ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 冷蔵庫婆の怪談

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    怪談であり、ミステリーである。
    民俗学的なアプローチもあり、とても面白かった。
    収録されているのは、
    ハザコ男の怪談
    蘆野家の怪談
    冷蔵庫婆の怪談
    満月館の怪談
    の連鎖短編が4篇。
    中心となるのは、タイトル通り冷蔵庫婆の怪談なのだが、個人的には蘆野家の怪談が一番面白かった。
    いや、面白いと言ったら蘆野に悪いのだけど。
    全編の中心となる、探偵役でもある怪談作家・呻木叫子(うめききょうこ、すごい字面だ)のキャラクターが魅力的で良かった。
    と思ったら、この本以前にも呻木叫子の物語が出ているというではないか。てことは、本作はシリーズの新作?全然気が付かなかった。
    彼女の過去が気になるし、本作がとても面

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    2026年04月14日
  • 歌われなかった海賊へ

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    戦争を経験したことないのに、なぜ経験したかのような気持ちになるのだろうか…当事者は、想像し得ない混乱と不安の中にあったんだろう…
    どんな育ち方したらこんな本が書けるんだ

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    2026年04月14日
  • その女アレックス

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    何一つ先の展開が読めない、想像を超えてくる本だった。この本を説明したくても説明できない、本当に読んで語り合おう!としか言えないような本だった。

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    2026年04月14日
  • カフェーの帰り道

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    ネタバレ

    とても良かったです。
    普段短編はどうも物足りなく感じてあまり読まないのですが、今作品は一章ごとに胸に染みて後味も違って読み応えがありました。

    戦前から戦後までの時代を生きるとあるカフェの女給たち。
    戦前の話は前向きで、嘘つき美登里が好き。
    戦中の出戻りセイやタイ子の昔は涙無しには読めませんでした。
    最後の話もお母さんの気持ちも娘の気持ちも分かって苦しかった。

    少しずつ全ての章が繋がっていたのもあり、飽きずに読む事が出来ました。
    短編も面白いな。また読んでみようかな。

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    2026年04月14日
  • 呼人は旅をする

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    とてもおもしろかった。
    まず設定がいいし、出てくる呼人の考えや生活がそれぞれ違って興味深い。
    どの章もそれぞれよかったけど、最後の章は特に好きだった。
    中高生に手に取ってほしいな。

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    2026年04月14日
  • 地雷グリコ

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    ネタバレ

    主人公、チート級につよすぎだろと思った。
    みんなが知ってるゲームに少しルールを追加したゲームで勝負。だからか、入り込みやすかったし、面白かった。あとはやっぱりゲームってなると最近は命を賭けたりなんで物語も多いけどこれはそんなことなく、平和に進んでゆくので良かった。

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    2026年04月14日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    良書
    タイトルのキャッチーさにいい意味で裏切られた、読み応えのある本だった。
    表題通り表面的な「なぜ」のメカニズムを分析しているだけのものかと思いきや、労働というものの認識の変遷と、読書という営みの位置付け(人が特定の環境のもとで読書に何を求めるか)の変遷など構造的なところまでちょくちょく切り込んでいて唸らされる。
    著者本人が気を抜くとワーカホリック気味になってしまう側の人間であり、自戒的に書いた側面もある、という最後の吐露で親近感が湧き説得力というか、身に迫る切実さを感じた。
    随所で他の書籍、文献からの引用が行われており引用先もきっちり書かれているので、これも読んでみようなどと興味の先が広が

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    2026年04月14日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    クローズドサークルミステリーの代表作と言われる作品。個人的に1番好きなジャンル。

    序盤はカタカナの名前や都市名に若干苦労したものの、後半は怒涛の展開であっという間に読み終えることができた。

    1930年代にはこのクオリティの作品が既にあった事を知って衝撃も受けた。名作と言われるのも納得だし、数々の作品が本作の影響を受けていると感じられた。

    もっと早く出会いたかった。10代で『そして誰もいなくなった』を読んだ人が羨ましい。

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    2026年04月14日
  • 頭の大きな毛のないコウモリ 澤村伊智異形短編集

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    怪異と日常が混在する世界。

    この手のホラー作品は塩梅が非常に難しいと思う。なぜなら、怪異表現が強すぎるとSFに化け、弱すぎるとファンタジーになるからだ。
    化け物は人を襲う。それは至極当然のようだけど、挙動の辻褄が合ってしまうのは異例なのであって、大概は襲うことに理由なんてない。ここに理由を持たせるとSF化またはファンタジー化してしまうわけだ。
    例えば、祠を壊したから呪われた、というエピソード自体は、掴みどころではあるものの、それはきっかけに過ぎず、化け物がどのような挙動を取るかとの関係がないのがホラーなのである。その証拠に、多くのホラーは、呪われた人がすぐに死ぬわけではなく、関係のない人も含

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    2026年04月14日
  • K・Nの悲劇

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    ネタバレ

    読み終わったあと、しばらくボーッとしてしまうような、胸に突き刺さるお話でした。
    ミステリーとしての面白さはもちろんですが、それ以上にもし自分がこの立場だったらと考えずにはいられない、人間の生々しい感情が描かれています。ハラハラしながらも、どこか切なくて、ページをめくる手が止まりませんでした。
    読み終わったあとに、誰かとこの衝撃を共有したくなるような、不思議な余韻が残る一冊です。

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    2026年04月13日
  • 私たちはたしかに光ってたんだ

