あらすじ
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルームでの告白から、この物語は始まる。語り手が「級友」「犯人」「犯人の家族」と次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りにされていく。衝撃的なラストを巡り物議を醸した、デビュー作にして、第6回本屋大賞受賞のベストセラー。
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娘を失った先生の復讐劇とも読める話ですが、痛快さはなく終始陰鬱さがただよっています。
親からの愛を感じたくて手段を他者への攻撃に変えてしまった少年。ラストの解釈はそれぞれの読者に委ねられているのがいいですね。
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映画面白かったので小説も読んでみました。少年法と子供の育てかたについて改めて考えさせられる1冊でした。
少年法については現在も14歳未満の少年には、罪に問うことは出来ないらしい。責任能力がないからと言えば納得できる一方で、自分の周りの人が殺されたとしたら、成人と同じ基準で裁かれないのには違和感を感じるはずと思った。被害者からしたら、誰に殺されようと殺されたって事実は変わらないもんね、、
それだったら犯罪にせず、自ら裁こうとした森口先生の気持ちもわかる。犯人を殺すんじゃなくて、苦しい思いをさせてこれからの人生を生きさせるってのにはびっくりだけど笑
子供の育て方に関しては、森口先生、直くんの両親、修哉の両親と色んな親が出てきたけど、正解は無いんだろうなって思った。
森口先生がポシェットを買い与えなかったことにつけ込んで事件は起きたけど、闇雲に買い与えない厳しさってのも絶対に必要だと思う。
直くんの親は幼少期に必要以上に褒めすぎたことで、直くんは何かができる訳ではないのに承認欲求の高さに苦しむ子供になってしまった。
書道の表彰しかり結果を褒めるのではなくて、過程を褒めるってのは、よく言われるけど本当に大事なのかもね。
Posted by ブクログ
自分自身、子供を持つ親の立場として主人公である教師に感情移入して、怒り、哀しみ、やりきれない気持ちやらで心が揺さぶられました。
主人公→加害者生徒→生徒親→加害者生徒→主人公と視点が変わる事で事実が見えてくる流れと、ムカムカともスッキリとも違う、何とも言えないゾクッとする様なラストが秀逸でした。
おすすめです。
Posted by ブクログ
まさに「イヤミス」ですね…。最後そうくるかと。
サイコパスな登場人物にほとんど共感できなかった。逆に言えば共感できないからこそ、エンタメとして楽しめるのかもしれない。これが共感してしまつまたら辛すぎる。
登場人物、みんな自分のことばかり考えている。子どもを殺された森口先生の気持ちは少しわかるが、でもそこまでやるかと…。あんたも同罪だよと。
登場人物のモノローグから全容が明らかになっていく構成は面白かった。
大変読みやすくて、遅読の私でもかなり速く読み終えることができた。
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読む手が止まらない、そんな読書体験ができた。
「自分が◯◯の立場だったら、どう行動するだろうか?」そういった思考をしながら読んでいた。それに対してもちろん答えはないし、読者一人ひとりが感じたことが正解なのかもしれないけれど、血を血で洗ってしまえば永遠に終わりは見えてこない、そんな気持ちを抱いた。
何回も読み直したくなる本。2026年1冊目が『告白』で良かった。今年もすてきな本にたくさん出会えれそうな気がする。
Posted by ブクログ
一つの事件を、数人の登場人物の目線で描いている。子供が死ぬという残酷な事件から始まり、遺族目線、犯人目線、共犯者目線といろんな角度で物語は進む。おもしろかったが、読後感はあんまりよくないかもしれない。
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1つ事件を様々な人の視点から描いた、作品でした。関わった人の心情やドラマがパズルのように組み合わさって、徐々に物語が進行してく、「バッカーノ」(ラノベ・アニメ)に近いような感じだと思います。
私もこの事件に関わっていたらどんな感情を抱き、どんな行動を起こすのか、、、読み終わった後、虚無感と共に考えさせられます。
内容はやや酷ですが、とても読みやすい作品で一気読みできてしまいそうなくらいです。
Posted by ブクログ
15年前に映画を見て衝撃のあまり文庫本を買った、そのことすらすっかり忘れて、結末も覚えていない状態で再読。湊かなえの原点にして最高傑作、衝撃の結末に思わずうなってしまった。結末は覚えていなかったものの、所謂どんでん返しものとしての衝撃の感覚は残っていて、再読でも当時と同じ衝撃を味わえなんだか得をした気持ちになった。ただ、最新作の暁星を読んだ後、この物語を読むとまた一味違った感想になる。単なるどんでん返しでもイヤミスでもない、全ては愛に翻弄される人間の物語であり、それこそがデビュー作から最新作まで一貫して描かれているテーマなんだと、改めてそう感じた。
Posted by ブクログ
湊かなえ好きの先輩が、単行本、文庫本、特別装丁本、、、と5冊も持っていると話されていて、そこまで惚れ込む魅力がある作品に興味を持った。
集中力の無い私が、一気に読み終えてしまった。
登場人物の感情に共感出来た。と思っても2、3行後には分からなくなる。掴めそうでつかめない。その余白に思考が止まらなくなるお話しだった。
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この作品がデビュー作と思うと、著者のポテンシャルの高さを感じずににはいられません。その後も名作を書き続けていますが、改めて湊かなえという作家の凄さをマジマジと見せ付けられてしまいました。
内容も、キャラクターも、最後の締め方も良かったです。
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中学生ぶりに読んだ。結構忘れていて面白かった。少年Aノ思考が意外と幼かったようにおもうが、中学生ならこんなものか。よくこんな立て板に水の如くすらすら話せるもんだと感心もした。
最後、少年Aにはざまあみろと思いつつ、先生は本当にそれで良かったのかと思った。
Posted by ブクログ
娘を生徒に殺された母であり先生。事故と処理されるが、犯人を特定しつつも、更生を促す?
