【感想・ネタバレ】ライアの祈りのレビュー

あらすじ

映画『ライアの祈り』森沢明夫原作小説!

吉永小百合主演映画『ふしぎな岬の物語』原作者としても著名な著者が描く話題映画の原作小説が待望の文庫版を電子化。
縄文時代から豊穣な土地として営みが続けられてきた青森八戸に赴任してきた桃子。バツイチ、35歳で恋に臆病になっている。人数あわせで呼ばれた合コンで出会ったのは、何とも風采のあがらない考古学者だった。彼の誘いで遺跡発掘に目覚めた桃子。古代の人々の、豊かで人間愛に満ちた暮らしを知るうちに、背負ってきた様々な呪縛から解き放たれていく。不器用な二人の思いは成就するのか……。縄文と現代、時を隔てながらも進んでゆく2つの感動物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始め、ちょっとファンタジーと青森推しが強いなぁと思ったけど、いざ青森に旅行に行ったら納得。このごりごりの縄文と食べ物の強さが青森です。青森観光を200%楽しめました。

桃子が救われてよかった。縄文パートが尻切れに終わってるのもファンタジーが薄まっててよい。縄文人は弥生より豊かで幸せだった、物質的な豊かさよりも幸せを追い求めるべきである、というのはサピエンス全史で読んだ通り。読み直してみようかな。

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2025年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青森三部作のラストというのを知らないで読んでしまった。弥生時代は稲作がもたらされたから豊かになったというふうに教科書で習った時は思っていたのだが、欲が出てきて不幸になっていった。縄文時代は争いがなかったから続いたのだという説は目から鱗だった。「他者に喜ばれることを自分の喜びと感じられるのは人間だけだ」縄文時代のライアが族長に教えられてきた言葉は身に沁みた。ミサンガはちょっとファンタジーだったが、自分が幸せだと思える人が幸せな人だという根本的なことは変わらない。起こることは全て小さなこと。へいちゃらだね。

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2023年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青森の旅本。

津軽百年食堂をDVDで観て
こちらに興味を持って読んでみた

最初は、どこがリンクしてるの???と思って読み始めたもののw どんどん引き込まれ
ミサンガと祈りの紐がリンクしてる辺りとか
クマゴロウさんの願いが通じる祈りで感動でしたwww

縄文時代の幸せ。 本当にその通り。
数字の5も好きになりましたww

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2016年01月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

縄文時代に生きる少女と現代の女性の不思議な絆の話。
縄文時代の生活や考え方などがとても面白かったし、青森の食べ物やお酒も非常に魅力的で、いつか行ってみたいなと思った。
設定も登場人物もとても良かっただけに、結末が残念だった。
「それぞれの生に意味があって、それぞれに幸せの形がある」ならば新たな命が生まれなくともハッピーエンドだったのではないかと思ってしまう。

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2021年05月31日

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