【感想・ネタバレ】時の家のレビュー

あらすじ

第174回芥川賞&第47回野間文芸新人賞受賞作!

ここで暮らしていた人々の存在の証を、ただ、描きとめておきたい。
三田文學新人賞でデビューした注目の小説家が、傑出した完成度で紡いだあたらしい建築文学。

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いしいしんじ氏&松永K三蔵氏、推薦!

「大切に建てられた一軒の家に、ひとの気配がやどる。流れる時のすきまから、あまたの声がもれだしてくる。いつかまた、この本のなかに帰ってこようと思った。」
――いしいしんじ

「紐解かれていく「時の家」の記憶は、語られなかった想いに繋がる。物質(モノ)がこれほど繊細に語り得る小説を私は知らない。」
――松永K三蔵
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青年は描く。その家の床を、柱を、天井を、タイルを、壁を、そこに刻まれた記憶を。
目を凝らせば無数の細部が浮かび、手をかざせば塗り重ねられた厚みが胸を突く。
幾層にも重なる存在の名残りを愛おしむように編み上げた、新鋭による飛躍作。

【装幀】水戸部 功

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

だれもいない家をスケッチすることで、そこにかつてあったものについて思い巡らす。不在ってなんだろう。居ることといないこと。
夫婦、親子、家族の関係、生死を扱っているが、生々しさから距離を取り、終始穏やかな空気が流れている。時間の流れの救い(残酷さを見せながらも)を感じて馥郁とした気持ちになる。
静かな筆致がめちゃくちゃ心地よかった。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

芥川賞&野間文芸新人賞のダブル受賞作。
芥川賞は何が良いのかよくわからない、と感じることが多く、村上龍「限りなく透明に近いブルー」、高瀬隼子「おいしいごはんが食べられますように」くらいだったが、これは素晴らしかった。

筆者が建築士ということもあり、冒頭の建物が日に当たる描写からすでに美しすぎる。

いつまでも売れない古い戸建てに侵入し、絵を描く青年。その家が建てられてから住んでいった3人とその家族や関わった人々の想いが、青年が目にし、触れ、嗅ぎ、感じるものとともに蘇っていく。

会話が極端に少なく(ほとんどなく)、地の文がひたすら続く。純文学は文章自体を楽しむというのはこういうことか、と思わせてくれる。
密度が濃いから、エンタメ小説に慣れているとなかなか読み進められなくて少しやきもきするが、そういうものだと腰を据えると途端にこの心地よい文章に包まれる。

選評を見ると、小説としての立ち上がりが遅いなど言われていた。それもわかるが、盛り上がっていく箇所に至るまでの描写も心地よくて、私は好きだった。

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2026年05月13日

Posted by ブクログ

作者の家に対する想いを感じました
家の記憶と登場人物の記憶が混ざり靄の中にいるような感覚でお話が進んで行きます
家の素材が凄く丁寧に描かれている本は初めてでした

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

藪さんが自分のために設計した家がある。その家は賃貸となり、それぞれは無関係な人たちの人生を受け止める家となる。人生というかもっと普遍的な時間を受け止めると言っていいかもしれない。過去の住人の青年は売家となったその家で壁からタイルなどあらゆる物をデッサンする。その描写は時の流れを描きながらもその瞬間の時を止めたようにも思える。家や庭の景色があまり変わらないが、住人は変わる。家の時間と人の時間は交わらないような感じだ。もし交わるとすれば、家が取り壊される時なのかもしれない。

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2026年05月18日

Posted by ブクログ

いまは空き家や雑木林が点在する住宅街。
青年は売り物件の家に入り込み
室内を細かくスケッチしていく。
その家は藪さんが自ら設計し建てた家だった。
藪さん亡き後、家の住人になり塾を開いたのは緑。
緑の後は若い夫婦。
家は受け継がれるも、住人それぞれの接点は建物だけ。
家が語る思い出に読者の私も浸る。
(本作の主人公は家ですから)

藪さんのあとの住人、緑のエピソードが好き。
塾を経営し生徒との時間を静かに過ごす。
深く関らず適切な距離で子供たちを見守る。

大きな事件やハッと驚くような展開があるわけでもない。
それでも心に残る作品になっている。
彼らが住んだ家と一緒に
住人たちの歴史を共有したような思いだ。
静かだけれど深くてあたたかい。
次回作も楽しみに待ちたい。

