あらすじ
恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失……。さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷い悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る――。寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。『インディペンデンス・デイ』を改題。(解説:瀧井朝世)
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Posted by ブクログ
脇役として登場した女性が次のお話の主人公になってて面白かった
解説もすごく良かった
苦しんでいるのも、頑張っているのも、自分だけではない・・・
苦しくて周りが見えない時、なんで私だけ?と思う時がある。そんな時にまた読みたい本だと思った
ひとことで言うと"お守り"的存在。
↓主に好きなお話たち。
【いろはに、こんぺいとう】
感慨深いものがあった
認知症になってしまった母
孫と一緒にゲームをする
マジカルバナナのようなゲーム
"キャンディ"、"おばあちゃん"
簡単な言葉させも少しずつ忘れていく。
もし私の母が同じようになったら、ものすごく悲しくて寂しい気持ちになるんだろうな
やるせない気持ち
治すことができない悔しい気持ち
【メッセンジャー】
ただ花束を配達する花屋さんではなく、
言葉と共に配達する花屋さん
素敵な職業だなって思った
もちろん、嬉しい言葉だけじゃないけど、
依頼主の代わりに相手に伝える
心が温かくなった
【幸せの青くもない鳥】
まさかの展開でクスッと笑えた
池野君の肩にずっと止まっていたインコのトコちゃん
実は池野君が飼っているインコではなかった
衣里の父の言葉が凄く好き
予期せぬ瞬間、予想もしない方角から飛んでくるのが、衣里の青い鳥だよ、きっと。
Posted by ブクログ
お宿かみわら
ひなたを歩こう
幸せの青くもない鳥
がお気に入り
自由になるって言うことは「いかに独立するか」
ってこと。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから
Posted by ブクログ
会社とか家族とか恋愛とか、現代社会の悩みや苦しみから独立していく女性たちを描いた連作短編集。
本屋さんにふらっと行った日に、なぜか猛烈に原田マハさんの小説を読みたくなって“独立記念日”というタイトルに惹かれて購入。
「ああ、自由になりたいなあ。
今日も、そんなふうに思ってしまった。
このところ、一日一回はそんなことを考えている。いつからそう思うようになったんだろう」
私の心を見透かされたかと思った!
人はいつだって自由なはずだ。生まれながらにして、みんな自由なはずなのに。それなのに、私たちはどうしてこんなに不自由に生きてしまうのだろう、と最近モヤモヤしていた。
明日にでも仕事を辞めて、何にも縛られずに生きていけたら、なーんてことを何度願ったことか。
でも悲しいことに、人はお金がないと生きていけない。お金を稼ぐためには働かないといけないし、やっぱり一人では生きていけない。つながりやご縁を大切にしながら、生きていくほかないよね。
あと、ここも好きだった。
「私も何か役に立ったかな、と自分で自分を褒めることもある。
けれど、どうだろう。私は少しでも、母のために何かしたことがあるだろうか。
私はちっとも母に寄り添おうとしなかった。母が私を支え、私のために尽くすのはあたりまえだと思っていたくせに。一方的に甘え、母に依存していたのだ。」
え、めっちゃ分かるの。
私はこの主人公のようなお医者さまではないけど、仕事をする中で「ちょっとは役に立てたな」と思えるときがあって、少し悦に入る時がある。
でも、母に対してはどうだろう。
親孝行しなきゃとは思っているし、できることはしている“つもり”。でも結局は、自分の生活ややりたいことを優先している。
私が幸せに生きることが母の幸せでもあるだろうから、バランスは難しいけど、もう少し手を差し伸べるタイミングを増やしてみてもいいのかもしれないなと思った。両親が生きているうちにね。
しんどいときもあるし、何もしたくない日もある。でも、少し息抜きをして、肩の力を抜いて。また少しずつ頑張っていけたらいいんだよな、と思えた。
毎日、ゆるく頑張るぞ〜!
