【感想・ネタバレ】無宿人別帳のレビュー

あらすじ

無宿者は江戸制度の谷間──。人別書き、現代でいえば戸籍から除かれた彼らは町内で住居を定めるのもままならず、ましてや定職など持てようはずがない。食い詰めた無宿人から犯罪が頻発したのは当然である……。賭場の喧嘩で八丈島へ流され、赦免船を待ちわびる忠五郎、牢の火事で思わぬ自由を得た平吉、佐渡から島抜けを図る新平、入墨を暴かれて堅気の暮しを失う卯助など、都市の底辺で喘ぎながらも自由と公正を渇望する男達を描いた傑作時代短篇集。

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Posted by ブクログ

新潮文庫「親不孝長屋」の「左の腕」を読んだのを機に、これが収録された元本に手を伸ばした。筆力はさすがだが、1957年「オール讀物」に連載された10の短編集で、載せた順番も考慮されているように感じた。「流人騒ぎ」が良い。13.10.12

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2013年10月12日

Posted by ブクログ

ずいぶん昔に読んでいて
すっかり忘れてしまっていた。

古本屋さん巡りをしていて
ふと目にとまった一冊
久しぶりに読み返したけれども
やっぱり
いいですねぇ
松本清張さん
年を重ねて再読するに耐える作家のお一人ですね
「点と線」「零の焦点」では
全く終わらない作家さんであることを
改めて思いました

0
2011年11月20日

Posted by ブクログ

~内容(「BOOK」データベースより)~
人別書きを持たずに故郷を出奔した者に就く職はない。無宿者は江戸制度の谷間であった―。賭場の喧嘩で八丈島へ流され、赦免船を待ちわびる忠五郎、牢の火事で思わぬ自由を得た平吉、佐渡から島抜けを図る新平、入墨を暴かれて堅気の暮しを失う卯助など、自由と公正を渇望する男達を描いた傑作時代短篇集。
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2009年12月31日

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