あらすじ
そばにいたのにすれ違ってしまった人たちの、
再出発の物語。
*全世界でシリーズ500万部突破
*ハリウッド映像化
*本屋大賞2017ノミネート
*有村架純さん主演で映画化
*アメリカ「Audible.com Daily Deal」総合1位 2021年
*イギリス「Indie Book Awards」ノミネート 2020年
*フランス「オーディオブック大賞」受賞 2023年
*イタリア ベストセラーリストに161週連続でランクイン 2022年
*ポーランド「みんなで選んだ今年の一冊 美しい本」大賞受賞 2023年
『コーヒーが冷めないうちに』シリーズ第6巻、発売!
とある町の
とある喫茶店の
とある座席には不思議な都市伝説があった
その席に座るとその席に座っている間だけ
望んだ通りの「時間」に移動ができるという
ただし、そこにはめんどくさい……
非常にめんどくさいルールがあった
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れたことのない者には会うことができない
2.過去に戻ってどんな努力をしても現実は変わらない
3.その席には常に白いワンピースを着た女が座っている
4.その席に座れるのはその女が席を立った時だけ
5.過去に戻っても、席を立って移動はできない
制限時間はカップにコーヒーを注いでから、そのコーヒーが冷めるまでの間だけ
めんどくさいルールはこれだけではない
それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる
喫茶店の名前は、フニクリフニクラ
この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった心温まる四つの奇跡。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今回も素敵なお話ばかりでした!
個人的には、第三話と第四話が好きです。
狙った未来に行くのは難しそうだけど、今から準備することで狙いやすくなるなぁなんて考えちゃいました。時刻表に挟んだメッセージにウルッときました。
第四話では中学生が亡くなった父に会いに行くという切ない話。お互い優しい嘘をついているところが素敵でした。
それにしても、このシリーズはその時によって時間と登場人物が違うので、全体の人物相関図が欲しいなと思いました。
Posted by ブクログ
このシリーズではもうおなじみの登場人物たちが出てきて安心する。新たに登場したのが刻。この先、数とどう関わっていくのかな。
私は第二章の彼女からの返事を待つ男の話が好きだった。中学生なんて恥ずかしいし素直になれないのが当たり前だ。それが人生の分岐点になると言われても分かるわけない。"わずかな迷いや、他人に見られているという羞恥心から優先順位を見誤ったからである。もし未来が見えるのなら後悔は回避できる。それができないから苦しむのだ"という文に共感。何かを選択する時、そんなことを考えながら選ぶことができるかな?今この瞬間も、明日起きること、これから起きようとしていることに後悔のない選択をして、自分にとって納得する選択をしたいし、未来がその選択で良かったと思える自分でいたい。理想かもしれないけど、みんながそうなればいいのに!
Posted by ブクログ
「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ第6弾。
第三話「自分の未来を知りたい女の話」が印象に残っています。病気(癌)が発覚して、生存しているかを確認するために未来に行くなんて…。自分だったら、そんな勇気は出せないだろうな。時刻表に挟んであった旦那さんの手紙が泣けた。
Posted by ブクログ
未来や過去に行ける不思議な喫茶店。そのための面倒なルールは沢山あるけれど、この設定に華を添えるのは「滞在時間はコーヒーが冷めない間だけ」というもの。
シリーズ6作目となる今回も心がじんわり温かくなる話ばかりだった。
切実な想いを抱えて、前に進むために未来や過去に行く者達。
誰かを傷つけるためではなく、自分と誰かを幸せにするための行動だから、いつも応援したくなる。
みんなに幸せが訪れますように!
