あらすじ
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラー。
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娘を失った先生の復讐劇とも読める話ですが、痛快さはなく終始陰鬱さがただよっています。
親からの愛を感じたくて手段を他者への攻撃に変えてしまった少年。ラストの解釈はそれぞれの読者に委ねられているのがいいですね。
面白い!
幼児を中学生に殺された教師の復讐の物語です。読み終わり、じっくりと考えると荒唐無稽的な処があるのですが、読んでいる間は、一切そのようなことを考えさせない迫力のある筆力です。一気に読み終わりました。
これが、デビュー作とは思えません。
Posted by ブクログ
16年前も読んだこの本、買い戻して再読。
昔と変わらない衝撃。
読み終わり茫然とした。
湊かなえさんすごい。
なんだこの本。すごすぎる。
圧倒的な読みやすさと、人間の残酷さ。
普段読書しない人にも勧めたい。
Posted by ブクログ
章ごとに異なる登場人物の視点で描かれているが故に、事件の捉え方や抱いている心情にも違いがあり、そこからそれぞれの人間性が見て取れるのが非常に面白くどんどん読み進めることができた。
Posted by ブクログ
中学生の頃、母が買って来た告白の小説の最終ページだけを先に見るという愚行に及びました。そのページに衝撃を受けて読み始めましたが、読み進める手が止まらなくなった小説です。
Posted by ブクログ
不登校の息子に対して過度な正義感を振りかざす母親がサイコパスに感じたが、その息子の奇妙な行動はすべて母親に迷惑をかけないためだった、というところ1番面白かった。
一つの殺人事件を数人の視点から克明にリアルに臨場感とスピード感を備えて書かれていて、おもろしろすぎて止まらなかった。
犯罪を犯す少年がいかにして作り上げられていくのかが現実味を感じさせるか書き方だった。家庭環境がなによりも幼少期の人格形成に絶大な影響を及ぼしているのだと感じた。
森口の娘を殺した2人の少年うちの1人である渡辺はさまざまな複雑な環境に託けて殺人を正当化しているようにみえたが、母親に裏切られたと感じた際に渡辺の復讐の矛先が母親に向く中で、森口は渡辺の計画を知った上で、それを裏で手を回し渡辺の思いがけないところで彼自身に母親を殺させたのち、これが更生の第一歩だと捉えているところは、爽快な終わり方だった。
今までで1番面白かったかもしれない。
Posted by ブクログ
おもろいおもろいおもろーーーーい!!!
えええこんなおもろい本結構ひさびさやねーーーん。
巡り巡って最後は爆発で終わらせるのが全ての終わりを意味してるのかしら。拍手。
Posted by ブクログ
先生の娘が殺された事件を境に、その前後の出来事を様々な登場人物の視点で語られていく作品。
登場人物それぞれの心理描写が細やかで闇も深い。湊かなえの作品を読むのは初めてだったけど、映画は何作か観たことがあってずっと気になってました。
そんな中でこの作品に出会い、いきなり事件のことをまくしたてる森口先生の語りに圧倒され、今まで出会ったことのない作風に度肝を抜かれました。
最後もびっくり!
