ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 雨月物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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    貧富論が読みたくて購入したが、他の短編のいずれも非常におもしろかった。
    怪談寄りだけど、どれも読後に寂しさや無常を感じます。

    物語の元は中国古典等からのようですが、上田秋成の思考や書かれた時代の思想が入っていて興味深い。
    全文が載っている方も読んでみようと思う。

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    2026年08月28日
  • リバース

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    噂どおり、結末の2行には、本当に目が覚めた。

    作中にはコーヒーが何度も登場するけれど、あの2行の方がよほど目が覚める。読み終えた瞬間、それまで積み重ねてきたものの見え方が一気に変わった。

    聞くところによると、この結末はあらかじめ「お題」として与えられていたものらしい。もしそうだとすれば、なおさら凄い。そこへ向かって物語が無理なく、しかし確実に運ばれていく。振り返れば必要なものはきちんと置かれていて、それでも読んでいる間は自然に物語を追わされていた。

    また印象的だったのは、読み進めるほど、ある登場人物に近づいているはずなのに、むしろ捉えどころがなくなっていく感覚だった。

    過去を知り、言葉

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    2026年08月28日
  • きみは赤ちゃん

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    本屋に行ってふと目に入ったこの本。
    いま、まさに妊娠出産そして育休中のわたし。
    35歳で初産で同じ状況で。
    読んでみたら、わかる…っていうことが多くてとても楽しく読ませていただきました。
    読んでて涙も出てきました。
    この本のなかにもあった、我が子のために死ねるかって言う感情もわかる。
    この本に出会えて良かった。

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    2026年08月28日
  • モモ

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    児童文学ではあるものの、現代を生きる大人(わたし)にもじんわり刺さる物語だった。わたしも時間どろぼうにやすやすと負けてしまっているのかも……。時間の大切さを直接的に説くことなく、自分の時間を生きるとはどういうことかを考えさせてくれる、なんだか不思議な本だった。

    【読んだ目的・理由】本屋でポップを見て気になったから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.5
    【一番好きな表現】「それを話すためには、まずおまえのなかでことばが熟さなくてはいけないからだ。」(本文から引用)

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    2026年08月28日
  • 今日未明

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    新聞に載った事件の裏にある物語が描かれている。
    どの記事も特に珍しくもないものだが、それぞれの事件が起きた背景には悲しい物語が存在していた。
    現実でも同じようなことがあるのではと思わずにいられない。
    読後はどんよりしてしまうが、いろいろ考えさせられた。

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    2026年08月28日
  • 湯気を食べる

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    ネタバレ

    醤油の大きな瓶を買うのは、それを使い切るまで自分が生きていて、暮らしを続けると信じる行為。

    作り置きが苦手だったけど、それは一週間先まで「食べなければいけない」ことを約束されてしまうのがストレスになるらしい。

    その時食べたいものを食べることに情熱をかけている。

    つらさに寄り添うのはつらさ

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    2026年08月28日
  • 雨色のキャンバス

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    ネタバレ

     見方一つで世界は変わる。自分の居場所を探しにいく勇気をくれる一冊。
     透明感あるガールミーツガール作品で、主人公のあざみはヤナギさんとの出会いを通じて絵画に触れ、やがて親友のリリカとの仲違いの真相に迫っていくお話。

     「普通とずれること」を怖がる主人公のあざみにとっての「普通」が第三者からすれば「普通」ではないという点が一貫して描かれており、作中でもヤナギさんとあざみ自身との線引き、あざみの自己評価と他己評価のズレ、親友のリリカがあざみに対して抱く執着心とあざみの認識との齟齬といった様々な認知の歪みが対人関係にも歪みをもたらしていたのが印象に残った。

     あざみがヤナギさんと交流を深めるに

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    2026年08月28日
  • ジウ The Next

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    上下巻の上という終わり方で「それはないよ」おもしろかったけどストーリーのまとめようがない。「警察 vs NWO vs 歌舞伎町セブン」の三つ巴というところか。最後にやっと陣内登場で留飲。

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    2026年08月28日
  • リバース

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    ネタバレ

    ページをめくる手が止まらなかった。

    ミステリーとしての内容も面白いが、1人の登場人物の人生を少しずつ知っていくことやその奥にある人とのつながりや人間性が明らかになっていくこと。それで、物語の世界へ入り込んでいった。

    広沢の言葉
    「どんなときでも、行動と思いが伴っているわけじゃない。自分の行動がベストじゃないなんてことは、ほとんどの人が自覚している。だけど、そうすふことによって成り立つ世界もある。気付いていないことは指摘すれば改善させれることもある。だけど、自覚していることを指摘されても、何も変わらない。むしろ、恥をかかされたって、相手を意固地にさせてしまうだけ。」

    広沢は、自分に求められ

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    2026年08月28日
  • ノンフィクション 戦争は終わらない? 武装解除・紛争予防の現場から

