【感想・ネタバレ】独立記念日のレビュー

あらすじ

恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失……。さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷い悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る――。寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。『インディペンデンス・デイ』を改題。(解説:瀧井朝世)

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Posted by ブクログ

私の手元にある本は表紙のカバー絵が現在のものと違います。
ゴッホの絵の写真です。
どれだけ積読状態だったのだろう。

日常の女性たちが主人公の短編集。
そして登場人物が数珠連なりになっています。「次は誰の話だろう」と想像しながら読むのは楽しかったです。

色んな年代の様々な立場の女性たち。
彼女たちの悩みや迷いが描かれていました。そして、そこから抜け出していく様子も。

穏やかであり、でも爽やかで、前を向く元気と勇気をもらえる素敵な作品でした。

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

原田マハさんは、なんて温かい文章を書くのでしょうか
短編集だけど、前の物語でサブキャラだった登場人物に次の短編ではスポット当てている感じ好き
表では普通に見えて実は誰もが不安を抱えてるって感じで。
中には涙涙の感動ストーリーもあったなー
「独立」って1人で立つことと思いきや、「自分や自分のルーツを許す」こととか「誰かに頼る」ことでもあるのかなと考えさせられた
辛くなったら読みたい1冊

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

短編集なので移動時間に読むのにちょうど良かった。
話ごとに繋がりがあって、一つ一つの作品に感動しましました。前向きなあたたかい気持ちになれました。

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2025年10月09日

Posted by ブクログ

短編集だがいろんな立場の人がそれぞれの形の独立をしていく物語がたくさんある。実は少しずつ繋がりもあって読んでいて面白い。勇気をもらえるし心が温まる本。プレゼントに良さそう

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2025年10月02日

Posted by ブクログ

色々な年齢と立場の女性たちが、それぞれ痛みを乗り越えながら前向きに再出発する短編。あの時の人がここで出て来るんだ!!と後半になるに従ってさらにワクワクします。また読み返して温かい気持ちになりたくなる一冊でした。

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2025年09月22日

Posted by ブクログ

少し読んでは時間が空いて、また読み始めて、時間空いて、、っていう繰り返しでゆっくり読んだ。登場人物何人かいて、その一人一人の「独立」の話なんだけど、一つの世界で繋がっているから(マルチバース的な)、多角的に世界を見れるのが面白いなと思った。わたしが買ったのは装丁がゴッホの文庫版で、正直ジャケ買い&タイトル買いだったけど、意外に最近読んだ本の中でも、これはずっと手元に置いておきたいなと思える作品だった。他の原田ハマさんの作品も読んでみたいなと思います!

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2025年08月08日

Posted by ブクログ

出てくる人々が愛おしくて、心に置いておきたいようなストーリーが沢山集まった短編集だった。
話の中で出てくる人が次の話では主人公になっていて、それに気づいてからは次はこの人かな?と思いながら読んだ。
誰にでも色々な事情や考えがあって、側から見たら分からない問題を抱えて生きていたりする。
それでも前向きに進んでいく女性達に元気をもらえた。いろんな「独立」があった。
私ももう少し頑張ってみようと前向きになれる本!

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2025年08月02日

Posted by ブクログ

ちっちゃい子が転んだ時に、
明らかに甘えて泣いて、立てない!って言ってると、
負けた気がして、立てるよ頑張れって
言いたくなっちゃうんだけど、
ギャン泣きしながらでも自力で立とうとしてると、
偉いね、強いねって手を出しそうになってしまう。
みたいな感じで、
頑張れって言ってあげたい人達のお話。

ながらまわりくどい。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

人生初の1人海外旅行のお供に選んだ一冊。様々な女性の独立に関する短編集が綴られていて、背中を押してもらえる!