読後はいつもこんなふうに純粋に思えるのが、自分にとっても嬉しい。
Posted by ブクログ
『コーヒーが冷めないうちに』の続編で、「お母さんと呼べなかった娘の話」「彼女からの返事を待つ男の話」「自分の未来を知りたい女の話」「亡くなった父親に会いに行く中学生の話」の4編。ずっと言えなかったことを引きずっている人たちがどう気持ちを伝えるか。展開方法は読めるのに、最後のギリギリまでどうなるかは分からないが最後の数行で見事に結論が決まる。余韻も。馴染み客やフニクリフニクラの店の秘密など情報入ってきて、シリーズを通しての面白みも。未来へも行ける新機軸で「未来を知りたい女」が個人的には良かった。
Posted by ブクログ
「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの六作目、毎回のように温かみがある作品に仕上がっている中で、今回も「過去」や「未来」に行きたいという思いを持つ人たちとの不思議な交流が描かれている。
話の中にもあるように人が「過去」や「未来」に行きたいと思うほどの「思い」をもつほどの人生の分かれ道というものは「大切な人との別れ」が大きく占められている。後悔した選択をとってしまったからこそ、次は後悔しない選択をとりたい。よくあるタイムリープものにはそのような世界線移動があり、そこでの葛藤などが描かれる。
一方でこの作品は「過去」や「未来」にいっても確定された「事実」を変えることはできないというもの。その「事実」を知った当事者たちの「それでも行きたい」という「思い」のは「世界を変えるのではなく、自分を変えたい」という強さを感じる。
今回のお話の中では特に二つ目の高校生のお話が好き。「過去」に戻る動機も、「過去」でのやり取りも、そして「過去」から戻ってきた後の顛末も高校生らしさと「思い」をもって覚悟を持って行動したかっこよさと一貫性がとても好き。
Posted by ブクログ
このシリーズは涙なしでは読めない!
どの話も感動的で深い意味がある。
過去や未来に行って私だったら何をするだろう
と考えてしまう本。
今の私だったら誰に会って何を言うかな?
一瞬一瞬を大切に生きていこう。
Posted by ブクログ
今回も良かった〜
特に第一話の「お母さんと呼べなかった娘の話」と第三話の「自分の未来を知りたい女の話」が良かった。
どうせ死なないんやろ?って思ってたら、亡くなってはいたけど旦那さんからの手紙が素敵だった。
巻末の他のシリーズの紹介見てたら、数は北海道に引越したらしく読んだけど全く覚えてないから再読したいと思った。
Posted by ブクログ
このシリーズを読むたびに、「いつか」ではなく、思ったときにきちんと感謝や想いを伝えないといけないのだと改めて思う。後悔しながら生きていくのってツライから。
第一話。アザミの連絡を待ち続けた義母の気持ちを思うと、とても切なかった。
数と刻にどんな展開があったのか、数にどんな心境の変化があったのか、次作ではそのへんのところを知りたいなー。
第三話。5年後生存していなかったら、結婚を断る。でも死ぬことになっても、それまで懸命に生き、幸せだったなら、2人とも幸せだったなら、その選択は間違いではない。
最後の、未来にいる夫からのメッセージに泣いてしまった。
Posted by ブクログ
このシリーズも元々のパターンに種類があるわけでないのである意味作者は大変ですねえ。
話をひねっても感動を与えられるのは難しいでしょう。
今回は全部で4話。一番最初のがうるっときました。
Posted by ブクログ
安定して読みやすく感動する。
数が刻からアプローチを受けている時期。
過去に戻り電話を使うことで義母への謝罪と感謝を伝えようとした女性、好きな女の子の記憶が戻り告白の返事を7年待ち続けている青年、5年後の自分の生死を確認しにいく結婚を悩む女性、男手一つで育ててくれた大好きな父親に会いに行く少年。どれも素敵な話で心が洗われる。泣いた。
Posted by ブクログ
コーヒーが冷めるまでのほんの少しの時間、1度だけ過去に戻れたり未来に行くことができたら、私はどの