Posted by ブクログ
始まりから終わりまでずっと衝撃的でした。自身の思春期の頃と重なる部分もあり、苦しくなりながら読みました。繊細で、自分勝手で、心が締め付けられる作品でした。
Posted by ブクログ
わたしが小説にハマるきっかけになった作品です。
人間の暗くてドロドロしてて、でもみんなそんな感情を抱えて生きていて、認められたくて、愛して欲しくて、復讐から得られるものは果たして本当にないのだろうか?この本に出会えて今のわたしがあります!湊かなえ大好き♡
Posted by ブクログ
すごかった。読んでよかった。
ただのミステリーではなく、はじめは最初の告白をした当人に共感していたのに、主体が変わればものの見方が変わり、登場人物によっては共感までいかなくとも、すべて理解できてしまう。色んなバックグラウンドがある多数の読者にそう思わせる背景の引きずりこみ力、ストーリー力が見事だ。
人間の根幹にある欲望や不安が、ある何でもない1人の人間を同じ人類が決めた所謂「悪」という定義にはめてしまう。それは社会秩序がある世の中で当然のことかもしれないが、その「悪」への見返りは人類の多数決に成り立っているのか、社会性に重きを置きすぎている結果なのか。自分は圧倒的にその大多数の「悪」を決めつけて安心を求めてきた人間だが、その「悪」を働いてしまう加害者にも同情してしまう。
同時に、どうやったら救えるのか、世の中から自分が思う「悪」を減らせるのかを考える。そう考えた直後、否、それは無理なことなのだと、「救える」という表現を使っている以上、自分もこの登場人物たちと同じように自身の価値観に凝り固まっていて、この人間社会に生きている以上は人類が定義する「悪」は止められないのだと、気づかされてしまう。
素晴らしい作品。
Posted by ブクログ
全編がモノローグ形式の軽い語り口調で書かれているにも関わらず、内容は衝撃の連続。ひとつの事件を取り巻く流れを各々の人物の視点から語るように描いているが、そのうちどれが真実でどれが嘘なのかどこまでが誰の復讐なのか最後の最後まで読者の思考に委ねられる。そしてそれがスピーディーでありながら“考えさせられる”という点においてかなり深く、一気に読み切ってしまった。
Posted by ブクログ
森口先生の格好いいと思わせる話口調で始まり、怖さもありながら一つ一つの言葉に共感しながら読み進めると、、、ラストまで完成度の高い作品。バカっていうほうが馬鹿ってことね。
Posted by ブクログ
複数人の1人視点で物語が完結する初めての体験でした。1人ずつ深く思考を知れることで感情も入りやすく、前章での話がのちに伏線として考えさせれらることが増えていく点にも惹かれた
Posted by ブクログ
2回目読んだよ!
前半が面白いかも!冒頭すぐに犯人がわかるのは意外。そこから、おかしくなっていってしまい最終的に母親を殺してしまう直くんと、犯罪者になることで虐待されて離れてしまった母親に迎えにきて欲しいと願う下村くんは対照的だと思った。
森口先生の引き継ぎで来たウェルテル先生は、森口先生の旦那さんである世直しやんちゃ先生の教え子であるという繋がりも面白い。
世直しやんちゃ先生がHIVであるということを利用して、森口先生はその血を復讐のために少年二人の牛乳に混入したと思い込んでいた。しかし、それに気づいた世直しやんちゃ先生が普通の牛乳に入れ替えて、妻の犯罪を止めていたと最後に知った。
下村くんが、唯一馬鹿ではないと思っていたガールフレンドである学級委員長を殺してしまったのは恐怖。下村くんは、母親に愛されていたいと思いが強すぎて、それ以外の人は平気で殺そうとするのは怖いと思った!
最初から最後までハラハラしながら見れた!
Posted by ブクログ
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
あまりにも有名な湊かなえさんの作品、「告白」。
湊かなえ作品を初めて読むならこれしかないだろうと言うことで読み始めたら、、、止まらない。1日で読んでしまいました。
最愛の娘である愛美が亡くなった事件について、さまざまな人物の視点から「告白」という形で物語は紡がれていきます。
各章でそれぞれの人物が一人称の視点で語るため、そこには第三者の感情、考えが介入する余地はなく、ただただ「告白」が続きます。
一つの事柄について視点が変われば、これほどまでに物事の見方もわかるのだと思うとともに、こんなにも人間は自分都合で物事を解釈しているのだなと感じました。
物語の結末、真相でさえもこの作品を読んでいる読者の皆さんにに委ねられます。そんな小説です。
Posted by ブクログ
小学校の女教師の子供が、プールで死体で発見された。教師の生徒に対する復讐が始まるという物語。
教師と母親の立場で難しい立場
先生、友達、犯人の視点で描かれてどんどん事件の真相が分かる構造。読み進めていくたびに心臓を握りつぶされる。、
すごい…!
