小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
オンダーチェは3冊目です。
第二次大戦末期、砂漠に墜落し燃えた飛行機から生き延びた顔も名前も分からない患者とかつて野戦病院だった修道院で患者を看護する若い女性。2人の暮らしに外部からの来訪者が加わり、不思議な共同生活が始まる。
博識な患者の話に耳を傾け、または図書室の本を患者に読み聞かせ、来訪者の1人、若い爆弾処理班の工兵と恋に落ちる看護師。
登場人物の日常が描かれたと思えば波のように追想が始まり、患者の様々な古典についての語りがあり…風に揺れるカーテンのようにストーリーが移り変わって、何とも言えない不思議な心地良さの中読み進めました。
解説によれば、オンダーチェは詩人でもあるとのこと。それで -
Posted by ブクログ
ネタバレ何かが起こったとき、感情に流されず、事実を客観的に見て、どうすればいいかというヒントをさりげなく教えてくれる。
一見ぶっきらぼうで冷たそうに見えるけれど、本当は誰よりも優しくて誠実で、そんな大三さんがとても魅力的でした。
途中、エミリが遠くから大三さんの影を見て頼りなげに感じるシーンは、胸がキュッとなった。
職場のパートさんが噂話をするシーン、エミリが東京に戻ったあとに寂しさを感じるところ、大三さんが仕事をしていた本当の理由など、ウルっとくるところがたくさんありました。
エミリは家庭環境も複雑で、島に来る前も来た後も辛い思いをするけど、大三さんの温かい言葉や美味しい料理、そして龍浦で出会 -
Posted by ブクログ
今回もあまり読む気はなかったのだが、息子が「これ面白いよ」というので読んでみることに。
前半は、アイドルのさくらちゃんと主人公雄太が、新宿を元日深夜に発車する特急に乗って、河口湖まで初日の出を見に行く話。
完全にさくらちゃんが正妻ムーブをかましており、もはやこれは婚前旅行では……という思いが頭をよぎる。
後半は、大樹、七海ちゃん、そして私の推しの川勝萌が原宿と田端と西日暮里をめぐる。
タイトルからして、もう少し山手線がフィーチャーされるのかと思いきや、もっぱらトリビアは原宿と西日暮里についてのものであった。
本巻の川勝萌はやや影が薄く、ツッコミもさほど炸裂感(?)がない。
ただ、金色の帯を締め -
Posted by ブクログ
何を、どのように定義するかによって、見えているものの認識が一変し、真実が解き明かされていくのが面白かった
犀川先生が探偵や警察ではなく、あくまでも理系の先生だからこそ、動機を一切考慮せず、論理的思考によって事実のみを明らかにしていき、講義のようにトリックの解説がされる構図も好き!犀川先生の講義を実際に受けてみたい
あるひとつの事柄から断片的な情報が全て繋がるのも気持ちよすぎたし、“糸口”についての説明も印象に残った
「どこを考えたら良いのか、というのが、一番の考えどころなんです。それは、どんな問題でも同じです」「それを、糸口、と言っているんです」
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