小説・文芸の高評価レビュー
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大学病院から訪問診療クリニックに異動になった女医のお話
・ブレス1 スピリチュアル・ペイン
乳がん末期の中年女性
治療を放棄し、死ぬために家に戻ってきたという
キューブラー・ロスが提唱した「死の受容の5段階」は何となくは知っていた
・否認と孤立 (Denial & Isolation)
死の告知を信じられず、検査結果の間違いを疑うなど「まさか、自分が」という状態
・第2段階:怒り (Anger)
「なぜ私が」という不公平感から、周囲の人々、医師、神などに怒りをぶつける
・第3段階:取引 (Bargaining)
死の恐怖から逃れるため、宗教的な祈りや「病気が治るなら何でもする」と -
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子供の限界、親が勝手に決めてない?と思わされる一冊。
以下、本文から
「正直、驚いているよ」
勝てない勝負はしない。大それた冒険はしない。そんな娘だと思っていた。そんな愛奈が羽瑠から強い意志で治療を拒絶されたにもかかわらず、なんとか道を模索しようとしている。
小さな頃から、かしこい、物分かりがいい子だと褒められることが多かったが、その度に愛奈は違和感を覚えていた。なんのことはない、ただただ分の悪い賭けを避けてきて、波風立たない道を歩き続けていただけだったからだ。
幼子が伸ばす手の先に無限の世界が広がっているのは、未来を計算できないからだ。だからこそ、恥ずかしさをおくびにも出さずに夢を語り、 -
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孤独との戦い。
ゴッホのことはいうまでもなく知っていたけど
それを支えたテオドロスという弟がいたこと、ゴッホがフィンセント・ファン・ゴッホという名前だったこと
恥ずかしながら初めて知った。
歴史と美術の勉強。原田マハさんの作品はいつも知るきっかけをくれる。
ゴッホ兄妹の孤独な戦い。束の間の幸せの瞬間。
日本から渡った画商2人の孤独な戦い。
パリの残酷なまでに美しい情景。
全てに心揺さぶられた、切なさをはらんだ作品。
浮世絵がこんなに影響与えていたなんて。
美術のこと知りたくなった。
フィンセントはずっと苦しかっただろうけど、皮肉なことにテオの死によって半身だった2人は再び結ばれたんだね。 -
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中島京子さんの作品にこんなミステリアスな物語があるなんて知らなかった。
15年も前に書かれたラブレターを受け取ってしまった凪子は、書いた人のことをまったく覚えていなかった。
ようやく謎の手紙を本人に渡せたケイスケは、書いた人を探しに行くことにする。
1989年に「迷子ツアー」という旅行会社の企画があったことを探る。
15年も前からのラブレター!しかも人伝てで届くなんて気味悪さもあるけど、ちょっとワクワクするじゃないですか。
時代はバブル真っ只中。
なるほどな。
だけど、時間が経てば、いろんなものが移り変わる。
バブルは崩壊した。
香港は返還された。
九龍城は壊された。
ボンヤリボーヤと影 -
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状況説明の少なさ、心理描写の過剰さ等、オースター作品の、個人の鬱屈した思考の渦に深く沈み込んでいく感じが、どうにも肌に合って仕方がない。
なんで小説なんて読むのかって、こん時くらい思考の海溝に沈み込んで、1人静かに暮らしたいからじゃないですか。(ミスチルの「深海」のジャケットみたいなイメージ。)
オースターの小説では、メインのストーリーと無関係に思える、サブの人物の思考や過去のエピソード、たまたま見た映画の話などが急に執拗に深く長々と描かれて、また急に場面が戻ったりする。
後であの伏線が回収された!となる事もあるし、あまりならない事もある。
それは人生のように「そんなものだ」とも思うし、
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カナダの開けた雰囲気が伝わってくる。
『50歳になりまして』はコロナ禍のステイホームな話が中心だったから、読んでいても少ししんどい部分があった。そんな状況を書いている光浦さんもとてもしんどかったのだと思う。
でもこの本は、とにかく開けている。カナダの空やら芝生の緑やら、夏の日差しが見える。心が洗われる。
意地悪な人含め、触れ合う人みんなに人間味がある。
コロナから次のステージへ、人生も次のステージへ進んだなぁと明るくなれた。
私は「11人もいる!」の光浦さんが大好きなんだけど、旦那さんに振り回されて「えぇ……(汗)」ってなっていたあの表情でリスニングに四苦八苦してる姿を想像すると微笑ましい。 -
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息子と最後まで読めて嬉しい。
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さいご、デビルをたおすときに、ひとりだとかなわないけど、ふたりでれんけいプレーをしてかったのがすごいとおもった。(7歳)
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トラックで東京まで来てしまった家ネコのルドルフと、野良ネコのイッパイアッテナの友情を描いたお話。たくましく生きているイッパイアッテナに気に入られ、ルドルフも野良ネコとしての生き方を学んでいく。
イッパイアッテナから文字を学んだり、学校で漢和辞典や国語辞典を開いたりするシーンは知的で面白かった。
イッパイアッテナが、旅立つルドルフへ肉をごちそうしてやりたくて、苦渋をなめてデビルの言いなりになるところはなんとも言いが -
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荒れ地でのダム作り、3人で映画を観た後でイジメっ子と対峙する場面が大好きでした。
この愛おしい時間がずっと続けばいいのに…
でも、我らがキング先生は容赦なく登場人物を痛めつけるんですよね。
大人も子どもも関係なく、最も効果的な方法で心身ともにズタズタに痛めつける。
キング先生、流石です。
1巻で『チョケてばっかでこの子嫌いやわぁ』と思っていたリッチィが友だち想いのエエやつになるのも2巻からです。
私のイチ推しはベン、2番目は何故か分からないけど博多弁アイルランド人のお巡りさんのミスター・ネルです。
皆さんには推しキャラいます?
アイザック・アシモフやロバート・ハインライン作品を小尾芙佐 -
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新しいもの、新しい世界を作る場合、既に完成しきっている今を破壊しなければならない。向かう未来は今より良くなるのか、終焉に向かっているのか。しかし、そんな未来を想像する前にまずは破壊する必要がある。そうして破壊された後の世界で、私のような何の影響力もない一市民が出来ることは、新しい世界のルールをいち早く覚えて適応すること。
今更喚いたって仕方ない。一市民がどうこうしたって、今まであった世界は破壊されているし、どんな選択をしたって、進行は止められない。ならば今できる最善のことをすべき。生きるためにはそうするしかない。AIに嫌悪感を抱いています。そうですか。AIの作るものは信用できません。そうなんで
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