ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 倫敦スコーンの謎

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    さぞやすごくコーヒーなんだろうと思えるほどのジェラートを食べてみたい気持ちになりながら、その年頃におけるロマンとは何かと考え、ほどよい苦味が沁み入りました。さすがの面白さ、絶品でした。

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    2026年05月02日
  • 何者

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    ネタバレ

    就活中の拓人が、SNS の匿名性のなかで冷笑文化の沼に陥る物語。

    拓人の品性や善良さが知らず知らず劣化していくところが恐ろしく感じました。SNS 恐ろしい。

    最後には救いがあります。

    就職は縁のような気がします。いい縁のためには、どれだけ心健やかに善行を行うか。

    就活中の学生さんには、全く参考になりませんね。



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    2026年05月02日
  • ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを

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    ネタバレ

    久しぶりに読むヴォネガット。
    だんだんどういう話か分かってきて、後半になるにつれおもしろくなっていく。

    ざっくりいうと、「アメリカの超金持ちが、金関係なく他者を愛そうと試みる話」。コメディだけど、すごく悲しみも感じる物語だ。


    主人公のエリオット・ローズウォーターは、ローズウォーター一族の資産を管理する財団の代表に就任し、とても使いきれないほどの大金を手にする。彼が何もしなくても金は増えていく。
    戦争を経験したエリオットは、ある出来事をきっかけに「キじるし」になってしまったといわれている。敵兵たちが潜んでいる工場を見つけ、先頭を切って手榴弾を投げ込み、煙の中で数人を仕留めた。しかしそれは、

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    2026年05月02日
  • 旅の短篇集 春夏

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    Yahoo!ニュースの記事タイトルに「「超発掘本」は原田宗典が「ジェット・ストリーム」のために書き下ろした短編集」とあったのを見つけ、同番組を毎晩聞いていたのはもうだいぶ昔のことだけれど、大好きな番組だったのですぐ手に取りました。
    たしかに、城さんのお声を脳内で再現しながら読むとものすごくしっくりきたし、異国に浸れた。城さんを知らない若い世代の方は、もちろん大沢たかおさんや福山さんのお声で読んでも良きかと。

    せっかくの本屋大賞超発掘本受賞だというのに、たしかな名作なのに、版元がちゃんと販促しておらず(一応プレスリリースは出てるけど、肝心の「ジェットストリーム発」という部分が書かれてない)、書

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    2026年05月02日
  • 夜明けのすべて

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    誰かに自分のことを理解してもらえることの安心感が自分らしさだったり、チャレンジする力だったりを引き出すんだと感じた。症状を表面上に理解するだけではなくて、その症状によってその人がどう感じるかどう思うかという深いところまでの理解があってこその安心感だったのだと思う。
    そうやって深く理解して支え合える人が現れるのは素敵なことだなぁ。心躍るような恋ができる相手ももちろん素敵だ。でも、恋ではないけれど心の深いところで繋がりあえる人と出会えるのはもしかすると恋より素敵なんじゃないかな。

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    2026年05月02日
  • 58歳、旅の湯かげん いいかげん

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    バタバタの家族旅行の帰りのフライトでたまたま読み、次は仕事しながらの落ち着いた一人旅とか友達との旅とかいいなと思ったり、あと観光地に住まうとかも素敵だなと思ったり。旅道具の解説も面白かった。
    城崎温泉へのお引越しが「西園寺さんは家事をしない」誕生のきっかけだったとかも興味深く。西園寺さん、また読みたいな。

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    2026年05月02日
  • 人文知は武器になる

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    戦争や環境問題が発生し、AIが様々なものを変えていく時代だけど、人間の本質は大きく変わっていない。
    だからこそ、これまでの人間が考えてきたこと(哲学)、やってきたこと(歴史)を知っておくことはかなり大切なはず。

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    2026年05月02日
  • ほねがらみ

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    とにかく圧倒的情報量!
    …素晴らしかった。

    掌編ぐらいのお話がたくさん出てきて、全てのお話が色々と絡み合います。それぞれのお話は時系列も登場人物もバラバラなので、全てのお話を覚えておくのがすごく大変でした。

    そして、推理パートで出てくる歴史的資料などの出典が多いこと多いこと…。知識量が多すぎて『ダヴィンチコード』かよと思うほどでした。

    これがデビュー作なんですよね。しかもカクヨムで投稿されてたとか…かなりすごいと思います。

    佐々木事務所シリーズに出てくるキャラも登場します。このシリーズを追いかけているなら、必読の作品だと思います。

    全てのお話がまとまっていく感じがすごく気持ち良かった

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    2026年05月02日
  • 逃亡者は北へ向かう

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    ネタバレ

    第173回直木賞候補作!

    人生を変えるために青年は北を目指した。

    震災の混乱のなか、ふたつの殺人事件が起きた。
    逃亡する容疑者と追う刑事。
    ふたりはどこへ辿り着くのか――。

    『孤狼の血』『盤上の向日葵』『教誨』『風に立つ』の著者が東北を舞台に描く震災クライムサスペンス!

