ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 新しい星

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    よく、「人は居なくなっても心の中で生き続ける」という言葉を聞く。その言葉の意味がより美しく、力強く、豊かに届くようだった。誰もがひとりだけど孤独じゃない。私の中にも大切な光がいくつもある。たとえ疎遠になってしまった人でも、温かい光を届けてくれたことを思い出しながら、この先増々輝くであろう私の銀河を大切に生きていきたい。
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    25.12.27

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    2025年12月27日
  • 罪の声

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    ネタバレ

    映画を観てからこの本を読みました。
    映画がとても面白かったので期待して読み始めたのですが、想像を遥かに越える面白さでした。

    映画での台詞が原作そのまま使われている部分が多く、役者さんたちの表情や行動が事細かに書かれているため、あぁ…だからあの時こんな表情やしぐさをしていたんだとより深く読み進めることができました。内容が濃く登場人物一人ひとりの琴線に触れ感銘を受けました。

    読み終わった後、もし観る機会があれば映画も一度ご覧になっていただきたいです。

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    2025年12月27日
  • 日本扇の謎

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    約1ヶ月、毎日楽しんできた「国名シリーズ」も、とうとう現在最後の作品。

    記憶喪失の青年が、唯一持っていたのは一本の扇。彼はどこの誰で、なぜ記憶を失ったのか。事件とどんな関わりがあるのか…。

    登場人物それぞれの内面を、火村とアリスが丁寧に読み取っていく。
    逃げ場のない密度の濃い人間模様は大好物。

    今回は物語の対比で、火村の下宿先のおばあちゃんの優しさが際立った。一家に一人おばあちゃんのような温かい人がいてくれたら…としみじみ思う。
    おばあちゃんの心尽くしの手料理も食べてみたい。3匹の猫たちの存在もほっこりする。
    こういう細部が積み重なって、この作品の空気ができているんだと思う。

    犯人がわ

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    2025年12月27日
  • あるかしら書店

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    あるかしら書店にもないものがあった。
    と最後のオチも面白かった。
    そしてお客様の購入した本はどれだろうと考えながら2度読みしてしまうぐらい楽しい内容だった。
    自分は褒めてくれる絵本が欲しいなぁ

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    2025年12月27日
  • 明日の子供たち

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    児童福祉をやりたい、という後輩にこの小説を贈りました。
    物語を読むと、自分とは違う世界が広がるから…と勧めてくれた先輩がいて、同じことが物語の中で出てきてシンクロしました。
    いろんな考え方の人がいて、上手にぶつかりながら理解していくことは大切なんだなって改めて思いました。

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    2025年12月27日
  • 蜜蜂と遠雷(上)

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    作者の「天才」のイメージに共感した。

    ナサニエル「…作曲家も、演奏家も、みんなさ。元々音楽はそこらじゅうにあって、それをどこかで聴きとって譜面にしてる。…創りだしたんじゃなく、伝えてるだけさ」
    彫刻家「別に造っているわけじゃない、木の中に埋まっている仏様を掘り出しているだけだ」

    どうやってたどり着くのかな。それぞれの頂点に。下巻が楽しみ。

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    2025年12月27日
  • 看守の流儀

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    皆さん絶賛していたこともあり著者作品を初めて読みました。固い印象の題名ということもあり手に取るまで少し億劫だったのですが読みはじめると、なる程皆さん絶賛の理由もよくわかる傑作揃いの作品でした。

    まさかのドンデン返しでもある最後の短編もよいですが「ガラ受け」は泣けました

    本の概要

    刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。
    石川県の加賀刑務所を舞台に、刑務官と受刑者たちの織り成す五つの事件。
    仮出所した模範囚の失踪(「ヨンピン」)、暴力団から足を洗う“Gとれ"中に起きた入試問題流出事件(「Gとれ」)、受刑者の健康診断記録とレントゲンフィルムの消失(「レ

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    2025年12月27日
  • いつかみんなでごはんを 解離性同一性障害者の日常

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    凄かった

    一言目の感想はこれしか出てこない
    解離性同一性障害
    言葉は聞いたことがあるけれど、実際に関わったことはない
    読んでいる間中、ずっと胸が苦しかった
    重ねてはいけない、そう思いながらも自分が受けてきたことを思い出しては、これ以上ページをめくれないかもしれない
    そう思いながらも読み進めた
    碧月さんの気持ちに、わかります、なんて簡単には言えない
    でも、近しい気持ちになっことがないわけではない
    あまりにも胸が苦しくて、いつもなら泣いている場面でも泣くことができずにいました

    今日、澄み渡る青空の下
    笑顔で過ごせることができますように
    傷口は見た目にはふさがっているかもしれないけれど、ふとした

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    2025年12月27日
  • ロバのクサツネと歩く日本

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    Twitterのタイムラインに流れてきたことがあって、クサツネのことは知っていた。今回、本を読んでみると、面白くてやめられなくなった。
    ロバと旅していると、一人旅よりは人に警戒されないこと、その土地の印象は、出会った人によってずいぶん変わってくることもわかった。各地を旅して景色や自然に見とれても、結局どこでも、出会うのは人間なのだ。
    知人を訪ねて泊めてもらうこともあるが、基本は野宿。好意で一晩泊めてくれる人もたくさんいる。乞われて、小学校や老人施設で、土地の人たちがロバと交流することもあった。クサツネのおかげで孤独を感じることもない、と作者は言う。
    この旅で出会った人の影響で、作者は海水から塩

