小説・文芸の高評価レビュー
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今回は4編です。
幸せの形
狐祓い
真剣勝負
しのびよる闇
幸せな形に出てくる るう という半襟屋の女
もててしょうがない 達也 と一緒になりたいけど迷っている。
この おるうさんのオシャレ感が名言
無難すぎてつまらないものは嫌
目立ちすぎるのも嫌
奇抜すぎない ほどほどに洒落たものが好き
誰にもなめられず 自分が気分よくすごすには 身なりを大事にしなければならない
この おるうさん 占い師宇之助に
その達也との相性はバッチリ!
と言われる。
宇之助 名言
達也とは しょっちゅう けんかしてもいい
本来の自分を出してゆけば 絆が深まる
すべて抜かりなくやろうと思ったって できるも -
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短編集。やはりやや幽霊寄り。
高野和明だけあって、緊張感がただならぬ。
第1話 記憶のない男性。どうやらエンジニアだったのではないか。アメリカの福祉機関の手助けで、研究に従事する。
第2話 大学時代の旧友が、毎日謎の足音に追われているという。自分だけに聞こえるのか知りたいので、自分の帰り道で音を聞いていてほしいと依頼される。
第3話 未入籍の恋人が殺された。部屋にはなんとなく彼女が幽霊が幽霊になって残っているかのような雰囲気がある。彼は警察に疑われていた。
第4話 高校のワックスがけの仕事をしている時に、おやっさんがちょっと事務所に帰ってしまった。また後で来るというが、その間は密室のよ -
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約1ヶ月、毎日楽しんできた「国名シリーズ」も、とうとう現在最後の作品。
記憶喪失の青年が、唯一持っていたのは一本の扇。彼はどこの誰で、なぜ記憶を失ったのか。事件とどんな関わりがあるのか…。
登場人物それぞれの内面を、火村とアリスが丁寧に読み取っていく。
逃げ場のない密度の濃い人間模様は大好物。
今回は物語の対比で、火村の下宿先のおばあちゃんの優しさが際立った。一家に一人おばあちゃんのような温かい人がいてくれたら…としみじみ思う。
おばあちゃんの心尽くしの手料理も食べてみたい。3匹の猫たちの存在もほっこりする。
こういう細部が積み重なって、この作品の空気ができているんだと思う。
犯人がわ -
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皆さん絶賛していたこともあり著者作品を初めて読みました。固い印象の題名ということもあり手に取るまで少し億劫だったのですが読みはじめると、なる程皆さん絶賛の理由もよくわかる傑作揃いの作品でした。
まさかのドンデン返しでもある最後の短編もよいですが「ガラ受け」は泣けました
本の概要
刑務所、そこはシャバ以上に濃厚な人間関係が渦巻く、更生の最後の砦――。
石川県の加賀刑務所を舞台に、刑務官と受刑者たちの織り成す五つの事件。
仮出所した模範囚の失踪(「ヨンピン」)、暴力団から足を洗う“Gとれ"中に起きた入試問題流出事件(「Gとれ」)、受刑者の健康診断記録とレントゲンフィルムの消失(「レ -
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凄かった
一言目の感想はこれしか出てこない
解離性同一性障害
言葉は聞いたことがあるけれど、実際に関わったことはない
読んでいる間中、ずっと胸が苦しかった
重ねてはいけない、そう思いながらも自分が受けてきたことを思い出しては、これ以上ページをめくれないかもしれない
そう思いながらも読み進めた
碧月さんの気持ちに、わかります、なんて簡単には言えない
でも、近しい気持ちになっことがないわけではない
あまりにも胸が苦しくて、いつもなら泣いている場面でも泣くことができずにいました
今日、澄み渡る青空の下
笑顔で過ごせることができますように
傷口は見た目にはふさがっているかもしれないけれど、ふとした -
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Twitterのタイムラインに流れてきたことがあって、クサツネのことは知っていた。今回、本を読んでみると、面白くてやめられなくなった。
ロバと旅していると、一人旅よりは人に警戒されないこと、その土地の印象は、出会った人によってずいぶん変わってくることもわかった。各地を旅して景色や自然に見とれても、結局どこでも、出会うのは人間なのだ。
知人を訪ねて泊めてもらうこともあるが、基本は野宿。好意で一晩泊めてくれる人もたくさんいる。乞われて、小学校や老人施設で、土地の人たちがロバと交流することもあった。クサツネのおかげで孤独を感じることもない、と作者は言う。
この旅で出会った人の影響で、作者は海水から塩 -
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社会主義と民主主義って(理論上は)両立するんだ!というのが一番の発見でした
ジョージ・オーウェルのルポタージュ。Wikipediaの「スペイン内戦」の項目を片手に読みました(^_^;)。スペイン内戦に参加した1兵士としての立場で当事者目線の主観バリバリで書かれた本です。(『パリ・ロンドン放浪記』を読んで感じた事ですが、ジョージ・オーウェルはがっつり当事者として身を置いたノンフィクションの方が、皮肉が冴え渡ってて面白い。)とはいえ、主観を交えながらも当時の政治情勢についての解説・考察もあり興味深いです。
ジョージ・オーウェルの感じたことが素直な筆致で書かれていて、あぁ、戦争の現場ってこんな感 -
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ネタバレ第二部は戦争真っただ中。アメリカで日本人収容所に送られる志郎と、特攻回天に乗り込む四郎、孤児を集めて慈善事業を進めるノラ、満州で新しい国家を建設しようとする満。それぞれが少しずつ絡み合って、戦後をどう生き抜くか第3部に期待と不安が広がります。
戦後のロシアとアメリカの攻防が日本を襲っていたのですね。共産党についてもたくさん書かれていて、なるほどその頃は反動でたくさんの賛同者がいたのですね。国粋主義者として描かれる四郎も一生懸命生きている。流されず、どんな立場であろうと自分の信念を貫こうとする若者たち。
現代はどうかと問われているような気がします。流されていないか?自分で考えているか?戦争