小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレとても面白かった
現在編と過去編が並行して進む構成も良く出来ていた。
物語は、いや生命を救うという目的の達成という意味ではこの上なくベストな結末だったのだと思う。
そしてこの旅は苦しく波乱に満ちた、けれども楽しく充実した日々だった。
それは間違いない。
けれどもグレイスよ、本当にそれで良かったのかと涙する結末でもあったと思う。
振り返れば非常に危うく常に綱渡りのプロジェクトであった。なんせ初っ端からクルーを2/3も失うという痛手を負っていたのだから。残された1人の記憶は混濁。あまりにも厳しい状況でよくぞここから持ち直したものだと言わざるを得ない。最終的に成功に持って行けたのはグレイスだった -
Posted by ブクログ
『本心の隠し場所さえ、ちゃんと自分で分かっていれば、それはそれでいいのよ。』
シャールさんの言葉って、本当にわたしの心にストンとはまる。
だから最初は、マイナス思考だったり、闇に飲まれかけていたり、虚栄を張っていたりな人たちが、再生されていくんだろうなあ。
今作の見どころは、やっぱり常連さんのかわいいおばあちゃん、比佐子さん。
終活ノートを書く。自分を振り返る。書けない。終わりを現実として見る。書けない。
遺言、税金、終末医療、色々と考えなきゃいけないことが見えてくる。
確かに必要なこと。でも、長年頑張って生きてきて、終わりのことまで考える。人生って大変なことの連続だ。すごく考えさせられた今 -
Posted by ブクログ
普段、ミステリー小説はあまり読まない。
それでもこの作品を手に取ったのは、Xで見かけた読書投稿をきっかけに、
「読んでみたらどうだろう」という小さな声が、心のどこかで響いたからだった。
特に気になったのが、湊かなえさんの作品だった。
物語の中心に描かれるのは、
新進気鋭の映画監督と、まだ世に出ていない脚本家の二人。
世間からの評価や立場は対照的だが、
どちらもそれぞれの人生に課題を抱え、それと向き合おうとしている。
印象的だったのは、
映画監督が「過去」を辿り続けているのに対し、
脚本家は「現在」を生きながら、
どこかで「見ないふり」をしている、という対比だった。
監督の一貫した「知りた
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