あらすじ
小学6年生の十和は、家族の幸せの形がわからない。楽しい母、やさしい父、かわいい妹。それなのに、どうして心がこんなに荒(すさ)むのか。中学受験に挑む娘と父の姿を通して、家族の成長を描く感動作。人気シリーズ「店長がバカすぎて」の山本猛店長も登場!!
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中学受験。女子は色々あって複雑だよね。キャンプに直前になって「行かない」というシーンに自分にもあったな〜と深く共感した。
スィッチが入ってからの十和の成長ぶりは爽快感すら覚えた。受験前に先生が合格した子ほど、「あそこを間違えた」と言うもの。といわれたのを思い出した。最後の結果発表の焦らされ感がテレビのこの後すぐ!に似てイライラした(笑)
家族って本当に色々なかたちがあるし、あっていいという風潮になってきている。
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これはいいね!早見先生の文章は読み易い
アルプス席の母同様好き
お父さんも好き
簡単な感想しか書けない自分を情けなく思ったけど
色んな家族がいていいように
色んな人がいいよね!
立ち寄ってくれて ありがとう
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読み始めは
中学受験合格に向けての家庭の話
とだけ思っていたが
家族や友人の成長していく話で
最後の展開にはビックリした
店長がバカすぎても再読したくなった!
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素晴らしい1冊でした。買うか悩んで、何回も何回も本谷さんに行って、ようやく購入した本だったけど、買ってよかった。出会えてよかった。
簡単に言えば、中学受験をきっかけに家族とはなにか?家族の絆をより深く、そして築き上げることができるという話なんだけど、頑張りはもちろん、葛藤や無気力、色んな気持ちが感じ取れてとても良かった。
受験、特に中学受験に関してはチームワークで、家族の力がないとなかなか難しい。むしろ合否関係なく、家族が崩壊することだって、自分のメンタルがやられることだってあるはずで。
頑張れば結果は見えてくる!はよくある話なんだけど、それだけじゃなくて…。
結果はどうあれあの時頑張った行動って未来の自分を救ってくれると思う。でも人生は長いからまだまだゴールなんてないんよな。私はもう受験したくないけど……まだまだ頑張れるかもしれないよね。何事においても。
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「受かった。ココに行くことにする。」
「受かったのか…。母さんは反対しているぞ」
40年以上前、大学受験の合格発表を東京まで見に行き、兵庫県の自宅に電話した僕。そして、それに対する父からの反応だ。
表面的には大きく揉めることなく僕の希望が通った。ただ、スッキリした「おめでとう」を聞いていないような気もする。(僕の知らないところで両親および親戚などでいろいろ議論があたったことは後々聞いた)
そんな「あの日」のことを何度も思い出した。当時の選択に対して後悔はないつもりだ。ただ、「もっとよい決着の仕方があったのではないか」と、この物語を読んだことで少し考えた。
(塾通いは未経験。高校進学まで特に何も考えない…。そんな昭和時代の地方暮らしだった。なので、受験らしい受験は大学受験が初体験だったのです)
この物語は、主人公の中学受験を通して、主人公および家族全員の「問題」に対して揺れる気持ちを丁寧に描いている。
小学生がココまで?と驚くことは少し置いておいて…登場人物それぞれの思い、ふるまいから目が離せない。
改めて「家族の幸せの形」について考えた。
と、言いたいのだが、僕自身は「一人暮らし歴40年以上の身」。「考えた」レベルは恐らく非常に限定的だ。
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おもしろかった。予想と違う展開が多くて、やめられなくて一気に読んだ。出てくる人がみんな一生懸命なのも、気持ちいい。
最近は、章ごとに視点が変わる本に当たることが多かったのだけれど、この本は、最初から最後までずっと主人公の視点で書かれている。お話が途切れなくて、感情がよく伝わってきて、やっぱりいいなと思った。
中学受験をした主人公と違って、ぼくは、高校受験が初めての受験になるのだけれど、ぼくの受験も、こんなふうになるといい。行きたい高校が見つかって、そのために家族にプレゼンをしたり、集中して勉強したり、大変だけど、やりたいことのためにがんばる。
残念だったのは、『店長がバカすぎて』の武蔵野書店が出てくること。ちょっとネタバレがあったから、先にそっちを読みたかった。(中2)
Posted by ブクログ
「中学受験」の過酷さに触れ、友だちとの関係にザワザワしたり、受験、結果発表のシーンでは、家族の一員になったような気持ちで、一緒にハラハラしたりしながら読み耽りました。
