ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 死神の精度

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    ネタバレ

    あまりにも、私の好きな小説だった。
    特に「死神と藤田」が好きで、「旅路を死神」「死神対老女」も好きだった。
    インタビューでは、「最初以外は全員"可"にすると決めていた」と伊坂さんが話しているけど、話によっては読んでいてもハッキリと結末が分からないものもあり、「死」を扱った暗くなることが想定できるストーリーにも関わらず光や希望のようなものが確かに存在していた。
    特に「死神と藤田」では、私の大好きなバンドの大好きな曲の歌詞「いつかは終わってしまうけど少なくともそれは今じゃないぜ」が思い浮かんで、それもあってものすごく好きだと思った。
    最後の「死神対老女」のラストシーンでは鳥肌が

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    2026年06月10日
  • 白魔の檻

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    どんどん檻が小さくなっていく緊張感と
    その中で次々と起きる人の死…
    読んでいてドキドキハラハラが止まらなかった。

    病院の構造図は記してあったものの
    それを覚えたまま読むことができず
    所々てんやわんやしてしまった…
    医療従事者とは…と考えさせられる部分も多かった。

    禁忌の子とはまた違ったミステリー作品で
    その中でも相変わらず城崎の活躍が最高だった。
    第3弾が出てくれること期待!

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    2026年06月10日
  • 竜の医師団5

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    ネタバレ

    今回の病名はてんかん…!

    身近に出会う発作なのでありがたい。
    こういう事だったのかと勉強になる。
    確かに前兆がある。
    でも、気付けなかったなあ。

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    2026年06月10日
  • PRIZEープライズー

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    やっと手元に来た予約本。ずっと心がざわざわするような感覚、面白かった!
    欲望、欲求、自分の心をさらけ出す天羽カインが強烈!そこまで言う?ってほどに人に当たる口の悪さも驚き…みんなが隠したいと思っている心の中を、すべて引っ張り出して言葉にしている作者がとてもすごい。
    一文を残すか残さないかで余韻が変わっていくことがわかり、編集者の大変さと難しさも分かった一方で、この一冊が出来上がったことの凄さもよくわかる!
    たくさんの作家が生み出す小説のほんの一部しか読めないけど、色んな過程を通して形になった一冊をしっかり受け取って読んでいきたいという気持ちにもなった。

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    2026年06月10日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    世界が目の前で崩壊するような感覚に陥った。自分が信じいるとも言わぬような当たり前で意識の底にあるようなものが根底からひっくり返らされた。誰かに勧めるのは気が引けるけど、自分にとって大事な1冊となった。村田沙耶香さんの他の作品も読んでみようと思った。

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    2026年06月10日
  • 光のとこにいてね

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    ■第1章
    ・主人公は結珠と果遠という2人の女の子。物語は彼女らが小学2年生の頃から始まる。
    ・結珠は医者の家庭で裕福な暮らしはしていたものの、特に母親との関係に問題を抱える。
    ・果遠はシングルマザー家庭で育ち、過激なオーガニック思考の母親の影響で周囲から色眼鏡で見られる。
    ・「光のとこにいてね」は果遠から結珠に伝えた台詞。

    ■第2章
    ・2人は進学した高校で再会を果たす
    ・名門女子校に外部の特待生として入学してきた果遠は、容姿端麗で運動神経も良く、生徒たちの憧れの対象となる。「人生全部盛り、何でも楽勝で手に入れそう」と囁かれる果遠に対して、その複雑な家庭環境を知る結珠は内心「楽勝なんかじゃない

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    2026年06月10日
  • スター

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    気軽に発信できるこの時代に、他人の意見や雰囲気に流され過ぎずに、自分の感性を大切に持続けていきたいと思いました。そして自分の感性に違和感を覚えるようなものに触れた時に、これは間違ってるんだって思うのは危険ですね、自分はその傾向にあるということを気付かされました。
    ものづくりをする人たちの葛藤、苦悩を繊細な心理描写を交えてみることができてとても面白い作品です。
    ほんとに、SNSなど、情報の流れが早過ぎて疲れてしまう時がありますね…

