小説・文芸の高評価レビュー
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再読完了です。
何度読んでも面白いですね。忍者活劇最高です。
解説によると、この本は昭和30年後半に書かれたとか。戦後ということで、その時代の本もその力は全然すり減っていません。
忍者で有名な伊賀は、その得体の知れなさを敵視した織田に滅ぼされてしまいます。その生き残りの忍者が、自分の生き様を織田の後継者豊臣にぶつけようとしますが。
秀吉を暗殺する依頼をめぐり、敵味方様々な忍者が入り乱れて、乱舞します。その忍者も色々な個性で描かれていて、それぞれの矜持がぶつかり合う展開に引き込まれます。
女性も忍びとして登場しますが、いわゆる「くの一」のイメージが自分のものとは違い、格好いいものではありません -
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【殺し屋の営業術】 野宮 有 著
ひょんなことから営業成績抜群の主人公が殺し屋集団に入り、2週間以内に3億円をゲットしなければ殺されるという設定。
前半は「後攻有利の法則(競合が商談後により優れた提案を出す)」「5%の法則(どうしても買わない客層が5%いる)」「お客より良いものは身につけない」などの営業術の話が盛りだくさんです。後半はいよいよ3億円を巡る攻防。主人公が「相棒」で水谷豊演じる杉下右京特命係のようであり、また脚色・情景もヴィヴィッドに浮かんでくるので、映画化、必至の内容と思います(少なくとも、続編『殺し屋の出世術』は本年中に出版予定)。
「江戸川乱歩賞」受賞で、「本屋大 -
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一気に読み切った作品。
今している恋愛を途中途中思い出しながら読んでいたけど、共感しすぎて苦しかった。特に、途中の全さんの言葉を読んでいて、私も、今の恋人のことは好きなんじゃなくて好きになられたいだけな事に気づいてどうすればいいか分からなくなった。
「誰かと関わると、もう出会う前の自分には戻れなくなってしまう。それが幸福なことなのか不幸なことなのかはわからない。」最初のこの一文で、『月の立つ林で』での「距離と角度を自然に整えながら、その時その時の関わりを変化させながら」の一文を思い出した。確かに、それがどんな出会いだとしても人は人と会う限り変わっていくんだろうなと感じた。
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めっちゃ気の重い読み終わり、、、なんかなんだろうやられた〜とかそういう結末!?とか言えるような後味いい作品ではなく、ひたすらに落ち着きを失うような作品でした。
ミステリとしては帯にもある「衝撃」という文字通り、ひたすらに「衝撃」的な終わり方だったと個人的には思うし、どんでん返しに多くの人はやられるとおもう。
でも、本当は、衝撃とかどんでん返しはどうでも良くて、ラスト数ページは息の詰まるような、呼吸を忘れような私達もこの最後に囚われて同じ運命を辿っているかのような「絶望の余韻」みたいなのをひたすらに感じていく緊張感が本当に良かったと思う。
後味の悪い、喉に異物がつっかえるような、酸素を吸いたくな -
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南杏子さんの『いのちの停車場』シリーズ最終回。
患者さんの苦痛を取り、嫌だと思うだろうことをしない。
それが最後にできる最高の仕事。
まほろば診療所の看護師・麻世は、能登半島の穴水にある病院の看護実習で「ターミナルケア」について学ぶ。激しい痛みがあるのに、どうしてもモルヒネを使いたくないという老婦人。認知症と癌を患い余命少ない父に無理やり胃ろうをつけさせようする息子。そして麻世が研修の最後に涙と感謝と共に送るのは、恩師・仙川先生だった――
仙川先生が末期の膵臓癌だったことはとても驚きでした。
緩和ケア科に入った患者さんには、病気が治ったり急速に回復したりといった『奇跡のような物語』は起 -
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話題の本。シジュウカラの言語を解き明かし、動物言語学という分野を切り拓いた人による初の単著。実におもしろかった。大学での卒業研究、修士、博士の間にシジュウカラの言語構造を次々と解明していく様はミステリーを読んでいるようで驚きと感動に溢れていた。研究を説得力あるものにするための苦労、山籠りの生活、仮説を検証するための実験の立案と実施、そして膨大な先行研究を渉猟したであろうことなどが面白おかしく綴られているを。とても内容が濃く面白かった。文章も精神に溢れていて面白く、読みやすい文章だった。本人によるイラストも可愛く交換が持てた。
鳥以外の言語研究も進めば、一神教の支えとなってきた至高の生物=人間と -
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超高齢者(平均年齢85歳!)の読書会の物語。
最初は、すぐ気分を害して怒鳴りつけたり、空気の読めない発言をしたり、何度も思い違いの混じった同じ話を繰り返したりする老人たちに、冷やかな、そして自分もいずれそうなるのかと怖いような気持ちで読んでいた。語り手である喫茶店店長(ちょっと自意識強めの28歳)の視点に共感しながら読み進めた。
でも、仲間と本を読み語るときだけは、自分らしい、1番いい自分でいられる、そんな場所が彼らにとっては読書会なのだ。わかる。と思った。
読書会って、そうだよね!
老いへの怖さは、本人達が1番感じている。理性を失い、身体の自由を失っていくことを恐れながら、その気持ちを冗談 -
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汝、星のごとくを読み終えた後の余韻に引け目を取らないほどの余韻。
北原先生の過去から現在の暁海との関係性、そして2人の今後。
櫂と尚人くんの死をきっかけに沢山の苦難を乗り越え這い上がった植木さんと二階堂さんのその後。
もう回復の兆しは閉ざされたかと思っていた暁海の母親の第二の人生。
瞳子さんと暁海の父親の年齢に伴った新たな人生。
結ちゃんと菜々さんの再会してからの人生。
全員の成長や人生をこんなに流暢な構成で描くことが出来る
凪良ゆうの作家としての努力や才能に心から魅力され感動した。
凪良ゆうの作品は流浪の月しか読んだことがなかったのだけれど
長編だったにも関わらず今回と同じ感動を覚えた記憶が
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