父と娘、母と娘、姉と妹、祖母と母 それぞれが葛藤しながらも支え合う。中学受験は、その先の家族の新たな形に出会うための通過点になり得るのか
『店長がバカ過ぎる』を一読してから、本作を読むと更に楽しめます。
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中学受験と家族の絆を描いたお話です。
後半は主人公達と一緒に感動して泣きそうになりました。
主人公がかたくなに家族から距離を置いている理由も後半に分かります。
「店長がバカすぎて」のネタバレが最後のほうに出てくるので、未読の方は先にそちらを読んでからがいいと思います。
Posted by ブクログ
久しぶりに読みながらウルウルと涙腺が崩壊しかけました、、、笑
早見和真さんのお話はとても暖かく読み終わったあとに幸せな気持ちに浸れます。
そして、、、店長たち!笑
今回もいい味出してました✨
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「目標」があること、「目標」に向かって頑張れること、頑張り続けられること、その頑張りの成果を感じられること、周りが応援してくれること、喜んでくれること…すべてが眩しくてうらやましい。私の人生で、主人公やその家族と同じくらい一生懸命頑張ったことあったかなあ…ない気がする。
Posted by ブクログ
四人の小学生が中学受験を目指す物語。
明確な意思を持って目指す者、親の期待に応えたい者、仕方なく塾に通っている者など。
主人公の十和は、最近ギクシャクしている父との距離を置くために塾へ通い始めた。最初は成績も良かったが、受験が近づくにつれ成績も落ちていく。塾へ通い始めた目的が逃げであったために目指す中学も決まらず、また仲の良かった友人とも距離が開いていく。
私個人としては中学受験の経験もなく、小学生が自由な時間を削ってまでそんなに自分を追い込む必要があるのかと疑問に思った。だがそれは父親のヨシくんが払拭した。
勉強であれ運動であれ、まだ自分という人間が決定づけられていない時期に遮二無二努力すること、不満を抱えながらもそれを打破して努力すること、そんな経験が出来た人間は間違いなく強くなる。
中学受験で人生を決めるのではない。むしろその後の人生を広げる、かけがえのない成長の記録である。
何かを我武者羅に頑張る子供たちを応援したい、自分もまた背中を見せたいと思える一冊だった。
Posted by ブクログ
読みやすいし、あんまり悪い人がいなくてよかった。
でも、中受で希望した学校(しかも最難関含む)に全部合格できる子がどのくらいいるかというと… という点で見ると、あまり現実的ではないというか、出来過ぎなのではないかと思う。
あと、おばあちゃんを近所に住まわせるのも大分強引だなと、孫のわがままなら聞けるんでしょうか…
Posted by ブクログ
良い意味で期待を裏切る、さわやかで読後感の良い話だった。
謎の大人の存在や、父親の積極的な受験への関わりなど、事件や教育虐待などの不穏な出来事を予想しながら読み進めたら、全くそんなことなくて、ほんとにこんなうまくいくケースがあるの?と思うような終わり方だった。
中学受験する小学生ってすごいな〜と、こどもを育てる親として、ただ感心した。
Posted by ブクログ
家族がよく分からなくなって、思春期に入った十和は母に受験をすすめられる。最後でわかる事だがそれは義父との関係をよくするアイデアだった。受験をする事で家族がひとつになり成長していく。この父の十和への努力は並大抵ではない。途中、まさかの書店店長の山本猛店長、谷原さんらが現れた事には笑えたが。勢いのある作品で読み応えありで面白かった。
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著者の過去作も数冊読みましたが、物語の中でのタイトルの回収方法が見事。読み進めていて、一回本を閉じて表紙をしばらく眺めていた時間がありました。様々な形の「家族」を著者の作品を通してみてきました。
物語序盤の思春期特有の不穏な雰囲気、終盤まで明かされない「あの人」の存在。
どんどんと物語に引き込まれていきました。お涙頂戴の感動はありません。信念を貫き通す強さやスイッチが入る場面のカッコよさで震えました。とてもお気に入りの本になりました。気合を入れる時にまた読み返し、主人公に力をもらいたいと思います。
Posted by ブクログ
中学受験の頃を思い出して、いろいろな自分の昔を考えることができた
小説の内容は、思春期の気持ちが上手く表現してあったし、店長がバカすぎるとの絡みも凄く面白かった
Posted by ブクログ
小学6年生の女の子十和と、その家族が臨む中学受験。
中学受験を通して、勉強だけじゃない、
十和の心の成長と家族が一つになれた心温まる物語。
十和は聡くて、世渡り上手。
心の中で思っていることも、大人みたいだなぁ、
と思う反面、
思春期の女の子の、自分でもどうしようも出来ないイライラや、拗ねたようなやる気のない感じだったり、
父親に対する嫌悪感ゆえの乖離した行動や、
そんなことをする自分への葛藤が書かれていて。
なかなか激しい思春期だなぁ。
父親も優しすぎない?
