ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 正体

    Posted by ブクログ

    鏑木慶一はこの本の中で確かに生き抜いた。
    あとがきで作者に詫びられ、どこかで微笑んでいるのではないか。

    0
    2025年12月04日
  • チョコレートコスモス

    Posted by ブクログ

    久々の恩田陸先生。
    文体に慣れるまで50ページ程かかったが
    それ以降は一気読み。
    展開は予想できるが、その過程の書き方が逸材過ぎてずっとワクワクしながら読みました。
    本当に舞台を観ている様で情景がはっきり浮かびます。
    そして、飛鳥と響子の今後を仄めかしているのに
    続きがまだない。なぜ。
    恩田陸さんは凄い勢いで執筆してるイメージなので意外でした。気長に待ってます。と言いたいですが、早く続きが読みたいので今すぐ続編お願いします。

    0
    2025年12月04日
  • 世界99 下

    Posted by ブクログ

    上を読んでからだいぶ日が空きましたが、年内に読むことができて良かったと思いました。

    まずピョコルンの話が衝撃的ですし、クリーンな人、恵まれている人、かわいそうな人という分類も面白かったですし、なんだかそこにリアルさを感じました。

    みんながクリーンな人になれるように記憶のワクチンを打つことは、メリットもありデメリットもあるけれど、みんなが汚い感情を持たずにクリーンでいればいじめがなくなったり人間関係で悩むことがなくなったりする一助になるのかな〜と考えたりもしました。

    現代の問題に絡めてのフィクションなような気がします。なので妙にリアルで恐ろしくて面白いです。村田沙耶香さんの着眼点が恐ろしく

    0
    2025年12月04日
  • 杉森くんを殺すには

    Posted by ブクログ

    「杉森くんを殺すことにしたの」という刺激的なフレーズから始まる物語。読み進めるうちに"殺す”が何を表した言葉なのかとか、主人公の葛藤が分かってきてその姿を追いながら"生きる”ことについて考える。生きていると、様々な人達と出会って、すれ違ったり別れたりもある。そんな楽しかったり苦かったりする経験も人生には付きものだ、と割り切ったつもりの(笑)大人にも、響くものが多い、心の機微に寄り添ってくれる物語だった。たくさんの子ども達に、この本に出会って欲しいな。

    0
    2025年12月04日
  • 白夜行

    Posted by ブクログ

    850ページという長いページ数の中で幾つも散りばめられた伏線を最後に一気に回収していくのが圧巻。
    主人公の目線で描かれていないのも良い。
    何度も読み返したくなる一冊。

    0
    2025年12月04日
  • 木挽町のあだ討ち(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かったです。
    時代小説だけど、難しい言葉も使われておらず読みやすかった。
    数人の登場人物へのインタビュー、最後にはあだ討ちした本人の語りで締めくくり。最後にいろんな物事がつながって、そういうことか!と気持ちが明るくなりました。

    0
    2025年12月04日
  • イクサガミ 人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    更に迫力を増し、手に汗握る乱闘シーン!

    ハンデでしかないと思っていた12歳の双葉は
    武力ではなく人情で人を魅きつけていき
    味方を増やす。
    不思議な子だ。

    この巻でついに東京入りを果たし、残り人数9人。
    東京で待ち受けていることは何だろう?
    興奮冷めやらぬまま次巻に進みます。

    0
    2025年12月04日
  • 鎌倉茶藝館

    Posted by ブクログ

    生きる望みを失った美紀は、初恋の人との思い出の地、北鎌倉に向かった。ところが山中で迷い、たどり着いたのはニ階建の洋館。美紀はそこのマダムから台湾式のお茶をご馳走になり、生きる望みが蘇りそこに就職した。
     やがて美紀に好意を寄せる2人の男性が現れる…

    48歳の未亡人の恋。2人の男性の間に心が揺れ、鎌倉の情緒と、和服と、中国茶の味わいに溢れたとても瑞々しい作品。

    私は鎌倉も好きな街だし、中国茶も好き。この物語の世界に引き込まれました。ただ、着物に関する知識がもっとあったら更にこの10倍くらい引き込まれただろうなあと思いました

    0
    2025年12月04日
  • ババヤガの夜

    Posted by ブクログ

    新道依子22歳。新宿で喧嘩をしていたところ、ヤクザの集団に車で拉致された。
    連れ込まれたところがその親分の屋敷。そこで親分の娘尚子のボディガードを命じられた。
    尚子の短大やお稽古事の送迎を行う依子。だが、ヤクザの世界は一筋縄ではいかない。

    世界最高峰のミステリー文学賞 タガー賞の翻訳小説部門を受賞した作品

    昔ながらのヤクザ映画のような世界の中で、滅法喧嘩が好きな依子と日本人形のようなお淑やかな尚子が、どう生きていくか。

    手に汗握る物語でした

    0
    2025年12月04日
  • 三毒狩り(下)

    Posted by ブクログ

    素晴らしい! 素晴らしすぎる! 
    上巻の家族の大河ドラマから、一転、主人公の地獄巡りから、地上に死魂の溢れ出す幻想的な物語に。一気にエンタメ小説に転じる。なのに、読みながら何度涙したことか。まず、文章がいい。少し古風な地の文の味わいといい、登場人物の台詞や独白の口調といい、実に手練れ。そして返魂、返魂鬼というアイデア、おもしろすぎる! それにしても雨龍の性根の、魂の、なんともまっすぐなことよ! そして物語の行き着く先。エンタメでありながら、途轍もなく透徹した深い洞察に至る。果たして自分、ちゃんとこの物語に込められたメッセージをつかみ取れたのか。これは再読三読しなければならない。
    東山彰良、最も

    0
    2025年12月04日
  • spring

    Posted by ブクログ

    著者の、バレエと音楽に関する造詣の深さに感服!特に、踊っている時のダンサーの心理描写は圧巻、目の前で踊っているようだ!

