ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アフターブルー

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    納棺師という職業を初めて知った。事故や事件、自殺などで亡くなった損傷の激しいご遺体の復元処置を行い遺族と対面できるようにするという、精神的にも体力的にも大変な仕事だ。様々な理由でこの仕事をしている人が出てくるが、悩みを抱えながら真摯にご遺体と向き合う姿がかっこよかった。東雲くんが納棺師に関わる機会があったからではなく、成り行きで採用され、自分の仕事に誇りを持って前に進むところがよかった。

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    2026年09月01日
  • アフターブルー

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    亡くなった人の最後のお支度をしてくれるのが納棺師です。この本ではご遺体の損傷が激しい方たちの修復作業と、納棺師たち各々の事情が紡がれていました。

    まず、登場人物たちの名前を目次に投影させていることに気づきました。

    次に、思わず目を背けたくなるような修復作業の過酷さに向き合う読書になると思いました。

    大切な人を失い、自分を生かしていくために作られたこの職場での逡巡する思いはとても重いものでしたが、いつか自分も味わう思いであるかもしれないと思い、目が離せませんでした。

    空の移り変わりと同じく、人生も一度たりとも同じではないということ、長いようで、あっという間に終わる人生の瞬間を紡ぎながら生

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    2026年09月01日
  • 朝が来る

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    ネタバレ

    不妊治療の末、特別養子縁組で子どもを授かった女性と、若くして望まない妊娠をしてしまった少女。立場が全く違えど分かり合えると思える瞬間を共にした2人の絆が、最後感動を生んだ。
    それぞれの心情の描かれ方がとてもリアルで、同じ立場になった経験がなくとも、辛い気持ちがとても理解できた。
    最初から最後まで続きが気になり、あっという間に読めた。辻村深月さんの作品は初めて読んだので、他の作品も読みたくなった。

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    2026年09月01日
  • 玉依姫 八咫烏シリーズ5

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    今回は、人間も登場しての山内の世界を描いた作品。
    八咫烏や猿たちの関係が解き明かされ、奈月彦の記憶も蘇る。
    これまでとはまた違った、その世界観が楽しめた。

    特に私は、志帆の気持ち、行動にとても驚かされたと共に、深く感動した。
    一般的な母親の役目、というものについても考えさせられた。

    ホント、いいシリーズに出会えてよかった。
    まだ、この先も長く楽しめるのが、嬉しい。

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    2026年09月01日
  • 心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 祈りの柩

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    ネタバレ

    やっぱりanotherfileおもしろいな。

    後藤さんは毎回猪突猛進過ぎ 笑
    こんなにも変わらない人がいるだろうか…いるんだろうな。

    貴俊は開き直ってそうだなー。
    どうにかして痛い目に合わせたいけど、それが最後の「罪とはなんだ?」の問いなんだろうな。
    久美さんについては、人が話した人柄しかわからないからなんとも…なんか人間味がないんだよね(もう幽霊だからとかではなく)。
    実は久美さんが悪女だった、とかおもしろいのに。

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    2026年09月01日
  • 何者

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    すらすら読めた。
    就活や部活を題材にしての心の葛藤というのかな。
    誰でもあると思うんだけど。
    先に内定した友達を僻んじゃう気持ち。
    別の道に進んだ友達を僻む気持ち。
    就活仲間をバカにする気持ち。
    私もあるもんなー。でも裏垢にそれを書いて相手に読まれた時ヤバいよね。
    私もそんなこと書かれてたら、じゃああんたはなんなのさ?!と言っちゃうもんな。
    気をつけよう。

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    2026年09月01日
  • ドリトル先生航海記

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    福岡伸一先生のラジオを聞いて。
    実家の本棚にドリトル先生の動物園があったけど、読んだことなかった。

    虫とけものに通ずる好みの世界観。

    訳が古いとは感じなかったな。

    2026.8.30

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    2026年09月01日
  • 傷を愛せるか 増補新版

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    トラウマ研究第一人者である、精神科医によるエッセイ。

    自分の限界や傷と向き合い、喪失感を覚えながらもそれをあるものとして認め、成長していく。

    作者の経験から生きていく上で大切な智慧をもらったように感じた。

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    2026年09月01日
  • 墓じまいラプソディ

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    やはり面白い!
    あっという間に読み終えてしまいました。
    今、社会的に問題になっていることをコミカルに表現させたら右に出るものはいないのでは。
    墓じまいは地方によって仕様が違うので難しい問題だと現実には思いますが。

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    2026年09月01日
  • おにがわらう

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    ネタバレ

    「てあそび」はタイトルにそぐわず、ゾッとする内容。とはいえ秋英さんが無事で本当によかった。
    「ばけねこ」白丸様はちょっと偉そうだけど、予見したとおり、一太郎が今後も日々を歩めると良いな。
    日々、悲惨なニュースが絶えないけれど、若だんなと妖の生活は、ほっとさせてくれて、本当にありがたい。
    次回作ものんびり楽しみに待ってます。

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    2026年09月01日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    ネタバレ

    台湾料理が食べたくなること、間違いなし!
    とにかく、これでもかというほど台湾料理が出てくる。台湾料理は全然食べたことがないので味や見た目は想像するしかないのだけど、めちゃくちゃそそられる。
    行ったことないけど、最初から最後まで千鶴子たちと台湾を旅している気分になれる物語。

