【感想・ネタバレ】朝が来るのレビュー

あらすじ

第147回直木賞、第15回本屋大賞の受賞作家が到達した新境地!

長く辛い不妊治療の末、栗原清和・佐都子夫婦は、民間団体の仲介で男の子を授かる。朝斗と名づけた我が子はやがて幼稚園に通うまでに成長し、家族は平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、夫妻のもとに電話が。それは、息子となった朝斗を「返してほしい」というものだった――。

自分たちの子供を産めずに、特別養子縁組という手段を選んだ夫婦。
中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放すことになった幼い母。
それぞれの葛藤、人生を丹念に描いた、胸に迫る長編。

河瀬直美監督も推薦!
「このラストシーンはとてつもなく強いリアリティがある。」(解説より)

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

読書デビュー作。これが良くて読書にハマった。朝が来るっていうタイトルも素敵だなと思った。気づけば泣いてしまう、グッと来るシーンが多かった。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

さすが辻村深月さん、と思わずうなされた。特別養子縁組を題材にした、2人の母親の光と影を描いた作品。最後にその光と影が交差した瞬間、感服の一言だった。 ひかりの境遇が可哀想すぎながらもリアリティあって、やっぱ辻村さん凄いってなった

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2025年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルに引かれて買った。
特別養子縁組というものを聞いたことはあったけど、どういったものか知らなかったので、知ることができてよかった。
二人の母親の感情に心が揺さぶられる。
戸籍は自分の息子ではないけど、自分の産んだ子を返して欲しいと思う気持ちもわかる。

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2025年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいて、様々な場面で感情が動かされる作品でした。
辻村さんの作品は本当に感情の言語化が素晴らしいと思いました。
辻村さんの作品は他にも何冊か呼んだことありますが、特に思春期女性の複雑で繊細な心理描写がリアルすぎていつも物語にのめり込み、人生を追体験した感覚になります。

また、この物語を通して人間は他者が想像するような綺麗な軌道を描きながら人生を歩むものではなく、その人の生きている中での体験や、それによる感情の変化などで人生は大きく軌道を変えながら歩んでいくんだなと実感しました。
ひかりちゃんの行動は確かに常識から外れた行動を何度か取ってたりしましたが、辻村さんの丁寧な心理描写でひかりちゃんの人生を追体験をしていると、自分が同じ立場だったら同じような行動をするかもしれないと何度も思わされました。

佐都子さんと夫の清和さん、そしてひかりちゃんのお母さん、それぞれの中で自分が思い描いた綺麗な軌道を描きながら生きたひかりちゃんが存在していたが、ひかりちゃんは全く違う人生を歩みました。
何があるか分からないのが人生なのに、人は他者の未来を勝手に想像して、それ通りになると思い込んでしまう。
決して人の人生を決めつけたりするべきではないと思いました。

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2025年12月21日

Posted by ブクログ

痛い。胸が痛い。
そう思いながら読んでいたところ、最後の、
あの瞬間で、どっと涙が出てきた。
声を上げながら泣いてしまった。

どう間違えてしまったのだろう。
どこから間違えてしまったのだろう。
何を選べば良かったのだろう。

苦しくて、苦しくて、
でも必死にもがいて生きてきたひかり。
朝斗の産みの親であるひかり。
どんな過去があるのだろうと思っていたが、
とても辛くて苦しい日々だった。

両親2人ともが教師であり、お堅く、
ひかりは家の中が窮屈に感じていた。
特にお母さんは、お母さんらしくしているだけに見えた。子供をしっかり育ててる自分が偉いとでも思っているような、そんな感じ。
本音で喋れない、気まずいことはごまかす。
頭の良いお姉ちゃんのことばかり優先している気もして、そんなお母さんのことをひかりは嫌だった。

そして予想外の妊娠。
まだ中学生であるひかりが何も出来ないことはわかるけど、親が全部お腹の中の子供のことを決めてしまう。
寄り添ってはくれない。
話を聞いてもくれない。
お母さんは、まだ中学生なのに妊娠をしてしまったひかりのことを″汚い″とでも思ったのだろうかと少し思ってしまった。
考えすぎかもしれない。
でもそんな風に見えて苦しかった。
何も出来ないけど赤ちゃんと一緒にいたかったひかりの気持ちが苦しかった。

