小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『白鯨』(上巻)を読み終えました。
捕鯨小説というより、旧約聖書や神話、哲学など、さまざまな知が「鯨」という一つのモチーフに集約された巨大な文学作品だと感じました。
私は事前に『ヨブ記』『ヨナ書』を読み、『METAL GEAR SOLID V』もプレイしていたため、エイハブやイシュメール、復讐という構図が後世の作品へ受け継がれていることを実感できました。「これが源流だったのか」と気づく瞬間が何度もあります。
そして何より圧倒されたのは、メルヴィルの執念です。インターネットもAIもない時代に、膨大な文献を調べ上げ、それらを一つの作品へ統合した調査力と構成力には驚かされました。
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Posted by ブクログ
常にNo.1の営業成績を収め、ノルマ達成率100%の主人公は、トラブルに巻き込まれ殺されそうになる。殺される寸前、殺し屋たちが売上ノルマに悩んでいることに気付いた主人公は、自分が殺し屋の営業としてノルマ達成を提案する。
営業×殺し屋という斬新な組み合わせにワクワクしながら久しぶりに一気読み。裏社会を口八丁で乗り切ろうとする主人公の姿はさながら『ベター・コール・ソウル』のソウル・グッドマンのようでめちゃくちゃ好みだった。
思ったよりも搦手が多くてもっと真っ直ぐに裏社会で営業する姿も見たかったのと、主人公の異常性を示す面白いラストとは理解しつつも「その達成方法でいいならなんでもアリじゃない?」 -
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Posted by ブクログ
古内さんの小説は「マカン・カラン 23時の夜食カフェ」に続き2冊目。
シャールさんの長期休暇で舞台は台湾。
薬膳料理、台湾珈琲、小籠包などを始めとする食の文化。
親日として親しみやすい台湾の人という程度にしか知らなかったけれど、かつて台湾は日清戦争後、約50年も日本の植民地だったことなど深く考えることもなかった。
作中に出てきた映画を調べるうち、台湾の歴史や国際社会における立場など浅くではあるが知った。
旅を通して新たな出会いがあり、日本では味わえない体験を通してそれぞれが成長していく温かいお話。
一度台湾にも行ってみたくなった。
これもお薦めの一冊です!
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Posted by ブクログ
妊活に疲れ果てた後に離婚で荒んでるさなかに最愛の弟を無くした薫子と、その弟の元恋人であるせつなが家事代行を通し人の心を助けながら、様々な事が紐解かれていく物語。単純思考の私には最後は想像できなかった。。
生活環境、取り巻く世間の環境によって心身ともに疲れてる人達の心を救ってくれた、数々のお料理を私も食べたくなりました。
ほぼワンオペで3人の子供を育てて疲れてたけど、それを微塵も見せてはいけないと頑張っていた遠い昔をちょろっと思い出し、その時に助けてもらえた色々な事を思い出しました。
場面は違えど、人の心に少しでも寄り添って行きたいと考えさせられました。