ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    若年教員として非常に考えさせられる一冊でした。
    やはりクラス内には一定数のモブと呼ばれる人たちがいますし、その中から抜け出して一軍と呼ばれるグループに片足を突っ込もうとすれば強い拒絶があるのも現場の事実です。教員に懐きやすい生徒とそうでない生徒の差は子供たちの方から寄ってくるか否かによるものだと思っていたので、隅にいる生徒からするとそう写っていない可能性が示唆されただけでも気付きのある内容でした。

    これまでは平等ではなく住み分けが最も不幸の少ない解決だと思っていましたが、その辺もう一度考え直してみようと思います。

    とはいえ、空気の読めない言動やある程度固まったコミュニティへの割り込みなど、一集団に対して不快感を与えた当時の加害者が、後から被害者として立場を強めることについては納得しきれない部分もあり、答えのない問題に回答を強いられているような感覚でした。

    結局何かしらの答えを出すことではなく、パッとしない子にも目を向けて寄り添うことの必要性と、そういった子供にも自我があって主張があり、後から噛みつかれる可能性があるということは肝に銘じて今後過ごすようにしようと思えました。

    胃の痛くなる1冊。良い教訓となりました。

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    2026年09月23日
  • カラフル

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    初めて一日で読めた作品!
    とても良い作品で心に残った
    買うか迷ってる人は買うべきだと思う!
    読んで後悔はない

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    2026年09月23日
  • 日本——没落か再生か―時代精神とアニマルスピリッツ―(新潮選書)

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    多くの日本人が閉塞感を持っている。日本経済の長期停滞と無縁ではない。資本主義経済を動かす主役は民間企業。その本質は「アニマルスピリッツ」。そして「アニマルスピリッツ」は時代精神を反映するもの。
    その正体は何か。それを考えさせてくれる本。
    本書では、日本人が変わったからバブルが起き「失われた30年」が続いている。時の変化は外から与えられるものではなく、人の心が変わりそれが新しい時代を作り出すと主張する。
    では、人の心を変える時代精神とは一体何か?
    この本を読んでよく考えよう。

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    2026年09月23日
  • ストロベリームーン

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    ネタバレ

    まじで良かった。
    特に萌が余命宣告されて日向が必死に頑張ってるの見てすごく感動した。
    良かった
    ほんとに素敵な小説だった
    また読みたい

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    2026年09月23日
  • ライオンのおやつ

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    死がこういう感じなら、少し怖くないかも。
    あたりまえだけど一つ一つのかけがえのない人生があって、自分もそのひとつを生きていることを思い出した。
    人生はろうそくといっしょで、火がついたら消えるまで燃えるしかないと、マドンナさんが言ってた言葉が胸に残った。
    自分にとって忘れられないおやつは何かなぁ。美味しいお菓子もケーキも山ほど食べてきたはずだけど、受験の日のあとに母が焼いていてくれた素朴なりんごケーキを思い出した。

    そばで寝ていた娘をうんと愛おしく感じた。
    命があること、毎日ご飯を食べて、歩き、おしゃべりして笑えることは本当に、ありがたいことだ。

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    2026年09月23日
  • 多類婚姻譚

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    ネタバレ

    多様化する結婚観やカップルのあり方を描いた短編集であり、中でも入籍を目前に控えた男女を描いた「Position Talk」が強く印象に残った。
    完璧な男女平等を実現することは難しく、互いが少しずつ妥協や我慢を重ねなければ成り立たない関係性に、現代の結婚が抱える息苦しさを感じた。

    劇中で律は「性別を越えて、一人の人間同士として対等に話し合いたい」と主張する。しかし、社会構造そのものが最初から男性に優位に働いている現実がある以上、その理想論自体が律の恵まれた立場からしか語れないものではないか、と疑問を抱いた。
    一方で、朱里が抱く結婚後の不安や恐怖は痛いほど理解できる。とはいえ、すべての不安を解消してからでなければ前に進めないというのも現実的には難しい。律は決して無神経なわけではなく、真摯に理解しようとしてくれる良い人であるからこそ、このすれ違いはより根深いと感じる。