″特別養子縁組″で出会った夫婦に、生まれた子供を託し、元の生活に戻ったひかり。
″元の生活″に戻れるはずもなかった。
妊娠、出産のことは忘れるはずもなく。
誰にも話せるわけもなく。
でも学校生活も送らないといけない。
どんどん人生の歯車が狂い始めていって、
自分のことを苦しめていってしまう。

両親がひかりのことを、
もっと信じてあげられたら。
もっと話を聞いてあげていたら。
気楽に話せる環境を作ってあげられていたら。
子供ではまだわからないことを教えてあげられていたら。
そしたらひかりの人生は変わっていたのかもしれない。

育ての親である佐都子の辛い不妊治療の話や特別養子縁組の話も心に響いたが、ひかりの話のほうに感情移入してしまった。


ラストのシーンでやっと救われたひかり。
これをきっかけにひかりの人生がゆっくり良い方向に進んでいってくれますように。


2025.12.18(木)

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2025年12月18日

Posted by ブクログ

ある日突然、「子どもを返して」と言われたら…。

産みの親と育ての親それぞれの視点で
丁寧に描かれている本書。
とにかく読みやすくて、感情移入してしまいました。

中学生で妊娠した産みの親と
長年の不妊治療の末、養子縁組をして
子を育てることに決めた育ての親。
不妊治療をしてきた過程や中学生にして出産を経験する事柄も細かく書かれているので、現実味のあるお話でした。

特にもう一度産みの親と育ての親が会う場面に
ドキドキさせられて最後まで一気読みでした!

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

すごく読み応えのある本。不妊治療経験者として、出産経験のある者として、娘を持つ母として、沢山の人物に感情移入してしまった。長い不妊治療を経て初めて自分の子供と出会った時の気持ちも思い出し、「朝が来たと感じた」というのはとても的確な表現だと感じた。ひかりの人生は衝撃的。浅はかで自業自得の妊娠だと思っていたけれど、子供と別れる場面では涙が堪えられなかった。最後はどうなるかと思ったが、2人の母親とその間には子供というとても切ないけれど美しい場面で終わって良かった。

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2025年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

その後がどうなったかわからないまま終わってよかった。どうなってしまうのかとヒヤヒヤしながらも、最後は大号泣して読み終えた。

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2025年12月11日

Posted by ブクログ

audible⭐︎
それぞれの心境を濃く描いている。
最後は続きがまだまだあればいぃのに…と名残惜しい気持ちになった。きっと皆が自分の人生を歩んでいくんだと思う!そぅ思わせてくれた♡
ドラマもみていたから川島海荷さんの演技を思い出した。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

すごくよかった。
中学生で妊娠してしまい、その後も全然幸せになれず、読み進めるのも辛くなる内容でしたが、、
ひかりがこの後、暖かい人たちに囲まれ幸せになっていくに違いない!と思える終わり方で、よかったです。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不妊治療をしてもなかなか授かる事ができなかった佐都子だが、養子縁組で朝斗を迎える。朝斗と夫と穏やかな日々を暮らしていたが、「息子を返して」という連絡が入るとこから物語が進んでいく。
不妊治療を受ける夫婦間や親族とのいざこざや、養子縁組に出す側の家族の関係、生みの親の心情、人生のステータス等…ありとあらゆる問題がリアルに描かれてて胸が苦しくなった。
置かれた環境がどれも孤独で裏切りもあり、その中で頑張ろうとしてるのに上手くいかないひかり。
事情は知らないけどそんなひかりを最後には優しく包み込む佐都子が素敵で、どこまでも純粋で母の名前を呼ぶ朝斗に感動した( ´ー`)