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

芥川賞の作品は苦手ですが、これは比較的読みやすかったです。最後のシーンで泣きそうになったのは、誰に感情を持っていかれたのか。

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2026年05月09日

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建築士(?)の薮さんが、奥さんへの思いを込めた自身の集大成ともいえる一軒家を仲間の協力を得て建築して住み、さらにその後その家に住んだ二世代の住人らをある青年のスケッチを通しながら辿っていった作品。静かな中に息づく家と住人の生が絡みあうようなお話だった。

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2026年05月06日

Posted by ブクログ

時が交差しながらの住人たちのそれぞれ一部の物語。
そう…一部。だからなお住人の心の底に興味がわきもっとそこを深くのぞいてみたいと思うのだが、最大の主人公は正に『家』なので家が自分の自叙伝を見せてくれてるかのようであった。家は静かに人と密接に歴史を刻んでゆく。日本人はとても簡単に建物を壊して新しくするがもっともっと長く大切にできたらいい。私は大工の家系なので、本家も分家もあちこちに仕掛けがある家だったことを思い出し懐かしい。
仕掛けの一番好きだったのは奥行きのあるキッチンの下に一見わからない扉があり実はそこから外とトイレの脇へ2箇所にでられるという秘密の物置兼通路だ。子供の頃は良く遊んだものだ。
建物に再び愛着が湧く一冊である。

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2026年04月30日

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青年は描く.建築家が自分のために建てた家のすみずみを.その注がれた想いとその後住み継がれた2世代の記憶が,売家となった家にそっと入ってきたかってその家で絵を描いた子供によって,スケッチの中から立ち昇ってくる.時代の流れの中にまぎれていた阪神大震災や東北の地震,コロナ感染などもそこにあるかのように現れている.時間の持つ奥行き,あるいは記憶の深さを感じました.

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2026年04月14日

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家への想い、記憶。登場人物たち、作者の家へのこだわりを感じた。薮さんの建てた家を見てみたい。最後のシーンは切なかった。

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2026年04月03日

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自分が住むための家を創る建築家の人生、
その建てられた家に宿る生命。
時を経てをまたそこに住む家族、人がまた
家に生命を吹きかける。
家へのこだわりや執着がまたその人の
人生と重なる。そしてそれを1人の青年が
関わる全てを絵にしてかきあげる
もう無理だろうけど(笑)
自分の家をこだわり尽くして
建てたくなりました。

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2026年04月02日

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第174回芥川賞、第47回野間文芸新人賞受賞作。
ひとつの家を舞台に、そこを建て暮らした人、続く家主の人たちの暮らしと家の関係が紡がれる静謐な文章。俯瞰的で、時系列も折り重なって描写されていく文章に独特の味わいがあってよかった。ひとつの家とそこで暮らす人の歴史が描かれていくという点で、子どもの頃から大好きな絵本『ちいさいおうち』を想起した。あの絵本を純文学にした感じというか。いや、そういうと違うか。
町を歩いていて空き家を眺めながら「ここにはかつてどんな人たちがどんな暮らしをしていたんだろう」とか、駅とかで無数の人とすれ違いながら「みんなそれぞれに帰る場所や暮らしがあるんだなぁ」などと、当たり前なんだけど、どこか切なくて途方もない感覚を、思えばちいさい頃から感じてきたのだけど、この作品はそうした感覚を研ぎ澄ませて形にされているような感覚がある。そうした想起が、壁や柱やタイルや天井やそこに刻まれた傷なんかから始まっていくという感覚も、わかる。
『時の家』というタイトルについては、読みながらどちらかというと『家の時』ではないのかな、と感じていたんだけど、代々の家主たち自身の人生の流れや、終盤に描かれる藪さんの家に込めた思いに触れて「あぁ、やはりこれは『時の家』の話なんだな」と納得した。面白かったです。

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2026年03月25日

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ネタバレ

1つ1つの細かなディテールから始まり、読み進めていくにつれて設計図書が完成、完成した空間に想いを馳せ、記憶として刻む。そしてあっけなく解体。
この物語の構成自体が、設計から解体その後までの建築そのものの物語で、共感を覚えました。

