【感想・ネタバレ】老人と海(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

八十四日間の不漁に見舞われた老漁師は、自らを慕う少年に見送られ、ひとり小舟で海へ出た。やがてその釣綱に、大物の手応えが。見たこともない巨大カジキとの死闘を繰り広げた老人に、海はさらなる試練を課すのだが――。自然の脅威と峻厳さに翻弄されながらも、決して屈することのない人間の精神を円熟の筆で描き切る。著者にノーベル文学賞をもたらした文学的到達点にして、永遠の傑作。

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「叩きつぶされることはあっても、負けやせん」
自らを慕う少年に見送られ、一人漁に出た不漁続きの老漁師。やがてその釣網にかかったのは、見たこともない巨大なカジキだった。老人とカジキは死闘を繰り広げるが・・・
カジキとの対決の際、老人からは何度も「あの子がいてくれりゃ」というセリフが出てきます。あの子とは自らを慕ってくれている少年のことでしょう。実際には少年はその場に存在せず、一人でカジキと戦わねばなりません。「人は人を望むが、結局は孤高に戦わねばならない」ということを暗に示しているかのようです。
自然の雄大さ、脅威。そして、それらと対峙する人間の、老いてもなお失うことのない尊厳。眩しいほどに力強い作品です。ぜひご一読ください!

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Posted by ブクログ


彼の人生の年表が巻末にあったが、やっぱりこの時代を生きた人は常に命懸けだったのだと思い知らされる。。

老人と海では、「これだけ苦労して格闘したのに何も残らなかった」
が描かれているが、そこにヘミング・ウェイのロマンチシズム、ニヒリズムが詰まっていると思う。

ニヒリズム大好き人間としては最高に刺さる

ライオンの夢を見なくなった、つまり人生に対する野心や目の輝きを失ったヘミングウェイが最後に自殺をするのも、老人と重なった。

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2026年08月09日

Posted by ブクログ

全く想定外に面白かった。例えるなら夢枕獏の餓狼伝を読んている時に近い感覚で。闘いのところの猫写や、また自分自身との闘いとでも言うのでしょうか。自分との対話とボロボロになりながらも諦めない姿、最後までどうなるのかわからない、なんとか無事帰ってくれとまさかの展開とかやめてくれと願いながら、大満足でした。いや~これは面白い。なんというか格闘家やアスリートの話だけれど、そこに老人と子どもという関係、親子じゃないからの友情のような相棒のような、そんなところも気に入りました!

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2026年08月07日

Posted by ブクログ

どこの本屋にも必ず目立つ場所に置いてある、この世界的に有名な小説を今更読みました。
質のいい映画を見ている気分でした。
ボリュームは少ないですが密度が濃い。
小説の残り3分の1は訳者による解説です。
解説も含めて最後まで読むと背景がよく分かります。

主人公・サンチアゴの独り言が面白くて、いい人柄が出ていて好きです。
年始の特番・大間のマグロ漁に出ているおじさんを思い出しました。

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2026年07月23日

Posted by ブクログ

学生時代に読んで、まあまあ長編だった記憶がまさかの130ページ。読みやすく世界に入り込みやすく、これは10代がまず読むのにもオススメですね。
ちょいちょい出てくる野球用語などは、巻末の「翻訳ノート」に説明されていて手厚い。私はなんとなく雰囲気で読み飛ばしてました。

冒頭、サンチアゴを慕う少年のいじらしさ。一人海へ出るサンチアゴ。つい口をついて出てくる「あの子がいてくれたら」という言葉に感じられる、老い。
ですが巨大カジキと対峙するうち、全知識・全経験をフル稼働、自らを奮い立たせ、「老いる」って「それなりに修羅場はくぐってきてる」って事でもあるんだよな。

カジキを捕らえた後がもう怒涛!いろいろあって、ラストは少年に感情移入しまくり。

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2026年07月18日

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ヘミングウェイにピューリッツァー賞とノーベル文学賞をもたらした中編作品。
「漁師は老いていた。」という始まり方がとても好き。

