小説・文芸の高評価レビュー
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長月さんのシリーズ本はずっと読みたくも中々手がつけられなかった中で、本日公開の映画を観まして、遂にその後さーっと本作も目を通させてもらいました。
映画で描かれていたのは、第一話、二話、エピローグの部分でしたね。
原作での台詞やシーンが忠実に映画化されていたところと少し映画なりにアレンジされていたところとありましたが、長月さんご自身の学生時代のバイト経験を基に葬祭プランナーという職種に焦点を当て、また配偶者を亡くされたご自身の哀しい経験から、この小説を生み出そうとされた長月さんの想いに感銘を受けました。
だからこそ、ご遺族に十分に納得していただくお通夜/葬儀といった一連の"お別れ&qu -
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『寺地はるなさんの作品の中で一番好きが上書きされた』
すごく良かった。高校生の青春友情小説かと思いきや、センシティブなテーマを繊細に物語にした素朴で優しい作品。ストーリーに大きな山や谷はないのに、登場人物たちの心の機微を丁寧に紡ぎ、読者自身がどう捉えるか考えさせられるような余白を感じる。
今まで数多くの寺地作品を読んできたが、寺地さんは書き手として「誰も傷つけたくない」という配慮のような、ポリシーのようなものを感じる。この物語のように、他人に言葉や態度の刃を向けることなくフェアな接し方ができれば、世界はきみが思うよりもっと良くなるはず。この本を好きな人とはとても仲良くなれる気がする。
同 -
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物語の根底に、1948年4月3日に発生した済州島四・三事件がある。
李承晩政権下の軍・警察、そして駐韓米軍が、1954年までの6年間で約3万人の島民を虐殺した凄惨な事件だ。
朝鮮半島が南北に分断されることに反対する民衆が、済州島で武装蜂起したことが事件の発端だった。
その後、韓国が本格的な民主化を迎える1987年6月の民主化宣言までは、済州島四・三事件を語ることはタブーとされている。
主人公の作家キョンハは虐殺に関する本を出版した後、原因不明の酷い目の痛みと胃痙攣に悩まされていて、精神的にも疲れていた。
そんな時に友人の映像作家インソンは、キョンハが提案した木製オブジェを製作中に指を切断する -
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先日これを家内に読んでいるところを見つかり、不必要なほどにこれが知的に面白い本であることをアピールしてしまったが、そのような気まずさがなぜどのような事情で生じるかを改めて知ることができる本。どうしても下世話な内容を連想させるテーマだが、気取ったり奇を衒ったりするところのない誠実な語り口が心地良く、作者の主張がすんなりと頭に入ってくる。
なぜ性的な概念はこれほどまでに気まずさを呼び起こすのか?筆者は、人が自らの手の届かない領域の「向こう側」に抱く憧憬と同化の欲求が美的判断である「えっちさ」の根幹を成すとし、巷間言われるような生物的な性欲が文化的な「えっちさ」を規定したのではなく、逆に「えっち -
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読み聞かせ 低学年 3分程度
毎年節分になると逃げ回るオニ、家に招かれる福の神。
でも福の神ふくちゃんは「わたし家の中ばっかりでつまんない」と、仲良しのアオオニのアオくんに「交代しましょう」といいます。
どうやって交代するか?
まずはアオくんは角を、ふくちゃんは髪の毛を外します。カポッ
洋服を取り替えます
アオくんにほお紅を付けます。
オニになったふくちゃんは「オニは外」で元気に豆から逃げて大満足!
福の神になったアオくんは家の中でごちそうしてもらっていい気分。そのまま朝まで寝てしまいました。
ところが翌朝、オニと迎えたご家族はすっかり元気をなくしているではありませんか!
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