あらすじ
ハリウッド映像化! 世界320万部ベストセラーの
『コーヒーが冷めないうちに』、第5巻が発売!
「いつか」なんて待たずに、
すぐ会いに行けばよかった――。
結婚を許してやれなかった父、
バレンタインチョコを渡せなかった女、
離婚した両親に笑顔を見せたい少年、
名前のない子供を抱いた妻……
止まってしまった「今」を
未来へと動かすために過去に戻る、
4人の男女の物語。
とある町の
とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座るとその席に座っている間だけ
望んだ通りの「時間」に移動ができるという
ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことができない
2.過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない
3.その席には常に白いワンピースを着た女が座っている
4.その席に座れるのはその女が席を立った時だけ
5.過去に戻っても、席を立って移動はできない
制限時間はカップにコーヒーを注いでから、
そのコーヒーが冷めるまでの間だけ
めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる
喫茶店の名前は、フニクリフニクラ
この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる四つの奇跡。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読んでいたら父の夢を見ました。私が過去に戻るとしたら、生きている父に会いに行くんだろうな。それがやはり私の心残りなんだなと感じた。会いに行くのは、永遠の別れが待っているから。それを思うときっと泣いてしまう。
別れはいつ来るかわからない。ありがとうは言えるうちに。いつも笑顔で人に接したい。
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シリーズ5作目。
今作は懐かしい顔がズラリ。
どれも切ない話だけど、やはり想い人が亡くなった話は涙なしには読めない。
今回は特に泣ける話が多かった。
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第二話の亡くなった夫に子供の名前をつけてもらう話は涙なしには読めませんでした…
その後も自分が死ぬと分かって過ごしたのかと思うと辛いですが、残された人にとっては会えて本当に良かったです。
第三話では、未来に行く場合は知ってしまった事実は変わらないという解釈になることが判明。
ここでは未来の娘が不幸な目にあった事実は知らずに戻ったから、助けることはできないのかなかなぁとモヤモヤしました…
どの話でも、意地を張らずに気持ちを伝える大切さを考えさせてくれます。過去や未来に行っても現実は変えられないけど、気持ちは変えられるというのは心に沁みます。
Posted by ブクログ
『コーヒーが冷めないうちに』、第5弾
年明けから寝る前に涙。どれもたくさんの後悔をかかえて時空を旅する。自己満足ではないかと思うこともあったが(文中でもそんな表現もあった)、それでも時間を超えることを選ぶのであれば、それなりの覚悟が必要だ。会えた人にとってもスッキリする結果になるならよい。
つむぎと彩女の物語、彩女のいさぎよさに天晴。
Posted by ブクログ
結婚を許してやれなかった父の話が号泣しました。
このコーヒーが冷めないシリーズは1話1話が、今を生きるわたしたちになにか教訓のようなものを教えてもらっているような気がします。後悔しないように。
わたしも離れて暮らす父と会いたくなりました。
実際に過去には戻れないかもしれないけど、過去に戻っても起きたことは変えられないことっていうルールが逆に現実的だとも思います。
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「コーヒーが冷めないうちに」第5弾
4話全て悲しい話。後悔して生きていくのは辛いが、過去に戻ったり未来に進んだりして想いをぶつけることが出来たらどんなに良いか、、、そう本気で思った。
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これも良かった。特に最後のお話。
とても胸が痛かったけど。
美人だとか美人じゃないとか、誰かと容姿を比べて劣等感を抱くことは誰にでもあると思うけど、そういうことじゃないんですよね、大切なものは。
僻み、妬み、嫉み、、、そういうものに心が蝕まれるとそういう本質が見えなくなるんですよね、、。
誰かと比べない自分でいたいと思いました。
3話も好きだったなー
Posted by ブクログ
「コーヒーが冷めないうちに」のシリーズも五作目、毎回「過去」や「未来」に時渡りができるが「過去」や「未来」を変えることができないという枠組みに対して、心温まるやりとりが描かれている。
