ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 夏と花火と私の死体

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    ネタバレ

    今回の二作で一番残ったのは、ラストを読んだあとに、最初から読み直したくなる作りだった。
    『夏と花火と私の死体』は、読んでいる最中は、「見つかるんじゃないか」という具体的な緊張感がずっと続いていて、それだけでもかなり読ませる。そこからラストで一気にひっくり返される。
    読み終わってから振り返ると、「あの冷蔵庫って死体を入れてたのか」「連続誘拐犯、お前だったのか」と、それまで何気なく読んでいた場面の意味が変わってくる。だから結末を知った状態でもう一度確認したくなる。
    「優子」はまた別のドキドキがあった。こちらは「次に何が出てくるのか分からない」という不穏さが強い。今見えているものをそのまま信用してい

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    2026年08月27日
  • 天冥の標 III アウレーリア一統

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    シリーズ3作目は2310年が舞台。アンチ・オックス(酸素いらず)たちが主人公。
    主人公のアダムスと彼らが乗る船エスレルがめちゃくちゃゴージャスだし、内容はスペースオペラっぽいしとにかくワクワクする一冊。
    1.2巻のキャラも出るよー!

    途中少し途切れたんだけど、続きを読めばそこからはぐいぐい引き込まれて気がつけば最後の1行だったという恐ろしいまでのリーダビリティの高さよ……そういえば2巻も止まらんかったし、1巻も下巻後半は一気読みだったわ……小川一水氏恐るべし……。

    私の好きキャラはセアキ。大好き。潤滑油→

    あと、おじさん好きとしては外せないのが癖強めの船大工(?)のウルヴァーノ。こういう

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    2026年08月27日
  • 愛なき世界(上)

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    「愛なき世界」なんていう題名にそぐわない愛にあふれた作品。温かい空気感の研究室、円服亭、そこに集う人々。あっという間に引き込まれ、完読。その勢いのまま下巻に突入予定です。

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    2026年08月27日
  • 世界でいちばんしあわせなふたりになれる本

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    ネタバレ

    疑って傷つくのが良く無いってことが分かりました。大前提として、私のことを宝ものと思ってくれていると言うマインドで信じるってことをやっていこうと思いました。
    これからも愛し愛される存在のふたりになれますように。

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    2026年08月27日
  • 777 トリプルセブン

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    七尾さん最高です。いい話だったな。
    登場人物絶対にいい人ではないんだけど好感が持ててしまう。まんまと気持ち良く騙されました笑

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    2026年08月27日
  • ごんぎつね でんでんむしのかなしみ―新美南吉傑作選―(新潮文庫)

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    ごんぎつね/でんでんむしのかなしみ/花のき村と盗人たち/久助君の話/おじいさんのランプ/和太郎さんと牛/朝は/貝殻/梨/最後の胡弓弾き/手袋を買いに/花を埋める/小さい太郎の悲しみ/狐/春風/疲レタ少年ノ旅/窓

    どの作品もシンプルなのに、愛や優しさ、思いやりなどが詰まっていて心に響く名作集だった。日本人の人間らしい温かな心を思い起こしてくれる本。菊池寛に似て、一作ずつ何かしらのメッセージを持っているようだと思った。人生や人間の本質、生きる上で何が大切なのかなど、日々忙しい日常で見逃してしまいがちなもの、忘れてしまうものを思い出させてくれる。
    若くして亡くなったのに、なぜこれほど素朴で心に届く

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    2026年08月27日
  • サラバ! 下

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    ネタバレ

    なるほどねーそう着地したかという感じ。確かに中あたりを読んでいる時はあのエジプトの話はただの幼少期の話でしかなかったのかと思っていたが、こう伏線回収きたか!と。

    一つの救いは、はちゃめちゃな姉貴子に救いがあったこと。前半は、育てにくかったかもしれない自分を重ねつつ、親目線で、こういう子育ての辛さ、キツい…と母にも同情していたのだが、苦しみ探し続ければ安寧が訪れるのだということに安堵した。

    では平穏な幼少期を過ごした(というかいい子ちゃんを演じざるを得なかった)歩が、後年もがくのも可哀想で、別に苦労がない人生だっていいじゃん…親に翻弄されなければ一生平穏な人だっているのに、と思ってしまうが、

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    2026年08月27日
  • 夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく

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    私が読書好きになったキッカケの本。
    甘くて苦しくて繊細で、展開が変わる度に色んなドキドキを感じました‬т т もっと知れ渡って欲しい。
    悔しいのは映画化があまりだったから他の俳優さんでリベンジほしいです。

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    2026年08月27日
  • 泣き童子 三島屋変調百物語参之続

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    ネタバレ

    10年振りぐらいに再読

    ★泣き童子
    聞き捨て語り捨てで行われてきた百物語
    ただこの話の結末は衝撃的だった。このような形で罪の告白を聞いてしまうとは、おちかにとって重く危ないお話だった

    ★まぐる笛
    若武士が語る母の話
    妹がそんな目に遭わずに済んで良かったと胸を撫で下ろす気持ちもわかるが、口笛で怪物に挑んでいく母の勇気がカッコよかった

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    2026年08月27日
  • あんじゅう 三島屋変調百物語事続

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    10年振りぐらいの再読

    ★暗獣(あんじゅう)
    4話収録になっているうちの一話で、この本の表題にもなっているお話
    三島屋シリーズの中で最も好きなお話
    優しくて悲しく寂しいけれど、ほんのり温かくなる。
    耳をすませば歌声が聞こえてくるような気がする。