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    瀬谷ルミ子さんの本を読むのは二冊目。前半は児童向けに『職業は武装解除』の内容と同じで、なぜこの仕事を選んだのか、武装解除とはどのような仕事なのかを説明しています。

    前著では、祈るだけではなく、行動して平和を築く重要性を説いていたのだけど、どうやって平和を作るのか?また、紛争を予防する方法は?
    その具体的な方法や考え方を知りたいと思っていたところだった。
    本書のなかで私が知りたかった、平和をいかにして作るかが具体的に書かれており、人を変える、仕組みを変える、社会を変えるという段階をふみ、時間をかけて実践する様子がよく理解できた。この方法は紛争地だけではなく、いわゆる荒れた地域や、荒れた学校とい

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    2026年08月28日
  • ダ・ヴィンチの遺骨 コンサバターV

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    ダヴィンチの絵を実はあんまり知らないんだなーと思った。
    モナリザを観た時小さい絵なんだなーと思ったくらいで、そんな感動もなかったような気がするんだけど、もう一回観てみたくなった。
    あと、モナリザ以外にもルーヴルにダヴィンチ作品があったの知らなかった。
    わたし観たのかな?全く記憶にない。
    大洪水も観てみたいな。このシリーズは結構検索しながら読んでしまうので途切れ途切れになることもある。
    けど安定的に面白いのと、美術を学べて楽しいシリーズ!

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    2026年08月28日
  • ロゼッタストーンの暗号 コンサバターⅥ

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    ネタバレ

    大英博物館は確かに盗品でできてるよな、と思った。
    色んな知識を知れて楽しい。
    スギモトさんが晴香ちゃんを好きってちゃんと書いてあって進展してよーって思ってるのに晴香ちゃんがすごい勘違いしたままおわってもーた。

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    2026年08月28日
  • カフネ

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    描かれる料理がどれも美味しそうでお腹が空く。
    行き詰まり、疲れ果て、擦り切れ、人付き合いさえ煩わしいと思ってしまった、息苦しく、生き苦しい人へ贈る優しい物語。

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    2026年08月28日
  • 春のほとりで

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    ネタバレ

    頑なに芥川先生と書き、本名を出してこない時点でなんとなく小説としてこういう感じなんだろうなという気はしてた。他の人までは想像つかなかったけど、時系列を整理してまた最初から読みたい感じ。
    とはいえ、そんなことほとんど忘れてしまうほどに全ての短編が面白く、青臭く面倒で誰かからどう見えているかかが必要以上に気になっていたあの頃に引き戻された。高校生ってこんな感じだったなぁー!時々読み返したくなりそう。

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    2026年08月28日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    心に大きな荷物を抱えて過ごす日々。その中で、おやつがくれる、ほっとひと息つける時間。
    大きな壁に当たった時、乗り越えるための勇気をくれるおやつの力を感じた。
    6編の物語それぞれの主人公の葛藤が印象に残って、もう一度読みたくなる一冊だった。

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    2026年08月28日
  • 山の音(新潮文庫)

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    この作品はたった一人の主人公の目で見たものしか描かれていないので、何を見たのか何を感じたのか、それは全部全体から切り取られたものになるというのがおもしろいですね。
    どの作品も大抵はそうかもしれませんが、この作品の場合は主人公が知らないことがとてつもなく多いんじゃないかと思います。
    川端康成に選ばれたのが尾形信吾なだけで、この作品の登場人物それぞれが約400ページにわたる小説の主人公になり得るのではないかなと。
    そう思ってしまうほど小説の中の人々が「生きて」いました。

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    2026年08月28日
  • 白夜行

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    こんな超大作を読んだことがなかった。
    登場する2人が何を考えてお互い過ごしていたのか、凄く余韻が残る作品だった。

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    2026年08月28日
  • 地雷グリコ

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    ライアーゲームのような頭脳戦のストーリーが大好きなのでとてもよかった。ルールは比較的単純、でも戦略は複雑、ところどころ読み返しながらも理解できた時の気持ちよさ。個人的には登場人物のキャラクターが個性的で、根っからの悪人もいないのがよかった。

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    2026年08月28日
  • 夜は短し歩けよ乙女

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    こんなにもヘンテコで奇怪な背景描写に馴染みのない言い回しだらけなのに、なぜか読み手が咀嚼できてしまう、読ませる力がすごい。
    ホワホワしました。

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    2026年08月28日
  • アルプス席の母

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    母親目線の高校野球の話し。
    こんなにも涙を流すとは思っていなかったです。
    とてもよかった。
    来年からしっかり高校野球応援して、楽しみたくなった!

    自分も息子とこんな関係性が築けていけたらいいなーと。

    毎年夏に読み返したい1冊です。

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    2026年08月28日