ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 普天を我が手に 第二部

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    昭和史の決定版、戦中戦後の空気感をそのままパッケージした傑作。面白すぎる。
    主人公4人の目線であらゆる事象をいろんな立場から見ているので、起きたことを公平な視点で捉えているのが好感。

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    2026年04月07日
  • 踊りつかれて

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    SNSはうまく活用できれば生活は豊かになる。
    でも、きっと依存しすぎると自らが名無しのモンスターのようになってしまうのかもしれない…と、恐ろしく感じました。

    『匿名性』『集団心理』
    どの年代でも当てはまる脅威。
    それをわかりやすく形にしてくれた小説だと感じました。

    自分の『正義』は他人にとっても正義であるとは限らない。自分の『正義』が誰かを傷つけているかもしれないということを肝に銘じて生きていきたい。
    それはSNS上だけではないけれど…。
    そんなわかっていたようなことを改めて強く思わせてくれました。

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    2026年04月07日
  • アルジャーノンに花束を〔新装版〕

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    チャーリーの知能が上がっていくにつれて周りの人との関わりの変化やずれが生じていくのが感じられ、知能は人を孤独にさせるものでもあるのだと実感した。また、経過観察という名目で語られるため、字の誤りやひらがなだった文章が知能が上がるにつれて目に見えてわかるように変わっていくのが特徴的だった。

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    2026年04月07日
  • 水滸伝 九 嵐翠の章

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    大きな戦の後片付け回(たぶん違う)
    林冲と秦明好きさんは見逃せない回ではないかと(あらすじとは?)
    秦明のくだりがラブコメっぽくて好き!楊令も思ってたんかーい!笑
    馳星周氏の解説がまた良き。パワーワード連発で個人的にツボすぎる……ッ!

    もうね……ラストがすごくてさ……いやもう……
    鄧飛と楊林の会話がめちゃくちゃ良くてさ……「正しいことなんてよ、人の数だけこの世にあるんだ」(p368)で泣いたよあたしゃ……。

    とか思っていたら、扈三娘!晁蓋との会話!こちらはギャグかな?みたいなやり取りするし!振れ幅がすごくて最高

    解珍と秦明のやりとりも好きだし、王英のエピソードもカッコいいし、魯達の立ち居

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    2026年04月07日
  • ヴァン・ショーをあなたに

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    今回のシリーズでは、三舟シェフの過去が明らかになったり、お客さん目線の話があったり、読み応えが前作より増し増しになっていました!
    好きな表現のフレーズもあったり、かなりお気に入り♡

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    2026年04月07日
  • 満月珈琲店の星詠み ~星遣いたちの夜~

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    満月珈琲店のシリーズ7作品目やっと読めた。西洋占星術は、人生のヒントになるというのことで、わたしも調べてみようと思った。また、人との繋がりはどこで繋がるかわからない。

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    2026年04月07日
  • 猿

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    ネタバレ

    ホラーではない。これは「恐怖」「怖い」についての物語。ストーリーは単純。視点人物である女性が、同棲しているパートナーを置いて、最近亡くなった(会ったこともない)曾祖母の住んでいた限界集落(と思しき)岡山の山村へ、相続関係の手続きの一環として赴くというだけ。章立てもなく(時間が飛ぶところはあるが)、視点人物の見聞きした物事、思考、他の登場人物との会話が延々と続き、特別事件や怪異は起こらないまま300頁以上進む。件の集落、別段因習もオカルトめいた秘密といった横溝正史的要素は何もなく、集落へ至る途中の心霊スポットとされる隧道も怪異とは全く関係ない。かといって退屈かというとそういうわけではなく、会話や

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    2026年04月07日
  • 50歳になりまして

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    2021年5月刊、書下ろし。光浦靖子、50歳、カナダ留学でプチ・ブレイクする直前のエッセイ集。
    新型コロナのパンデミックのせいで、予定していたカナダ留学は中止。妹夫婦のところに転がり込み、いつまで続くかわからない嵐が過ぎるのを静かに待つ。
    個々のエピソードがなにげに心に残る。どれも消極的なんだけど、結果は少しだけ陽転する。いうならば、光浦流・消極的ポジティブ。
    それにしても、このあと、カナダに行けてほんとよかったよね。

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    2026年04月07日
  • 贖罪の奏鳴曲

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    一気読みしてしまった。
    どうにも止まらなかった。

    冒頭から主人公であるはずの弁護士がなぜか死体を運ぶところから始まる。
    どうやって死体を処理しようか考えている。
    しかも「死体に触れるのは、これが二度目だった」と。
    まさかの前科持ち。もしくは現役の殺し屋兼弁護士なのか?

    いきなり混乱する状況下で、国選弁護人として殺人事件の弁護をするためにの調査から物語が展開していく。

    最高裁裁判のシーンからラストまでの逆転に次ぐ逆転劇は、本当に息をするのも忘れてしまうくらいの怒涛の展開だった。

    人の思い込み、偏見、差別。
    最後は何だかいろいろと考えさせられもしました。

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    2026年04月07日
  • グラスホッパー

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    ○本のタイトル『グラスホッパー』
    ○著者名 伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)
    ○『殺し屋』シリーズ 1作目!
    ――――――――――――――
    ○感想

    復讐を誓う元教師の鈴木を主人公に、自殺を強要する鯨(クジラ)とナイフの達人・蝉(セミ)の視点で進んでいく。

    初めの部分では、それぞれの殺し屋の仕事の様子が細かく描かれ、容赦ない残酷さの中に精神的な恐怖が漂っている。

    殺し屋は依頼された仕事を感情に惑わされずに冷静にこなし、ターゲットに対して恨みや私情を持たない。
    その結果、仕事に関連する感情が気にならず、重くのしかかることがない。
    こうした要素のおかげで、ストーリーをスムーズかつ快適に楽し

