ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 海と毒薬(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    原爆の日が近いこの時期に予備知識なく手に取ったが、その生々しさに息が詰まった。実在の生体解剖事件を基にした作品。

    「命とは」「良心とは」という使い古されたテーマのはずなのに、淡々と描く筆致だからこそ静かで逃げ場のない重みを持つ。劇的な悪意ではなく、流されるままに良心が麻痺していく怖さ。

    感情を排した冷徹な描写だからこそ、読後の重い余韻がずっと残って消えない。

    0
    2026年08月08日
  • あなたの言葉を

    Posted by ブクログ

    辻村さんのエッセイは、初めて読んだけどとても読みやすくて、スラスラ読み進めることができた。
    子どもの時に感じていたことを再確認することができ
    あの時感じていたことは、こういうことだったんだ、
    と思った。
    他の小説とかもよんでみたいと思った。

    0
    2026年08月08日
  • 流星の絆

    Posted by ブクログ

    えぇーーっ!?今だに信じられない。登場した時は変な人だな?って思ってた。でも全く疑う余地もなかった。流星の絆は、3人から4人になった。展開の速さについて行くの精一杯。切なくてドキドキハラハラ、そして感動しました。
    余談ですが、手紙、秘密と読みましたが、年配の女性の服装が、薄紫のニット、もしくは同色のカーディガンのコーデ、男性はグレーのカーディガンを多用されていますが、意図的?

    0
    2026年08月08日
  • 片眼の猿―One-eyed monkeys―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    とても読みやすく面白かったです。
    重苦しくない文体ながら描写は詳細だったので、世界観の想像は容易でしたが。。
    最後の方は思わず二度読みを何回もしてました。

    0
    2026年08月08日
  • 君の不在の夜を歩く

    Posted by ブクログ

    最終章「芍薬の星月夜」で心をもっていかれた。
    それまでの群像劇ももちろん面白かったけど、彼女の視点で全体を見ることができて、さらに面白くなった。
    達也が、自販機で買った温かいミルクティーを差し出して言ったことを、今悩んでいる人たちに伝えたい。
    その感情を特別なものだと思わなくていい。

    0
    2026年08月08日
  • ゾンビ回収婦

    Posted by ブクログ

    自転車に例えると、この本は、始めから上り坂を登っている。急いで読めば、息切れをするだろう。さらに、この世界の不条理が、その上り坂の傾斜を急にしていく。そろそろ頂上かと思ったところで、急降下が始まる。急降下しながら、さまざまな謎が走馬灯のようにフラッシュバックされる。
    そして、ゴールしたとき、この本はホラーか?なんだ、ホラーなのは現実世界の方か。と思い、涼を感じた。

    0
    2026年08月08日
  • 眠りの牢獄

    Posted by ブクログ

    むっちゃ面白かった!!

    不気味さと不穏な空気をずっと漂わせながら、点と点が結びついたと見せかけて、最後の1行まで読者を翻弄する
    作者さまにしてやられた〜!!と思いつもも、満たされた読書時間にしあわせいっぱい
    (*ˊ꒳ˋ*)

    読んで損はさせません!!
    オススメ!

    0
    2026年08月08日
  • 春琴抄

    Posted by ブクログ

    大傑作だ…!!!美の極北!文章や物語の美しさは言わずもがな、マゾヒズムとサディズムという極めて内向的な性癖を巧妙に春琴と佐助の箱庭的な世界観に繋げており、構成の巧さに舌を巻く。そのうえハウダニット的な面白さもあるので本当に完成度がすごい。面白かったです。

    0
    2026年08月08日
  • 777 トリプルセブン

    Posted by ブクログ

    業者シリーズが出る度一から読み返したくなってしまう。伊坂さんの作品に出てくるひとは、メインでなくてもどうして魅力的なんだろうといつも不思議。
    今回も伏線からのどんでん返しが最高でした

    0
    2026年08月08日
  • ととはり屋敷

    Posted by ブクログ

    なかなか怖かった。「まあ、お馴染みの比嘉姉妹だし?」というぐらいの気持ちで読むといい意味で裏切られる。

    0
    2026年08月08日
  • 怪談小説という名の小説怪談

    Posted by ブクログ

    怖い!「怖い」にもいろいろな種類があると気付かされる。短編集なので「因果を解き明かして解決」がなく、怖いまま放り出されるのがかえって気持ちいい

    0
    2026年08月08日
  • ファーストラヴ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごくおもしろかった。幼少期に性的虐待を受けた娘(環奈)とその母親、そして真実を探していく臨床心理士(由紀)と弁護人(かしょう)の話。

