あらすじ
若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞受賞作。
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Posted by ブクログ
めっちゃ面白かった。
特に金石のバラバラ死体が発見されてからの加速度的な展開にはドキドキハラハラした。1996年が舞台なのでスマホはもちろん携帯もないが故に、より一層直面した状況の深刻度が強く感じられたのかもしれない。
クライマックスの対決(?)は本当にヒヤヒヤで、文字でこんな臨場感を感じさせられるのはすごいなと思った。
それと本筋ではないにしろ、保険会社員という職業の大変さというものを垣間見れた気がする。本の登場人物とまでいかなくとも、本当に厄介な顧客はいるだろうし、大変な職業だなと思った。気づきもあってよい。
Posted by ブクログ
めっちゃ、怖い。本読んでるだけでここまで怖さを出せるのはすごい。
犯人が分かっていても、犯人の執拗さ、粘着さが怖すぎて読んでいて飽きなかった。
保険詐欺が横行する時代、ひとり一台ほ携帯が一般的でない時代、というところも、現代と違い、逃げられない感じがさらに怖さを助長した。
だいぶ前の本だけど、楽しめた!
Posted by ブクログ
本当に怖かった。
小説なのに…というのは小説を落とした言い方に聞こえるかもしれないけれど、小説だからこその展開で、とかではなく本当に字力で怖かった。怖いのが分かってるのにページをめくる手は止まらなかった。
出版から年月が経っている作品なので、展開が目新しい!とかではなく、読者からすれば薄々こういう展開なんだろうなというのは分かるが、展開が分かってもなお面白さが留まることを知らない魅力が詰まった作品。
めちゃめちゃ怖いという評判を聞いて読んでみたら、本当に怖かったです!
犯人のやばさが想像を遥に超えていて、どうなるか全く予想できず怖がりながら最後まで読みました。
しかも、最後に更にやばそうな人物が登場して無限ループのような展開に・・・。登場人物達の無事を祈らずにはいられません。
匿名
生命保険金を求めて起こるヒトコワなホラーミステリー。
どちらかというとオカルトな話の方が好きなので途中ガッカリしたが、それでも楽しめる傑作。
心理学の話も興味を引かれた。ヒロインがあんな目にあっても考えを変えない強さを持っていて好感が持てる。と同時に意思薄弱で腕を失っても他に依存しないと生きれない者の憐れさを感じた。
保険会社でだけは働きたくないなって思ってしまった。
Posted by ブクログ
世の中通常の価値基準では本当に理解できない人がいるもんだよな
主人公や彼女は助かったけど、関わったせいで亡くなった人たちがあまりに不憫
保険や虫や夢分析についてもちょっと詳しくなれる
Posted by ブクログ
まず一言、ヒトコワである。
保険金欲しさに息子を殺害し、保険会社の若槻を家に呼び、第一発見者にしたてあげたことから始まる。
主人公の若槻は、保険金が降りないことを理由に、何度も支店に来店していた息子の義父が犯人だと途中まで思っていた、、が、妻が連続殺人をしていたことに気づいた時には周りの人間に被害が広がっていた
結局、なぜ若槻が狙われたのか分からなかったのが少し残念。
冒頭であった、息子の妻からの電話連絡、
自殺でも保険金は出るのか
を対応したことがきっかけだったとしたら、少し薄い気がした。
Posted by ブクログ
1900年代の実際にいたシリアルキラーたちを彷彿とさせる小説だった。
実際にこういう人たちがいた。
本当に歪んで、壊れすぎてて理解が追いつかない。
幼少期の出来事って人格形成に直結してるんだ。
結局、和也を殺したのは幸子なんだよね…?なんで小坂は初め、和也が死んでる姿を見た若槻のこと凝視してたの??どういうつもりだったの…。
そして幸子はずっと何を考えてたの?2人とも今まで何を考えて生きてきたの…。ただ欲のまま動いてたの?どうしようもなく不幸な人たちだな…
しかも名前が幸子って…皮肉すぎる。
あとバウムテストのくだりも怖いし、なんでそんな人間が生まれるの…。悲しすぎる。
非常に面白い
読みながらこちらも緊張してしまうような情景描写の優れた作品。
『善意で踏み固められた道も、地獄へ通じていることがある、、、』とても好きな言葉です。
Posted by ブクログ
フリからオチまでの大まかなあらすじは面白かった。
保険制度はもちろん、心理学も絡めつつ保険金殺人を掘り下げる内容は個人的に新鮮だった。
それぞれの肖像の表現が秀逸で、匂い立つような不気味さがぷんぷん伝わってきた。
が、バーボン片手にいい時計キラーんな金石とのやりとりが長すぎて、中弛みが半端じゃなかった。
中盤から後半に差し掛かるにつれ、さすがにこの状況は恋人の恵ちゃんにも危険が及ぶのでは!?大丈夫なのか?!と、違った意味でこちらがハラハラ。逆によく助けられたね。もう少し外堀埋めつつ、心理戦楽しませてほしかったな。
全体的にゾクゾクするというより、それで大丈夫かー?!っていうツッコミと、言わんこっちゃない!っていう崩れ落ちがありました。
Posted by ブクログ
主人公は生命保険の社員で保険殺人を調査して行くうちに知人や恋人が事件に巻き込まれる。
どこに居ても常に自分も誰かに拉致され殺されるかもしれないジリジリする恐怖があった。
作者は生命保険の社員の経歴があり
警察に恨みでもあるのか⁉︎事実なのか
警察はこんなにも無能なのか‥と思ってしまった(^^;)