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    2026年06月10日
  • のぼうの城 上

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    ネタバレ

    後半から怒涛の展開。

    「強き者が強きを呼んで果てしなく強さを増していく一方で、弱き者は際限無く虐げられ、踏み付けにされ、一片の誇りを持つことさえも許されない。小才のきく者だけが、くるくる回る頭でうまく立ち回り、人がましい顔で幅を利かす。ならば無能で人が好く、愚直なだけが取り柄の者は、踏み台となったまま死ねというのか。」

    「それが世の習いと申すなら、このわしは許さん」

    格好良すぎる。

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    2026年06月10日
  • 天国はまだ遠く

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    自然豊かな場所に身を置き、人間関係に悩まず、自由で気ままにいられる。そんな生活いいなって、本書を読んでいて思った。

    私が実家に帰った時も、地方ということもあり、山があり田んぼがあり時には白鳥や狐がいる。自然が日常になると、心身共に浄化された気持ちになる。緑ってそれくらい影響あると思う。

    とにかく田村さんの懐が奥深過ぎて、裏表が無い純白な人だな〜って思った。本当にかっこいい。あ〜こんな人がいる環境で、自然に囲まれながら気ままに美味しい空気を吸って生きていけたらどんな幸せなのだろう。

    私の今の心情が千鶴と重なっている部分があった。千鶴の様に死にたいとは一切思わないが、仕事で上手くいかない、人

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    2026年06月10日
  • ととはり屋敷

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    最近の比嘉姉妹シリーズは好みではなかったけれど、今回の短編集はとても良かった。
    比嘉一家の他の弟妹たちが何故亡くなったのかが語られていて、それらの出来事全てがとても切なかった。
    父親だけが最低の人物だったなあ。

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    2026年06月10日
  • 死んだ木村を上演

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    ネタバレ

    後半、面白かった。
    しゃーないけど誰喋ってるかは少し頭使う必要あり。ハタチのこの前で浮気再現どないやねんと思ったけど安心しました。
    また、組分けあるとき咲本サイド行くの不思議やったけど納得しました。
    その辺踏まえて頭から読んだら、あーという部分ちょこちょこあるね。

    とんでもないレベルの秘密かと思いきや、全部ありそうなレベル。あかんけど個人的にはどれも、ごめんねで済む内容。
    読んだだけだと、カッパ見たかったんやろなー。って同じ結論になっちゃうな。
    ラスト、この舞台は、リカちゃんはどうしてたんかな。名前載ってないしリカちゃん人形でいったのかな。
    羽鳥には、新人公演のやつリメイクして一般にも理解で

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    2026年06月10日
  • 重力ピエロ

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    恐らくだけど、この物語はすごく単純なんだと思う。
    でも、不思議で、曖昧としていて、実体の掴めないぼやけた会話の応酬に頭がぼーっとしてきて、とても複雑な話のように錯覚してしまうんだと思った。この伊坂幸太郎を初めて読んだ人は特に。

    自分も今回、恐らく3回目にはなろうかという回数を重ねて、ようやくゆっくりと、しっかりと理解できて、そして、こんなにも面白い小説だったんだと分かった。

    どうしてああいう会話が思いつくのか不思議でしょうがないし、その発想力はとんでもないと思う。
    全てが伏線のようでいて、でも実はそうでもなくて、どうでもいい会話のやり取りが重要だったりする。

    本当に細かいところまで調べて

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    2026年06月10日
  • I

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    ゲオスミンとペトリコールの2つの物語で関係なさそうな話でも最終的につながって2つのルートがあるということを最初に言われていたからちょっと気にして読んでもあまりわからなかったからもう一度重要なところだけを読んだらわかった。次はNも読んでみたい

