小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレオードリー若林氏が好きでよく出演する番組を見ているが彼の書いた本は今回初めて読んだ。
全ての文章が若様の声で再生されて聞こえてきた。彼の言葉選びやよく使う語彙などがそのまま本に反映されている。
本の最終盤、池の上戦後には卒業式や岩崎先生との話、そして秋大2戦目伊部との対決について書かれているが、特に岩崎先生との会話が心に刺さった。
誰にでも経験があると思うがどうやっても勝ち目のない戦いに対して、それでも戦わなきゃいけない時にハナから諦めで戦うのかそれとも勝てないと分かりつつも挑むのか…。一般的な美しい考え方としては勝てないと分かりつつも挑むのが正解だと思うが、今までの人生で私は必ずしもそんな -
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デルフィニア戦記、新装版。第二部2作目です。
内乱の章ですね。表紙の雰囲気も内乱感満載で良い感じです。新装版の表紙は岩本ゼロゴさんという方が描かれていて、私はお恥ずかしながらこのシリーズで見るまで存じ上げなかったんですが、とても躍動感あふれる絵で毎巻、次は何が来るんだろうと楽しみです。
今回は再読なので落ち着いて読めた分、話に集中できて良かったです。登場人物たちが個性的で魅力的なので、主人公格のウォルやリィが出てこない場面でも読んでいて面白いです。初読はついこないだのはずなのに次の本でどう第二部が終わったかうろ覚え(いつものことですが…)なので次巻が楽しみです。 -
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ネタバレ館での殺人事件がおまけと言える。それぐらい本書には、重要で解くべき謎が別にある。
物語は書記を読み進める形で進行していくが、大して気にとめていなかったが何となく感じていた違和感が解決編で全て吹っ飛んでいく。さらに、スルーしていた手記の不審な点がとにかく大量に炙り出される。いや、どんだけピースとヒントをばらまいてんねん、と圧倒される。にも関わらず、館がもう1つ海外にあるといった真相には全く辿り着けなかった。ただただ完敗。すべての記述が伏線として機能していたと知った今、近いうちにもう一度読みたいと思う。面白いぐらいに違って見えてくるはず。 -
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『ブルックリン』に登場した三人が、密かに三角関係の間柄として描かれていく。
夫の不実とそれにまつわる一族の態度に不満を持ったアイリーシュは、故郷でひとり暮らす母親の80歳の誕生日を祝うことを口実に、娘と息子と共に帰郷する。
そこで再会したのは、かつての帰郷時に恋人同士だったジム・ファレル。彼はアイリーシュから捨てられたあと、独身のまま街で親から引き継いだバブを経営している。彼は密かにアイリーシュの旧友ナンシーと付き合っており婚約を予定しているのだが、アイリーシュに再会すると、激しく心が揺れる。2人を両天秤にかけるのだがどう考えてもアイリーシュに大きく傾いている。が、彼女との過去の経緯もあり -
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最初の数十頁は昔の言い回しや時代的背景等が難しくて、なかなかサラサラ読み進められず、挫折しそうになりました。が、物語が進み、事件の謎に直面した村重と捕らえられている官兵衛のやり取り等、推理戦がおもしろかった。
史実にこんな解釈を加えたらこう見えるのか…と感心したし、戦国版「羊たちの沈黙」の様でもあり官兵衛の頭の良さには脱帽。
ラストの少し前まで読み(ラストを知らずに)映画を観たけれど、映画はさすがに本木さんが素敵な村重を演じていて、あれはあれでいいのではないかな…と。
しかし、読み終わった時に、ああやっぱりこうよね…と思ってしまった。人って優しくもあり、怖くもあり…納得のラスト。 -
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避難所で巻き起こる多様な群像劇
避難所という逃げ場のない場所で、会いたくない人に出会ってしまう。例えば、それは自分の好きな人だったり、かつての不倫相手やワンナイトの相手だったりする。
そんな不穏な人間模様が、視点となる人物を切り替えながら描かれる。
物語の視点となる人物たちは、みんな悩みや隠し事などがあり、どこか停滞している。ところが、避難所での不思議な出会いが彼らを前に進ませる。
特に、不倫をしていた二人のエピソードは興味深かった。互いに溺れていたのに、相手には振り向いてもらえないなどと思ってすれ違う様子は面白かった。
いったい何が隠されているのか、どんな気持ちなのか。どの人物に対しても