小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
驚いた。
これまで著者のことは存じ上げず、たまたま(なぜか)本屋で手に取ってなんの前情報もなしに読んでみた。
賢い人だなぁ程度で読み始め、気付いたら止まらなくなっていた。
この人は、今まで読んだ本の中で全く違う思考の持ち主だ。
自分の考えを述べているのに押し付けられる感じはなく、もともと自分の考えであったかのように「そうだよな」となる。
かと言って、正直何を言いたいのかは理解できない。
理解できないことを言っているのになんとなく全体像だけ掴まされる。
例えるなら、ぱっと山の景色を見せられて「山だ」ということは分かるけど、どれだけ深いのか、どんな種類の木々や生き物がいるのかは全く分からない。し -
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登録は上巻ですが、もちろん上下纏めての感想文ってことで(^ ^
いや、何と言うか、こんなに「笑かし」も「外連味」もなく、ストレートに人の気持ちを描き切る作品は、本当に久しぶりに読んだ感じ。何の根拠もなく、もっと「面白要素」がある本かと思って読み始めたのですが、どこまで行っても「大マジ」(^ ^; いやもちろん、それが悪いわけでも何でもないですが(^ ^;
ストーリーは、梁山泊的なシェアハウスに集う若きクリエーターたちの群像劇、って感じ。それぞれの登場人物に、みなそれなりの山あり谷ありのストーリーがあり、その良い面も悪い面も、しょーもない依怙地な姿なども丁寧に描いていく。その中で、それぞれの -
Posted by ブクログ
高等支援学校の生徒たちが日常の謎に挑む!第2弾です
初めて知ったけど「療育」ってものがあって、治療と教育をガッチンコした言葉らしい
またしてもAIに聞く
「療育(発達支援)とは、障害やその疑いがある子どもに対し、医療と教育の両面から身体的・精神的な発達を促し、日常生活や社会参加をスムーズに行えるよう支援する「治療的教育」」
「「療育=特別なこと」ではなく、遊びや日常の動作を通じて、個人の特性に合わせて着実に成長をサポートするものです。 」とのこと
ふ〜ん
いや、言葉がある時点で特別なことやろって思うのだが…
難しいね
もう必死に「特別なことじゃありません!」って言われると、なんか偽善の -
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ネタバレ解説を読んでやっと本書の構成を少しばかり理解できた気がする。伴走者のような存在だったさまざまな”光”とともに月日を重ねた「私」と娘が、光のない生活に踏み出すということ?光は必ずしも美しく善いものとして描かれてはいなかったと思う。生と死、どちらにせよ暴力的なまでのエネルギーを孕むものと読み取った。娘の世話と労働をこなすだけで精一杯の日々を送る「私」に、ある種の活力を与えるものだったのか。
どこか現実感のない父親の描かれ方も、解説を読むまで気づけなかった。筆者の父親の名前が良くも悪くも知れ渡りすぎていて、どうしても彼女の作品も色眼鏡で見てしまいそうになる。でも作中の「私」と娘のやりとりの描写はそれ -
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ネタバレこれまで、青山美智子さんの作品は、『マイ・プレゼント』や『リカバリー・カバヒコ』を読んだが、どれも魅力的な中で、『月の立つ林で』は特に印象に残る作品だった。最近読んだ本の中でも特に好きな一冊。
それぞれの物語がどれも温かく魅力的で、最後の章でそれらがつながっていく構成がとても面白かった。読み進める中で、「人は思っているほど他人を悪く思っていないのではないか」と感じる場面が多くあり、自然と家族や友人、恋人のことが思い浮かび、温かい気持ちになれた。自分のことで精一杯になった時こそ、そういった人たちのことを見て自分も周りの人も大切にしたいと思う。
特に印象に残ったのは、物語の終盤で語られる -
Posted by ブクログ
全体を読んでの感想。
前半は理帆子に対して「少し 不甲斐ない」という感想で、若尾に対する態度にもどかしさと、心配する親心のようななんとかしてあげたい気持ちになった。
後半にかけて、理帆子の考え方が徐々に変わっていくも、一歩遅ければ取り返しのつかないところまで周りを巻き込んで事態は悪化していく。
そのシーンを読んでいると、ページをめくる手が止まらなくなり、理帆子と同じ祈るような気持ちでいつのまにか感情移入していた。
最後まで読んだ感想は、
少しFictionで、少しFriendlyで、少しだけFamily。
読み終えてほっと胸を撫で下ろした。
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