ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夜のピクニック

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    大学生のころ、友達と六甲山全山縦走コースを登山したことがあるんだけどそれを思い出しながら読んでいた。

    当時はいつものメンバー4-5人が終電で須磨駅に集まって、24時過ぎから登山を開始。開始直後はみんな興奮してテンションが上がっていることあり各々暗闇で写真を撮ったり、他愛もないおしゃべりしながら進むんだけど、3-4時間ほど経過すると一人一人の距離が空いてきたり口数が少なくなったりして必ず虚無の時間が訪れるんだよな。

    一睡もせずに山々を越え、明け方になると少しずつ周りの景色も見えるようになり、太陽の光とともにむくむくと元気が起き上がってくる感覚もあったな。
    明け方に一度、ボーッと歩いてると草む

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    2026年08月28日
  • シークレット・オブ・シークレッツ 上

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    海外小説は苦手だがラングドン教授シリーズ別。

    冒頭の「この小説に登場する芸術作品、遺物、象徴、文書はすべて現実のものです。実験、テクノロジー、科学的成果はすべて事実に即している。この小説に登場する組織はすべて実在する。」で前作で感じたスリルが蘇ってきて、これだけでテンションが上がる。

    今までのは全部読んだよなと調べてみる。
    『天使と悪魔』
    『ダ・ヴィンチ・コード』
    『ロスト・シンボル』
    『インフェルノ』
    『オリジン』

    全部読んだが、「ダ・ビンチ・コード」はbooklogに登録してないので、もう一度読もうかな。

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    2026年08月28日
  • 遠慮深いうたた寝

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    小説家の書くエッセイは日常のことでもそのまま小説になるのだなと思った。小さな一つの出来事からまったく新しい物語が生まれる瞬間を垣間見た感じ。そして表紙がかわいい、カバーかけて読んでいたけどカバーなしで表紙を見せびらかしながら読んでも良かったな

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    2026年08月28日
  • あのときマカロンさえ買わなければ

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    著者のお名前は存じ上げなかったが、本屋で一目惚れして購入。
    フフッと笑える話から、少し切ない話まで、色々なエッセイがたくさん入っている。
    私のいつもの日常も、少し見方を変えるだけで、こんなに面白おかしくエッセイに出来るようになるのかな。

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    2026年08月28日
  • コーヒーにミルクを入れるような愛

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    今まで「物語が読みたい」と思ってエッセイを手に取ることがなかったけど、こんなに面白いなんて!という新たな出会い!
    くどうれいんさんの人間味がすごくいいし、旦那さんや過去の恋人とのエピソードが面白い。そして素敵。
    この方の他の作品もぜひ読んでみたいと思った1冊!

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    2026年08月28日
  • 火山のふもとで(新潮文庫)

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    「天使も踏むを畏れるところ」を読み始め、
    旅先用に先行していた後日譚を読んでしまった。
    存在を知っていたら、当然、そうなっていたから良いのだけれど。

    北軽、かつて「大学村」と呼ばれた別荘地が舞台。
    (今はどうなっているのか)
    その昔、あの別荘地に憧れ、知人にご案内して頂いたことがある。。
    当時、「先生」のモデル吉村順三を全く知らず。
    舞台である「夏の家」も、たぶん近くを通っているであろうに記憶にないのが悔やまれてならない。

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    2026年08月28日
  • 誓いの証言

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    久々の佐方シリーズ!
    やっと、回顧録の検事やなく、弁護士さんに戻って来た〜!

    知り合いの弁護士が、逮捕!
    クラブのお姉ちゃんをムリにホテル連れてって…
    相手に訴えられ…
    でも、合意の上やと…
    イヤイヤ、それ以前にもう結婚してたら、あかんやん!( ˂˃ ‸ ˂˃)ジーーーッ

    長い時の流れが、そうさせたのか、色々事情あり。
    佐方さんが、コツコツ調べて真実に近づく…
    この人は、弁護だけに収まらず、訴えた側まで…

    「事実と真実は違います。目に見える事実だけではなく、事件の動機ー真実がわからなければ、本当に事件が解決できたとは思いません。私は藤本さんに、この事件の事実ではなく、真実を知ってほし

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    2026年08月28日
  • スピノザの診察室

