ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 御宿かわせみ8 白萩屋敷の月

    Posted by ブクログ

    「美男の医者」「恋娘」「絵馬の文字」「水戸の梅」「持参嫁」「幽霊亭の女」「藤屋の火事」「白萩屋敷の月」

    「白萩屋敷の月」は読者アンケートの人気投票でトップだったらしいが、若干眉唾で読んだ。確かにこれは面白い、というよりも強烈な印象が残った。『恋の至極は忍ぶ恋と見立て申し候』にも通じる話。
    その他の話も面白く、この8巻はこれまで読んだ中で最も面白いと感じた。

    0
    2025年12月26日
  • ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ツナグの続編であり、歩美が高校生から大人になった時の話です。
    前作のツナグは短篇という印象を強く感じましたが、本作については、使者として歩んできた歩美の物語の中の一部という印象が全面に出ている作品だと思います。
    この人はこんな体験をしたからこうなのかなと歩美が想像している描写が多く、時には秋山家の方々に相談したり、自分にとらえて考えたりする描写がすごく多いなと思いました。
    蜂谷さんの話は特に想い人と同じ時間を共有することができるありがたみ、素晴らしさについて、改めて実感させてくれる小説だなと思いました。

    0
    2025年12月26日
  • 世界のすべて

    Posted by ブクログ

    多様性の世界での生き辛さ、それぞれの恋愛模様を描いた作品。知っているものもあったけど、初めて知るセクシャリティもあって勉強になった。

    人間や生物の生きる目的が子孫繁栄?
    誰かの恋愛や将来を、自分の価値観で偏って考えるのは無責任に相手を傷付けているなと感じた。


    そもそもLGTBQやセクシャリティ分類に当てはめること自体がナンセンスなんじゃないだろうか?

    恋愛をしなくても、結婚をしなくても、子どもを持たなくても、周りの目を気にしなければ自分らしく生きていける。

    0
    2025年12月26日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    辻村美月先生の本の中では短い内容だったので一気読み。個人的にとても良かった。

    良かった理由として、私も蘭花や茉莉絵のような経験をしたことがあり、めちゃくちゃ共感できたことが挙げられる。

    自分が本当に恋している、この人以外考えられないとなると、周りが何を言っても頭の中にその意見が入ってこない。
    私も周囲の友人に別れた方が良い、と言われたが、何となくその理由が理解できたとしても、その時は「この人がいない生活なんて考えられない」と思ってしまう。恋というのは、病気だと思う。
    結局その人とはあるきっかけで別れて別の人と付き合うことになったが、今思い返してもなぜその人に執着していたのか分からない。全く

    0
    2025年12月26日
  • 白夜行

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    強く心に残ったのは亮司と雪穂の生き方の違いだった。二人は同じ過去と罪を抱えているはずなのに、結末で見えたその人生はあまりにも不均衡に見えた。

    亮司は最初から最後まで影に生きている。自分の幸せを望むことも、未来を選び直すこともしない。
    その姿は静かで、感情を表に出さない分、余計に胸に刺さった。彼は自分の人生を生きなかったというより、生きることを最初から放棄していたように思えてしまった。

    一方で雪穂は、過去の被害者でありながらも、名前を変え、立場を変え、光の中で生き続ける。彼女もまた可哀想な存在だと思う。
    それでも、読み進めるほどに、どこか「ずるさ」を感じてしまった。
    雪穂は生き延びるために選

    0
    2025年12月26日
  • ブレイクショットの軌跡

    Posted by ブクログ

    面白くてあっという間に読んでしまった。
    逢坂さんは文章が巧い。だからとにかく読みやすい。言葉も物語もするすると入ってきて、ずんずん読める。前2作もそうだけれど、本の厚みを感じさせない。

    自動車期間工の青年から始まり、8つの物語が絡み合う。
    南アの少年兵、ファンド、板金職人、サッカー、不動産、投資、詐欺、まるで違う生活の世界が描かれる。

    主人公が1人であれば描く世界は1つで済むのに、まるで違う世界を複数描くのだからリサーチが大変だと思うのに、それぞれの描写が細かくリアリティがあり、さすが逢坂さんと思った。描写を疎かにするとクオリティが下がる。

    現代社会を描く小説は沢山あるけど、これは飛び抜

    0
    2025年12月26日
  • アリアドネの声

    Posted by ブクログ

    書店で見かけてあらすじを見て購入した。期待通り手に汗握る展開で楽しめた作品。冗長にならないところも良かったし、素晴らしい月末だった。

    0
    2025年12月26日
  • ギケイキ③ 不滅の滅び

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた義経記の本歌取ノベル。この武勇伝が、現在のサラリーマンや芸能界の動きになぞらえられて笑わずに読むのが難しいかったです。初めは面白おかしく読んでいましたが、やがて読者の私が中だるみ。しかしまたその中毒がぶり返し思わず最後まで引き込まれました。そんな中でもちゃんと血湧き肉踊るのは筆者の力量。完結編が待ち遠しいです。

    0
    2025年12月26日
  • お梅は魔法少女ごと呪いたい

    Posted by ブクログ

    思うように現代人を呪えず、四苦八苦するお梅にライバル登場!
    不本意ながら幸運の人形・イライザと行動を共にする事になったお梅…
    でもわりといいコンビなんじゃない?と思ったのは私だけではないはずw

    今回も綺麗に伏線回収されていくのが楽しかったです♡

    0
    2025年12月26日
  • 殺人鬼 ――覚醒篇

    Posted by ブクログ

    血みどろ残酷描写満載。あまりの惨たらしさに読むのがうっとなる箇所もありますが、殺人鬼に追われる恐怖は読んでいてハラハラドキドキ。私は不注意な読者なので、綾辻さんが随所に散りばめた仕掛けに気づかず、ラストで驚愕しました。この作品、読み始めるまでに躊躇するかもしれませんが、読み始めてしまったら最後までぜひ読み切って欲しいと思います。あとがきも良かったです。

