小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
噂どおり、結末の2行には、本当に目が覚めた。
作中にはコーヒーが何度も登場するけれど、あの2行の方がよほど目が覚める。読み終えた瞬間、それまで積み重ねてきたものの見え方が一気に変わった。
聞くところによると、この結末はあらかじめ「お題」として与えられていたものらしい。もしそうだとすれば、なおさら凄い。そこへ向かって物語が無理なく、しかし確実に運ばれていく。振り返れば必要なものはきちんと置かれていて、それでも読んでいる間は自然に物語を追わされていた。
また印象的だったのは、読み進めるほど、ある登場人物に近づいているはずなのに、むしろ捉えどころがなくなっていく感覚だった。
過去を知り、言葉 -
Posted by ブクログ
ネタバレ見方一つで世界は変わる。自分の居場所を探しにいく勇気をくれる一冊。
透明感あるガールミーツガール作品で、主人公のあざみはヤナギさんとの出会いを通じて絵画に触れ、やがて親友のリリカとの仲違いの真相に迫っていくお話。
「普通とずれること」を怖がる主人公のあざみにとっての「普通」が第三者からすれば「普通」ではないという点が一貫して描かれており、作中でもヤナギさんとあざみ自身との線引き、あざみの自己評価と他己評価のズレ、親友のリリカがあざみに対して抱く執着心とあざみの認識との齟齬といった様々な認知の歪みが対人関係にも歪みをもたらしていたのが印象に残った。
あざみがヤナギさんと交流を深めるに -
Posted by ブクログ
ネタバレページをめくる手が止まらなかった。
ミステリーとしての内容も面白いが、1人の登場人物の人生を少しずつ知っていくことやその奥にある人とのつながりや人間性が明らかになっていくこと。それで、物語の世界へ入り込んでいった。
広沢の言葉
「どんなときでも、行動と思いが伴っているわけじゃない。自分の行動がベストじゃないなんてことは、ほとんどの人が自覚している。だけど、そうすふことによって成り立つ世界もある。気付いていないことは指摘すれば改善させれることもある。だけど、自覚していることを指摘されても、何も変わらない。むしろ、恥をかかされたって、相手を意固地にさせてしまうだけ。」
広沢は、自分に求められ -
Posted by ブクログ
瀬谷ルミ子さんの本を読むのは二冊目。前半は児童向けに『職業は武装解除』の内容と同じで、なぜこの仕事を選んだのか、武装解除とはどのような仕事なのかを説明しています。
前著では、祈るだけではなく、行動して平和を築く重要性を説いていたのだけど、どうやって平和を作るのか?また、紛争を予防する方法は?
その具体的な方法や考え方を知りたいと思っていたところだった。
本書のなかで私が知りたかった、平和をいかにして作るかが具体的に書かれており、人を変える、仕組みを変える、社会を変えるという段階をふみ、時間をかけて実践する様子がよく理解できた。この方法は紛争地だけではなく、いわゆる荒れた地域や、荒れた学校とい
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