ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 虐殺器官

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    個人情報の管理が進んだ社会でアメリカ情報軍の暗殺部隊に所属する主人公が、「言語」によって虐殺を引き起こしていると考えられる人物を追う物語。

    社会の設定が現代よりも進んだ管理社会になっているが、今の情報管理の流れを考えるとありそうだと感じる。そのような社会の中で足がつかずに犯罪やテロを引き起こすのは難しそうだが、そこの方法は準備されていて非常に良かった。

    また表題の『虐殺器官』もそれ自体の明確な原理の説明はない(まぁそりゃそうか)が非常に面白い設定。言葉で虐殺が起きるなんて、なんて思うがちょっと前に読んだローティの解説本(100de名著)でも取り上げられていたから、受け入れられました。とても

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    2025年12月31日
  • 普天を我が手に 第二部

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    第二部もさらに面白くてページを繰る手が止まらない! 戦中から戦後にかけて、それぞれが運と度胸と知恵で成り上がっていくストーリーに胸が高鳴る。あと1冊で読み終わってしまったら寂しいなと思えるほど、夢中になれる本です。

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    2025年12月31日
  • あのひとは蜘蛛を潰せない

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    母にべったりな関係で育ち、母の教育や学校の物差しがすべてだと思って育ってきた私にとって、非常に刺さる物語でした。
    私も主人公とは違う理由で母を「かわいそう」だと思う瞬間があるのですが、じゃあそれを解消するために何かできるかと言われたら何も出来ないし、そもそも「かわいそう」は他人が勝手にかけてる呪いに過ぎないのだと、改めて心に留め直しました。
    主人公の梨枝が他人の物差しではなく自分の物差しで生きることを決意したシーンは、この先何度も読み直したいです。

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    2025年12月31日
  • 或るバイトを募集しています 再求人

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    色々な求人があって、どれも興味深い内容の仕事。

    実際の応募があれば私も応募していそうです。

    怖いはずなのにとても面白かったです。

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    2025年12月31日
  • チームⅣ

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    胸熱&幾度も泣きそうになって。昔の学連の選手たち出てきたり。思い出すことも多し。最高のフィニッシュ!

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    2025年12月31日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    最初の話から、もうすでに好き。
    にやにやしながら読んだ。忘れてた自分の小さかった時の記憶とか大事な人との思い出とか思い出す
    燃え殻さん、他の本も読みます。

    あんたね、人間は成功するために生きてるんじゃないんだよ。納得するために生きてるんだよ。

    この世界で1番尊い感情は、「綺麗に騙して」ではないだろうか。

    冷たさもマズさもどうでも良くなるほどに嬉しい食事というものがある。
    「そのイマイチな味もまた、いつか恋しくなる」と彼女に伝えたくなった。

    SNSの数少ない良いところは「死にたい」とつぶやくと「わたしも」と返ってくるところだと思う。

    答えは常に一つじゃない。選択肢をいくつかに絞られて見

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    2025年12月31日
  • 四畳半神話大系

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    再読。

    定期的に森見登美彦を摂取しなければいけない体なので、一年の最後にはいずれかの作品を読むと決めている。

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    2025年12月31日
  • シニアの星

    購入済み

    辛口評論家のジェンダー論に賛同

    辛口評論家とその姪の周囲で起こる出来事を軽妙でスピーディなタッチで描き、一気に楽しく読ませる。辛口評論家のジェンダー論、痛快なるイケメン切りに昭和の香りを感じつつ、賛同。読めない名前を付ける親世代、そして名付けられた孫世代にシニア世代は育てた自分達の責任を感じて正面から闘えない。当たり前の事を皮肉を交えて一刀両断する綿帽子時子先生に乾杯。

    #深い #共感する #笑える

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    2025年12月31日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    情熱大陸も見ました!ヂヂヂヂが集まれだから「あつ森は、ヂヂヂヂどうぶつの森だ!」と次女。なるほど。鈴木先生すごいのにおもしろすぎる。土井先生と並んで座って同時に双眼鏡を覗いたのが最高でした。こちらの本もおもしろい。やってることはすごいのに、おもしろおかしく書いてあって、なんでしょう…満足度非常に高いです。研究はたいへんなことのほうが多いと思うんですが、楽しそうに観察などしているんですよね。だからこそすごいのかも。長男も今は研究者志望で、でもなんというかクセの強い子なのですが、この本や番組のおかげで、このまま進んでいってくれればいいかなと思えました。それにしても、鈴木先生すごいしシジュウカラかわ

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    2025年12月31日
  • 蒼海館の殺人

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    前作『紅蓮館の殺人』の感想で、『蒼海館の殺人』や『黄土館の殺人』の方が面白かったという意見がありましたが、確かにすごく楽しめました。

    前作は火の手が迫ってくるのに対して、今回は雨が降り続いて水位が迫ってくるので似た状況ではあるのですが、複雑に絡み合ったトリックが明かされる時に二転三転する真実、そして一筋縄ではいかない騙し合いと、最後の最後まで面白くて夢中になって読んでしまいました。

    しかし、この本はとにかく分厚い印象が心に残りました。
    前作の感想で、もう少しページ数が減っているといいなぁと書いたのですが、まさか劇的に増えているとは思いませんでした。
    どれぐらい分厚いのかというと、パート先の

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    2025年12月31日
  • 奇妙でフシギな話ばかり