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    『死んだ山田と教室』で、鮮烈なデビューを果たした金子玲介の最新小説。今回は、バンドを組む女子高生4人の物語。

    こんなに眩しくて、こんなに胸が痛い
    小説があるでしょうか…

    会話と会話、歌詞と歌詞の間に、まとまりのない感情が挟まる。それは1秒ごとに偏移する感情を漏らすことなくうったえかけてくるようで、効果的な文体。

    演奏中の疾走感や興奮がダイレクトに伝わってきて
    、主人公瑞葉と一緒に『楽しい!』と思う。感情が音にのまれていくよう。

    でもこれはサクセスストーリーではない。瑞葉は眩しい光の中で、その後で、一体何を考え何を思うのか…。眩しくて切なすぎる〜

    『光』『ボトルシップ』
    歌詞が本文に出

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    2026年04月13日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

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    犯人の正体とかはなんとなくそうじゃないかなって感じで割と予想がつく。ただその答え合わせが非常に気持ちいいし、面白いし、かなり痛快。シャーロックホームズばりに洞察眼が優れていれば全ての真実を最初に見抜けていたのかもしれない。作中のあの人のように。

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    2026年04月13日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ネタバレ

    本は人を思う力をくれる ってめっちゃいいなぁ
    ほんとに作者は本が好きなんだろうなとつくづく思う
    作中に出てる本も読んでみたいなぁ

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    2026年04月13日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    箱根駅伝を舞台に学生ランナーとテレビ局のヒューマンドラマ。
    どの年齢でも不安、悩み、葛藤はあるもので学生の頃と社会人の今の自分を重ねてはそんなこともあったと思いながら読み進めてました。
    会話の中で結果を左右するのはメンタルが7割とあったが緊張する場面では100%の力を出すことの難しさを自分でも体験してるので正にその通りだなと。
    下巻になるとどのような展開が待っているのかこれからが楽しみです。

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    2026年04月13日
  • 接物語

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    ネタバレ

    読みたくて読みたくて仕方なかったオカ研もとい専門家集団の話、しかも余接の誕生秘話……!
    本編の時系列につながる伏線が山ほどあったり予想外の人の名前が出てきたりずっとワクワクが止まらず……メメと貝木、メメと伊豆湖筆頭に関係性も本当に良くて、全部読み返したくなっちゃった!各々が受けた呪いの話も、余接が「どういう」死体人形なのかも理解した上で今までの話を見返したら、見方ががらっと変わりそう。

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    2026年04月13日
  • うつくしが丘の不幸の家

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    辛い悲しいだけのストーリーではなく、それぞれが救われるストーリーで素敵な作品に出会えてよかったです。
    お隣の信子さんの言葉が刺さりまくりでした。

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    2026年04月13日
  • 火星の人〔新版〕 上

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    読んでて元気が出てくる作品!
    不運にも火星に一人取り残され、命の灯火が刻一刻と消えそうなってるはずの境遇のはず、、、なのに持ち前の明るさと天才的な発想と聡明な頭脳と不屈の精神で猛然とサバイバルする姿にめちゃくちゃ勇気をもらってます。次から次へと訪れる緊急自体に対応しつつ、翻訳も時にゲラゲラ笑える感じになってて、めっちゃ面白いです。
    けど、その中にもすごくシリアスな部分もあって。。。さて、後半がどうなるのか楽しみです。
    アンディウィアー、最高ですね。
    これはいいっすよ

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    2026年04月13日
  • 海のある奈良に死す

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    小説作家有栖シリーズを順に読んでる身としては、今回かなり入り込める内容でした。
    あっちこっち駆け回る感じも好きでした。
    観光で小浜に行ったことがあったので想像がしやすかったのかもしれない。
    48番目の密室から最高だったけど、有栖川先生の本どんどんシリーズ重ねることにパワーアップしてるの感じます...次回も読むの楽しみ

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    2026年04月13日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    映画の予告から認知をしたため、全てが佐藤二郎で脳内変換される!
    それくらい佐藤二郎のインパクトが強かったとも言える。

    スズキタゴサク。
    心身ともに腐っている人物像が、「怪物」と呼ばれるに相応しい表現だった。
    いろんな人がタゴサクに飲み込まれて、自分の中の闇に向き合わざるを得なくなる辺りがリアル。

    ちょうど「野良犬の値段」を読み終わった直後の「爆弾」だったので、タゴサクやその周辺における被害者に対する感覚が似ている部分があった。

    自分に関係のない余所者は、所詮余所者。
    自分の身近な人が助かれば、他の犠牲は致し方ないと割り切れる。
    そんな人間の闇を上手く表現していると思った。

    犯人は、なる

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    2026年04月13日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

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    ネタバレ

     前作に引き続き、とても感動した作品だった。続きということもあり、物語のつながりを感じながら読むことができて、とても面白かった。

     特に印象に残ったのは、「一人娘の心得」と「歴史研究の心得」の章。それぞれの人物の想いや選択が丁寧に描かれており、1巻目とまた違う面白さがあって、印象に残った。また、主人公・歩美の成長にも感動し、さらに新しく登場した杏奈もすごく好きになった。はっきりとした性格で、自分の軸を持っているところが魅力的だと思う。

     そして、この作品を通して新たな気づきもあった。それは、「必ずしも死者と再会しなくてもよいのではないか」という考え方である。

    「死者に会うことは、誰かの死

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    2026年04月13日