ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 同志少女よ、敵を撃て

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    戦争と平和な日常の境目は曖昧であることを知った。いつの間にか歪んだ戦地にいる人間は、善悪の境を無くして行動してしまうことを知った。相手が自国の言葉を理解出来なければ、尊厳ない表現をし、簡単に痛め付ける。敵と味方は状況次第ですぐ変わる。実際に味方の人望の厚い幼馴染の隊長は、戦闘勝利後に女性への尊厳ない行為をし、主人公の敵となった。自国の男性の子を身籠りながら、敵国兵士を主体的に愛する女性もいた。圧倒的に傷付けられないことが保証され、カフェで呑気にサンドイッチ食べながらこの本を読める今の状況をありがたいと思った。

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    2026年08月09日
  • 彼女の家計簿

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    本作の「今は無理でも、いつか誰かがわかってくれるだろう。そんな時代が、きっと来る。」という言葉に胸打たれた。

    時代の変化はあれどいつ何時も困難や悩みがある。
    それにどう立ち向かっていくか。
    物語を通して様々な過去をもつ女性たちの生き様を見ることが出来るが、持つ感想は人それぞれ違うのだろうなと思う。

    時代の変化と女性としての役割、働き方、そして生き方について考えさせられた。
    読んで良かった!

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    2026年08月09日
  • 明治のナイチンゲール 大関和物語

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    NHKの朝ドラ「風、薫る」の原案。
    明治時代、日本初の看護婦となった女性たちを描いたもの。

    大関和(ちか)は、幕末の1857年、下野国の黒羽藩(現在の栃木県)の国家老の娘に生まれた。
    藩主とは縁戚だったが、その藩主が誼の長い会津を攻撃することになる前にと自害してしまう。
    父は国家老を辞し、明治9年に病没。その前に同僚だった家老に求められて、娘の和の縁談をまとめていた。30も年上で、妾が複数いる男性だったのだが。
    二児をなしたのちに離婚。妾とは別れるという約束を果たさないのが理由だった。
    この辺は、商家の嫁になり一女を生んだが夫が酒乱だから別れたドラマとは違いますね。
    現代人が朝見るのにはきつ

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    2026年08月09日
  • 掟上今日子の推薦文(文庫版)

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    今作も隠館厄介はどんな災難に巻き込まれるのだろうかと思いページをめくったが、今回の主人公は親切守。序盤こそ厄介頑張れ!負けるな!と思いつつも親切守にどんどん引き込まれていった。前作と違い、今作は1冊を通じた長編であり、読み応えはややあった。

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    2026年08月09日
  • 姑の遺品整理は、迷惑です

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    望登子さんのお母さん、お義母さん、それぞれ性格は違うけど、亡くなった事で今まで生きて来た過去を遺品整理で分かったことが幾つか会有って考え方か変わった。

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    2026年08月09日
  • すべて真夜中の恋人たち

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    冬子さんの感情が光の描写とあいまって文字だけでなく映像で浮かび上がった、冬子さんとは反対に近い聖との数々の会話が印象的

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    2026年08月09日
  • 桜島 日の果て 幻化

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    この文庫を読む前に、「つむじ風」を読んでしまった。
    楽しく、スピード感のある「つむじ風」の感覚のまま、この文庫の四つの作品を読むのは、なんだか辛く、せつない感じが増強したような気がする。
    戦争という特異な現場で、死を間近で感じながら、理不尽な責め苦を味わい、それでも戦い続けなければならない人々の苦悩。
    想像すらできない。
    戦後を代表する作家として活躍した梅崎春生であっても、けして語りたくない、なんとしても語らなかった事実があると、作家案内の中で書かれている。坊ノ津での出来事はわからないままのようだ。
    当時に生きる人々は誰もがそんな思いを抱えて、生きていたはず。
    そんな思いをこの文庫の中に見つけ

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    2026年08月09日
  • 京都寺町三条のホームズ : 16 見習いキュレーターの健闘と迷いの森/前編

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    16と17で、前編と後編。

    円生が、だんだん、魅力的に見えてきた。最初、ネチネチと本当に嫌なやつだなーと思ってたんだけど。

    キャラも成長するよね〜

    いったん、終わり的な感じだったけれどね、ホント。あとがきで、著者も言ってたけど、いったん、終了。しかし、まだ、続く。

    円生とゆきとの関係も良かったし。
    葵とホームズも、お互いが、成長して、なかなか良いカップルになってきたし。
    葵の親友の恋バナも良かったし。

    21?22?まで、まだまだ、楽しめる。

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    2026年08月09日
  • ルポ トランプ王国 もう一つのアメリカを行く

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    ポピュリズムが愚民政策だと言い切ってしまうのを避けてきたが、自分は政治家とか影響力のある人間ではないので言ってしまう。先進国の中でいまやアメリカ人が最も教育レベルが低く、倫理観の欠如している国民なのではないだろうか?西欧は個人主義つまりミイズムが中心とされてきたが、ここに出てくる人たちはそれを通り越して確実にエゴイズムの化身と化している。オバマケアを批判する言葉が自分は病気ではないのになぜ高い保険料を払わなければいけないのかといった日本でSNSで話すと一発で炎上しそうな言葉を目の当たりにして吐き気を覚えた。アメリカンドリームとは年に一回の家族旅行と車と家なのだそうだ。問題はこのあと10年が経っ

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    2026年08月09日
  • 月曜日の抹茶カフェ