Posted by ブクログ
原田マハさん、初読み本。面白かったー
ショートショートストーリーだけど、全てが繋がってていて満足感があった。
すごく面白い。同じ女性として元気が出る話だった。これを読むと明日も頑張ろうって思える。
特に「お宿かみわら」の、志郎さんが言った
「おれの、いまの夢?聞いて笑うなよ。すごく単純だから。奈緒と一緒に生きることだよ。ずっとずっと、一緒に。」って言葉が本当にじーん、ときて読んだ瞬間涙が止まらなかった。
こんなに短い話なのに、ここまで心に来るものはない。あたたかいお話たくさんで、大好きです。
Posted by ブクログ
一人旅のお供に持っていった。
電車でぽろっとなきそうになったりもした。
一番好きな回は、「いろはに、こんぺいとう」。
自分の母にも、おばあちゃんを思い出して読んでほしいし、いつかくる自分と母の未来の関係を想像して涙が出た。
私にとってずっと母は、変わらず母でいるものなのか。と思うと胸がキュッとして、母に会いたくなった。
Posted by ブクログ
あまり人にベラベラと話すことはない人生の悩みがここに詰まっているように感じた。
「よく話に聞くね」なんてものはあまりないけど、実は誰もが共感できるというような話が描かれている。
個人的には、見えない境界に悩み、とても青く目に映る隣の芝生へ飛び込んだものの、上手くいかずに自分の芝生を懐かしむ菜摘や、
自分の人生に物足りなさのようなものを感じて大都会に足を伸ばしたものの、実は意地になっていただけで本当は故郷が自分に合っていることに気づくアイコの気持ちが痛いほどよくわかった。
私は最後の最後にあったこの一節が好きだ。
「私はもう、ひとりじゃない。でも、だからこそ、いまこそ独立しよう。ときおり寄り道したり、つまずいたりしながらも、まっすぐ歩いていくために。」
人生なんてままならないことに溢れていて、それでも生きている限りその道を歩くしかなくて、だからこそ最終的に真っ直ぐに進むために、途中で休憩したり少し寄り道したりする。
そうして進んでいるだけで、それはもう「独立」だと自分を許してあげたい。
Posted by ブクログ
原田マハさんは、なんて温かい文章を書くのでしょうか
短編集だけど、前の物語でサブキャラだった登場人物に次の短編ではスポット当てている感じ好き
表では普通に見えて実は誰もが不安を抱えてるって感じで。
中には涙涙の感動ストーリーもあったなー
「独立」って1人で立つことと思いきや、「自分や自分のルーツを許す」こととか「誰かに頼る」ことでもあるのかなと考えさせられた
辛くなったら読みたい1冊
Posted by ブクログ
短編集なので移動時間に読むのにちょうど良かった。
話ごとに繋がりがあって、一つ一つの作品に感動しましました。前向きなあたたかい気持ちになれました。
Posted by ブクログ
原田マハさんの短篇集。
主人公がリレー形式で、いれかわっていく。
家族ものに弱いワタシは
【いろはに、こんぺいとう】
【バーバーみらいの
【おやどかみわら】
【ひなたを歩こう】
など、涙なしで読めなかった。
【幸せの青くもない鳥】も好きだったな。
「この本によれば、『自由になるの』っていうことは
結局『いかに独立するか』ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」
最初より、中盤からグッとハマった。
最初のお話の主人公が、最後のお話に
繋がれていくのもよかった。
解説に共感。
以下、解説より。
"人生はままならないものだから、落ち込む日はたくさんある。でも、ほんのちょっとの気づきが、ほんの一歩を踏み出す勇気が、見える景色をがらりと変えてくれることがある。
この短篇集は、そんな幸福な瞬間のアソートボックス。"
人生は長い。
立ち止まることはたくさんある。
それでも、小さな"独立"を繰り返していくことで、目に映る世界は少しずつ輝きを増していく。
なによりも"独立"を果たしたとき、きっと今までよりも少しだけ、自分のことを好きになっているはずだ。
悩み、それでも頑張っている人たちに、
自分を好きになってあげていいんだよ、と
言ってくれる短篇集。
Posted by ブクログ
全部いいけど特に「月とパンケーキ」「誕生日の夜」「ひなたを歩こう」がお気に入り。
遠くてもどこかで気にかけてくれている人がいたり、ずっと会ってなくても昨日も会ってたかのように過ごせる存在があるというのは、人生の支えになる。
独立して生きていく。決してひとりで、ということではなく、自分らしく、時に迷いながらも、自分を裏切らず大切にしていくということなのかもしれない。
Posted by ブクログ
原田マハの長編アートサスペンスではなく、市井に生きる人たちの喜怒哀楽とそれぞれの転機を描いた短編集。
実は正和堂書店のジンジャーエールブックカバーに惹かれて購入。
Posted by ブクログ
この短編それぞれの「独立記念日」とは、「卒業」とも似ているけど、やはり「独立記念日」がぴったりだ。
私の独立記念日はあの日だった、とか考えてしまう。
以下、本文引用
「ひと言で言うと、会社とか家族とか恋愛とか、現代社会のさまざまな呪縛から逃れて自由になる人々が主人公の短編集です。」