時間の誰に会いたいと思うのかな。過去に戻っても未来を変えることはできないし、喫茶店の席を立つこともできない。それでも会いたいと思う気持ちや伝えたい言葉を抱えて不思議な喫茶店を訪れる人の想いが切なくて、それぞれの幸せな未来にホッとしたり…次作が楽しみ。
Posted by ブクログ
過去に帰って
伝えたい気持ちを誰だって持ってる
そしてそれは誰かに聞いてもらって
気持ちを整理して前に進んでるんだよね
過去に戻って本人に伝えられたら一番
過去に戻ってコーヒーの冷めないうちに
思いぶちまけたいな
Posted by ブクログ
いつの間にかシリーズ6作目。
今度は泣かないぞーと思っても、絶対に負けてしまう!?エピソードがある
3話目だったな~。
ルールがいろいろいいように解釈されてきて、過去に戻るハードルが下がってきたような気がします
Posted by ブクログ
自分の未来を知りたいという理由でこの座席に座る人の話をはじめて読んだ。誰でも自分の未来ってわからない。明日も5年後も10年後も未来であって、その時自分が何をしているか、生きているかはわからない。病気と宣告されて死ぬかもしれないと分かった利華子は彼のことを思い、本当にプロポーズを受け入れても良いのか迷ったと思う。そんな利華子を包み込む彼の愛に感動した。6割の確率で生きているのであれば、5年後も利華子は生きていると思っていたが亡くなっていて悲しかった。でも、最後に彼が挟んだ手紙から彼女が生きようと頑張ったこと、幸せであったことが伝わってきて心が温かくなった。愛って思いやりだと思った。
Posted by ブクログ
シリーズ6冊目。亡き人か、もしくは未来の自分に戻る事が出来る喫茶店。その為にはルールがある。その一つにコーヒーが冷めるまでも。短い時間の中で逢いたい人に逢えるのか、そして想いを伝えられるか、それも又 ひとつのドラマ。パターンは同じだがそれぞれの想いがあり感動する。次回も期待する。
Posted by ブクログ
このシリーズは、いつも感動してしまうし、大好きです
中学生の話は、最後が良くて、なんだか嬉しかったけど、未来に行く話では、悲しい終わり方で心が揺さぶられました
Posted by ブクログ
コーヒーを入れる時の独特な描写や読み終えたときのじんわりとくる温かさが好きです。過去や未来に行くことで、決して現実は変わらないのだけれど、言葉や気持ちをかわすことで、人の心は確実に影響を受けている、意味がある、救われている、と感じさせてくれる本だな、と思います。1作目から登場している主要人物達もシリーズを通じて人間関係や心の変化なんかも描写されていて、シリーズ物としても楽しめました。
Posted by ブクログ
この本は時間軸がよくわからない
短編集と思って読んでる
なんか心情説明こんなに多かったっけ?と思いながら、少しくどさを感じた
相手の気持ちを考えるということをきちんと考えさせてくれる
Posted by ブクログ
どんなに後悔していても、どんな状況であっても、過去に戻ったところで起きた現実は変わらないし、変えることもできない。
喫茶店フニクリフニクラの、鉄の掟のひとつとも言えるこのルールは残酷ではあるけれども、今こうして毎年を生きる私たちに対しても言えること。人生で後悔することなんて数えきれないほど経験するけど、このシリーズを読んだことによって、少しでも今後の人生で後悔することを最小限に抑えられるよう、生きていきたいとより痛感しました。
そして、コーヒーが冷めないうちにシリーズとしては今作がラストなのかな?それにしては、あまりにも残された謎が多いと思うのは気のせい?数と刻とのその後の関係、流の母の存在etc..未来や過去の描写があったから、そこで何となくは分かったけども。もう少しそれぞれ深堀されててもいいんじゃないかと思っての星3つ☆☆☆続編にちょっぴり期待です。
Posted by ブクログ
シリーズ6作目。どうしてこの本はこんなにも読後やさしい気持ちになるんでしょう。亡くなる前に会えたとしても未来は変わらないけれど、自分の気持ちを整理して未来を向くことができるんだなぁ。自分も何かしら亡くなった父への想いはあって、後悔もあり自分なりに消化していくけれども、伝えたかったことはあったなぁ。後悔しないよう、今できることをするのみ、だと読みながら考えてる。
Posted by ブクログ