屈強だった漁師の老いとの対峙。少年とのかかわり。舟でのカジキとの戦い。孤独との戦い。そして帰途においても。

舟の上で出会う生き物たちにかける言葉や、関わっているうちに変わってくる心情。綱や鉤や海、そして傷ついていく身体の描写。
染み入ってくる。

かなり好きでした。

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2026年06月19日

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圧巻。この一言に尽きる。
解説によればヘミングウェイはこの本を3ヶ月ほどで書き上げたらしい。
この本の勢いとリンクしているように感じた。つい勢いでそのまま読んでしまった。

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2026年05月25日

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ネタバレ

ドパガキや本読めない向けに簡潔に言うなら、老人と大魚のバトル海外小説です。

ヨルシカというアーティストが好きなのもあり、今やってるマウントレーニアのブックカバーコラボと重なりもあり、老人と海をいつか読んでみたいとは思い読んでみました。
個人的には、イメージは国語の教科書に載っててもおかしくない小説やなーって思ってました。
読んでてわからない漢字、言葉はありましたがそこは調べつつ読みました。
『老人と海』というタイトルですが、老人は常に基本大物の魚と戦っています。それを三日間の死闘の末に待ってる結末を書いてるものです。じゃなぜ?老人と魚ではなく、海なのだろうと思うと、老人が戦ってるのは魚ですが、疲れ、風、海流、運、寂しさ、サメなど、魚だけではなく老人の人生には様々な物が味方であり敵になります。それに➕で老人の生き様を合わせて海と書いた作品だと、あと想像以上に海は気まぐれなんだなと個人的には思ってます。(初めの方に海は女性に見立てるとかいう言葉があったので)
見れていい作品ではありました。男性は好きだと思うけど女性には、違う視点で見れてそうな作品です。
うまくまとまらないけどこんな感想です。

少し海外小説で読みにくさ癖ががある点で⭐️5にはしなかったです。

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2026年07月27日

Posted by ブクログ

前から見たかった純文学!
老人と少年の絆、野球の話、漁の知識、不漁からの大魚との格闘、新たな敵(鮫)の出現と敗北…百数ページに集約された漁師として人間として男としての描写が逞しく描かれている。
 要所要所に描かれる老人自身の鼓舞、憧れの人を心の糧にあきらめない姿は人生で訪れる苦悩を乗り越える人間の姿そのもので、我々の代表である。単に「諦めない事の大切さ」を説くだけでなく、その先に失敗や敗北の可能性を孕んでいるということも同時に教えてくれる。自分可愛さにハッピーエンドで幕を閉じることを選びがちな私たちであるが、常に成功する保証は何もない。
 だから、私は限られた時間、環境中で他者を尊敬し、感謝の念を以て生きないといけないのだろう、と改心させられた。失恋直後に読み終えた大切な作品だ。
 表現としては、潮流の向きの描写で大魚の体力をうまく表現しているところに、読書することの面白さを再認識させられたかな。

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2026年07月20日

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2年ほど前読破できなかったのでリベンジ。命のやりとりをまざまざと見せつけられた。丁寧な情景描写に想像力が掻き立てられた。

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2026年07月16日

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長い数日のことなのに読むとあっという間だった。船上でのありのままが全て描写されていた。老人も魚も何十年もともに海にいたのではないかと思った。命のダイナミックさと儚さが同時に描かれていた。タイトルが『老人と魚』ではなく『老人と海』なのが改めて良いと感じた。

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2026年07月07日

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老人と海。
死闘と溜飲。

あの子がいたらなぁ!
あまりにも死闘を繰り広げる老人は、
繰り返し言う。
あの子がいたらなぁ!