と思っていたけれど、
幼少期に両親が離婚して、母親がいまの父親と再婚したステップファミリーだった。
と最後に判明して納得。
十和の勉強のゾーンに入ったところと、
家族でパソコンの前に集まって、合格発表をみていた場面がとても好き。
塾の合格体験記を頼まれて書いた、十和の文を読んで泣きそうになった。
「最後の合格発表を見たとき、家族が一つになりました。家族が一つ、みたいな言い方はずっと苦手でしたが、そうとしか言えない瞬間がありました。
あの瞬間のために勉強をがんばったと思えたことが、私の中学受験だったと思います。」
自分の娘の成長を見守っているような気持ちになれた本だった。
Posted by ブクログ
いいお父さんなのになんでここまで態度悪いんどと主人公を冷めた目で見ていたけどそうだったのね…このへんの違和感に気づいて予想できないあたり私は頭が良くないなと思う。
マックに友達と行ったことのない小中学生時代だったのでだいぶ自由というか大人びた行動だなと差を感じた。
受験勉強って大変なんだな。小学生で行きたい中学決めて勉強する。すごい。圧倒的な差を感じる。「頑張るべき時期に頑張れるのは楽。」という言葉も刺さった。本当そうだよね…
目標ができてからの主人公の変わりっぷりというか覚醒は目を見張るものがあるな。とても眩しい。
Posted by ブクログ
してもしなくても良いことだけど、子供の将来のことを思ってする。それが中学受験だと思う。私も去年までその真っ只中にいた。それゆえに共感できる部分も多かった。
他の受験と違って1つ言えるのは、中学受験は親と子がタッグを組んで1つの目標に向かってすることだ。
いろんなことから、目をそらして、なんとなく塾に通っていた十和。
それぞれの違った家庭の事情がある中で、受験に挑む3人の友達。
家族に居心地の悪さを感じていたけど、がむしゃらに受験勉強する中で、暖かい家族に守られている自分がいることに気づいて行く。
目標をもって我武者羅に頑張ることができた人は強い。
そしてなんと言っても早見作品を代表する「店長がバカすぎて」の山本猛店長が出てくるのも嬉しいところ。
物語全体の構成も絶妙で、ゴールの先にまだ明るい道が続いていくことを感じる余韻がよい。
「店長がバカ過ぎて」も再読してみよう。
Posted by ブクログ
こんな家族もありだよね。って思った。わたしはずっと一緒が家族と思ってないから、他人事のように読んじゃったけど、一緒にがんばれる存在がいるって貴重な財産だと思う。
Posted by ブクログ
自分に近くて感情移入がしやすい作品と、自分の知らない世界の作品。どちらも好きなのだけれど、この作品はどちらでもないような。受験というものをちゃんとしなかったからなのか?家族の幸せの形を考えたことがないからなのか?よくわからない。ちょっとうらやましいのかな?私の家族の幸せの形は?
店長がバカすぎての話がリンクしてくるのは、面白かった。
Posted by ブクログ
田舎出身の自分には未知の、中学受験の解像度があがった。が、ハマれなかった。小学生も親も意識高い。自分の頃の小4?空き地の伐採された枯れ木の山で秘密基地作ってたわ。
中盤までの家族のやり取りに、最後で理由が分かるとしてもイライラしてしまった。お母さんも話し方がきつくてなんか悲しい。
『店長がバカすぎて』のメンバーが相変わらずでホッと安心した。
Posted by ブクログ
問題。
以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい
早見和真さん。
中学受験の本。
○何がダメだったか?
言葉にしておくのは大切。
○目標を持つことの大切さ。
おもしろかった。
小学生なのに、よく頑張ってる。
すごいなー。
中学受験をやる前に、
親子共々、読んだら良いと思う。
家族の形の答え。
それも、また良かった!!
おすすめの本。