【感想・ネタバレ】生きとるわのレビュー

あらすじ

又吉直樹6年ぶりの長編小説!

「生きる」とは、こんなにもやりきれなくて、おかしい――
累計354万部『火花』から10年後に書き上げた、新たなる代表作!

公認会計士として傍目には順調な生活を送っている岡田。
しかし、高校時代の仲間だった横井に500万円を貸したことから、その人生は狂い始める。横井は他の仲間たちからも借金を重ねたあげく、姿をくらましていた。
阪神タイガースのセ・リーグ優勝が決まった夜、岡田は大阪・道頓堀で偶然横井と再会する。
貸した金を取り戻そうとする岡田は、逆にさらなるドツボにはまっていく……
人間の「闇」と、「笑い」を両立させた奇跡的作品!

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Posted by ブクログ

面白かったです。読んでいくごとに心地悪さが、ありながら、登場人物の弱さ、脆さ、狡賢にどこか共感してしまい、実体験のようなリアルさが面白かったです。実際には起こらないのかもしれないけど、もし自分が同じ場面に直面した時の怖さみたいなものを感じました。繊細で深い物語に感動しました。

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2026年02月21日

Posted by ブクログ

又吉の本は自由律俳句もエッセイも読んできてて、読んできたからこそ前回の「人間」を読んだときに「なんか無理に長くしてない?短編の方が向いてるのでは」とか生意気なことを思ってたんですが、今回の長編、かなりおもしろかったです。勝手な批評してマジすんませんでした。

序盤からかなりおもしろかった。会話劇と空気感で一気に引き込む。
でも序盤でおもしろくても中盤で中だるみしたり夢みたいな訳分からんことに行き着く可能性もあるからな、と疑っててんけど、ラスト100ページとかもう一気読みやった。おもしろすぎ〜〜〜。かなりのブロマンス。かなりのブロマンス!!!!!!!バリ山行好きな人だったら合うのではないかと!!!

「なんか、自分を汚したくなったというか、最低な自分を確認したかったというか」
とか
「だって間違わへん奴ってしんどいやん」
とか、自分の心をえぐる言葉もたくさんあった。

あ〜〜〜〜これは買ってよかったな〜〜〜

この小説を舞台にするなら誰に演じてもらおっかな!って想像しながら読んでたから余計楽しかった。
和田雅成に岡田か横井のどっちかを演じてほしいな
合うと思うねんな。
ずっと和田雅成で想像してた。クズもシリアスも似合うと思う。横井は植田圭輔とか鳥越裕貴も迷ってんけど……う〜〜〜ん、植田圭輔は綺麗すぎるかなぁ。鳥越……鳥越な……いいかもな……。岡田は赤澤燈で想像してたシーンも多かった。でもあの子東京の子やねんな。ごめんやけど大阪弁頑張ってくれ。
大倉と広瀬はダブルヒガシの二人で想像してた。っぽいかな、と思って。

あ〜〜〜〜〜〜〜楽しかった〜〜〜〜〜〜〜
最高〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

ヤケ酒したくなる読後感。
しらんがな、なんでそうなるねんって
心がずっと関西弁で突っ込んでた。
つまりめちゃくちゃ面白かったありがとう。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

劇場、人間の時と同じくらい読むのが辛かった。でも感想は面白かった。

高校時代から自分の考えをもっていた岡田(上級生だから偉いなどの理不尽な文化に異議を唱えてたり)が、不倫や詐欺など身を滅ぼす事をしたのかが分からなかった。まあ学生時代の中村のこと横井のことが関係しているのか。。。

一方で、理解というか気付かされたこともあった。
不倫などの自傷行為をすることで屑であることを認識する岡田。これはある一定の気持ちよさ、心地よさがあるんかな?って。今まではこのような作品を読んでもなぜ自傷行為をするのかよく分からなかった。
が、自分も同じようなことをやっているのではないかと。自分は世間でいう弱者男性である。結婚もしていなければ、恋人なんてものはいない。弱者男性だからと言い訳をし、自分を卑下することである一定の心地よさがあり、自分を守っている。これも岡田と同じことをやっているのではないか?と。

