【感想・ネタバレ】黒い家のレビュー

あらすじ

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞受賞作。

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購入済み

単なるホラー小説かとおもえば…

ホラー小説といえばこれ、と勧められたので購入してみました。
内容は霊的なホラーではなく、生きている人間のサイコな行動で恐怖を煽ってくるのですが、この作品はそれだけではなく日本の生命保険をメインに据えて、人間の暗い部分を上手く描いていました。
読み終わった後、つい今の日本の福祉制度や教育現場、また人間の欲深さについて考えさせられてしまいます。
だからと言って怖くないというわけではなく、現実に十分ありえそうな、言わば身近な恐怖を感じさせられました。
「黒い家」の物語が本格的に始まるきっかけとなるシーンについては、文章だけだと言うのに鮮明な情景を想像させられ思わず身震い。文句無しに面白い作品です。

4
2013年12月27日

Posted by ブクログ

保険金詐欺をテーマにしたサイコホラー。あまりの恐怖に心臓バクバクで目を細めて読んだりするも、15分読書のつもりが2時間読んでる熱中ぶり。生まれついたサイコパスはいるのかというテーマもあり、人怖やノワール好きにはたまらない作品。

1
2025年09月07日

Posted by ブクログ

子供が親に殺されるって事が辛すぎる。

ヒトコワの頂点作品です。

頭のおかしい人に執着されるのが人生で1番の問題。災害と変わらない、どうしようもない。

0
2025年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最恐の男的な立ち位置だと思ってた三善があっけなく殺されていたのにはびっくりした、、、、
やっぱりいちばん怖いのは人間なんだなー

0
2025年11月11日

Posted by ブクログ

第四回日本ホラー小説大賞受賞作。
怖かったー!

終盤の畳みかけるような恐怖。
それだけでも素晴らしいのに、生命保険の裏側のえぐい世界を赤裸々にさらし、さらに心理学まで加わって、密度が濃い。
詰め込みすぎでもなく、緻密に計算されているのが伝わってきて、大満足でした。

冒頭の保険関係の描写が読みづらかったけど、その先から一気に引き込まれた。
匂いの使い方がうまい。
金石との論争がかなり面白かった。
改行と句読点がやや多く感じたけど、気にならなくなるくらい面白くなっていった。

0
2025年10月18日

Posted by ブクログ

保険屋に関するホラー小説
とても面白かった

主人公は保険業の人間
ある客の家を訪ねた際に子供の首吊り死体を発見してしまう
多額の保険金が子どもに掛けられておりお金を要求されるが、遺体発見時の家族の様子やお金への執着心を見て、主人公は家族が息子を殺したのではないかと疑う
警察も自殺か他殺か判別できず、保険金を出し渋っていると主人公へ悪意が向けられる

おかしな客と関わったことで、非の無い主人公の日常が徐々に侵されていく
しかし主人公への悪意に対して決定的な証拠もないため警察も動けず、それが余計にもどかしくハラハラとさせられる
最初保険業の日常パートを細かく長く感じたが、それがあることで後半の非日常を強く感じさせ恐怖心をさらに感じるスパイスになっていたと思う

幽霊は全く出ない作品であったが大変怖さを感じてとても面白かった
小学生のときに一度リタイアした作品であったが再チャレンジして良かった

0
2025年09月13日

ネタバレ 購入済み

めちゃめちゃ怖いという評判を聞いて読んでみたら、本当に怖かったです!
犯人のやばさが想像を遥に超えていて、どうなるか全く予想できず怖がりながら最後まで読みました。
しかも、最後に更にやばそうな人物が登場して無限ループのような展開に・・・。登場人物達の無事を祈らずにはいられません。

#ドキドキハラハラ #怖い #ダーク

0
2025年07月28日

匿名

ネタバレ 購入済み

生命保険金を求めて起こるヒトコワなホラーミステリー。
どちらかというとオカルトな話の方が好きなので途中ガッカリしたが、それでも楽しめる傑作。
心理学の話も興味を引かれた。ヒロインがあんな目にあっても考えを変えない強さを持っていて好感が持てる。と同時に意思薄弱で腕を失っても他に依存しないと生きれない者の憐れさを感じた。
保険会社でだけは働きたくないなって思ってしまった。