形や部材やキズ1つ1つに、家と一緒に過ごした人の物語がある。
それを意図し、意図しない。
美しく儚い建築の物語。


細部にわたる空間の息遣いまでリアルに読み手に感じさせるためにはここまで必要だったのか、専門書以外でどんどん出てくる建築用語を読み進めたのは初めてだったので、著者の変態具合にわくわくが止まりませんでした。

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2026年03月20日

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時々の出来事とその心情を、家を通して表現されており、斬新だった。人生と家の共通点(人の気持ちや捉え方は時の流れと共に変わるし、家の傷や汚れなども時の流れと共に変わる。一方、家の土台は変わらない、人もそういった部分もある)に気づけたことが読後の満足感。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

ある家を舞台に、その今の姿をスケッチする人、設計した人、住んだ人2人、合計4人の視点が途切れなく語られる。
時間の感覚が曖昧になり、決して交わらない4人が繋がっていくような不思議な感覚にはなった。

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2026年05月20日

Posted by ブクログ

家の歴史という感じで面白かった。
家目線というか、大事に造られて、最後は簡単に壊されていく。
何組かの家族の記憶も描かれていて、最初は読みづらいと感じたけど意図が分かってからすんなり読めるように。
素敵な小説だった。

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2026年05月15日

Posted by ブクログ

家というものは、なんなんだろう。
人の思いや記憶がそこに残っているような。
作る時には、かなり練った考えと思いを元に作り、生活する人々もその瞬間ごとに思いを馳せている。
何やら、悲しいのか、そういうものなのか、時の流れとともに変わっていく、ものの哀れというものを感じる。

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2026年05月14日

Posted by ブクログ

売物件 藪さん→緑→圭さん 脩さん →青年35歳
丸柱の藤巻 マルタの犬歯  緑 数学の塾
藪さんが角材をぶつけてできた漆喰の亀裂 
地震 12年前の震災 緑は友人を失う
青年は家の中をスケッチする
小屋裏の点検口 気配 木箱 冊子 紙の束 図面やスケッチ 棟札
家は時の幹
解体され基礎だけが残った 

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2026年05月24日

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第174回芥川賞作品。3代の人達の年輪が刻まれた家がやがて解体されていく。それぞれの人生が時を超えて蘇ります。芥川賞らしい筆致力のある作品で、建築士でもある著者が綿密に家の細部を表現し、かつ淡々とそれぞれの生活が描かれます。大きな展開とか盛りあがりはありません。繰り返しじっくり読みたい方にお勧めします。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第174回芥川賞&第47回野間文芸新人賞受賞作。

空き家に忍び込んで細部をスケッチする青年とその細部にまつわる過去のその家の住人の話に展開する構成は面白いと思いました。
ただ、全体の流れとなる物語が無いので読みづらいです。
読み終われば、それぞれの住人の物語があった、と言えるのですが、むしろ震災やコロナ影の怖さや家が解体されるときの痛みを感じ取ることができました。
読み手の力量が試される小説でした。

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2026年04月28日

Posted by ブクログ

最初読み慣れるまでに戸惑ったが、流れがわかると読める。
一つの家のそれぞれの思い出と記憶のお話。

想像はしやすいのだけど、家の描写が思っていたよりも細かい。ここまで執拗に描いているものはあまり読んだことがないな。
住んでいれば、或いは通っているならば、そこに想いは募るのだろう。降り積もる心が青年の記録で少しでも伺えればいいな。

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2026年04月26日

Posted by ブクログ

家の記憶。
絵のようにディティールを描くことに長けている。無機的な家の細部に過去住人たちの心の細部に…けれど抑揚もないので充実感に欠けた。

建築と小説とは似ているというが
木を見て森を見ずというか
緩慢な郷愁的で詩的なというか
悪く言えば退屈

建築家自身が自分のため設計した家には住んでみたい。羨ましい自由設計


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2026年04月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