母であり先生。クラス委員長。Bの母、B、A。と事件の真相があらゆる角度で判明する。
正義と悪(me too)が虐めを増長する
殺害動機は?自己顕示欲、承認欲求?
5人の角度での真相がスピーディーに判明し、その世界に没入させてくれる
最終章は先生に戻り圧巻なラスト!
Posted by ブクログ
事件をあらゆる視点から描く作品は結構あるけど、
ここまで細かく登場人物達の心情を設定して表現している作品はあまりないと思う。非常に読みやすくて、面白かった。映画も見てしまった!
Posted by ブクログ
物語は、ある中学校の終業式での、**女性教師・森口悠子(もりぐち ゆうこ)の「告白」**から始まります。
彼女は、生徒たちの前でこう語り始めます。
「私の娘・愛美は、事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」
突然の衝撃的な告白――
しかも、犯人はこのクラスにいる2人の生徒だというのです。
そして彼女は復讐のため、**ある恐ろしい「罰」**を実行していたことを静かに語り出します。
そこから物語は、犯人とされた生徒たちや、周囲の人々の視点で語られる章が続き、それぞれの内面や動機、事件の真相、そしてその後の変化が徐々に明かされていきます。
最後には、**さらなる衝撃の「告白」**が待ち受けています――。
Posted by ブクログ
読書の楽しさはこの本で知った。この先に「ハッピー」が待っていないことは確かなのに、何を求めてか読む手が止まらない。虫やら臓器やらが出てくると、手で目を覆って見ないようにするクセしてなんでか指の隙間からちらちらと覗いてしまうアレに近い気がする。あんなにも読むのを急き立てられたのは後にも先にもこの本だけ。夜更かしして読み切ったなあ。
この本を勧めてくれたのは親だったが、思春期の息子にこれを勧めてくる親ってどうなんだろうか?おかげでこんなサブカルチャーをこよなく愛する捻くれ拗らせ息子になってしまったのではないだろうか?でもこういう偏屈なところは父親譲りのはずかんだが、この本勧めてきたのは母親だったな。うーん、わからない。
すごい…!