0
2025年04月04日

Posted by ブクログ

人間の狂気 金のためなら殺しも厭わない狂気の殺人犯の罠に
保険社員が落ちていく…。

結果幸子は死んでしまったけど、それは
終わりの始まりに過ぎなかった?という最後のオチも
かなり不快でこれぞイヤミスという感じで
良かったです。
幸子のようなひとが現実の世の中にいるのかもしれない。
ゾワゾワしながら読みました。

0
2025年12月07日

購入済み

ほんと嫌な怖さ

読みたいなと思いつつ今まで機会がなかったのですが、夏なので怖い話を読みたくなってトライしてみました。ああーそういう怖さなんだ、確かにめちゃめちゃ怖い!という感想です。人間のもつ怖さとか嫌なところ満載でした。あと保険屋さんの社員さんは大変だなあとしみじみ思いました。

0
2022年08月26日

スリル満点!

本好きな義理伯父に、本棚にある本どれでも借りていって良いよと言われて手に取った本。今思えばタイトルの付け方が好きで惹かれたんでしょうね。
猟奇的なホラーは初めてではないので(小説での初は中学生の頃に読んだ綾辻行人の『殺人鬼』だった)抵抗感はなかったのですが、犯人との対決時(というか、如何にして犯人の凶行から逃れるか)は静かな広い社内で一対一という事もあり、スリル満点でドキドキしました。
エレベーターは危険に決まっとるやろー!と思わず口走ったり(笑)。サイコパスな犯人て本当に怖い。
そして彼女はお花畑すぎ。サイコパスは育った環境ではなく生まれついてのものだとする説がありますよね。だとしたら、彼女の考えは的外れも良い所です。

0
2017年07月14日

Posted by 読むコレ

映画化もされた貴志祐介のホラー小説。
映画はまだ見てないが原作が怖いと絶賛されてる理由がわかる。
華やか様に見える企業の裏で保全業務の大事さ、大切さ。
怖いよ~。今真夜中だって、、、

0
2014年03月20日

Posted by ブクログ

『黒い家』で一番怖かったのは、生命に価値を見出さない狂人を前にした時の逃げ場のない恐怖だった。

物語の舞台となる「黒い家」は、最初から異様な空気をまとっている。ここに住んでいるという菰田夫妻の描写も相まって、読者に尋常ではない不気味さを突きつける。
彼らがただものではないという感覚が、ページを進めるごとに積み重なっていく。

クライマックスで主人公若槻が追い詰められる場面は、これまでの気持ち悪さと恐怖が一気に若槻に向かって襲いかかる。思わず「助かってくれ」と願ってしまうほど緊張が高まる。

『黒い家』は、じわりじわりと積み重なる絶望感を味わえる一級品のヒトコワホラーだった。

0
2025年12月07日

Posted by ブクログ

貴志祐介の小説は「新世界より」のときにも感じたが、生物的な描写が繊細である。それは、単に生物と絡めて話を進めたいというだけではなく、特定の生物の行動から人間の理性的ではなく、本能的な行動を描写するためのものに感じる。さらに、今作はホラー小説ということで、その生物的な描写がさらに生々しさを得て恐怖として襲ってくる。その迫力が今作で最も評価されるべきところだと思う。
生命保険会社のリアルな内情を含む描写やキャラクターの設定の細かさもストーリー全体として通ずるところがあり、非常に素晴らしい。

0
2025年11月29日

Posted by ブクログ

ものすごく怖かった。。
生命保険という、一見内情がわかりづらい業界について細かなイメージを与える描写の細かさから始まり、
登場人物の動きや口調、表情が、実際目の前に存在するかのように想像されて、逃げたい・恐ろしいという感情に襲われた。貴志祐介すさまじい。
 
音・臭いなどの五感につながる表現も効果的に挿しこまれており、緊張感と不快感が終始続いた。。
 
各登場人物の個性や、物語の盛り上がり、終盤の駆け抜けるような恐怖の連続、とっても面白かった。また読みたい。

0
2025年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章を読んでいてここまでハラハラしたのは初めてで怖くて本を投げ飛ばしそうでした。結末も予想に反してとても読み応えがありました。

0
2025年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 著者の筆力に圧倒されました。初めこそ犯人は他にいると思って読み進めていましたが、まさか主人公が犯人と思っていた旦那の妻が犯人だったとは…。
 しかも平気で旦那の両腕を故意に切断させるのは正気の沙汰ではなく恐怖でした。

