【感想・ネタバレ】もうしばらくは早歩きのレビュー

あらすじ

新幹線、車、飛行機、ローラースケート、台車、たらい船、象、そして自分の足――多彩な移動手段を使った先に立ち現れるさまざまな風景。教習所の教官とのやり取りには笑いがこぼれ、自転車と紡いだ学生時代の思い出には切なさがあふれる。短歌から小説まで、言葉と心を通わせてきた書き手が贈る、一歩ふみ出すエッセイ集。

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感情タグBEST3

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くどうれいんさんの本を手に取るのは初。豊かな感性で移動の楽しさをえがいた本。読んでいるとくすりと笑える所も多いので、ほっこり明るい気持ちになりたい時に読みたい。

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2026年02月07日

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著者と私は同い年、しかも誕生日も数日違いということもあり、ほぼ同じ年月を生きている。
なので私にはできないのに、この人はなんでこんなに自分らしく言語化できるのか!?とどの作品を読んでも嫉妬を感じる。
今回は「旅行記」ではなく「移動記」ということもあり、非日常だけではなく、習慣になっていて普段改めて考えを巡らせないような日常の移動にも焦点が当てられていて、更に嫉妬した。おもしろかった。

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2026年01月18日

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新幹線、教習所、新車購入、タクシー、早歩き、たらい舟、地下鉄、サーフボード、台車、夢トラ、様々な乗り物や移動にまつわるエッセイ。

くどうさんらしく、解像度が高く、ユーモラスで、自分に正直な文章でとても面白い。くどうさんの周りの友達のリアクションも面白い。そういう友達が自然と引き寄せられるのか、くどうさんが面白さを引き出すのか、楽しそうでうらやましい。

表紙の絵は、出張など出先の帰りで、お土産をたくさん買い込んだくどうさん。教習所の右を「んぎ」、左を「んだり」というおじいちゃん教官早川さんとのやりとりが印象的だった。

時折「んだぎ!」と言い、どっちなのと笑いながら、聞き返すと、
「どっちでも着くからだいじょうぶだ。」と、早川さんは笑いながらいう。

人生の岐路も実はどっちでも着くから、心配しなくていいんだと思わせてくれる。

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2026年01月04日

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くどうれいんさんと友達になりたい。
もうコレ。ずっとコレ。奇しくも同い年。なぜ近くに生まれなかったんだろう、徒歩5分くらいのところに生まれて幼馴染になりたかった。

とにかく言語化が上手くて胸にスッと入る。その昔(というか大学生の時)、東京へ舞台を観に行くたびにあんなにも「東京だ…」と思っていたのに、今や週一くらい出張で行く羽目になり「以上、東京でした」と自分も思う。これ、自分以外も思っている人いるんだ!?と無性に嬉しく、叫び出したくなった。
遠出した時に両手にいっぱい、アホかというほどご当地の食べ物を買ってしまうし、「ここでコレを買うと、この後の身動きが…くっ…(買う)」もやる。全然やる。
あと歩くのが異常に早い。グングングングン人混みを縫って前に行ってしまう。高校の時、歩くのが遅い友人から「遅い方に合わせてくれないなんて、私のことどうでといいんでしょう!?」とマジギレされたことがある。おとなしい子だったのでキレられると思わず、結構トラウマだ。というか、我々は陸上部で、その子は走ると足が速かったので「全く解せない」みたいになってしまった。
ともかく、ゆっくり歩くのが苦手でムキーッとなってしまうのだ。こんなところまで似ているなんて!と、とんでもなく嬉しかった。くどうれいんさんと友達になりたかった、なりたい。

