ネタバレせずに、まっさらな気持ちでお読みください!
ゴッドオブミステリー・島田荘司のデビュー作にして、御手洗潔シリーズ第1作目。
六人の処女の肉体部分を合わせて完璧な女、アゾートを創るという画家の遺書から始まる。画家の死後に日本各地で体の一部を切り取られた死体が発見される。事件から40年後、御手洗は猟奇殺人の謎に挑む!
冒頭の手記部分は正直読み辛いが、そこを乗り越えたらあとは一気読み必至!驚きのトリックはもちろんだが(読んで確認を)、些細な事柄から事件の核心に近づく御手洗の推理力、相棒の石岡君との掛け合いが絶妙で面白い!また、長編なのに飽きさせない展開に読む手が止まりません!
他の御手洗シリーズもあわせて読んで見てください。おすすめの読む順は「占星術」「斜め屋敷」「異邦の騎士」です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年04月12日
変わり者だが切れ者の御手洗潔と、彼に振り回される主人公の掛け合いがとても面白かったです。
終盤では、明治村をここまで描くなら関係あるんだろう、という思い込みにしてやられました。
普段占いには半信半疑な私ですが、この本によって西洋占星術に俄然興味が湧いてきています。
Posted by ブクログ 2024年04月08日
日本のミステリーオススメ作品で検索すると絶対ヒットする名作。
狂ったようにしか読めないアゾート手記から始まり謎の死を遂げた画家、全国に散らばったバラバラ死体となった娘たちを始め戦前の不可解犯罪に名探偵御手洗潔が挑む!事件自体は戦前のためか長々しいくだりが怠いけどそれでも正統派ミステリーとしての価値は...続きを読む高いと思う。
トリックの著作権については寡聞にして知らないが『金田一少年の事件簿』でメイントリックの剽窃がありソチラを先に読んでしまっていたのが悔やまれる。作者ならずもと読者として苦情を申し立てたいがコレについては編集者の方にも責任があるだろう。何も知らない母に勧めたところ真犯人とトリックに驚倒していたので羨ましく思った次第。
石岡くんが迷走しているのが良い目眩しだし何より真相に気づく「お札」は秀逸。
あとシャーロック・ホームズに対して辛辣なコメントの御手洗さんだがその鋭さは却って作者のホームズへの想いを感じた。
Posted by ブクログ 2024年04月07日
寝る前の12時半から1時まで、コツコツ読み進めました
今振り返ると、あの時間帯にぴったりの1冊だったと思う
長編ミステリと言えば解決編への道筋が少し退屈なイメージもあるけど、本作は最後まで飽きなかった
衝撃的なな情報が入ってきたり、御手洗くんのキャラクターが面白かったり、いきなり場所がかわったり、...続きを読む、、
顔のない死体って聞くと明らかに怪しいのに、どうして気づかなかったんだろう?
アゾート殺人をする動機のある人物は絞られるから、そこから導かられる所だけをずっと推理してしまった
あと安川民雄はただの酔っ払いだったのね、、、
Posted by ブクログ 2024年03月25日
流石!って感じ。有名なだけある。出だしのアゾートの手記がまず面白いし、事件現場の情報いっぱいあるのも楽しいし、中盤で出てくる文次郎の手記でまた盛り上がる。情報増えたら御手洗が整理してくれるの助かる。そんなにわかっちゃっていいの?って思うけど綺麗に推理できなかった。序盤の推理に惑わされちゃダメだ。
金...続きを読む田一少年の事件簿で同じようなのあったよね!有名なミステリはやっぱり早めに読まなきゃいけない。アガサクリスティー読み残してる分もそろそろネタバレ避け損ねそうなので急がなきゃ。
Posted by ブクログ 2024年02月25日
ネタバレはしたくないので、理由は書きませんが推理小説の中では間違いなくオススメ
ネタバレが目に入るので、これから読む気があるならこれ以上スクロールしないで
Posted by ブクログ 2024年02月21日
色々なランキングで見かけるのでかなり期待値は高かったと思うのですが、冒頭の手記で折れかけた心は御手洗登場で復活し、以降折れることなく最後まで夢中で読みました。こんなに夢中になったのはいつぶりだろう。占星術の記述については一ミリも理解できていないものの、それを差し引いても期待に応えてくれた作品でした。
Posted by ブクログ 2024年02月09日
当時停滞していた本格ミステリーの復活の礎になった作品。雪密室、一枝殺し、そして本作の目玉であるアゾート殺人の三つの事件を名探偵(躁鬱の変人)御手洗潔と助手の石岡君と共に挑むという本格ミステリー。四十年謎が解かれていないことや、計算し尽くされたそれぞれの犯行、そして御手洗&石岡君の捜査してい...続きを読むく様子が丁寧かつ魅力的に描写されていてページを捲る手が止まらなかった。この作品から「十角館の殺人」を始めとした新本格ミステリーが誕生したかと思うと感慨深い。
Posted by ブクログ 2024年01月08日
これぞ本格ミステリ!
