ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 〈刑務所〉で盲導犬を育てる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中盤から泣きすぎて顔がべしょべしょに。感動の涙というよりは、受刑者の変化や、パピーたちの成長に、感極まってしまった。
    パピーが、受刑者を沢山の人へ繋げてくれて「生き直すこと=更生」へ導く架け橋となったのだと思うと胸が熱くなる。人間にとって自分が必要とされていたり、誰かが自分のことを考えてくれていることってとても大切なんだと実感する。
    自分が全く知らない分野の本だったので「ウィークエンド・パピーウォーカー」という存在や、訓練した犬たちみんなが盲導犬になるわけではない「キャリアチェンジ」について、また島根あさひ社会復帰訓練センターをはじめとしたPFI刑務所の存在etc....と、新しい知識を沢山吸

    0
    2026年08月13日
  • 星を掬う

    Posted by ブクログ

    最初のどん底な所から最後はある程度ハッピーエンドとなって良かった。電車でなければ、泣くところだった。介護の描写のリアルな感じがそろそろ訪れるであろう自分にはすごく刺さった。

    0
    2026年08月13日
  • 野山花花図譜

    Posted by ブクログ

    野山にひっそりと咲く花々が、春から季節を追って描かれているエッセイ。

    梨木さんの文も凛として美しいのだが、見開きに描かれる花々の絵も素敵。

    表紙に金の文字、何という綴じ方かわからないが、どのページを開いても盛り上がらない綴じ方。
    文字の優しいフォント、色は何色というのだろうか、優しい茶系の色。
    細部にわたり美しい。

    この本、裏千家茶道の淡交社刊。なるほど、他にはみない気品がある。

    0
    2026年08月13日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

    Posted by ブクログ

    著者の方(とご両親)の人となりへの親しみの感情と、研究内容に関する知的な興奮を同時に味わえる。小説でも新書でもない、非常に楽しい読書体験でした。

    0
    2026年08月13日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    滋賀旅行に際して再読。小説はストーリーだけじゃなくて、キャラ自体の面白さや、文章のタッチなど、いろんな魅力があるんだよと改めて教えてくれた、僕が読書沼に引き摺り込まれるきっかけになった一冊。
    成瀬に憧れはあれど、成瀬みたいになろう、という勇気はない。けれど、心の中に成瀬を飼っておこう、と少しだけ自分を行動的にしてくれる一冊。

    0
    2026年08月13日
  • 旅がなければ死んでいた

    Posted by ブクログ

    やたらと裸になりたがる人なのだとは思ったが、世界のディープな場所へ行きディープな経験をいろいろ紹介してくれて、そして自分自身をしっかり見つめていて、とてもおもしろかった。

    0
    2026年08月13日
  • 奇跡の紅茶専門店

    Posted by ブクログ

    棚差しで目が合った本。

    正直
    「思てたんと(若干)違う~」
    て感じやったけど(笑)、まあ、これはこれで面白かったかな…。

    読んでる途中に巻末の著者プロフィールを読んで
    「なるほど」
    と、なったし
    「すげえなこの人」
    ともなったので、それを踏まえて読むと、…なんかこう…、言い方は悪いけど受け入れられる本のような…笑。失礼。

    著者ご自身が「言うてるだけ」の人ではなさそうなんで
    「それはそう」
    と、思わせる熱は充分に感じました。

    …が、後半、あまりにも筆と気持ちが乗ったのがわかる感じなのは「小説」としては若干おいていかれるというか…笑。

    わからんけど、ケータイ小説とかこんな感じやったのかな

    0
    2026年08月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結局何も解決していないのに疲労すら感じる、個人的に大好きな作品でした!人の目を気にして生きてる人と、捻くれてる人には刺さりそうな本。リアルでは中々人って成長しないもんねぇ〜

    0
    2026年08月13日
  • コンビニ人間

    Posted by ブクログ

    4.5

    凄く面白い。

    現代の生き辛さを描きつつも、現代からではなく人間として生まれたら生き辛い部分がある事を明示していた気もした。

    世間と折り合いを付けながら皆生活してるんと感じた。

    その中でも主人公の古倉さんの不器用は世間から見ると不気味だが、皆んなも大なり小なり持っている部分をデフォルメされていると思た。

    世界99を先に読んだが村田さんの世界観がとても好き。

    0
    2026年08月13日
  • 谷中びんづめカフェ竹善 2 春と桜のエトセトラ

    Posted by ブクログ

    なんやかんや言いながら続き読んでるし、なんやかんや言いながら面白かったわ…。

    たしかまだ続きがあったはず。読むか…。

    お話のテイストがびみょうに変わった?
    紬ちゃんと竹善をとりまく人々の話にもなってきて、それはそれで面白い。

    人情ドラマ…、のわりに、みんな不器用でいいなと思う。
    ほんわりゆるゆる(でも登場人物はおしなべて不器用)のこのテイストで続いてほしいけど、どうなるんやろ。

    確かまだ続きがあったはず。引き続き読んでみよう。

    0
    2026年08月13日
  • 紙の月

    Posted by ブクログ

    リカの自分を持ってないようで、一方で怖いぐらいの一途。恐怖。でもこういう女の人いるよね。リカ以外のお金に支配されている女たち。何も欲しがってないけど、どんどん与えられていく光太。お金って怖い。人間も怖い。

    0
    2026年08月13日
  • この世にたやすい仕事はない

    Posted by ブクログ

    この本に収録されてるおかきの仕事は別のアンソロジーですでに読んでたわ(お仕事関係のアンソロジーやろな)。

    前置きも脈絡もなく話が始まる仕立てに慣れれば楽しい。
    著者の書き方がこういう感じなのかな?
    (最初は戸惑った。笑)

    主人公(名前出てたっけ?)は社不おように書かれてる(? たぶん)けど、めちゃくちゃまじめな社畜なんやなと思う…。

    0
    2026年08月13日
  • ひとり旅日和 道続く!