結局のところ、人間というのは皆何かしらに苦しみながら生きているのでしょう。
僕だけ、私だけ、ではなく。

だけど、生きていくしかないのでしょう。
ps人生はオナニーやって親父がよく言っているのを思い出しました。

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2026年02月10日

Posted by ブクログ

所々の描写で、すっと笑える描写が多く、又吉直樹と言う人間が、やはりお笑い芸人であると言うことを知らしめてくれる作品です。作品全体としては、共感できる人の差が、この作品の評価にも影響があると思います。僕の地元や友達のことを想像しながら読むと、共感できるところが多々あり、最後まで面白く読むことができました。エンタメとしての読書というより、内省を目的とした自分だったらどうだろうかなどを考えるようなことが多かったので、面白い面白くないと言う評価とはまた違う評価でとても好きな作品でした。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

「自分の日々の生活が苦しいのは自分の努力が足りないからなんやろ。それを乗り越える強さが自分にはないからなんやろ。そんな状況を回避する才能が欠落しているからなんやろ。全部、自分の責任ということになるんやろ。この社会の構造の不備には目を瞑り、そこで生じた個人の痛みは各々で持ち帰り、自分で何なんかしなければならない。おまえらが人に優しくないから、世界はおまえに優しくないんや。強さを持つ者だけが生きる資格があるならば、弱さがあってあたりまえやと思っている自分に生きていく場所なんてないよ・・・」
同書からの抜粋である。

高校時代から中年にかけての主人公と、腐れ縁とも呼んだらいいのか、「友達」との月日を描いている。
人生、合理的にはいかないし、良い人がいい目を見るとも限らない、そして、誰でもちょっとしたことが原因で堕ちていくのである、そんなことが、内容とは裏腹に瑞々しく描かれている。

あちこち引っかかりながら読んだ。その引っかかった箇所が私に何かを考えさせてくれた。

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めちゃ面白かった
シリアスなシーンの会話部分でところどころ笑わせてくれるのに最後の100ページくらいはずっとしんどいことの続きで、これ、終わりどこに向かうの?って思ったけど終わりがこんなに爽やかになると思わなくて、終わった時はなんかほっとした
主人公がどうしようもない見たこともないどクズではあるのに共感できちゃってることに途中で気づいてしまうからしんどかった
主人公だからなるべく傷つかない方向に向かってほしいと思えるんだけど、実際にそばにいたら早くこいつが痛い目見てくれますようにって思っちゃうんだと思う。でもその人の中にもきっと自分が似てる部分があるからその人が自分の代わりに裁きを受けてくれるのを期待してしまうのかもしれない。

妻がいちばん酷い目に遭うんだけど、妻は常に優しくて正しい。優しくて正しい人が幸せになるとは限らないその残酷さも含めて、面白いと思ってしまう。
人生は報われないし、何があるかわからないから生きていける。その何があるかわからないには不幸が含まれているのに何があるかわからないことにいつも救われている。

「ほうじ茶か、みたいな顔すんなよ」のところがいちばん笑った

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中盤からきつかった。
顧客からお金騙し取るの成功して、
2回目行く時、なんか次もいけそうな感じ、むしろバレるなって言う感情で読み進めてしまった。

冷静に考えたら、間違いなく誘き出されているのに。上手くいけ、彼に光をと。岡田もたぶん屑なのに肩入れしたくなるのは、可哀想な人を救ってあげたいっていう私の偽善心なのかも。

たしかに横井はどこでもいるし
自身もそんな時があるんだろうと客観視できた


家族の関係性がたくさん出てきてきたのもよかった。横井と父、元妻と両親、神と神の子
この目線で見ると、愛の形は歪んでても間違いではないよな。

プールへの飛び込みという強烈なシーンが、信頼と裏切りと言う形で、最後ここで登場するのかと意外だった。

横井の父親しんどけ!というブラックジョークを、先生に指摘される倫理観であると、そこで再認識した生粋の大阪人でした。
道頓堀に馴染みがあるから、シーンが細かく想像できて、解像度がとても高かった。
最後は綺麗に終われよおお。まんまと騙された。

ほんとに面白かった。
人間の汚い思考や妄想を表現している又吉にもやべえなって感情を抱くかなと思いや、美しい文章だったな、で終わるのはどうしてだ。
繊細ゆえの儚さと図太さ、?

