小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレp.387 "人類の全情報を質量とエネルギーの上位メモリにいれられる日がくる。そうなったら、空間をだまして、それが物質やエネルギーだと信じこませることができる。"
アークナイツに通じるものを感じる。
p.409 "マジュムダーは、マザー・シストのこと、そして二十年のあいだにマザーがじつにさまざまな仔を生んでくれたことを熱心に語った。そのうちのクルマムシヒツジやツツムシ、チリイヌなどは実際に外の庭園で育ち、重々しく動いていた。"
オリジムシを思わせる。
活性ナノが機能している時はイースト菌が発酵するような匂いがするという。ナノマシンDTが合成して -
Posted by ブクログ
下巻は変人キャラクターたちのクセがますます強くなっていた。
本人たちは至って真面目なのがまた良い。
私の中で完全に主役を食ってしまってたのが、ヘモグロビン先生。
あまりに好き過ぎて、該当シーンだけ5回も聴き直してしまった。沈んでいた気持ちまで一気に元気になった。
一度でいいから私もヘモグロビン先生に診察してもらいたい。予約でいっぱいなのは、多分私みたいな患者がいるからだろう。
もはやヘモグロビン先生に会うために下巻を読んだ気さえしてきた。
普通の小説だと「この先どうなるんだろう」というハラハラ感で読みたくなるけど、個人的に小川さんの作品は少し違う。
ストーリー展開や結末そのものよりも、次 -
Posted by ブクログ
この著者、初読み。上手いなぁ、この人。東大法学部出身なの⁈短編でこんなに読み応えあるのすごいわ。短編っていっても設定は繋がってて、ある街で起きた新聞の3面記事でよく見るようなちょっとした殺人事件や死亡記事の裏にある家庭事情が描かれる。一見穏やかで善良そうな人の心の深いところに押し込められた苦悩とかその奥底でうごめく黒い闇とか隠された過去とかに翻弄される近しい人の驚愕だったり哀しみが引き起こしたありふれた日常の延長にある事件。どんな人やどんな家庭にも傍からは見えない想像もつかない事情があり、何かのきっかけでそれが新聞に載るような事件になりかねない、でも一面にデカデカと載る国内や国際記事にはみんな
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Posted by ブクログ
語れるほど本を呼んでいないけれど、今まで読んだ本では一二を争うほどの作品でした!
カズオ・イシグロは「日の名残り」を読んでとても良かったと思ったのですが、これはそれを遥かに越えた読書体験でした!
自分と他人の心の動きや、繊細で不完全な人間関係の動きが、過剰なまでの記憶の詳細な描写から知らず知らずに身にしみて、ある時ぶわっと感情があふれる瞬間があって、泣いてしまったシーンや泣きそうになったシーンがいっぱいありました。
今までどこか登場人物と読者である自分の間に見えない壁があったような気がしましたが、この作品では、主人公のキャシーの体験を一緒に体験しているかのようで、余韻がすごく、忘れられない
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