    0
    2025年12月26日
  • 暗闇法廷

    Posted by ブクログ

    後天的な障害を抱える人々がリハビリなどを行う施設NPO『天使の箱庭』の施設長、荒瀬が殺された。殺人の容疑者は全盲の入所者・美波優月。だが美波は、深夜に荒瀬に呼び出されて襲われたが殺してはいない、と主張。弁護依頼を受けた刑事弁護人の竜ヶ崎恭介は絶対不利な状況のなか、真相解明に乗り出すが…。

    『同姓同名』などで話題になった下村敦史さん。ようやく初読み。

    数週間前、テレビで自宅を公開していたけど、なかなかクセのある邸宅で、ユーモアあふれる方だった。

    読み始めてすぐに犯人の目星がついてしまうのはちょっと残念。だけど、そこに行きつくまでのストーリーを楽しむことができた。

    法廷でのやり取りは実際に

    0
    2025年12月26日
  • 人間の証明

    Posted by ブクログ

    読んでいてこんなに高揚感を感じられた作品ってあっただろうか。名作と呼ばれる理由も納得できる。発表から年数は経過しているが読みやすくて途中読み終えるのがもったいなく感じた。読後の余韻は凄まじく少し放心状態になるくらい自分自身の内側に深くめり込んでくる作品だった。各所に散りばめられた伏線が終盤で見事に回収され、点と点が線に繋がる過程が圧巻でした。社会派ミステリーと人間ドラマが高い次元で両立しており記憶に残る一冊となった。

    0
    2025年12月26日
  • ストロベリーナイト

    Posted by ブクログ

    姫川玲子シリーズの第一弾!

    最初から最後まで飽きることなく読めました!もう一気読みに近い

    姫川班のメンバー、井岡、ガンテツなど登場人物のキャラが立っていてよい!一冊読むと2時間ドラマ1本観たような満足感!
    姫川の過去のシーンに胸打たれ、ガンテツと玲子の最後のシーンに胸打たれ(途中ガンテツの言動に怒りも覚えましたが、最終的には魅力的な登場人物の1人になっていた…)、事件解決に動くあつい刑事たちの執念に胸打たれ…。これぞエンターテインメント!!

    ビニールシートに包まれた男の遺体が発見されてから、捜査が進むうちに「ストロベリーナイト」という謎の言葉が捜査線上に浮上して…。
    少しずつ明らかになる

    0
    2025年12月26日
  • この二次会をさっさと抜け出して家でパンをこねたい

    Posted by ブクログ

    むっちゃ面白かった、ちょうど江ノ水行く計画立ててた時にブンさんの江ノ水計画を読めて、こういう時があるから読書って楽しいんだよなー

    旅行は、自分を強くレベルアップさせてくれるの大共感
    東京への憧れ

    0
    2025年12月26日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ

    こんなに笑えるエッセイは初めて読んだ!何回噴き出したかわからない!
    池袋のジュンク堂書店で買って、東武東上線に乗りながら読んだから、笑いを堪えるのに必死だった。お気に入りは❼の黒タイツかな。爆笑した
    他のエッセイも読みたくなった。

    0
    2025年12月26日
  • 掌侍・大江コウ子の宮中事件簿 八

    Posted by ブクログ

    ずっと読み続けていたシリーズがとうとう終わってしまった。面白かった。
    恋愛と結婚だけではなく、仕事や女性の矜持を描いた物語で、今の女性っぽく共感のしどころが沢山あった。宮中の行事や装束など、興味深い記述もいっぱい。楽しませてもらいました。完結して寂しいです。

    0
    2025年12月26日
  • 民王 シベリアの陰謀

    Posted by ブクログ

    シビアな現実のなかにもコミカルな会話があるので読みやすかった。政治家としての資質を問われる場面でも国民の意思を尋ねる姿勢を貫くのはジンとしました

    0
    2025年12月26日
  • 村上海賊の娘(四)

    購入済み

    ノンストップ

    面白すぎて一気に読めました。

    #感動する #カッコいい #憧れる

    0
    2025年12月26日
  • 少女は卒業しない

    Posted by ブクログ

    地方の高校生って、ほとんど地元を出ちゃうから、明確に高校卒業で人生のステージが変わる感じがする。同級生も皆バラバラなところに進学する。それこそ国立だの私立だの専門だの。

    どの話も18年という短い人生を生きた中での価値観で語られていてすごく良かった。
    時間限定の人間関係。3年間同じ場所にいたのに春から全員違う道に進むままならなさ。でもそれはそれでいいんだよなぁ。

    0
    2025年12月26日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

    Posted by ブクログ

    第二次世界大戦後の東京、GHQ指導のもとに民主主義レッスンの教師役となった日系二世のリュウと生徒の20歳前後の女性5名が、戦争の傷跡残るなか、それぞれの道を見つけていくお話。孝子がマッカーサー元帥に宛てた手紙がとても辛く心に響いた。戦争で家族も持ち物も全て失った孝子が、戦後雇われたお屋敷では豪華な宝石、食器、家族がそろっていて、『若しかして、戦争に負けたのは私達貧乏人だけだったのではないかしら。・・自分達の力で自分達を守ってゆきたい。もう二度と騙されたくない。』と胸の内を打ち明けている。戦後同じような思いを抱いた人は多かっただろう。戦後の日本から希望が生まれてくる過程を描いており前向きになれる

    0
    2025年12月26日