小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
前作のおわりが衝撃的で、ここから行ける続編があるんですか?と思いつつ手に取った。回想メインでふたりの関係性とあいだの出来事を深掘りしていく前2編のあと、分岐した3話がよかった。不在ルートの仄暗い終わり方も悪くなかったけれど、再会ルートが好き。そんなわけないだろと思うような嘘くささだけれど、読者が望むからか祝部が望むからかこのルートがあるんだろうな。こんなに信じられない助けてくれてありがとなを求めてしまって、こんな歪なハッピーエンドにしてしまって、死体埋め部が完成された巻だった。これを読むことで前作の満足感も高めて、繰り返し読みたくなるような良作。10ページに満たない後日譚までぞっとする終わり方
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ネタバレ傑作。
「シリアルキラー」がテーマのアンソロジー。
テーマは過激だが、グロ要素は控えめ。内容としては各殺人鬼が「なぜ殺人鬼になったのか?」、「どういう気持ちで行為に及ぶのか?」等の内面の描写が細かく描写されており、短編集ながらに、それぞれの満足感は高い。
『シリアルキラーvs.殺し屋』 阿津川辰海
結末含めてパンチは少し弱いが、このシチュエーションがとにかく面白い。
『脳JILL』 木爾チレン
「ゴトン病」という言葉を初めて知った。
少しショッキングな内容だが、それ故にメッセージも大きい。
『テキストブック・キラー』 櫛木理宇
面白い。
直近に『死刑にいたる病』を読んだが、あの湿度感を短 -
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ネタバレ傑作。
物語として面白い。それでいて、しっかり怖い、良いホラーだった。
序・終章と四篇の短編で構成されている。
短編がそれぞれ、ベクトルの違う後味の悪さを持っており、昨今流行りの「読んだら死ぬ系」ホラーにありがちな、先の展開が読めて、読書体験としての質が落ちてしまうというデメリットが全く無かった。
また、それぞれの短編に分かりやすく「衝撃の一文」が用意されているのも、エンタメ中毒者にはたまらない。
・序章・第一章
今作のチュートリアル的な位置付けをされている。
序章の「こういう作品ですよ〜」というジャブからの、第一章終盤の主人公が絶望するシーンは、見事に顎を打ち抜かれた。
・第二章
ここか -
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再読。
傑作。
人生で初めて読んだホラー小説。
表題作『玩具修理者』の短編集とは思えない破壊力と『酔歩する男』の読書初心者ながらに感じた、「これ、なんか嫌」という感覚。
数年ぶりに読んだが、その読み心地は色褪せるどころか、昔に抱いた感覚以上に、より凶々しい笑顔で迎えられるかのような、恐怖を感じた。
『玩具修理者』
「小林泰三」がこの作品の時点で出来上がっている。
いちいちグロい、いちいち会話がまどろっこしい、この読めば読むほど味がする「小林泰味」が50頁足らずの短編に濃縮されている。
読んだことない人は是非、登場人物である男の視点で読んでいただきたい。
『酔歩する男』
SF強めのホラー。
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自らの正欲に固執するほど恐ろしいものはないと知ったと同時に、多様性を謳う人程、自らの正欲を振りかざして多様性の本質を理解できない人がいるのかな?と思った。また、不登校、引きこもり、発達障害等の人と出会ったとして、可哀想だなとかやばい人なんだなで一蹴してしまう人も存在することも、悲しいが変えられない事実。
結末も悲惨で胸にくるものがあった。もし周りに水を性の対象としてみる人がいたら、本書を読む前の私は理解し難く、その人を特異なものとして扱ってしまったかもしれない。
諸橋の多様性の中のマイノリティにすら属せない心情や孤独感は理解できる部分はある。かといって、そういった自分は世界から切り離されて -
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ネタバレ最初はよくある闘病物のお涙頂戴的なものかと思っていましたが、生きることの意味を考えるとても深い物語でした。設定はやや現実離れしていますが、読者を納得させる筆力があります。そしていい意味でメロドラマチックでもあり哲学的でもあり、大変読みやすく登場人物への感情移入がしやすかったです。中には不愉快なキャラも出て来ますが、主人公であるふたりの心がとても澄んでいて読んでいて清々しい気持ちになりました。
ラストのジョアンヌの告白の部分は少し王道パターンのような気もしました。が、あのくだりこそが読者に生きる意味や未来への希望を与えると思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ死に向かう物語。一方死から再生する物語。
上巻とは打って変わり、ジョアンヌの過去や病気の進行が描かれていて胸が痛くなる。
ジョゼフの言葉や2人の旅の終わりにかけては涙なしでは読むことができなかった。
ジョゼフからジョアンヌへ、ジョアンヌからエミルへ、そしてエミルからジョアンヌへ。それぞれへ向けられた様々な美しい贈り物。
エミルが思い出すのは母だったこと、隣にいる自分ではないことが寂しいと思ってしまう(ジョアンヌはそうは考えていないと思うが)。けれど、最後まで自分の責任を果たし遂げたジョアンヌはやはり強い女性だと思う。
エミルが死ぬとジョアンヌが1人になってしまうことを見越して、準備をして -
Posted by ブクログ
ネタバレさすが辻村深月さま、と言いたくなるような読み応えのある作品だった。
途中、事件の描写がグロくて胸が痛くなったし、クラスメイトの調子が良くてずるい様子の表現がリアルで読み進めるのが辛い部分もあったけど、やっぱり先が気になるし、最後はどこかあたたかさも感じるラストでほんとうに良い一冊だった。
こういう気持ちになれるから、小説ってやっぱりいいな、、と思った。
そして、途中、後半で、先生が『秋先生』で、名前探しの放課後のあのゼミの先生とつながって、すごく嬉しかった!
名前探しの放課後のエピソードについて語られたり、直接は語られてないけど、名前探しの放課後で謎だった、悪者の学生を消した方法はこの能力
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