ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アルプス席の母

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    泣けないわけがない。
    高校球児の3年間の紆余曲折、というだけではない。どちらかと言うと親目線で話は進む。スポーツを一生懸命したことがある大人も、あーそうだったなと懐かしめる。

    これからまた夏が始まる。甲子園に出られる生徒の後ろには、何千人という出られなかった生徒たちがいる。そこにはそれぞれの親がいて、泣いたり笑ったりした3年間があったはず。
    甲子園ってすごい場所だな。  

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    2026年07月13日
  • 罪と罰(上)

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    人生で何度も読み返したくなる名著の一つ。たしか、ドストエフスキーの作品の中では、一番初めに読んだと記憶。

    老婆を殺すに至る際、またその後のラスコーリニコフの心情、その動き、登場人物の人物描写など、非常に奥深い。

    犯罪心理学、刑事小説のような側面もあるが、作者ドストエフスキーの構想力、表現力の偉大さを感じる。

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    2026年07月13日
  • 虎のたましい人魚の涙

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    働いていると仕事の後は何もできない事が多いけど、ちょっと寄り道しようかな?という気持ちになりました。

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    2026年07月13日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ネタバレ

    最後の数行を読んで、唖然としてしばらく呆然とししたあと「殺戮にいたる病 ネタバレ」と検索してしまいました。整理するために登場人物のメモをとりながら読み進めていたにも関わらず、自分は最初から作者のトリックに引っかかっていたのか...。内容はかなりグロテスクで描写が生々しく、それも作品の強烈な印象を残す要因だった。

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    2026年07月13日
  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    村上春樹の文章は不思議なくらい読書が進む。寝る間を惜しんで、日常の隙間時間を少しでも捻出して食い入るように読んだ本に出会うのは何年ぶりだろうか。文章体や語彙が特別なわけでもないと思うのだが、とにかく切なくて、広がりを感じる文章だと思う。結果的に綿谷ノボルという存在が示した意味とはなんだったろだろうか。それは、何か大きくて機械的なものへの果てしない嫌悪感、村上春樹が近代の日本や物質主義に対して抱く率直な嫌悪感の象徴的な存在だったのではないだろうか。自分から大切な情愛を奪う、残酷で冷酷、機械的な存在としてのヴィヴァン。そこに対の存在として強調されたのが、社会の評価や合理性から離れた笠原メイ、加納ク

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    2026年07月13日
  • かがみの孤城

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    最後、ボロボロ泣けました。
    昔も今も、学校生活は色々あるよね。
    最初は辛い描写もあったけど、みんながお互いとの交流を通して、一歩ずつ前に踏み出していく様子、覚悟を持って自分の世界へ戻っていく姿がとても逞しく見えました。
    途中から、もしかして、、と思う部分もあったけど、最後全ての伏線回収、みんなの人生が現代へも繋がっていく様には鳥肌が立ちました。

    辻村先生の作品、もっと読んでみたい!

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    2026年07月13日
  • カフネ

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    最後まで読んだとき、なんだかほっとするような感じがした。この先もこの2人はぶつかりながら歩いていくのだろうと思った。

    子どもを産むことは本当に幸せなのか。幸せにならない親も子供もこの世界にはいる。私は学生だが将来、子供を産む必要性があまり感じられない。親のエゴを押し付けて育てるのはあまりにも切ないと思った。

    卵味噌がめちゃくちゃ気になる!食べてみたい〜!

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    2026年07月13日
  • カフェーの帰り道

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    ネタバレ

    よかった。
    もっと続きを読み進めたくなる読みやすさだった。

    令和の作品とは思えない雰囲気。
    竹久夢二の美人や、カフェーの女給の文化、女給の衣装や髪型の描写、谷根千・上野の下町文化の描写は、谷崎を感じさせる表現で、好きでした。
    知識が浅く、戦前のカフェーは性風俗に近い文化だったことを知らず、今のイメージとはかなり乖離しているけど、確かに日本文化を作ってきた過去なんだと認識しました。

    カフェーの女給を中心に、当時の時代を感じられる長閑でレトロな小説と思って読み進めていると、戦時中になり、切実に大切な人の帰りを待つ、戦争文学的な様相になり、戦後の回復を国民の目線から辿る。

    こういう作品は映像化

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    2026年07月13日
  • 少女

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    ネタバレ

    最後の最後、これぞまさに湊かなえさん!という結末、、、。物語が一気に加速する中盤あたりから一気読みでした!