小説を読むことをあまりしない私ですが、中盤位からの怒涛の展開にページをめくる手が止まりませんでした!!これは2周目必須ですね✨
ゾッとする
中学の時に読んで、ゾッとするなあ、後味悪いなあ、、、という記憶はあったのですが細かいところは覚えておらず、これを機に再読。
そして感想はやっぱり同じく「後味悪すぎ!!」でした。笑
でもそれぞれの視点から見えていたことや考えていたこと、人間離れした思考や行動にゾッとはするけど早く読み進めたいと思える作品でした。
中学生の時、友達からおすすめされて一度読んだことがあり、それ以来湊かなえさんのファンです。
最近、そういえばこの「告白」は結局本を買っていなかったと思い出して購入し読みなおしました。
大人になって読むと、また当時とは違った印象で面白かったです。
また、映画と比較しても、こちらの原作のほうがよりイヤミスという感じでいろんなことを考えさせられます。
青少年によんでほしい
各小中学校の図書室に3冊ずつ常備しておいて、こういう小説をよめる少年Aのような少し頭のいい生徒が、全員読了できるようにしておいたらいいのにと思う。
そうすれば、経験不足による過失を回避できるのではないかとおもう。
あっという間に読み終わった
おすすめ小説に乗っていたため購入しました。
私自身、小説を読むのは久しぶりで、最後まで読み終えることが出来るか不安でしたが、内容も登場人物もコロコロと変わっていく中、本人にしか知りえない心情を一つ一つすくい上げ、1つの物語にする。そして最後まで読んだ後の感想もまた、読み手によって異なってくる。とても面白い小説でした。
みんな怖すぎる
こんな話だなんて想像してなかったです。。
この話では母親の存在がいかに子供に影響をあたえているかが分かりました。母親って大丈夫だなああ
少年たち人衝動で簡単に殺しすぎでしょ笑とは思ったけど殺し以外には一つ一つの行動にちゃんと意味があったのに、殺人だけは衝動っていう、、なかなか考えさせられるお話でした。読むにつれてだんだん事件のその後の真相について分かっていくんですよね。鳥肌やばかったです。おもしろすぎて、手が止まらなかったです。普段小説をあまり見ない私でも一気に読めてしまいました。。
復讐の恐ろしさ
娘が事故で亡くなった先生が、娘の死は殺人だったと告げられるところから始まる。その後に、先生が行った復讐を告白される。その後の生徒と先生達の様子が書かれている。とても面白いです。
告白
この作品は
母と子供がなかなかうまく噛み合わないことで起きてしまった出来事で、周りを巻き込み、いくつかの殺人事件にまで繋がり、復讐、いじめ問題、上手くいかない人間関係、HIV、色々な要素が詰まった話。最後の最後まで、恐怖感が続きましたが、
たくさんの伏線が、最後に一気に回収されて、読み終わった後はとてもスッキリしました。
Posted by ブクログ
何年も前に観た映画の内容はすっかり忘れてしまったので、新鮮な気持ちで読めた。事件の真犯人を見付けるのが目的ではなく当事者それぞれの思惑が次第に明かされながらストーリーが進むので、真相が明らかになりつつも最終的な着地点が予想できず終始想像力を掻き立てられながら結末に至った。後味の悪さと同時にスッキリもする終わり方だった。シンプルに言うなら、因果応報。
Posted by ブクログ
2009年本屋大賞受賞作。イヤミスの女王と呼ばれる本著者は初読みです。
映画も過去に見ましたが意外と内容を覚えていないものですね。
物語の構成は、我が子を校内で亡くした中学校の女性教師と、その犯人やそれを取り巻く人々の視点で、モノローグ調に物語が進行していく。
登場人物の告白で見える人物像の表現が実に多彩だし、どれも少しだけ狂っていて、人間のまともな部分と内なる狂気の見せ方が秀逸。