公園にいた小学生が言っていた
犬に追いかけられていたの見てた人?
の理由を見つけられてないのを思い出した。
また読みます

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

おもしろい。だけど…なんでこうなる…、と頭を抱えたくなるような話です。脳がぐわんぐわん揺さぶられます。クズのヨコイ。お人好しのオカダは振り回されます。いや、でも本当にそうなのか?
どうにも救われない彼らが最後に笑っていてくれればいいなと願うばかりです。
この救われなさを切なくおかしく表現する、又吉直樹に完敗。

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2026年01月29日

Posted by ブクログ

こんな事、絶対しないだろうみたいな話が盛りだくさんなのに
実際に自分がその状況に置かれたらそうなってしまうのではないかと思わせるリアルさがとても上手に書かれており、それが怖くもあり面白くもありました。

横井とは友達にはなりたくないが、少し離れたところからずっと見ていたくなるそんなキャラクター。

最後はまさに 生きとるわ でした。

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2026年02月19日

Posted by ブクログ

又吉のYouTubeチャンネルを見ているので、又吉の頭の中そのもの。なイメージの本でした。
繊細で、1つの物事に対して深く深く考えてしまうところ。

人間の、汚い部分、綺麗な部分、弱い部分、強い部分、、、この本に出てくる一人一人の人物がそういった感情を持っており、しっかり「人間」であり、「生きている」んだろう。と感じました。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

お笑い芸人(とはもう言えないか)の又吉直樹さんの新刊『生きとるわ』を読んだ。

簡単なあらすじ…
公認会計士として働いている主人公の岡田。しかし、高校時代の仲間だった横井に500万円を貸したことから、その人生は狂い始める。阪神タイガースの優勝が決まった夜、大阪・道頓堀で偶然その横井と再会するが、貸した金を取り戻そうとする岡田は、逆にさらなるドツボにはまり客の金に手をつけていく…

いや、感想としてはひと言かなあ。『お金の貸し借りは怖い』ということ。特に友達同士の貸し借りは人間関係を台無しにする。
クズな友人:横井にたかられ、自分も負の連鎖でクズに落ちぶれていく主人公に同情しながらも軽蔑する自分がいたなあ。

大阪が舞台であり、会話のほとんどが関西弁。それについては問題はないが、高校時代のエピソードが個人的には長すぎたかなあ。もう少し話を集約すれば50ページは少なくなったかもと思った。

又吉さんの小説だから、来年あたりにはテレビドラマか映画化になるだろうなあ。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

読んでいて苦しいのに、おかしみを感じる作品でした。主人公の岡田は、高校からの友人・横井に五百万を貸したことから人生が狂い始め、貸したお金を取り戻そうとすることから更なるドツボにはまっていくというお話し。岡田の人生を狂わせたのは、シンプルに横井に裏切られたという寂しさからくるもので、不器用な岡田だからこそ、うまく立ち回れなくなっていく様が生々しく感じられました。
特に響いたのは、岡田が妻に全てを告白するシーンで、「最低な自分を確認するために自分を汚したくなった」という岡田に、「そうやって、すぐに弱さに責任を押し付けるよな」という妻の言葉。岡田と同じように、何かと自分の弱さを理由にしてしまっていることが多くあり、目の覚めるような一文でした。
その他にも刺さる箇所が盛りだくさん。
結末に辿り着くとタイトルの意味がわかり、肩の力が抜けるような良いラストでした。

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

面白くて一気に読んだ10時間くらいかかった
詳細は語られないけど、人間の汚さ、複雑さ、世の中の理不尽さが滲み出て語られて
爽やかさなんて全くないんだけど、これが世の中だよねってよく分かる
絶望感
ここまで飽きずにわっと読めるって、小説家って又吉さんって本当にすごい
お渡し会も行って又吉先生に会えて最高でした

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

人間とはなにか、というのを終始無理やり口に詰め込まれてるような感覚だった。
重たかったけど後半はまとめて一気に読めたのでとても良かった。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

読み進めるのがキツかった。
クズと阿呆と悪しか出てこない,,,
正直、書いてる又吉さんもキツかったんじゃないかな?
本を読む時、作家さんの人柄を意識して読むことないけど、又吉さんの考え方が垣間見れたような作品。
「こうゆう事気になってるんだ」とか「こうゆう場面あるある」とか。笑えるところも沢山あるにはあるけど,,,
そして消化不良で終わった,,,
唯一、定ちゃんだけが癒し。

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2026年02月09日

Posted by ブクログ

いや、面白いのです。間違いなく。
そして今作は又吉氏の作品の中では、よりエンタメに寄ったかなと思います。個人的に純文とエンタメの中道を行く作家の作品は大好物であるのですが、しかし今作ちょっと読んでて中弛みというか蛇足というか同じことの繰り返しを2度3度読まされてる感が強く、若干、辟易気味になる。又吉氏独特の感性と表現力は相変わらずでキレキレです。正真正銘の屑である横井は自分には理解できない存在でしたが
まぁ、主人公の岡田も相当な屑、でも皆んな人の事上から正せるほど清廉潔白な生き方してますか?
違うよねー、龍さんも久保も大倉も香織も。
前略、廣野先生 カッケーな、私もそんな大人になれてますか?
前略、有希様 あなたはまるで悪くない 公園同様夫婦の設計がちょっと違ったのです
前略、横井のおとん わかる、きっとそうですよね