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    心温まるお話。誰かの思いが、別の誰かのストーリーに繋がっていて。そのおかげで、次のストーリーが始まる。泣きたくなる気持ち。誰にも言えなかった気持ちを、どうしてここまでわかってくれてるんだろうって思う。

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    2026年08月09日
  • ブティック

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    さすが安定と信頼の池井戸作品。今回も面白かった!というか過去に読んだ池井戸作品の中でもトップ3に入る好ましさだった気がする。ブティックというタイトルからアパレルの話かと思っていたが、M&Aを専門に扱うアドバイザリー会社のことを経済界ではM&Aブティックというようで、その「ブティック」が舞台。すなわちガッツリ、経済&社会派エンタメでした。構成自体は半沢的なものに近いが、主人公をまだ3年目の社会人に据えているために、金融の魑魅魍魎さという面だけでなく、人間的な(キャリア進路とか含めての)葛藤やドラマが見られて、半沢とかよりは柔らかく読めた印象。とにかく面白くて、あの分厚さにも関わら

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    2026年08月09日
  • ゆびさきに魔法

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    星絵ちゃんとの出会いがきっかけで、世界が広がった主人公。出会えたからこそ、自分の良さにも気づけた。行きたかったけど行けなかったお店の常連さんになることができた。ゆびさきにかかった魔法のおかげで、これまでの人生も肯定することができた。今までの人生があったからこその、今の幸せ。これからも続く楽しい毎日

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    2026年08月09日
  • 今夜も満月クリニックで

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    先程、読み終わりました。こころが、解ける感じに浸れました。私の住む近くにも、満月クリニックがあったら、毎晩(?)通ってしまいます。
    五話からなる小説になります。
    1話・・・隠れすぎたクリニック
    2話・・・できること 向いていること
    が、特にこころに刺さりました。
    子育てに奮闘中に、満月クリニックで出会えていたら、もう少し違った子育てになっていたかも?!なんて、思って読み進めました。
    どこか病院に、赤崎先生みたいなお医者さん、いませんか?


    296ページ
    本体780円(税別)+300円(メ)
    8/8~8/9

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    2026年08月09日
  • MIDNIGHT PIZZA CLUB 1st BLAZE LANGTANG VALLEY

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    一気読みした。
    いいな、こういう旅。とってもワクワクした
    男3人旅に同行しているようだった。
    こういう本を本棚に置いておいて、ふと心が疲れた時に読みたいな、と思った。

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    2026年08月09日
  • 命をつないだ路面電車

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    ネタバレ

    イタリアのホロコースト物語をはじめて読んだ。大2次世界大戦で始めに枢機国軍から離脱したイタリアについて、事実としては承知していたが、降伏後のイタリアの状態について、想像したことがなかった。
    裏切り者としてドイツ軍からの報復を、連合国軍からの攻撃を受けるようになったイタリアでの生活はどんなものであっただろうか。
    今まで思い至らなかったことに愕然とした。人は、自分と関係のないことに興味を持つことができない。そのことに気づかせてくれる読書のありがたみを改めて認識することができた。

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    2026年08月09日
  • カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

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    ネタバレ

    暗い過去を持つ登場人物だが、コメディ調で読みやすい。
    終盤、こんなんで終わりなのかな、と思いきや。
    まさかの根底を覆すかたち。
    最近どんでん返しとか多くて大体が読めてしまうけど、これは読めなかった。
    都合が良すぎるけど面白かった。

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    2026年08月09日
  • 悲しみのイレーヌ

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    ネタバレ

    シリーズ二作目にあたる『その女アレックス』を先に読み終えてからの本作

    『その女アレックス』を読んでいる時に「これは一作目のネタバレか?」と思える描写で記憶に残っていた部分が二つありました

    ・どうやらカミーユの奥さんイレーヌは、前作の事件で殺されてしまったらしい?

    ・元々はカミーユの部下はもう一人いたが、前作の事件で何かあり退場してしまったらしい

    と、イレーヌについては物語のオチまで察せる状態で読んだのに、最後の最後までスリリング
    なんとか生きていてくれと思いながら読んでのあのラスト、あまりにもすぎる……


    そしてさらには作中作設定
    第一部がまるまる犯人の書いた物語
    そして始まる現実と

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    2026年08月09日
  • ありか

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    シングルマザーが主人公のお話
    娘が年長さんの1年間を季節ごとに綴っている
    主人公の美空が大切な義弟、ママ友、仕事仲間に出会えて本当によかった

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    2026年08月09日
  • 青天

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    話題の青天、やっと読めました。
    アメフトの話とは知っていましたが、知識も観戦したこともなかったので、真っ白な状態?で、読み始めました。
    始まりから文章のリズムがよくて、すぐに物語の世界に引き込まれました。アメフトの言葉がわからないまま読んでいるのに、不思議とそれなりに読み進められます。
    高校3年生独特の、将来と現在の自分の置かれている状況との不安定な気持ちが、感覚に響くように書いてあり、倫理の先生との会話も、考えさせられました。
    さて、終わりに近づいたところで、わからないアメフト用語を、ちょっとだけ調べて読んだら、当然なのですが、試合の臨場感が何倍にも増幅しました。
    それで、読み終わった後、Y

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    2026年08月09日
  • 孤独な夜 下

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    やっばり、シャルロッテ・リンクが大好きだ。
    読みやすくて心理的な描写が多いのでミステリーと心理サスペンスが両方楽しめるような気がする。
    相変わらずのハラハラな展開に翻弄されてあっという間に読み終わってしまった。
    続編早く出ないかなあ。

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    2026年08月09日