小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ若松英輔・山本芳久『危機の神学』で、現代の私たちにとり「コスモロジー的な生き方」が重要であるという示唆を得た。また、河合隼雄『明恵 夢を生きる』を読み、それは「出会うできごと全てが、自分と意味のある関係がある」と受け入れる人生態度のことだと理解した。
そこで、この考え方をより身近な観点で深めたいと思い、以前読んだことのある本書を再読した。
まず、本書における「友情」の範囲の広さが改めて印象的であった。
著者は、いわゆる「同性の友達」だけでなく、男女、夫婦、家族、上司と部下、師弟関係にも友情は働いているという。それだけでなく、石やぬいぐるみなどの「もの」、ペットや植物、そして「神」との間にも友 -
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ネタバレハネムーンソングの歌詞「君を縛るやつから奪い去ってやる」
千鶴のハネムーンソングの捉え方はp.24から
「ずっと、私が自由にしてもらうことばっかりイメージして聴いてた。今、響貴を私から自由にしてやりたい。」
響貴のハネムーンソングの捉え方はp.240から
「この(ハネムーンソング)歌詞を聴く度に、あいつを思い浮かべる。恋愛とか、家庭とか、そこにいるのは俺じゃなくてもいい。あいつが、そんなのに縛られない安心できる場所でありたい。人の為じゃない、俺が望んでる。」
ここから学生時代は千鶴は響貴に自由にしてもらってて同じ道を進んでたけど、大人になった今、響貴は変わってなくて、千鶴はそんな響貴を解放して -
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ネタバレこれぞ春樹ファンタジー。
p276 想像していいかな?-いいとも。想像というのは鳥のように自由で海のように広いものだ。誰にもそれを止めることはできない。
p311 これは私の偏見だが、私はハンカチを持っている男をあまり信用しない。私はそのように数多くの偏見にみちているのだ。だからあまり人に好かれない。人に好かれないとますます偏見が増える。
p341 親切さと心とはまた別のものだ。親切さというのは独立した機能だ。もっと正確にいえば表層的な機能だ。それはただの習慣であって、心とは違う。心というのはもっと深く、もっと強いものだ。そしてもっと矛盾したものだ -
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感情豊かな著者の「カラフルなガラス玉みたいな」エッセイを読みながら、自分の幼少期を思いだしながらトリップした感覚になった。
読んでいて楽しい!は初めての経験だ。
「泣いたって変わらないと言われたりするけど、べつにそんなつもりで泣いているんじゃあないもんね。この胸にあるのは、言葉にできるものばっかりじゃあないもんね」
ほんとその通り!
嬉しくてぽろぽろ、悲しくてぽろぽろ、悔しくてぽろぽろ、不思議な気持ちでもぽろぽろ。わたしもよく昔は、泣いているのを見られたくなくって、下ばっかり向いていたことを鮮明に思い出した。
その時は恥ずかしく、悔しいと感じていたけど、いまは読書以外心がほとんど動かず、全て -
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面白かった。
期待していたハッピーエンドとは違ったけど。
読み進めていくうちに、落ちていったIQをほどほどに留めておけたら、そこら辺にいる大学生のようにうわべの政治論争や学問の会話もできるし愛する人と同じレベルで過ごせのに…と思った。
そして、チャーリーゴードンが体験したことは、誰にも当てはまることだなと思った。
一度学んで、当たり前にできていたことが、認知症や歳をとりできなくなることで、いらいらしたり、当たったり
歳をとるってことはみんな平等に巡ってくるから、チャーリーゴードンの体験は、他人事ではないし、いつか少なからず自分も、文字が書けなくなったり、言葉がうまく発せなくなったりして、気を -
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ネタバレ【ツミデミック】で一穂ミチさんの短編集に興味を持ち、そこからしばらく経ちましたがついに【スモールワールズ】を手にとりました。
とっっても好きな作品でした
『花うた』の後半あたりは電車の中で読んでいたので気を緩むと涙ぐんでしまって『魔王の帰還』に戻りつつ読み進めました(後日読み直しました)。
また『ネオンテトラ』のラストへの持っていき方。ほっこり結末にもできるはずなのに、、やはり一穂ミチさんならではという感じでやはりこれも好みでした。
『愛を適量』は特に読んでいて情景が浮かびやすい。このお話は鮮明に映像を観ていた気分になりました。
そして『式日』はラストエピソードに相応しいなと。
【スモール