ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 深夜特急2―マレー半島・シンガポール―(新潮文庫)【増補新版】

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    全6巻のなかで「最もノーストレスで、移動の快感を味わえる巻」です。

    1巻(香港)でカジノの狂気に囚われ「停滞」した主人公は、バンコクへ渡り息を吹き返します。ここからバスや列車を乗り継ぎ、ペナン島やクアラルンプールを経てマレー半島をひたすら南下。夜行バスの暗闇のなかで「自分は生きている」と痛感する場面は、タイトル『深夜特急』の象徴です。

    3巻以降に待つインドの圧倒的カオスや、4巻(シルクロード)の過酷なタフさとは対照的に、2巻はトラブルが少なく快適。「風を切って南へ移動する爽快感」とバックパッカーの理想的な日常が凝縮された一冊です。

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    2026年08月28日
  • 竜崎とST

    購入済み

    素晴らしいクロスオーバー作品

    今野敏さんが手掛ける「隠蔽捜査」シリーズと「ST」シリーズのクロスオーバー作品。
    隠蔽捜査でお馴染みの竜崎、戸高(とついでに関本課長)と百合根を含むSTの6人がとある事件に挑みます。
    竜崎の的確な判断とSTの専門知識と特殊技能が遺憾無く発揮されるどちらの作品のファンでも嬉しい作品になっています。
    ただ超優秀な管理職と超優秀な技術者と超優秀な警察官が合わさった結果すぐに解決してしまうためボリュームは非常に少ないです。(実は作者さんが個人で出した言わば同人紙という事情もあります)
    作品のためには川那辺警視や弓削方面本部長みたいな人も必要なのがよく分かります。
    はっきり言って値段に対してボリュームは

    #エモい #カッコいい #スカッとする

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    2026年08月28日
  • アヒルと鴨のコインロッカー

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    何も考えないでただただフィクションを楽しめる、伊坂幸太郎の小説の頂点的存在だと思いました。文章も難しい言葉や難解な比喩表現がなく、スラスラ読めました。

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    2026年08月28日
  • さがしもの

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    初めて読んだ角田光代の本。

    本にまつわる短編集。
    すきだなぁ。
    本が好きな理由が詰め込まれてると思う。

    本にまつわる記憶。
    出会い方、感じ方、扱い方、再会、人間関係。本とは関係ない自分だけのその本の歴史と感情。においや温度。
    なんだか久しぶりにこういう本を読んだかも。
    日常の個人体験の日記みたいな、でも大事なアルバムの1ページのような。

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    2026年08月28日
  • コンビニ人間

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    誰かに普通を押し付けられそうになったら、この本で殴り返そうと思う。
    絶えず普通に苦しんでるなら、グローブぐらいにはなるだろう。
    世間の「当たり前」という無神経な言葉を、軽やかに受け流すための分厚いグローブに。
    私たちが考えるための材料さえ、多くは誰かから与えられたものだ。それでも、その材料を疑い、組み替え、自分なりの価値を探す。その終わりのない営みこそが、自分の人生を生きるということなのかもしれない。

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    2026年08月28日
  • バッテリー

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    甲子園が好きで、甲子園ロスで手に取った本。
    児童文学は物足りないかなと思ったけど杞憂だった。
    青波が可愛い。私も弟がいるので幼少の頃が懐かしい。豪ちゃんも大好き。
    巧にはハラハラさせられるけど、巧の心情を見てると他者の意見を真摯に受け止めていたり豪や青波のことを認めていたり、外から見えるほど傲慢ではないんだよなー。もちっと器用になれると良いね。
    神社での青波との一件からクライマックスにかけては涙出ながら一気読みした。1週間くらいの出来事なのに、巧の心の変化がわかるからすごい。

    あまり再読はしないけど、軽いこともあって2周読んだ。
    飯塚さんの甲子園解説中の名言「誰かがミスしても、みんなでカバー

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    2026年08月28日
  • 水曜の朝、午前三時

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    再読するとき、また文庫本を買ってしまった。美奈子センセイは糞味噌に書いているけど、あの時代の空気感を見事に伝えている。

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    2026年08月28日
  • 狐笛のかなた

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    ネタバレ

    上橋菜穂子さんの世界観はやっぱり好きだ!
    小夜の純粋さ、野火の一途さ、人間の欲望と怨みが絡まった世界観。本当に良い塩梅で組み合わさっていて素敵な一冊。小夜と野火の互いを想い合う気持ちが美しすぎて涙腺にくる。傷を負って、霊的な障壁を破った痛みを堪えながら小夜を守る野火の愛が堪らない。傷を舐めてるのを想像したらちょっと可愛い。
    玉緒さんがまた良いキャラしてて好きだった。敵だけど敵じゃない、サッパリしてる姉御。
    風景描写がこれまた素敵。山間の昔ながらの風景と神秘的な森が脳裏に浮かぶ。上橋菜穂子さんの小説に出てくるご飯は文字だけで美味しそうに思える。食べてみたい。
    ラストシーンは野火の夢(小夜と同じ種

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    2026年08月28日
  • 王さまのお菓子

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    【ママ評価】★★★★★
    くらはしれいさんの絵が個人的にとても好みで衝動的に購入してしまった絵本。
    世界と絵が合っていて本当に素敵。
    お菓子作りが好きだった事もあり、ガレット・デ・ロワが題材なところも個人的にテンションが上がる。
    くらはしれいさんの描く男の子や女の子、ワンピースの愛らしさも可愛らしい。
    絵本が好きな女性が好きなものが詰まっている気がする。
    ストーリーも暖かいお話でハッピーエンドで終わるところも良かった。
    絵もストーリーも、大切にしたくなるような素敵な絵本。

