小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
本屋で『踊りつかれて』という題名に惹かれて購入。
言葉のチョイスや文章の卓越性が非常に優れていて、何度も何度も繰り返し読み込むことで自身の語彙を幅を広げたい。
また、美月という歌手の描き方が非常に洗練されていて読者を心を惹きつける。
塩谷武士さんは、新聞社で働いていたようで社会学的な視点で物事を見ているなと思った。自身の社会学という興味と重なる部分があり、大変読んでいて面白かった。人の闇に触れることは、自他の境界が曖昧になりやや危うい領域というのも小説の中にあり、なるほどと勉強になった。
この本を何十回も読み込むことで、今の時代の見方が大きく変わりそうだなと思った。自身の考えへと落とし込み -
Posted by ブクログ
こんな可愛い装丁は見たことなかったです。
凄く素敵なボタニカルデザインは飾っておきたい程です。
強烈、爆裂 自己顕示欲の塊のスカーレットの小気味良い事!
読むのを止められない真夜中に何度笑ったか。
クラスメイトだったら、私は友人になれただろうか。スカーレットがクラスメイトだったら、なんて凄く面白い。
鏡をみて、なんて私って美しいの〜
って言うのは、白雪姫の継母くらいだと思ってた。笑ったね。
美貌と地位は彼女にプライドと傲慢さと孤立を生むが、戦争を機に一転した生活に見事に立ち向かって行く様は本当に凄かった。
若い頃、ルーツという黒人奴隷解放のドラマがあった。その時は過酷な運命と人間の醜さを感じ -
Posted by ブクログ
ちょうど今、大学四年生の自分には仕事を選ぶということについてすごく悩むことがたくさんある。自分のやりたいことはこれであっているのか?本当はもっと自分に合う仕事があるんじゃないか?そんな悩みを持っている自分にはここに出てくる人々の仕事への考え方がそれぞれあること、また自分の捉え方次第でどんな仕事も素敵だと思えること。色々なことを教えて貰えたような気がした。社会とは人との繋がり。確かにそうだ、社会にでることを億劫だと感じていたがもう既に自分は大学やアルバイトを通じて社会に出ているのだとはっとした。また行き詰まってしまいそうになったらこの本に戻ってこようと思う。
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Posted by ブクログ
読み始めてから20ページ位でこの小説のホンモノぶりに圧倒された。おー、自分はすごい小説を読みはじめてるぞとブルっと震えた。
朝倉かすみ、底が知れない…。
他の作家たちはこの才能に嫉妬するだろうなぁ。
ちょうど直木賞の候補作になったと言うニュースが飛び込んできて思ったのは、選考委員たちは、選ぶ側の自分の作家としての実力を問われるだろうなということ。
だから、「平場の月」で受賞させればよかったのに。
ふゆを始めとする「けんぐぁい」の女たちへの溢れる愛に満ちて、胸が熱くなる。
その女たちのそれぞれの心の中に深く深く入っていって、その女たちが生まれ持ったものをどう始末していくか、どう飼い馴らして -
Posted by ブクログ
本当にノンストップで一気に読んだ。
とにかくすごい熱量!!
スリリング!バイオレンス!
スピード感!映像的描写!!
一方で、2人の女性の生き様に対する深くあたたかなまなざしが、この著書ならではと感じた。
読者を裏切る仕掛けも用意されてあったりして、完全なるエンタメ小説なんだが、抑圧されてきた女性の人生とそこからの解放が、希望を生むというか。
これまで読んだ、著者の短編集やエッセイとまた違うカテゴリだが、女性(あと動物もかな)に対する慈しみと、読者を魅了する文章力と圧倒的な熱量は共通。私にとっては大好きな作家!
これは買ってよかった。
再び読み返したい。
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