ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 梟の城

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    再読完了です。
    何度読んでも面白いですね。忍者活劇最高です。
    解説によると、この本は昭和30年後半に書かれたとか。戦後ということで、その時代の本もその力は全然すり減っていません。

    忍者で有名な伊賀は、その得体の知れなさを敵視した織田に滅ぼされてしまいます。その生き残りの忍者が、自分の生き様を織田の後継者豊臣にぶつけようとしますが。
    秀吉を暗殺する依頼をめぐり、敵味方様々な忍者が入り乱れて、乱舞します。その忍者も色々な個性で描かれていて、それぞれの矜持がぶつかり合う展開に引き込まれます。
    女性も忍びとして登場しますが、いわゆる「くの一」のイメージが自分のものとは違い、格好いいものではありません

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    2026年06月15日
  • 殺し屋の営業術

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    【殺し屋の営業術】 野宮 有 著

     ひょんなことから営業成績抜群の主人公が殺し屋集団に入り、2週間以内に3億円をゲットしなければ殺されるという設定。

     前半は「後攻有利の法則(競合が商談後により優れた提案を出す)」「5%の法則(どうしても買わない客層が5%いる)」「お客より良いものは身につけない」などの営業術の話が盛りだくさんです。後半はいよいよ3億円を巡る攻防。主人公が「相棒」で水谷豊演じる杉下右京特命係のようであり、また脚色・情景もヴィヴィッドに浮かんでくるので、映画化、必至の内容と思います(少なくとも、続編『殺し屋の出世術』は本年中に出版予定)。

     「江戸川乱歩賞」受賞で、「本屋大

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    2026年06月15日
  • 劇場という名の星座

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    舞台は1公演1公演が、誰かにとって特別な時間を作っている。帝国劇場ともなれば、沢山の特別が詰まっていることだろう。なんでもないシーンが、不意に自分の思い入れと重なる素敵な作品だった。
    2030年のリニューアルオープンが待ち遠しくなった。

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    2026年06月15日
  • 本でした

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    楽しかった(*^^*)♪この2人なら、きっとこうするに違いない!と思ったとおりの展開だった(;´∀`)そして私ならこうしたいと思った事を村人がやっていた(^_^;)でも、私には本を復元する事は無理です(-_-;)

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    2026年06月15日
  • 永遠と横道世之介 上

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    文庫が出たら絶対に買うぞと思い、約3年。ついに文庫化。上下巻一気に購入。

    貧乏暇なしのカメラマンになった世之介。

    大学生時代からずっと見守ってきたけど、ずっと頼りなくて、でもなんだか憎めなくて。ちょっとした事件も笑って丸く収まってしまう。

    そして、出てくる人たちがみんなクセの強いいい人たちばかり。

    世之介はやっぱりいいなぁ。

    続きは下巻へ。

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    2026年06月15日
  • 神様の暇つぶし

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    一気に読み切った作品。
    今している恋愛を途中途中思い出しながら読んでいたけど、共感しすぎて苦しかった。特に、途中の全さんの言葉を読んでいて、私も、今の恋人のことは好きなんじゃなくて好きになられたいだけな事に気づいてどうすればいいか分からなくなった。

    「誰かと関わると、もう出会う前の自分には戻れなくなってしまう。それが幸福なことなのか不幸なことなのかはわからない。」最初のこの一文で、『月の立つ林で』での「距離と角度を自然に整えながら、その時その時の関わりを変化させながら」の一文を思い出した。確かに、それがどんな出会いだとしても人は人と会う限り変わっていくんだろうなと感じた。

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    2026年06月15日
  • 時をかけるゆとり

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    とにかく朝井リョウさんのパーソナルが好き!(もちろん小説も)
    なぜか嫉妬(??)するくらいには面白い。ゆとり三部作をまとめ買いしたので、まだ2冊あるのが心から嬉しい。

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    2026年06月15日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    本を守るとは何なのか。読書の数が偉いのか。読めば読むほど賢くなるのか。もちろん、そういうわけでもないけれど、昨今本を読む人が段々と減っている世の中。難しい、読めないと思う古典でもチャレンジしてみたくなる本。

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    2026年06月15日
  • 方舟

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    めっちゃ気の重い読み終わり、、、なんかなんだろうやられた〜とかそういう結末!?とか言えるような後味いい作品ではなく、ひたすらに落ち着きを失うような作品でした。
    ミステリとしては帯にもある「衝撃」という文字通り、ひたすらに「衝撃」的な終わり方だったと個人的には思うし、どんでん返しに多くの人はやられるとおもう。
    でも、本当は、衝撃とかどんでん返しはどうでも良くて、ラスト数ページは息の詰まるような、呼吸を忘れような私達もこの最後に囚われて同じ運命を辿っているかのような「絶望の余韻」みたいなのをひたすらに感じていく緊張感が本当に良かったと思う。
    後味の悪い、喉に異物がつっかえるような、酸素を吸いたくな

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    2026年06月15日
  • 時をかけるゆとり

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    頭空っぽにして読める本。2025年Xでバズったことにより、著者紹介欄の改定がされる。著者紹介欄も楽しめる本は他にはないと思う。

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    2026年06月15日
  • カフェーの帰り道

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    戦前・戦中・戦後と、上野のカフェーで女給として働く女性たちの群像劇。
    それぞれ、苦労はあっても前向きに、たくましく生きている女性たちに、時代を超えて勇気づけられる。
    時期をまたいで主人公を変えることで、ほかの短編の主人公のその後がわかる構成になっており、なんだか毎話、久しぶりに同級生に会ったかのよう。
    作中の食べ物や女給さんの服装など、直接知っているわけではないのに、なぜか懐かしい。レトロ喫茶なんかが流行っているからかしら……。
    女性たちが助け合って生き抜いた時代の連帯感に、現代の私も心強さを感じた。

