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幼い日,本のぎっしりつまった古い小べやでひねもす読みふけった本の思い出―それはエリナー・ファージョンに幻想ゆたかな現代のおとぎ話を生みださせる母胎となりました.みずみずしい感性と空想力で紡ぎだされた,国際アンデルセン賞作家の美しい自選短篇集.
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Posted by ブクログ
少し不思議な十一編の短編集です。読後はなんとも形容し難い気持ちになれます。 現代とは違う感覚で書かれた物語ですね。まぁこファージョの作風で当時からそうだったのかもしれませんが。 ≪ねんねこはおどる≫は今だとヤングケアラーだと批判はされるかもしれません。「小さな仕立屋さん」は、いい意味で裏切られま...続きを読むした。個人的には、「十円ぶん」が好みですね。
なかなか秀逸な一冊だった。面白さ、楽しさ、怖さ、不思議さ、どれもバランスがいい。夢を見られるし、現実の厳しさも見える。ファージョン。他のお話も読んでみたい。
童話でもない。昔話でもない。おとぎ話ともちょっと違う。ファンタジーというほどの現実離れでもない。ものがたりという感じでしょうか。独特の、味わい深い世界観。宮崎駿さんが好んで読んだというのも頷けます。 著者自身が子どもの頃からいろんな本を読んでいたようで、そのときに著者の血肉となったものが熟成されこの...続きを読むものがたりに昇華され、今度はそれを読んだ自分の血肉となって、そして娘たちに読み聞かせて、彼女たちが自分のなかの世界をつくる素材になって、というふうに続いていくと思うとワクワクします。 ペン画の挿絵も想像が広がる絶妙なセンスで、いいものを読んでいるなという満足感を味わえる本でした。
子供の頃、友だちと分厚い本を読む競争をしていて、気付けば競争を忘れて引き込まれていました。競争をしていた時読んでいたのは「ファージョン作品集」ですが、本棚の幅を取るという大人の事情で、こちらが今手元にあります。 子供の頃こんな物語に触れられるなんて、今思えばとても贅沢なことでした。 お気に入りは「ヤ...続きを読むングケート」「レモン色の子犬」「西ノ森」です。どれも本当と空想が混ざりあったような、不思議な味わいのある物語です。アーティーゾーニの描く挿し絵が、その不思議さにリアリティーを足しています。 何よりも心を惹き付けてやまないのが、石井桃子による訳です。こんなに自由でいいんだろうか?というくらい楽しげで不思議な節回しで、ひらがなとカタカナの入り乱れた世界が広がっています。 何度も繰り返し読む本があるのも、実はとても贅沢なことなのかもしれません。
子供に読ませたい本・小説との決めつけは厳密にいうと誤りだろう。 本物のファンタジーストーリーは大人“も”ではなく、 大人“を”心底感動させ、 「子供に読ませるべきものだ」と彼らに 信じ込ませるだけの魅力に満ち満ちているからだ。 この物語たちのなんと愛らしいこと、 なんとロマンチック...続きを読むでスリリングで 先を読む楽しみを掻き立てる想像力の強いこと。 この本は私の人生一のそんな物語集です。
短編集。子どもができたら、毎晩少しずつ読んであげたい。声に出して、耳から聞きたいおはなしばかりでした。
この本、一つ一つの物語もキラキラしていてとっても素敵なんだけど、それよりなにより惹かれてしまうのは挿絵です。 どれ1つをとってもため息ものなんですよね~。 モノクロ(表紙は彩色されているけれど、それでも色数をぐっとおさえてある)なのに、色が浮かび上がり、静止画なのに空気や風が香り立つような感じ・...続きを読む・・・・とでもいいましょうか。 そしてそれにさらに輪をかけて素晴らしいのが石井桃子さんの美しい日本語です。 これにはもちろん著者であるファージョン自身の持っている品格・・・・のようなものも大いに寄与しているとは思うのですが、それを石井さんの甘すぎず、かと言って淡々とはしすぎない絶妙なバランス感覚で選び抜かれた日本語がさらに素敵なものにしてくれている・・・・・そんな素敵な短編集だと思います。 (全文はブログにて)
挿絵も何もかもたまらんです。 特に好きなお話は「ムギと王さま」「 月がほしいと王女さまが泣いた」「 金魚」「 西ノ森」「 七ばんめの王女」…って全部ええなあ。
「わたくしが子どものころ住んでいた家には、わたくしたちが『本の小部屋』とよんでいた部屋がありました。…」こう始まるこの前書きの挿絵は、独特で繊細な味わいのあるペン画のエドワード・アーディゾーニによるもの。壁一面の本棚から溢れた本がうず高く周囲に積みあがられた中で、一心に本に読みふける小さな女の子の姿...続きを読む。可憐で美しいファージョンの短編集の世界は、小さくともきらめく宝のようです。
2年生の娘には味わい深すぎるのかまだわからない話が多い。私が愛してやまない『小さな仕立て屋さん』を読んでやったらやっと目をきらきらさせて聴いていた。1年前には途中で飽きちゃったのにね。『小さい仕立て屋さん』はどんでん返し、のまたどんでん返し、が素敵。貧しい少女が王妃さま・・・にはならない素敵さが大人...続きを読むになってようやくわかった。娘もきっと、ひとつひとつこの本の素敵さを見つけてくれると思う。
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