過去に戻れる不思議な喫茶店『フニクリフニクラ』で垣間見る大切な誰かとの交差点の物語、シリーズ≪コーヒーが冷めないうちに≫の6作目です。
毎度おなじみの面倒くさいルールを知っても、過去に戻りたい、未来に行きたいと願う人々の物語が4編収録されている。義母を「お母さん」と呼べなかった女性、彼女からの返事を待ち続けている男性、自分の未来を知りたい女性、父親に会いたい少年。大切な人がいるからこそ、誰かを大事に想うからこそ、彼らはその時間を移動できる席に腰を下ろす。
6作目ともなると、いつものルールの説明などはヒーローや少女アニメの変身シーンのように『毎度おなじみの展開』という感じで、そうそう、これこれ、とさらりと読むことができます。時系列は時々前後したりしますが、概ね1作目から時間が進んでいっているので、店員さんや常連さんの関係性の変化を味わうのも物語を楽しむ醍醐味です。
大切な誰かがいるとき、大切な誰かを想うとき、自分一人では考えもしないような力が湧くものなのかもしれないなと、このシリーズを読むと感じることがあります。
心理描写がしつこく感じることもありますが、最終的にはじんわりとあたたかくなる優しい話ばかりです。楽しく読み進めることができました。
今後もシリーズが進んでいくのが楽しみです。
Posted by ブクログ
第一作から全部読んできた。同じ設定なのにマンネリ化する事なく、心を暖かくしてくれる。それぞれの人生で大きな岐路に立った話だが、優しく綴られる文章が心地よく、重くなりすぎないのがいい。まだ続きがありそうで楽しみだ。
Posted by ブクログ
川口俊和さんの本を初めて読んだのがこの本でした。登場人物の名前に漢字一文字が多くて、
ちょっと読みづらかったと思うのは、私だけでしょうか。
短編4作、どれもじんわり心に染み入るお話でしたが、自分の未来を知りたい女の話は、最後の手紙の部分で泣けました。
過去と未来は実は繋がっている…
一瞬で戻ることはできなくても過去の延長線上にが今がある。未来は変えられる。
私は過去にどうしても戻りたいと思う経験がまだないので、それはそれでいいのかもしれないが、
戻りたいと思える何かがあったら、もっと違う角度で読めたのかもしれない。
Posted by ブクログ
コーヒーが冷めないうちにの第六作。今回は、義理の母に素直になれなかった子、バレンタインに素直になれなかった子、自身の病気のせいでプロポーズに素直になれなかった子、亡くなった父に会いにきた子の4作。メインストーリーは進んでるのか進んでいないのか…主人公の恋愛模様が少し進んだかもだけど、もう少し、客のストーリー、心の変化に寄り添った形の方がいいのになと、感じる。今回は相手の愛に素直になれない人たちのストーリー。これらを見て自身の恋愛にも少し素直になったといえばそうなのかもしれないけど、もう少し触れて欲しかった。これからメインが大きく進むことを期待したい。
Posted by ブクログ
未来にも行けるのは意外だったな…。過去や未来に行っても会いたい相手が店に居ないことが今回は多かったけど、直接目的の相手に会えなくても時空移動に満足して止まっていたそれぞれの時間が再び動き出す展開で良かった。第3話の、未来に行く女性の話が印象に残った。自分が時間移動してまで会いたい人って誰かなあ…フニクリ・フニクラのメンバーにも変化が出てきているようでこれからの展開が楽しみ。
Posted by ブクログ
二美子(映画だと波瑠)が語り部だったり、平井(映画だと吉田洋)が出てきたりと、映画とは名前が違うけど新谷(伊藤健太郎)など、映画をオマージュしたようなまだ話してなかった過去にこんなのもあったエピソード集みたいな感じで、この手法なら永遠に続けられるかもしれない。
ちびネコ亭とかの似たような作品と違い一番丁寧で読みやすさは抜群で良かったです。
このシリーズの悪いところは、とある話しは一体何作目なのかさっぱり分からなくなるところですね。
本としては面白くよめるんだけど、どの本が良かったか?というのは明確に言えない
Posted by ブクログ
シリーズ全巻読んでます。いつものパターンから少しずつ、過去にいったあとのできごとが変わっているのが面白いです。人物相関図がシリーズを重ねてだんだん複雑になっているのでうろ覚えの情報引っ張り出しながら読みました。