小説・文芸の高評価レビュー
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少子高齢により過疎化が進みつつある日本。その地方にあるさびれて深い自然。それが迫ってくるような気配を感じてしまいました。
萩焼、狼犬、被爆した資料、隕石、海亀。これらをモチーフにして、様々な人間模様が心の細かい動きを捉えながら語られていく。少し普通ではない?かなりオタク的に何かにのめり込んでいる人を中心にして(何を持って普通なのか?と言う難しそうなことはとりあえずおいといて)。どの短編も、読み終わった時に少し寂しい気分になる。
よく伊予原さんの作品は科学?というか理系の作品だと言われることがあります。でも、「月まで・・・」や「宙わたる・・・」でも感じたのですが、科学的な説明はあくまでエッセ -
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イギリスの裕福な家庭の子供たちが通う歴史の古いパブリックスクールで、先生を務め終え退職後も母校の隣に住んでいたチップス先生の回想録。
最近文庫でもページ数の多いものに疲れてきたので、この100ページちょっとの本ならすぐに読めるかなと思って。
先生は、次々に卒業していく子供たちには、真面目で平凡な紳士と思われていたが、授業は後々まで語られるくらい冗談交じりの愉快なものだった。
独身者の寮に、退職まで長く住んでいたが、若い頃に一度結婚したことがあった。山で知り合った、キャサリン・ブリジスという女性で、この明るく聡明で、美しい人はすぐにみんなの人気者になった。
彼女の影響でチップス先生も注目さ -
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作風はまさに会話劇です
登場人物の会話が中心となり物語が進行されます
リアルな会話口調なのでひとつのセリフがめちゃくちゃ長いです
それが読みやすいと感じる人もいれば、読みにくいと感じる人もいると思います
私はテンポ良く読めて心地良いと感じました
登場人物の思考もひとつの文章がとても長いです笑
でもそれがとてもリアルに感じます
あ、こういう考え方の人...今の時代なら結構いるよね...
ってなんとなく感じる人物描写でした
自分の価値観を他者に押し付けることについて考えさせられます
相手の幸せを望む祈りのような要望だとしても、それが相手の本当の幸せとは限らない...
読みながらそういうことをたく -
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ジョーン・ヒクソン版のドラマは観たことがあったのだけど、あまり内容を覚えてなかったので、普通に新鮮な気持ちで読み始めた。
ドラマは語り手というものがないから、小説だとけっこう印象が違ってて、マープルの出番が思ってたより少ないなと思った。
しかも、初めて言及されるシーンではあまり良い印象として語られてなくて、ドラマもキャラクターも全く知らずに読んだら、マープルの印象ってだいぶ違ってたかも。
ただ、語り手が牧師さんでわりとフラットな見方で物語が進むから、びっくりしたのは最初だけだった。
ドラマは演出によるミスリードで、より誰が犯人であってもおかしくない感じが強いけれど、小説も絞れはすれど確信は持て -
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下巻の要約は本書カバー見返しに書かれてあるとおり。追われる身となり潜伏中のアパートで、ビリーはある雨の夜、男たちから酷いことをされた女の子アリスを助けてしまう。
仕事の残りの支払いはされず、傷ついた女の子を追い出すわけにもいかず、ビリーは身動きを取りづらい状況に追い込まれるが、自分をはめた連中、そしてアリスを傷つけた男たちへの制裁に、ビリーは仕事の相棒バッキーの手を借り、動き出す。自伝の続きを執筆しながら。
さて、ここから少しネタバレモード。
ビリーが助けた女の子アリス。21歳になったばかりというが、見た目はティーンエイジャーにも見える美少女。アリスといえば、キングの作品では『セル -
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手配した時はわかってたはずだけど、手に入れたときは本の内容をすっかり忘れ、
タイトルを見て、対馬の海にまつわる小説、と思ってしまった。
TBS日曜劇場の「海に眠るダイヤモンド」の影響か。
読み始めてすぐ気づく。これは実話つまり著者の取材に基づくノンフィクションだ。
内容は、、凄まじい。
一台の乗用車が海に突っ込み、運転していた男が死ぬ、というところから話は
始まる。その男が、JAで何年も売上日本一になる優秀な営業マンだった。
対馬のような人口の少ないところでどうして?