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    2026年04月07日
  • 怪盗クイーンに月の砂漠を ピラミッドキャップの謎 後編

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    ネタバレ

    後編もすごく面白かった!ピラミッドキャップがそんなものなのか!と思った。皇帝が第二次世界大戦後くらいにタイムスリップするシーンが好き。ホテルベルリンの初代を説得するところがかっこいい。あと、クイーンの間違った日本のことわざが面白い。九四、アリの巣に近寄らずとか。
    今回も面白かった‼︎‼︎

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    2026年04月07日
  • 夜なのに夜みたい

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    ふとした日常や何気ない一瞬を切り取る歌が多い印象の人だったけど、今回は抽象的なものが多かった。間に挟まれる散文も良く、1.2ページで終わらせずにいっそのことエッセイ集を出してほしいとも思う。ただ、断片的にこの一瞬を繋ぎとめるように紡がれる言葉だからこその魅力なのかも。

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    2026年04月07日
  • キネマの神様

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    映画も見ましたが、全く別物。
    原田マハさんの小説には、生きるのが少し息苦しくとも、何かをきっかけに救われる話がよくありますが、この小説もそう。
    きっと今日も、どこかの映画館に足を運び、映画を見た誰かが救われているはず。

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    2026年04月07日
  • 村上海賊の娘(四)

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    4巻を一日で一気読みしました。戦の流れと戦略。それに向かう人々の熱意と策略がおもしろくて!

    どうなるの?! と何度も思ったけれど、クライマックスは号泣でした。

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    2026年04月07日
  • アルプス席の母

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    ネタバレ

    大阪弁でいうところのオカンと高校球児の奮闘記。
    本当にこんな世界なのかは分からないけど、興味深く読んだ。

    自分自身が、自分を無視しない
    自分がきちんと期待する時間を過ごす
    いい言葉だったな。

    自分だけが限界を定めてしまう
    それを破るお手伝いをする高校球児の周囲の大人。
    高校生といえど、まだまだサポートがいる。
    子どもが歩んでいくにはやっぱり周りの良質な支援が不可欠だな。

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    2026年04月07日
  • 幻惑の死と使途 ILLUSION ACTS LIKE MAGIC

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    ネタバレ

    今回の読書体験は、マジックをタネや仕掛けが気になりつつもエンターテイメントとして楽しむ自分にとっては非常に楽しいひとときでした。
    結末を知ると、大切なことは誰がやったのかという犯人探しではないような気がします。なぜやったのかと言う動機も、人が理解をしたいがために知りたくなるものだと言うような事が書かれていますが、まさにその通り。
    マジックのトリック自体は非常にシンプルだし、ストーリー展開も非常に面白い。
    でも最後まで読んでしまうと、結末を知りたかったような知らなくても良かったような、そんな気持ちになりました。勿論、知らないままだったらモヤモヤしただろうが、知らないほうがいい事、知らなくてもいい

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    2026年04月07日
  • ある編集者の主観

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    ネタバレ

    言葉に純度を、心に強度を。
    この一文が、ずっと残ってる。

    悩んでいる時に出会えたのがちょうどよくて、
    優しく、それでもちゃんと強く、
    「大丈夫」と背中を押してくれる一冊だった。

    幸せになる価値はちゃんとある。
    だからこそ、自分軸で生きること。
    そして、自分を大切にする力を持つこと。

    問題が起きたとき、誰かのせいにするんじゃなくて
    まず自分に問いかける。
    その積み重ねが今の自分を作っているんだと思った。

    なんとなく分かっていたことを、
    こんなに綺麗に言葉にしてくれる本に出会えてよかった。

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    2026年04月07日
  • ルポ 戦争トラウマ 日本兵たちの心の傷にいま向き合う

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     「戦争トラウマ」とは、戦争や紛争の加害と被害、空襲体験や避難生活など、「いのちの危険を強く感じる出来事」によって、心に深い傷を負うことを言う。これまでの日本では、被爆や空襲などの被害の歴史に目を向けてきたが、戦争トラウマにはほとんど関心が払われてこなかったのではないか。
     本書は、元日本兵の過酷な戦争体験によるトラウマだけではなく、沖縄戦、原爆、東京大空襲など、一般市民の戦争の被害と加害の多様な聞き取り調査を重層的に検証する。政府や上官による秘匿命令や自己抑止など、抑圧された加害や被害に苦しみは、無気力、飲酒と家庭内暴力(DV)、性虐待(近親性交)など心身に深刻な影響及ぼし、世代間連鎖してい

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    2026年04月07日
  • いのちの停車場

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    どの話も心打たれる素敵な話で
    人生を悔いなく毎日過ごそうと思えました。
    南さんのほかの話も読みたいです!

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    2026年04月07日
  • プロット・アゲンスト・アメリカ

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    1940年代前半のアメリカ史におけるifを描いた、歴史改変小説と言える作品。F.ローズヴェルトやリンドバーグといった実在の人物たちに、フィクションとして新たな役割が与えられ、彼らの行動が「あり得たかもしれない」歴史となるように巧みな計算のもと物語が作られている。(巻末には彼らの実際の年譜も収録されていて、物語との違いを見比べるのも興味深い。)
    その中で何より引き込まれるのは、ユダヤ人迫害の中で翻弄されるロス一家の姿である。小説は少年ロスの視点で語られていて、平穏だった彼らの日常がいとも簡単に崩れ去る様が描かれる。政治的な対立が家族の間に亀裂を生み、やがて自分たちが差別や迫害の対象となっていくこ

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    2026年04月07日