ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 笑う森

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    深い森のなかで1週間も行方不明でいた幼児の、現実にあるのかもしれない境遇の人達と偶然の連続で出会って過ごした、メルヘンとも言える出来事の物語。荻原浩さんの描く人々、特に幼児は表情が生き生きと生々しくすごく可愛らしくて大好きです。状況だけ考えればすごく辛い話なのに読後感は爽やかでとても良かったです。

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    2026年04月13日
  • 雨夜の星たち

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    ネタバレ

    他人に感情移入はしない。
    でも感情はある。
    これがとても刺さった。

    感情を分かち合えないと心無いように思われることってあるけど、ただ同じ感情を持たないだけ、なんだよな。

    「暗黙の了解」のような空気を読むことを当たり前にされ、それができないと出来損ないのように思われる風潮は本当にしんどいと思う。
    そしてそのしんどさはちゃんと感じるんだよね。

    誰も悪気がないからこそ救いがないような感じもした。
    傷つける意思がなくても、傷つく人はいるし、それはその人のせいではないし。
    特にお姉さんのとのやり取りは心に染みた。
    でも無理をしなくても一緒に過ごせる相手はいるし、どんな人でも誰かが必要としているのか

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    2026年04月13日
  • それでも日本に原発は必要なのか? 潰される再生可能エネルギー

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    原発については様々な書籍が出ているが、本書は最近の状況を踏まえてコンパクトにまとめられた良書。
    ・近年の国際情勢を鑑みると原発は安全保障上の大きなリスクであること
    ・原発被災者を追ったルポ
    ・予算や制度から再エネより原発を優先する現状
    ・再エネ推進のドイツと原発重視の韓国の取材
    ・政治献金と票による原発利権の構造
    ・「おわりに」では、筆者に対する朝日新聞社内での圧力が述べられている
    【目次】
    はじめに 「原発優先ルール」こそ日本の安全保障リスク
    第一章 原発から再エネに転じた男性の死
    第二章 抑圧される日本の再生可能エネルギー
    第三章 なぜ日本の再エネは中国に負けたのか?
    第四章 再エネ6割の

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    2026年04月13日
  • 日の名残り

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    ネタバレ

    めっちゃ面白かった。一気に読んでしまった。
    三宅かほさんがYouTubeで言っていた、「カズオイシグロは時代に取り残された人の小説(ニュアンス)」の意味が分かった。
    言ってしまえば何も起こらない小説。
    翻訳が素晴らしかった。

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    2026年04月13日
  • リング

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    おおお。懐かしい。昔の記憶を掘り出しながら読んだけど所々忘れてた。高山竜司てこういう人物だったっけ…笑 
    それから、小野不由美さんのゴーストハントも思い出していた。少しずつヒントを集めてって、これか?…これだ!と思ったら実はもう1段階(2段階の時もある)あってラスボスが…違う!という展開。リングも、あぁあこれで助かった(多分)と安心していたら突如また時間との戦いが始まるという。初めての時は中盤以降ずーっとハラハラドキドキで読んでたっけな。今回も怖かったけど…

    山村貞子の怖さ。
    今は「来る〜!きっと来る!」…の音と、黒い長髪・白ワンピが有名になっちゃったけれど…いやいや全然違うから。ジャパニー

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    2026年04月13日
  • 問題。 以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい

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    とてもいい話であっという間に読み終わった。
    中学受験と家族の物語
    LINEで繋がる「あの人」の存在、そういう事だったんだと思った。
    家族の幸せの形ってなんだろうね

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    2026年04月13日
  • にゃん! 鈴江藩江戸屋敷見聞帳

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    「バッテリー」から読み始めたあさのあつこ。
    もうずいぶん昔になるが「弥勒シリーズ」を初めて読んだ時は、時代物の中でもひときわ言葉が硬く、女性作家らしくない味わいにたいへん驚いたものだった。
    武家社会の中での凛とした男たちの生き様がシリーズを貫いてきた、何年も何年も。
    さて本書「にゃん!」は同じ時代物でも軽妙でコミカルで笑えた笑えた。猫好きな自分でよかった。
    しかもただのお笑いではない。今回は凛とした女性たちが主人公である。ジェンダージェンダー!
    我が岡山の誇るあさのあつこは「戦争に反対し、平和憲法を守る」姿勢が、凛として明確である。

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    2026年04月13日
  • かあちゃん

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    ヒロシが幼少の頃、母親は33歳であった。
    父親が交通事故で上司を助士席に乗せこの世を去った。
    母親は心に決め楽しまず、笑わず、一生をかけ償うことを。
    そして、ヒロシも母親が決意した33歳になり女子を授かる。
    そして、その事故に携わったそれぞれの人生のストーリーが展開する。
    人を許す事ができる人がこんなにも戦い、尊大である事に気づかせれた作品でした。

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    2026年04月13日
  • 月白

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    戦後の混乱期に5人の男性を殺害し、死刑となった北川フサ。その生涯を、現代のフリーライター・海老原が追っていく。過去と現在が何度も行き来する構成ながら読みづらさはなく、自然と物語の中に引き込まれた。戦争や戦災孤児、連続殺人といった重いテーマが重なり、気軽に読める作品ではないが、その分読み応えは十分。タイトルの「月白」は「つきしろ」と読む秋の季語で美しい響きを持つが、本作では「げっぱく」という色として描かれ、冷たく悲しい白一色の世界を思わせる。とても悲しいタイトルだと感じた。

