【感想・ネタバレ】やさしさを忘れぬうちにのレビュー

あらすじ

ハリウッド映像化! 世界320万部ベストセラーの
『コーヒーが冷めないうちに』、第5巻が発売!

「いつか」なんて待たずに、
すぐ会いに行けばよかった――。

結婚を許してやれなかった父、
バレンタインチョコを渡せなかった女、
離婚した両親に笑顔を見せたい少年、
名前のない子供を抱いた妻……
止まってしまった「今」を
未来へと動かすために過去に戻る、
4人の男女の物語。

とある町の
とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座るとその席に座っている間だけ
望んだ通りの「時間」に移動ができるという

ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった

1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことができない
2.過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない
3.その席には常に白いワンピースを着た女が座っている
4.その席に座れるのはその女が席を立った時だけ
5.過去に戻っても、席を立って移動はできない
制限時間はカップにコーヒーを注いでから、
そのコーヒーが冷めるまでの間だけ

めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる

喫茶店の名前は、フニクリフニクラ
この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる四つの奇跡。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読んでいたら父の夢を見ました。私が過去に戻るとしたら、生きている父に会いに行くんだろうな。それがやはり私の心残りなんだなと感じた。会いに行くのは、永遠の別れが待っているから。それを思うときっと泣いてしまう。
別れはいつ来るかわからない。ありがとうは言えるうちに。いつも笑顔で人に接したい。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ第5弾。こちらも良かった〜。

①離婚した両親に会いに行く少年の話
②名前のない子供を抱いた女の話
③結婚を許してやれなかった父親の話
④バレンタインチョコを渡せなかった女の話

今回は家族に会う為に過去に戻りたいというお話が多かったですが、特に第二話の名前のない子供を抱いた女の話は泣けました。

丁度今放送されているドラマでも同じように子供を残して亡くなってしまった災害救助隊員の話を見ていたので少し重なってしまいました。

第四話のお話はちょっと切なかったです。美人で男子にモテモテでも好きな対象は女性。だいぶ偏見はなくなってきたとはいえ、親友に告白するのはやっぱり怖かったのよね…。

今回も色々なドラマが見れました。まだシリーズが続いているようなのでずっと追いかけて読みたいと思います。

 

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かったし、感動したけど過去作の方が良い!
けど、このシリーズの本を読むたびに特に人間関係においては後悔がしないように生きたいと思うし、きちんと伝えるって事を怠らないようにしようと思う。

一番最後の女の子が女の子を好きな話が印象に残って良かった。

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2025年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ユウキくんがあまりにも報われない

席は1つしかない
1度しか時間を移動できない
過去に戻っても事実を変えることはできない
改めてよくできた設定だなと感心…。

いつだって大事な人には素直に向き合いたいよね。

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2025年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

永遠の別れを終えてから、大切なことに気づくのはどれだけ辛いことだろうか。
夫の優しさを理解した妻、父親の不器用な愛情に気付いた娘、親友の恋心を知った友人。みな生きている間に知っていればと悔やむ。
ファンタジーな設定だが、現実のことのように思えるのは細かなルールのおかげだろう。ただ好きな時間に行くことができるだけで、歴史が変えられるわけではない。それでも彼、彼女らは時空を越える。伝えなければならないことを伝えるために。彼女たちは、後悔を抱えながらも、触れたやさしさを糧にこれからを生きていくだろう。
現実にフニクリフニクラは無い。消えてしまう前に、やさしさを日々受け止められるような自分でありたいと思った。

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2024年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「コーヒーが冷めないうちに」第五段。「離婚した両親に会いに行く少年の話」たった7歳の子が自分のことより両親の幸せを考えるとは泣けてくる。おじいちゃんがいてよかった。「名前のない子供を抱いた女の話」お父さんは男の子でも女の子でも名前を考えてくれてたんだ。素敵な話だった。「結婚を許してやれなかった父親の話」すれ違った父娘が出会えて初孫ができたという事実は変わらずじいじと呼ばれてよかった。「バレンタインチョコを渡せなかった女の話」思いを伝えられぬまま死ぬのはもっとつらい。振り向いてもらえなくても。

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2024年12月18日

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