【感想・ネタバレ】鎮魂のレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

最初から最後までおもしろかった。単なる半グレと記者のやりとりなのに先が気になって読み進める。やがて謎が重なり答えを知りたくなる。少しずつそれが解明されていく。しかし単なるミステリーではない。加害者、被害者、関係者、さまざまな視点で出来事を捉えることで、物語の深さを感じた。

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正体が面白かったので読んでみた
染井さんの最新作
後味がすごく良い
(ハーピーエンドでは決してないし、バットエンドかと言われるとそうでもない、誰が幸せになったわけでもない、相手を想い、許す許さない関係なく、最後のエピローグ含めて多くの想いが絡み合って終わるところが、表現し難い後味の演出になってるのかしら)

途中から石神がマイキーにしか見えなかったがw
英介と石神の心理戦(読みあい)は、頭の良さ、鋭さ、天性の嗅覚が絡み合って、仕掛け合いのところは非常に面白かった

復讐する側、される側だけの話ではなく
警察内部も、そりゃあるよなの内通犯との最後の絡みも、私は気付けませんでした

京子の妹設定は最後まで気付けなかった

最後の20ページぐらいの盛り上がりと
伏線全部回収してくれたところは心地よさは久しぶりに感じました

フィクションではあるが
ソーシャルで犯人援護の賑やかしなどは
現代に通づするし、自分が英介の立場、海老原の立場ならどうしたか、、、同じことするかな
罪犯しても、復讐してしまうかな。
法治国家である以上だめなんだけど、裁かれるだけでは納得できないかな。当事者と外野の温度感かリアルであり、追い込まれない限り軽はずみなことは言えないけど、家族が当事者になると、自分とか関係なくんだろうなと。自分事化をするのも恐れ多いが訪れないことを祈るってことしか出来ない。。。

ネガポジ関係なく
大変考えさせられる結末で
大満足です


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2024年05月18日

Posted by ブクログ

理不尽に巻き込まれる事もある。
理不尽な振る舞いをする人達は存在する。
理不尽に巻き込まれる事はあり、理不尽はいつ襲ってくるかわからない。
但し、理不尽は人を選ばない・・・

罪は償えるか?
罪は償えない。
罪は一生悔いるべきであり、許されるものではないという事を自覚する必要がある。
罪には浄化できない罪もある。
罪を裁けるのは被害者であり司法を含む第三者が裁くという行為が誤りである。

他人の幸せを理不尽に奪った人が、その後幸せになるという事を法は許しても個人的には許せない。

本書を読んでいて考えさせられました!

日本で1番の半グレ集団の凶徒聯合のメンバーが何者かに次々と殺されていく!?
この、死んでいく凶徒聯合のメンバーは何かしらの表のビジネスで成功を収めた人物達である反面、かつて人を半殺しにして心と身体に生涯残る傷を負わせてきた、出来る事なら自分の人生に関わって欲しくないような人達です・・・
凶徒聯合のメンバー、殺人者、ほぼほぼ関係の無い第三者、警察の其々の視点から物語は進行していく!!!
登場人物達の隠れた関係性がミステリーの要素を秘めている!


反社の人達や、過去に大きな罪を負った者達が胸を張って生きていける世の中だけにはなって欲しくない。

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2024年06月08日

Posted by ブクログ

罪と罰と救済。一度犯したことは消えることなく廻り続ける。後半のたたみかける真実はさすが染井さんの作品だと思った。登場人物に感情移入するタイプの話ではなかったが、登場人物が全員巻き込まれてぎっちりと隅々まで詰め込まれていた。各々の立場での情景が分かりやすく描かれている。真実を知った時、やられたと思った

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2024年06月09日

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