    Posted by ブクログ

    観光ガイドブックになりつつあるなあ…。

    でも、たまに読むとやっぱり面白いかな。
    福島も鳥取も佐賀も行きたくなった(チョロい)。

    恋愛話を掘り下げすぎないのは、さすが著者かなと。

    0
    2026年08月13日
  • 喋々喃々

    Posted by ブクログ

    東京に残された古き良き文化を感じる。栞は日本の奥ゆかしい女性像という感じで、読んでいても憧れる。着物で生活してみたくなった。
    雪道と別れたのは花が原因?
    春一郎の栞と呼び捨てにするのは虫唾が走るけれど、イッセイさんとのデートは昭和の白黒映画のワンシーンの様で綺麗だった。

    「お兄さんは?無事にお会いできたんですか?」
    「どこに逃げたんだろうねぇ」

    「お元気で」言うそばから、涙があふれた。
    「お前さん、幸せになるんだよ」
    イッセイさんがそう言って、右手を差し出す。私は、その冷えた指先を両手でしっかりと受け取った。
    一緒に泣きそうだった。
    食事のシーンが多くて美味しそう。
    情景の描写が上手で温か

    0
    2026年08月13日
  • 殺し屋の営業術

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鳥井と鴎木美紅の対峙は、本作の構造的な面白さを象徴していた。鴎木は人間の揺れを読むプロで、嘘や緊張のノイズを武器にしてきたが、鳥井にはその揺れがない。感情も倫理も乱れもなく、行動のすべてが合理性で統一された異質的。だから鴎木は彼を「脅せば動く一般人」と誤読し、自分の観察力が通じない相手だと気づくのが遅れた。この合理性の軸の違いこそが彼女の敗因となった。籠原の女性性が物語の静かな重心として働き、暴力と合理の世界に微妙な温度差を生み、物語に奥行きを与えていた。久しぶりにスピード感ある殺人ミステリーだった。⑤

    0
    2026年08月13日
  • 悲鳴(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人間の醜い部分を詰め込んだ作品だと感じた
    サチの壊れていく心情が鮮明に描写されており、その苦しみに目を塞ぎたくなった
    サチの苦痛は監禁された11年間には留まらず、保護後閉鎖的環境下の抑圧にも強くある
    サチの事を叱責し虐げる周囲から、現代のセカンドレイプや性被害者への誹謗中傷を連想させられた
    性被害者が被害後も苦しめられる世の中は恐らく一生変わることは無いだろう

    0
    2026年08月13日
  • 星がひとつほしいとの祈り

    Posted by ブクログ

    原田マハさん20周年記念カバーの表紙に一目惚れして読みましたがいつもなら読まない系統で新鮮でした。長良川が個人的には1番好きでした。

    0
    2026年08月13日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初の方がどうしても読みづらくて一度距離をとったんですが夏休みに入ったからと改めて時間をとって読みました。小説を徹夜で一気読みしてしまうのは初めてでした。
    事前情報として知っていたのはチャーリーが障がいを持っていて手術を受ける、それによって人の醜さを理解できるようになってしまい、、、みたいな感じだったので終わり方としてはチャーリーは手術を後悔して元に戻るとかなのかなと思ってました。実際読んでみたらそれだけじゃなくて、友情や家族の愛、初恋のような描写もあって本当に多くのことを考えさせられる物語でした。
    最後の一文は読んだ瞬間にそこまで持ち堪えていた涙腺が崩壊しました。

    0
    2026年08月13日
  • 夏のレプリカ REPLACEABLE SUMMER

    Posted by ブクログ

    この上ない満足感。圧巻の一言。
    ミステリーとしてもヒューマンドラマとしても極上の作品であった。
    今後好きな作家を問われた際の回答には森博嗣の名が加わるだろう。
    普段は自分の考えが上手く整理できるかと、少なからず億劫になる感想も今は思うがままに書いている。考えをまとめている場合などではない。

    ここからは少し冷静に。
    作中の登場人物も言っているように一見すると事件自体は地味なようにも感じた。
    それでも退屈しなかったのは西畑刑事や萌絵が次々と仮説を立ててくれたおかげだろう。
    巧妙なトリックも衝撃の犯人も最後まで見破ることができず、ミステリー作品として充分面白かった。
    那古野の屋敷で銃声が響いたシー

    0
    2026年08月13日
  • もういちど生まれる

    Posted by ブクログ

    後味がよくて若者に刺さると思いました。(特に大学生。もしくは大学を卒業した人。)

    量がちょうどよくてすぐ読み終わるのでありがたい。
    短い話が5話にまとまっている構成だが、同一の世界線上で数日の間に起きている話のため、読み進めていくうちにそれとなく伏線回収されていく感じが気持ち良い。(登場人物が全く別の話でつながっていたり、登場人物の謎の言動の理由が別の話でわかったり、など)

    ※軽いネタバレ含む
    どの物語もバッドエンドや胸糞が悪くなることはなく、主人公が辛うじて前向きに進もうとして終わるため、後味もよくて読後感も非常に良いです。

    0
    2026年08月13日