【感想・ネタバレ】黒い家のレビュー

あらすじ

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞受賞作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最恐の男的な立ち位置だと思ってた三善があっけなく殺されていたのにはびっくりした、、、、
やっぱりいちばん怖いのは人間なんだなー

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2025年11月11日

ネタバレ 購入済み

めちゃめちゃ怖いという評判を聞いて読んでみたら、本当に怖かったです!
犯人のやばさが想像を遥に超えていて、どうなるか全く予想できず怖がりながら最後まで読みました。
しかも、最後に更にやばそうな人物が登場して無限ループのような展開に・・・。登場人物達の無事を祈らずにはいられません。

#ドキドキハラハラ #怖い #ダーク

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2025年07月28日

匿名

ネタバレ 購入済み

生命保険金を求めて起こるヒトコワなホラーミステリー。
どちらかというとオカルトな話の方が好きなので途中ガッカリしたが、それでも楽しめる傑作。
心理学の話も興味を引かれた。ヒロインがあんな目にあっても考えを変えない強さを持っていて好感が持てる。と同時に意思薄弱で腕を失っても他に依存しないと生きれない者の憐れさを感じた。
保険会社でだけは働きたくないなって思ってしまった。

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2025年04月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文章を読んでいてここまでハラハラしたのは初めてで怖くて本を投げ飛ばしそうでした。結末も予想に反してとても読み応えがありました。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 著者の筆力に圧倒されました。初めこそ犯人は他にいると思って読み進めていましたが、まさか主人公が犯人と思っていた旦那の妻が犯人だったとは…。
 しかも平気で旦那の両腕を故意に切断させるのは正気の沙汰ではなく恐怖でした。

 終盤、黒い家に恵を助けに行ってからの展開はグロさMAXで胸に悪心が湧いてくるほどでした。拷問シーンの描写は少ないけれど、痛々しい凄惨な描写はふんだんに盛り込まれています。

 物語は保険金を目当てに殺戮が繰り広げられていくというシンプル性を孕みつつ、ホラーとしての恐怖心を煽る展開に目が離せませんでした。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!!

お化けなどの超常現象をあまり信じていないので、ホラーは好みじゃないかと思っていたんですが、こういうサイコロジカルホラーというジャンルがあるんですね。
結局人間が一番怖い。かなり好みでした。

※ホラー全然読まない風ですが、同じ作者の「十三番目の人格ISOLA」は読んだことあるし、めちゃ面白かった記憶。貴志祐介作品と相性がいいのか…。

次第に真実が明らかになっていって、最後の犯人との対決では、もう本当にハラハラドキドキという言葉がぴったり。

なんですが、個人的に一番興味深かったのは心理学の助手の金石との会話。

犯罪者は遺伝によるものか?環境によるものか?

生物学のr戦略とK戦略という話が引き合いに出されます。

r戦略:
昆虫のように大量の子孫を作っておいて、後はほとんど放りっぱなしにするやり方
K戦略:
人間のように、少数の子供を大事に育てるというやり方

時代が進んで社会保障が充実し、r戦略の有利性が増してきた。

「人間が人間を救うために作ったはずの福祉制度が、皮肉なことに、本来ならば淘汰されるはずのサイコパスの遺伝子を救済してるんですよ」

本来ならば淘汰されるはずの個体が残っているという部分に、中島梓の「コミュニケーション不全症候群」を思い出した。


犯人の姿は見えないながらも、声だけ聞こえてくるという場面での、ブツブツ言っている様がめちゃくちゃ怖かった。
確か「十三番目の人格」でもそういった描写に恐怖を感じたことを思い出した。

生命保険会社に入社する人は一回読んでみた方がいいのでは?と思う反面、こんなん読んだら絶対入りたくないだろ!!とも思ってしまった笑

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

保険会社社員の若槻は顧客の家で子どもの首つり死体の発見者となってしまう。
死体発見時の父親の態度や、執拗に保険金の支払いを催促する姿に不信感を持った若槻は独自に調査を始める。

ただただ人の本性って、恐ろしい。

まず、少しでも自分に有利に保険金をだまし取ろうという人々の、あの手この手の手口に閉口してしまう。お金が絡むって恐ろしい。

そして、邪魔な人物を排除し、若槻の命を狙う菰田 幸子の粘着性と純度100%の殺意と暴力が恐ろしい。

私的には、あれだけの目にあわされながら、菰田 幸子をサイコパスという括りでは見ない。とか言える若槻の彼女さんのメンタルは、素晴らしいんだろうけど、何気に怖いんですけど。

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2025年09月16日

ネタバレ 購入済み

非常に面白い

読みながらこちらも緊張してしまうような情景描写の優れた作品。
『善意で踏み固められた道も、地獄へ通じていることがある、、、』とても好きな言葉です。

#怖い #ダーク

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2024年05月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ヒトコワとは知らずに読んだ。合間に出てくる虫の話が興味深い。ルームモニター機能から聞こえてくる声めちゃくちゃ怖い。

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2025年10月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

まず想定していたものとは少し違っていた。アッシャー家の崩壊のような密室ものを想定していた。ホラーの展開は、少し荒いと思ってしまった。自分があまりホラーが好きではないからかもしれないが。伏線や謎の回収もわかりやすい。心理学の勉強になったのはよかった。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

法事で暇だったから合間にぶわっと読んだ。

最初本を開いたときは、フォントの小ささとページの多さにびびったけど全然気にならないぐらいスラスラ読めました。

怖いです。
夜だったら絶対ビビってた。

サイコパスを出してくるあたり貴志さんらしさ。
ただホラー小説は私の好みじゃなかったみたいです。
面白かったけどそこまで引き込まれなかったかな。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤話が進まなくて退屈だったけど、中盤あたりからガラッと雰囲気変わって怖さ増し増しで面白かった!
題名から幽霊的な怖さなのかと思ってたけど、人間的な怖さだった…そこにも衝撃受けたけど、狂ったおばさんの襲撃はさらに怖すぎ。結局は生きてる人間が1番怖い。

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2025年08月21日

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