小説・文芸の高評価レビュー
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講談社MRC編集部・編『嘘をついたのは、初めてだった』講談社文庫。
『黒猫を飼い始めた』に続く講談社MRCのショートストーリー・アンソロジーの第2弾。
29作品全てが『嘘をついたのは、初めてだった。』という1文で始まる競作ショートストーリー集。
『嘘をついたのは、初めてだった。』という1文は一人称表現であるが故に、私や僕といった一人称の短編ばかりが並び、嘘の対義である正直に言及しているのは、嘘に対する後ろめたさの現れか。
『黒猫を飼い始めた』の方が格段に面白かった。嘘をつくことに怯えているのか、構え過ぎたかのような捏ねくり回した作品が多く、面白くない短編ばかりだった。
須藤古都離『 -
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ネタバレ相変わらず設定が絶妙で、書きたいテーマを効果的に表現する巧妙な構造に舌を巻いた。
主人公は趣味でBL小説を書いてきた50代の女性。しばらく執筆から遠のいてきたが、今度は趣向を変えて異性愛ものを書いてみよう、と試みる中での創作ノート兼日記という体裁になっている。同性愛、異性愛、だけでなく、女性に対する眼差し、男性に対する眼差し、性欲、魅力の感じ方など、観察と思索が仔細かつ留保なく書かれていて、普段深く考えず「そんなもんなのかな」と思っていたり、「私だけかな」と思っているほんとにありふれたやり取りについて、あっ、と思わせてくれることが多かった。創作ノートという体裁を取ることで、何か独り言のような -
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ネタバレ巻き込まれるように滅亡回避を託された中学科学教師が、別の星の同様の任務を背負った異星人と、究極に孤独な宇宙で遭遇し、ミッション完遂する物語。
主人公は罵られる。”あなたは臆病者。ずっとそうだった。書いた論文を認められなかったからキャリアを捨てる、そしてクールな先生だと崇拝してくれる子どもたちという安全圏に逃げ込む、失恋がこわくて本気でつきあった人もいない、疾病のようにリスクを避けている”―――これは罵られるようなことだろうか。私はそうは思わない。そんなのあたりまえだ。心を守りたくてあたりまえだ。生きやすいように生きて何が悪い。自分を生かせる場所で生きて何が悪い。臆病者であることは平和で穏や -
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ネタバレ良かった
結婚って全てにおいて言えるのは
最初の1話でお母さんが言っていた
「いい大人がなにも気遣いしないで円満にやれることはないの。気遣いは譲り合いだし我慢ってこと。」
に通ずるのかもしれない。
-誰もが自分を偽らず自由に生きていきたいけれど、気遣いを忘れればそれはただの無礼者で、無礼者の主張なんて誰も聞かない。気を遣っていることを悟られないように気を遣うのが気遣いの真髄ー
2 Beautiful Dreamer
読んでいてつらくなった
3 小鳥たち
書店のお客さんがあったかくて良かった
4 Position Talk
同じ女性でもこの自己主張激しい女性はしんどい…
5 Cest
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