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

特別養子縁組をテーマに、男の子の育てのお母さんと、産みのお母さんの、双方の視点から各2章ずつ描かれる本作。
仲介団体のベビーバトンが掲げる、"この制度は子どもが欲しい親のための制度ではなく、産まれたが育てられる環境にない子供のための制度である"という理念が本作の全体構成に大きく影響していることが、とてつもなく長く、壮絶で、こちらの感情を何度も揺さぶられる、3章目を読んで気づく。
そして20ページほどしかない4章で、こんなラストが待っていたなんて、と久々に涙が溢れました。
まだ義務教育を受けている年齢の産みのお母さんの環境やキャラクターの描かれ方について2点。代表作の「傲慢と善良」に通ずる家庭環境・親娘関係がこの娘にもネックになりつつ、作中での行動の判断基準として克明に描かれていて、辻村さんの細やかな取材力や表現力に感嘆しました。もうひとつは、辻村さんはこの年頃の主人公を描くときに、何人かの具体的な親友やクラス内での立ち位置などを若者なりの視点で細やかに描くことが多いのに対し、本作で彼女の同級生で出てくる具体的な人物は彼氏だけに絞ることで、その後の広島の寮で出会った友人や生活が如何に当時の彼女の人格形成に大きく影響を与えたのかが、自然と浮き立って感じられた。
あまりに没頭して2日間くらいで読み進め、読み終えてしまったくらい、本当に名作/傑作だと思いました。



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2025年11月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

圧巻だった。
久しぶりにすごい小説を読んだ。

全てがつながる伏線回収はもちろんのこと、話が進む事に見えてくる世界の真実が、重く、リアルで、凄まじい。

物語はさとこ41歳の目線で始まる。さとこが抱く子育てや親同士の苦悩、キャリアと旦那、長く厳しい不妊治療、そして養子縁組をむすぶまでの心の変化、迎えた後に訪れる大きな幸せ。
その全てが丁寧に、精密に描かれる。
前半の栗原家の内容だけで十分に面白く充実した物語になるのに、なんと生みの親であるひかりの物語も、後半2章を丸ごとかけて甘く、切なく、苦しく、全てを教えてくれる。
我々はここまで詳細に見ていいものなのだろうか。

何度もわらい、何度も驚き、何度も涙した。
旦那やパートナーにも読んでもらいたい1冊。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

私の友人が養子を育てている。
子供が望めないとわかった時、旦那さんの、これからずっと二人だけなのかなあ…とつぶやいたことで、彼女は子供を貰うことを決めた。
その覚悟は本人たちでしかわからないが、その子が小学生の頃、血の繋がりがないことをカミングアウトすることになっていると聴いた。言う方も聞かされる子供もかなりの勇気が要ることだっただろう。

この小説は、養子を育てる側、養子に出す側の二人の女性が出てくる。その裏にはこんな苦悩があるんだと知る。
お腹にいる子と見た空と雲。それを一生忘れないと誓ったひかり。それ以降の厳しい日々。
子供のできにくい事情を抱えた佐都子夫婦の壮絶な妊活。

それらが全て無垢な子供の瞳に救われる。
二人の母にとって大切な存在の子供。

血の繋がり、中絶の是非、親子ってなんだろうと考えさせられ、そして両方の事情を丁寧に書ききっていて、読後ため息が出てしまった。

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2025年12月16日

ネタバレ 購入済み

どちらかというと,「ひかり」の方に感情移入してしまった。
無知と不運と浅はかさ。

最後の最後に救ってくれたのは,目の前の澄んだ瞳。

この人の小説は,いつも最後で鳥肌が立つ。

#泣ける

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2021年06月23日

Posted by ブクログ

辻村さんの作品は個人的に当たり外れがあって、実は途中で読むのをやめちゃったものなんかもある。これはとても読みやすく、あっという間に読み切ってしまった。これの1つ前に佐藤正午さんの「熟柿」を読んで、わたしの中では皆さんほど響かなくて、きっと読むタイミングが違ったのだなと思っていたから、同じ母親をテーマとしたこちらを次にチョイスした。
不妊治療の末に養子を迎える「佐都子」と、中学生で妊娠してしまう「ひかり」、その二人を繋ぐ男の子「朝斗」の物語。
文末の映画監督さんの解説に、「同じ出来事が「佐都子」「ひかり」「朝斗」の視点で描かれる場面があることで、人生には自分の想いだけではどうにもならないことが存在することを示唆している」のような事が書いてあったけど、本当にその通りの物語だと思った。
読んでて思ったのは、最初は、ひかりの母親が妊娠してしまった娘に同情というか、共感というか、気持ちに寄り添うことがほとんど無くて悲しかった。自分も娘を二人産んだ母親なのに…と。だけど、読み進めてくうちに、確かにひかりは不憫だけど、ひかり自身にも考え方とかに問題があるなとも感じ始めて、なんだか途中から同情できなくなってしまった。特別家族に何かをされたわけでもないし、それなりに大事に育てられててこれか…と。いつまでも漠然としたものに反抗してて幼いままなのはひかり自身じゃないかと。
そう感じたのは自分も娘を持つ母親だからだろうか…?ひかりの母親を見ながら、自分は気をつけようと思ったのも事実。

