ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • あなたの人生の物語

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    テッド・チャンは素晴らしいSF作家、人間の内面に長く目を向けてきたのだろうなと思う。
    登場人物のほとんどがこの世界で生み出されたとは思えないほど、正しく小説の世界に生きている。
    設定を死なせてしまうような登場人物の動かし方をしない。

    ちょっと『息吹』と比べると若干読みにくい印象だった。日本語に翻訳するのが困難だったのかな?それでもこの大仕事をやり遂げた翻訳者の皆様に敬意を表します。

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    2026年05月26日
  • ポンコツ一家

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    笑えて泣けるお話でした。にしおかさんが家族に真摯に向き合って日々闘って寄り添ってるのが伝わってきます。離れて暮らす母親や妹のこと、父親の介護のことを思い出しました。

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    2026年05月26日
  • 掬えば手には

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    何もかも平凡で、突出した何かがないことにコンプレックスを抱く主人公。
    確かに目立つ特技がある方が注目される面はあるが、目に見えないその人の内面的な魅力が大事なのだと主人公を見て思った。
    普通がダメなんてことない!!
    サクサク読み進められる一冊。

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    2026年05月26日
  • ある警察官の奇妙な告発にまつわる諸資料

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    とても面白かった!
    先の展開をそう簡単には読ませず、そのくせテンポがよいので期待が落ちないまま最後まで読めた。
    供述調書や資料に共通する手掛かりがいくつか出てくるのだが、ちょうどよいタイミングで回収されるので、手が止まらなかった。
    著者が次のホラー小説を企画しているのならぜひ読みたい。

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    2026年05月26日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ───── あの人が死んでしまったら、とても生きていけないと思った、あの幸せの絶頂の一日から六年が経ち、あの人は死んでしまったのに、私は、まだ、生きている。


    大好きな辻村深月さんの小説ということもありますが、タイトルと表紙のインパクトに惹かれて手に取った1冊。
    まずは、辻村深月さんがこんなにもダークな小説を書くなんて…!と驚きでいっぱいです。
    この作品は主人公の目線と主人公の友達の目線の2つに分かれています。私は2日かけて1つずつ読んだのですが、この2日間とても心が重くなりました。
    「恋と友情、あなたならどっちをとる?」
    1度は誰かに聞かれたことのあるこの問題の難しさを身にしみて感じられた

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    2026年05月26日
  • 看守の信念

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    うおお、またもやられた。個別のストーリーの緻密さもさることながら、最後のギミックも最高だった。かといって別に奇を衒ってるわけでもなく、陳腐な感想だけど本当に上手いとしか言いようがない。羨ましいストーリーテリングの才!

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    2026年05月26日
  • 空、はてしない青 下

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    自分も死ぬならこうやって死んでいきたいな。
    誰かに看取られながら、年老いて生活が辛くなる前に。
    それで最後にうんといきたい場所を堪能して、死んでいきたい。
    美しいとかそういうことよりも、死までのストーリーが羨ましい。

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    2026年05月26日
  • 多類婚姻譚

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    ネタバレ

    凪良ゆうさんの作品はやはり穏やかな気持ちでは読めない。みんなどっかおかしくて、苦しくて、健気で。必ずしも本人のせいではない部分もあって。。。人生って難しいな、現代社会人の悩みは複雑だなとあらためて実感した。ただ、それぞれの問題の一筋の光が見えるのは救いだった

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    2026年05月26日
  • あるネット掲示板の奇妙な書き込み

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    複数の2ちゃんスレに共通する奇妙な書き込みについて調べていく話。

    2ちゃんスレ形式の本が好きすぎるゆえのこの評価。オカルトスレとか日常スレ、幼女アニメスレ等一見なんの関係もないようなスレに謎が散りばめられているのが良い。スレと考察がちょうど良い割合で載っていてサクサク読めた。第二弾出て欲しい。


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    2026年05月26日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    自分が想像していたイギリスと現在のイギリスは全く別の世界で、とても驚いた。時々出てくる旦那さんの行動がちょっとツボ笑

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    2026年05月26日
  • 野兎を悼む春

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    シリーズ3作目

    ペレスと恋人フランの出番が減り、ペレスの部下サンディおよびその親族が主軸となるストーリー

    前作の解説者がシリーズ2冊目までのとある共通点を挙げていたのが頭に残っていて、違った楽しみ方ができた

    今作もその点を踏襲していればこの人物が、、、
    と読み進め、23章開始の時点でピンと来た

    今回は最後まで真犯人が分からず
    良質なミステリーだった


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    2026年05月26日
  • 汝、星のごとく【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    2026/05/26読破
    2023年本屋大賞作品

