ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夏の裁断

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    ネタバレ

    主人公は女性小説家で、作中で祖父の本棚を整理している。そんな彼女は本作で複数人の男性に出会い、そのなかには肉体関係を持っているが、過去のある出来事もあって、男性との接し方がぎこちなく、男性側のわがままに振り回される。本作は4つの短編で構成されているが、いずれも大人の男女関係を克明に描写されている。

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    2026年05月03日
  • 言語化するための小説思考

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    最初から最後までずっと面白い。

    小説を書いたり読んだりする時の考え方を真面目に語っているんだけど、ブラックユーモアを交えた尖った角度からの考察が笑える。そしてすごく腑に落ちるし、参考になる。

    チープなテーマでも読者をうならせるストーリーを考えることもできるんだというのがよくわかった。

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    2026年05月03日
  • 図書館の魔女 第三巻

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    何周もしている。
    結末に向けた「溜め」の巻ではあるけれど、国際政治の力関係がどっと示されるから、すごーく目まぐるしくて、すごーくおもしろい。
    マツリカやキリヒトを襲う個人的な苦難と、国や世界を平らかに収めようという壮大な展開とがコントラストに富んでいて、お話ってこんなふうに書けるんだ! と感動する。

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    2026年05月03日
  • 博士の愛した数式

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    読みやすく、心が温まる作品だと感じた。
    博士の置かれている状況は複雑だが、博士自身は純粋で分かりやすい。
    それ故に、主人公、ルートへと温かさもまた伝播したのではと思う。
    解説では、学問という括りを超えて、数学と文学が結婚したと表現していた。数は無機質なものと思っていたが、素数・友愛数・完全数を博士から教えてもらい、性格を持った人物のように思えた。
    となると、数学自体も登場人物がおり、文学と同じ土俵にあるのではと新たな視点を得られた良い作品だったと思います。

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    2026年05月03日
  • 晴れの日の木馬たち

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    実在の人物を交えながらのフィクション。最近、絵画ものが多かったので、久々の少女の成長ものに一気読みした。
    明治末期、倉敷紡績で働く16才のすてらが主人公。物書きになりたい志しを胸に上京する。彼女自身の努力もあるが、周りの人達の有形無形の援助がさらに彼女を大きく成長させる。絵画や文学をリスペクトしたとても感動的な物語。
    感想を書きながらもまた涙が溢れてくる。大好きな大原美術館にまた行きたくなった。

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    2026年05月03日
  • 金の角持つ子どもたち

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    『中学受験を決意した俊介
    この決意の裏には
    ある”秘められた想い”があって、、、』

    目標に向かって駆け抜ける俊介の姿は、
    周りの大人まで勇気づけていきます!

    のめり込むことの楽しさ、
    自分の頑張りが誰かの背中を押しているかもしれない
    そんなことを思い出させてくれる作品です!

    思い出したくなる言葉がたくさんで、
    いつの間にか付箋だらけになっていました笑

    頑張るあなたにも、これからの人にもおすすめの作品です!是非!

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    2026年05月03日
  • あなたはここにいなくとも

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    「でも、どんなに辛いことや哀しいことがあったとしても、大丈夫。やっぱり憂うことはないの。だって、きっといつか、何もかもを穏やかに眺められる日が来る。ありのままを受け止めて、自分なりに頑張ったんだからいいじゃないって言える自分が、遠い未来にきっといる」(「先を生くひと」)

    少し先を生きている、あるいは生きていた女性たちから受け継がれた、心の中で芽吹きの時を待つ、優しく強い種の五つの物語。

    町田そのこさん、初期の頃の、生々しく血の出るような描写ではなくても、やり切れない心の辛さの描写の鮮明さは変わらず。
    年齢を重ねていくということは、いつか誰かに渡せる、こんな種を自分の中に育むことであればいい

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    2026年05月03日
  • ヨーコさんの“言葉” じゃ、どうする

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    良すぎた^_^
    全然いいカッコしてなくて気持ちいい
    絵も内容も。
    1番は「あとがき」。1番響いたなぁ。
    人間くさいのって、なんかすごくいいものなんだなってはっきり意識できた。うらやましい友達関係だな。
    真面目にそして気を遣って生きてきた自分には、憧れすら感じるな。

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    2026年05月03日
  • メメンとモリ

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    私が読みたくて読もうとしたら、まだ話し始めの子も興味を持ってくれて一緒に読みました。一冊最後までなんだか楽しそうに時には笑っていたので誰にも響く素敵な本だと思った。繰り返し読みたい。

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    2026年05月03日
  • 30の短編小説

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    好きな作家さんである青山美智子さん、町田そのこさん、朝比奈秋さんが居たので、読みました。

    30というテーマだけで、作家さんの文章の色が変わるのは、読み進めながらわくわくします。
    毎回、違う世界に迷いこむような感じがして……。


    私は特に木爾チレンさんの『うちとあんた』が印象に残っています!


    読んだことのない作家さんにも出会えるので、おすすめの一冊です!

