ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 燃えつきるまで

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    失恋小説としてかなり完成された作品だった。
    どれだけ気丈であろうとしても、心は乱され、時には犯罪的行為にまで及んでしまうことも、その思想にたどり着くこともある。
    主人公山村の場合は妙齢で5年間付き合いながら結婚間近に自分が理由じゃないと言われて別れを告げられたパターン。1番本人が腑に落ちない、ずるいパターン。でも実際、よくある恋愛のパターン。
    そこからみっともなく喚き散らしながら色んな人に助けられ、関わり、時には見捨てられ、社会と時間の波に流されることで、感情も水にながされていく。まさに燃え尽きるまでの流れを描き、最後にたどり着いた時は中々清々しかった。
    この先の人生も少しだけ覗いてみたいと、そう思えた作品だった。

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    2026年10月02日
  • 猫を処方いたします。6

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    どんな本も読めないという状況下にいましたが、このシリーズは毎回楽しみにしていたので、少し億劫ながらも手にした一冊でした。
    読んでみると内容も濃く、一人で悩んでいてはダメなのだなと思わされました。この本に多くのことを学び心を救ってもらいました。

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    2026年10月02日
  • 月の影 影の海(上) 十二国記(新潮文庫)

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    本友達から『読んでみて 上巻は片目つぶりながら読んで』と差し出された一冊でした
    出会ってしまいました
    これから沼ります

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    2026年10月02日
  • ペンギン・ハイウェイ

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    へんてことキラッキラな好奇心に満ちた森見流冒険ファンタジー。お姉さんの謎に大人になったアオヤマ君はきっと辿り着く。仄かな恋心がくすぐったい。森見氏を認知する前に読んだ本の再読でした。こんなふうだから子供の1年は長く感じるんだろうなぁ。

    伊坂さんので初耳と思っていた"ジャバウォック"がめっちゃ出てくるじゃん。全然覚えていなかった自分の記憶力にちょっぴりこわくなる。

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    2026年10月02日
  • 風の海 迷宮の岸 十二国記(新潮文庫)

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    もうね、泰麒が健気で可愛すぎて…でも驍宗が王とは、なかなかに怖さもあろうが、泰麒とは良い関係で居続けるんだよね。

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    2026年10月02日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    コーヒーが冷めるまでの限られた時間、尚且つ結果を変えることはできない中で、それでも会いたい人に会いに行く選択をできる人は強いと思った。

    もしあの日あのときに戻れたら、と思うことは人生で何度もあったが、結果は変えることができないという条件のもと、過去や未来に行く選択を自分ならできるだろうか。

    4編それぞれで感じたのは、過去や未来での数分間ではなく、現実に戻ったあとのその後の行動こそが、後悔や不安を減らすことができる唯一の方法なのだと思った。つまり、タイムトラベルができないこの世界においても、自分のこれからの行動次第で人生の納得感を上げていけると再確認した。

    総じて、タイムトラベルというファンタジー要素を含みながら、人の心情の変化を密に表現していておもしろい作品であった。

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    2026年10月02日
  • 金の角持つ子どもたち

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    ネタバレ

    藤岡陽子さんの 満天のゴール、リラの花咲くけものみちが良かったので聞き始めました。

    僕も3人の子供を塾に通わせていたけどしっかり向き合っていなかったと思う。子供はサッカーや野球で自己肯定感を持つのはよく知られているが、多くの凡人は勉強をする中で努力を覚えて武器をもっていくのだろう。中学受験に受かるためというより武器をもってその後の人生を戦えるようにっていう梶先生のことばはいい。俊くん。

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    2026年10月02日
  • 絶叫

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    父と母、弟と4人暮らしの陽子
    父は仕事でほとんど家におらず、母は身体が弱くて頭の良い弟をかわいがる

    ごくごく平凡に学生時代を過ごし、短大に通い就職する

    そんな陽子がなぜ孤独死してしまったのか
    誰にも届かない陽子の絶叫
    陽子の半生のはなし

    すごい大作!!

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    2026年10月02日
  • 月の影 影の海(上) 十二国記(新潮文庫)

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    書店で最新刊発売にあわせて全シリーズが平積みされており、恥ずかしいながら十二国記を知らなかったが、ハマったら長く楽しめるかと思い購入。

    結果的に楽しく読めて良かった。
    文章が軽やかで読みやすく、異世界の話しでありながら違和感が無い。
    上巻の感想を一言で言うと、「どこ行ったんだ!ケイキ!」と言ったところ。

    上巻は、まだ陽子が何故異世界に連れて来られたのかはっきり分からなくて前置きが長く感じるが、下巻を読むのが楽しみになった。

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    2026年10月02日
  • かがみの孤城

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    未来に繋ぐべき名作、の一言に尽きる。老若男女、地球上全ての人々にどうか読んでほしい。きっと世界が少しだけ優しくなる。

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    2026年10月02日
  • 幸福な食卓

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    ネタバレ

    瀬尾まいこさん初作品。国語の先生なんだと知りませんでした。
    タイトルからハッピーなお話と思いきや、突然やってくる不幸に、その衝撃に目が眩みそうでした。青天の霹靂、、
    家族ひとりひとりの困難に向き合うために必要なことは何なのか、その大切さを教えられる一作でした。

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    2026年10月02日
  • 間の悪いスフレ

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    久しぶりのパ・マル!でも、久しぶり過ぎて、前のシリーズ忘れていた。再読しなくちゃ。

    コロナにも負けずに続けられてて嬉しいです!