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    2026年04月13日
  • 「役に立たない」研究の未来

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    2020年に行われた特別講義を文章化した本。
    第一線をいく科学者の考える、役に立つ研究と役に立たない研究について。役に立つとは何か。目先の役に立つことだけでいいのか。学ぶということへの自分の価値観を振り返れる本だった。

    大学生の頃の研究室は、役に立たないとは言わないけれど、役にたつまでに時間がかかる領域だった。もっと、目に見えた社会の変化に近い分野に進みたくて、大学院では外部進学を選択した。
    大人になって、ありがたいことに社会人ドクターのお誘いを何度かいただいたことがある。もっと学びたい気持ちはあるから、すごく惹かれたけれど、結局その道に進まなかった。その理由は、「役に立つ」を強く求められる

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    2026年04月13日
  • 雁(新潮文庫)

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    158P

    森鴎外の雁って150頁ぐらいでそんなに短いはずなのに、なんか短くは感じないよね。高瀬舟も超短編だけど、短いけど内容が異常に詰まってるから短いとは感じないんだよね。芥川龍之介も短編しか出さないけど濃密だから、そっちのタイプだと思う。

    「 僕は人附合いの余り好くない性であったから、学校の構内で好く逢う人にでも、用事がなくては話をしない。同じ下宿屋にいる学生なんぞには、帽を脱いで礼をするようなことも少かった。それが岡田と少し心安くなったのは、古本屋が媒をしたのである。僕の散歩に歩く道筋は、岡田のように極まってはいなかったが、脚が達者で縦横に本郷から下谷[* 45]、神田[* 46]を掛

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    2026年04月13日
  • お梅は次こそ呪いたい

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    ネタバレ

    前作よりぱああっぷして面白かったです。裕太と裕太の話が特に面白かったです。

    連作短編で全部面白かった。次作もサクサク読めると思うので、早速読みます。

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    2026年04月13日
  • 失われた貌

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    ネタバレ

    先の読めない展開、分かりやすいテンポのよい会話、面白かった。ただ、主人公たちの会話から最後のオチが分かってしまった。それが残念。驚きとともに読み終えたかった。

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    2026年04月13日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    読み終わった直後「くああああああーーー!!!!」って声が出たし、一番好きなシーンをちょろちょろ何度も読み返している。
    続き!続きを!私にこの話の続きを!!続きをください!!

    ウィアーの作品の登場人物は「何があってもへこたれない性格とピンチを笑い飛ばすユーモア精神」と後書き解説に書いてあって、本当にそうだ、だからこそこんなに魅力的なんだと強く思う。
    それに付け加え、ウィアーの作品は「悪意がない」「鬱屈していない」というのも惹きつけられる理由だと思うのだが、いかがなものだろうか。
    ああおもしろかった。最高。

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    2026年04月13日
  • 密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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    密室は、本ミス好きの永遠のテーマ。

    実際に密室殺人が起きたら、裁判どうなるんでしょうね。犯行不可能だから、アリバイと同様に無罪なのかな。

    クローズドサークル。
    連続密室殺人。全部別のトリック。

    途中途中で密室トリックが明かされるのもいい。

    個人的には満足。
    本ミスのランキングなどにはランクインしてなかったが、それぞれのトリックにさほど目新しさがなかったり、粗があったからか。

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    2026年04月13日
  • 薔薇王の葬列 original novel 五つの幕間

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    まず、表紙がいい!
    ずっと眺めていられる。
    こんな世界線があったらな、と思ってしまう。

    話の内容も良かった。
    つらい、悲しいことの多い本編の合間で、こんな暖かな出来事があったりしたのかな、と思うと嬉しくなる。

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    2026年04月13日
  • 池袋ウエストゲートパーク

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    平成の初期に話題となった長編小説の第一巻。
    池袋のギャングやストリートの若者達を描いているが、全てがフィクションという訳ではなく、カラーギャングの大規模抗争は実際に起きたことらしい。
    世も末。
    池袋や埼玉など、よく知る土地が舞台ということもあり、情景が浮かんでより楽しめたかもしれない。
    正直とても面白かった。寝る間も惜しんで読んでしまった。
    ヤンキーやストリートのような話が好きであればとても楽しめると思う。かなりおすすめ

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    2026年04月13日
  • 傲慢と善良

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    ミステリーかと思ったら…(失踪はそうそう無いけど)誰にでも起こり得る出来事を緻密に言語化した、恋愛小説です

    無垢な善良は傲慢な思いやりだけど、悪意がある人は一人も出てこない物語でした

    また読みたいです
    大恋愛だったねえ

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    2026年04月13日
  • もの言えぬ証人

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    クリスティ10冊め
    「もの言えぬ証人」のテリアのボブは可愛らしいし、降霊会とか出てくるのも当時の流行を感じて面白い。ヒルマ•アフ•クリントとか同時代なのかな。

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    2026年04月13日
  • 木曜日にはココアを

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    東京のあるカフェを起点に始まる連作短編集。各章はカフェやマスターで緩やかに繋がっています。
    軽やかに優しく、疲れた時に「ココア」をそっと差し出してもらって、ほっとするようなお話しです。シドニーの描写も素敵です。いろいろな色の緑、見てみたいな。

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    2026年04月13日