小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレせずにレビューを書くのが激ムズな作品。
未読の方はレビュー等読まずに、先入観を排してまずはご一読いただきたい。未知の読書体験ができることは『I』が保証する。
〈ゲオスミン〉と〈ペトリコール〉の2章からなる物語。“読む順番によって結末が大きる変わる”と冒頭で作者が大胆に宣言する。
そんなことある?と眉に唾をつけて読み進める…
ウワー!ホントに結末変わる!
初読ではよくわからなかったが、読み返して時系列を整理してみたら…脳震盪。ある出来事が全く違う意味合いに変化する騙し絵的面白さ。「信頼できない語り手」を活かしたミスリード。キーアイテムをトリガーにした因果関係ずらし。些細なところまで辻 -
Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
事件の原因は、私が探る!
少年少女たちは、なぜ罪を犯してしまったのか? その原因を探るのが「家裁調査官」である。福岡家裁北九州支部の調査官・庵原かのんは、自転車窃盗、JKビジネス、バイク暴走、女性暴行など毎日数多くの事件に直面していた。当事者である子どもたちの声に耳を傾けるうちに、彼女はそれぞれの事件の〝深い根〟に気が付き、そして……。
心理描写の名手が満を持して放つ、待望の新シリーズ。
かのんが出会った少年少女たち
田畑貴久…15歳の中学生。深夜、自転車窃盗事件を起こす。
小林郁人…16歳。公園の池の鴨を、ボーガンで殺傷する。
常松沙耶香…女子高校生。売春 -
Posted by ブクログ
【託された捜査資料!時代は変わるが、人の本質は変わらない】
昭和49年に発生した一家四人殺傷事件。その真相は、昭和では解明されなかった。
事件を追った刑事たちは異動し、定年を迎え、やがてこの世を去っていく。事件関係者もまた年を重ね、記憶は薄れ、証言者は減っていく。しかし捜査資料だけは残り続ける。
昭和の刑事が抱いた違和感は、平成の刑事へ。平成の刑事が立てた仮説は、令和の刑事へ。一本のバトンが受け継がれるように、捜査は半世紀にわたって続いていく。
何もかも足りなかった昭和。科学捜査が始まり法制度も進んだ平成。過去の反省も活かされ、全てが前に進んだ令和。法や技術は進歩し、社会も変わる。
しか -
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ネタバレ様々なミステリーを読んできたが、1番面白かった。
まず謎が謎すぎる。内容が少し理系チックなのもあって文系の僕からしたら、内容はわかるがなぜそれを小説内に書くのかが全く理解できなかったこともあって
謎が謎を呼ぶ展開であった。ゲーム、地下室、博士、
ロボ、孤島、システム、そして博士の過去の事件。全部が繋がっていた。そこがとても綺麗だった。博士が起こした殺人のわけも信じられないレベルのものであった。博士は15歳で親を失っている。つまりこの人の常識では、親は子供が15歳でなくなるもの。ここの部分の鳥肌は信じられないくらいであった。また博士の行動の指針が地球の環境問題という復讐てきな立ち位置ではないのが -
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角川文庫版のレ・ミゼラブル。上下二分冊の上巻を読み終えたところ。
以前、ふとしたことから中央公論社『レ・ミゼラブル百六景』という図版を数多く取り入れた本を読んだ。「これで十分読んだ気分」に成れたのだが、長編の名作として名高い作品。書店で文庫本のコーナーを見る度にホンモノが気になる。
結局は中途半端に断片的なシーンを知っているだけ。印象深いそれぞれのシーンも本来ならば、全体の話の流れの中でこそ真価を発揮するはず。
ヴィクトル・ユゴー『あぁ無情』と呼ばれていた。原作タイトルそのままの訳。このタイトルのせいで、遠い本のようにも感じていた。
明るめのエッセイやSF、冒険ものばかり読んでいた昔の私には -
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ネタバレ映画鑑賞時も馬に蹴られろ!と心底思っていたのだが、原作を読んだことでより詳細に深く彼女の心情や思想がわかった今でも、やはりわたしは三谷早苗という人物が嫌いだ。
仕組んだ事そのものより、2人が許すしかなくなる要因を得た後に全て自白しているあたり、本当にタチが悪い(意図していないなら余計に)。せめて墓場まで持っていく気概は見せてくれよと思ってしまう。
それはそうとして、「過去の意味合いは変えられる」という主題をニューヨークでの再会をもってして表現し締め括るストーリー構成がとても良いし、平野さんが綴る物語には心揺さぶられるなぁと改めて感じた。
映画サウンドトラックは作中でキーとなっているクラシックギ -
Posted by ブクログ
雪穂と亮司を取り巻く人々の視点から、
2人の人生が描かれていく。
雪穂と亮司の心情は一切語られないので、想像が広がり楽しい。ハラハラとする。
2人が貧しい環境から抜け出し、高みへ上がるために
協力して数々の犯行を行っているのかと思われたが、もしかしたら亮司は雪穂の人生にただひたすらに貢献していただけかもしれない。
雪穂は最終的にブティックを経営し、製薬会社の社長の妻になりお金も地位も得た反面、
亮司は裏の仕事をして稼ぐ。輝かしい描写はない。
雪穂が亮司の彼女への気持ちを利用していた可能性もあるが、その場合は想像を遥かに超えるほど雪穂が悪女である。恐怖を覚えるため、雪穂と亮司は愛し合って
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