小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
「大切な人へ贈る本」という帯が付いていました。
まさにその通りでした。感動し涙が止まりませんでした。
読み終えた時、序盤の頃に出てきた「人は、変えられるのは未来だけだと思い込んでる。だけど、実際は、未来は常に過去を変えてるんです。」という言葉の真意に触れた気がしました。
今を生きる私やこれからの私(未来)の考え方捉え方が、過去の出来事に違った意味を持ちうるという。私自身も過去の悲しみを優しく包み込む事ができた気がしました。この本との出逢いに感謝しています。
実話に基づく小説と、冒頭で述べられています。
忘れられない人がいる方、ぜひ読んで欲しい。人を愛する心がとても美しいです。 -
Posted by ブクログ
再読です。泣きました。
10代で読んだ頃はあまりピンと来ない部分もあったので、いつか読み直そうと思っていた作品です。
主人公の年代になった今、胸にグッとくる場面がいくつもありました。
家庭や仕事、立場の違う同い年の女性どうしの話だったかなと記憶していたのですが、物語はもっと複雑で。主人公の二人の女性、それぞれの過去を遡って、窮屈な人間関係に悩みもがきながらもどうしようもないような学生生活を語り、それが現在にどんな影響を与えているか、まるでミステリーのように読み解く事ができます。
とにかく心理描写がすごくリアルで。私も知らずに人を傷付けてはいないかな、なんて考えさせられもしました。大事な気付 -
Posted by ブクログ
2025年の4月ごろに一度読んで、大学の映画上映で先日観たことをきっかけに「映画の結構違ったな」と思って再度読み直しました。映画を見てから読むとさらに味わい深くなります。ページを捲る手が止まりませんでした。でも間違いなく主人公視点で読んでても絶対主人公側には立てないんですよね、不思議です。でも共感できる。
伏線、というか背景描写がとても丁寧なんですよね、登場人物も、あえて小さい子の純粋さを通して描くことで主人公2人の純粋さというか、真っ直ぐさが際立ってて、そういう細かなところの描写が私はとても好きです。
あ、内容は言わずもがな面白いです。また映画見て本に戻りたいです。 -
Posted by ブクログ
この作品はフィクションです。
でも、本当にそうなんだろうか?
と思わせるぐらいリアリティに溢れた内容で、その凄さに、そして恐ろしさに震えた。
2013年の作品なので13年も前になるけれども、今現在のリアルにも実はどこかでひっそりと起こっているのではないかと疑わしく思ってしまう。
この小説を読み終わったら、もう外食や、スーパーで惣菜やお弁当が買えなくなってしまうかもしれない。
社会問題をテーマにした作品は、その話自体はフィクションでも、実際にどこかで起こった事件、事故を基に書かれていると思うので、その作品が投げかけてくるもの、訴えてくるものはとても身近なものであるから、すぐに話に入り込める -
Posted by ブクログ
ネタバレじわじわと終末に向けて崩壊していく日本共和国
バッドエンドしか思い浮かばないような流れからクーデター勃発、そしてその後の展開が激動
「大統領令0条発動」って気になったけど暫く何も起きないなあと思っていたら、最後にやってくれましたセンチュリオン!
クーデター阻止で大団円かと思っていたら全HAVI(不老不死)人間のSMOC(多発性がん、死亡確定)発症確定ってなんて皮肉な。。
死のない世界の”生”とは?そもそも生きるとは?自由に生きることと次世代への責務のどちらが大切なのか等々、色々と考えさせられることの多い骨太のSFエンターテイメントでした -
Posted by ブクログ
怖いけど美しい。
物語としては大きな展開はない。
家族が没落して家庭が崩壊していく様を描いているだけといえばそれだけ。
でも怖いくらい鋭い言葉で胸の内を抉ってくる感じ。
> 人間は恋と革命のために生まれて来たのだ。(p116)
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> 戦闘、開始。(p130)
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パンチの強いキラーワードが多くて、天才を感じる一方で、私が好きなのはこの一文。
> けれども、私は生きて行かなければならないのだ。子供かも知れないけれども、しかし、甘えてばかりもおられなくなった。私はこれから世間と争って行かなければならないのだ。(p126)
>
誰でも子ども