小説・文芸の高評価レビュー
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ひきこもりの年代も背景もバラバラな人たちが、ブラック企業のような施設に送り込まれるという設定がまず衝撃的で、「これ、現実でもありそう…」と妙にリアルに感じました…グループホームとかね。
5人が結束していくきっかけも、決して前向きなものではないけれど、そこから物語が動き出していって目が離せませんでした。
それぞれが抱えているものや弱さが少しずつ見えてきて、変化をしていく姿に引き込まれます。重たいテーマだけど、ただ暗いだけではなく、人と人との関わりの中でしか生まれないものも描かれているように感じました。
最後は思わず泣いてしまって、なんとも言えない余韻。
簡単に「良かった」と言い切れないけど -
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伊坂幸太郎、オーデュボンの祈りに次ぐ2作目。
5つの異なるペア(犬含む笑)が複雑に絡み合い、終盤にかけての伏線回収はお見事であり、騙し絵の世界が見事に表現されている。
5つのペアの中でもリストラ中年男性豊田と老芝犬が愛してやまない存在であり、何となく殺伐とした物語なのに何だかほっこりとする不思議…自分が動物好きだからかわからないが最後まで豊田と老犬の幸せを祈りながらハラハラしながら読んだ。
最後の戸田のカケに豊田が乗らなかったことに涙した…
伊坂さん、あきらかに弱くて、不器用だけど善悪に葛藤しながら懸命に生きている方々を記憶のなかの格言やどこからともなく聞こえてくる助言で救済している。生き -
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岐阜県黒川満蒙団の悲劇は、2018年8月に放送された「綾瀬はるか『戦争』を聞く」という番組で知った。以降、2冊の関連書籍を読み、2025年に上映された映画「黒川の女たち」を鑑賞した。本書は、映画「黒川の女たち」の監督、松原文枝氏の作品であり、映画では理解できなかった細かい内容も書籍で細かく把握することができる。
アジア・太平洋戦争では、多くの日本人が国策により満州に渡った。満州では、現地人の住居や土地を接収し、日本人入植者が占領した。収奪・占領された中国人の怒り、生活苦は想像に耐えない。1945年8月9日より、満州にソ連軍が侵攻し、8月15日に敗戦を迎え、それまでの占領者から立場が変わり、中 -
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ネタバレ日陰者ジュード
キリスト教
運命、自然主義
学歴、結婚、収入、
とても現代的な貧困小説。キリストの歩みではないか。誰よりも、ジュードが。
たくましいアラベラ。哀れなスー。
キリストの人生を歩めず、放浪へと飛ばされるスー。
女性の疎外という現代的なテーマ。
これは一体なんだ。今でいう高学歴貧困か。
知識と学歴、そして収入は比例しない。大学は金持ちにのみ開かれている。女性がどれだけ結婚や不倫という通俗から反発しようと、社会から埋め込まれた罪の意識は消えない。自分の人生が惨めになれば、罪の意識は高まる。キリスト教よりも、道徳という宗教がスーを縛り付ける。そしてお金と仕事は、ジュードに永遠の大学への -
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シジュウカラと言えば
「ツツピーツツピー」の声
胸に黒いネクタイが特徴
わりあい よく見られる鳥だ。
そんな彼らが 言葉を、“シジュウカラ語”を話して仲間たちと 親子で コミニケーションをとっていたなんて!
驚きの大発見をするまでの シジュウカラ愛あふれる行動、生活、研究の全てが。
軽井沢の大学の山荘(一泊500円と格安、築50余年木造平屋、風呂なし、シャワーなし、インターネットなし、自炊)で何ヶ月も一人で滞在して。
時には一カ月 お米だけで過ごすことに。その時のメニューが、 1. ノーマルご飯(そのままのご飯) 2.お湯ご飯(お湯をかけて) 3.水ご飯(水道水をかけ -
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ネタバレ道尾さん スゴすぎる〜〜!!
「N」の衝撃再び!って言われてるけど、完全にN越えてた!
2つの章からなる物語。
読む順番は自由。
だけどその選択により 結末が大きく変わる。
どちらかの順で読むと 主人公達を含め、多くの人が命を失う。
別の順で読むと 人が全く死なないわけではないけど、救われる人が増え主人公達も生き残る。
殺すか救うか あなたの選択で人の生死が決まる。
私はというと、、殺す方を方を選んでしまった〜⤵(○ ◽︎ ○)⤵
結末が変わる物語、でも読んだ直後は色々分かってないとこもあって、また初めに読んだ方を読み返したりした。
そして紙にまとめたり、、で、ほぼ理解できた時
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