冒頭、屋根が温められて下地材がきしむ音。設計者であるという作家のあいさつ代わりか。空き家の中のよどんだ空気感、細かい細かい内装の描写に作家の意図を図りかねて読みづらい。
描きたかった一つは、この建物の建て主であり設計者である藪さんの、建築設計という仕事への思いや、それを支え、一緒に楽しんだ昔の職人の仕事ぶりか。設計者目線では一つの理想であろう。
もう一つは、建物が、時間をかけて劣化しいてく様子。住人の生活を通して床の傷や壁のひび割れの由来が念入りに描かれ、青年はそれらをスケッチブックに描き止める。細く流れる人の死と記憶の話は、いずれ壊されるこの建物をだれが記憶しているだろう、という伏線のよう。終盤、建物はあっけなく取り壊され、青年がスケッチをしたように、せめて記録を残したいという思いか、解体の描写は執拗に緻密。
藪さんが意図して点検口を配置したのか、屋根裏の図面たちに後の住人が誘導され、これはとてもいい場面で、解体時にそれを救出するかと思いきやそのままだった。

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2026年04月18日

Posted by ブクログ

最初はすごく読みにくかったけど、過去の住人の思い出が出てきて読みやすくなってきた。
誰もが生まれ育った家には思い出や歴史があるけど、人と同じで段々朽ち果てていく哀愁。
空き家が問題になっている現代にあっているなと。

こだわりを持って、みなの手で作られた家、どんな事があっても迎え入れてくれて、一緒に震災や家族の問題を乗り越えてきた家を壊す哀しさがただよう。
これぞ芥川賞だというほんだった。

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2026年04月16日

Posted by ブクログ

家にはいろいろな思いが宿る…
一軒の家を通して、そこに住んだ人たちの思い出が蘇ってくる。
そこでどんなふうに過ごして、どんな思いがあったのか、同じ家でありながら住む人が違えばその家の表情まで違ってくる面白さも見えてくる。

藪さんの「家っていうのは時の幹やから」というのがよくわかる。
「人間の最期と家の最期はよく似ているかもしれへんなあ。」とは複雑な気持ちになるのだが、そうなのかもと思えた。



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2026年04月05日

Posted by ブクログ

真っ白い大きな壁にプロジェクターで映写しているような作品だと感じた。

映像が目に浮かぶような小説なのだ。

取っ手の形状や壁の傷。
さらには、本来ならば目に見えない空気の動きや熱の移動までも描写することによって、人物だけではなく、空間全体が見えてくるような気がする。

圧巻なのは、最後に家が解体されるシーン。
何ページにもわたって、家が更地になっていく過程が丁寧に描かれている。

その様子は残酷だけど、同時に荘厳な雰囲気もたたえている。

人も家も同じ。最後は無に還る。
その事実が、不思議と気持ちを落ち着かせてくれる。

それは「形あるものはいつかはなくなる」という、自然の理を感じるからなのかもじれない。

この世界に永遠に存在する物質なんて、たぶんない。

でも誰かが覚えてさえいれば、それは「なかったこと」にはならないのだ。

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

段落、行間が少なく、正直読みにくかった。
けれど、読み進めるうち、その窮屈さが3組の人たちがシームレスに繋がっていく。

家に住む人が変わり、時代も変わる。
家には記憶が刻まれる。

そして、壊すことでリセットされる。
こんな小さな営みにも歴史があること、当たり前のことだが・・・
子どもの頃に住んだ家がまだあること、なんだか不思議で貴重な存在だ。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

ほとんど会話もなく文字がびっしりで
前半読むのに苦労した
後半やっと慣れてきた感じ
薮さん、緑さん、圭さん(脩さん)が
いきなりでてきてかなり混乱
凄く丁寧に描かれているから
もうちょっとゆっくり読めば良かったかなぁ

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

とても静かに穏やかに時が流れるような感覚。
誰かの人生にそっと寄り添う、繊細な揺らぎが淡々と続く。

家を中心に、家からの視点で語られるというのは斬新で攻めのようにも感じる。
主語が曖昧なので(その曖昧さが奥深さでもあるけれど)好みは分かれそう…
普段自分では選ばないタイプの本だったけれど、そういう出会いも話題の本の醍醐味かな。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

「家」をめぐる人々の回想。

主語がわかりにくく、あちこちに飛んで気持ちがさまよう。
芥川賞らしい実験的な小説ではある。

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2026年03月17日

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