    ストーリー的にもおかしいところはなくて、結末(判決など)も好み。白夜行的な良さがあると思った。
    母親も虐待等を受けていて同情の余地があるし、根本的な原因になった父親は死んでいるので、誰も救われない話ではあるけど、みんな救われなくて平等ともいえる。
    並行して、臨床心理士と弁護人の過去や夫への隠し事のサブストーリーも走っており、最後は綺麗にまとまって、後味も良い。

    読みながらすごく続きが気になるし、読後感もよく、久々に面白い小説が読めた。
    島本理生はRedだけ

    0
    2026年08月08日
  • 西の魔女が死んだ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    とても心温まる作品で、読み終わった後もしばらく余韻に浸っていた。本を読んでいてこんなに感動したのは久しぶり。何年後かにもう一度読み返したい。

    0
    2026年08月08日
  • かがみの孤城 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一気読み。上巻はゆったりとした印象だったが下巻は怒涛の展開で手が止まらなかった。
    メインキャラみんな好きになった。特に青澄。

    0
    2026年08月08日
  • 占星術殺人事件 改訂完全版

    Posted by ブクログ

    本格ミステリの最高傑作と言ってもいい。トリックの完成度がとてつもない。中盤の中だるみが気になるけどお釣りがくるレベル。

    0
    2026年08月08日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    Posted by ブクログ

    数多のミステリを読んできたけれど、見事に裏切られた。

    グロいとは聞いていたけれど、まさか途中で一度本を閉じてしまうほどだとは思いませんでした。
    特段グロテスクな描写が苦手なわけではない自分でも、文章だけでここまで心理的に追い詰められる描写力にはただ脱帽です。映像だとさまざまな制限がかかる部分も、活字だからこそ容赦なく書けてしまう。読者の想像力が刺激される分、余計に凄惨さが引き立ちます。

    そして、何と言ってもラスト。
    数多くのミステリを読んできたからこそ、「次はこの展開かな」と無意識に予想しながら読んでいたのですが、見事にすべてを裏切られました。ラストのあの一瞬、思わず声が出そうになったほど

    0
    2026年08月08日
  • ライオンのおやつ

    Posted by ブクログ

    昔読んで文庫持ってて2回目。そのときは、ふーんいい話だなくらいだったと思うんだけど、先月祖父が亡くなって、思い出して再読して、今週ずっと寝る前に泣いてしまって寝付けなくて寝不足だった笑

    最期、週単位で弱っていく描写がとってもリアルだった。
    お別れは寂しいけど、死ぬって怖くないんだなって思える話。

    私は産業動物、実験動物の死も痛々しくて無理なので、最期に寄り添うお仕事をしてる方々が本当にすごい。。。

    自己啓発本によく書いてある、終わりと向き合えが、なんとなく分かったような気がする最近。。

    0
    2026年08月08日
  • 咲良は上手に説明したい!

    Posted by ブクログ

    サクッと読めるお仕事小説。

    世の中にありふれているマニュアルやお知らせの情報。本当に届けたい人には伝わらないそれらの情報をいかに届けるのか。

    誰の視点で何を知らせたらいいのか、すごく考えさせられてタメになる一冊だった。

    0
    2026年08月08日
  • 宙ごはん

    Posted by ブクログ

    52ヘルツのクジラたちがとても好きで読んでみた。
    苦しい部分と心があたたまるとこがいい具合に出てきて揺さぶられる感じがすごく好き。
    辛くて泣きそうになったり、登場人物の言葉があたたかくて泣きそうになる。
    あとパンケーキが食べたくなるワ

    0
    2026年08月08日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    「理解すること」と「受け入れること」は別だということに気付かされた。
    自分も無意識に誰かを”普通じゃない”と判断しているんだろうな。

    ただ、理解はできても、今まで自分の中の「普通」の概念を変えるのはなかなか難しい。

    0
    2026年08月08日