感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2024年03月22日
ある日突然夫に離婚を切り出された沙也加と、その夫が通っていた定食屋の主人ぞうさん。
2人が出会うことで、それぞれに影響しあい、少しずつ人生や気持ちが変わっていく様がとても良かった。
1話1話は長くなく、読みやすい。
ぞうさんと沙也加の関係性が好きだし、ずっと読んでいたかった。
それぞれの人物がとて...続きを読むも丁寧に描かれていて、いつのまにか感情移入して泣いてしまった。
1人でじっくり読むのにおすすめ。
やさしく、でもそっと背中を押してくれるような作品でした。
Posted by ブクログ 2024年05月03日
心が離れていった夫が安らぎを覚えた定食屋の名前が、「雑」。
妻が偵察に行ってみると、ホッとするおふくろの味かと思いきや、すべてが市販のタレの味だった、、、という予想外の展開だった。
登場人物が、みんないい人ではなく、現実にいそうな人ばかり、飛び交う本音が共感できる物語だった。
Posted by ブクログ 2024年04月22日
コロナ禍もすでに遠い過去の出来事のようだけど、町の飲食店は大変だったろうな。飲食店めぐる、あの騒ぎはなんだったんだろう。次は、もう少し賢い対応できるかなぁ。それにしても、ここまで世間知らずのお嬢さん…。未練がましくしないで、サッサと貰うもの貰って別れればいいでしょ!
Posted by ブクログ 2024年04月21日
から揚げ、ハムカツ、コロッケ・・
美味しいものが食べたくなる1冊!
定食屋「雑」という名前はどこから来てるんだろう、と思いながら読んで言って、「ああ、なるほどね」となる部分が思わずニッコリしちゃいますね。
店主とバイトの方のやり取りが微笑ましくて、お互いに思い遣りのある方なんだなと思いました。や...続きを読むっぱり原田ひ香先生の描く登場人物は心の暖かい持ち主ばかり。
定食屋「雑」ではないけれど、近所の定食屋に行きたいなと思ってしまう本でした!ああコロッケ食べたい〜〜〜
Posted by ブクログ 2024年04月20日
原田ひ香さんの本は、日常口にする食べ物がおいしいだけでなく、生きる活力になる感じが好きです。本作も読み始めたら、一気に読んでしまいました。主人公は離婚話を切り出された女性で、定食屋にひょんなことから副業バイトで働き始め、いろいろな人との出会いでしぼんでいた花が生き生きしてくる様子が小気味良かったです...続きを読む。
Posted by ブクログ 2024年04月15日
期待より遥かに良かった。
「コロッケ」「トンカツ」「から揚げ」
「ハムカツ」「カレー」「握り飯」
6話収録の連作短編集だが長編小説のような味わい。
料理の描写もさることながら、本作では登場人物の心理描写が秀逸。
突然、夫から離婚を切り出された主人公・沙也加が、偵察を目的に働き始めた定食屋「雑」で...続きを読むの様子が逐一目に浮かぶ。
沙也加、店主のぞうさん、常連客の高津さん、様々な事情を抱えながらも、皆が懸命に生きている。
『遠くの親類より近くの他人』とは良く言ったもので、情の深さに目頭が熱くなった。
最終話とエピローグがとても好き。
Posted by ブクログ 2024年04月13日
さやかの運命の出会いは、元旦那じゃなくてぞうさんだったんだなー
ぞうさんにとっても、さやかとの出会いは大きかったんだな。
ぞうさんに出会って、一緒に働くうちにどんどんいろんな事を受け入れて変わっていくさやか。
器の大きい素敵な人になっていく分、なんだか旦那はちょっとね…ちょっと…だわ。
Posted by ブクログ 2024年04月08日
相変わらず美味しそうに描写される食べ物たち。特にスパゲッティサラダが食べたくなった。
みんなそれぞれ悩みや嫌なことはあってきれいに解決するわけではないけど、それと同時に笑えることや希望もある。少しでも長く「雑」が続いてくれればいいなと希望が見えるラストだった。
それにしても、甘い味付けは結局どう...続きを読むなったのか、気になる!
Posted by ブクログ 2024年04月01日
完全にカバーイラストのコロッケに惹かれて。
昔ながらの食堂の女店主みさえの下でバイトをすることになった沙也加。
70代と30代の女性。性格も嗜好も真逆のような二人だけれど、お互いに程よい距離を保ちながら関係を築き、同志になっていく。
彼女たちの生き方や決断に、読んでいるこちらが励まされる。
Posted by ブクログ 2024年03月24日
原田ひかおり、好調だ。矢継ぎ早に違う設定の物語をよくだせる。ただ、ほっこりさせるのはいいが、今回の主人公の一人、おばあさんの方は今ひとつなぞ。なぜ姓が同じなのか、よく分からない。結局結婚したってことなのか。説明不足。
料理もそれで読ませるほどは美味そうではない。
それにしてもコロナの飲食店への影響は...続きを読む大変だったよね
Posted by ブクログ 2024年04月29日
汚くて不味そうな定食屋がだんだん美味そうになり、人も(主人公格の2人)だんだん明るく前向きになっていく。
最後はコロナ禍にも負けず、「悪いことばかりじゃない」と救われるストーリー。
Posted by ブクログ 2024年04月28日
原田さんのご飯モノ小説。小さな定食屋さんの経営者とバイト女性、集う客とのありきたりの日常をリアルに描いていて、時に切なくなる。
コロナ時の飲食店の辛さもキッチリ書いていて、今更ながら○○警察の怖さを実感した。
Posted by ブクログ 2024年04月19日
夫が出ていった後、定食屋で働き始めた沙也加。ぶっきらぼうな店主と美味しい料理。店主の過去。
面白くないわけじゃないけど、テーマが何なのか分かりにくい。読後何が残ったか?人と人との触れ合いって大事、的な事かも。
Posted by ブクログ 2024年03月25日
二人は結局分かりあえなかった。それはどちらが悪いという事ではなくお互いに譲られない部分があった。しかしぞうさんと主人公の調味料のやりとりではお互いに歩みよる事ができた。
淡々とした中身ながらも面白くほっとしたという感想だった。
Posted by ブクログ 2024年03月23日
前に読んだやつも
いただきものだった
今回も気づいたら家にあったので
冊数稼ぎで読んでみた
うまそうがすぎるのよ
そんでそれだけじゃないのなー
前に読んだやつより
ずっとよかった
食べ物が絡んでなくても
いい話なのでは?と思ったけど
きっかけには必要で
この作家さんの魅力もそこなんだろうし
うまそ...続きを読むうだし
人様にもらえなかったら
たぶん、読むことはないんだけど
腹ペコたちにはオススメしたい
いや
腹ペコで読んだら辛いから
飯くってから読んだほうがいい
星は3つ