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    2025年12月27日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    面白かった記憶はありましたが内容は忘れていたので再読しました。やっぱり面白かった。電車で読みながら笑ってしまった。家族愛が詰まっていて、いつからでもどこからでも自分の感じたままに出発できる。家は姉妹ですが兄弟も素晴らしい。みんな温かい。

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    2025年12月27日
  • 掬えば手には

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    瀬尾まいこさんらしい、温かな気持ちになるお話。主人公は普通の中の普通の男、梨木だけど、私は不器用で口の悪いなオムライス店主、大竹がナイスキャラでイチオシ。とっつきにくくて、でも、実はいい人。それを見極めることができるといいな。

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    2025年12月27日
  • カタロニア讃歌

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    社会主義と民主主義って(理論上は)両立するんだ!というのが一番の発見でした

    ジョージ・オーウェルのルポタージュ。Wikipediaの「スペイン内戦」の項目を片手に読みました(^_^;)。スペイン内戦に参加した1兵士としての立場で当事者目線の主観バリバリで書かれた本です。(『パリ・ロンドン放浪記』を読んで感じた事ですが、ジョージ・オーウェルはがっつり当事者として身を置いたノンフィクションの方が、皮肉が冴え渡ってて面白い。)とはいえ、主観を交えながらも当時の政治情勢についての解説・考察もあり興味深いです。

    ジョージ・オーウェルの感じたことが素直な筆致で書かれていて、あぁ、戦争の現場ってこんな感

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    2025年12月27日
  • 赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ1―

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    10歳で出会ってから、30年以上大好きな本。実は私、アン・ブックスしか読みたくない。その他の本を読むのは時間の無駄!そのくらい惹き込まれる。村岡花子訳しか勝たん。常に手元に置いて何度でも読みたい、まさに永遠の名作。大好き。

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    2025年12月27日
  • 普天を我が手に 第二部

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    ネタバレ

     第二部は戦争真っただ中。アメリカで日本人収容所に送られる志郎と、特攻回天に乗り込む四郎、孤児を集めて慈善事業を進めるノラ、満州で新しい国家を建設しようとする満。それぞれが少しずつ絡み合って、戦後をどう生き抜くか第3部に期待と不安が広がります。
     戦後のロシアとアメリカの攻防が日本を襲っていたのですね。共産党についてもたくさん書かれていて、なるほどその頃は反動でたくさんの賛同者がいたのですね。国粋主義者として描かれる四郎も一生懸命生きている。流されず、どんな立場であろうと自分の信念を貫こうとする若者たち。
     現代はどうかと問われているような気がします。流されていないか?自分で考えているか?戦争

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    2025年12月27日
  • ブレイクショットの軌跡

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    凄かった~!
    大きな時代の流れの中、様々な人の立場から「今」をもがいて苦しみ悩む生き様を見た気がする。
    その流れの中心にあるのは常に「ブレイクショット(車)」であり、「ブレイクショット(ビリヤード)」から放たれた一撃により人生を左右される人たち。
    長編だけど、一人一人を深堀していくことで登場人物が本当に存在してるかのようだった。
    詐欺や偽装、投資、炎上などまさに現代の抱える闇を描いていて面白かったし、続きが気になって読む手が止まらなかった。
    そしてこの読み切った読後感…

    良い大作を読めて大変満足です。

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    2025年12月27日
  • アリアドネの声

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    高校生の息子におすすめされた本です。
    面白くて一気に読みました。
    ミステリー要素よりもヒューマンドラマが強い。希望を感じるラストでした。

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    2025年12月27日
  • 白夜街道【新カバー版】

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    ロシアマフィア×元KGB×公安。
    カチカチの国際サスペンスだけど、歴史背景も効いていて意外とスイスイ進む。
    アクションも推理も程よく、シリーズ2作目として満足度高め。これは読み物として楽しい。

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    2025年12月27日
  • よくわからないまま輝き続ける世界と~気がつくための日記集

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    とんでもなく文章が上手く(プロに対し失礼かもしれませんが)、感嘆しながら読みました。これまで自分が使ったことのない言い回しに感動しました。

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    2025年12月27日
  • 赤と青とエスキース

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    青山さんの本は、心身疲れた時に読もうと思っていた。激務が続いた12月、疲労が蓄積しているのだが、残り数日を乗り切るエネルギーをもらうために、このタイミングで手に取った。
    オーストラリアに留学したレイと現地で知り合ったブーの「期間限定の恋(お遊び)」だった関係が、新進気鋭の画家によって1枚の絵に描かれ、こんなに壮大な物語になるとは。。。
    今回も見事にカラクリが仕掛けられていて、それぞれの中編が繋がっていました。カンの良い人は途中で気づくかも知れません。静かなクリスマスの夜にホッとさせられる、感動のフィナーレでした。

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    2025年12月27日
  • 平城京

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    平城京遷都を史実の中にフィクションを織り交ぜながらミステリー仕立ての構成で、とても読みやすく面白かった。

    飛鳥から奈良時代への幕開けの時を描いた作品。
    主人公は阿倍比羅夫の息子、阿倍宿奈麻呂の弟船人。
    船人は架空の人物で実在の人物ではない。
    史実の中に架空の人物がうまく入り込みミステリーを作り上げていると思う。

    不比等が平城京遷都を急がせただろうことは、何となく知っているし、天智天皇派と天武天皇派に遺恨が残っていたことも何となく知っている。
    そこを上手く利用してミステリーになっていると思う。

    現在、ちょうど薬師寺や唐招提寺方面から平城宮跡に向かう方向に、その昔大極殿を作る時に使う木材を運

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    2025年12月27日