
『当たり前の、普通の、平凡な人生を送ってくればよかった。なんのことはないそれが一番だったんだ』
僕はふりかえってそんなふうに
思ったりするんです。
『平凡』ってなかなかに
難しくないですか?
『平凡に生きてる』って
案外非凡なことなのかもしれません。
『平凡』って幸せと同義なのではないだろうか、と還暦をこえてからそう思うようになりました。
当たり前に日々を健康で過ご
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