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

短編集で寝る前や移動中に読みやすい。
環境の変化って怖いこともあるけど、独立記念日と思えば前向きになれる気がする。

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2025年11月17日

Posted by ブクログ

これから先も読み返したいと思う本だった。
それぞれの主人公に独立記念日があったけど、どの主人公に共感して考えさせられるかは読んだ時の自分の状況次第で違いそう。
前の話の登場人物が次で主人公になっていて繋がっていくのが面白かった。
身近な人もそれぞれで色々な独立記念日があるんだろうな。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

原田マハさんの短編集。タイトルにある様に新たに前に踏み出そうとする女性が主役に描かれて、1つ1つ短めにあっさりしているけれど、登場人物が数珠繋ぎに繋がっていて面白かった。次は誰の話か予想しながら読んで、復習した。最初は川を越えて引っ越す女の子で、不動産屋さん、バーテンダー、学校の先生、報道キャスター、ネイリスト、精神科のお医者さん、受付嬢、花屋さん、漫画家、美容室の孫…次誰だったけなあ?と、忘れっぽい私にとって脳みそのトレーニングになったΣ(・∀・;)

『私の胸はときめいた。自由になるんじゃない。独立するんだ。ややこしい色んな悩みや苦しみから。-独立記念日-』

認知症で施設に入ろうとするおばあちゃんの「いなくなるんじゃくて独立するの」と言っていた『いろはに、こんぺいとう』が印象的でした。

2025.8

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

短編集だからとても読みやすかった。「次は誰の物語だろう?」ってワクワクしながら読めました。

好きな物語は「缶椿」と「独立記念日」。
缶椿では、季節のお花をオフィスのトイレに飾る掃除のおばさん。トイレって働く人にとってはふと一息つける場所だから、そこに花があるだけで気持ちが和らぐだろうなって小説の話関係なく、わたしは想像して掃除のおばさん素敵な人だなって。

独立記念日では「自由になるとは、いかに独立するか」という言葉が印象的。
育児に追われて「自由になりたい」と思うことがある自分と重なって、本を読む時間こそが私にとっても“自由”なのかも!

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

24作の短編集。

さまざまな年代の女性が、仕事、恋愛、人生、友人関係、夫婦関係、親方関係、育児…さまざまな悩みから一歩を踏み出していく、『独立』。
どこにでもありそうな、何気ない話。

24の物語がゆるくつながっていく。
前の物語の脇役が次の物語の主役に。
みんな、それぞれ多かれ少なかれ、悩みを抱えているということか…

短編なだけに、それぞれの物語の先がどうなったのか、気になる…
少し物足りなさを感じる…

『バーバーみらい』のかこはどうなったんだろう…
漫画家になれたんだろうか…

『川向こうの駅まで』の菜摘とケンちゃんが『川面を渡る風』で、結婚したのはよかった。
お父さんも喜んでいるだろう。

多摩川を境に家賃が変わるのはわかる…
特に東急線は…

ほっこりさせられた作品でした。



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2025年08月24日

Posted by ブクログ

短編集だけどそれぞれ登場人物が、つながってるから読んでて面白い。
自由になるんじゃくて、苦しい、煩わしいことから独立するっていう考えに共感した。小さな独立を繰り返すのは大事かもしれない。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

24編は少し多いですね。
前半は人生のヒリヒリした感じを味わう話が続いたので、こういうのが24あると読みづらいと思いましたが、希望ある話が出てきたり、前後で登場人物がつながっていくことに気づいたら面白さが格段に上がりました。

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

人生のさまざまな局面に立つ女性たちが、迷いながら悩みながら、それでも自分の力で一歩前に踏み出していく。そこにはいつも勇気ある決断があり、心温まる触れ合いがあった。ストーリーの最後、この女性たちは最高に晴れやかで凛とした表情をしているに違いない。きっと誰の人生にも、こういう本から力をもらえる局面が訪れるだろう。そんなときのために、いつも近くに置いておきたい一冊。