 終盤、黒い家に恵を助けに行ってからの展開はグロさMAXで胸に悪心が湧いてくるほどでした。拷問シーンの描写は少ないけれど、痛々しい凄惨な描写はふんだんに盛り込まれています。

 物語は保険金を目当てに殺戮が繰り広げられていくというシンプル性を孕みつつ、ホラーとしての恐怖心を煽る展開に目が離せませんでした。

0
2025年11月10日

Posted by ブクログ

貴志祐介さんの本って何故こんなに面白いのか。。
最初から最後まで夢中になって読みふけるという最高の読書体験が出来る。ハラハラ・ドキドキの連続。

自分の思い通りに動いてくれない人を殺しまくる、人の感情を持たないサイコパス殺人鬼が出てくる。

保険金詐欺というテーマも面白かった。
1997年に発行された本らしいが、小説としての賞味期限や古さを微塵も感じさせない。

ただ主人公の若槻の行動には突っ込みどころが多い。
特に菰田幸子に手紙を書く場面は狂気の沙汰である。
最初に電話で話したのは幸子の方なのに、何故無条件に幸子だけは潔白だと信じられるのか、全く分からなかった。

最初に子供の首吊り死体を発見したときも、家中に腐臭が漂っているなら、普通警察が多少は家を捜索するんじゃないか?とも思った。

そんな突っ込みどころを差し引いても、めちゃくちゃ面白いホラー小説であることは間違いないと思う。

0
2025年11月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!!

お化けなどの超常現象をあまり信じていないので、ホラーは好みじゃないかと思っていたんですが、こういうサイコロジカルホラーというジャンルがあるんですね。
結局人間が一番怖い。かなり好みでした。

※ホラー全然読まない風ですが、同じ作者の「十三番目の人格ISOLA」は読んだことあるし、めちゃ面白かった記憶。貴志祐介作品と相性がいいのか…。

次第に真実が明らかになっていって、最後の犯人との対決では、もう本当にハラハラドキドキという言葉がぴったり。

なんですが、個人的に一番興味深かったのは心理学の助手の金石との会話。

犯罪者は遺伝によるものか?環境によるものか?

生物学のr戦略とK戦略という話が引き合いに出されます。

r戦略:
昆虫のように大量の子孫を作っておいて、後はほとんど放りっぱなしにするやり方
K戦略:
人間のように、少数の子供を大事に育てるというやり方

時代が進んで社会保障が充実し、r戦略の有利性が増してきた。

「人間が人間を救うために作ったはずの福祉制度が、皮肉なことに、本来ならば淘汰されるはずのサイコパスの遺伝子を救済してるんですよ」

本来ならば淘汰されるはずの個体が残っているという部分に、中島梓の「コミュニケーション不全症候群」を思い出した。


犯人の姿は見えないながらも、声だけ聞こえてくるという場面での、ブツブツ言っている様がめちゃくちゃ怖かった。
確か「十三番目の人格」でもそういった描写に恐怖を感じたことを思い出した。

生命保険会社に入社する人は一回読んでみた方がいいのでは?と思う反面、こんなん読んだら絶対入りたくないだろ!!とも思ってしまった笑

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

べたーーーーっとしたどす黒い感情をずーーーっと抱かせながらも、読み進めていくと止まらない作品だった…

ホラー作品と思ってたので、いわゆる心霊的なホラーなのか?と思っていたら大間違いで、なにより人間が一番ホラーなのだなと認識させられた…。

これ…とても新人の作品とは思えない…!!!すごかった…!