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    2026年06月15日
  • いのちの波止場

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    南杏子さんの『いのちの停車場』シリーズ最終回。

    患者さんの苦痛を取り、嫌だと思うだろうことをしない。
    それが最後にできる最高の仕事。

    まほろば診療所の看護師・麻世は、能登半島の穴水にある病院の看護実習で「ターミナルケア」について学ぶ。激しい痛みがあるのに、どうしてもモルヒネを使いたくないという老婦人。認知症と癌を患い余命少ない父に無理やり胃ろうをつけさせようする息子。そして麻世が研修の最後に涙と感謝と共に送るのは、恩師・仙川先生だった――


    仙川先生が末期の膵臓癌だったことはとても驚きでした。
    緩和ケア科に入った患者さんには、病気が治ったり急速に回復したりといった『奇跡のような物語』は起

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    2026年06月15日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    話題の本。シジュウカラの言語を解き明かし、動物言語学という分野を切り拓いた人による初の単著。実におもしろかった。大学での卒業研究、修士、博士の間にシジュウカラの言語構造を次々と解明していく様はミステリーを読んでいるようで驚きと感動に溢れていた。研究を説得力あるものにするための苦労、山籠りの生活、仮説を検証するための実験の立案と実施、そして膨大な先行研究を渉猟したであろうことなどが面白おかしく綴られているを。とても内容が濃く面白かった。文章も精神に溢れていて面白く、読みやすい文章だった。本人によるイラストも可愛く交換が持てた。
    鳥以外の言語研究も進めば、一神教の支えとなってきた至高の生物=人間と

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    2026年06月15日
  • 兎の眼

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    久々に読み直してみましたが、やはり心を打つ作品です。

    直向きな小谷先生と純粋な子どもたちが心を通わせ、周りを動かす力になっていく。
    続きが気になるような惹き込まれる構成で言葉もやさしく、するすると読み進められます。

    子どもの頃、大人になって、親になって、人生の折々で読み返していい作品ではないかと思います。

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    2026年06月15日
  • ひきこもり家族

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    希望に満ちたラスト。素晴らしかった。5人に起きた大惨事。これが変わるきっかけだったことは間違いないだろう。
    この5人は変われたけれど…それまでの被害者は、忘れ去られていく。でも、忘れ去られていくことは、どんな人間も変わらない。
    ひきこもりでも、毎日を生きていることに変わりはない。『今日も無為に1日が過ぎた、と君は言うけれど、君は生き切ったではないか。』確かラ・ロシュフコーの言葉だったと思うけれど、この言葉を思い出した。
    5人の絆に、感動!

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    2026年06月15日
  • 蛍石アクアリウム

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    表紙に引かれて読みました。ページをめくる手が止まらないくらい面白い本でした。
    恋愛と感動系なのでこのふたつが好きな方は読んで見てほしいです。

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    2026年06月15日
  • よむよむかたる

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    超高齢者(平均年齢85歳!)の読書会の物語。
    最初は、すぐ気分を害して怒鳴りつけたり、空気の読めない発言をしたり、何度も思い違いの混じった同じ話を繰り返したりする老人たちに、冷やかな、そして自分もいずれそうなるのかと怖いような気持ちで読んでいた。語り手である喫茶店店長(ちょっと自意識強めの28歳)の視点に共感しながら読み進めた。
    でも、仲間と本を読み語るときだけは、自分らしい、1番いい自分でいられる、そんな場所が彼らにとっては読書会なのだ。わかる。と思った。
    読書会って、そうだよね!

    老いへの怖さは、本人達が1番感じている。理性を失い、身体の自由を失っていくことを恐れながら、その気持ちを冗談

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    2026年06月15日
  • ユリゴコロ

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    ネタバレ

    映画視聴済みで内容を知っていたが、原作とは展開が少し異なり、どちらもそれぞれに良かった。 父の部屋で見つけた「ユリゴコロ」というノートには絶望的な殺人鬼の告白が綴られていた。不穏な内容は徐々に深い「愛の話」へと変貌していく。生きづらさ、愛のかたち、母と子という自分の好きな要素がすべて詰まった、忘れられない一冊。 ただ、ノートの熱量に比べ、現在の亮介に関する物語は読むスピードが落ちてしまった。しかし、それも最後のどんでん返しのための必要な部分で、全体的には過去ベスト10に入るお気に入りになった。

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    2026年06月15日
  • 星を編む

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    汝、星のごとくを読み終えた後の余韻に引け目を取らないほどの余韻。
    北原先生の過去から現在の暁海との関係性、そして2人の今後。
    櫂と尚人くんの死をきっかけに沢山の苦難を乗り越え這い上がった植木さんと二階堂さんのその後。
    もう回復の兆しは閉ざされたかと思っていた暁海の母親の第二の人生。
    瞳子さんと暁海の父親の年齢に伴った新たな人生。
    結ちゃんと菜々さんの再会してからの人生。
    全員の成長や人生をこんなに流暢な構成で描くことが出来る
    凪良ゆうの作家としての努力や才能に心から魅力され感動した。
    凪良ゆうの作品は流浪の月しか読んだことがなかったのだけれど
    長編だったにも関わらず今回と同じ感動を覚えた記憶が

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    2026年06月15日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    ネタバレ

    日常の悩みがどうでもよくなるほどの壮大な物語。ラストも一つ盛り上がりがあり良かった。
    オチもかなり綺麗にまとまっていて好みであった。

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    2026年06月15日