ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 深夜特急1―香港・マカオ―(新潮文庫)【増補新版】

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    沢山の人に読まれている沢木耕太郎さんの『深夜特急』。

    外見も中身もかっこいい沢木耕太郎さんの価値観での「貧乏旅」。言えるのは「最高かよ」ってこと。シェアしてくれてありがたい。

    沢木耕太郎さんなら、どんな価値観で旅をするのか。それを知れることが本当に嬉しい。

    スマホがない時代だからこその旅ってのはもちろんあって、でも沢木耕太郎さんがもし、今旅をするとしたらどうするのかも、とても気になりました。

    スマホを置いていくのだろうか。笑

    印象的だったのはカジノでのシーン。
    頭が良い人、知的な人のカジノでの遊び方はこうなるのかと驚き。手に汗握りながら読んでました。

    『深夜特急』は6まで出ているの

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    2025年12月31日
  • ロング・グッドバイ

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     レイモンド・チャンドラーの傑作。それを村上春樹訳で読めると言う贅沢。タフな探偵マーロウが兎に角カッコいい。作中に散りばめられた皮肉の聞いたセリフ。「さよならを言うのは少しだけ死ぬことだ。」という名言。
     そして、「ギムレットを飲むには少し早過ぎるね。」という作中屈指の名言から展開されるラストの謎解き。最高に痺れる今年ラストの一冊でした。

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    2025年12月31日
  • クロエとオオエ

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    私が読みたかった有川作品が帰ってきた!
    キャラクターが生き生きしていて、エネルギーを感じるけど作者が伝えたいことがひしひしと伝わるこの感覚久しぶりだ。

    ジュエリーのお話だから、イメージが湧きづらいなと思ってたけど、章の終わりにQRコードでInstagramに誘導するところが流石。

    ドキドキして読んでよかったー!と思えた作品は久しぶりでいい日になった!

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    2025年12月31日
  • 風が強く吹いている(新潮文庫)

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    ネタバレ

    2025年ラストの作品。
    ラストにいちばん良い作品に出会えた。今出会えて良かった。とりあえず年始は駅伝見ます笑笑

    たった10人で選ぶ箱根駅伝の物語。
    後半は自分の涙腺に引っかかりまくりで、いちいちグッときてた。
    こないだ人生初フルマラソンに参加してみて、この1年間ずっとランニングもしてきて市民ランナーやったんやけど、それもあいまって長距離の中身も読み込めた。
    個性豊かな10人の選手で、それぞれをしっかり深ぼって、視点もころころ切り替わってるねんけどそれも違和感が全然なく、みんなに感情移入してしまった。

    一見ありえない展開なんかもしれへんけどそれでも、寛政のみんなの努力はしっかり描かれてたし

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    2025年12月31日
  • 虐殺器官

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    内戦や大虐殺の陰に存在する謎の男ジョン・ポールを追う、お話(?)。

    近未来SF(?)作品。残酷なシーンや思想的な難解さもありながら、世界観に引き込まれて一気読みしてしまった。

    ミーム、モジュール、虐殺の文法、マスキング。
    完全な理解はできていないけども。



    途中まで読んで、ぽいっと置いておいて年越してもよかったけど、何故だかぐいっと引き込まれて、読まされたという感じ。

    読書熱高まった今年最後にふさわしい素晴らしい作品だったな、と思いました。

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    2025年12月31日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    ついに本戦が始まり、ゴールまではあっという間に過ぎていく。対戦チームのランナー達の背景、記録にならない戦いへ全力で挑む姿勢に自然と涙が溢れた。反対していた人々も低い評価をしていたマスコミも、連合チームの熱い走りに夢中になっていく。これは性別、年齢関係なくハマる作品だと思う。骨太なストーリーと綿密な取材に基づくリアリティーはさすが池井戸潤先生。

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    2025年12月31日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    ずっと気になっていた茶道の世界に触れられて嬉しい。

    ルールが大変そうだなと読み進めていたけれど、その先にある自由について書かれていて希望が持てた。

    流れていく時の中で季節を感じること、ただそこにいることは、望んでいてもなかなかできない。

    物も体験も溢れている今、その2つを望むならお茶じゃなくても良いのかもしれない。
    でもやっぱり茶道を通して体験してみたい。

    人と違っても良いということを思い出させてくれた。自分が何を感じるかが大切。

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    2025年12月31日
  • みかづき

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    立派な大河小説だと思った。
    教育理念に奔走した家族が、時代の流れに巻き込まれる様をこの600pによく収めていて、教育というテーマがどれほど振り回され、そして現場の教育者がどんな声を持って指揮を振っているのか、フィクションではあるけれど、その一幕を見れた気がして、とても贅沢な時間を過ごせた気がします。

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    2025年12月31日
  • 神様の暇つぶし

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    やっぱり千早茜さんの描く食べ物の描写がすき。
    美味しいカレーが食べたいなって思った。
    「みんな自分の恋愛だけが綺麗なんだよ」って言葉と
    「どんなに深く愛し合っていても、お互いは自分の物語にいる。それが完璧に重なることはない。」がすごく刺さった。
    やっぱり言葉選びがすごく好き。

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    2025年12月31日
  • 花木荘のひとびと

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    ⭐️花木荘のひとびと
     認知症や病いを扱っており少し重いが、まっすぐな人の生き方を感じさせてもらった。特に昇平と葵の章はページをめくる手が止まらなかった。また大家のトミさんの存在が大きい。キャラが濃い!人情に厚い!焼きおにぎりが食べたい!大満足!おススメだな!

