小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
13もの密室トリックのミルフィーユ、それを包み込む大きないくつもの謎。なんともボリューミー。
13の灯台と壁に囲われた石球城の世界に迷い込んだルーク。13の灯台の灯台守が次々殺害されていくのを食い止めようとロメリアと奮闘していく。
ファンタジーな世界観の中、ストーリーが進む。「結晶髑髏」なんて出てくるんだから、トリックが魔法であっても不思議じゃない世界なのでは…と思いきや、えっと、これはSF?
密室トリックはちょっと無理があるのでは…と思ったものの、ちゃんと物理的なトリック。そんなすごい密室トリックを連投されたにもかかわらず、それより気になる大きな謎・謎・謎。ルークはどこから来たの?ルークが元いた世界と違い太陽がないのはなぜ?壁の向こうは?等々。終盤は謎の回収で目が離せなかった。
そして最後の最後には素敵なシーンが。いろんなものが詰め込まれた一冊で大満足だった! -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃおもしろかった!!!
リリー・ジェームズが好きで見た高慢と偏見とゾンビがすごーく面白かったのに、高慢と偏見読んでないから元ネタが全くわからず(なぜパロディから先に見るのか?)悲しかったので読み始めた…が、古典苦手意識が強すぎてか、2ヶ月ほどのろのろ、のろのろ…間にバターとルリユールをはさみ、、、、長い戦い?がやっと、やっと終わった、、、、
実際は最初の部分に数ヶ月かかって、中〜後半はおもしろすぎて爆速で。なんじゃこりゃ、ってほど面白くなってオドロキ、オドラデク。途中キレ散らかした部分あったが、、。笑。ほんとうにいい訳だった。
これでやっと高慢と偏見とゾンビがよめる♡そして傲慢と善良も読む♡
あとがきで知ったのですが小尾芙佐先生訳あるらしいので、それも!!オースティンの他の作品も読みたいなー。、、これが、英米文学沼…! -
Posted by ブクログ
かく言う私自身もろう者であり、かつて全国の聾学校に理容科が複数存在したという歴史は知っていた。本作は、その発祥の地である徳島をモデルにした物語だ。
三世代にわたって描かれるのは、人と人との“つながり”。そこに障害の有無は関係ない。
かつて偏見や差別によって虐げられてきたろう者たちが、社会を堂々と歩き、自分らしく生きられるようになるまでに、どれほどの紆余曲折があり、幾多のバトンタッチがあったのだろうか。
過去は変えられない。過去についた傷も、どう足掻いても無かったことにはできない。だが、未来は変えられるはずだ。そのために必要なのは、どちらか一方が“変わる”ことを強いられるのではなく、お互いがお互いを理解し、ともに歩んでいくことなのだと思う。
ろう者は決して、障害があって周囲から助けられなければならない弱者ではなく、ただあやつる言語が違うだけの対等な場にいる隣人なのだ。 -
Posted by ブクログ
読み初めてすぐにあっ!これ読んだ事あるやつだ!と気付き…再読となったけれど新鮮に楽しめた!
自堕落サイコー!
オタクサイコー!
友人同士の同居サイコー!笑
ほんとに羨ましい
一日中引きこもって時間も自由に読書三昧
そしてその自堕落さを他人の目のある中でも平気で全うできるって(笑)
本当に良い関係(^^)
飾らず気取らず気にせず…気にもならず、好きなことを好きなように出来るって最高の幸せ❤︎
その延長線上に皆で共有出来る生きがいまで見つけてしまって読んでいるこちらまで楽しくワクワクしてきた!
元気もらったなぁって感じです
これ是非続編を!
その後の3人を是非読みたい! -
Posted by ブクログ
ネタバレ汝、星のごとくの映画を観る前にこちらのスピンオフを読んでおきたくて読みました。期待どおり、いや期待以上にとてもよかった…!