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    2026年05月03日
  • 暁星

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    暁闇と金星の2つの物語で、暁星。
    人間の見たくない弱さや、大きな力に対する1人の人間の非力さが、私が日常で感じる心の詰まりを代弁してくれているようで、仲間の様に感じられる物語でした。

    ---------感想---------
    夜空で孤独に光る宵の金星は、暗闇でぽうと灯る蝋燭の炎の様で、全ては照らさず、でも真っ暗でないことの希望をくれるものだと思った。
    私も、そんなささやかでも心強い光を誰かに届けられる人でありたいと思う。

    宵の金星と明けの金星は周期的に交互に繰り返して現れるようで、2つとも見えない時期もある。人生山あり谷ありを表している様で面白い。

    宵の金星は過去と現在を、明けの金星は、

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    2026年05月03日
  • シャーロック・ホームズの回想

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    久しぶりのホームズ第2弾。短編集としてとても読みやすくてどの話も面白かった。個人的には兄が出てきた「ギリシャ後通訳」が良かった。

    「ねえワトスン、僕は謙遜を美徳と見なす姿勢にはこれっぽっちも賛同できなくてね。論理に忠実であるならば、どんな物事もありのままに見るべきなんだ。誰かの能力を過小評価することは、過大評価することと同じくらい真実にそむくことになる。」

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    2026年05月03日
  • クラインの壷

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    SFは滅多に読まないのに、読み易く、先が気になって一気読みした。
    1989年の小説なのに、やってることが現代のVRの近い将来という感じ。

    タイトルでオチの方向はなんとなく読めるのに、それでも面白いのがズルい。

    現実か仮想か、実験なのかもわからなくなってくる。ずっと黒幕の気配があるのに、最後まで掴めないのが不気味。しかも不思議と混乱しない。ここが上手すぎる。

    未来の技術と留守番電話機やウォークマンといった80年代的ガジェットが同時に存在するのも魅力的。

    読み終わったあと、アルゴリズムに操られてる今の現実ごと疑いたくなる。

    地味に何度も読み返したくなる作品。

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    2026年05月03日
  • サーキット・スイッチャー

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    映画になったら、ぜひ見てみたいと思わせるストーリーだった。自動運転とトロッコ問題という、今後さらに議論されていくであろうテーマを扱っており、現実にも起こり得そうな話として描かれている点が興味深い。新たな企業倫理の問題として認識されていく可能性も感じられた。

    研究者の立場から考えると、自分の専門領域だけに取り組んでいればよいわけではない、ということを強く考えさせられる。人工知能の時代だからこそ、現場で起きていることや社会への影響についても深く理解しておく必要があると感じた。

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    2026年05月03日
  • 足型をはめられた子どもたち

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    菊池先生の思いや、具体的な実践をわかりやすく、凝縮されたすごく熱い一冊です。
    何度も涙する話がありました。今までの、自分の指導を省みる機会にもなりました。そして、自分が子どもの前にこれからどうやって立つのか、覚悟を決める一冊になりました。全教員が読んでほしい一冊だと思います。

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    2026年05月03日
  • チャックの数奇な人生 イフ・イット・ブリーズ

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    キングの新作が読める幸せよ。
    長編のイメージがあるキングだけど、短編も味わい深い。
    チャックの数奇な人生は3、2、1幕と遡ってチャックとは何者か、彼の人生の意味を探る物語になっています。
    一度読んで繋がりが理解できず、でも戻って読み直すと、ああ、チャックって、そういうことかだったのかと気づく。チャックよ、全然数奇じゃないよ。あなたの人生。Life is beautiful。愛に溢れた、素晴らしい世界があなたの中に。じんと来ました。

    もう一つの中編、ハリガンさんの電話は怖いような奇妙なような。こちらも好きでした。

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    2026年05月03日
  • 今、死ぬ夢を見ましたか

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    辻堂ゆめさんの文庫本。
    面白かったです。

    辻堂ゆめさんらしい作品。"予知夢"により死を回避しようとするミステリーですが、ラストが非常に良かったです。ボリュームも適度で、幅広い世代にオススメの一冊!!

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    2026年05月03日
  • チルドレン

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    ネタバレ

    94点

    面白かった〜。
    短編、中編集で、自由奔放な陣内という男を軸に物語が進んでいく。『砂漠』の西嶋みたいな奴。
    言動が一貫してなかったり身勝手だったりするけど、まっすぐでなんか納得させられるところもあって憎めない男。
    周りが振り回されながらも、 一緒に銀行強盗に巻き込まれたり、彼の失恋に付き合ったり。そんな彼が子供を導いたりする。ほっこりファニーな物語。

    まず最初また銀行強盗?!ってびっくりした。伊坂好きすぎるな。そこに巻き込まれた登場人物たちが不思議な繋がりを作ったり。永瀬がその後にも出てくるとは思わなかった。2章目でさっそく陣内が大人になって家裁調査官になっていてびっくりした。この職

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    2026年05月03日
  • 杏のパリ細うで繁盛記

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    ・やっぱり杏ちゃん大好きだと思った。とても素敵な女性。1人の人間としての魅力、人間力
    ・わんこたちへの愛の深さ、子どもたちへの眼差し、家族観。
    ・スルスル読める、伝わる文章力、とかわいい挿絵
    ・犬と小さい子が近いという論には激しく同意

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    2026年05月03日
  • すこやかなひとりぼっちの守り方

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    心にずーっと染み込んでくる素敵な言葉の数々。毎日少しずつ読もうと思いましたが、引き込まれて一気読みしてしまいました。
    赤ちゃんが初めて自分の足の存在に気づいた話、微笑ましくて特に印象に残っています。

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    2026年05月03日