なんと立派な鮫なの。
それが結末。

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2026年07月04日

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ネタバレ

思っていたより読みやすい。カジキとの戦いや帰路に着く際のサメとの戦いではかなり生々しい表現もあり迫力があるが、時々とても詩的で豊かな表現が添えられていて美しい。

お爺さんからは、人間としての驕り、海や魚に対しての尊敬の念、どちらも感じられるところにとても読みごたえがあった。過酷な漁の中での自問自答が興味深い。

そして苦労して得たものが奪われ失われていく様。そこに漂う哀愁と、ある意味の安堵。人間の感情の揺らぎをこんなに仔細に丁寧に追うことができるのがとても面白かった。
詩的な表現だけではなく人間的な疑問や焦りや怒りや安堵、様々な感情もしっかり描かれているからすっと理解しやすく想像にやさしい。

他のヘミングウェイの本も読んでみようと思った。他の作品ではどんな風に人と世界の形を表現しているのかとても気になった。

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2026年06月30日

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ネタバレ

今更ながら読んだ。

シンプルな文体で読みやすかった。
老人と大魚の戦い、そして帰宅までの孤独な航海を描いていて迫力があった。
しかし、私ではこれ以上は読み取れなかった。獲物をすべて失っても捨て鉢にならず、帰ることを考え続けた不屈の精神…ということなのだろうか…

繰り返し読んでみたいと思った1冊。

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2026年06月19日

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老人はカジキマグロとの勝負、勝ったのか?、負けたのか?
金儲けという観点では失敗した。しかし、カジキマグロや周りの生き物、海、自然に敬意を持ち続けながら、自らも誇り高く全力で獲物、自然と戦う姿、老人の生き様に敬意を感じた。
老人自身も負けたとは思っていないだろう。
人生の「勝ち」ってなんなのだろうとも考えさせられた。
勝ち方、気高い生き方って年齢により違ってくるのかもね。

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2026年06月08日

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ネタバレ

あらすじ↓
不運続きの老漁師サンチャゴが、全てを賭けて巨大なカジキマグロとの3日間に及ぶ壮絶な死闘を繰り広げ、帰途でサメと戦いながらも自身の誇りと不屈の精神を貫き通す物語。

カジキマグロとの戦いにのめり込んでいきどんどん沖に出ていく焦りを感じた。
死闘の末、ついに獲物を仕留めたものの、帰る途中サメに肉を食われていく虚しさがつらかった。
獲物がサメによって跡形も無くなってしまい、老人の成果が誰にも認められない虚しい展開を恐れていたが、最終的に頭やガワだけは残っていたようで良かった。

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2026年06月07日

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有名な著。ふと気になって読んだ。ストーリーなど何も情報を持たず読んだ。淡々と話は進み、読後なんとも言えない寂しさを感した。

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2026年06月01日

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ネタバレ

美しい寓話
最初から最後までこれジジイ死ぬんじゃね?と思いながら読んでる
カジキを仕留めるシーンめちゃかっこいい!
でもかなりタフジジイ こんなん体も心もボロボロなったろうにきっとまた漁に出るんだろうな

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2026年05月28日

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この本は老人サンチアゴと海やそこに生きる生き物達を通して宗教、仕事、博愛、ヘミングウェイの人間性、色々な見え方のできる話のようです。
この本を読んで見る際は、あなたも何か心当たりや共通しているようなことを当てはめて見てみると面白いかも知れませんね。

あとがきも面白いので是非最後まで読んで見てください。

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2026年05月17日

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すごく苦しいしょうせつだった。

物語は最低限の進行で、ただその時間を追体験するかのように物語は進んでいく.

老人は過去の煌めきや憧れを過去である、と認識して、自分の老いを実感しているが、それでも老人は若ききらめきを持っているのである。
それは命のように変わらない煌めきであり、ライオンや、サバンナ、あるいは海といったそこに生きる我々と自然を慈しみ、それでいて我々は協働しているという煌めきである。

しかし,老人は自分のことにある程度妥協をし,見切りをつけて-無くなった妻を思い馳せるほど-、生活をしている.

