ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 宙ごはん

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    多分個人的な理由で凄く惹き込まれました。「母親」がテーマのひとつで心に刺さる文章がいくつもあって、今までどう表現したら良いか分からなかった気持ちがそこにありました。「物心ついた時からずっと刷り込まれた念はもう呪いのようになっていた。だから私は疑う事もなくひたすら〜。そうする事が自分の存在意義のように感じてた」
    花野さんは呪いから解放されたけど私が解放される時は来るのかしら...しんどいな...

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    2026年05月03日
  • 何者

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    とにかく読んでいて飽きない本だった。
    大学生の就活を描いていて、各々の性格、行動、言動が想像できて読んでいておもしろかった。
    朝井リョウすごいなの一言
    最後は少しどんでん返し要素あって、主人公のたくとがまともで自分と照らし合わせれる部分があり心理に共感しまくっていたが、、、(笑)
    ほかの人もぜひ最後まで読んで感想がききたいと思うと作品

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    2026年05月03日
  • 千の目が光る森

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    緑は生命力と同義とされることが多いけど、この世界では森が侵食してきて人間はかろうじて狭い壁の中に居場所を見つけている。そんな中でやむなく森に分け入り冒険することになる少女フェザーの物語。いつもながらフランシス・ハーディングは世界構築がすごい。

    エミリー・グラヴェットの挿絵が細密ですごく想像を補完してくれるのと、ちょっとした茶目っ気や温かみがあるのがいい。各地で孤立している人々が結びついていくさまは、消えかけた文明の再生を予感させます。『ささやきの島』同様、100ページちょっとだけどたっぷり満足感が味わえる物語。

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    2026年05月03日
  • 男の作法

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    時代の違いはあるものの、今と変わらない本質的な指摘もあり、中々面白かった。
    男の作法は他者への気遣いとそこから来る粋なんだなと。確かにそんな男はイケメンだ

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    2026年05月03日
  • 晴れの日の木馬たち

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    明治から大正にかけて、女文士として成長していく女性の物語。
    主人公の心情の表現が瑞々しく、些細な言葉の粒が羅列されるとこんなに美しくなるのか、と感じました。小難しい表現をしてしまいましたが、「並べられている言葉が好き!こういうのが、文学っていうのかな〜!?」という感想です。

    成長していく主人公は、日々が忙しく過ぎていくのですが、そんな中でも自分の中で決めている行動(ルーティン)を崩さない姿勢が見受けられます。それは日常で些細な事を有難いとを感じとれる感受性の賜物なのだろうと思いました。

    主人公を始め、他の魅力的な登場人物達。その一人一人の人物像が素敵すぎて常に感情移入させてもらえる作品でし

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    2026年05月03日
  • 金の角持つ子どもたち

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    塾、そして中学受験、それぞれの子どもたちが
    受験を通し、塾を通し葛藤しながらの成長が描かれている物語
    塾講師の主人公の人柄の良さが本当にすばらしくて
    優しくてこんな先生がいたら頑張れる子どもは救われるだろうと思った
    最後が本当に良くて大泣きしてしまった、
    子供を持つ親、受験を経験した大人たちみんな
    読んでほしいな、と思った

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    2026年05月03日
  • 燻る骨の香り

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    木漏れ日を透かすような色素の薄い髪と眼。
    少年と見まがうような薄い体なのに、奇妙に老成したまなざし。
    人の姿をしているのに、人ではない生きものに見えた。(P29)

    天才調香師・小川朔という人間には、
    掴もうとすると、するりと手のひらからこぼれ落ちていくような、
    抗いがたい魅力がある。
    それは、畏怖に近いのかもしれない。
     

    『燻る骨の香り』千早茜

    〈香り〉三部作、とうとう完結。

    私が千早作品を好きになったきっかけは、デビュー作『魚神』。
    でも、匂い立つような清廉な文章や、静謐な世界観に
    完全にのめり込んでしまったのは、
    間違いなくこの〈香り〉三部作だ。

