小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
3/20
長すぎない話でコンパクトなのに、心に刺さる本。
綿谷りささんの本をそんなに読んでこなかったけど、この方の言葉選びだったり、表現力すごいな。
私は旦那側の超ネガティヴ人間だけど、姐さんのようにこんなにも自分の意思があって貫ける人になりたいと何度思ったことか。
どこの国でも誰とでも逞しく生きていけるように見えるのは、自分というものがしっかりあるから、
他者からの見え方とかを気にしてないからだと思った。
私も精神勝利法をきめたい。
◾️心に残った言葉
マイナス思考になっても何も生まれないよ
私にとっての知性とは、ムカつく相手をどのくらい早く言い負かせるかだし、教養とは狡い男に騙さ -
Posted by ブクログ
読み終えた後、心に灯がともったような、非常に前向きな気持ちになれる一作だった。
物語のラストで明かされる「世界はきみが思うより」というタイトルの回収がよかったな。主人公が抱いたその実感は、読んでいる私たちが物語を通じて受け取った感覚そのものであり、作者からの温かいメッセージとして深く胸に響いた。
全編を通して流れる空気感はどこまでも優しく、読んでいる間中、ずっと温かい気持ちにさせられる。文章も非常に読みやすく、物語の世界に自然と没入できる点も魅力だ。
日々の生活に少し疲れたときや、誰かの優しさに触れたいときに、ぜひ手にとってほしい。自信を持っておすすめできる、心温まる作品である。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあらすじを知らずに読み始めたため、想像していた以上に現実的で重いテーマが描かれている作品だと感じた。ファンタジー要素のある物語だが、不登校の中学生の心情がリアルに描かれていて、読んでいて胸が苦しくなる場面も多かった。
特に印象的だったのは、主人公のこころが周囲の何気ない言葉によって少しずつ追い詰められていく場面である。悪気のない言葉であっても、受け取る側にとっては大きな負担になることがあり、その積み重ねによって人を孤立させてしまうなと感じた。また、本来安心できるはずの家という場所でさえ、辛い記憶や逃げ場の無さから、完全には心が休まらない様子が描かれていた点も印象に残った。
ただ、同 -
Posted by ブクログ
本書は「ビギナーズ・クラシックス」と銘打ったダイジェスト版であり、平家物語を早送りで読んでるような感じですが、あらすじのまとめ方が良く、物語の流れがよく理解できます。
もともとは琵琶法師が語る「語り本」のため、文章のリズムもいいんでしょう。
印象深いエピソードも多く、読むほどに引き込まれる大変魅力的で面白い物語です。
■悲劇の賢人・平重盛
「此一門にあらざらむ人はみな人非人なるべし」(平家にあらずんば人にあらず。「人非人」とは身分の低い人、宮中で栄達できない人という意味)と言うほどに栄華を極めた平家一門。
しかし、清盛の嫡男である重盛の死後、その権勢にも翳りが見え始めます。
重盛は、絶 -
Posted by ブクログ
楽しみにしていたシリーズ第2弾!
「花屋さんが言うことには」に続きとても良かった。シリーズへの「好き」が増しました。
花言葉や豆知識も嬉しい「川原崎花店」が舞台。
前作はブラック企業勤務から花屋さんで働くことになった紀久子視点でしたが、今回は将来進む道に悩む美大生のミドリ視点です。
主人公だけじゃなく登場人物みんながそれぞれに何かしらの事情や悩みを抱えていて、今いる場所で頑張っている。
彼女たちが花屋を舞台に出会い、いろいろな人との交流を通してまた新しい一歩を踏み出していこうと思える。そんな様子が柔らかな筆致で描かれていて、自然と元気をもらえます。
優しい読み心地。花が好きとしては、あれ
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