小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ突如キキの前に現れた年下の不思議な女の子、ケケ。
自分にはない魅力を目の前にして、キキは苦しく暗い気分に包まれがちになります。
自分のポリシーを曲げた行動に情けなく、泣きたくなる日々。
そんな中、自分の気持ちと折り合いをつけ、ケケと最終的に向き合うことができます。
楽しいことばかりではなく、苦い感情と折り合いをつけていく、大人になるキキをみることができます。
2作目までは落ち込むことがあっても、比較的早く解決ができたキキ。
自分とは、他人と比較する苦しさからも見えてくることがある。
嫉妬と上手く付き合えず、自分も他人も卑下していた、あの時期に出会いたかった1冊です。
・お気に入りのセリフ
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Posted by ブクログ
ネタバレ故郷からコリコの町に帰るキキ。
2年目もキキには色々な運びのお願いが届きます。
どの宅配も、運ぶ以上の素敵な物語が生まれます。
「16キキ、種を運ぶ」にてキキはコキリさんからくしゃみの薬の作り方を教わるシーンがあります。
自分のペースで新しいことに挑戦するキキの成長と楽しい気分で自発的に物事に取り組むことの重要性を感じました。
魔女を楽しむキキを見ていて、こちらも心が踊ります。
今回、特に心に残ったのは「10キキ、さんぽを運ぶ」
体調を崩して日課のさんぽができなくなったおじいさんの杖を、代わりに病院から家まで歩いて運ぶキキ。おじいさんの依頼で、病気ということは内緒で旅に出かけた、という内容 -
Posted by ブクログ
面白い!
まず、圧倒的に読みやすい。帯に書いてたけど、読む手が止まらず、やめ時を失ってしまった。
伏線の散りばめ方が天才的。
多少の違和感ポイントがあるのに、それを伏線だと感じさせない裏付けみたいなのがしっかり書かれてて、妙に納得してしまった。読み返すとそういう事か…と気持ちよく騙されました。
(サキとのシーンはある意味鳥肌もの)
女子高生のリアルさが良い。平成中期のJKこんな感じだよなってのが伝わるし、会話のコミカルさがテンポ感と相まって心地よい。
小暮と名島の微妙な距離感から、最強チームへ成長していく姿も良かった。
ラストの1行の衝撃も最高! -
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ネタバレ初めて読んだのが中学生の時。そこから何度かの本の断捨離を経て、未だに残り続けている私の本棚の中でも古参の1作。
何回か読んだはずだけど、最後に読んだのは何年も前な気がする……。
きっかけがあり本当に久々に読み返して見て、改めて素晴らしい作品だなと感じた。
当時は夏目漱石について名前しか正直知らなかったが、読破を目指すほど(全然達成する気配がないが)好きになった今感じる面白さが段違いである。クスっとなるポイントが確実に増えたし、槌と鑿の話が夢十夜の第六夜だとすぐ気がついた時がなんかすごく嬉しかった。
ちなみに草枕はまだ読んでおらず、後回しにしていたことを若干後悔している。
そして、イチとハル -
Posted by ブクログ
ドラマ『地獄に堕ちるわよ』を見たあと、溝口敦『細木数子 魔女の履歴書 新装版』を読んだ。
ドラマを見て、占いとは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」であり、そこには良い占い師もいれば、そうでない占い師もいるのだろう、という程度に受け止めていた。人は不安を抱えたとき、誰かに道を示してほしくなる。その意味では、占いが人の支えになることもある。
しかし本書を読むと、その印象はかなり変わった。
描かれているのは、単なる占い師の物語ではなく、占いの背後にある金、権力、人脈、恐怖、そしてメディアの構造である。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」と言いながら、その曖昧さを利用して大きな金を得る。人を導くように
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