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

何人もの主人公が各々の人生の中で、小さなきっかけから大小の決断をして、前向きに歩いていく姿に勇気をもらえた。前を向いて強く歩んでいく女性が好きだから、読んでいて力をもらえるし、私もしっかりと前を向いて歩いて行こうと思えた。
「青くもない幸せの鳥」というフレーズが心に残っている。素敵な心を持った人たちのそばには素敵な人が集まるんだろうな。

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2025年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自由になるということはいかに独立するかということ。短編集で、一人ひとりの物語を通して独立、自立していく様子を通して、さまざまな「独立」があることを表現されていた。

短編集だが、一つの世界線でのお話だったため、個人的に最後のお話にとても興奮した。

私はこの本を読んで、自由と独立と孤独の差異はあまりないのだと感じた。自由を求める一方で孤独になることは嫌がるが、独立することで自由を手に入れられるなら、それは孤独になっていくことにも繋がってしまうのだと思う。ただ、誰かに依存して、その誰かに縛られて生きることは耐え難いため、「自立した人間」を目指したい。

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2025年08月13日

Posted by ブクログ

皆壁にぶつかるけれど、立ち上がっていく様が良かった!読み応えのある小説だった!「独立記念日」というタイトルもインパクトがあっていい!

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2025年08月02日

購入済み

楽しくちょっとホロッと読める

人との繋がりを大切にしたい。
一度の人生、今日と同じ日はない一歩前に踏み出そう。

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2018年06月24日

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明日も明後日も頑張ろうと思える作品。
少しずつ繋がっていて、自分から見えるその人と、その人自身が思うその人は違うんだなと思った。

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2025年12月03日

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短編集だけど、ある話で脇役だった人物が次の話で主人公になっていたりと繋がりがあるのが面白い。ただ短編なので、登場人物の心の動きとかは結構あっさりとした表現かなと思う。

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

前のお話しで、ちょこっと出てきた人が主人公となっている24のお話し。
うんうんと納得のいくものから、う〜んと同感出来ない物色々でした。

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2025年11月27日

Posted by ブクログ

自分も好きな人とずっとひなたを歩いていきたい。
そのためには自分にも独立記念日が必要。

もう30歳になるのだから。

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2025年11月05日

Posted by ブクログ

短編がたくさんあって、ちょっとずつ登場人物が絡むのが面白かった。
自由とは独立すること
自分のことは自分で何とかできる人でありたい。

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

短編集だが出てくる人がつながっていてよかった。
この人もこんな過去があったからこその言葉なのかな、と気付かされることが多かった。
この本は女性の「独立記念日」の本だったが、男性版も読んでみたい。
出てくる人物と関わりがある男性も多く登場したため、女性側だけでなく男性側の考えや気持ちがわかったらもっと面白いと思う。

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2025年10月16日

Posted by ブクログ

読書が苦手な方、これから始める方にお薦めです。短編って「物足りなさ」を感じる方がいらっしゃると思いますが、原田先生のこの本は「この先は自分で想像してみて…ポジティブにね!」と導いてくれるような一冊でした。短編集からの最後は伏線回収的な流れで最後まで読み尽くさなければわならない短編集です。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

登場人物がつながっていておもしろかった。色々な背景、ストーリーがあるよな〜と読みやすい短編ながらも考えさせられた

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

短編小説だけど、実は主人公が前の物語の脇役という構成で繋がりがあって面白かった
また、人生誰もが主役だということが本を通して伝わった

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

ある章で脇役だった人物が次の章では主人公として登場する、リレー形式の連作短編×24(!)

生活環境の変化や日常の些細かつ厄介なしがらみ、嫉妬心、病気、様々な形の愛や夢などをテーマにたくさんの女性を描く。「独立」って色々なんだな、と言葉の意味の広さにしみじみ。

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2025年08月16日

購入済み

かなり短め&多めの短編集

一つ一つは、ほんのりほっこり。それをたくさんたくさん重ねた短編集です。

ひとつの話が短くて読みやすいので、スキマ時間に少しずつ読みたい時には良いかもしれません。

が、「今日は読むゾー」って日に連続で読んでると飽きます。

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2021年05月19日

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