0
2025年10月18日

Posted by ブクログ

怖いのにどんどん読み進めてしまう。
疑問点としては、主人公がストーカー被害を受け始めてから、彼女への注意喚起がなされていないことと、犯人の知能と体力であそこまでの犯罪を展開するのは現実的ではないところ。

0
2025年10月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

保険会社社員の若槻は顧客の家で子どもの首つり死体の発見者となってしまう。
死体発見時の父親の態度や、執拗に保険金の支払いを催促する姿に不信感を持った若槻は独自に調査を始める。

ただただ人の本性って、恐ろしい。

まず、少しでも自分に有利に保険金をだまし取ろうという人々の、あの手この手の手口に閉口してしまう。お金が絡むって恐ろしい。

そして、邪魔な人物を排除し、若槻の命を狙う菰田 幸子の粘着性と純度100%の殺意と暴力が恐ろしい。

私的には、あれだけの目にあわされながら、菰田 幸子をサイコパスという括りでは見ない。とか言える若槻の彼女さんのメンタルは、素晴らしいんだろうけど、何気に怖いんですけど。

0
2025年09月16日

Posted by ブクログ

夜中にほぼイッキミした、怖かった〜〜
そろりそろり、と何者かが近づいてきそうな恐怖…
昔の作品だからというのもあると思うんだけど、
保険会社がブラックすぎて…笑

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

20年前の高校在学中に既読。
帰り道に読み歩いて、後半の怒涛の恐怖に玄関で立ったまま読み切ってしまいました。

大人になっても凄惨な状況に眉をしかめながら読み直しました。
相変わらずの恐怖の質。本を読み始めたキッカケとなった作品です。
記憶を無くして読みたい…。

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

本作品はサイコパスとはなにか?生まれながらの悪人は存在するのか?という事が保険金取得を絡めながらミステリー調に描いたホラー展開の作品で保険を絡ませる発想がまた絶妙で恐怖感倍増です、狂気感も貴志祐介作品らしい感じでした。

0
2025年08月30日

Posted by ブクログ

★★★★☆元々ホラーは苦手意識があったが、すっかり貴志祐介のファンになってしまった。こちらももれなく面白かった。逃げ場のない、迫り来る圧倒的恐怖を描くのが本当に上手い!

0
2025年08月30日

ネタバレ 購入済み

非常に面白い

読みながらこちらも緊張してしまうような情景描写の優れた作品。
『善意で踏み固められた道も、地獄へ通じていることがある、、、』とても好きな言葉です。

#怖い #ダーク

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2024年05月13日

購入済み

ありがちなサイコパスの話だけど、結構面白かった。人格障害者?に嗅覚障害が表れやすいなは知らなかったなあ。

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2024年02月20日

Posted by ブクログ

ホラーの名作。保険会社に勤める男がサイコパスおばさんに徹底的にねらわれる。 

大竹しのぶが怪演した映画版もおすすめ。貴志祐介未読の人はぜひ本書から。

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2025年12月02日

購入済み

サイコパス

霊的な怖い小説を読もうかと思い手に取ったのがこの黒い家。読んでいくうちに、おやこれは霊的ではなく人的なホラーだ、と気づきガッカリ。その束の間、生命保険会社の日常の描き方や伏線など、どんどん作品に魅了されてあっという間に読み切ってしまいました。

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2021年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヒトコワとは知らずに読んだ。合間に出てくる虫の話が興味深い。ルームモニター機能から聞こえてくる声めちゃくちゃ怖い。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

菰田重徳が毎日会社に来るあたりから、
うわーなんか嫌な感じだな…って思って、そこから全然読み進められなくなった。

けどなんとかぼちぼち読み出して。
「本当にやばいのは別のやつなんじゃ…?」って主人公が気づいてからの怖さが半端ない。
目を見開いて、心臓バクバクでページをめくる手が止まらない。
ホラー?サスペンス? もうどっちでもいい。
おばけじゃない、人間のこわさがここまでくるとは。

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2025年10月15日

Posted by ブクログ

こんなに文字が小さくて、厚めで、生命保険の説明が長にもかかわらずスラスラ読めていた!
そしてちゃんとハラハラした!

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず想定していたものとは少し違っていた。アッシャー家の崩壊のような密室ものを想定していた。ホラーの展開は、少し荒いと思ってしまった。自分があまりホラーが好きではないからかもしれないが。伏線や謎の回収もわかりやすい。心理学の勉強になったのはよかった。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

保険会社に勤める主人公は、ある日、顧客に呼び出され、そこで子供の首つり自殺を目撃してしまう――。生命保険を題材にしたサイコホラー。

印象的だったのは、悪役の異常さです。家族の身体を故意に切り落とし、傷害保険で金を得た後、さらに生命保険金を狙う。単純で近視眼的な考えしかできない犯人ですが、それゆえ人とは思えない恐怖を見せつけます。セキュリティ意識が今ほど高くなかった90年代という時代背景も手伝い、じわじわと主人公の個人情報を暴き、追いつめていく様は背筋が冷たくなります。
また、脇を固めるキャラクターたちも印象的です。契約者を恫喝して解約に導く「潰し屋」など、保険業界ならではの独特な人物像が描かれ、ホラーの部分を省いても楽しめる造りになっています。