    0
    2025年12月04日
  • 世界99 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    下を読んでいないが、既に傑作の予感。
    最大級の褒め言葉として、みんな気持ち悪い。
    コンビニ人間の時も思ったが、村田沙耶香さんの書く主人公の描き方が唯一無二すぎて、本当に気持ち悪い。
    人間を機械か部品のように捉えることや、相手の欲望を瞬時に理解し取り込むことも異様だが、そうすることで周囲の人間たちの欲望がむき出しになりそこから炙り出される人間性自体も気持ち悪い。
    気になるところで一気に年代が飛ぶのもどんどんページが止まらなくなる。
    読者的には驚きの出来事でも淡々としているし、この物語がどこへ行くのか非常に気になる。

    0
    2025年12月04日
  • しろがねの葉(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    石見銀山に魅入られた少女の一生。
    予想以上の質量のある長編でした。さすが直木賞。こういう小説を読めると嬉しくて震える。

    同じ女性として、主人公ウメの内側から溢れ出る強烈な生命力や強さに圧倒される。憧れる。
    男たちの短い一生の中で、女や子のために生きて、命を燃やし尽くすさまも心に残りました。
    絶望から何度も立ち上がって、愛した男たちと真正面から向き合って、こんなふうに生きたい。

    0
    2025年12月04日
  • 犬がいるから

    Posted by ブクログ

    黒ラブのハリーが家に来てからの翻弄されながらも楽しくてハッピーな日々を綴った、翻訳家村井理子さんのエッセイ。

    同じ年頃の黒ラブがいるので、わかるわかるの嵐。
    今朝も起きたらすごいイタズラの残骸に呆然としたものの黒ラブは最高なイッヌなんです。
    (写真を一緒に撮ろうと思ったら一瞬で噛みつかれたけど…)

    ユーモアと愛に溢れてて、犬との暮らしのかけがえのなさを再認識させてくれました。
    ハリーの次の本も買おうっと。

    0
    2025年12月04日
  • あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

    Posted by ブクログ

    フィクション、だけどもノンフィクションでもある。。
    途中から最後まで、読んでてつらくなり涙がとまらなかった

    0
    2025年12月04日
  • 欲が出ました

    Posted by ブクログ

    ゆるくて好き 絵も可愛い
    気持ちがふわっと軽くなる
    日常を見る視点が細かいというか、日々意識しながら暮らしているんだろうな。だからこそ見つかることもあるのかもしれない。

    0
    2025年12月04日
  • 百年の時効

    Posted by ブクログ

    560ページを一昼夜で一気読みしてしまった!!
    一家惨殺事件の解決のため、昭和・平成・令和と50年間の時をかけて、バトンを繋いだ刑事たちに胸熱。
    警察小説はこうでなきゃ。
    鎌田刑事が生きていたら…涙

    奇しくも、先日も長きにわたる未解決事件の犯人逮捕が話題になったけど、控訴時効の廃止と日進月歩の科学捜査によって、一つでも多くの事件の真実が明らかになりますように、と思わされました。

    0
    2025年12月04日
  • その復讐、お預かりします

    Posted by ブクログ

    久しぶりに☆5を付けさせて頂きました。作者の考え方にとても共感出来たからです。そうは言っても、人間はなかなか割り切れるものではありません。そんなところも大切にしてくれています。

    0
    2025年12月04日
  • よくみると…

    Posted by ブクログ

    表紙をご覧ください(o^^o)


    可愛いオムライスのイラストです



    、、、、あれ?



    よーーーくみると??


    生き物が隠れてますね♡




    そんな可愛らしい探し絵の絵本



    こんなの簡単簡単ー!!



    なんて思っていたら
    意外と騙されてたり(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾





    小さい子向けと思って挑んだ小学生の娘も
    えーー!!と悔しがりながら読んでました笑




    最後のページには追加の探し絵があって
    2度楽しめるのもいいですね\(//∇//)\



    3歳息子のお気に入りになりました♪




    (子どもの感想にネタバレあります)




     


    3歳
    かわいかった

    0
    2025年12月04日
  • 同志少女よ、敵を撃て

    Posted by ブクログ

    私の勉強不足で戦争の話は理解できない部分があった…
    ただセラフィマの成長を描いた物語と割り切って楽しく読むことができた!
    セラフィマにとって敵とは?
    狙撃兵として育ったセラフィマには戦争が終わった後はなにが残るのか?
    色々と考えさせられる物語だった!

    0
    2025年12月04日