昭和56年(1981年)に発表された島田荘司さんのデビュー作です。
今後、シリーズ化する名探偵御手洗潔の一作目です。
あらゆる調査や推理がし尽くされた事件であり、それらを読んだ読者への挑戦状がでてきます。
私は、全くトリックが分かりませんでした(笑)
ホームズ役の御手洗とワトソ...続きを読むン役の石岡とのやりとりが面白かったです。
Posted by ブクログ 2023年12月19日
石岡の具合からアゾートは作製されたものとして読んでしまうというめちゃくちゃ簡単と言えば簡単なトリックだったけど、そんなんそう思うに決まってんじゃん!って思いました(KONAMI)
最後の手記で悲しい物語の悲しい殺人だったことを分からされる。
とても面白かったです。
探偵小説を読んだのは何十年ぶりだろう。子供のころは、シャーロックホームズや明智小五郎を読んでいたけど、大人になると、トリックを使って殺人するなど荒唐無稽で非効率的に思え、敬遠していた。
昭和11年の科学力を念頭において読まないと「そんなのありえないだろ」となってしまうが、犯人は完全犯罪をしようと...続きを読むしてトリックを労したのではなく、母を思ってつかわざるをえなかった設定に哀愁を感じ、他の推理小説には感じなかった何かを感じる。
この事件、御手洗潔は犯人を許しても杉下右京は許さないだろう。このような事件を題材にした、2人の共演(対決?)を見てみたい。
あっと驚くトリックでそのまま爽快に終わる、のではなくあれだけの事を成し遂げながら何ひとつ思い道理とならず悲しみの中を孤独に生きてきた犯人への憐憫が尾を引き、すっかりそちらに引き込まれてしまった
平吉の手記が偽物、までは予想してたんだけどトリックは全然わからなかった。面白かったです。
なぜ今まで読んでいなかったのだろう。ミステリー好きなら一刻も早く読むべきである。私は残念なことに,大まかなトリックは,この作品のオマージュともいえる作品から気づいてしまった。当然,犯人も。しかしながら,矛盾や疑問は多く,一つ一つのピースが繋がらない。先を知りたくて一気に読んでしまった。読了後,大きな...続きを読むジグソーパズルを完成させた時のような爽快感を味わった。散りばめられた事実が全て収まるところに配置され,無駄なピースは何一つ無かった。さすがだ。
又この和製ホームズ,ワトソンの関係には心温まるものを感じ,大好きである。
島田荘司の代表作として最も名の知られた作品。自分の中のミステリーブームの内に触れることに相成りました(^ ^)40年前に起きた不可能としか考えられない猟奇的連続殺人。友人の石岡から事件のあらましを説明された御手洗がこの謎に挑戦します。徐々に示される事件の内容は複雑に絡み合い、難解としか言えません。果...続きを読むたしてこの事件の真相はなんなのか?
以外ネタバレ
この小説はあまりに有名です。事件の大元のトリックには間接的に金田一少年の事件簿で触れていました。読み始めて、アゾート事件の死体切断の顛末からあれ?と感じ、このトリックにいち早く気づいてしまったのは痛恨ではあります。元々こちらが先なのですが、一種の驚きを新鮮な気持ちで感じれなかったことは心残りではあります。しかし、内容そのものには読み進めるほど引き込ませる力強さがあります。提示される情報をもとにあれこれ考えても、謎解きの段階で提示された最初の犯人名を見たときはへっ?となりました。(トリックはわかっていたのでもちろん犯人は当てれたんですが)
ミステリー小説の形として実に丁寧な作品です。これ以降の御手洗潔のシリーズも楽しみにしたいです。・・・今度はネタバレなく挑戦しないと
Posted by ブクログ 2024年04月27日
肝となるトリックがシンプルで強烈ッ…!