同い年で、専業作家しているなんて、本当ならちょっと羨ましくて負けた気持ちになる。どこで道を間違えたのか、元気に36協定ギリギリの残業を重ねる自他ともに認めるいわゆる社畜になった。むかし、作家になりたかった。
本屋さんには作家順に本が並べられて、「少しでも売れてほしくて、見つかりやすいようにあ行から始まる名字のペンネームが多いんだよ」なんてことをどこかで読んだ。あ行で始まって、下の名前はwriter(作家)から「らいた」にしよう。
そんなアホなことを真剣に考えていただけあって、同世代の専業作家を見ると心がモヤモヤする。どこで道を間違えたのか。どこで何が足らなくて、いや自分には最初から足らなくて、この人たちは何が足りてたんだろう。
そんな醜いモヤモヤを、くどうれいん先生には抱かない。
なんだか道を間違えずに頑張り続けて足りるように走り続けたif世界の自分のようにすら思う。
くどうれいんさんの本を読むと「うわ〜言語化が上手い!」とか「それそれそれ!」みたいな気持ちと同時に嬉しい祈りが生まれる。
くどうれいんさんが、これからも作品を生み続けられますように。それがわたしの形にぴったりはまりますように。頑張れ、if世界の自分(恐れ多いが)、などと思う。

本当に友達になりたかった。寒いのは苦手なので、岩手には産まれられないが。

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2025年12月23日

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「移動」をテーマに書かれた作品たち。
読みながら、くすり、と笑えるところもあったり。
毎回思うのは、くどうさんのエッセイはさらさら読めるということ。さらさらだけど、しっかり心に爪痕は残していくエッセイたち。

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2025年12月23日

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旅行ではなく移動に目をつけるところのセンス!!

目的地まで行く時の心情や家に帰るまでの移動中の心情が書かれていて、私もどこかに行きたいなりました。移動や気持ちを表すオノマトペがかわいすぎる!私のお気に入りは「ぴかぴかの元気」

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2025年12月18日

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くすっと笑えてしまう。言葉のチョイスが面白いです。するするリラックスしながら読めました。佐渡島と岩手に行ってみたくなりました。

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2026年02月18日

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移動にまつわるくどうさんのエッセイ。乗り物、旅行みたいな余韻が残った。
表紙にもなってるお土産買ってサボテン化する話も可愛かった。『やさしい車』の新車への愛も良かった。
少し年下の作家さんだけど、同じ目線で読めて好き。

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2026年02月08日

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ネタバレ

いつもエッセイの感想書くの難しいと感じています。なぜならなるほど…というものではなく、わかるわかる!みたいな気持ちで読んでいるからです。やさしいお顔の車だったり、大きなピラルクのぬいぐるみ。自分が普段なんとなく考えていることが、素敵に言語化されていてわかるなあとにこにこ読んでしまいました。
また、気になったのは夢ナンバー!私の幼少期はクロッキー(黒字に黄色文字のナンバープレート)を1日3回みるといいことがある、でした。転勤族だったので、どこではじめに聞いたのか覚えていないのですが、ご当地ラッキーカーみたいなのがあるのでしょうか、、
そしてラッキーだ!と考えた人がどこかにいるのですね。なんだか幸せな気持ちです。

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2026年02月03日

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あーこの前の佐渡の話を書いてくださっているー!!
毎度のことながらふわっと私も感じたことのある感じを素敵な言葉で表してくれる秀逸さにほっこりした
私も出先で後先考えずに買ってしまうタイプ笑

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2026年01月29日

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大好きなくどうれいんさんのエッセイ。今回もひとつひとつのエピソードが彼女の人柄を現していて微笑ましかったし、本当に柔らかい言葉に溢れてて大好き。

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2026年01月23日

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旅行先でお土産をあまり買わないタイプなので読んでるといっぱい買うのなんかかっこいいな〜て思った。あと、佐渡島行ってみたくなった。

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2026年01月23日

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くどうれいんさんのエッセイ本の中で一番すきだった。
移動をテーマにした物語が多々。観覧車の話、車移動の電話の話、す〜ごく好きでした。
東北、行ってみたくなった!

