ちぎれた鎖と光の切れ端

ちぎれた鎖と光の切れ端

1,980円 (税込)

9pt

江戸川乱歩賞受賞第一作
2022年のミステリーランキングを席巻したZ世代のアガサ・クリスティーが描く哀しき連鎖殺人

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。」

復讐を誓う男がたどり着いた熊本県の孤島(クローズドアイランド)で目にしたのは、仇(かたき)の死体だった。
さらに第二、第三の殺人が起き、「第一発見者」が決まって襲われる――。

2020年8月4日。島原湾に浮かぶ孤島、徒島(あだしま)にある海上コテージに集まった8人の男女。その一人、樋藤清嗣(ひとうきよつぐ)は自分以外の客を全員殺すつもりでいた。先輩の無念を晴らすため--。しかし、計画を実行する間際になってその殺意は鈍り始める。「本当にこいつらは殺されるほどひどいやつらなのか?」樋藤が逡巡していると滞在初日の夜、参加者の一人が舌を切り取られた死体となって発見された。樋藤が衝撃を受けていると、たてつづけに第二第三の殺人が起きてしまう。しかも、殺されるのは決まって、「前の殺人の第一発見者」で「舌を切り取られ」ていた。

そして、この惨劇は「もう一つの事件」の序章に過ぎなかった――。

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ちぎれた鎖と光の切れ端 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    二部構成や、設定がクリスティのそして誰もいなくなった、オリエント急行殺人事件やABC殺人事件のよう。
    人を殺そうと離島にやって来て、第一発見者が殺されるというストーリー

    0
    2025年11月29日

    Posted by ブクログ

    徒島という無人島での殺害計画を練っていた樋藤。だが樋藤が殺す前に次々と殺人が起こる。その死体は舌が切り取られていた。そして3年後再び舌が切り取られる殺人事件が起こる。
    第一部を読んで、最近よくあるミステリだなと思っていたが、第二部の違う事件で深い背景までわかるというのが良かった。最後の方の推理がちょ

    0
    2025年06月16日

    Posted by ブクログ

    これはいい。
    前半での孤島連続殺人からの後半の事件からあるところでのぞくっと来る瞬間含めてよかった。

    2890冊
    今年118冊目

    0
    2025年04月29日

    Posted by ブクログ

    いやはや…もう、改めてすんごい才能を感じました!!
    物語は二部構成になってます。
    第一部は、ミステリで有りがちな「孤島での連続殺人」モノ的展開。ベタに始まりベタに終わり、「ん!?」と思った所で第二部へ。
    第一部とは全く無関係な始まりながら、徐々に繋がりが見えてきて唖然…

    0
    2024年12月03日

    Posted by ブクログ

    初めて読む作家さんでしたが、とても面白かったです
    二部構成になってましたが、私は二部の方が好みでした
    キャラクターもよかったしストーリー展開も早くどんどん読み進めることが出来ました

    0
    2024年11月12日

    Posted by ブクログ

    最初はありがちな離島での連続殺人だと思って読み進めたが、事件後のその後の展開なども含めたストーリーとなっている。夜読んでいたこともあり、離島での殺人はリアルに怖さを感じた。
    ただ、話がどんどん広がっており、どう伏線回収されるのか?が気になっていたが、最後はうまくまとめられていたと思う。面白かった。

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    孤島で次々に殺人事件が起こる。
    仲間内で、人が殺されていく…緊張感でヒリヒリ。
    段々と緊張感が高まり、意外な形で第一部の幕が下りる。

    第二部は、数年後の話。
    全く別の話のように切り替わりつつ
    端々に過去の事件が見え隠れして、
    隠れていた真実が見えてくる…

    この二部構成は、なかなか面白かったです。

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

     これはスゴい!まるで2つの物語を読んでいるかのようだった。

     まずは徒島という離島で殺人事件が起こる。主人公(この時には主人公だと思っていた)の樋藤清嗣を含む男女8人の友人たちで泊まることになった海上コテージ。
     樋藤は、この仲間たちを殺そうと思ってこの旅行に参加した。翌朝、仲間のうちの1人が殺

    0
    2025年07月09日

    Posted by ブクログ

    ☆4.0

    第一部ではクローズドサークルでの息詰まるサスペンス、第二部では連続殺人に巻き込まれた!?から始まる捜査行。
    豪華二本立て!と囃し立てたくなっちゃうくらい盛り盛り。
    第二部は特に読者が想像しながら読む楽しみが強く感じられて良きでした。

    0
    2025年06月13日

    Posted by ブクログ

    まさかの二部構成。
    第一部は孤島での連続殺人。これは本格推理として成り立っている。その連続殺人を引き継ぐのが第二部。共通するのは第一発見者が次の殺人事件の被害者になってしまうこと。
    第一部は「そして誰もいなくなった」のような展開。もっともらしい推理がひっくり返ったりと面白い。
    第二部はそこまでスリリ

    0
    2025年02月16日

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