しかし、海に出て、一人で孤独に戦い、焦燥し生活をしている中で自分の持つ強さや蓄えてきた強かさを思い出していく。
それは相手への同情、自然への同調という形でどんどんと思考が自然に命へと絡み取られていく。
カジキに対して感情移入をし,それを殺すという行為に疑心暗鬼になり同調をし,それでもしとめてしまう。

我々は老いや、時間に絡め取られてそこに存在した何かに同調して影響をうけていきていく。
そして、それとともに誰かが積み上げた命の煌めきや、その過程に依存して、蓄えて生活をし,それをまた続けていく。
科学や技術、生活の発展はそのようにできていく。
我々は過去の人々や、その生活を鮮明に思い出すことはできない。
しかし,そこにある積み重ねや、力、というのは見えなくても感じなくても確かに存在をするのだろう。

とにかく、生きる力に溢れた物語だった。


また、老人の苦しみや思考の迷い、憂いがそのまま分圧に乗っている力強い文章だった。
その分読み進めるのも苦しいがそれでこそ、美しい読者体験だったと思う。

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2026年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

舞台はキューバのハバナ。(公用語はスペイン語)
メキシコ湾。
84日間もの不漁に見舞われたサンチャゴという老いた漁師の物語。

漁はもちろん、スペイン語や野球の知識がなく、随時調べながら読んだ。

サラオ- スペイン語で不幸のどん底(解説によると、直訳ではないそう)


_人間は叩きつぶされることはあっても、負けやせん。
_人間ってやつ、負けるようにはできちゃいない。


老人の、海と、そこに生きるものたちへの敬愛が伝わってきた。
老人の中で、海はスペイン語の女性形【ラ•マール】であったこと。

52ページにある、つがいのカジキを賞賛するとともに憐れむシーンや、途中で出てくる鳥やイルカ、そして大魚カジキへの愛、襲って来たサメの母までをも恨むシーンからもそのことはよくわかる。



少年マノーリンへの想いを吐露するシーンが何度も出てくる。
「あの子がいてくれりゃ」



最後まで怯まず、諦めず、闘い抜いたサンチャゴはすごい。

てっきり、大物を釣り上げて人々から賞賛されるというラストを想像していたが、全く違う哀しい結末で、泣けた。
しかし、それこそがこの物語の真髄なのではとも思う。
大勢の他者から認められなくても、記録に残らなくても、分かる人には分かるものだ。
私もそうやって生きていきたい。

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2026年05月13日

Posted by ブクログ

ヨルシカの同タイトルの楽曲をきっかけに興味を持ち、読み終えた。会話文が少なくその点の読み進めづらさはあったが、その分情景描写が細かく、読んでいる時はいつも大海の景色が浮かんでいた。一人の老人が孤独な海の上でどんな困難にも全身で立ち向かう姿、そしてその姿は誰にも見られることがない、さらに気付いてももらえないかもしれないというような残念さも秘めながら、それでも乗り越えてきたところに、現代社会に生きる人間の姿が映っているようにも思えた。すべて読み終えてからヨルシカの“老人と海”を聴くと、よくわからなかった歌詞を自分なりに解釈できるようになり、曲の理解をさらに深めることができ面白かった。

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2026年08月03日

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「めっちゃジョジョっぽいから」と会社の同期に勧められて読み始めた。最初は、別ににジョジョっぽさは感じないけどな……と疑い半分で読んでいたのだが、カジキとの決着がついた後の描写を読み進めながら「なるほどね……」と納得してしまった。結果だけ見れば老人は敗者になるのかもしれない。でも、彼はその過程で最も意味のあることを獲得し、そして成し遂げたのだと思う。

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2026年07月31日

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古典的作品にもチャレンジ。
生活の糧としてカジキを獲るが、カジキを狙うサメとは闘う。どちらも命を奪うことに変わりはないが、老人の感じ方が全く違うわけで。
大きな魚を揚げたいと、まだ捨てられない虚栄心、海での場面に応じた判断力と素早い対応、あの子がいてくれたらなぁ、と何度も呟いてしまう寂しさ。