    【息子評価】★★★
    静かに聞いていた。
    食べるのが大好きな息子なら「美味しそう!」とか言いそうだけど、静かな雰囲気を感じ取

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    2026年08月28日
  • アメリカひじき・火垂るの墓

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    戦時中は、道徳なんて考える余裕がない。どんな手段を使ってでもいいから生きのびることに皆必死だ。だから、家族の分まで食べてしまったり、幼い妹を置き去りにしてしまったりしたことを責める人なんていないと思う。残酷で卑しく欲に突き動かされて生かされてるのが人間なのだなぁと思う。だけど人間には大切な人を思う心があって、それが失われるとたちまち生きる意味を見いだせなくなってしまう。だからこそ、作者は生き延びながらも、自分が許せず、犠牲にしたものへの後悔にずっと苛まれている。辛いよう。

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    2026年08月28日
  • 三国志(三) 草莽の巻(新潮文庫)

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    逆境を転じて、その逆境をさえ、前進の一歩に加えて行く。そういうコツを彼は知っていた。
    曹操は逆境のたびに躍進してきた。

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    2026年08月28日
  • 殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―

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    読んでいて、日本の司法や警察に対する不信感を覚えた。まるで陰謀小説のような話なのに、これが実際に起きていたことだというのが信じられないし、こんなことがあってはいけないと思った。

    当時のDNA型鑑定の危うさ、捜査データの改ざん、違法な取り調べによって逮捕された人、そして何より、子どもを亡くした遺族の方々の苦しみ。読んでいて本当にやりきれない気持ちになった。

    警察だけでなく、マスコミの報道にも問題があったと思う。警察から聞いた情報をそのまま報じ、遺族にも執拗に取材する。間違った情報や報道によって人生を壊された当事者からすれば、たまったものではないよなと思った。

    そんな中で、既に決められた犯人

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    2026年08月28日
  • リバース

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    理解した瞬間、ゾクゾクして鳥肌が立つほどの衝撃だった
    まさに天才にしか書けない小説
    みんなにおすすめしたい一冊

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    2026年08月28日
  • 深淵のテレパス

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    ばしゃり…

    夏は怖い話ですよね!!
    夏も終わりが近づいてきましたが、夏の間に読めました。
    水の音、臭いと相まって寒さ倍増…!!

    まとまりがあって、とても面白いホラー(&ミステリー)でした。
    特に最後は臨場感があり…こちらが考える余地も残しつつ終わって、読後感もよかったです。
    犬井さん、ESPなのに人間ぽくて好きでした。(土を手で掘るあたりとか…)

    シリーズ化できそうな登場人物たちだなあと思いました。
    夏の終わりにいい本に出会えてよかった!

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    2026年08月28日
  • さよならジャバウォック

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    ネタバレ

    奇想天外な設定と巻き込まれ感がおもしろかった。変な事の謎も最後にしっかり解決してくれるし、いろんな動物?が出てきて忙しかった。最後はほんわかしてこういうオチも良かったです。

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    2026年08月28日
  • 項羽と劉邦(下)

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    うん。面白かった。文句はない。

    韓信は趙を下し、張耳を王につける。

    劉邦は宛城に入り、敵を惹きつけて滎陽城に一息つかせる。次は成皋城に入る。そして逃げる。韓信のところに行き、兵を取り上げてしまった。そして斉を下すように命令する。

    韓信は斉を下した。斉王は高密城に籠る。そこに項羽から竜旦が送られてきた。韓信は両方とも倒して、斉王を名乗る。

    項羽と劉邦は山と山に陣を取り、睨み合う。

    項羽は劉邦を置いておいて、韓信と和議を結ぼうと思ったが、韓信は項羽が嫌いなのだった。劉邦が好きだからと拒まれる。カイ生は韓信をなんとか自立させようと頑張るが、韓信は劉邦を裏切らない。なのに劉邦に反乱の疑いで攻

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    2026年08月28日
  • 総長への道 前篇

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    人間関係を掴むのに手間取ったが、把握できたら一気だった。短い文章で的確に表現され、個性豊かな人物達が活き活きとしている。うまい。

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    2026年08月28日
  • ネメシスの使者

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    ネタバレ

    死刑より長期の懲役刑のほうが罰に値する、っていう判事の考えを受け入れられない被害者遺族もいるよなぁ。
    とにかく死んで欲しい。家族は死んでしまったのに殺した側が生きてるなんて納得できない。そう思うほうが多い気がする。

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    2026年08月28日
  • 母なるもの

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    文庫本は、昭和五十年八月二十五日 印刷。
    私が読んだのは、昭和五十四年十二月五日 七刷。

    大学二年生ぐらいに読んだと記憶しています。
    現在は、潜伏キリシタンと表現されていると思いますが、当時は「隠れ切支丹」という表現で作品を紹介しています。8つの物語の作品集です。
    この頃は、安部公房や遠藤周作、松本清張、司馬遼太郎などを読んでいました。

    定価240円でした。

    古い本を整理・処分するために記録を残した。

    2026年8月28日 記録。

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    2026年08月28日
  • しあわせのパン

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    この本は、人と人とのつながりの大切さや人の温もりの様な物をすごく感じるお話でした。
    人はやっぱり1人でいるよりも、誰かと居たいんだと思います。
    ただ好む、人との距離間が違うだけで
    みんな淋しくて孤独なのだと。

    そういう世界で生きていて一人でも大切な人がいるということ、美味しい食べ物を食べれて美味しいなと感じれているということ、自然を見て素敵だと感じれていることが本当に幸せなことだなとも改めて感じました。

    そしてこの本には
    4編のお話があるのですが、インタビュー式だったり日記での綴り方だったりすごく読みやすくおもしろかったです。

    「大切なのは
    君が、照らされていて
    君が、照らしている
    とい

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    2026年08月28日