真実が明かされるシーンまでのモヤモヤと焦燥感が、トリック一つで全てがひっくり返され、悔しいという感情まで出てきた。
事件解明に至るまでの話の展開と、筆者からの挑戦もその衝撃を増幅させていると思った。
Posted by ブクログ 2024年03月10日
本書は最初の手記や登場人物の口調に読みにくさを感じる。
ただ、ミステリーとして問題・トリック部分は素晴らしく、作者からの挑戦状といった程も、より一層読者に面白みを与えている。
個人的にはトリックはどこかでみたことあるはずなのに、それが思いつかなかったことが悔しい。
何冊ミステリーを読んでても、推理は...続きを読むできる気がしないんだよなあ。。。
だからこそいつまでも楽しくミステリー読めるのかもしれないが笑
Posted by ブクログ 2024年02月12日
館シリーズで名前が出てくるので気になって購入
冒頭の手記が長く理解し難い内容が続いたことと、京都に至るまでの道のりが長かったため手が止まりかけたけど、御手洗と石岡のキャラがコミカルでなんとか読み進められた
後半に2度目の挑戦状を叩きつけられたタイミングで、長かった道のりを今度はノリノリで読み返す...続きを読むもトリックは分からず、、石岡くん状態だった
トリックは分かってしまうと確かになんで気づかなかったんだろ…と思う、図解もあって分かりやすく面白かった
時子の手記ではじまり、時子の手記で終わる構成も良かった、最後の母を思う遺書は少し泣けた
半分ほどは読むのが大変だったけど、読み返しは楽しかったから結局全部楽しめた!
Posted by ブクログ 2024年01月22日
普通のミステリを何冊分も読んだような満足感でした。ただ、最初の手記部分が初見殺しというか読んでてキツい…石岡くんと御手洗の会話が始まってくれた時はホッとしました
(あと今更ですが、某漫画のパクリ元とは聞いてましたがさすがにそのまますぎではと衝撃です)
Posted by ブクログ 2024年01月10日
冒頭の手記で挫折してしまう人がいるそうですが、気持ちが分からなくもなかったです(占星術に関する記述は本当に「???」ってなります)。
ただ、それを過ぎると「どうなるの?」が上回って頁を捲る手が止まりません。
Posted by ブクログ 2024年01月06日
出だしの手記といい、物語の言い回しや流れになかなか慣れず、読みにくいなと感じたけど、内容自体は面白かった。
正直言うと、手記の段階で本当に血の繋がった時子が女だらけの中にいて、普通いじめられないか?とか多恵と住まないか?とか考えてたけど、昔の話だから、って流してた。
だからこそ最後の手紙はなんか...続きを読むせつない気持ちになった。
また島田荘司の本を読みたい。
Posted by ブクログ 2023年12月30日
2023年最後の本。読み終わってスッキリだけれども、なぜ年の瀬にドロドロとした本を選んだのか。個人的な感傷を抜きにすれば、面白かった。トリックならば一番と言われるだけある。
Posted by ブクログ 2023年10月19日
面白かったな〜…推理の材料とヒントが完全にそろうまでめちゃくちゃ長かった。
けっこう頑張って読んだけど、二人の調査の冒険や会話も面白かったし、テンポよく読み進められた。
御手洗の最初の印象は、ホームズとそっくりの情緒不安定で相棒と仲良くやってるところもそっくりだな〜という感じで、占星術師という肩書...続きを読むきがなんとなくオカルトちっくな怪しい感じだった。
でも中盤あたりでホームズを罵倒(愛がある)し、一週間で事件を解決する!と息巻いたところから、あれ?なんか面白い人だという印象に変わった。
ホームズとは違ってかなりとがった、人間くさい性格をしている。見栄をはったり石岡くんをからかったり嫌味を言ったり、でもそこが全然嫌な感じがしなくて、むしろ愛嬌があって魅力的だな〜と思った。
事件の顛末については、「あ、そう言われればそうだよな」ということが多かったし、そういった些細な事柄を自分が覚えていて、引っかかってもいたことに少し驚いた。
意外性はちゃんとあって、解決パートは読んでいてドキドキした。