P231 「ただ照らされるだけではなく、遮るものがあるからこそ、その存在をこんなに感じられるなんて、すごいことだ。」

P286 「待てばよかったのかと、心の内側から、声が浮かび上がってくる。(中略) 私もまた、大人になってから楽しみを探せばよかったのか。あの頃、急いでかっこいい誰かに一足跳びに見出されることなんて、期待しなくてもよかったのか。」

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

愛する人と その血が流れる尊い命を授かる。
そんな憧れでもありながら何故かライフステージの中で当たり前に描かれている世界線を自分も辿ると思って疑わない。
私もそう、だけどこの本に出会って家族とは何かとか様々考えさせられるものでした。
沢山傷ついて人生に失望と絶望を繰り返して、そんな人達だからこそだとは思うけれど、佐都子さん夫婦の覚悟に胸を打たれた。
後半は感情移入してしまって、苦しい思いで胸がいっぱいになりました、そんな中 朝が来たという表現がはぁと息を飲む感じにやって来て。
泣くというよりいつの間にか感情と涙が零れていました。
明けない夜はないのだと
朝が来ればなんとかなる気がした、
朝が来ただけで今までの辛かったこととか、自分が今しようとしてた事さえもどうでも良くなってしまうような、
朝斗くんとっても素敵な名前です

夜が明けて朝日を浴びて、あたたかい心に包まれますように(*ˊᵕˋ*)

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

タイトルの意味を知った時そうだよなと思った
私自身不妊治療中で先の見えない長い長いトンネルにいる気分だからこそ名付けた気持ちもそこに至るまでの過程も理解できる部分が多くあった

徐々に追い込まれていく少女の物語を読むのは苦しかった
若さや無知だけが原因ではない
信用できる大人を見極めて困った時に頼る力は生きていく上で重要なことだと思う
子どものうちは親がその役目をするのが理想的だけど世の中そう上手く関係構築をできている家庭も多くない
自分の知らないところで親戚たちにまで知られていたことが親さえも頼ることができなくなった決定的な出来事だと思った
親戚だからといって全てを曝け出す必要も無いしそうやってさらに子どもを追い込んでることに気づかない毒親は結構いる
少女は自分を否定され親から自己中な価値観の押し付けをされて育ったけど
その子どもは親から信じ抜かれてのびのびと育っていること、少女が産みの母として認められたことに心が救われた

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

苦しいシーンは多かったけれど、ラストは胸が熱くなって泣きそうだった。それぞれの登場人物に感情移入して、色々考えさせられもした。

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2026年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミステリー調なのかなと思っていたが、かなり重たいヒューマンドラマだった。
前半パートの栗原夫婦では、不妊にまつわる二人の苦悩や周囲の価値観が描かれており、他人事のように感じていたことが、少し近いものとして認識できるようになった。
後半パートのひかりの半生は考えさせられるものだった。場面場面を見てみると、親や世間への反抗心であったり、見知らぬ大人への恐怖であったり、稚拙さはあっても、ひかりの感情には共感できる部分が多かった。ただ、そこで出会う人間の性質によって、負のスパイラルに引きづり込まれてしまったように思えた。他人の今ある現状に自分のせいだろと突き放してしまうことは簡単ではあるが、自分がそうなっていないのはただ幸運なだけなのかもしれない。
物語の最後の佐都子にはとても驚いたし、いい方向に進んでほしいと思った。

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

それぞれの視点で語られる物語が胸を締め付ける。
ちゃんとあろうとして、そうなれなくて、願ったことが叶わなくて、それでも人は生きていく。

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2025年12月22日

Posted by ブクログ

特別養子縁組がテーマの作品。生みの親と育ての親、2つの視点から描かれます。切なくも温かさのある作品でした。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

