小説・文芸の高評価レビュー
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表紙とタイトルからもうちょっと生ぬるい上滑りのする内容かと思ってたらかなり面白かった!この作品の一つのテーマでもあるけどやっぱ偏見は良くないな。借りたけどサッカーに時間取られすぎて読まずに返しちゃおうかと思ったけど読んでよかった。キャラクターも面白かったし、実在するミステリー小説がたくさん出てきて主役2人が読書好きなのもいいし、いろいろ、えーっ⁈っていうのもあったしあちこち綿密に練られてて推理と恋愛のバランスもよかったし、会話も面白くて頭のいい作家さんなんだろうなっていう語彙使いも楽しくてテンポも良くて最後ほぼイッキ読みだった。低い評価もあるみたいだけど話題作はとりあえず読んでみるべきだなと改
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ネタバレ「いつか誰かに生まれ変われると思ってる」
「自分は自分にしかなれないんだよ」
私はこれを、ずっと受け入れられないまま未だに生きているんだなと、向き合えていない現実を突きつけられた。突きつけられても尚、信じたくない。
『何者』は映画を先に観ていて、最後拓人のTwitterの呟きが怒涛のように流れ、舞台形式で拓人の内面が見えていく映画の構成と見せ方が好きで、SNSの見せ方って本だとどう表現するんだろう?と気になっていた。文でもすんなり入ってきたし、ギンジと隆良の比較が分かりやすかった。
正直、二宮拓人は自分に重なる部分が多すぎる。面接練習が恥ずかしくて耐えられないこと。気にしないようにして -
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ネタバレ「本をたくさん読んでいる人はエラい」という、いかにももっともらしく聞こえるこの通説にとらわれている人々へ向けられた手引書が、こちらになります。
使い古された一般論に一石を投じる書は世の中にごまんとありますが、読書というトピックを、こういった切り口でバッサリ斬る本は、なかなか革新的です。本書を手に取って開いてみると、序盤からかなり辛辣な内容が書かれています。
「自分の思想というものを所有したくなければ、その最も安全確実な道は、暇を見つけ次第、直ちに本を所有することである。」
「書物から読みとった他人の思想は、他人の食べ残し、他人の脱ぎ捨てた古着に過ぎない。」
「読書とは他人にものを考えて -
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2026/07/09
基本的に新潮文庫から出てるお笑い芸人の人が書いたエッセイはいい本であるという自分の中の定義があって、この本も例に漏れず本当にいいなと思いました。
ふかわりょうさんは当然テレビで何回も見たことあるし、色々なシーンで登場していた記憶があります。
それぞれのエッセイの内容は省きますが、ふかわりょうさんという人となりが全面にあらわれているなぁという感じです。
短編で構成されていますが、ふかわりょうさんが日常を生きてく(生きてきた)中で感じたことや考えたこと、思ってことが本当にそのままの文章で綴られているので、彼自身の考えをなぞることができて面白く読むことができました! -
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産んでやった、育ててやったという親がいる。
親になった今の立場とかつて子供だった自分と重ねて思う、産んでやったなんて考え方はやっぱり傲慢だなと。
育てることは親が自ら選び取った選択だ。
とても言葉にできない壮絶で悲しい事件、もう2度と知ることはできないし、正直正しいとは思えないけれど母親にもきっと書かれていない所で、ここまでなってしまった背景があったのではないかと思う。
親の呪縛は想像以上に強烈で、ふとした瞬間に唐突に自分が囚われているんだと気づく。
刑期を終えて出てきたあかりさんもきっとこの先苦しむ時がまた来る。
その時に彼女のそばで支えてくれる人や社会のシステムがあることを心から願ってい -
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小石探偵は、毎度毎度浮気調査しか依頼が来ずにいらついていた。私も名探偵みたいに華麗に事件を解決するのに。
同じ町にある藍沢探偵のところにはハードな事件の依頼が来るのに。
3つの依頼を解決する。
その裏で、3つの傷害事件が発生する。
全員が、胸にひび割れたハートマークを刻み込まれる。
それは、プロローグに出てくる高校生、照屋の母が父の浮気を咎めて刻んだのと同じ印。
なんの繋がりがあるのか、どう展開するのか?
二重、三重にトリックが仕掛けられており、
何も考えずに読んだら、解決編が複雑で大変。
現在の依頼と、登場人物の高校生時代に端を発するエピソードが交錯する。
違和感をきちんと感じて読める -
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読み終わるのが惜しいと感じるほど素敵な小説だった。シリアスとユーモアの塩梅がすごく上手で、切ない話なのに重く感じず読後良い余韻が残った。
特に印象が強かったのは『明日世界は終わらない』
三角関係なのに、全員が大事な存在で、明るいのに切ない。「あの夜から昨日の夜までの全てが、すっぽり箱に入って自分の真ん中に閉まわれた」という物語の締めくくりの表現が好き。
『明日世界は終わらない』『砂がおちきる』この2つはタイトルのセンスも逸材だった。
『深沢仁』という名前から最初は男性作家と思っていたが、作品を読むうちに絶対女性だと思い調べたらビンゴ。
人物作りが上手くて、表現が繊細で綺麗な深沢仁さんが -
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慄き、没入する最強の読書体験
絵で、写真で、見られないこその美しさと恐怖
想像した結末を二転三転させられる快感
覚書と前日譚で史郎が興奮してのめり込む感じ、
手先が震えて視線が集中し周りの音がぼやんと聞こえなくなるような感覚が、文章でこれだけ表現できることに驚いた
至の人間標本
独房での史郎の思考
面会室での真実
湊かなえの本の特徴でもあると思うが、
一人称視点の、自分が唯一の対話相手になる感覚が素晴らしく書き記されていて、
手紙、レポート形式だからこその真実と勘違いと嘘が、告白を最初に読んだ時の衝撃と重なった
史郎と至の愛を見せつけて終わるあたり、やはりイヤミスの女王は不動
こんなに -
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1979年1月、大阪の三菱銀行の支店に男が侵入し、強盗を試みた末に警官2人と行員2人を猟銃で射殺して立てこもる事件が起きた。犯人の梅川昭美(30)は42時間の籠城の後、警察に射殺された。日本犯罪史上に残る極めて重大な事件だった。
この事件を題材にした作家の桜木紫乃さんの最新作「異常に非(あら)ず」が新潮社から4月に刊行された。
桜木さんはかつて事件を取材した元毎日新聞記者との話が、本書を書くきっかけになったという。毎日新聞は事件後、梅川の生い立ちから籠城、射殺までを追った連載記事「破滅」を載せた。その連載をもとに全文をあらたに書き下ろした「破滅 梅川昭美の三十年」(毎日新聞大阪社会部編、19