文学は何の役に立つのか?

文学は何の役に立つのか?

2,530円 (税込)

12pt

3.9

文学は、私たちの人生や社会に対して、どんな意味があるのだろうか。──

人間の生を真摯に見つめ、現代の問題群に挑み続ける小説家が、文学の力を根源から問う。大江健三郎、瀬戸内寂聴ら、先人たちの文業にも触れながら、芸術や社会へと多岐にわたる自らの思考の軌跡をたどり、読者を新たな視座へと誘う。

『ある男』『本心』『富士山』を執筆しながら、平野啓一郎は何を考えていたのか。創作と時代を映すエッセイ・批評集成。

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文学は何の役に立つのか? のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    平野啓一郎さんがこれまで講演で話されたことや、文芸誌などに寄稿された文学・文豪・文学作品への批評やエッセイなどを収録したものとなっています。その冒頭に収録されている或る研究集会の基調講演のテーマが「文学は何の役に立つのか?」ということで、これがそのままこの本のタイトルになっています。

    このタイトル

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    学校の教科書に載せてほしい!と思うほどの内容。
    子どもの頃は読書を娯楽として純粋に楽しんでいた。大人になって日々に忙殺され、今また読書をする時間を持つようになったが、読んでいて、この時間に意味はあるんだろうか、単なる趣味ではあるのだけれど…とモヤモヤした事が何度ももある。その感覚を、うまく解消してく

    0
    2025年09月05日

    Posted by ブクログ

    「役にたつ」ではなく「価値がある」と言い換えたい。

    絵画については知識がなさすぎて言っている内容が理解できなかった。

    0
    2025年11月27日

    Posted by ブクログ

    いろんな雑誌に著者が書いたエッセイを中心にまとめた本。わかりやすい。
    平野氏はなんとなく敬遠していた作家だった。デビュー作の『日蝕』を読んだのもほんの数年前。ところがやはり同じころ、私は死刑について考えたくなっていて、たまたま書店で平野氏の『死刑について』を見つけ買って読んでみたところ、見事にはまっ

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    【文学は何の役に立つのか?】 平野 啓一郎 著

     いつも疑問に思うことがタイトルになっていたので読んでみました。本書は、著者の講演などをまとめたもので、表題については冒頭の35ページとなっています。著者も「答えるのに苦慮する問い」とのことですが、「一つの理由」を見つけたとあります。ネタバレはまずい

    0
    2025年09月18日

    Posted by ブクログ

    本書はいわゆる、エッセイ集といったものであるから、タイトルにある「文学は何の役に立つのか?」について、延々と語られるわけではない。
    小生はタイトルのみで本書を手にとったため、やや拍子抜けしたが、オッペンハイマーに関する内容はとても興味深かった。

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    なかなかに難しい本でした。

    ドストエフスキーに関しては、まともに読んでないからさっぱり理解できず(汗

    三島由紀夫、森鴎外、安部公房は、少しだけ見識深めたかも。上面ですが・・・

    個人と分人、なかなかに興味深いお話でしたが、説明しろといわれるとそこまで理解できていないのが本音かな。

    文学は役に立

    0
    2025年09月16日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    秀作。
    読む度に作者の見識の高さを感じさせられる。
    戦争についての内容が多い。作者は戦争を体験した世代でないのを踏まえながら。
    森鷗外の良さは分からない。三島由紀夫は凄い作家だと思う。
    分人は面白い発想。人は場面毎に色々な顔を持つが全てその人なのだと。なるほどと思わされた。それでいいんだと。

    0
    2025年10月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     評価が低いのは自分が理解できないところがたくさんあったからで、決してこれがつまらないというわけではありません。
     ドフトエフスキーなんてカラマーゾフ上巻で挫折したし、絵画に至ってはほとんど分かりませんでした。

     平野さんがあらゆる芸術の造詣が深いことは分かりましたね。

     瀬戸内寂聴や大江健三郎

    0
    2025年10月19日

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