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    2026年05月02日
  • 日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない

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    男でもないし、AV見ない。だけどAV監督二村ヒトシさんの言葉には真理があり、付箋を貼る箇所が多数ありました。

    数々の名言から私の得た知見。

    「男は支配欲やめい!(ロリコンもなくなる)
    尊敬する女を愛せるように成長せよ。」

    「女は今まで不利だったけど、自分のやりたいことやって発散せよ。子供に自分投影するのやめい!」


    以下読書メモ
    。。。。。
    【男】
    性器外に出てる、かわいがる
    チン以外の自分の体に無知
    マザコン
    現役アピール
    友達いない
    妻より母親が好きで、母親亡き後はたまに母親を求める
    いつまでも褒めてほしがる
    ロリコン

    見下す相手に欲情する
    かわいい→支配できる対象
    →尊敬する相

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    2026年05月02日
  • 女優エヴリンの七人の夫

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    ネタバレ

    ハリウッドスターであるエヴリンの人生を、彼女が生涯で結婚した七人の夫から読み解く物語

    エヴリンの人生を始めから終わりまで辿ることで、エヴリンと言う人間の複雑さ、エヴリンの人生の複雑さを、複雑なまま、勝手な憶測を加えずに正確に受け止める

    モニークがエヴリンが女性を愛したことからエヴリンはゲイであると決めつけてしまい、本人からバイセクシュアルであると訂正されるシーンで、モニーク自身が黒人に見えるバイレイシャルであることを理解されない/理解されたかった経験に結びつけるシーンが印象的

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    2026年05月02日
  • アセクシュアル アロマンティック入門 性的惹かれや恋愛感情を持たない人たち

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    アセクシュアル アロマンティック入門と銘打ちつつ、非常に網羅的にクィアの概念や歴史を読み解く良書
    アセクシュアル アロマンティックについて考えるということは、アローセクシュアル アローロマンティックについて考えるということであり、社会において「普通」とされている恋愛規範を紐解いていく

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    2026年05月02日
  • 満願(新潮文庫)

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    一人称の短編小説6編。買った時点(読み始めた時点)で短編集だということも知らなかった。
    それぞれ毛色が違う小説だけれど、いずれもどう展開(転回)するのか予想がつきづらく(なんなら表題作の満願が一番ストレート)、6作いずれも緊迫感を持って楽しむことができた。素晴らしい作品集。記憶を消してもう1回読みたい。

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    2026年05月02日
  • 線は、僕を描く

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    ネタバレ

    17歳のときに両親を事故で亡くして以来、喪失感のなかで生きてきた大学生の霜介。偶然出会った老人に導かれて、水墨画の世界に入る。無心に絵を描き続けていくなかで生きることに目が向くようになり、絵師として歩み始める。

    水墨画の世界がこれほど豊饒なものだとは知らなかった。感嘆して著者略歴を見ると、水墨画家。なるほどである。これから水墨画を見る目が変わる(とはいえ、鑑賞眼があるわけではないが)。
    いい人しか出てこないが、そこはあえてそうしたのだろう。霜介の成長もとんとん拍子でご都合主義といえなくもない。しかし、そういうことが枝葉末節としか思えないくらい、描写が素晴らしい。
    水墨画を観たくなった。

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    2026年05月02日
  • グランド・フィーリング・ホテル

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    様々な感情を扱う絵本は複数あれど、支配人の語り口でおしごとドラマ風のエンタメ感もあり、(しっとりではなく)楽しく読めるという点では随一では。最後の方の部屋の断面図では、先に出てきた部屋を探してみたりと楽しんだ。個人的には「オキモチさま」「オイカリさま」という言葉が好き。

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    2026年05月02日
  • 夢詣

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    初めましての作家さん
    見ると死に至る夢
    人から人へ感染するその悪夢から逃れるすべはあるのか?
    真相に迫る過程が緻密で息を呑む展開
    ドンドン話に引き込まれます
    ホラーの季節がやってきました

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    2026年05月02日
  • つるかめ助産院

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    まりあの成長と助産院 まわりの人物たちが良かった。
    出産シーンに読んでいて思わず、力が入った。
    生まれること
    人がいなくなること 両方書かれていて その度にウルっとなった。
    いのちは、素晴らしい。
    人を思いやる心を忘れてはいけない。
    独りじゃないよ。と読んで受け止めました。

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    2026年05月02日
  • 南北戦争英雄伝 分断のアメリカを戦った男たち

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    面白い。素人と英雄が入り交じる。
    奴隷制が余りにも悪だから、南部を擁護する事はできない。
    北部は市民から略奪しすぎ。
    面白いけど悲劇的すぎる。

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    2026年05月02日
  • 銀河ホテルの居候 また虹がかかる日に

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    なぜ人は生きるのかではなく、たまたま授かった生の中で何をするかは自分で決めることで、生きているうちに大事なものを見つけるという考え方を教わった作品。読んでいて情景を想像するだけでもリラックスできた。なんか書き出してみたい気持ちになった。

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    2026年05月02日
  • プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

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    下巻では、それまでに築かれた関係性が行動として試されていく展開が印象的であった。ロッキーとの信頼は単なる協力を超え、「バディ」と呼べる強い結びつきとなり、物語の中心を担っていく。互いに命の危険を承知で相手を助けようとする姿からは、利害や義務では説明できない真の信頼関係が感じられた。

    終盤における選択も心に残る。主人公は強制ではなく自らの意思で道を選び、その決断にはロッキーとの関係が大きく影響している。また、地球でのストラットとの一件で抱えた葛藤や負担も、ロッキーとの日々の中で少しずつ和らいでいったのではないかと感じた。過酷な状況の中で互いに支え合う時間は、主人公にとって心の拠り所となっていた

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    2026年05月02日