小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ不死身の特攻兵
軍神はなぜ上官に反抗したか
特攻兵、佐々木友次氏は特攻に出撃したが、何度も生きて帰還した。ある時は自分の意志で、ある時は機体の不良で、ある時は敵を見つけられず。
その佐々木氏に何度も会って直接話を聞いた鴻上氏がまとめたのが本書です。
「失敗の本質」で太平洋戦争での敗因は良く研究されていますが、本書はそれに重なる日本の問題点を挙げると共に、丁寧に佐々木氏の話の事実関係や史実を確認しながら、命令した側の覚悟の無さや自己弁護や特攻攻撃自体の効果の薄さを語ります。
多くのお年寄りが近年の日本の雰囲気が太平洋戦争前に似てきていると話しています。
いつか来た道をまた辿らないように、個 -
Posted by ブクログ
あれ?おかしいんじゃない?と思うかどうかが、人として正しい道に進んでいけるかどうかの分かれ道になる。著者は新聞記者であり、受け取ったタレコミから、どうやって取材して、事実を明らかにしていくか、その手法まで教えてくれる。プレスリリースされたものをただまとめるだけの記事を書くのか、あれ?と思ったことを丁寧に取材して記事にするのか。著者は後者だ。公開されてる情報を丹念に丹念に調べていく。取材対象の企業人、公務員、町長などについても、その人の立場ならどうするべきなのか、どうするべきだったのか、考えながら読んだ。
公共の福祉という視点を忘れてはならない。
地方自治体は民主主義の学校というらしい。大事にし -
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日頃はもっとマンガっぽいミステリ(名探偵が出てくる本格ものっていうか)ばかり読んでいるのですが、たまにはこういうのもいいかなと何気なく手に取ったところ、夢中で読みました。
群像劇なので何か特定の人物の視点に立って読むわけではなく、ドキュメンタリーのようにも見えました。
集英社のサイト掲載のインタビューで、作者は「映画『ゾディアック』と、『殺人の追憶』からヒントを得てこういうのを書きたいと思って」といったことを述べてました。『ゾディアック』は観てますが、納得です。
私は日頃から割と合わない作品を「合わない」とか「嫌い」と言っちゃうんですが、この作品は、どこかが自分にブッ刺さって大好きという -
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日頃はもっとマンガっぽいミステリ(名探偵が出てくる本格ものっていうか)ばかり読んでいるのですが、たまにはこういうのもいいかなと何気なく手に取ったところ、夢中で読みました。
群像劇なので何か特定の人物の視点に立って読むわけではなく、ドキュメンタリーのようにも見えました。
集英社のサイト掲載のインタビューで、作者は「映画『ゾディアック』と、『殺人の追憶』からヒントを得てこういうのを書きたいと思って」といったことを述べてました。『ゾディアック』は観てますが、納得です。
私は日頃から割と合わない作品を「合わない」とか「嫌い」と言っちゃうんですが、この作品は、どこかが自分にブッ刺さって大好きという -
Posted by ブクログ
今の時代、成瀬みたいになりたい人が多いんじゃないか。
だからこそこれだけ多くの人に読まれているんだろうと思う。
無表情で、冷淡としているから誤解されやすく、
嫌われやすいかもしれないけれど、
ブレずに自分の意思を貫ける人が今少ないからこそこの作品が響くのだと思う。
かくいう私も成瀬のような人間になりたい。
夏休みの自由課題を全部やってみたり、紅白に出てみたり、誰にも知らせず1人で公共交通機関を乗り継いでスタンプラリー巡礼をしたり、生まれ育った愛する地元の観光大使になったり、
人の目を気にしたり他人と比較しなければもっと自分の興味関心がクリアになって目の前のできごとを素直に楽しめたのかもしれな -
Posted by ブクログ
欲しいモノを持っている人がわかってるなら、隠しているところを盗み見て、いなくなってから取れば良いんじゃね?と素朴に思う。あるいは隠し場所のところまで、本来の持ち主が取りに来れば済む話で、わざわざ信頼できるかどうかわからない人を介して運んだり、運ぶ人を襲ったり闘ったりしなきゃいけないのか、全く話の設計そのものが陳腐だと思ったのだが、まぁ話は面白かった。新選組の使い所もいいし、土方さんと沖田さん良いよね。
時はお江戸の幕末。円十郎は柳雪流躰術の使い手で運び屋をやっている。運び屋は夜の仕事で、危ない。荷物の中身を見てはならず、相手を探らず、時と場所を間違えない。松竹梅と難しさのランクがある。
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Posted by ブクログ
『非色』から立て続けに、シビレる作品で呆然としている。上巻以上に一気読みだった。
終盤は「自分を信じて生きるとはどういうことか?」という壮大な問いを掲げている。
エジプトの記憶が巻き戻り、歩の人生にとってかけがえのないものとなっていく展開、最後の一文の綺麗すぎる伏線回収で心身まるごと清い渦にのみ込まれた。
本を読み進めながら、自分の仕事の悩みを文章に乗せて考えていた。
何度挑戦しても自信が持てなかったのは、自分の内ですでに根拠をもって意思決定しているのにもかかわらず、
リーダーや先輩から「それは間違ってるかも、うまくいくのか?と問われたらどうしよう」という妄想が常に付き纏っていて、思った通り
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