あらすじ
映画『ライアの祈り』森沢明夫原作小説!
吉永小百合主演映画『ふしぎな岬の物語』原作者としても著名な著者が描く話題映画の原作小説が待望の文庫版を電子化。
縄文時代から豊穣な土地として営みが続けられてきた青森八戸に赴任してきた桃子。バツイチ、35歳で恋に臆病になっている。人数あわせで呼ばれた合コンで出会ったのは、何とも風采のあがらない考古学者だった。彼の誘いで遺跡発掘に目覚めた桃子。古代の人々の、豊かで人間愛に満ちた暮らしを知るうちに、背負ってきた様々な呪縛から解き放たれていく。不器用な二人の思いは成就するのか……。縄文と現代、時を隔てながらも進んでゆく2つの感動物語。
感情タグBEST3
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読み始め、ちょっとファンタジーと青森推しが強いなぁと思ったけど、いざ青森に旅行に行ったら納得。このごりごりの縄文と食べ物の強さが青森です。青森観光を200%楽しめました。
桃子が救われてよかった。縄文パートが尻切れに終わってるのもファンタジーが薄まっててよい。縄文人は弥生より豊かで幸せだった、物質的な豊かさよりも幸せを追い求めるべきである、というのはサピエンス全史で読んだ通り。読み直してみようかな。
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現代と縄文時代をつなぐ、ふかーーーいお話。
最初、縄文時代の話が、身近でなさ過ぎて気持ちが入れなかったけど、だんだん引き込まれていきました!
最後、もっともっと続きが読みたかった♡
どうやら青森三部作のようだけど、ここから読んでも全く問題なしでした。
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森沢明夫さんの青森三部作、
ラストを締めくくるのが本作
『ライアの祈り』
『青森ドロップキッカーズ』と
『津軽百年食堂』がとっても素敵な作品だったので、ラスト3部作目を早く読みたいような、大事にお楽しみにとっておきたいような・・・
ハアァ〜とうとう読んでしまった。
脱力・・・笑
ラストに相応しくとっても感動的な作品だった。
今回の主人公は、シリーズで大事な脇役を務めていたバツイチ35歳の大森桃子。この桃子ちゃんが、本当に良いキャラで、姉御肌の人情派!
そんな桃子に惹かれる職場の後輩 桜ちゃんも、これまた最高にチャーミング!
更に合コンで知り合ったクマゴロウこと佐久間吾朗も、イケメンじゃないけど、朴訥で温かくて優しい!
森沢さんの作品は、登場人物一人一人の描き方が明確で、それぞれのキャラクターへの作者の愛情を感じる。
そして、この作品の特徴的な舞台となっているのが、最古の縄文時代。
小説の中に、縄文の風を吹き込もうという作者の気概と、この時代の人々の暮らしを、生き方を、祈りを敬う姿勢がビンビン伝わって来た。
正直言って、縄文時代に思いを巡らした事は、私の人生に殆どなかった。歴史の授業や、博物館で遺跡に少し触れた位がせいぜいだ。
けれど確かに縄文時代は一万年以上続いたのだ。安定政権と言われた江戸時代でさえも256年。
この長い歴史が、縄文時代の人々がいかに幸せだったかを教えてくれているのは間違いない。
「縄文時代」と「現代」という、大きな時空を超えて進む物語だが、どちらの時代も根底に描かれているのが「幸せとはなにか?」だった。
壮大な時の流れを経た現代でも、即答出来ないこの疑問。その答えを、縄文の風から読み手に届けようと言うのだから、太古のロマンと一緒に押し寄せてくる感動の嵐が半端ない。
あとがきに森沢さんが記されたように「幸せの本質」のようなものを、現代人はそろそろ考える時期に来ているんだろうと思う。
「裕福」よりも「幸福」を大切にする。
一万年も続いた縄文時代の人々のように、みんなで「幸福」になることを目指す。
そんな風に、みんなが考えられる世の中に生きられたら幸せだろう。
心地よい縄文の風と、青森に根差した桃子の幸せを通して、何だか人生の学びを会得出来たような読後感だった。
安定の森沢明夫さん作品。
何度も感涙して、でも毎回温かい涙で、心まで熱を持つほどに温かくなる作品だった。
ブラボーです!!