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    2026年06月10日
  • 異邦人

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    京都の方言や地名や祭りの名称など、言葉が難しいのだが、なぜかスラスラ読み進めることができた。それは物語の内容が凄く面白いからだと思う。展開が早く、作中様々な出来事が連続して起こる。読んでいてこちらまでヒヤッとする展開で面白かった。
    原田マハさんの言葉遣いが綺麗で、京都についての知識も増えた。また、自分の宝物である絵と、同じく宝物である家族そして新しい命。主人公菜穂が何を犠牲にして何を取るのかという展開が気になり、早く続きを知りたいと思い読み進めていった。人生の大きな難しい選択に何度も迫られながらも、菜穂のサバサバした性格が気持ちよかった。強く生きる女性は素敵だなと感じた。一方ただひたすら一輝が

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    2026年06月10日
  • 硝子の塔の殺人

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    プロローグで犯人が明示され、この後は探偵の解説パートが続くのかと思ったが、良い意味で裏切られた。

    本作の中には、実在するミステリー作品やミステリー作家などが登場し、ミステリー好きには刺さる本でした!結構ぶ厚めだけど、先が気になって一気に読んでしまいました。

    是非、前情報なしで読んで欲しいです✨

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    2026年06月10日
  • 龍の守る町

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    今回も涙なしにはいられなかった。
    妻との邂逅のくだりはこみあげてくるものがあった。
    消防士として真摯に命と向き合う厳しさのなかにある素晴らしさ、被災した際に救えなかった命との向き合い方、パニックを抱えながら職務を全うする主人公や同僚の姿勢に
    ただただ感動が渦のように押し寄せてきた。
    やはり砥上さんの作品は力強さの中にも優しさが満ち溢れている。

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    2026年06月10日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    ネタバレ

    東京の空の下オムレツのにおいは流れる、に続く本作。1963年度にニホンエッセイストクラブ賞を受賞したとか。シャンソン歌手として活躍した著者は、海外生活とそこでの料理や食事をいくつかのエッセイに書き残した。本作はそのうちの一作で、初版は1963年。

    著者は1952年に、フランスはパリへ訪れ、モンマルトルのナチュリストというクラブと契約を結び、そこで1年間毎晩歌い続けたという。
    その後の作品も同様だが、文章のやわらかさとみずみずしさが読みやすい一方で、他人に対する観察眼や描写はなかなか鋭く感じる。カフェはキャフェ、バターはバタという表現もおなじみだ。たまの贅沢な食事はもちろん、日々のちょっとした

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    2026年06月10日
  • デスチェアの殺人 下

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    上巻からずっと、あのポーがPTSDを抱えてカウンセリングを受けていること状況が腑に落ちなかった。確かにシリーズの中でも最悪なレベルでの胸くそ悪い事件だったけれど、それでもあのポーが、だよ?
    と思ってはいたけれど、事件の結末まで読んで全てに納得。だけに留まらず、ただのエピローグなんかでは終わらない後日談には思わず「そうきたか!」と声に出たほど。全てにおいてポーはポーだった。
    私の中では今年上半期のベストなのは間違いない。
    面白かったし次も楽しみ

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    2026年06月10日
  • 時をかけるゆとり

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    しっかりと腰を据えてエッセイを読んだのは初めてだったが、とても面白くて一瞬で読み切ってしまった。
    読む漫画と言うべきなくらいには、活字が苦手な人にもオススメできる1冊だと思う。すらすらと文字が頭の中に入ってきて且つ内容も濃密だった。

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    2026年06月10日
  • 王とサーカス

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    主人公を通して、情勢が大きく変わるカトマンズの情景や生活を垣間見られるところが、まずよい。主人公の思慮深く落ち着いた性格もよい。伏線が多く、話の展開は先に読めるが、筆力で引き込まれて物語を楽しめた

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    2026年06月10日