小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わったときの満足感が最高でした!
伝説のスピーチライター久遠さんのカリスマ性が魅力的で、自分がいわゆるシゴデキな女性キャラクターが好きなんだという嗜好を再確認しました。
伝説のスピーチライターという、読む前からハードルを上げまくられた状態から、見事に感動させる言葉のセンスが本当に大好きです。
「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。」
この言葉は、一生大事にしていきたい。 -
Posted by ブクログ
博士が隣にいて数学を教えてくれている。
そんな風に感じさせるくらい博士は親しみを感じ、数学を愛し、その魅力を伝えてくれていると感じた。
特に素数について、私は高校生の時は割り切れないことに違和感をもちあまり好きではなかった。しかし、この小説を通して見ると素数の魅力が感じとれ、この素数の次の素数は何だろうと考えてしまうくらい数字が楽しく感じた。
主人公の息子、ルートと博士の間にはお互いに特別な信頼関係を築いている。博士はルートを一人の守るべきものと考え、記憶能力に支障があってもルートは博士のことを一人間として敬意を払う姿には胸を打つものがある。この信頼のもとのやり取りが終始変わらず流れており読ん -
Posted by ブクログ
映画も気になっていた作品。
あとがきへ先に行ってみたところ、「ネタバレしてるから本編読んでこい」と(丁寧な言葉で)注意書きされていた。
ごめんなさ〜い、と謝って本編へ。
同じ様な不届き者が一定数いるらしい。
そうして読み終え、涙腺ウルウルさせながら、堂々とあとがきへ。
作者さんはあれこれ意見があったとされていたけれど、私はこれで良かった、に1票でした。
人の優しさが仇となる、最も悪いケース。
そのお人好しが美しいエピローグへと繋がるので、バカを見るだけでもないよ、と思えます。
が、こんな事、現実ではゼロであって欲しい。
個人的に救いだったのが、好きな人、好きなスポーツを答えてくれた事。
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Posted by ブクログ
強い未練を持った人間の魂が地縛霊化しないように、なぜか犬の姿になってホスピスにやって来た死神。
少しずつ時代が違うけれどその病院を舞台とした3人の患者たちの未練を、特別な力を駆使して解放しながら、3つの物語は1つの大きな話へとつながって、さらに大きな謎を解いていく物語。
人間に無関心な死神が、次第に感情を持ち人間に興味を、関心を、そして人情を持つようになっていく姿はとても愛らしく、また犬の姿をした死神が患者の話を聞く姿は、セラピードッグが人間の相手をしているようで、まさにお医者さんである作者ならではの発想じゃないかと思ってしまった。
ところで、地縛霊化するほどの強い未練って一体なんだろう。
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