    文章から、こんなにも香りが立ち

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    2026年05月03日
  • ハレー彗星の館の殺人 老令嬢探偵の事件簿

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    「面白すぎて発売前に14カ国が版権取得!!」の煽り文句に誘われて購入。
    文句なく面白かった。
    時は前々回のハレー彗星接近時。クラシックな館が舞台。館好きにはたまらないタイズ館の詳細図。
    犯人は意外や意外。ちょっと驚きの展開だった。
    物語が放つクラシックな雰囲気・世界観、そして洗練された人物描写が物語を完全なものにしている。作者紹介を見るともともと児童書作家とのこと。本書の締めはあぁ、それっぽいかも・・。と感じました。個人的には一番好きなタイプのエンディングでした。

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    2026年05月03日
  • ガラン版 千一夜物語 1

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    「お姉さま、おやすみでないのなら
    昨晩の楽しいお話の続きをお聞かせください」

    まだ日も昇らぬ頃、
    ディナールザードが姉シェヘラザードへとせがむ。

    一見すると微笑ましい場面にも思えるけれど、
    これはシェヘラザードが自らの命をかけて、
    夫シャフリヤール王に聞かせる物語なのだ。
     

    『ガラン版 千一夜物語 1巻』

    今年の挑戦のひとつ。
    ガラン版『千一夜物語』を毎月1冊読んでいこう!企画。
    本屋さんで、あまりにも美しい装丁に一目惚れしたんです。

    あぁ、なんて重厚で、なんてわくわくする物語なのか。
    アラビアンナイトと同じ頃に生まれた文学が、
    「源氏物語」や「伊勢物語」だと思うと、
    そのことにも

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    2026年05月03日
  • 聖者の落角

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    あぁ、相変わらず気持ち悪くて美しい。
    芦花公園作品を読むたび、もれなくこの感情になる。

    美と醜。
    善と悪。
    こんなにも相反する要素が、どろりと溶け合った作品は唯一無二だ。
     

    『聖者の落角』芦花公園

    〈佐々木事務所シリーズ〉3作目。
    民俗学、キリスト教、カルト集団。
    この三つが濃密に絡み合っているのが、このシリーズの魅力だと思う。

    何と言っても、このシリーズは気味が悪い。笑
    でも、それと同じくらい
    思わず信仰心すら抱いてしまいそうな、
    得体のしれない美しさと吸引力があるのだ……

    病院に現れ、
    子どもたちの難病を治した黒服の謎の青年。
    けれどその日から、子どもたちは異様な言動をするよう

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    2026年05月03日
  • 月夜行路

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    文学オタクのバーのママ・ルナと夫は浮気をし家族からないがしろにされ疲れ切った主婦・涼子
    そんな二人がひょんなことから、涼子の昔の恋人を探すために大阪に行き、その先で出合う事件の謎解きをするというストーリー
    とにかくおもしろいのはその謎解きが、文学オタクのママ・ルナの深い文学知識と洞察力を活かした推理だということ…
    文学✕ミステリー!これは最高!
    ドラマもみないと…

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    2026年05月03日
  • なぜ働いていると本が読めなくなるのか

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    半身で働く、たしかになと思った。
    高校球児も、のくだりは一瞬引っかかったが、確かに携帯も持ち込めず寮生活というのは時代錯誤で、坊主頭もそうかも。
    全身全霊になるためにも、半身という視点は必要?(半身という視点がないと、そもそも全身全霊って何?となるかな)半身だから効率があがる、と言うのとは違う気がするけど、余白があるから全身全霊を傾けられると言うのもありそう。
    半身は視野が広がる。なので他人を否定しなくて良くなる、自分が知らないことがたくさんあると知れる?