小説を読むことをあまりしない私ですが、中盤位からの怒涛の展開にページをめくる手が止まりませんでした!!これは2周目必須ですね✨
ゾッとする
中学の時に読んで、ゾッとするなあ、後味悪いなあ、、、という記憶はあったのですが細かいところは覚えておらず、これを機に再読。
そして感想はやっぱり同じく「後味悪すぎ!!」でした。笑
でもそれぞれの視点から見えていたことや考えていたこと、人間離れした思考や行動にゾッとはするけど早く読み進めたいと思える作品でした。
中学生の時、友達からおすすめされて一度読んだことがあり、それ以来湊かなえさんのファンです。
最近、そういえばこの「告白」は結局本を買っていなかったと思い出して購入し読みなおしました。
大人になって読むと、また当時とは違った印象で面白かったです。
また、映画と比較しても、こちらの原作のほうがよりイヤミスという感じでいろんなことを考えさせられます。
青少年によんでほしい
各小中学校の図書室に3冊ずつ常備しておいて、こういう小説をよめる少年Aのような少し頭のいい生徒が、全員読了できるようにしておいたらいいのにと思う。
そうすれば、経験不足による過失を回避できるのではないかとおもう。
あっという間に読み終わった
おすすめ小説に乗っていたため購入しました。
私自身、小説を読むのは久しぶりで、最後まで読み終えることが出来るか不安でしたが、内容も登場人物もコロコロと変わっていく中、本人にしか知りえない心情を一つ一つすくい上げ、1つの物語にする。そして最後まで読んだ後の感想もまた、読み手によって異なってくる。とても面白い小説でした。
みんな怖すぎる
こんな話だなんて想像してなかったです。。
この話では母親の存在がいかに子供に影響をあたえているかが分かりました。母親って大丈夫だなああ
少年たち人衝動で簡単に殺しすぎでしょ笑とは思ったけど殺し以外には一つ一つの行動にちゃんと意味があったのに、殺人だけは衝動っていう、、なかなか考えさせられるお話でした。読むにつれてだんだん事件のその後の真相について分かっていくんですよね。鳥肌やばかったです。おもしろすぎて、手が止まらなかったです。普段小説をあまり見ない私でも一気に読めてしまいました。。
復讐の恐ろしさ
娘が事故で亡くなった先生が、娘の死は殺人だったと告げられるところから始まる。その後に、先生が行った復讐を告白される。その後の生徒と先生達の様子が書かれている。とても面白いです。
告白
この作品は
母と子供がなかなかうまく噛み合わないことで起きてしまった出来事で、周りを巻き込み、いくつかの殺人事件にまで繋がり、復讐、いじめ問題、上手くいかない人間関係、HIV、色々な要素が詰まった話。最後の最後まで、恐怖感が続きましたが、
たくさんの伏線が、最後に一気に回収されて、読み終わった後はとてもスッキリしました。
面白い!
幼児を中学生に殺された教師の復讐の物語です。読み終わり、じっくりと考えると荒唐無稽的な処があるのですが、読んでいる間は、一切そのようなことを考えさせない迫力のある筆力です。一気に読み終わりました。
これが、デビュー作とは思えません。
Posted by ブクログ
読後に嫌な気分や不快感が残るミステリー小説の事「イヤミス」という言葉を、この作品を通して初めて知った。物語が始まってから、楽しい場面は一つもなく、毒々しい世界観をひたすら読み進める。
章ごとに語り手が変わるので、様々な視点から事件の真相や登場人物の心情がわかり、誰にも共感はできなかった。共感はできない自分はある意味で幸せなのかなとも思えた。
登場人物たちの何人かは一部嘘をついていたと思う。その嘘が、よりこの作品を強い印象を残すことになる。
Posted by ブクログ
先生の独白から繋がっていく話。ある語り手から見える話と、違う語り手から見える話が少しずつ違うのが面白い。結末までじわじわと、どきどきしながら読んだ。最終的な語り手の話も、違う語り手から見たら違う話があったのかも、と思わせるような結末だった。
Posted by ブクログ
最初から最後まで面白い作品だった。
人間の裏側の心理が隠されていた。
親の存在がどれだけ子どもの人生に大きく関わってくるのかを考えさせられた。生きる環境の大事さ、どんな人間も道を踏み外してしまう可能性があるが、自分で制御できるかどうか。やられたらやり返す精神は勿論のこと、感情的に行動してしまう事でのちのち後悔してしまう事、冷静に物事を判断する必要があるなと感じた。
2人の少年の母親はどちらも問題があり、そのせいで罪のない子の命が失われた。もっと愛情を注いであげてたら優しい子に育ち悲しい事件も起きなかったのではないかと感じる。
いじめについても、誰かがやっているからやる、追い詰められたら自分自身も制裁を下すしかないのかなと思うが、後悔しない為にもそんな弱い人間になりたくないなと強く思った。
最後の終わり方はスッキリするものじゃないが、一人一人の気持ちになって考えると、どれも苦しい気持ちになった。
Posted by ブクログ
森口先生の衝撃のホームルームから始まり、語り手が変わっていくにつれてどんどん事件の全体像が浮き彫りになっていくのが面白かった。
結局、頭が1番キレるのは森口先生だった。
これがデビュー作なのすごすぎる(ᯅ̈ )
Posted by ブクログ
事故として処理された事件の裏側に、こんなにも関係者達の様々な思惑が絡んでいたのかと思うと恐ろしくなります。事件を起こすことを考えて実行に移した人物と、結果的に死の原因を作ってしまった人物、そしてその犯人達の牛乳にエイズ保菌者の血液を混入したと思わせて恐怖を煽った教師…。それぞれの関係者の身勝手な言い分にぞわっとさせられ、もやっとした読後感が後を引きます。悲劇が重なり合わなければ、この事故は起こらなかったのに…。誰が一番悪いのか?そんなことを考えさせられました。
Posted by ブクログ
それぞれがそれぞれ狂っていて、もちろん殺人が起きたり、子供がなくなったり、正気ではいられないけど、それはたまたまのきっかけで、それぞれがそれぞれ日々狂気がたまっているんだと思った。
話題作だったから軽い気持ちで読んだけど、話題になって当たり前だなと関心した。
犯人を名指しで言わないのに、周りは分かる雰囲気の描写が、リアルだった。
Posted by ブクログ
娘を殺された女性教師の復讐劇。
一つの事件を複数の登場人物視点で書いており、人によった価値観や主観の違いを感じた。
とても怖い描写もあるが読み進める手が止まらずすぐに読み切ってしまった。
コレがデビュー作…?