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    2026年09月23日
  • 容疑者Xの献身

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    ネタバレ

    東野圭吾先生の最高傑作に挙げる方、多い中、読み進める中でそれほど❓と感じたんですが、容疑者Xの献身。献身って何❓私の知ってる献身って❓自己犠牲❓でも見返り求めてるのでは無いか❓献身と献身的、、私は献身的な物、献身っぱい的なものしか知らないかも知れません。石神は技師迄殺めたのは同意出来ませんが、靖子代わりに地獄堕ちるのを厭わない。これが献身的では無くて献身なのかも。あーやはり、凄いの読ませて貰いました。東野圭吾先生ありがとうございます。映画でも良いです。日本語、日本人の美しい部分を再確認するためにメディアは再放送すべきと私は想います。

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    2026年09月23日
  • 藪の中(乙女の本棚)

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    「藪の中」が乙女の読みものになってるーっ(゚д゚)!恐ろしく、妖しく、美しい(゚A゚;)ゴクリ 真相は?藪の中…

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    2026年09月23日
  • 十戒

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    ネタバレ

    亡くなった伯父が所有していた島に持ち上がったリゾート開発の話。観光会社や建設会社、不動産会社の人々が視察に行く事になり、そこに姪の里英も同行することに。
    一泊二日の島の視察、里英の視点で物語は進みます。

    こういうタイプのミステリーは読んだことなくて、この場にいたら従うしかないんだけど、犯人がすっごい指図してくるのがちょっと面白い。
    部屋に閉じ込めたり約束守るための細工をしたり、犯人大忙しだろうなぁ。
    「こっくりさん」的確認方式もいいアイデアなんだけど、ちょくちょく出てきて「またやってるー!ププ」と思ってしまう。

    一回納得したのに覆され(藤原じゃなかった)、もう一回ひっくり返って(里英は知ってた)ヘトヘトになりつつ、綾川さんはまだ何か不穏なところがあるわね〜!と読み終わりました。そう、解説読むまで気が付かなかったんです。

    うっわー、コレがみなさん口々に「方舟読んでから読め!」と言ってる理由かぁー!
    単行本には解説ないだろうから、文庫で読んでよかったぁ、危なかった。

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    2026年09月23日
  • たぶん、恋しい

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    それぞれがそれぞれに大切なものや秘密があって、それがあるからこそ人っていとおしいんだなと思った。相変わらず、一穂さんの文章表現、綺麗で大好き!

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    2026年09月23日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    あえて敬称をつけずに言わせてもらうが、朝井リョウの作品は読んでいて胸が苦しい。
    一致しているわけではないが同じ時代を生きてきているからか、社会からの圧力に右往左往し影響を受けまくっている登場人物たちに痛々しいくらい同情してしまう。自分の過去と重なる部分が多い。だから読み進めたくなくなる。
    仕事、仕事、仕事の日々は頭の中に全く文章が流れてこなかった。5日間という奇跡のシルバーウィークの後半2日間でようやく読み終えた。精神的に余裕のある時にしか読めない本だ。
    生きがい。死にがい。自分は何のために生きているの?なんのために生まれたの?何を残せるの?何も成し遂げてないのに生きていていいの?
    自分を見失うたびに、
    あいつより劣ってる、あいつのあそこには優れてる。あいつもきっと問題を抱えてるはずだ。人は見せないだけで不幸を抱えてる。
    そうやって安心してきた。
    でもそれをすればするだけ疲れるだけだ。
    じゃあ、人は何を生きがいに生きるのか?
    自分のためだけには生きられない私は、誰かのために生きたいし、誰かのありがとうを聞きたくて他人に手を差し伸べる。
    人という生き物は難儀だ。
    どの世代に生まれても、どの社会に生まれても、誰しもが抱える問題。誰しも繰り返す悩み。この悩みを持っている私は平凡だ。平凡がいい。

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    2026年09月23日
  • あと少し、もう少し

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    ネタバレ

    全員がお互いに敬意をもってるからいい関係が築けてるんだと思う
    やっぱり迷いながら頑張る人は輝いてる

    渡辺先輩と俊介の関係が良かった

    チームスポーツいいよね

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    2026年09月23日
  • 獣の奏者 I闘蛇編

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    エリンと母の悲しい境遇は詳しくは語られないけど、話が進むに従い分かるのではないだろうか。幼いエリンがジョウンとめぐり逢い共に数年間暮らしたことは、エリンの人生に大きな影響を与えた。

    上橋さんの話には、ジョウンとエリンのように本当の親子ではないのに深い思いやりと愛で繋がる人達が良く登場するが、とても感動的。

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    2026年09月23日
  • 金曜日のビストロジュン

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    作者は食堂のおばちゃんシリーズ作者さん。ほどよい人情モノと美味しいものを書くのが上手で安心して読める。