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    2026年10月02日
  • レモンと殺人鬼

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    最後まで読んで一瞬理解が追い付かなかったけど、最後の最後まで面白かった。ウシワカウシワカ…が頭を駆け巡り、シーンを想像するだけで恐怖のラストだった。初読みの作者さんでしたが、すごく面白かった。

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    2026年10月02日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    戦後の日本、民主主義は日本人に受け入れられるのか。実験的なレッスンを通して繰り広げられるドタバタの半年。毎日が濃かったな…よくぞあれだけいろんなことが起きたもんだ。女性たち、そして先生の変化。これはぜひ映像化してほしいなぁ…!!

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    2026年10月02日
  • 仮面病棟

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    ネタバレ

    作者は医師であり小説家なのですね!
    だからいつも病院様子がリアルなんだ、、、。

    この話は主人公が当直医の日にピエロに病院で籠城されるが、院長も看護師も、人質の可愛い子も、みんななんかあやしくて、、、
    わくわくが止まらなくて一日で読破してしまいました。


    ※ネタバレ
    院長は身寄りのない認知機能の落ちた患者の肝臓を勝手に取り出し、有名人に移植して、莫大なお金を得ていた。看護師もお金に困ってたので手伝ってた。
    勝手な手術の被害を受けたあと、意識を取り戻した患者「愛美」と、復讐計画をした理学療法士の「ピエロ」。2人は恋人同士だった。

    何も知らなかったバイト当直医の主人公。愛美のかわいさに翻弄されながらも、すべてみんなに騙されていた、誰も信じられなくなる衝撃のラストでした!

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    2026年10月02日
  • 月の立つ林で

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    朔(一日)とは旧暦では新月で『月が立つ』 から来てるんですね。新たな始まり。 竹も1本1本独立して生えてるように見えて、 地中で繋がってて美しく魅せるためには 管理しなきゃいけない。 私も実家に居た20代の頃、家の裏に蔓延ってきた丈を切って、竹林を自分ながらに管理してました。 植物も好きで母から「樹木医」になったら? と言われたが、あくまで趣味であって 仕事に出来るような覚悟は無かった。 好きな事であっても趣味から仕事にすると 嫌になったりしますものね…。 また自分の仕事を再開して自分の足で歩きたい。

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    2026年10月02日
  • おはぐろとんぼ 江戸人情堀物語

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    ネタバレ

    ドジっ子な俺。
    今年8月1日に朝日文庫版で既読でした…
    本書は、実業之日本社文庫なので装丁(表紙)が違うものだが…。
    毎度のこととはいえ、満点評価の作品だったので、再読してみま〜す。

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    2026年10月02日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    ネタバレ

    4人の銀行強盗の話って聞いたから身構えたけど、だいぶあったかい話だった

    さすがとしか言えない作品
    地の文がやたらと長くて読みづらいとか、会話ばっかりで薄いとかそういうのがない。
    ほんとに丁度いいから読みやすい。

    会話だけで状況説明済ませたり、テンポ取るから読んでて飽きないし、キャラを愛せる

    最後の伏線もあー最初これ絶対伏線じゃんって思ってたけど、忘れてたw
    展開が読めたとしても、キャラを好きになったらもう4人が何を話すかの方が気になるなら、なんでも楽しめた!

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    2026年10月02日
  • とびだせズッコケ事件記者

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かったです。
    小学校の壁新聞の記者になったハチベエ、ハカセ、モーちゃん。三者三様の記事づくりにキャラクターをいかに魅力的に描くか、この辺りに作者の那須正幹先生の高い構成力が伺えます。
    なにより終盤、取材相手の気持ちを考え、『気持ちがハッキリするまでは記事にはしないでおこう』と考えたハチベエの記者としての姿。序盤に記事内容を盛りに盛っていた男とは思えないほど成長していて読んでいて少しウルっときてしまいました。
    並びに、これはあとがきでも書かれていたことですが、ガス中毒で死にかけていた孤独な老人を三人で助け、地方紙に三人が載るというシーンには舌を巻いてしまいました。あの後、おばあさんは息子さん家族と住むようになったのでしょうか?妄想が捗りますね。
    児童文学とはいっても、記者における心構えや葛藤、取材相手との交渉など、『記者ってどういう仕事?』という疑問に100%応えてくれる本作。
    本当に面白かったです。

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    2026年10月02日
  • 秋期限定栗きんとん事件 下

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    ガチ小市民視点で話が進むので、外から見るエセ小市民たちがどれだけ化け物なのか際立つお話だった。推理パートは長くて焦らされたが、人間模様が非常に面白くてぬるぬると読めてしまう。

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    2026年10月02日