浮かんでくる瀬戸内の美しい情景、夫婦という形の様々な在り方、仕事を持つということの大切さ、人はひとりでは生きていけないということ。
一言では言い表せない余韻がじんわり沁みる、切なくも温かい作品。
と、言いつつも「春を翔ぶ」ではあまりにも北原先生が自己犠牲の善人すぎて、明日見にもちょっと苛々させられたりしたのは私だけかな…
それでも読み終えるころには北原先生の生き方や考え方や愛情表現の仕方があまりにも素晴らしく、この人がいなかったら結の人生も、そして暁海と櫂の人生もまったく違うものになっていたのだと思うと心が震える。暁海との互助で結ばれた夫婦関係が年月とともに穏やかに変化していく様子に胸を打たれた。
本作のタイトルでもある「星を編む」は植木と二階堂の編集者としてのお話。ふたりとも仕事が超できるかっこいい人なんだけど、そこに至るまでには当然いろんな失敗や後悔や葛藤があった。二階堂が旦那から離婚を切り出され、飲みの席でひと悶着やり、そこから白岡と話して、最後植木と会って「疲れちゃうよね」「いやんなっちゃうね」と短く会話を交わすまでの描写がとても愛おしかった。
そしてそのあと、タクシーの運転手が「おめでとうございます」と言うところ。
自分自身、似たような経験があって、友人に「最高じゃん」と笑ってもらえたときにすっと心が軽くなったことを思い出した。二十代の時だったらここシーンの意味はあまりよく分からなかったと思う。自分自身に置き換えてという話でいくと、ちょうど最近は仕事のことでも迷走しているので、色々と考えさせられるものがあって苦しくもなったなぁ…女が育児と仕事を両立させるということはやっぱりなかなか難しく、凪良さんはそのあたりの問題提起を作品に落とし込むのが本当に上手いなといつも大共感してしまう。
「波を渡る」は晩年の北原と暁海の視点が交互に描かれている。
暁海のお母さんがちゃんと自立して幸せになったのが本当によかったなぁと思った。
北原と暁海、ふたりの夫婦としての形は他者からは理解しづらいものかもしれないけど、離婚話は北原先生が言ったように「よくある話」で、暁海にとっての北原先生は海のような人。
──俺らは、なんやかんや幸せやったんちゃう?
なんやかんや幸せだったなと花火を見ながら思える人生を歩めたら幸せなんだろうなと思うとともに、
汝、星のごとくもまた読み返したいと思いました。
登場人物たちをこんなに愛おしく思えるのは、境遇はまったく違えど彼らの歩んできた道のりにどこか自分自身の人生で味わってきた苦しみや優しさや幸せを重ねてしまうからなのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
「殺したのは自分です。他の二人はやっていません」と3人の中学生(容疑者)が揃って取り調べで主張したことで殺人罪の構成要件を満たさず「嫌疑不十分」となった15年前の事件。この法律の穴を突くロジックの目の付け所はさすが東大法学部卒の著者。まずここで一気に引き込まれる。しかし、本丸はそこから。15年前の事件の真犯人に名乗り出るように迫る誘拐事件が発生。結婚して家族という弱点を持った3人が互いに疑心暗鬼に陥る心理サスペンスにジャンルシフトしていく。同時にまたしても彼ら3人の手のひらで踊らされているのでは?と捜査にあたる警察目線でもハラハラできる。この辺りの二重の構造にハマって一気に読んでしまった。15年前の真相に辿り着く鍵となる伏線の張り方も実にさりげない。お見事。
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Posted by ブクログ
今回のカバーはコーヒーとチョコレート。
確かに今回はコーヒーを飲むシーンが多かった。
シリーズ三作目。
いやぁー、今までで一番おもしろかったなぁ。
表題作の『女と男、そして殺し屋』、これ一本で長編一冊にしてくれても良かった。
どちらの殺し屋も冷静沈着でスマート。かっこいいんだよなぁ。
雪奈の「最後の最後で新キャラが出てきた」には笑った。読者は前から出てきてるあの人だって気づいてるからちょっと優越感なんだよね。
こういうの好きだなぁ。
『父の形見』のラストも良かった。
ここまで読んできてるからこそ、アルバムの写真が一枚抜けている意味がわかる。
えーどうしよう、おもしろいなぁ。
このシリーズはあと2冊。
石持さんの他の作品も読んでみよう。
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