    ----ネタバレ

    序盤で、学校の先生も生徒を下の名前で呼ぶのは何か不自然だなぁと思っていましたが、その「苗字」で物語がどんどん見えてくる後半は圧巻でした。

    最後の詩織の遺書を読んで、序章に戻ってきて「なるほど、、」と驚嘆でした。そして詩織の苗字が最後の最後で出て驚愕!

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    2026年07月13日
  • 生きとるわ

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    面白かった。
    今まで、どうしても「芸能人が書いた本・・・・」というヘンテコな固定観念が強すぎて、なかなか読めなかった又吉先生の作品。
    また言ってしまうが・・・・面白かったです。
    いろんなクズが登場するが、
    それぞれを上手に表現されていて感心。
    主人公のクズさは、読み始めの好人物と感じた印象から、ドンドンくずさが増して・・・楽しませてもらった。
    最初から最後まで嘘をつき続けるクズへのイライラは・・・・・読者の皆さんもイライラしたことでしょう・・・・・!
    映像化されそうですね・・・

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    2026年07月13日
  • トラウマも君を好きだった輝き

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    初心を忘れずって本当に大事な事で、
    いつまでも大切な相手がずっと自分のそばにいるとは限らない‥
    相手のことを信頼できるかが大事で不安になっても不安をぶつけるんじゃ無くちゃんと話し合いをする
    好きな相手にはちゃんと自分の気持ちを伝える
    後悔しないように…遅かったって思わないように…
    あとは相手を気遣う!二人の恋愛だから。
    時には何かを失わなきゃいけない
    でも
    無駄だった恋愛なんてひとつもない。

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    2026年07月13日
  • あの日、君の背中を追いかけなければ

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    とても大好きで大切な本です。

    読んでみて
    “出会い"って人をここまで変えるんだなって思った。

    誰かと出会うことで
    未来の見え方や考え方が変わったり、
    自分の弱さや優しさに気づいたり…

    この物語は
    ただ恋愛というより
    「誰かの存在が人生に残すもの」について
    語っていると感じた。

    君の存在を知らなければ
    こんな思いはしないで済んだ。

    それでもきっと、
    出会えてよかったと思える愛した人
    出会わなければいけなかった人。

    きっと、
    人を救うのって特別な力じゃなくて
    “その人がそこにいた事”なのかもしれない

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    2026年07月13日
  • シリアの家族

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    新聞の書評欄で知った本。
    最初は、厚さに躊躇したけれど、無用な心配だった。写真家として活動を始めた筆者が、内戦前のシリアで出会った家族。その12男と恋に落ち結婚。筆者の目から見たシリアの14年間を描く。
    しっかりした文章、丁寧な背景の説明、時にユーモアを感じさせる夫とのやりとりに、シリアについて無知だった私でも読み切ることができた。そして、今までニュースでしか知らなかった単語(シリア、アサド政権、アレッポ、ヒズボラ、IS)が何を示していたのか理解できた。
    70年幸せに生きてきたガーセムの様なことが、もし自分におきたら‥と考えると本当に怖いと思う。理不尽だと思う。
    退避勧告を受けながらパルミラに

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    2026年07月13日
  • 王妃の帰還 新装版

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    ネタバレ

    すごく面白くて好きな作品!舞台である2年B組をフランス革命に照らし合わせて例えてあって新しい視点だった。トップがコロコロ変わったり、親友と口をきかなくなったりする場面では当事者の心情が全く理解できなくてイライラしたが、それを経てグループの垣根を超えて話せるようになったのなら、まぁ良かったのか…と思う。余談ですが担任が自分の母親と恋仲にあるのは、娘としては気持ち悪い(笑)

