【感想・ネタバレ】独立記念日のレビュー

あらすじ

恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失……。さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷い悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る――。寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。『インディペンデンス・デイ』を改題。(解説:瀧井朝世)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

自由になるということはいかに独立するかということ。短編集で、一人ひとりの物語を通して独立、自立していく様子を通して、さまざまな「独立」があることを表現されていた。

短編集だが、一つの世界線でのお話だったため、個人的に最後のお話にとても興奮した。

私はこの本を読んで、自由と独立と孤独の差異はあまりないのだと感じた。自由を求める一方で孤独になることは嫌がるが、独立することで自由を手に入れられるなら、それは孤独になっていくことにも繋がってしまうのだと思う。ただ、誰かに依存して、その誰かに縛られて生きることは耐え難いため、「自立した人間」を目指したい。

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2025年08月13日

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