作品一覧

  • ムギと王さま 本の小べや1
    4.4
    1~2巻880~1,155円 (税込)
    幼い日,本のぎっしりつまった古い小べやでひねもす読みふけった本の思い出―それはエリナー・ファージョンに幻想ゆたかな現代のおとぎ話を生みださせる母胎となりました.みずみずしい感性と空想力で紡ぎだされた,国際アンデルセン賞作家の美しい自選短篇集.

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  • ガラスの靴(新潮文庫)
    4.5
    1巻572円 (税込)
    まま母と二人の義理の姉にこき使われても明るく暮らす16歳の少女エラ。お城から舞踏会への招待状が届くが、まま母の意地悪でエラは留守番。悲しみに暮れる彼女に、美しい妖精が魔法をかけて――。輝く宝石と煌めくドレス、珍しいご馳走、不思議な道化、無邪気なダンス、極上の砂糖菓子、そして王子のキス。夢のように魅惑的な言葉で紡がれた、ときめきと幸せが溢れだす永遠のシンデレラ物語。

ユーザーレビュー

  • ムギと王さま 本の小べや1

    Posted by ブクログ

    少し不思議な十一編の短編集です。読後はなんとも形容し難い気持ちになれます。

    現代とは違う感覚で書かれた物語ですね。まぁこファージョの作風で当時からそうだったのかもしれませんが。

    ≪ねんねこはおどる≫は今だとヤングケアラーだと批判はされるかもしれません。「小さな仕立屋さん」は、いい意味で裏切られました。個人的には、「十円ぶん」が好みですね。

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    2025年08月05日
  • ムギと王さま 本の小べや1

    Posted by ブクログ

    なかなか秀逸な一冊だった。面白さ、楽しさ、怖さ、不思議さ、どれもバランスがいい。夢を見られるし、現実の厳しさも見える。ファージョン。他のお話も読んでみたい。

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    2024年12月14日
  • ムギと王さま 本の小べや1

    Posted by ブクログ

    童話でもない。昔話でもない。おとぎ話ともちょっと違う。ファンタジーというほどの現実離れでもない。ものがたりという感じでしょうか。独特の、味わい深い世界観。宮崎駿さんが好んで読んだというのも頷けます。
    著者自身が子どもの頃からいろんな本を読んでいたようで、そのときに著者の血肉となったものが熟成されこのものがたりに昇華され、今度はそれを読んだ自分の血肉となって、そして娘たちに読み聞かせて、彼女たちが自分のなかの世界をつくる素材になって、というふうに続いていくと思うとワクワクします。
    ペン画の挿絵も想像が広がる絶妙なセンスで、いいものを読んでいるなという満足感を味わえる本でした。

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    2024年08月02日
  • ムギと王さま 本の小べや1

    Posted by ブクログ

    子供の頃、友だちと分厚い本を読む競争をしていて、気付けば競争を忘れて引き込まれていました。競争をしていた時読んでいたのは「ファージョン作品集」ですが、本棚の幅を取るという大人の事情で、こちらが今手元にあります。
    子供の頃こんな物語に触れられるなんて、今思えばとても贅沢なことでした。
    お気に入りは「ヤングケート」「レモン色の子犬」「西ノ森」です。どれも本当と空想が混ざりあったような、不思議な味わいのある物語です。アーティーゾーニの描く挿し絵が、その不思議さにリアリティーを足しています。
    何よりも心を惹き付けてやまないのが、石井桃子による訳です。こんなに自由でいいんだろうか?というくらい楽しげで不

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    2019年12月12日
  • ガラスの靴(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    いわゆるシンデレラの物語です。グリム童話のシンデレラは最後が怖いけど、ファージョン版は痛快で本当にうっとりときめきます。こっちの方がいいです。

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    2017年06月02日

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