取材を重ねるうちに、彼がやってきたことがどんどん暴かれる。不正だ。
何か月か前に読んだゆうちょ、かんぽの不正が被る。
そして、 -
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ネタバレネイルで怒られた後、親御さんたちに批判ありながらも、決して無駄ではなくて、その出来事あったからこそ泰子先生のお話も聞けたんですね。間接的に、泰子先生が言った働き屋の綺麗な爪ってセリフ、ジーンときた。
両思いで、実はお互いココアさんと心で呼び合っていて、恋文のところは胸いっぱいになった
緑の絵画のところとか、全部短編だけどつながってて、ホッコリする、幸せな気持ちになれる本。
あつこの夢はきっとかなう。きっと素晴らしい翻訳家になるわ。私が保証する
その言葉が、どれだけ心強かったか知れない。自分の未来に託すことができた。
トリコロールの最後、個人的に好き。
一秒先のことも知らされないまま暮らしてて、 -
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初めましての本屋さんの棚で、面白いタイトルだと思い購入しました。
めちゃくちゃ笑ったし恐怖しました!
これは素晴らしい作者さんに出会ってしまった、と大型書店さんで追加で著書を2冊購入し、安心して最後まで読み終えました。
知らない世界の事ばかりで、本を読んで世界が広がっていく感覚をこれでもかと味わいました。
早く次の本を読みたいけれど、この1冊の余韻にもう少し浸っていたいから、別ジャンルの本を読もうかなー。
いやしかし、この本を読んで鳥類学者になりたかった鳥好き人間かのような錯覚になっているので、
急いで買いに行った2冊のうちの1冊を読みたいと思います! -
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ネタバレワインバーを営むお母さんの死をきっかけに始まる30代未婚女性の物語。口を聞くことのない同棲相手、愛人契約を持ちかけてくる年上男性、既婚の余裕で誘ってくる年上男性、優しくて自分のことを大切にしてくれる男性、お仕事仲間の可愛い年下男子(同居中)、などなど、、、恋多き女性の悩み辛みを描く文章。人生って大変だぁ、30代の私よ、もう少し落ち着いたプライベートを送っていてくれい!と思ってしまった笑
・お店が飲みたくなるきっかけ"HALT"
→Hungry Angry Lonely Tired
・してもしなくてもいいのだ、と気づいた。恋なんて。誰に強いられることもなく自分が望んなのな -
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ジェインの人生は波乱万丈だったと思います
運命さえも自分の手で切り開き、理想を追求する姿勢にプライドを感じました
「わが娘よ、誘惑より逃れよ」
「正しくあれ」と念じる本心
大事な場面で必ず現れる「神」には圧倒されます
愛する人のもとを立ち去らなければならなくて、心が葛藤する時に聖書の一部が神を裏付け
家を出た孤独と空腹に苦しむ時に神を意識させる
清く美しいですが、なぜこのような試練が?
ちょっと過酷すぎました
そして牧師のセント=ジョンとの出会い
彼はジェインの命の恩人で、立派な方だとは思いますが、なぜか狂気も感じ怖かったです
愛を知らない彼が神に近いとも思えないのですが…
私は -
Posted by ブクログ
良かった、期待以上の青春、終わり方だった。
あらすじは、
秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。シニアリーグで活躍する航太郎が選び取ったのは大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て、父と約束した甲子園目指して、息子と菜々子が、大阪にいく。
不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?
栄光からの挫折、そして人として立派に終わっていくのだろう...。
監督と選手の確執、親同士の確執もあるある...。
終わり近いストーリーに涙がこぼれました。
高校野球ファンだとさらにおもしろさが増すスト
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