今回は特に「時渡り」をする人たちの思いが今までの中でも強かったと同時にその「時渡り」を受け止める相手の描写も描かれていた話が多くみられ、そうだな「時を渡る思い」もあれば、「時渡りを受け止める思い」もあるのだなと感じた。改めてこの小説が大事にしているのはそういった「思い」を、事実としては無かったことになってしまうかもしれないが、その「思い」を届ける行動、一歩踏み出す勇気、変わらない現実を受け止める心の強さなのだなと思った。
「客観的な事実」は変えることができないが「主観的な認識」は変えることができる。物事は変わらなくても行動した自分はまた新たな自分になっている。話の中にもあった「これがたとえ夢だとしても、それをみたあなたの一部にすでになっている」と言った考え方が自分の生き方に自信をつける、そんな清々しい新たなはじめの一歩になるのだと感じた。
Posted by ブクログ
「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ第5弾。
このシリーズ、毎回読むたびにうるっとします。
第ニ話 名前のない子供を抱いた女の話
第三話 結婚を許してやれなかった父親の話
第四話 バレンタインチョコを渡せなかった女の話
ニ話、三話、四話、どの話も泣けた。
第一話は、泣きたいというより辛くなってしまった。このシリーズは泣いてしまうので家で読むようにしています。
Posted by ブクログ
シリーズ第5弾。こちらも良かった〜。
①離婚した両親に会いに行く少年の話
②名前のない子供を抱いた女の話
③結婚を許してやれなかった父親の話
④バレンタインチョコを渡せなかった女の話
今回は家族に会う為に過去に戻りたいというお話が多かったですが、特に第二話の名前のない子供を抱いた女の話は泣けました。
丁度今放送されているドラマでも同じように子供を残して亡くなってしまった災害救助隊員の話を見ていたので少し重なってしまいました。
第四話のお話はちょっと切なかったです。美人で男子にモテモテでも好きな対象は女性。だいぶ偏見はなくなってきたとはいえ、親友に告白するのはやっぱり怖かったのよね…。
今回も色々なドラマが見れました。まだシリーズが続いているようなのでずっと追いかけて読みたいと思います。
Posted by ブクログ
今回は
・離婚した両親に会いにいく少年の話
・名前のない子供を抱いた女の話
・結婚を許してやれなかった父親の話
・バレンタインチョコを渡せなかった女の話
Posted by ブクログ
面白かったし、感動したけど過去作の方が良い!
けど、このシリーズの本を読むたびに特に人間関係においては後悔がしないように生きたいと思うし、きちんと伝えるって事を怠らないようにしようと思う。
一番最後の女の子が女の子を好きな話が印象に残って良かった。
Posted by ブクログ
ユウキくんがあまりにも報われない
席は1つしかない
1度しか時間を移動できない
過去に戻っても事実を変えることはできない
改めてよくできた設定だなと感心…。
いつだって大事な人には素直に向き合いたいよね。
Posted by ブクログ
第一話「離婚した両親に会いに行く少年の話」
第二話「名前のない子供を抱いた女の話」
第三話「結婚を許してやれなかった父親の話」
第四話「バレンタインチョコを渡せなかった女の話」
私が泣きそうになったのは第四話。悲し過ぎます。
Posted by ブクログ
過去に戻ることができる不思議な喫茶店のお話。伝えたかったこと、言えなかったこと、募る後悔。誰しもが、歩んできた過去について、やり直したいと思うことはいくつもあるだろう。しかし、その喫茶店にはルールがあって、、、
泣ける!短編集で僕は特に最後の話が好きでした!シリーズとなっているので、全部読みたいと思いました!
泣きたい時にどうぞ!
Posted by ブクログ
このシリーズはいつも涙が溢れてしまう。泣こうなんて思ってないけど、切ないけど心が少し温かくなるような涙がほろりと溢れてしまう。
後悔を後悔のままにしたくないと思う人たちの物語。
過去や未来に行くことで自分の思いだけではなく、その相手にとってもその瞬間から気持ちの持ち方が変わるはず。
みんな、少しでも前向きに生きられますように。
Posted by ブクログ
永遠の別れを終えてから、大切なことに気づくのはどれだけ辛いことだろうか。
夫の優しさを理解した妻、父親の不器用な愛情に気付いた娘、親友の恋心を知った友人。みな生きている間に知っていればと悔やむ。
ファンタジーな設定だが、現実のことのように思えるのは細かなルールのおかげだろう。ただ好きな時間に行くことができるだけで、歴史が変えられるわけではない。それでも彼、彼女らは時空を越える。伝えなければならないことを伝えるために。彼女たちは、後悔を抱えながらも、触れたやさしさを糧にこれからを生きていくだろう。
