小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
主人公が初めてバター醤油ご飯を食べたシーンも圧巻だったけれど、初めてケーキを焼いたシーンも異様に印象に残る。
(P197)あなたには壁がない。仕事もプライベートも、本音も社交も全部がまじりあってる。見ていると疲れる。
(P214)壁を築くとは、何も肩をいからせ、他者を拒絶することではない。(中略)甘く柔らかいお菓子だっていいのだ。
(P217)篠井さんに頼ることを一瞬でもためらっていたら、決して作れなかった。こんな風に、取捨選択の判断を今より研ぎ澄ませば、たとえば一日の終わりに趣味でカトルカールを焼くような時間を捻り出すことは可能なのではないだろうか。 -
Posted by ブクログ
42年越しの続編とは、どんな覚悟を持って書いたのか想像にも及ばない。
前作とは打って変わって、戦後のリアルや黒柳徹子さんがどのように自分の道を開いてきたのか、おてんばエピソードだけでない大人としての人生の経路が細かく描かれていて、こちらも大変興味深かった。
もう子供じゃないんだし、と自ら決断するようになったトットちゃん。新たな環境に飛び込むことを厭わず、よく本を読み、人と共に多忙を極め、時には立ち止まって大胆な決断をし、人との垣根をつくらず歩んできた人。本当にすごいことだと思う。そしてお父さんはいわずもがな、お母さんも最強。商売の芽を見つけては開花させながらも、ぶれずにトットちゃんの味方で -
Posted by ブクログ
トカゲとすみっしーはきょううりゅうのいきのこり。
だけど、みつかっちゃうとつまかってしまうからひみつにしている。
5年にいちど、まんげつからまじょがでてくる。みんなの願いをかなえてくれる。
すみっしーはおかあさんにあいたい。でもきょうりゅうといわなければならない。
きょうりゅうとばれてもつかまらなくてふしぎだった。
たぶんまじょがいたからまもってくれたんだと思います。
ファイブとタピオカがいてファイブが残されてタピオカが持っていかれて、
ファイブがトカゲの家に泊まらせてくれてファイブが嬉しかったです。
魔女たちが青い大満月じゃなくても迎えに来ていたのが凄かったです。