小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
先日、第1子の妊娠がわかり、幸福と不安を感じる日々を過ごしてたので、思わず本作を手に取りました。
前半の出産パートは、自分でもだいぶ調べていたこともあり、そうだよなこんな感じだよな、とより具体的なイメージを膨らませることができました。
後半の育児パートは、戦慄しました。妊娠中から若干に感じている夫との気持ちのギャップ。お腹に宿しているからこその、孤独と責任感。産んだあとは、こんなもんじゃないのかと……大変びびりました。
でも、そんな辛い時間もいつかはかけがえのない思い出になる、というのも母親の特権だと考え、先輩方の後に続き、肩の力をぬいて頑張ろうと思います。
あと、夫にも読んで欲しいです。 -
Posted by ブクログ
【著者について】
初めて読む著者です。
【本の概要】
学生時代のサークル仲間が集まり、大雑把に言うところの密室殺人を解決していくストーリーですが、設定が個人的には目新しく、古臭さはありませんでした。
【総評】
なんといっても最後数ページのどんでん返し感が素晴らしかった。あくまでどんでん返し「感」で、叙述トリック的な全てをひっくり返すようなものじゃないところもまた良かった。
解決に向かう推理過程が意外とあっさりだったり、個々人の掘り下げがあまりないため、主人公となって思考を巡らせるというよりは、面白いストーリー
にのめり込んで読んだという感じ。記憶を消してまた読みたいというのはまさにそのとおりだ -
Posted by ブクログ
『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』から初めて手に取った1冊。
現代小説のラインナップに目を通し、「日野啓三」に目が留まる。聞いたことも見たこともない作家だ。「開高健」は知っている。私と同じ大阪生まれだから。だが今回はどうしても日野啓三という作家を知りたくて本書を選んだ。
目次を見て驚いた。日野の作品に「世界という音-ブライアン・イーノ」とあるではないか。ロキシーミュージックのメンバーでアバンギャルドなメイク&衣装でキーボードを弾き、ソロになって数々の環境音楽(聴く者に能動的態度を取らせることなく耳に届け、それでいて聴く者の音楽的意識を高ぶらせる音楽)を今も世に出し続けているあのブライアン・