御手洗が犯人と対峙する場面はとてもドラマチックだったけど、はやく解説してほしい!とヤキモキもした。
そして、最後の犯人の遺書でたまらなく悲しい気持ちになった。最初の手記で猟奇的な殺人事件という印象を強められた分、最後の遺書はその裏にあったつらさ、母への思い、娘たちへのうらみが感じられて、悲しくなった。
作者の後書きも面白かった。作中に出てくる地名が全て作者にゆかりがあるもので、作者が自分が持っている物ですべてでこの物語を書いたんだな〜と思えてよかった。
駒沢オリンピック公園になる前の場所での冒険や、給食の思い出はわたしにも子ども時代を思い出させてくれた。
今後も御手洗潔シリーズ読んでいきたいなあ。
Posted by ブクログ 2023年10月15日
フーダニットとしては難しすぎるな〜になった笑
挑戦状1あたりで6人の中に犯人がいることは察せられるけど何より誰と誰を入れ替えるかを完全に把握してないと当てられないのが面白い(飾りで本質を見えずらくしているというのも関心した(そのための京都散策編ですか??))...3つの異種の事件を扱うことで飽きるこ...続きを読むとなく読めたし、御手洗潔のキャラも好きだった(斜め屋敷もぜひ読みたいになった)
しっかり推理する時間を与えてくれる挑戦状形式ありがたいなぁ(十角館の殺人ではてっきりこれが来ると思って読んでしまいカウンターを食らったので)また、やっぱり現代は捜査技術や防犯カメラ云々でこれらのミステリーを書きずらくなってるの悲しいになった...孤島とかにせざるを得ないというか笑
(最初の書記言われてるほど読みにくくは無いにはなった)
探偵ものの推理小説が読みたくなり評判の高い本作を購入しました。
全体としては面白く、正直犯人やトリックは全く想像がつかなかったので後半はなるほど!と感心しながら読み進めました。科学捜査が進んでいる現代の感覚で見ると絶対に通じないトリックだからこそ盲目になるというか思い至らなかったのだと思います。
...続きを読む
何と言っても御手洗と石岡のお互いに遠慮のない掛け合いが面白いですね。石岡の御手洗に対する暴言の数々には笑いました。
また、犯人の手記についてはとても悲しくなり(今川焼の下りで思わず涙が出そうになりました)、自分も親が離婚し母と二人で暮らしているものですから同情の念を覚えずにはいられませんでした。
ただ、一点残念に思うとすればとにかく前半が退屈で堪らないところですね。
最初に解決に必要な情報を全て読者の前に並べて置く為だとは思うのですが、御手洗が言う通り「電話帳を読んでいるよう」であり、正直前半は流し読みしてしまいました。
そういう点で☆4です。
Posted by ブクログ 2024年04月25日
「伝説の名作」と名高い本格ミステリ作品。
密室で殺害された画家が遺した手記で明かされる、猟奇的なアゾート制作計画。約40年の歳月をもってしても犯人を暴いた者やトリックを解いた者は現れなかった難解事件に御手洗潔が挑む。
冒頭の手記には占星術の専門用語やそれに関わる知識が膨大に記されており、これを読みき...続きを読むるのがとても大変。そして事件のあらましを御手洗の友人・石岡が説明するが、この事件の概要やこれまで検証されてきたことなどの情報量が凄まじく、ひとつひとつ理解するのが大変だった。
後半の解決パートからは難解な表現も見られずテンポよく読み進めることができた。所謂「読者への挑戦状」が含まれる作品だが、この情報量を処理しつつ謎も解くのはなかなか至難の技だと思う。
Posted by ブクログ 2024年03月30日
前半は文章が古い言葉の言い回しで読みづらかったが京都旅行のあたりから面白くなってきた。
ホームズみがあるなとも思った。
読者に挑戦してくる作者も面白い。
御手洗みたいな人は苦手だなと思ったけれど最後には情が湧いてなんとも憎めない不器用な人なのだなと思う。
謎解き解説の序盤で私もピンときてやっとトリッ...続きを読むクに気づいた。
猟奇的な殺人犯では全くなく、非力な女性だった。
可哀想な境遇を思うと殺人も悪いとばかりは言えないと思ってしまう。
占星術や星の巡りについては難しく流し読みをしたけれど図解が多く分かりやすかった。