余談だが、すでに映画化されているとか。
こっ、こわい。この世界観を映画化するのは相当にハードルが高いと思う。
どうか陳腐な演出になっていませんように・・・
私は小説だけに留めておこうと思う。
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森沢明夫さんの津軽百年食堂、青森ドロップキッカーズに続く『青森3部作』の完結、『ライアの祈り』
青森といえば三内丸山遺跡に代表される縄文文化もあります。縄文時代から現代を繋ぐ壮大な構想に心が踊りました。
縄文時代は1万年以上も続いた平和で豊かな時代だったとの認識が広まっていますが、人が自然の中で幸せに暮らしていたことを思い起こさせ、そんな想いが、きっと現代にまで続いてきたのじゃないのかな、と考えました。
時代を超えての繋がりだけじゃなく、現代における家族の繋がりなど、森沢さんの作品は人と人の心やさしく温かな繋がりを感じます。
人は幸せだと思えることに満ち溢れていて、本当は誰もが幸せであり、他人を幸せにできるのは、そんな幸せに気づいて大切にできるから、幸せが広がっていくのだろうな、と読み終わった感想です。
誰かの幸せを祈ること、周りが幸せになることで、自分がより幸せだと感じること。誰かの幸せのために祈れる、そんな心でいたいものです。
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青森三部作もこれで完読。最強のサブキャラだった桃子さんが主人公。三部作の大円団的な雰囲気が良い。第一人称者が変わっていく手法が、心地いいテンポで読み進められます。
幸せになるコツが見出せる一冊。
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青森三部作ですが、この作品から読み始めましたが違和感なく読めました。バツイチで恋に臆病な桃子がとある人と出逢い、縄文時代の前世の自分達と交互に話が続きます。ラストが本当に良かったです。
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青森三部作の三作目。
縄文時代を生きるライアとマウル、親友サラ。
現代を生きる桃子とクマゴロウさん。
遠く離れた時代をつなぐ絆にしびれました。
ロマンを感じるすごく素敵な一冊!
桃子と考古学者 クマゴロウさんの二人のお付き合いにキュンキュン♪ 縄文の知られざる魅力と「幸せのカタチ」を感じました。
マウル、サラ、族長、桃子の母、クマゴロウさん。みんなの気持ちが嬉しくて温かくて、自然と涙があふれてしまいます。
後半は涙、涙でした。
『普通って、なんて幸せなんだろうーー』
家族と一緒に笑っていられれば幸せ。
本当に普通って最高に幸せで、なにものにも代えがたい。
青森三部作、大好きなシリーズになりました♪
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縄文文化にのめりこんで恋には晩稲の考古学者と 彼にひかれながら発掘の魅力に目覚める女性が 呑み歩き・食べ歩きしながら恋を育てていく 二人の会話が気持ちよく もう一度弘前に行ってみたくなった 今度は桜の季節に・・・
彼らと並行して描写される縄文時代の人々の暮らしぶりも生き生きと描かれている驚いたことに広い地球には今もそういう暮らしを続けている人たちが居るそうで この考古学者が調査に出かけ 縄文人の暮らしとこの物語が自然な形でつながる おかげで百年どころではすまない時代の奥行きが感じられ とても魅力的な本になっている
ところでこの女性が昔はカーリングにはまっていたという 「青森ドロップキッカーズ」も読んでみたい
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大好きな森沢さんのお話
やっぱりいいですね。
温かくてロマンがたっぷり。
今回は縄文時代と現代が舞台になっていて、縄文時代にさほど興味を持っていなかった私としては、
最初キョトンって感じだったのですが、
いやー。奥が深く興味深くすぐに
夢中になってしまいました。
昔昔の縄文時代と前世からつながりのある二人。
素敵なくまごろうさんと桃ちゃん…
こういう運命の出逢いはロマンチックですね。
それから
くまごろうさんの温かい言葉は
本当にキュンとしてしまいます。
なんだか、土偶とか化石とか
そういう古代のロマンに少し
興味を持ってしまいました。
三部作ということを最後に知ったのですがまた機会があれば是非読んでみたいです。
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森沢明夫さんの作品を初めて読みました。
縄文時代が長く続いたわけや、祈り、家族とはなど、素敵な考え方だと思いました。
青森に住んでいたことがあるので、北の聖地までのルートを想像するのも楽しかったです。他の作品も読んでみたくなりました。