生きとるわ 

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

人間の弱さをまざまざと見せつけられて読んでて辛くなる作品ではあるものの、又吉さんの文章だからこその笑えないんだけど笑っちゃう表現だったり心の中で軽く突っ込みを入れる台詞なんかは思わずクスッと笑ってしまう部分があって多少救われました。横井というどうしようもない人間がいて、それに振り回され被害者だと吠える人たち、この人たちも弱く脆く決して完璧な人間ではないところが妙に生々しく表現されていました。又吉さん独特の台詞回しは感じるのに出てくる登場人物の描き分けがしっかりされていてそれぞれの人物像が浮き立っていました。
あらすじみて人生を狂わされるってどんなもんかなとおもって読み始めたけど想像の何倍もグロい絶望で容赦なかったです。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

苦しかった。
狂っていくしかこんな不条理な世の中では生き延びられないのかもしれない。こうあるべきなどの風潮、世論は人を息苦しくさせている。はずなのに、その社会を作っているのも個人なのが得体の知れない恐怖を感じる。それに対する反逆を、岡田は高校生の時に初めて企て、人生を通して反逆してしまったように感じた。
どうしようもない屑だけど、思考はできて、屑だから、社会を呪っていると同時に、人間を、自分を呪っていた。破壊衝動、暴力性、自暴自棄はすごく共感できてしまったけど、これは他の人も共感できるんだろうか。思い通りにならないことが苦手な私は、社会的に見れば岡田ほどではないにしろ、社会不適合者というラベリングをされるのだろう。
人にお金を貸したことはないけれど、信用という価値観は人間しか持ちえないのだろうと思った。
信用とは期待であり、期待先は相手の偶像でしかなく、でも人間は期待したい生き物であり、他人から頼られたい生き物。なんでそんな損しがちな特性が生き残ってしまったのだろうか。
最初は横井がすごくやばい人みたいに描かれていたが、途中から主人公の歪みの結果なのでは?ってなっていく様が良かった。他人は自分の鏡。社会も自分の鏡なのだろうか。どこまでが他人でどこからが社会なのか。

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2026年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

個人的に好きな作品だった。
幸せや希望を感じる物語ではない。むしろ、目を背けたい現実に無理やり押し付けられるような不快感すらある。なのに読むのをやめられない。人間って、愚かで汚い。何かにしがみつくことでしか生きていけない気がする。
誰の生き方も肯定できないけれど、それぞれの言葉にそれぞれの意思があって、なんか妙に納得してしまったりもした。都合よく自分の弱さを言い訳にする人間にはなりたくないし、自分の人生以外どうでもいいわけではないけど。
関西弁なので馴染みやすく、深刻な場面でも面白いツッコミが出てきて、笑ってしまう。
読み終わって自分がどう感じたのか自分でもよく分からない。この本を正しく理解できたのかすら分からない。だが、読み終わってしまったことへの寂しさがただただ残っている。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

終始、横井にイライラ。
横井が屑で、主人公の岡田がまとまなのかと思ったら、岡田も不倫するわ、人を騙して金を得ようとするわで結構な屑だった。

結局、オチもよくわからず、これが純文学なのか?(適当)

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

横井にイライラするだけかと思えば、岡田おまえもだいぶヤバいぞ…
何なら周りの奴らもヤバいの混ざってるなー
ほんとイライラモヤモヤし過ぎて読み切れるか心配になったが、最後は好きな終わり方で安心した。
個人的には岡田と有希の関係性を書いて欲しかったかな

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

又吉さん初読み(「火花」はドラマでは見た)。


横井に騙されても騙されても手を差し伸べてしまう主人公。

勝手に主人公は被害者側なのかと思ってたら、加害者でもあったのかな、と思いました。

横井、自分とは正反対である意味羨ましい。
長生きしそうな性格だなあ、と思うけど、ある日突然東京湾に沈められそう…(大阪湾か)


個人的にはあまり合わなかったかな。
共感できなくても、知らない世界を知るのは楽しいと思えることもあるので、個人的にこの本は自分にはまだ早かったかなと思う。

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2026年02月05日

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