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2026年01月12日

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移動をモチーフにしたエッセイ、なのかな。
旅や出張についてだけでなく、まつわる乗り物やローラースケートの思い出話まで。
感受性が豊かで、いろいろに、ちょっぴり欲張りなところがとてもチャーミング。
それでいて、なにげなく綴る背景描写が、一旦、スッと軽く深呼吸して味わいたくなるくらい鮮やか胸にくる。詩のような表現は歌人ならではなのか。

装丁のイラストが何故コレなのかは中に記されています。なるほど納得。ほっこり。

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2026年01月09日

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ムーブの日々。移動のツールって考えたらいっぱいある!
34篇楽しく読めた。
くどうれいんさんと歩いてみたい‥笑

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2025年12月28日

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移動にまつわるエッセイ。チャーミングな文章というのが似合う。僕自身はチャーミングではないので読んでいると味が濃くてひと休みしてしまったりもするのだけど、しっかり全部楽しみながら読めた。のんびり読むのがいいかも。

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2025年12月27日

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夜寝る前に少しづつ読むのにちょうど良い。
文章が小気味よく読み易く、ちょっとクスッとするような所もありつつ、暗い気分や悲しい気分になるような悪い刺激ぐなく、フラットもしくはフラットより少し良い気持ちで眠りにつける。

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2025年12月25日

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くどうれいんさん、可愛い!
今までのエッセイの中でも今作は特に可愛らしさを感じて、読みながらつい顔がニヤけてしまった。
小柄なのに高速で歩いているところ。美味しいものが大好きなところ。飛行機が怖いところなどなど。
いい意味で感情の振れ幅がある方なので、一緒に旅行したら楽しそう。
特別編の「佐渡旅行」が面白くて、いつか是非行きたい場所の一つになった。

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2025年12月18日

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表紙の絵のサボテンみたいになって、買いすぎた日持ちのしないお土産を持って帰る描写が一番面白かった。欲しいものを買いすぎて重くて歩けないだなんておかしい。
「歩けるけれど歩くには意外と遠い距離に動く通路があるのが豊かさ」というところが心に残った。

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2025年12月13日

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都会に憧れつつも生まれ育つ地元を愛している描写が、田舎出身の自分にささる所が多かった。

どれも読みやすく面白かったけど、その中でも
『「んぎ」と「んだぎ」』は声をあげて笑った。
幸いにも読んでた場所が、外ではなく家だったので、よかった。

違う意味で面白かったのが『ホワイトアウト』。
自分には経験したことのない、ひやっとする体験が綴られていたけど、頭の中で情景が浮かびあがって、怖さもあり、夢中になって読んだ。

『佐渡旅行』のタクシーの運転手さんを筆頭に、優しい人たちがたくさん出てくるけど、そんな風に登場する人たちを、味わい深く描けるくどうさんも、優しい人なんだろうなと、想像しながら読み終えました。

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2025年12月10日

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くどうれいんって、なんて愛らしい人なんだろう。
どのエピソードもワクワクに満ち溢れている。それでいてたまに訪れる切なさも効く…。どれもこれもおもしろい。

『帰路はサボテン』が特に好き。お土産を抱えすぎて、サボテンのように立っていることしかできないって話。『自分の欲望に自分自身が蝕まれている。なんて愚か。』あーよくわかる!欲の塊になってしまうあの気持ち、その欲望を素直に書き、その後感じる自己嫌悪や情けなさみたいなものも、隠すことなく文章に書かれているので、もう共感の嵐だ。

そんなエピソードがみっちりつまった、移動にまつわるエッセイです。

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2025年11月30日

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いつもどのくらい即時にメモを取るべきか悩む。写真に撮った山は肉眼で見るより遠く、メモで残す海にはその時の本当の潮の香りまでは保存しておくことが出来ない。
その場で肉体を持つ自分としてペンを置いて
全身で感じようとする自分と、それを何とかして細やかに書き残したいと思う自分はいつもどちらかしか選択できずもどかしい。