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    医療とは、命とは。筆者の実体験から得たであろう言葉が胸を打つ。
    医療処置の描写、登場人物の造形、舞台となる土地の描写のいすれも秀逸。現役医師による命の大切さを伝える傑作。

    医師による小説は多々あれどその中でも屈指の作品だろう。ワケありで大学病院を辞めごくごく普通の医院にて往診て診療をする実は凄腕の医師。最先端の医療も大切だが、医師と患者の顔の見える関係そして終末、在宅の看取りが描かれる。
    ほぼほぼ悪人の出てこない展開。筆者の人間を見つめる視点の温かさを感じる。

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    2026年08月28日
  • ぼくたちの告白

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    最初からネタバレ?しかし単細胞の私は、まんまと騙された!そっか?それか?後半になり最初から罠に嵌るとは…早速再読で検証スタート!

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    2026年08月28日
  • 地面師たち

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    地面師という詐欺を初めて知った。詐欺師はこれだけ用意周到に準備して仕掛けてくるとは驚き。まさか自分は詐欺にはあわないと信じている人ほど要注意だ。

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    2026年08月28日
  • サラバ! 下

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    『サラバ!』を読み終えてまず感じたのは、これは一人の男とその家族の半生を描いた物語ではなく、「自分の人生を、自分で信じて生きるとはどういうことか」を描いた小説だった。

    主人公の圷歩は、イランで生まれ、エジプト、日本へと居場所を移しながら成長していく。自由奔放な母、存在感の薄い父、そして強烈な個性を持つ姉・貴子。家族に振り回されながら育った歩は、やがて周囲の空気を読み、人から求められる自分を演じることが上手な人間になっていく。恋愛も仕事もそれなりにうまくこなし、外から見れば順調な人生を歩んでいる。しかし、その人生が少しずつ崩れ始めたとき、歩は初めて「自分は何を信じて生きてきたのか」という問いと

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    2026年08月28日
  • 三鬼

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    30歳を過ぎてから「かっこいい」と思ったことで手を出した新興俳句。その自由な、理解し難い文体により特高に目をつけられる三鬼。いつしか、彼のシンガポール人脈を有用と見た陸軍の誘いを受けるか、出頭するかの決断を迫られることに。
    昭和15年夏という、自由人が自由人として生きられた最期の時間を鮮やかに描いた本作。三鬼の軽妙な振る舞いにシンガポールの苦難の歴史が折り重なり、まさに読み応え十分だった。
    ストーリーもさることながら、三鬼と他の登場人物との粋なやり取りがまた心地よい。波郷との信頼関係に基づく罵り合い、山下中将・安倍警視総監・高浜虚子との会話劇、ホテルのカフェで綴った数々の手紙の語りかけるような

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    2026年08月28日
  • 名探偵じゃなくても

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    ネタバレ

    連作短編。

    ①サンタクロースを見た男
    赤は止まれ。きいろも止まれ。青はすすんでもいい。

    少年、本物のサンタクロースを見たという確信と引き換えに父親を失った。

    消えたサンタクロース。

    小学校に入って初めての冬休み。
    岩田は、一度眠りについた。鈴の音とともにサンタが現れ、ベランダへと手招きをした。ついて行くと、ベランダには誰もいなかった。10秒足らずのこと。

    親父とは警察用語で署長。我妻は刑事。

    岩田の父、会社に騙されて詐欺をてつださわれていた。そして、お得意様にかねを返していたが、アルバイトも限界だった。
    父は自首する覚悟を決め、消失することにした。

    父はあらかじめ、ベランダの隣室

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    2026年08月28日
  • カラフル

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    ネタバレ

    とても優しくて、なにか自分の周りが暖かい気持ちに包まれるような、というより自分の周りの暖かさに気づかせてくれるような話だった。

    高校生の自分に読ませてあげたいなと思う本だった。周りにいる人の優しさを感じさせてくれて生きる活力を与えてくれる、今あるもの、いる人を大事にしようと思えるような本でした。

    特に好きなのは、真が書いていた、海の底から抜け出そうとしている馬の絵の、青の色を、昌子が理解していた所。知らないうちに真が他人に勇気や生きる活力を与えていた、と気づいた時、真と共に、読んでいる自分の世界が一気に明るくなった気がした。

