小説・文芸の高評価レビュー
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個人情報の管理が進んだ社会でアメリカ情報軍の暗殺部隊に所属する主人公が、「言語」によって虐殺を引き起こしていると考えられる人物を追う物語。
社会の設定が現代よりも進んだ管理社会になっているが、今の情報管理の流れを考えるとありそうだと感じる。そのような社会の中で足がつかずに犯罪やテロを引き起こすのは難しそうだが、そこの方法は準備されていて非常に良かった。
また表題の『虐殺器官』もそれ自体の明確な原理の説明はない(まぁそりゃそうか)が非常に面白い設定。言葉で虐殺が起きるなんて、なんて思うがちょっと前に読んだローティの解説本(100de名著)でも取り上げられていたから、受け入れられました。とても -
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最初の話から、もうすでに好き。
にやにやしながら読んだ。忘れてた自分の小さかった時の記憶とか大事な人との思い出とか思い出す
燃え殻さん、他の本も読みます。
あんたね、人間は成功するために生きてるんじゃないんだよ。納得するために生きてるんだよ。
この世界で1番尊い感情は、「綺麗に騙して」ではないだろうか。
冷たさもマズさもどうでも良くなるほどに嬉しい食事というものがある。
「そのイマイチな味もまた、いつか恋しくなる」と彼女に伝えたくなった。
SNSの数少ない良いところは「死にたい」とつぶやくと「わたしも」と返ってくるところだと思う。
答えは常に一つじゃない。選択肢をいくつかに絞られて見 -
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情熱大陸も見ました!ヂヂヂヂが集まれだから「あつ森は、ヂヂヂヂどうぶつの森だ!」と次女。なるほど。鈴木先生すごいのにおもしろすぎる。土井先生と並んで座って同時に双眼鏡を覗いたのが最高でした。こちらの本もおもしろい。やってることはすごいのに、おもしろおかしく書いてあって、なんでしょう…満足度非常に高いです。研究はたいへんなことのほうが多いと思うんですが、楽しそうに観察などしているんですよね。だからこそすごいのかも。長男も今は研究者志望で、でもなんというかクセの強い子なのですが、この本や番組のおかげで、このまま進んでいってくれればいいかなと思えました。それにしても、鈴木先生すごいしシジュウカラかわ
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前作『紅蓮館の殺人』の感想で、『蒼海館の殺人』や『黄土館の殺人』の方が面白かったという意見がありましたが、確かにすごく楽しめました。
前作は火の手が迫ってくるのに対して、今回は雨が降り続いて水位が迫ってくるので似た状況ではあるのですが、複雑に絡み合ったトリックが明かされる時に二転三転する真実、そして一筋縄ではいかない騙し合いと、最後の最後まで面白くて夢中になって読んでしまいました。
しかし、この本はとにかく分厚い印象が心に残りました。
前作の感想で、もう少しページ数が減っているといいなぁと書いたのですが、まさか劇的に増えているとは思いませんでした。
どれぐらい分厚いのかというと、パート先の -
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実際にあった事件を元に書かれたノンフィクション作品。
知らない人はいない事件で、ニュースで報道されていた内容よりも深く掘り下げて書かれていました。
一言で言い表すなら、読んで本当に良かった。
詳細に書かれているので、胸が苦しくなる感覚が何度もあったけど、事件がどのようにして起こったのかがわかりやすく書かれていた。
人を殺めることは絶対にしてはならない事だけれど、本を読んでみるとそうせざるを得ない事柄が沢山書かれていて、とても苦しくなった。
罪を償って自分の人生を自分の足で歩んでいって欲しいなと心から思いました。
みんなに読まれて欲しい作品です。 -
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『マイノリティ・リポート』
映画を観たあとだと、驚くほど別物の物語。
犯罪予防局長官のアンダートンが主人公。
3人の予知能力者が未来に起きる犯罪を観ると、自動的に犯人の名前がカードに書かれて提出される。
犯罪予防局は、これから起きる犯罪を捜査し犯人を逮捕する。
犯罪者はまだ何もやっていない。
だから被害者も何も奪われない。
理想のようなシステムに、社会から重大犯罪は消失した。
ある日、カードを受け取った主人公は愕然とする。
カードに書かれたのは「ジョン・A・アンダートン」、本人。
短編の分量で、未来予知の矛盾を突くシンプルな物語。
まさしく未来は一つではない。
選択とは、未来を選ぶことに -
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「菖蒲屋」に奉公しているお春は、許されぬ里帰りをするために逃げ出した途中で飛脚の風太に助けられるが……
一巻とはガラリと趣向が変わってさらに面白くなったエンタメ時代小説シリーズ2作目!
今回は殺陣シーンもカッコいい!!→
平九郎×お春が良き……良すぎるんだよなぁ……。
あと、風太ね。好き。ラストに明かされる二つ名の意味には膝を打ったわ。なるほどな!
前作の丑蔵もだけど、悪役がしっかり嫌な奴なのもいいんだよねぇ。いい人だけじゃないお話はやっぱり作りがしっかりしていて入り込める。→
今回はラスボスというよりは好敵手?の立ち位置っぽいのが出てくるんだけど、こいつもいい味出てるんだよなぁ……。