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青森三部作は、どれも良い作品だったが、この小説は縄文時代について勉強になったし、遺跡発掘の楽しさも学べた
縄文時代の人々の生活について、こんなに考えさせられるとは思わなかった
小説そのものも、もちろん面白かったし、引き込まれる感じもあって、素晴らしかった
Posted by ブクログ
会社の先輩に貸して頂いた一冊。
森沢先生と言えば、心温まるような素敵な人情物語というイメージだったのだが、先輩からは、
『森沢さんだけど、これはファンタジーっぽいから(^^;;』
と予め教えて頂いていた。
先輩はファンタジー好き。
私はファンタジー嫌い^^;
先輩は私のファンタジー嫌いは知っておられるので、これファンタジーっぽいけど読んでみる??と必ず断りを入れてから貸して下さる。
しかし、先輩のおかげで最近は少しずつファンタジーも読めるようになってきたo(^▽^)o
このお話は、現代、青森県八戸市に赴任してきたバツイチ、35歳の桃子と、時は移り変わり縄文時代、猪とたった3本の弓で対峙し、大怪我を追ったライアの物語が交互に進んでいく。
桃子の回は、現代だし、ファンタジーじゃないし、とっても読みやすい。
別れた旦那は超ムカつくし、恋人未満のクマゴローさんは超温かい(^^)
ライアの回が読みにくい(-。-;
実際の縄文時代がそうだったのかもしれないが、呪術だとか、シャーマンだとか、、、
呪術は呪術廻戦だけでお腹いっぱいの私(^◇^;)
文章がとっても読みやすいので、物語はサクサクと進む。
二つの話はリンクしながら、最後は温かい気持ちで幕を閉じる。
この後味の良さが森沢先生の魅力かな?(^^)
Posted by ブクログ
青森三部作、ついに完結。
青森出身者としては、青森市、弘前市、八戸市と馴染み深い地名と、地元なのに知らなかったことなどもあり楽しく読めた。
今回の「ライアの祈り」を読んで、初めて八戸に縄文時代の遺跡があることを知った。三内丸山遺跡とも繋がっていることにも驚いた。
縄文時代は歴史の授業で何度も何度も習うのに、土器くらいの知識しかなくて、その当時の生活様式や暮らし、食文化などそこまで発展していたことに驚き。弥生時代になって、なぜ縄文時代の時のように生きられなかったのか、それは現代を生きる私達の課題でもあるのではと考えさせられた。
今回の主人公桃子さんもクマゴロウさんというかけがえのない人に出会えたこと、人と人との出会いは本当にかけがえのないものなのだと思えた一冊。
地元民としてはいろいろな方にこの三部作を手にとって欲しい。
Posted by ブクログ
青森三部作のラストというのを知らないで読んでしまった。弥生時代は稲作がもたらされたから豊かになったというふうに教科書で習った時は思っていたのだが、欲が出てきて不幸になっていった。縄文時代は争いがなかったから続いたのだという説は目から鱗だった。「他者に喜ばれることを自分の喜びと感じられるのは人間だけだ」縄文時代のライアが族長に教えられてきた言葉は身に沁みた。ミサンガはちょっとファンタジーだったが、自分が幸せだと思える人が幸せな人だという根本的なことは変わらない。起こることは全て小さなこと。へいちゃらだね。
Posted by ブクログ
41/100
バツイチ、35歳で恋に臆病になっている桃子が人数合わせで呼ばれた合コンで出会ったのは、何とも風采のあがらない考古学者だった。
彼の誘いで遺跡発掘にめざめた!
古代の人々の豊かで人間愛に満ちた暮らしを知るうちに、背負ってきた様々な呪縛から解き放たれていく。不器用な2人の思いは…
縄文と現代、時を隔てながらも進んでゆく二つの感動物語。
「津軽百年食堂」「青森ドロップキッカーズ」に続く青森三部作!
三つ読んで完了となる。
Posted by ブクログ
津軽食堂の続き!
後半まで姉ちゃんの話だって気づかなかった笑。
時代を超える恋愛っていう面で津軽食堂と同じ雰囲気だった。
でもこっちの方が重かったなぁ。
ミサンガとか祈りとか縄文時代とか、そういう伝統的?神話的な恋愛観もいいなぁって思った。
Posted by ブクログ
まさか、この3作がこんな形でつながっているとは!ヒンジになっていたのは、桃子さんでした。でも登場人物ではなくて、キーワードは「幸せ」です。いろんな形の幸せが、時間と場所をこえて絡み合う、とても素敵な三部作の結末でした。
Posted by ブクログ
誰に聞いたのか
忘れてしまったのだけれど
縄文時代の遺跡から
若い時に足を骨折したのだけれど
そのあともちゃんと生活をしていた
人骨の名残が出土した
そんな話を思い出しました
その時の時代にも
今の時代にも
変わらずにある
「人の思い」を
まぁ
さすがに森沢明夫さんです
見事な 心温まる
物語に仕上げておられます
ほっと させてもらいたい
そんな方には
ぜひ お薦めの
一冊です
Posted by ブクログ
青森三部作の三作目。
現代と縄文を行き来しながら話を進めていくあたり、本当にストーリーテーリングが上手な方だと思う。
読みやすさは抜群なのであっという間に読み切れる。