不妊治療、親子関係、反抗期、妊娠と出産全てリアルに描かれた作品。

先が気になり過ぎて1日で読んでしまいました。

命ってなんだろう、家族ってなんだろう、生きるってなんだろうとふと考えさせられる。

血が繋がっていなくても親子になれる家族もあるように、血が繋がっているのにうまくいかない家庭もある。

現実世界の中にも登場人物たちと同じように生きている人たちがいると思うと、人生何があるかわからない。周りの環境や人によってやはり人生は左右されると思う。

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2025年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

子どもが加害者だと言われた時に、自分の子どもの言葉を信じられるだろうか。やったと言ってくれ、そしたら謝れば済むから、の気持ちがとてもよくわかってしまって、でも朝斗の言葉を信じてあげられたのがすごい。わたしは息をつくようにすみませんでしたが出てきてしまいそう。
ひかりは悪い方に悪い方に転がっていって辛かった。教えられてないから知らない、そもそもおかしいとも思えない、相談もできない、そうなってしまう育ち方をしてしまったことはこの生い立ちならしょうがないなと思ってしまう。前半でこどものやってないの言葉が信じられないとか思ったくせに、子どもが何か困ったら親に相談してほしいとも思って矛盾!

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく惹き込まれた...!

前半は不妊治療の末、特別養子縁組という形で養子を育てる夫婦の話で、不妊治療の大変さとか養子の仕組みとか、とても勉強になった。
養子に関しては、周りに反対されるけれど、どちらの意見も分かって、難しい問題だなあと思った。
血ってどこまで大事なんだろうかと思うけど、いざ当事者となると、赤の他人の子どもに愛情を注げるのだろうかとも。
この夫婦は本当に立派だと思う。

後半は中学生で妊娠した女の子の話。
複雑な心情がとてもリアルに描かれていた。
妊娠発覚するまでの、周りに対する優越感なんかが非常に中学生らしくて現実味がありました。
あまりにも不憫だったけど、最後は報われた気がして良かったです。

前半が特に刺さったなあ。気づいたら読み終わってました。
(オーディブルにて)

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

幸せな家族の、ご近所トラブル発生
→実は不妊治療の後の特別養子縁組の話だった
→産んだのは中学生で、その女性のその後の人生が描かれる

割と生々しい表現が多いので、子供とはシェアし難い話だけれど、辻村さんらしい展開で、読むの止まらなかった

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2025年11月28日

Posted by ブクログ

父親の存在感の無さに腹が立った。
養母から実母、最後にその2人が交わった時という流れは非常に読みやすくよかった。解説にある通り、少しではあるが朝斗視点があったのはよかった。

意見を一言も聞いてもらえず、また意思が全く尊重されなていないひかりが可哀想でならない。
もし私がひかりで、朝斗という希望の光を失ってしまったら、同じような心境となり、心に空いた大きな穴が埋められず自傷に走ると思う。
家庭内で親が子供に対してどう接するべきかを考えさせられる点は非常に勉強になると感じた。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

内容は重め。女性に読んでほしい一冊。
現代社会の問題が詰め込まれている。
思春期特有の少女の親への反抗心はとても共感できた。あの頃の感情表現は見事だと思う。幼稚な気持ち。だが、自分に共感できたのはそこだけ。
物語はわかりやすかったから、読むのに苦労しなかった。

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2026年01月04日

Posted by ブクログ


ひかりの自分はこんな素敵な人に愛されているのだ、と誰かに言いたいような自分の中に切り札としてとって起きたいような優越感のような気持ちは少なからず自分も思春期の時に抱いていたような気がする

ずるずると堕ちるところまで堕ち、孤独だったひかりに朝斗がいたから佐都子とつながることができ希望の光が差し始めたのかな、と感じた
罪を償い人生をやり直すことができたらいいな、と思う

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

前半の夫婦のお話は良かった。
後半のひかりの章は、不幸のオンパレードって感じ。

最後のページのぼかした終わり方もあまり好みじゃなかった。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

養子縁組の話で最初はその家庭のありがちな話から実母の話へ。後半は救われない内容が続いて気分が落ちてしまう感じで最後は結局、実母ひかるは救われたのか救われなかったのかモヤモヤが残った

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2025年11月26日

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