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    2026年08月28日
  • 暁星

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    ネタバレ

    ノンフィクションとフィクションが重なるという意味が、読み始めた当初は想像もつかず、意味も分からなかった。しかし、読み進めていくと段々と理解できるようになっていく。手記と小説の中の小説のお話。それが1つの真実を映し出す。
    その結末がとても儚く、苦しく、そして何よりも綺麗だった。
    手記は読みづらさを感じながら、なかなか進まなかったが、金星からはすぐ読み終わってしまった。
    話題作ということで、積読していたが、読んで良かったと思っている。
    ひとつの事件(実際の事件)から着想を得て、ここまで完成度の高い作品をかける湊かなえさんは、凄いと素人ながら思った。
    クライマックスはドキドキし、怖さも相まって、ペー

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    2026年08月28日
  • BUTTER

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    面白かった!!!
    みっちり詰まった、憎悪、憧憬、友情、愛情、そして料理。
    梶井に翻弄され運命を狂わせて、それでも再生していく里佳と怜子。

    女性の立ち位置、在り方を考えさせられつつ、読み応え抜群だった。

    果たして彼女が里佳に語った言葉は本当だったのか、
    本当に彼女が男たちに直接手をかけたのか、
    彼女が七面鳥を焼こうとしたのは友情を求めてなのか、
    結局裁判の結果はどうなったのか………

    などは重要な事ではなくて、この本はただ里佳や周りの人間の生き方、
    在り方、考え方、過ごし方の成長や変化を綴ったものなのかな~と思った。

    私も読みながら、梶井がこう考えていたら良い、
    心を開いてくれていたら良い

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    2026年08月28日
  • 痴人の愛

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    ネタバレ

    『若きウェルテルの悩み』『知と愛』『夜明けの街で』といった、女性との関係の中で君子のような男がどんどん陥落していく物語を、なぜか好んで読んでしまう傾向にあります。その中でも、『痴人の愛』は「男性陥落系」の小説として最たるものでした。

    ただ、これまで挙げた作品と最も異なるのは、相手となる女性の描かれ方です。
    どの作品でも、男を惑わせる女性はどこか魅力的で、素敵な女性像として描かれていますが、『痴人の愛』ヒロイン・ナオミは、どこまでも悪女でした。
    もっと言えば、登場人物がみんなおバカでした。

    「痴人」という言葉を、てっきり「痴女」のような意味だと思っていたのだけれど、調べてみると「痴人」とは阿

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    2026年08月28日
  • さみしくてごめん

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    永井さんの言葉は断片的で、ふわふわと不安定な世界に漂いながらも、いつも光を伴って帰ってくる。

    不安やストレスに立ち向かう方法や、考え方を変えましょうって内容の本は数多くあるけれど、
    この本は一緒に向き合おうよ、みんなで奥底まで潜って考えようよって言ってくれている感覚で、
    自分の思考や感情を否定せず両手で掬い上げて向き合える感じがした。

    私も普段、駅で足を踏まれてイラっとしたり、アイスの美味しさに感動したりと日々ちょっとした事で感情が動くけれど、
    そんな一つ一つの感情の機微を何だろう?何で自分はこんな風に思ったんだろう?って心の奥底を覗きにいくような感覚、すごく好きだった。心の奥行を広げられ

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    2026年08月28日
  • この闇と光

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    こういうのが「読書」の醍醐味だと思う本。後半で徐々に事実が明かされると「そこからか~!」と言いたくなる。読み終わって頭からまた読み返したらまた楽しめる。盲目の姫が学び成長した後にどうなっていくのか、ぜひ体験してほしい。

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    2026年08月28日
  • 鉄の骨

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    まきちゃんのレビューを読んで
    急に読みたくなって職場で借りました。
    面白かった!!
    ゼネコンと銀行と検察。
    そして母の愛と恋愛が並行して描かれていて
    楽しかった。主体になる話は「談合」
    かなりガッツリと重ための話題。
    でも最後までどうなるのか二転三転して
    ワクワクしながら読み終えた。
    かなり厚かったけど、どうしても先が知りたくてついつい夜更かし。
    明日(金)あ、もう今日だけど夏休みです。
    友人とのランチ会。
    池袋でドリア食べてきまーす♪
    楽しみ!

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    2026年08月28日