先が気になり過ぎて、最後まで一気読みさせる著者の技量に感服されられました。
Posted by ブクログ
先生視点の語りで始まり、章ごとに語り手が変わり徐々に事件の全貌が見えてくる感じが面白くて早く続きが読みたい、続きが知りたい!と思う作品だった。
同じ場面でも視点が変わることで、何を考えているか分からなかった人物が、こういう思考なんだと知れていくのが面白い。
ストーリー的にリアリティはない(と思う)けど、視点が変わればこんなにも見えてくる景色が違うというのはなんかリアルに感じた。
もう一度読み直したい。
Posted by ブクログ
もう何年も前から題名だけは何度も目にしてきたが、怖い本が苦手なので読めずにきた本。どういった風の吹き回しか、ええい読んでみるかと手に取ったが、結論として手に取ったのは大正解だった。飽きさせない、どころかどんどん引き摺り込まれる見事な構成。森口先生の丁寧な語り口調も、なんとも落ち着かない不気味さを添える。人間から出る汚水を煮詰めたような結末は、最高で最低の読後感を味わわせる。自分ならあんなことしないなんて誰も言い切れないだろうからすごい。他の著書が読みたくなったことは言うまでもない。
Posted by ブクログ
中学生以来の再読。字数多くて読めるか心配だったけど、内容がおもしろくてどんどん読んでしまった。
それぞれの目線で、それぞれの好きな人のために。この物語の登場人物はやりすぎだけど、こういう嫉妬、誤解、愛情が自分の周りにも溢れているんだろうなと思う。
Posted by ブクログ
「暁星」がとっても良かったので手に取った。
個人的には「暁星」の方が好きだが。。
中学校の女教師が、我が子を殺した教え子2人に復讐するお話。考えれば考えるほど、森口先生の復讐の仕方がえぐい。私が学生だったら給食の牛乳飲めなくなると思う。
でも実際、憎い相手への悪意が行き過ぎたら、人間ここまでしてしまうかもなあと思った。
Posted by ブクログ
森口先生が学校という公共の場宛ら、彼女の職場で娘を自分の生徒に殺される、愛美に私は自分の息子を重ねる。
現代の司法制度で子供を捌くことができないという物語の中核を森口先生は生徒をどうやったら1番苦しむだろうと奔走する話でもある。
最後まで司法制度に頼らず、森口先生の手のひらの上で生徒2人を捌くのだが、思春期の男の子二人のバックストーリーも踏まえるとやりすぎとも思える。
我が子を失った気持ちは大半の親は知らない。子を持たない大人なら尚更、だから俯瞰してこの話を読むことができるのだと思う。
終わった後の続きが気になる、という時点で人間(読者)の闇を引き出すこの本は凄いと思う。
Posted by ブクログ
あっという間に読ませられた記憶。
読んだのはだいぶ昔だが、最後に鳥肌がたったのは覚えている。
こんな復讐劇を書き上げてしまう湊かなえは実際どんな人なんだろうと気になったり。
最後の復讐がすごい
歪んだ愛情や虚栄心が絡み合って起きた事件とその後を一人一人の心情が明かされていく形で読むのは面白かった。飼い慣らされてるウェルテルちょっと可哀想だし、渡辺の母親はクソ。
匿名
好きです
こちらは読後感すっきりとまではいかなくても、いい終わり方だったのではないかなと思う最後でした!
初めに読んだ作品は読後力が抜けてしまうような終わり方だったので、本作品もドキドキしながら読んでおりましたが今回のような最後も私は好きです。
やはり他の作品も読んでみたいと思わせる作品でした。
あまりに怖い
概論で事実だけを述べて、その後関係者の証言によりディテールを詳細にのべる。ドラマで言えば、刑事コロンボの手法。