【感想・ネタバレ】ラブレスのレビュー

あらすじ

徹夜で読み、何度も笑い、泣きました。
宮部みゆき

この作家は今後、幾度も幾度も、飽きることなくここから出発し、再びここに戻ってくるのかもしれない。
小池真理子

人生のすべてが詰まった
直木賞作家の大ブレイク作!

百合江の生涯は波瀾万丈だった――。
道東の開拓村で極貧の家に生まれ育ち、中学卒業と同時に奉公に出されるが、やがては旅芸人一座に飛び込む。
一方、妹の里実は地元に残り、理容師としての堅実な道を選ぶことに。
二人の人生は再び交差し、母や娘たちをも巻き込み、凄絶な数十年を歩んでいく――。

島清恋愛文学賞受賞作!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

文庫カバーには表題がふたつ
ラブレス と Love less
愛がない? 愛を失った? 愛を感じない?

人と人が心から理解し合うのはとても難しい
言葉を尽くしても
口から出ない言葉は聞こえないし
思ってもいないことを言ってしまうこともある

祖母と母と娘
時代と個々の経歴が
お互いをわかりにくくしているかもしれない
けれど………
それぞれが自分の判断で生きてきた道を
誰にも否定はできないと思う


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2026年04月02日

Posted by ブクログ

北海道の貧しい開拓村で生まれ育ち、その境遇から自ら人生を切り拓こうと流浪の生活に身を捧げる姉の百合江と同じ境遇でも常に先を見据え堅実に進もうとする妹の里美。百合江の人生は幸せだったのか不幸だったのか、その様な事はどうでも良くなる、その時、その時を懸命に、自分の気持ちに正直に生きただけ、
最後に妹の里美が流す涙に百合江の人生が家族全員に肯定された気がする…

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2026年03月30日

Posted by ブクログ

真冬の寒い時期に読んでほしい。
1人の女性の人生を描く。
凄い。としか言いようがなく読み応えがあったかな。
他の小説もきっと素晴らしいだろうと思わせる語りだったと思います。

生きることについて考えさせられる。
様々なことがある。
それでも生き抜いた人たちの姿は、どうこうとかじゃなくて、それでも生きることを前向きに捉える事に繋がるんじゃないかな。
他の作品を読むのも楽しみな作家さんです。

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2026年02月05日

Posted by ブクログ

重苦しい中にも、からりとした明るさを表現しようとしている小説だ。釧路周辺を舞台とした小説は珍しい。登場人物の理恵が話す、釧路の空の色は、象徴的だ。
北海道に暮らす人のどこかに、フロンティア、バガボンド精神が漂っていること、昭和から平成にかけて、長い時間が経過したが、その時代に生きた人間には須臾の間とも感じられること、などなど、いろいろなテイストを感じる。

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2026年04月19日

Posted by ブクログ

『貧しい』って人それぞれの測り方があって…私も決して裕福ではなかったけれど、ここまで貧しい生活をしてきた人がいた時代に唖然としてました。でも、この頃の時代ではよくあったとの事…。貧しいって人格を変えてしまう。そんな中での生き様、出会う人達…去って行く人達…変わらずにそばにいてくれる人達…過ぎ去って仕舞えばそれも良い思い出なのかもしれない。私は、これからどんな人生を歩んで、どんな信念を貫けるんだろう…。読み終わった後の『余韻』をとても味わえる作品でした。

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2026年03月28日

Posted by ブクログ

きれいだった
忘れられないキャラクターが何人も居た

時代小説をあまり読んでこなかったから
初めだけ慣れるのにページ数がかかった

時代小説もっとたくさん読みたいと思った

特に忘れ難いのは
宗太郎と数十年ぶりに再会した百合江さんが
演じきってお別れするところ
あまりにも美しくて震えた

ラブレスの意味についてもちもち考える

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2026年02月18日

Posted by ブクログ

開拓小屋で育った百合江の生涯 妹と自分達の娘の人生 父の卯一はいつも酒ばかりを飲み、母は何も言わない人になり、中学を出て牛舎の仕事ばかりさせられる弟たち、家族は貧乏から脱出する事はできなかった。昔は皆こんな時代だったかも。ただ最後まで百合江を思う人がいた。石黒だ。男はその場を過ぎると逃げる。だが、石黒だけは最後までゆりえを大切に思っていた、人は育った環境に大きく左右されるのかこの本を読んでそう感じた。ただ昨日を捨てる事はできないダブレスとは「愛がない 愛情を感じない。愛されない。冷たいと言った意味」百合江はラブレスのような人だったのかな、桜木紫乃の本は本当に飽きが来ない。

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

人生が交差していくタイプは読みなれなかったけれど、序盤の百合江の生い立ちから引き込まれた。百合江の人生は暗いことばかしなのに、重たくならずに読めた不思議。ただ目の前の1日をやることをやって過ごす。生きるとはこういうことなのかな。

個人的にはハギの弱さ、隠すことも上手くなさそうな純朴さがいちばん胸が苦しくなった。

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2026年03月29日

Posted by ブクログ

こういうジャンルの小説(解説によると大河小説などと呼ぶらしい)を初めて読んだから、慣れるまで苦労したし、何度も挫折しそうになった。同じような人がいたら半分くらいまでは頑張って読み進めてみてほしい!その先は続きが気になって手が止まらなくなる!

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2026年03月21日

Posted by ブクログ

「今いる場所を否定も肯定もしない。どこへ向かうのも、風のなすままだ。からりと明るく次の場所へ向かい、あっさりと昨日を捨てることができる。捨てた昨日を、決して惜しんだりしない」
こういう生き方がいいなって思うのは
手に入れられないかもしれないものを含んだ幻の未来を想定するのを現在とすることが怖いから。
達成や向上への執着という、一見地に足がついているように見える状態が、夢うつつ状態かもしれないというのが怖い
過去から現在、そして未来へと一貫して自分のものであり続けるわけではないものをアイデンティティとして自分の土台にすることに怯えている
だから所有をあっさりと捨てられ、かといって所有しないことに拘る強迫観念的なところもなく、防衛心から過度に感情抑制することもない生き方に憧れる
綿毛のように風が吹けば多少地面との摩擦は感じながらも自然と浮遊し、風がやめば柔らかに腰を下ろす、そんなあり方がいいなって思う
意識的にそうしたらその背後にある恐怖心や自意識が逆に爆発してそうで気味悪いけど

もくもくと生きていくことに焦点が当たっている、という解説がとてもよい
諦観に身を埋めすぎず、生を評価せずに淡々と観察するような書き方がすき。窪美澄のトリニティを読んだ時と同じような気分になった

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2026年02月03日

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