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ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど……ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ?
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「小市民シリーズ 第2期」
2025年4月~ テレビ朝日系ほか 声の出演:梅田修一朗、羊宮妃那、古川慎
「小市民シリーズ」
2024年7月~ テレビ朝日系・BS朝日 声の出演:梅田修一朗、羊宮妃那、古川慎
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Posted by ブクログ
上下巻を一気読みしてしまった… 今回も面白かった。なんとなくだが、前作から少しずつ犯行というか謎が大規模なものになっているなと思った。日常にある非日常な感じですごく良い
非常に面白かった。 同作家の古典部シリーズの登場人物が好感が持てるキャラクターが多いのと正反対で、この小市民シリーズは好感が持てる人物が全くいない。好感が持てるのは堂島くんぐらいで、メインの2人はクセの塊でサイコパスだとさえ感じる。そして、人が死なないだけで扱っている事件の題材も重めだ。 それであり...続きを読むながら10代の未熟さと青春の爽やかさがあり、不思議な読み応えがある。 そして読み終わって思ったのは小山内さんは絶対に敵に回したくないなでした。
アニメで「ひいっ」となった上であらためて読んだんだけど、やっぱりラストの小佐内さんのひと言で「ひいっ」となった。こわいよー(笑) 瓜野くんは、みずから招いたとも言えるけど災難だったね。小市民が手を出しちゃいけない相手だったんだ。ていうか、本物の小市民ならそれを自覚しなさいという残酷なストーリーでも...続きを読むあるのか。 で、小佐内さんと小鳩くんは、いくら小市民をめざそうとも本質的にむりで、小市民の皮をかぶることはできないんだとはっきり自覚する。ここまでぐるぐるとずいぶん遠回りだったのでは? でも、そうまでして「小市民」を目ざそうとした理由が(あるいは傷つきの記憶が)「冬期限定」で語られることになる。すごい構築のシリーズだよなあ。第1作を発表したとき、シリーズ化はまるで考えていなかったというのが信じられない。 そしてこの秋期限定の(川上屋の)「栗きんとん」がとにかくおいしそうで、今年の秋はなんとかして手に入れたいと思っております。
まんまと騙されました。小市民シリーズらしさが最後に待っていて、いい意味で期待を裏切ってくれました。ありがとうございました。
一昨年読んだのでこちらも粗筋程度しか覚えていませんでした。 会話や思考の中に推理があるのですが、考えながら読み進めることが必要でそこが面白い、 米澤穂信さんの作品ですね。
本作はアニメと並行して読み進めていた。一つ一つのシーンを思い浮かべながらだと、ページをめくるスピードも早くなる。次第に犯人の予想はついてくる。途中途中に描かれている高校生らしい日常に学生時代を懐古させられるが、これも伏線と勘繰ってしまう。さて、そんなこんなで上下ともに読み終えて小山内さん。最後の一言...続きを読むは正直呆気に取られたよ。
小市民シリーズ三作目で初の長編。夏期で描かれた小鳩と小佐内の互恵関係の変化。それが二人に何をもたらし、どう展開したのかが描かれる。 相変わらず光るのは心理描写で、細かな心情説明があるわけではないのに、読み終える頃には登場人物たちの抱える悩みや、倫理とエゴの衝突、人間関係の複雑さについて考えさせられ...続きを読むる。それらは多くが青春特有のもので、大人になれば大したことではなくなるのかもしれないが、青春の痛みは形を変えて残り続けるのだと思う。 主人公たちだけでなく、登場人物それぞれが等身大の役割を持っていて、それがたった二人の限られた視点だけで描かれていく点も興味深い。 物語を駆動するのは放火事件で、ミステリとしての軸となる。ただシリーズを通してそうだが、この作品の事件はあくまで「人を描く」ためにある。ミステリとして丁寧とは言えない部分もあるが、それは視点人物の推理能力や人間性、抱える問題を描くために調律されている印象がある。ミステリの強度を上げれば文学的な意味で精彩を欠く気もして、そこは致し方ないが、もう少し楽しみたい部分ではある。あえて率直に言えば、メインディッシュは読者の知り得ない情報で、前菜は簡単すぎて謎になっていない。 一方で、新本格の某氏や海外の某氏がやりそうな、探偵と助手の関係性そのものを使って遊ぶような一面も垣間見えて、そこは実に楽しい。 テーマがあり、関係があり、問題があり、それが一つの決着を見せる。そしてどうやらそこにはまだ意味深な何かが潜んでいる……という構成は無駄がなく、象徴的なメタファーも驚くほどハマっている。個人的には小鳩くんの上巻のエピソードや行動原理に身に覚えがあり、かなり痛々しい気持ちになった。思うところが多く、今のところシリーズの中でも一番好きな作品だ。
マロングラッセと小市民になりたい小佐内さんの比喩が印象的。 小市民志向を捨てたように見えるが、次巻以降の2人のスタンスが気になる。
なんだかんだ事件に引き付けられ謎を解いてしまう自称小市民の小鳩くんと小山内さん。なんだかんだこの2人は一緒にいた方が平和だし見ていて安心する。巻き込まれていく人達は可哀想だけれど。小山内さんを怒らせてしまった年下彼氏、どんまい。
連続放火事件は、毎月の決まった曜日に発生し、ある法則性も読者に提示される。 犯人も上手くミスリードされた。 小鳩君と小山内さんとの関係性が上手く物語に反映されていたなー 小山内さんの復讐心は恐ろしい! ラストの小山内さんの一言が印象的
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秋期限定栗きんとん事件
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