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    2025年12月31日
  • 国宝 上 青春篇

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    歌舞伎役者の大河小説、任侠から梨園へ、挫折と成長。
    まるで舞台や映画のように世界にのめりこんで聞いてた、さすがの朗読!
    息つく間もなく早い展開で淡々と進んでいくので、展開に安心する暇がないくらい波瀾万丈。後半が楽しみ。

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    2025年12月31日
  • エゴイスト

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    恋愛小説やけど、その枠組み自体が供述トリックになってる。
    愛とは何か、エゴとは何か。純愛とは、他人の行動操作とは、殺人教唆とは。
    非常に曖昧で、感情がグラグラする。
    自伝的小説だと知り、そのリアリティにも驚き。
    映画も見てみよかな?

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    2025年12月31日
  • 家族

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    私見では、社会派ミステリーの葉真中顕。友達の情報で、今作は駄作だと。(笑)そう言われたら益々読みたくなるのがひねくれもの。早速読んでみたわけだが。確かに重厚な過去作とは趣が違うなと。新堂冬樹的な要素と真梨幸子的要素もあったかな。歪んだ愛によっていびつな「家族」が構成されていく。血縁のない孤独で行き場のない人間を取り込んで支配するカルト的共同体。巧妙なのが、外から見ると「家族」の問題で警察は民事不介入。「家族」という言葉が、躾という名の暴力も正当化してしまう。参考文献で、尼崎連続殺人事件を知り驚愕した。

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    2025年12月31日
  • クジラアタマの王様(新潮文庫)

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    夢の世界と現実の世界が交互に絡み合う、臨場感と爽快感のある展開。
    驚くのはこれがコロナ禍前の本だということ。
    物事を観察し人間を想像する力に長けてるからこそ、物書きができるんやろうな。純粋な物語評価じゃなくて申し訳ない。

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    2025年12月31日
  • アルプス席の母

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    高校球児の母、中3〜大学入学まで。
    無償ではない母の愛、子供達なりの正義、周囲の大人の関わり、のようなところは凄く伝わる。
    でもこれの見どころは、球児でもなく母でもなく、監督だと思った。
    彼の成長があるからおもしろい作品だ。

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    2025年12月31日
  • 人魚が逃げた

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    銀座に現れた王子に出会う人たちの、ちょっと不思議なリアリティのある悩みと前進。
    それぞれがニアミスしてるので、読み進める毎に面白い。
    既視感あってカバヒコっぽいと思ったら同作者だった、この世界観、納得だ。

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    2025年12月31日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    ネタバレ

    伊坂幸太郎さんの『アヒルの鴨のコインロッカー』、です。

    大学進学のため仙台に引っ越してきた椎名は、アパートの隣人である青年・河崎と出会います。河崎は椎名に親しげに接し、ボブ・ディランの歌をきっかけに会話を重ねた後、「広辞苑を盗むために本屋を襲わないか」と呼びかけます。椎名は半ば流される形でこの計画に加わり、モデルガンを持って書店に向かい、本屋を襲います。

    一方、物語と並行して二年前の出来事が描かれます。仙台でペットショップに勤めていた琴美は、ブータン人留学生のドルジと恋人関係にあり、穏やかな日常を送っていました。その頃、仙台では動物を標的にした連続虐殺事件が発生しており、琴美は犯人グループ

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    2025年12月31日
  • ブレイクショットの軌跡

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    一見バラバラの物語が、一つの車を軸に見事につながっていく。
    労働、詐欺、差別、戦争…軽くないテーマなのに、連鎖する流れが鮮やかで息をのむ。
    社会の断面が一本の線で結ばれる瞬間に震えた。
    この構成力と筆致、ほんとに圧巻。

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    2025年12月31日
  • 友罪【電子特別版】

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    2025大晦日 読み納め作品
    日本中を震撼させた、あの事件を彷彿させる作品

    ジェットコースターに乗ってるかのようなハラハラ、緊張続きの物語だった
    分厚いが、あっという間に読み進めた

    重いストーリーだが、小説としては実によく出来ていた
    今までで一番ハラハラしながら続きが気になり貪るように読んだ作品だった

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    2025年12月31日
  • 金環日蝕

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    ネタバレ

    カフネに続いて、裏切らない面白さありました。

    最初カフネと同じトーンで飽きてくるかなって思ったけど、悪人も主人公もやっぱりいい人ばっかり、そしてハッピーエンドの阿部暁子のストーリーは好きでした。

    兄妹、家族がテーマ。

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    2025年12月31日