小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレワシントン・ポーシリーズの第5作
シリーズを経るごとにページ数が増えていって、遂に上下巻になった。威圧感はあったものの、実際読んでみればむしろこれまでよりも読みやすくて上巻はあっという間に読めた
これまでの策謀を巡らせに巡らせた犯人による重大事件とは一風変わって、ドイルに容疑がかけられた事件の方は密室殺人になっていて、その辺はポピュラーなミステリになっている。でも捜査すればするほど謎が増殖するのはやはりワシントン・ポーのシリーズだなって思った
随所随所に日本(西表島、フグ)が出てくるけど、果てしてどういう関わり方をするのか気になる
意外とドイルこういう状況だと弱気になるんだなって面白かった -
Posted by ブクログ
『選挙って、ちょっと面白いかもしれない』
政治物としても、恋愛物としても、言葉の教科書としてもいろいろな楽しみ方ができる。
軽率にもスピーチしてみたくなってしまった。
この本が書かれてから10年以上経ってるのに今の日本の話かと思った。
選挙のスピーチの準備って回りくどいことや無駄なことが多くて戦争みたいだと思った。
立候補者の本心がどこにあろうと、良いように聞こえることしか言わないから悪いところは探さないと分からず、有権者も賢くいないといけない。
本心を見抜き、自分の考えに近い人や政党に投票ためにも自分で考え取捨選択する力が必要だと思った。
スピーチライター頼まれた人がその政党の政策に反感を持 -
Posted by ブクログ
犬という生きものは、いったいなんなのだろう。
絶対に裏切らない愛情をくれて、深い信頼関係を築ける存在。
それでいてあくまでも獣であり野生を宿す生きもの。
虎と名付けられた大型犬と暮らした主人公まどかは「あれが、あれこそが愛だったと確信している。虎は、私が所有した唯一の愛だった」「大人になったいまでも、虎以上に信じられた存在はいない」と、語る。
千早茜さんの文章は、自分がその場にいるかのような体験をくれる。
その文章で描く犬たちの姿が、鮮烈なアフリカの情景の中で生き生きと躍動する。
犬好きの私にとってはたまらなく魅力的だった。
物語は子どもの頃のアフリカでの日々と、32歳の現在の日々が交互 -
Posted by ブクログ
本友から随分前に面白いと聞いていた。でも実物は凄く分厚い(500頁弱)し、しかもイラク。ターバンの人達?過激派イスラムの国?位の認識のどうしたってテリトリー外なのだが、高野さんのXを見てこの人の書く本是非読んでみたいと思ったのがきっかけ。
傑作と言って間違いないかと。
読んでるそばから面白くそのエネルギーは最後まで続く。私の知らないイラクのお話が超展開されていた。
探検、探究譚という感じだろうか。
チグリス川とユーフラテス川の交わる大湿原地帯(アフワール)をタラーデ(三日月型の梃子ぎ船)で巡りたい
という最終ゴールに向かって本当に紆余曲折の記録だ。
面白いのは、旅の前の準備からだ。
そ -
Posted by ブクログ
ネタバレ首相暗殺の犯人に仕立て上げられた元配達員青柳の逃走劇。
生き延びていて本当によかった、!
その生き延びている事実を大事な人たちに伝えに行く時の伝え方が伝えられた当人にしか分かり得ないやり方で、よかった。
1人の何の罪もない人間が濡れ衣着せられて、最後には顔も変えざるを得なくて、周りの大事な人達が亡くなって、喪失感のある読後感になってもおかしくなかったのに、ほわっと温かい気持ちになった。味わったことのない読後感だった。
逃走経路や手段が実生活に即していて緊迫感とリアルさがあった。参考文献を見た感じからしても、本当にたくさんの本を読んで、その道のプロに話を聞きに行っていて、作家さんてすごいなぁと -
Posted by ブクログ
一応はミステリに分類したけれど、ファンタジーあるいはSFにも分類できそう。舞台は、神聖カナム帝国の辺境。雨期になると、東の海から巨獣リヴァイアサンが上陸を試みてくる。それを防ぐために帝国は三重の環状防壁を築き、さらに海岸線近くに臨海防壁を築いていた。そして人と資源を軍団につぎ込んで国を守っていた。このへんの設定は、『進撃の巨人』を思わせる。もしかすると、作者は読んでいたのかもしれない。
そして、上陸を阻止した巨獣の死体から流れ出した血がしみ込んだ土地からは、変異した植物が生えてきた。これらの植物の不思議な力を利用して、動植物を<生体改変>している。これは人間にも応用されている。主人公ディ -
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中盤以降は読む手が早まった!!
正直、こんな密室に閉じ込められて殺人も起きているこの空間で、こんなに落ち着いていられるものかと思ったが。
推理もの特有の「犯人はこの人かな」でなんとなくわかり、へーという感じだったがラストのエピローグで絶望へ真っ逆さま。
「愛する誰かを残して死ぬ人と、誰にも愛されないで死ぬ人と、どっちが不幸かは、他人が決めていいことじゃない」
「愛する家族がいるから、恋人がいるからと命乞いをする」
命の重みは愛されている数ではない。
命の重さは皆平等。
犯人の命の重さも平等か?
自分がその場にいてあのラストだったら精神が持たないと思う。
普段ミステリーはあまり読
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