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    2026年08月27日
  • 本日は大安なり

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    2回読んだ。それくらい面白かったのもそうだけど。「子供たちは夜と遊ぶ」を2回目読んだから、「メジャースプーン」も同時期に2回目、「名前探しの放課後」もです。ループして読むのはもう少し待って定年後の楽しみに取っておいた筈なんだがよみたくなつたから仕方ない。3回目を楽しみしようか。

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    2026年08月27日
  • 月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった

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    ネタバレ

    148 いろんな人に、あちこち削られてるの。はいどうぞ、はいどうぞって自分の気持ちをナイフで削って、子供や夫や上司や後輩に、譲ってあげるわけ。そうしてると、わたしの気持ちはちっちゃくなって、どこにもないの。ようやく自分のパンに塗ろうと思っても、バターは残ってないの

    211 何も理由がわからないまま人生うまくいかなくなることより、理由があってうまくいかない人生のほうが、マシじゃないですか

    自分ひとりで何かに立ち向かうのは怖い。社会と向き合うのは怖い。そんななかで、はっきりと合格・不合格の札を出してくれる存在は救いだ。

    222 ここでわたしたちは、誰かに押し付けられた、誰かに与えられた、誰か

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    2026年08月27日
  • 笑う月(新潮文庫)

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    安部公房の随筆なのだから考えてみればわかるんだけど、難しかった。安部公房の夢をこんなに深堀りして本にしてくれて安部公房にありがとうと言いたい。
    私のお気に入りは、哲学的な話だった、アリスのカメラとシャボン玉の皮。鞄もかな。
    発想の種子も興味深いし、ワラゲン考はダンゴムシだし、自己犠牲はどんでん返し系で小説のように面白かった。
    笑う月は難しくて二回読んだけどやっぱり難しいな。すき。

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    2026年08月27日
  • 楽園のカンヴァス

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    絵画に詳しくないですが、
    どんどん物語に引き込まれていきました。
    今までは絵をみても、どう見たらいいのか分からず、興味をもてませんでしたが、今度美術館にでも行ってみようかなと思いました。

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    2026年08月27日
  • 八月の御所グラウンド

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    ネタバレ

    万城目さんとほぼ同い年、同じ時期に京都で過ごした私。
    御所より向こうは別世界で、足を踏み入れたのも、ほんの数年前、倍以上生きてからのことだった。
    自分の中で、すぐに壁を作ってしまっていたな、あの頃は。
    もしあの頃の気持ちのままだったら、この本を手に取らなかっただろう。
    読み終えてすぐは、主人公に対して物足りなさを感じてしまっていたけれど、当時の私だったら、まず野球に参加しただろうか? 動いただろうか?
    例えば、野球数試合(期間にして半月ほど)で人生なんて変わるはずない。
    でも、ラスト、「次もし会えたら、〇〇してみよう」と思った主人公。
    そう思えたことが、何より尊いと思った。
    我が子と同じくらい

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    2026年08月27日
  • ゼロの焦点

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    かなり以前、中学生の時に読んだのですが、今回はオーディブルで聴いてみました。
    前回読んだ時よりも圧倒的に話が伝わってきて、あっと言う間に聴き終わりました。
    松本清張の物語はいつの時代でも読者を惹きつけて離しませんね。
    また違った作品も読み直してみたいです。

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    2026年08月27日
  • 君の名は。 Another Side:Earthbound【角川文庫版】

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    ネタバレ

    面白かった
    特にお父さんの所はなぜ本編で協力したか曖昧だったからしっかり書いてくれたのが良かった
    これも読んで君の名はが完成すると感じた

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    2026年08月27日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    朝井リョウさんが大好きになりました。
    テレビに出演されてるとこをショート動画で拝見しましたが きっと面白い人なんだなって感じてましたが それ以上でした。
    でか美ちゃんと柚木さんとのイベント行きたい!! 私用があって行けれないのが残念!!
    ファンレター書いて どうなりましたか?って聞かれたい!
    テレビ番組の観覧募集のメッセージ欄に約4000字も想いを綴ったものを公開して欲しい!!
    エッセイと知らず3作目のエッセイだったので
    1作目と2作目も 読みます!
    木こり!!

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    2026年08月27日
  • 火の粉

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    至高のサスペンスだった。

    最初こそ勲視点の物語として始まるが、中身は勲の妻である尋恵と、勲&尋恵夫婦の嫁にあたる雪見の2人の心理描写がメイン。

    尋恵
    寝たきりの義母(勲の母)の介護をしている
    献身的に介護と家事をこなすも、当人からも勲からも感謝もされず、むしろ勲の姉(別居)からチクチクといびられる日々
    しかし介護は自分の使命だと思っており、責任感も強い。吐き出す場もなく疲労が溜まる。

    介護サービスも入浴のみしか使わせてもらえず、心労がたたる過程がめちゃくちゃリアルだし、やるせない気持ちの描写が読んでいて辛いくらい。

    雪見
    勲&尋恵夫婦の嫁
    2歳のまどかを育てている
    イヤ

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    2026年08月27日
  • 乱歩と千畝―RAMPOとSEMPO―

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    青柳碧人ってこんなに本格的な本を書くんだ。軽い作風の人と思っていたが全く違った。この作品には知ることの喜びがあふれていた。
    乱歩と千畝、それぞれに知っている人物だが、ふたりの人生の絡みを巧みに描いている。歴史的背景の大きさもありたいへんに面白かった。
    この本はどこまでが史実なのか知りたいと思うが無理か。
    横溝正史の「本陣殺人事件」も読みたくなった。

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    2026年08月27日