悪い人間が一切登場しないのもこの方の作品の特徴であり、それゆえ読後感が爽快なのだと思う。
Posted by ブクログ
青森の旅本。
津軽百年食堂をDVDで観て
こちらに興味を持って読んでみた
最初は、どこがリンクしてるの???と思って読み始めたもののw どんどん引き込まれ
ミサンガと祈りの紐がリンクしてる辺りとか
クマゴロウさんの願いが通じる祈りで感動でしたwww
縄文時代の幸せ。 本当にその通り。
数字の5も好きになりましたww
Posted by ブクログ
青森三部作 最終章。
青森の魅力が詰まってました。
あとがきでも書いてあるように
幸せのカタチは人それぞれ。
不幸のカタチだって人それぞれ。
普通の幸せのぬくもりを感じられる本でした。
縄文の魅力も感じられました。
Posted by ブクログ
『津軽百年食堂』『青森ドロップキッカーズ 』に続く「青森三部作」の最終巻。
青森八戸を舞台に現代(津軽百年食堂の娘・桃子)と縄文時代(猟で歩行困難になりシャーマンに転身した娘・ライア)で呼応する恋の物語です。
森沢さんの面目躍如というところ。全てが暖かく優しい。
一言で言えばあり得ない「おとぎ話」かもしれない。しかし、それを承知しながらもしっかり読ませてくれる。そこが森沢さんの良いところだと思います。
Posted by ブクログ
二つの時代が交錯する小説は数多くあるけど、縄文時代との交錯なんて珍しい!と食いついた。
どう縄文時代と現代が繋がるのか楽しみでしたが、期待していた方向性とはちょっと違った。
縄文時代について色々学べるのはおもしろい。
縄文時代までが唯一の人同士の暴力的な争いがなかった時代なのだと知って驚いた。
多くを求めず最低限のもので暮らし、他人の幸せを思って誰もが生きていたら争いは生まれないんだな。
ミサンガのくだりは突然ファンタジーなのと、縄文編の終わり方が物足りなかった。
Posted by ブクログ
縄文時代が一万年も続いていたなんて、知らなかった。一万年も続くってことは、幸せな時代だったということ、というクマゴロウさんの解釈に、なるほどと思った。
人間同士で争うことを知らない時代。他人の幸福を祈ることが当たり前の世界。
ライア視点のパートでは、縄文時代の木々に囲まれた自然豊かな風景の鮮やかさ、静謐さに感動した。
桃子視点のパートでは、朴訥とした考古学者のクマゴロウさんとの関係の深め方が微笑ましく、そして大森家の家族の愛にも、心が暖かくなった。
裕福でなくても、幸福でいることはできる。
耳を塞ぎたくなるような痛ましい事件や事故が毎日のように起こる現代だけど、縄文時代の人たちのように、みんなで助け合うことが当たり前の環境に、まずは自分の周りからしていきたい。
子どもたちが、それを当たり前と思えるくらいの愛情を注いでいきたい。
Posted by ブクログ
「津軽100年食堂」「青森ドロップキッカーズ」と男勝りでスカッとするサブキャラを演じてきた大森桃子さんが主人公。クマゴロウさんとのロマンスが狩猟民族の縄文時代からの宿命だったとかぁ。太古からの運命とかこうゆうの退いてしまう。終盤にパプアニューギニアのシャーマンが出てきたあたりから眉唾感じてしまいましたし、縄文時代は一夫多妻制だったようだし運命を感じる相手が3人はいても不思議じゃないと思うし苦手な設定でした。
今の状態が幸せだって感じれる感性が大事だってことはわかるけど。5000年以上も離れた人類が今と同等に豊富な語彙を用いて会話してたとは思えないし、言語も黎明期でオノマトペを駆してコミュニケーションしてたんじゃないかって思うのですが。しかし、縄文時代は1万年も続いたって長閑すぎる。今は5年もすれば価値観もアップデートして加速度ついて流れ堕ちる火球のような時代なのに・・。
愛する二人には言葉などいらない。見つめあうだけで分かり合えるとか・・あれも嘘だと思います。お互い自分勝手に都合よく思っているだけで全然違うこと思ってたりするのがデフォルトですよね。
だから言語を用いて気持ちを伝え相手も理解してくれて幸せ感じてくれるなら単純に嬉しいことだし自分も幸せな気分になれると思うんです。
なんか横道に逸れてしまいましたが、桃子さんには子を産むことだけが幸せじゃないって太古の定めから解放された新しい価値観を示してほしかったな。
Posted by ブクログ
07月-04。3.5点。
青森三部作、ラスト。
津軽食堂の長女、桃子が主人公。数あわせの合コンで遺跡発掘の公務員と知り合う桃子。縄文時代のライアという女性の物語と、桃子の物語が交互に。
面白かった。縄文時代と現代の桃子の繋がりが無理なく描写されていた。
Posted by ブクログ
縄文時代に生きる少女と現代の女性の不思議な絆の話。
縄文時代の生活や考え方などがとても面白かったし、青森の食べ物やお酒も非常に魅力的で、いつか行ってみたいなと思った。
設定も登場人物もとても良かっただけに、結末が残念だった。
「それぞれの生に意味があって、それぞれに幸せの形がある」ならば新たな命が生まれなくともハッピーエンドだったのではないかと思ってしまう。