    侵略する側とされる側の友情もテーマの一つ。
    立場が真逆でも友だちになれるのか。

    『独りよがりな善意ほど、はた迷惑なものはない』
    強い言葉、でも本質をついている。

    台湾人作家が日本人作家の視点から書いているのが興味深い。こうも日本人の身勝手さを生々しく書けるものなのか。日本人ですら気づかない日本人らしさ。
    逆に日本人では

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    2026年09月01日
  • ザ・ロイヤルファミリー(新潮文庫)

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    久々だな。こんなにも物語に引き込まれたのは。次どうなるの?勝ったの?正に寝る間を惜しんで。ほんと丁寧な小説だなぁ。競馬はやらないけど、ちょっとやる人の気持ちを垣間見た気がする。次の有馬記念を楽しみにしています。素敵なお話をありがとうございます。

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    2026年09月01日
  • 想いをつなぐメス―俺たちは神じゃない3―(新潮文庫)

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    『俺たちは神じゃない』
    『救いたくない命 俺たちは神じゃない2』
    に続く第三弾

    読みやすく面白かった!!
    地域医療連携や臨床研究データセンター
    のエキスパートも登場し色んな職業や病気があるんだなぁと思いながら6篇?6人の患者が登場
    治るのか‥ドキドキしながら読んだ。

    手術法で行き詰まり他の病院の先生に問い合わせ‥『牛の町病院』!?!佐藤玲先生!!
    泣くな研修シリーズの先生が登場やん!
    (゚∀゚) 思わぬ所でめっちゃ興奮!
    も出来た!

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    2026年09月01日
  • ペスト

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    ネタバレ

    印象深かったのはパヌルー神父の演説の変化。主語が「あなたがた」から「私ども」に変わったことが感動。他人事でなく「我々のこと」なのだと忘れてはならないと思った。

    「すでに大病等に悩まされる人は、他の病気からは免除される」というコタールの考えも印象的。

    リウーさんは囲いの中の人であると同時に、囲いの「外の人」としての役割も兼ねていたように思う。彼の妻が遠くで療養している、という設定は、「オランの町の外の人の気持ち」も読者に味わってほしかったから与えたものなんじゃないのかなと思った。

    てか正体不明の「語り手」、あんたか〜い! 予想がことごとく外れてた。最後のほうで「分かった、この人しかいない!

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    2026年09月01日
  • 金庫破りの豪華な調査

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    エリーが目を留めた強盗事件の小さな新聞記事から、少佐との調査が始まる。少佐の妹登場で、ロマンスも仕事も大いに盛り上がったが、こんな事になるなんて…エリーの両親の件も進展を見せるなど、目まぐるしい展開だった。この終わり方は切なすぎる…早く続きを!

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    2026年09月01日
  • スーツケースの半分は

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     そのスーツケースを持って1人で旅すると人生が変わる。
     革張りの青いスーツケースを手にした女性たちに訪れた転機を描いた連作短編集。全9話。

          * * * * * 

     アラサー女性4人を中心に、幸運のスーツケースを巡る因縁がおもしろい。ゆるやかなファンタジーではありますが、作りすぎた感がないのは近藤史恵さんのうまさゆえなのでしょう。

     各話の主人公となった女性たちには共通点がありました。
     それは、「1人で行動できる」というところです。

     大人と言っても主要人物は誰も30歳にもなっていない ( 春菜など20歳そこそこ ) のだから、1人ということに不安があってあたりまえだ

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    2026年09月01日
  • 泣き虫スマッシュ! がけっぷちのバドミントンペア、はじまる!?

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    複雑な設定は盛り込まず、小学生でも分かるように丁寧にバドミントンを通して少女達の葛藤や成長を描いているので大人も子供も楽しめると思います。
    こう言うスポーツを通して成長を感じる作品は面白くするのが難しいのにそれを為せてる先生の腕は、凄いですね。

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    2026年09月01日
  • いつもの木曜日

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    ネタバレ

    可愛い挿絵と超短編小説で絵本のように気軽に読めました。
    仕事で疲れた夜や憂鬱な月曜日の朝にマーブルカフェのような所でのんびり読みたい。
    嫌なことがあってもそのお陰で良いことが起こる、ちょっとしたことに幸せを感じられる、、、
    慌ただしい日常生活と丁寧に自分の気持ちと向き合って暮らせば幸せは感じられるのかもと思えた作品でした。

    ✴︎印象に残った言葉✴︎
    マスターのひとりごと
    楽しいことより楽しみなことがたくさんあるほうが、人生は幸せなんじゃないか

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    2026年09月01日
  • タイム・アフター・タイム

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    ここ数年でベスト小説です。
    青春、ど真ん中に、直球勝負の作品です笑

    あの時、本気で好きになった経験。
    人を本気で好きになったからこそ、

    妻が裏切った時の言葉が刺さる。

    脇役たちも良い味だしてます。

    恋愛は、やっぱり高校時代ですね。
    自立してない不自由があるから、きらめく一瞬となるのかな。


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    2026年09月01日
  • 天河伝説殺人事件

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    内田康夫ばかり読んでいた時期がある。浅見光彦がカッコよい。旅行ミステリーとでも呼んでいいような、風光明媚な景色が出てくるところがよかった。あまり凄惨な場面が出てこないところも、ソフトでいいのかもしれない。みなさんにおすすめの上品なミステリーです。

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    2026年09月01日