現実にフニクリフニクラは無い。消えてしまう前に、やさしさを日々受け止められるような自分でありたいと思った。
Posted by ブクログ
シリーズ『コーヒーが冷めないうちに』の続刊です。過去に戻れる――行きたい時間に行ける席のある喫茶店、フニクリフニクラで繰り広げられる、さまざまな人の物語を垣間見る一冊でした。
今作も時間軸はさまざまですが、東京のとある喫茶店フニクリフニクラにやってきたお客は大切な誰かに会うために、非常に面倒くさいルールを飲み込んでその席に座っていきます。
離婚した両親に会いに来た男の子。結婚を許してやれず駆け落ちして音信不通になった娘に会いに行った父親。名前のないわが子を抱いて夫に会いに行った妻。渡せなかったバレンタインのチョコレートを渡したかった女性。
物語の展開は、シリーズ作品が増えた分パターンの想像がつく部分もあるものの、『いつもの味』を読むことのできる安心感とじんわりとあたたかく感じるものがありました。
どのお話でも、彼らは面倒なルールを知って尚、その人に会いたくて、もう一度話がしたくて、その人に見せたい顔があって、コーヒーが冷めるまでという短い時間で時空を飛んでいきます。
言わなければよかった。言えばよかった。そんな言葉がたくさんある中で、これが最後のチャンスだと思った時に人が口にできるのは、一生懸命考えて用意してきた言葉ではないんだろうなと、このシリーズを読んでいると感じます。
よかったことも、悲しかったことも、苦しんだことも、楽しかったことも、それらすべてがその誰かとの『思い出』なのだと、改めて思いました。
ああすればよかった、こうしておけばよかった、もう一度あの時に戻れるなら、なんて思ったとしても、現実にはフニクリフニクラのように過去に戻れる喫茶店はないので、最後の時に後悔を残さないよう、近くの大切な人との思い出を大事にしていきたいものです。
Posted by ブクログ
どの話も面白かったが特に第4話が印象的だった。男が絡むとこうも女の関係は拗れてしまうのかと思った。彩女が死ぬ前に、つむぎに本命チョコを渡すことが出来て良かった。
Posted by ブクログ
「コーヒーが冷めないうちに」第五段。「離婚した両親に会いに行く少年の話」たった7歳の子が自分のことより両親の幸せを考えるとは泣けてくる。おじいちゃんがいてよかった。「名前のない子供を抱いた女の話」お父さんは男の子でも女の子でも名前を考えてくれてたんだ。素敵な話だった。「結婚を許してやれなかった父親の話」すれ違った父娘が出会えて初孫ができたという事実は変わらずじいじと呼ばれてよかった。「バレンタインチョコを渡せなかった女の話」思いを伝えられぬまま死ぬのはもっとつらい。振り向いてもらえなくても。
Posted by ブクログ
シリーズ、4話の物語
離婚した両親に会いに行く少年の話
名前のない子供を抱いた女の話
結婚を許してやれなかった父親の話
バレンタインチョコを渡せなかった女の話
短編なので、通勤など細切れの時間に読みやすい一冊でした。
Posted by ブクログ
面白かった。ありきたりな展開かと思ったら全く予想だにしないストーリーで一つ一つの話が面白い。本当にこんな店がどこかに存在していたらぜひ行ってみたいと思った。
Posted by ブクログ
離婚した両親に会いに行く少年の話は、これはフィクションだから素敵なお話しで終わってるものの、現状でしたらキツいなぁと思いました。本の話ですからいいですけど、子どもにこんな思いさせてはいけないと思ったお話し。
やさしさを忘れぬうちに、伝えなければいけない人がいるならば、後悔する前に伝えなきゃですね。
Posted by ブクログ
一話目の少年がいい子すぎる。こんなにいい子が育つ家庭なのに壊れるのね。子供までやって来て、過去に戻れることがもはや都市伝説ではなく皆が知って受け入れてる感じだけど大丈夫なのかな。
Posted by ブクログ
第五作
前作たちよりもあまり感動する話がなかったが、最後のバレンタインチョコを渡せなかった女の話だけは、ラスト1ページ泣いてしまった。
なんだかんだも素敵なシリーズです。
Posted by ブクログ
シリーズもの。
相関図とにらめっこしながら、読みました。ただ時系列が私には分からず苦戦しましたが、未来や過去に行く人にはそれぞれの事情があるのだと改めて思いました。
未来や過去に行った後、少しでも生きやすくなるといいな。
Posted by ブクログ
「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの5作目。
前作を読んでからだいぶ間が空いたので、いろいろ忘れてしまっていたけど、やっぱり好きなシリーズ。嫌な気持ちにならないからかな。今回も、どれも素敵な話だった。
数が冷静すぎるというか無表情すぎるのがたまに気になるけど、それもこの作品の味なのかな。
あと、ミキの口の悪さ(?)が、若干気に入らない。無邪気はいいんだけど、もっとかわいい感じがよかったなぁ。と勝手な希望。