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    2026年05月03日
  • 赤と青とエスキース

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    「エスキース」というタイトルの絵画に関わる、5つの物語が織り成す作品です。
    ラストのエピローグでは、そこが繋がるのかと、まるでミステリーの答え合わせを見ているかのような気分になります。
    いずれも心温まる、優しい優しい物語でした。

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    2026年05月03日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    短編小説集かと思ったら、全体的にゆるく繋がる連作集だった。作者の他の作品は「小市民」シリーズしか読んでいないが、「おとなしくて淑やかで一見無害に見えるけど、内に毒を隠し持っている女性」を描くのがとても上手いなぁ、と改めて思う。麗しくて怖いファムファタールがこれでもかというくらい楽しめる1冊。昭和の犯罪小説を想起させるような時代設定も、女性たちの「毒」を美しく引き立たせる効果を醸し出しているように感じた。「山荘秘聞」が、最後まで「どうなるのか?!」が読めなくて面白かった。「玉野五十鈴の誉れ」はオチが衝撃的だった。

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    2026年05月03日
  • なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(新潮文庫)

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    これは、すさまじい書物である。

    タイトルに惹かれ購入したが、

    なんと内容の濃いことか!

    筆者は執筆に3年掛けたそうだが、

    言葉の選択の正確さにその労苦が見て取れる。

    著者の別の作品も読もうと思ったら、

    新書ランキング1位にそれがあるではないか。

    複雑な気分だ。多くの人に知られてしまうのが

    嬉しいような悲しいような…

    とはいえ、この著書で述べられていることが

    人口に膾炙して欲しい気持ちもある。

    文句なしで⭐︎5!オススメする。

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    2026年05月03日
  • にげてさがして

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    嫌になったら逃げていい
    そしてすぐ好きな所へ動いていい
    人生の生き方を肯定してくれる素晴らしい絵本でした

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    2026年05月03日
  • そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート

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    児童向けのミステリー小説。漫画で読んだことあるけど面白かった記憶があったので原作も読んでみる事に。名探偵の夢水清志郎はどうしようもない怠け者でマイペースな不思議な探偵、別に正義感で動いてる訳ではない感じが結構好き。そしてその夢水にやきもきしながら世話を焼いている三姉妹が本当に可愛い。夢水も三姉妹のことをちゃんと大事に思ってるっぽい(多分)描写があるのも良い。
    トリックも本格的で分かりやすくて面白かった。シリーズ追って読んでいきたいです。

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    2026年05月03日
  • レ・ミゼラブル(一)

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    人は性善なのか性悪なのか、罪人は更生しうるのかしえないのか、など人間の本質を問う議論は古くからある。

    きっとその答えは「どちらもありえる。」というきわめて凡庸なつまらないものなのだろうと思う。それはそれぞれ事情も環境も異なるからだ。クソつまらない。けどきっと社会なんてそんなものだ。そして社会は不条理でもある。レ・ミゼラブルはそれらを煮詰めたような話だ。

    第1巻は前科者のジャン・バルジャンが司祭との出会いで立ち直り、産業を興して社会貢献するまでに更生するが、正義感あふれるジャベール警部に過去を明かされてしまうまでが描かれる。

    きわめて強い正義感と潔癖症は、裏を返せば不寛容であり赦しを与えな

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    2026年05月03日
  • 咲良は上手に説明したい!

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    未経験でテクニカルライターになった歴史オタクの女性を主人公にしたお仕事小説。
    サッカー好きとしてはそれ系のネタが散りばめられてるところに悶絶。
    登場人物も魅力的で、会話シーンも親近感が沸くものだったし、ドローンのプレゼンではなぜか感動してしまったり、読後感も非常に良かった。
    アプリコットの伏線回収もとても良い印象を受けた。
    内容的に続編があってもおかしくない、というよりあると思うので出たら是非読みたい。

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    2026年05月03日
  • おいしい おのまとぺ

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    オノマトペクイズができる読み聞かせにピッタリな絵本。「たい焼きのオノマトペ、なんだろう??」と、高校生の長女とも楽しめた。

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    2026年05月03日