    瀬戸内海にある島で、であった男女がすれ違いながら大人になり、自分の考えを持って人生を決めていく話
    月に一度私の夫は恋人に会いに行く
    から始まる本文
    読み進めるうちに、暁海も母親と同じような生活になってしまったのか。(島特有の狭い常識にとらわれ逃げられなくなった)と考えていたが、実際は自分で人生の選択をし続けた結果ということがわかった。
    また、それまでに男女格差、親の問題、恋人との問題等色々抱え倒れそうになりながら周囲の人と関わり考えることで最終的に自分の大切な人を大事にしていることがわかった。
    自分がどこに属するかは自分で決めるという意思があ

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    2026年05月26日
  • 竜の医師団4

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    回を追うごとに魅力の増すハイ・ファンタジー。竜と人間の関係性などの世界観が作り込まれているから没入感がある。
    架空の世界にリアルな医療知識を持ち込み、老化と尊厳、奇形と優生思想など現代医学では触れにくい題材も巧みに料理していると思う

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    2026年05月26日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    上司にすすめられて読んだ。
    絶対に一気読みすべしだ。今回は爆弾犯が刑事より上手だったということか。
    人の命の重さは同じ、と皆言うけど、本当にそういう場面が訪れてもそう言える???
    人はいろんなところで無意識的に優劣をつけてる。
    これまでもこれからも、タゴサクは生まれるべくして生まれていくのだろうと思った。ただ、それを妨げるのも進ませるのも、人間。
    私にできることって何なんだろうか。

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    2026年05月26日
  • 多類婚姻譚

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    ネタバレ

    待望の新作。
    仕事終わりに本屋に寄り、発売予定日の前日にゲット。帰宅して読み進めた。

    凪良ゆうさんの、
    マイノリティの心情をやさしくあたたかく描けるところが何よりもすき。
    今回でいうと、『Thank you for your understanding』 がまさにそれでした。

    短編集で繋がっていないように見えて、
    実は繋がっている感じも大好きです。

    【本屋さんのある街で】を最近読んだので
    より一層物語のイメージがしやすかったです。

    ー世界中に認められなくてもいい。
    ー大事な人にだけわかってもらえれば。

    本当にその通りだと思う。

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    2026年05月26日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ネタバレ

    これが叙述トリック…
    どんでん返しミステリーとしてTwitterでたびたび紹介されていた為、ミステリー好きとして読まなければと使命感に駆られて読みました。
    みなさん書いてるようにエログロ注意ではあるものの、スラスラと読めてしまうので2.3日で読み切りました。

    まさか稔が父親だったなんて…?大学生や若い子たちをナンパして次々とホテルに誘えるとは、どれだけ整ったお顔なんでしょう笑
    ということは、なんの罪もない息子はただ雅子に部屋を荒らされていた(詮索されていた)だけだったということ…?息子は父親の犯行にどこで気づいたんでしょうね。知る由もありませんが。

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    2026年05月26日
  • 魔法律学校の麗人執事1 ウェルカム・トゥー・マジックローアカデミー

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    古今東西よく見かける、語り尽くされてにた魔法学園✖️主従✖️男装✖️ほんのり恋愛モノだけど、そこは作者の強烈なキャラ造形のおかげで面白モノに様変わり。魔法を法律に見立てて、ゴリ押しで進む脳筋力技なのも爽快。主人公が心身共に強いのもいい。恋によろめく乙女心もリアリティあり。
    なによりも、最後の最後にちゃんとミステリー要素も盛り込んであって、ロジカルパートもしっかりあるところがよきかな。

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    2026年05月26日
  • 踏切の幽霊

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    久々の一気読み。読む手が止まりませんでした。タイトルのとおり奇妙な物語ですが、点が線となり、謎だった部分が徐々に分かっていく感じは正にミステリでした。
    作者さんを深掘りしたくなりました。

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    2026年05月26日
  • 武家女人記

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    私の好きな時代小説作家、砂原浩太朗さんと青山文平さんは、いつも最高です。
    今回も、多数の思いが溢れる武家の世界を知れました。良い人だけでは無いところが、凄い。

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    2026年05月26日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    人生で1番好きな作品

    良くあるのは主人公がどんどん成長して困難を打破する系だが、青柳は周りに助けられ人との繋がりでなんとか立ち向かっていく、こういう主人公も素敵だし無意識に応援している自分がいた

    重めのテーマに、鬼気迫る逃亡劇のはずが、それを伊坂マジックで柔らかな甘みに似た抑揚が混ざり合い、
    息切れすることなく青柳とともに完走できた

    理不尽な権力やエゴが渦巻く世の中で、物語の主人公側ではない人が生き抜いていく様を体現しているんだろうな

    たいへんよくできました

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    2026年05月26日