老人にとって海は人生そのものだっただろうし、それにしても、果てしない漁になってしまったよな、と思うなど。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

初ヘミングウェイ。
勝手な思い込みでヘミングウェイってもっと堅苦しい教訓めいた話を書く人だと思ってました。(文豪と言われる人々に対する偏見)
分かりやすくて読みやすいし、独りきりで舟にいる故に気持ちがカジキに向いたり鳥や海、風、過去、少年に向いたりと移ろい行く様が「独りあるある」で、予想以上に楽しめました。
ずいぶん前に映画化されているとの事ですが、このほぼ老人の独白で成り立っている小説がどのように映像化されているのか気になります。

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

若い頃に読んだ時は何度か挫折した作品。
魚釣りの話じゃん!って笑
でもある程度年齢を重ねると人生はうまく行かないことの繰り返しだけどどう闘うか、結果が伴わなくてもその繰り返しだっていうことがよくわかって、老人の思いに共感することができた。
叩き潰されても這い上がるだけ。
これが出来るかどうか。

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2026年06月20日

Posted by ブクログ

サンチアゴの気持ちの語りが魅力的。まだまだ諦めるなと自分に言って聞かせ、実際にどんな状況になっても諦めないところがかっこいい。
一緒に漁に出ている気分になって楽しい。
取りたての魚を捌いて食べるところがなんともおいしそう。塩やライムがなくてあんまりだと言ってるけど、それでもおいしそう。
最後には大魚のカジキへの愛着を自分も感じていた。

少年が本当にかわいくて彼が出てくるシーンは読んでてニコニコしてしまう。一緒にまた漁に出てほしいなあ。

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

「毎日が新しい日だ。運が向けばいうことはない」という言葉が特に印象に残った。
とてもシンプルな言葉なのに、不思議と前向きな力を持っていて、読んでいて心にすっと入ってきた。未来を悲観しすぎず、その日その日を生きていくことの大切さを感じさせられる、素敵な言葉だと思った。

物語全体を通して、海の描写がとても美しかった。
静かに広がる海や、空一面に広がる星空の情景が丁寧に描かれていて、読んでいると心が少しずつほぐれていくような感覚があった。一つ一つの文章が詩のようで、派手な表現ではないのに深く心に残る。自分自身もその海の上にいて、同じ景色を眺めているような気持ちになれた。

終盤、老人がサメの群れと戦い続ける場面は特に胸を打たれた。
満身創痍になりながらも最後まで諦めずに立ち向かう姿に、思わず「頑張れ」と応援したくなった。ただの漁の話ではなく、人間の誇りや意地、生きることそのものを描いているように感じた。

この作品を読んで、困難に直面しても簡単にたじろがず、自分なりに最後まで立ち向かえる人間でありたいと思った。
静かな物語ではあるけれど、読み終えたあとには不思議と力をもらえる作品だった。

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2026年05月23日

Posted by ブクログ

後書きがとても興味深い作品でした。
訳者の文学に関する知識が深く、作品の前提知識や時代背景を理解していれば、より名作として評価される理由が分かるのだろうと感じました。

一方、小説本編については、船内で起こっている出来事の臨場感はしっかり伝わってきましたが、個人的には次々とページをめくりたくなるような感覚はあまり湧きませんでした。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

こちらの訳が分かりやすそうなので読みました。読みやすかったですが私には刺さらなかったです。魚も老人も全力で闘うけど最終的に無力感がありました。名作なので主人公側が勝って終わるのかなと思っていたので意外でした。また色々経験したら面白みが増すのかもしれないです。
名作と出会えたヨルシカに感謝です。

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2026年05月10日

Posted by ブクログ

再読。漁師の老人が大きなカジキマグロを仕留めるか仕留めないかの死闘を濃密に描かれた1冊。孤独もだが、それよりも死に物狂いで頑張ったのに何も得られない空虚とそれであっても志は捨てない男の心意気が重点のようだ。老いとの戦い

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2026年05月10日

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