「この本によれば、『自由になる』っていうことは、結局『いかに独立するか』ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」
Posted by ブクログ
軽く読めて良い。
ちょっと古い時代背景だが、女性が自分の人生に対して主体的に進めていく様子が描かれていて、読んでいて前向きになれる。
人におすすめしようとは思わないが。
Posted by ブクログ
某有名メーカーのドライジンジャーを彷彿とさせるカバー表紙が印象的な連作短篇集。
いろんな“独り立ち”があって応援したくなるし、新たなスタートを切った彼女達には共鳴できる部分も多い。
こういうのを読むと、なんか頑張りたくなっちゃうんだよなあ。
ある短編に登場した女性が次の短編では主人公として登場する。
これも「誰しもがほんのり繋がっている」という事を教えてくれてる感じがして良いよねえ。
Posted by ブクログ
あの人は綺麗だな、素敵だな、私にはないものを持っているな。と、思っていても、実際はそうではない。逆に相手が同じことを思っていることもある。
目に見えているものが全てではなく、それぞれ何かしら抱えていて、他人をうらやましいなと思う気持ちがある。誰しも同じなのである。
そう考えると肩の荷が下りて、ふと気持ちが楽になる気がする。
隣の芝生は青いとは、この事なのではないだろうか。
読んだ後、曇り空のような心が、爽やかな初夏のように澄み切った。
Posted by ブクログ
ちっちゃい子が転んだ時に、
明らかに甘えて泣いて、立てない!って言ってると、
負けた気がして、立てるよ頑張れって
言いたくなっちゃうんだけど、
ギャン泣きしながらでも自力で立とうとしてると、
偉いね、強いねって手を出しそうになってしまう。
みたいな感じで、
頑張れって言ってあげたい人達のお話。
我ながらまわりくどい。
Posted by ブクログ
これから先も読み返したいと思う本だった。
それぞれの主人公に独立記念日があったけど、どの主人公に共感して考えさせられるかは読んだ時の自分の状況次第で違いそう。
前の話の登場人物が次で主人公になっていて繋がっていくのが面白かった。
身近な人もそれぞれで色々な独立記念日があるんだろうな。
Posted by ブクログ
原田マハさんの短編集。タイトルにある様に新たに前に踏み出そうとする女性が主役に描かれ、1つ1つ短めにあっさりしているけれど、登場人物が数珠繋ぎに繋がっていて面白かった。次は誰の話か予想しながら読んで、復習した。最初は川を越えて引っ越す女の子で、不動産屋さん、バーテンダー、学校の先生、報道キャスター、ネイリスト、精神科のお医者さん、受付嬢、花屋さん、漫画家、美容室の孫…次誰だったけなあ?と、忘れっぽい私にとって脳みそのトレーニングになったΣ(・∀・;)
『私の胸はときめいた。自由になるんじゃない。独立するんだ。ややこしい色んな悩みや苦しみから。-独立記念日-』
認知症で施設に入ろうとするおばあちゃんの「いなくなるんじゃくて独立するの」と言っていた『いろはに、こんぺいとう』が印象的でした。
2025.8
Posted by ブクログ
◼︎自分メモ
もうすぐ雪が降る。何もかも、白く塗り替えて。
自由になったのかな、とふと思った。彼を求めて泣かなくてもいい。私の人生をめちゃくちゃにされた、と恨まなくても、もういいんだ。
でも、自由って、なんだろう。
口にするのも面映ゆく、うっとうしい感じさえする、その言葉。
それなのに、それを求めて苦しんでいるなんて。
まるで、苦しい恋に溺れていったあの頃とおなじように。
一生懸命生きている人こそが、自分が寄り添うべき人である。
自由になるってことは、結局いかに独立するかってことなんです。
Posted by ブクログ
短編集だけど、前話の登場人物が次話の主人公だったりみんなが同じ現実の中でそれぞれの物語を紡いでいた
自分の選択で幸せに近づけてよかったと思えた
Posted by ブクログ
短編集だけど、ある話で脇役だった人物が次の話で主人公になっていたりと繋がりがあるのが面白い。ただ短編なので、登場人物の心の動きとかは結構あっさりとした表現かなと思う。
Posted by ブクログ
短編集だが出てくる人がつながっていてよかった。
この人もこんな過去があったからこその言葉なのかな、と気付かされることが多かった。
この本は女性の「独立記念日」の本だったが、男性版も読んでみたい。
出てくる人物と関わりがある男性も多く登場したため、女性側だけでなく男性側の考えや気持ちがわかったらもっと面白いと思う。
Posted by ブクログ
読書が苦手な方、これから始める方にお薦めです。短編って「物足りなさ」を感じる方がいらっしゃると思いますが、原田先生のこの本は「この先は自分で想像してみて…ポジティブにね!」と導いてくれるような一冊でした。短編集からの最後は伏線回収的な流れで最後まで読み尽くさなければわならない短編集です。
かなり短め&多めの短編集
一つ一つは、ほんのりほっこり。それをたくさんたくさん重ねた短編集です。
ひとつの話が短くて読みやすいので、スキマ時間に少しずつ読みたい時には良いかもしれません。
が、「今日は読むゾー」って日に連続で読んでると飽きます。