保険会社の業務描写や仕組が丹念に描かれており、そのリアルなディテールがフィクションに説得力を持たせています。それゆえ、誇張された恐怖表現ながらも、読み手に日常と地続きの不安を感じさせます。

『黒い家』は、家庭という閉ざされた場が金銭欲によって歪められる様子を描き、血のつながりさえも金に換算される狂気の中で、生命保険という身近な制度が、一転して恐怖の装置へと変貌します。
誰もが関わるシステムを舞台にしているからこそ、より現実感を伴った恐怖を突きつけてくる作品です。

0
2025年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

法事で暇だったから合間にぶわっと読んだ。

最初本を開いたときは、フォントの小ささとページの多さにびびったけど全然気にならないぐらいスラスラ読めました。

怖いです。
夜だったら絶対ビビってた。

サイコパスを出してくるあたり貴志さんらしさ。
ただホラー小説は私の好みじゃなかったみたいです。
面白かったけどそこまで引き込まれなかったかな。

0
2025年09月05日

Posted by ブクログ

まず読み終わった感想は、五十嵐貴久さんの「リカ」を思い出した。
サイコパスな女性が確かに怖いと感じたけど、私的にはもう一捻りホラープラス何か欲しかったなぁという感じでした…
ただ生命保険会社の裏側とかが分かって面白かった!
保険金目当ての殺人や詐欺なんて、想像以上に現実にあるのかもしれないなと思ってしまった…
そういう意味でもホラーだな!

0
2025年08月31日

購入済み

完全ホラー

まず読み終わった感想は、五十嵐貴久さんの「リカ」を思い出した。
サイコパスな女性が確かに怖いと感じたけど、私的にはもう一捻りホラープラス何か欲しかったなぁという感じでした…
ただ生命保険会社の裏側とかが分かって面白かった!
保険金目当ての殺人や詐欺なんて、想像以上に現実にあるのかもしれないなと思ってしまった…
そういう意味でもホラーだな!

#ドキドキハラハラ #怖い

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2025年08月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤話が進まなくて退屈だったけど、中盤あたりからガラッと雰囲気変わって怖さ増し増しで面白かった!
題名から幽霊的な怖さなのかと思ってたけど、人間的な怖さだった…そこにも衝撃受けたけど、狂ったおばさんの襲撃はさらに怖すぎ。結局は生きてる人間が1番怖い。

0
2025年08月21日

Posted by ブクログ

動機としてはとてもリアル。物語終盤の緊張感は文句ないけど、私には合わなかった…まず、主人公「若槻」の言動が理解できない。そして、殺人が起こらないと面白くないと感じる自分が一番ホラーだ笑。

0
2025年10月19日

購入済み

ストーリー展開が気になるので一気読みだったが、若槻の夢の話や昆虫や虫の描写は長すぎて要らないのではないかと思った。若槻があまりにも鈍感すぎてリアリティに欠けてる部分もあった。鈍感が故に話しの展開に面白さが増してるのかもしれないけど。
これを映像化するとだいぶ怖いと思う。映画あるみたいだけど観ようとは思わない。

#ドキドキハラハラ

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2023年03月28日

Posted by 読むコレ

保険屋が主人公の物語。現実でも色々な問題ある客がいると思うが、そういう客と保険屋との小説。物語としては面白かったが、犯人が一人でそこまでできるかという疑問があり、リアリティに欠ける部分があった。

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2013年01月13日

購入済み

あんまり…

普段読まないホラー系のジャンルを読んでみました。
結論から言うと怖くはありませんでした。

生命保険会社で働く主人公が契約者に逆恨みされるサイコスリラーです。


オカルト系ではないので登場人物が契約者を殺したり他にも色々するのですが、その手口が現実味を帯びていないものもあり違和感を感じました。


ゾクゾクしてくるのような怖さは感じず、ただただ人間不信になりそうな気分の悪さを感じました。

1
2023年06月14日

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