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    2026年07月13日
  • 颶風の王

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    北海道と馬の話。第1話が相当に凄まじい。河崎秋子さん味が深い。

    第1話 世は明治。祖母の家の最奥の部屋に母はいる。手折った野菊を渡す。母が妊娠期に病んだので、捨造は小作農家に養子に出された。養父母は困窮の中でも養ってくれた。養父母が亡くなったが、嫁取りなどは望めそうもない。ある日見かけた新聞記事に開拓民募集とあった。馬を買い、北海道に渡る。母から別れ際に手紙を渡される。捨造が産まれるまでの記録だった。

    第2話 昭和で戦後。北海道根室地方。捨造の孫和子。馬を育てている。いくらくらいの値がつくか楽しみでいる。捨造は妻を第二子出産時に亡くした。
    ワカと名づけられた手のかかる馬が、帰厩の時刻になっ

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    2026年07月13日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    身内に不幸がありまして
    村里夕日
    吹子
    丹山因陽
    高人
    軽子
    宗太
    大旗神代
    満美子


    北の館の罪人
    六綱早太郎
    光次
    虎一郎
    内名あまり
    千代
    龍之介
    正一
    恭一郎
    詠子

    山荘秘聞
    辰野嘉門
    前降
    屋島守子
    越智靖巳
    原沢登
    歌川ゆき子

    玉野五十鈴の誉れ
    玉野五十鈴
    小栗純香
    香子
    蜂谷大六
    太白

    儚い羊たちの晩餐
    大寺鞠絵
    馬渕
    黒井

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    2026年07月13日
  • 文化の脱走兵

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    P46
    『だからこそ - だからこそ詩を、本をきちんと読まなければいけないのだ。
    甘美な抒情が権力に利用されても気づけるように。』

    この箇所を挙げている方は多いでしょう。それだけ魂のこもった文章だから。
    戦争のニュースを目にしても何もできない自分に心が痛む度に思い出す。忘れたくない、忘れてはいけないとその都度 胸に刻んでいる。

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    2026年07月13日
  • 新編 銀河鉄道の夜

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    小学生時代に読んでよくわからないなぁと思って、大人になってから読むと、なんて綺麗な表現なんだと思った本。クラムボンは笑ったよのやまなしに似てる表現。

    「僕はおっかさんが本当に幸になるなら、どんなことでもする。でもいったいどんなことがおっかさんの1番の幸せなんだろう。」なんだか泣きだしたいのを一生懸命堪えているようでした。
    「僕わからない。けれども誰だって本当にいいことをしたら1番幸なんだねえ。だからおっかさんは僕を許して下さると思う。」カムパネルラは、何か本当に決心しているように見えました。
    「カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ。」
    ジョバンニが云いながら振り返って見ましたら今まで座ってい

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    2026年07月13日
  • 車のいろは空のいろ 白いぼうし

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    6歳の娘へ、寝る前に読み聞かせしました。タクシーの運転手さんが、不思議なお客さんを乗せるお話ですが、絵本よりも想像力を使う物語で、大人が読んでも十分に楽しめる内容でした。

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    2026年07月13日
  • ソポクレス オイディプス王

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    フロイトのエディプス・コンプレックスから原点であるソフォクレスの『オイディプス王』をずっと読みたいと思いながらも後回しにしていたが、日本の近代小説において、フロイトのエディプス・コンプレックスのテーマ受容が進んでいるのではないかと最近思ったために手を伸ばしたが、ギリシア古典の中でも短く、読みやすく、もっと早く読めばよかったと思う。

    実際、フロイトや他の文学の参考とする意味でも、原著を知れたことは後学のためになったと思うが、それ以上にソフォクレスとしての『オイディプス王』単体での魅力も大きかった。父殺し、母親に対する姦通というオイディプスの二つの罪は悲劇として完成していた上、真相が徐々に明らか

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    2026年07月13日