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    大人も楽しめるファンタジー。
    ファンタジーと一口に言っても妖精が出てくる幻想的な話からちょっとホラーっぽいものまでいろんな角度から楽しめて、まさに「奇妙でフシギな話ばかり」
    それにしても金原さんの翻訳する児童文学は童心に戻ってワクワクできる魅力があるな〜
    仕事で疲れてクタクタになったときに心を癒してくれる、そんな作品です。
    全部好きだけど、特に「ユニコーンの角の指すところ」「ぴっかぴかの部屋」「星条旗-かつての栄光」が好きです。
    唯一「天使の箱」だけは最後の天使の言葉がわからず…

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    2025年12月31日
  • どつぼ超然

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    超然とするべく熱海を散歩。
    著者自身の脳内がこれでもかというほど緻密に描かれている。
    旅行エッセイのような内容かと思いきや、自殺願望が常につきまとい、首をくくれそうな木を探したり、海を見て波に呑まれる想像をしたり⋯最後はどうなってしまうのだろうとハラハラしながら読んだ。
    ただ、超然とする境地に至るには、「自分は近々死ぬ」という将来の不安やストレスから解放されるような決断をしないと難しいのかもしれない。
    おほほ、善哉善哉。と受け流せる強さを自分も持ちたい。

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    2025年12月31日
  • ブレイクショットの軌跡

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    章ごとの話がそれぞれ独立して面白いうえに、徐々に繋がりが見えてきて、読んでいてハラハラしつつもずっと続きが気になる展開でした。登場人物の視点を変えるだけで新しい事実が少しずつ明らかになっていく感じも面白かったです。
    色んなテーマが散りばめられていたと思いますが、苦労した過去があるほうが他人からの信頼を得やすいみたいな話が個人的に一番考えさせられました。

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    2025年12月31日
  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    実際にあった事件を元に書かれたノンフィクション作品。
    知らない人はいない事件で、ニュースで報道されていた内容よりも深く掘り下げて書かれていました。

    一言で言い表すなら、読んで本当に良かった。
    詳細に書かれているので、胸が苦しくなる感覚が何度もあったけど、事件がどのようにして起こったのかがわかりやすく書かれていた。

    人を殺めることは絶対にしてはならない事だけれど、本を読んでみるとそうせざるを得ない事柄が沢山書かれていて、とても苦しくなった。
    罪を償って自分の人生を自分の足で歩んでいって欲しいなと心から思いました。

    みんなに読まれて欲しい作品です。

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    2025年12月31日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    ネタバレ

    面白かった。
    家族の呪いのようなしがらみのようなものを皆抱えていて、その扱いに戸惑っている様子がえがかれていた。
    特に、小学生の母親が出てくる第三話は、泣いた。
    親として良かれと思って子供を導こうとするが、実は子供を縛り付けていく。親自身が理想的な親であろうとして自分自身を縛ってしまい、いつのまにか自分と子供を追い詰めてしまう、そんな様子がわざとらしくなく自然に描かれていると思う。

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    2025年12月31日
  • トータル・リコール

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    『マイノリティ・リポート』
    映画を観たあとだと、驚くほど別物の物語。
    犯罪予防局長官のアンダートンが主人公。
    3人の予知能力者が未来に起きる犯罪を観ると、自動的に犯人の名前がカードに書かれて提出される。
    犯罪予防局は、これから起きる犯罪を捜査し犯人を逮捕する。
    犯罪者はまだ何もやっていない。
    だから被害者も何も奪われない。
    理想のようなシステムに、社会から重大犯罪は消失した。

    ある日、カードを受け取った主人公は愕然とする。 
    カードに書かれたのは「ジョン・A・アンダートン」、本人。

    短編の分量で、未来予知の矛盾を突くシンプルな物語。
    まさしく未来は一つではない。
    選択とは、未来を選ぶことに

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    2025年12月31日
  • 荒涼館 三

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    どうしたらエスターのようになれるんだろう??

    不遇な育ちを恨みもせず、人のせいにせず、感謝と努力を尽くし、不幸のどん底にあっても誰かと自分を比較したり、恨めしく思うことがない。
    かと思えば、ダメ人間の本性を正確に見抜く賢さも持ち合わせている。

    本巻でも、イライラさせられる登場人物は多いが、それにしてもリチャードには心底腹が立つ。

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    2025年12月31日
  • 春はまだか くらまし屋稼業

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    「菖蒲屋」に奉公しているお春は、許されぬ里帰りをするために逃げ出した途中で飛脚の風太に助けられるが……
    一巻とはガラリと趣向が変わってさらに面白くなったエンタメ時代小説シリーズ2作目!

    今回は殺陣シーンもカッコいい!!→

    平九郎×お春が良き……良すぎるんだよなぁ……。
    あと、風太ね。好き。ラストに明かされる二つ名の意味には膝を打ったわ。なるほどな!

    前作の丑蔵もだけど、悪役がしっかり嫌な奴なのもいいんだよねぇ。いい人だけじゃないお話はやっぱり作りがしっかりしていて入り込める。→

    今回はラスボスというよりは好敵手?の立ち位置っぽいのが出てくるんだけど、こいつもいい味出てるんだよなぁ……。

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    2025年12月31日
  • キッチン常夜灯

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    おしごとの話もうんうん頷きつつ、それを支えるシェフの料理がとってもおいしそう!思わずビストロ探していってしまった。シェフのシャルキュトリー、私も食べたいな〜

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    2025年12月31日
  • 回樹

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    どのお話も良かったですが、特に表題の「回樹」がめちゃくちゃ良かったです。言葉の選び方が本当に好きで、一気に読んでしまいました。

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    2025年12月31日