わかってしまえばそんなに難しいトリックでもなく、まぁ普通に面白かったなと思う。
ただ外国でも翻訳されていてかなり有名な作品だとは知らなかったので読めてよかった。
Posted by ブクログ 2024年03月30日
絶対に読んどけっていうミステリー小説を紹介してるサイトで上位だったので読んでみた。
中に図があり、占いとか、戦前とか、画家とか人形とか、きな臭さ満載。トリックに挑むのを楽しめるかな。重い殺人事件だけど、御手洗さん達が人間くさくて救われる。明治村のあたりは本当に無関係でなんだったのか、と拍子抜けでもあ...続きを読むる。
Posted by ブクログ 2024年03月01日
前半は既に起こった事件の説明で、後半が推理パート。その事件以降新たに事件が起こったり人が死んだりはしないので緊迫感はない。個人的には探偵も事件に巻き込まれながら推理して犯人を探すタイプのミステリが好みなので、あんまりタイプじゃなかったかも、、最後に読者への挑戦状があるけど、想像力が乏しすぎて私は全く...続きを読むわからなかった!ちょっと悔しい。この本だけ読んでわかる人いるのかな、、序盤の文章がかなり奇天烈で心折れそうになったし、推理パートも状況整理するのに結構頭使ったけど最後はすっきり終わって面白かった
Posted by ブクログ 2024年01月27日
冒頭長く,コクコクしてしまったが
アレが大きなミスリード?になっているのかなと
現在ではなく
過去の事件について取り組んでいる話だったので
ちょくちょく眠くなってしまったが
どう考えても謎ばかりだったので引き込まれました
が、過去なので、やはり、中だるみしちゃった。
でも読んでよかった。
Posted by ブクログ 2024年01月14日
最初の事件にまつわる手記が長くて読みづらさがあったが、ストーリーが進み始めると気になってどんどん読み進めて行けた作品。御手洗と石岡の関係性がホームズとワトソンのようなキャラクターだったので2人のかけあいも良かった。
一見、サイコパスな殺人事件と見せかけてその裏側はシンプルで単純なトリックであったり、...続きを読む犯人についてもよく読んでいれば確かにこの人なんだなとなるようなヒントがちりばめられていたが、読んでいる最中は全くもって誰なのか分からなかった。
Posted by ブクログ 2024年01月02日
トリックは初見だとめっちゃ秀逸なトリックだと思うんだけど、いかんせん先に某名探偵の孫を読んでいたせいで、完全に楽しむことが出来なかったのが悔やまれる...
御手洗潔のキャラは面白かった。
Posted by ブクログ 2023年12月29日
他の方も書かれていましたが、最初の手記がかなり読みづらかったです・・・。
ただ、これが30年以上前に描かれた小説なのだと考えると、そこまで違和感なく読めるのが凄いと感じました。
「大衆次元への押し下げというやつだ。」
「日本の汽車から見える山々が、懐に飛び込んくるような気がしましたって言ってたよ、...続きを読む」
某漫画に出てくるある物語が、この本のトリックとそっくり…と聞いていたので
正直最初からトリックは分かりつつ読みました。
(確かにそっくり!漫画のが後だけど、良くかぶってるからボツ!ってならなかったな)
それでも独特な魅力のある探偵役と、それに振り回される助手役という、推理小説にありがちな設定の登場人...続きを読む物が魅力的でした。
同じシリーズの他の本も読んでみます!
Posted by ブクログ 2023年09月09日
1981年の作品だからか殺人トリックに時代を感じた。
悪い意味じゃないです。古き良き的な意味です。
40年以上も前だと何処かしらで見たことあるのも仕方ないし、お札のトリックも昔誰かから聞いたことある気がする。
ただそれはこの作品発の既視感なのかもしれない。
縁もゆかりも無いけど懐かしさを感じた。
...続きを読む
「読者への挑戦状」文化を詳しくは知らないが、こういうの好き。図表が出てくるのも良い。
あとがきに本格とは何たるかの議論について少し書いてあったが、私はリアリズムより断然本格ミステリ派だと思った。