今回はそこまで刺さなかったなぁ…
れいんさんの文章の芯にある毒みたいな要素が好きなんだけど、この作品にはあまり感じなかった。

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2026年02月07日

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くどうれいんさんのエッセイ、最新作かな?お出かけに旅行や仕事の行き帰りなどの移動にまつわるエッセイが収められている。柔らかなエッセイで読みやすくて、くどうさんの独特な擬音や美味しいもの愛をゆったり味わうことができる。
旅行や仕事の帰りに日持ちのしないお土産を持ちきれないほど買って帰るというのが羨ましくてたまらなくなった。私は昔は日持ちのしないお土産を配るような関係の人たちがいなかったし、今は体調を崩して以来旅行ができないでいる。おいしいものを自分で食べるのはもちろんいいんだけど、おいしいと確信しているものを仲の良い人にあげるときってなんか、ぴかぴか光る太陽を差し出しているようなあったかい気持ちなんだよな。もうあんまりそういうことをしていなかったけど、久々にくどうさんのようにおいしいものにアンテナを張って誰かと共有したいなあ、と思った。ちょっとでも、移動をしてね。

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2026年02月04日

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さらりと隙間時間に読めてしまう。
だから止められずに読んでしまうのだけれど。

雨とケーキ
歩く歩道
ラッキーガール
ピラルクと改札
帰路はサボテン
でらでらの道
特別編 佐渡旅行

わざわざ写真を撮ったりしないようなちいさな移動の繰り返しが、人生をゆっくりと押し動かす。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

くどうれいんさんの「移動」にまつわるエッセイ。
相変わらず日常のなかで生まれるいろんな感覚の言語化が上手い!
わかるわかる、ということから、そんな風に感じるのかーということまで。
ただ、テーマありきだからかこれまでのエッセイと比べると少し単調というか物足りなさを感じてしまった。

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

くどうれいんさんの移動手段に関するエッセイと特別編佐渡旅行のエッセイ。表紙のサボテンさんは、なぜサボテンなのかはこの本を読んでのお楽しみです。

台車から飛行機まで、色々な移動手段での懐かしい思い出など、楽しく読めました。思わず、ふふっと微笑んでしまう場面もあります。旅行先での美味しいものの数々に、興味津々にもなりました。私は東北の方は未知の世界なので、れいんさんの当たり前をいつかは感じてみたいと思っています。

意外にも早歩きだというれいんさん。エッセイを読むたびに、れいんさんの新たな一面を知ることができて、うれしいです。今回のエッセイでも、れいんさんの感性と文章を楽しむことができました。





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2026年01月18日

Posted by ブクログ

「人生を進めた」ことに後ろめたさもありつつ、素直にうれしい両方の感情で表現しているところがいい。
人生にはそれぞれの正解があるけど、型にハマった正解だってそれはそれでいい。

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2026年01月15日

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2026年年跨ぎの一冊はくどうれいんさん。
まえがきのラストがもうすてき
「ちいさな移動の繰り返しが、人生をゆっくりと押し動かす」

『コーヒーにミルクを入れるような愛』『虎のたましい人魚の涙』で感じたような胸に迫る切なさは少なかったものの、移動に纏わる一つ一つのエッセイはちょっと斜に見るくどうさんらしさが楽しかった

「特別編佐渡旅行」と「ホワイトアウト」が特に良かった
佐渡旅行のタクシードライバーをちょっとお節介に感じつつ、こういう人っているよなぁそしていい人なんだよなぁという解像度が高い
「ホワイトアウト」関東住みで何年かに1度の大雪で困り果てる身からするとただただ恐ろしい。
停車できたところまで一緒に息を詰めて読んだ。

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2026年01月02日

Posted by ブクログ

日常の様々な「移動手段」にまつわるエッセイで、とにかく可愛らしい!ふだん乗ってる電車、旅行中の飛行機、バス、色んなとこに実は大切な思い出が潜んでいて1つ1つを大切にしていきたいと思えた。移動中に余韻に浸ったりお土産で贅沢しちゃうの素敵。

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2025年12月22日

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