Posted by ブクログ
何回読んだかわからない湊かなえさんのデビュー作。とにかく読みやすい。スピード感がある。構成もわかりやすいし、混乱しないのですぐに読み終えられた。多分読むのは3回か4回だけど、何回読んでも面白い。2年おきとかに読んでるかも。最後までいい気持ちにならないこの感じ。本当にイヤミス大好き。心がほっこりする物語とかよりこういうのの方がやっぱり好きだな。各章に宗教関係の聖職者、慈愛者などがついていてそこの意味をもう少し深掘りしてみたいなと思った。
Posted by ブクログ
ページをめくるごとに事件の核に迫ってる感じが良かった!人は承認欲求の塊だなと感じた。また傲慢で、コミュニティに属さないと駄目だとも思った。語り手が物語を進めていく構図で、各章ごとに語り手が代わり、その人の目線からこの事件を語るところがその人の背景だったり心情を知れて、より一層この事件の根源的なものが浮かび上がって面白かった。
最後のオチは予想外というか、どんでん返しとまではいかないけど、いい意味で予想を裏切られた。最終的に感じたのは、先生怖
Posted by ブクログ
一気読みしました笑
同じ事件でもそれぞれの境遇や、立場などから感じたことや今後の影響がさまざまであったところが面白かった。
特に印象に残ったのは
修哉の母親へ対する思い。
直樹の母親からの思い。
森口の娘への思い。
この3つの思いの交差がそれぞれの不幸の連続すぎて見ていてズーンとなった。
2週目に読んだらもっと色々分かりそうでまた読みたい。
最後の復讐がすごい
歪んだ愛情や虚栄心が絡み合って起きた事件とその後を一人一人の心情が明かされていく形で読むのは面白かった。飼い慣らされてるウェルテルちょっと可哀想だし、渡辺の母親はクソ。
匿名
好きです
こちらは読後感すっきりとまではいかなくても、いい終わり方だったのではないかなと思う最後でした!
初めに読んだ作品は読後力が抜けてしまうような終わり方だったので、本作品もドキドキしながら読んでおりましたが今回のような最後も私は好きです。
やはり他の作品も読んでみたいと思わせる作品でした。
あまりに怖い
概論で事実だけを述べて、その後関係者の証言によりディテールを詳細にのべる。ドラマで言えば、刑事コロンボの手法。
Posted by ブクログ
タイトルの通り「告白」が長く続く
段落の少ない文章なのに引き込まれていく展開だった
それぞれの登場人物が本心を語ったり、そうでなかったりと個性強く描き分けられ、魅力的でした
登場人物にあたたかい感情をもった人が少なく、後半は疲れました
あとがきに「映画化によせて」が文庫版の特典として掲載されていましたが、映画を観ていないので、最初だけ読んで閉じました
Posted by ブクログ
湊かなえデビュー作。安定の複数の人物視点で話が進み、それぞれの話を補完しあう構成。
いくつか腑に落ちない所があるが、ひとつ納得できない所をあげるとしたら紙パックに血液を混入させた所を確認しすり替える所、部外者が発見し行動に起こせる点。ご都合主義すぎました
Posted by ブクログ
子供を殺された教師の苦悩と復讐劇
各章が登場人物それぞれのエピソードとなっており、物語が展開されていく。
イヤミスと言われている作品らしいが、読後感は割とスッキリ感があり、とても読み応えがあって良かった。
小説を読んでいて初めて、ページを捲るのが怖いと思った。
人気作品なので色々と考察がされているが、確かに自分も『うん?』となるところは1点あった。
少年法に守られた殺人者に本当の意味で罪を償わせるには、そうするしかないんやろな、と納得できる結末であった。
この作品を読んだ人達と、それぞれ疑問に思った部分を話し合えたら面白いだろうなと感じた。