小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ私の中では《読みにくい作家》に入っている芦花公園先生。
ストーリーは面白いけど、文章の癖がちょっと私と合わなくて…。
読むのに時間かかるけど、面白いから買っちゃう。
そんな作家さん。
なのに寝る間も惜しんで一気に読んでしまった。
物語中盤までの希彦の人物像と、地下室で発見された時の人物像があまりにも合致せず、あぁ、広げたすぎた風呂敷を無理やり畳むために、突然出てきた《別の人物》に全部ひっかぶせて、本人は無垢な状態で無理やり丸く収めるのかぁ…途中まで面白かっただけに結末にガッカリかも、、、と思っていたのに!
くそ!騙された!!
ラスト1ページで、そのガッカリ感が全部がひっくり返る。
希彦!!テメェ!この野郎!!!
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Posted by ブクログ
鈴木先生については、この本を出版される前から知っていた。元々メディア露出の多い先生であり、ラジオやテレビ番組に出ていたイメージがあった。それの全てはシジュウカラへの愛のためだという事を再確認した本だった。
本については研究はちょっとしたきっかけから始まると言うことを気づかせてくれるものであり、その研究話が口語調で述べられているためとても明快で読みやすい文章だった。また自分の唱える論を世の中に正しいと公表する過程が事細かに書いており興味深い。自分はこうだと思うと仮定をし、その仮定を実証するための実験や、実験結果に対する反論を予測し潰す。学者の中なら当然かもしれないが、私から見れば論文を発表する中の苦労が垣間見え、とても読んでためになった本であった。
この鈴木先生が、東進ハイスクールのサイエンスセミナーという講演会に、参加なされる。正直高校生の頃に無料でこの先生の講演が聞けるのは羨ましい限りだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレイギリスの中学や生活事情のよりリアルなものが知れて良かった。特に衝撃だったのが、10週間(特定の区切り)以内に5日以上行きたくないからサボったり家族旅行などで欠席すると両親”それぞれ”に80ポンド(約16,879円)の罰金が課されるシステム。日本で取り入れれば、子供に甘すぎる親や、放任主義の親なら良い矯正になりそう。もちろん、虐めが絡んでいるものなら自殺率も上がるかもしれない。
音楽室にレコーディングルームがあったり、必修科目の1つに演劇があるのが良いなと思った。自分が中学生当時にそんな授業があったら嫌がった可能性もあるが笑
前半はイギリス中学や住宅事情など面白い話の中にチラホラ移民や貧富の差の問題。
後半は東洋人だから馬鹿にされたり、ハーフゆえどちらの国からも異国人扱いされるような悩みなど。
中学生の授業で男女混合の教室で女性器の写真かイラストをでかでかと見せられ、FGMという女性器切除のアフリカを中心とした慣習の説明や注意喚起をするような話があり、イギリス政府の考え方と共に、移民問題がそれだけやばいんだろうなと印象に残った。(禁止されているが、夏休み中に母国に帰って子供に無理やりFGMさせる親がいるらしく、通報対象らしい。)
また、分かりやすくプールの例を出されていたが、公立と私立とで貧富の差の酷さ。
イギリスにぼんやりとした憧れがあるのだが、こうした実情を聞かされると住むところではなく観光に行くところだな、などと思ってしまう。 -
Posted by ブクログ
福澤徹三『あねご酒 角打ちの流儀』PHP文芸文庫。
東京の下町辺りには今でも角打ちをやっている酒屋があるのだろう。昭和の頃は、自宅の近くの酒屋でも角打ちをやっていた。その頃は自分は小学生だったので、あれが角打ちだというのはずっと後で知った。小学校の帰り道、その酒屋の前を通ると小汚い労務者風の格好をしたオヤジたちが何時も酒を飲んでいたのを覚えている。
最近だと自分の住んでいる町の隣町で、町をあげての角打ちイベントを行っており、昭和レトロがひとつのブームになっているようだ。もっとも10年以上前に酒を一切止めた自分には関係無いのだが。
さて、本作。東京の下町にある昭和レトロな酒屋の角打ちを巡るストーリーなのだが、福澤徹三の『侠飯』同様、ちょっと冴えない男が主人公である。
角打ちを営業するダルマ酒店の小鈴が提供する美味そうな料理の数々と下町ながらの人情を背景にハラハラ、ドキドキのストーリーが展開する。捨てる神あれば、拾う神あり。
ネットやスマホなどが無く、人間同士のリアルな繋がりがあった昭和の時代は良かったなと、古き善き時代への郷愁を誘う面白い小説だった。
広告代理店に勤務する30歳の係長の暮林達也は会社の飲み会で、専務のセクハラを咎めたことで資料課に左遷される。資料課では、うだつの上がらない上司の元でクセの強い同僚と雑用をこなし、定時で帰る日々を過ごしていた。
ある夜、自宅アパートで独り飲みをしていて、酒とつまみが尽きて、近くのコンビニに調達に行こうとしたところ、道に迷って昭和レトロなダルマ酒店という酒屋の角打ちに辿り着く。女将の小鈴の手料理は絶品で、常連客は美形ニューハーフのモモヨを始め、クセ者揃いで、恋人も友達も居ない孤独な達也は不思議な魅力に惹かれ、ダルマ酒店に通い始める。
そんな中、達也の会社は売上が激減し、リストラこそ行われないが、資料課のメンバーに膨大な量の資料廃棄作業が命ぜられ、実質的な追い出しが行われる。
ダルマ酒店では、店に来た高飛車で傲慢なユーチューバーと小鈴が店内の撮影を巡って揉め、小鈴がユーチューバーを追い返すが、そのユーチューバーは腹いせに誹謗中傷動画を作り、ネットで公開する。動画は炎上し、心無い動画の視聴者がダルマ酒店に嫌がらせを始める。
本体価格980円
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Posted by ブクログ
たぶんこういう田舎町は、どこかにあるような…。
昔からのしきたりもあって、もちろん町内会があり、その中には青年団、老人会、婦人会に子ども会などがある。
今は、どうなんだろう…子どもが少なくなり、老人会はあるが、今や70過ぎても働いてる人もいたりで、加入する人は少ないのかも…。
物語の白日町の婦人部の4人が「秘密」を語るのが、確かに秘密にしたいほどの内容なのだ。
それぞれが個性的で飽きさせない。
常に何かしらのドラマがあって、彼女たちから目が離せない。
江南とマキオの夫婦が面白い。
…で、大きな声で言えない秘密は、穴の中なのか⁈
ちょいミステリアスな感じも想像を掻き立てられる。
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