小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
大宮の、あるローカルホテルの1階には、
長期滞在の老人ばかりが「住んでいる」のです。
当然宿泊料金は払っているので、貧しい訳では
ありません。
そんなホテルの清掃員として働く若い女性の
主人公は、人に知られたくない過去があり、
それ故に「働いてお金を稼ぐ」とは、どういう
ことか理解できていないのです。
ある時主人公は、ホテル住人の一人である
不動産運用で財を成したと思しき老女に
「お金の稼ぎ方」の伝授をお願いすることに
なります。
果たして主人公は、お金を稼ぎ幸せになること
ができるのか。
著者がテーマとしている「老後の幸せ」に焦点を
当てた、誰もが通る道ではありますが、
今は見て見 -
Posted by ブクログ
ネタバレ香りシリーズから興味を持っていたけれど、恋愛小説ということでなかなか手が伸びていなかった1冊。
もうこれは恋愛小説なんて一言でまとめられない作品!笑
一夏の思い出、短い期間の記憶であろうことが、千早さんの描写から鮮明に、まるで自分自身が藤子として見てきたかのように思えた。本当に情景や心情を表現する言葉が美しくて魅了される。
自分は変わったのではなく変えられたのだと、それが傷という形でも、その人がいた証になるから。
20歳の藤子は自分のことを捻くれていると思っているが、実際にはあまりにもまっすぐで正直だった、そのギャップもまた若さゆえなのだろう。
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Posted by ブクログ
おすすめ本で調べていたら必ずでてきた小説。
最後のページで驚愕する!と紹介されており、
オチを楽しみにしながら読みすすめました。
物語は3人視点で進み、読書初心者でも読みやすい。
そして、叙述トリックがスゴいとも言われていたので、手の込んだ小説だと、説明が長くて、訳分からなくなって、中だるみするかも…と、思っていたが、面白過ぎてページをめくる手が止まらなかった。笑
まさかのオチも最高だったし、
うわ〜、グロ。。が、たまらなく自分には刺さった。
グロいのが苦手な方や想像力の高い方は、
心が元気なときに休み、休み、
読んだ方が良いかと思います。
でもオススメ!笑 -
Posted by ブクログ
面白い小説は頭の中で映像も声も自然に付いてきて、「読む」というよりも「流れていく」感覚になるのだけれど、カフネはまさにそれだった。
本屋大賞ねフーンと山積みされたのを何となしに手に取り冒頭をパラパラ捲って、「食がテーマだし流行りものもたまにはいいか~」なんて軽い気持ちで買ったら、今、目パンパン。
あらゆる登場人物の心情が刺さりすぎて、良い意味で(?)物凄くしんどい作品。ボロボロ泣いて、思わず笑っちゃうところもあって、でもやっぱりどうしようもなく切なく愛おしい気持ちにさせられる。
挙げたらキリがないけれど、特に薫子がおにぎりとプリン持って行って食べるくだりと、最後に公隆が語った春彦の一面でもう胸 -
Posted by ブクログ
本格ミステリーとしても、子を愛する親の心を映す史上最高の作品だと思う。
ただその想いが必ずしも子の幸せにつながるわけではないという点を踏まえても。
私はシリーズを読み継いだからこそ、最高の読書体験を味わった。
十角館、水車館、迷路館を経て、この時計館の完成度の高さが際立ったように思う。
そして館の大仕掛けを最大限に利用しつつ、最高のフィナーレを用意してくれた。
過去から未来へとつなぐ物語の顛末を一つの作品に詰め込んでいる。
それほどまでにあらゆる作品の要素を総動員して、見事に築き上げていると思う。
さらに本作は上下で700ページが全く長いとは一切思わなかった。
私が長い作品を夢中で読み進 -
Posted by ブクログ
有名過ぎて食わず嫌いしてたけど面白かった。
単純にサスペンス的な面白さとハラハラ感もありながら、作者の思想をめちゃくちゃ押し付けて来るので好き……………。利己的で効率的な人間と、芸術や愛を感じながら動くロボット、真に愛するべき存在とは??
AIを愛してしまうのも真実の愛かもしれない、アンドロイドが恋心を抱く事だってあるかもしれない…
そんな悩みは今や他人事ではないのかもしれないですね、、。
最後は、たまごっちや夢ネコ(平成玩具)を本気で可愛がっていた自分も思い出したりしながら読んでいました……壮大だけど案外素朴な、優しさと生命についてしみじみ出来る本でした。
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