    第1話 金曜日の夜だけビストロジュンは開店する。しかもオーナーシェフの堤浩志に招かれないとその存在には気づかない。メログラーノのスーシェフ小山卯月が手伝いに来てくれる。
    70絡みの客安本はミートソースを食べて思い出した。給食で食べた日に母は出て行ったのだ。そして新しいお母さんがきた。
    安本は順調に出世したが、妻と後輩にひっくり返された。

    第2話 淳の昔馴染みの農家さんと漁業さんが来る。コーンスープ、ナスのパルミジャーノ、アクアパッツァ、トマトソースパスタ、最後は海鮮カレー。蛸入り。

    第3話 城戸の総合病院は神経内科と脳外科の両輪でなっていると思っていたが、経営コンサルタントの淳にキッパリ脳外科はお荷物だと言われる。

    第4話 ルカは事故で片足を切断した。パリコレに出るはずだった。とても努力した。しかし挫折して死ぬしかないと思っているところに淳と出会う。

    第5話 隣の家の夏生ちゃんはできがいい。東大に行った。久しぶりの夏生ちゃんは元気がない。

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    2026年09月23日
  • クリーピー

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    ネタバレ

    読んだのがだいぶ前で詳細は覚えていないが、不気味だけど面白かった。
    変な人だと思っていても奥さんが取り込まれてしまうのが怖かった。最後3人になってどうやって生きていくのか、警察に行くのか気になった。
    元ネタの事件が2つあるみたいなのでそれについても詳しく知りたいと思った。

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    2026年09月23日
  • 普通の子

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    過去のイジメの記憶に苦しむ母親と、現在進行形で進むわが子のイジメ。
    と書くと単なるしんどい話に聞こえるかもしれないが、本作はミステリーの要素が強く、息子が二階の教室から飛び降りた理由が謎となっている。元気に見えた息子がなぜ教室のベランダから飛び降りたのか。その理由を追って主人公が四苦八苦する。
    とは言え、作者がこの作品で描きたかったのは進行形のわが子の話ではなく、主人公の過去だろう。正直、読むのが辛いエピソードだった。リアルで残酷でヒリヒリする。このリアリティーで描くということは、執筆時の作者の脳内でこの風景が再生されるということだ。
    二重にしんどい。小説家には鬱が多いと聞くが、この脳内再生のリピートは拷問に近いと思う。それでもこの作品を完成させた作者に感謝したい。
    しんどいけど素晴らしい小説だった。

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    2026年09月23日
  • 完全ドキュメント 北九州監禁連続殺人事件

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    ネタバレ

    クリーピーの元ネタの1つということで読んでみた。

    基本的に時系列順に話が進んでいき、とても読みやすかった。詳細が明らかになるにつれて松永のマインドコントロールの恐ろしさ、ずるさが見えてきた。
    当時の検察官?刑事?も死体が無い中大変だっただろうなと思う。松永の弁護士はどういう気持ちで書類作成をしていたのかも気になる。
    遺族の方々や清美さん、その他被害者の方々が元気に生きている事を願う。

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    2026年09月23日
  • 皇后の碧

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    阿部智里先生の「八咫烏シリーズ」以外の作品としては2冊目。

    面白かった!!!!

    序盤はただの自己紹介文的なのが多かったのに
    読み進めていくうちにどんどん謎にハマっていく…

    伏線回収が苦手な私は最後の結末でびっくりしました笑

    異世界物語が好きな人、ファンタジー系が好きな人はぜひ一読を!

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    2026年09月23日
  • エピクロスの処方箋

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    ネタバレ

    期待通りでとっても良かったです!スピノザの診察室が大好きだったので、やっと読めました。
    登場人物がみんな心がきれいで魅力的で、ずっと続いてほしいと思わせてくれる物語でした。
    幸福と快楽は違うという話がとても興味深かったです。龍之介くんがとても良い子。フルートをもらったシーンがとても良かったです。

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    2026年09月23日
  • ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~

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    五浦と栞子さんの恋愛模様が楽しめる5巻目。
    ついに2人の関係性に進展が…?!
    章構成もミステリーとして大満足でした。

    作中の一節に、
    「もしこの世界にあるものが現実だけだったら、物語というものが存在しなかったら、わたしたちの人生はあまりにも貧しすぎる…現実を実り多いものにするために、わたしたちは物語を読む」
    という表現があります。
    人はなぜ本を読むのか、という問いに対する素敵なアンサーだなと思いました。

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    2026年09月23日