小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ素晴らしかった。心がずっとぎゅっとなりながら読んだ。若者ことばでいうエモい、ってこんか感じなのだろうか。
岸さんの書く文章を読むとなぜかちょっと泣きそうになる。文章の合間にほろ苦さと痛みと優しさの中間みたいなものが溢れていて読んでいる間じゅう胸がいたい。自分も育ってきた時代の大阪(私は市内じゃなく府、だけど)を一緒に辿りながら、自分の子ども時代や若いときのことを思い出した。
特に柴崎さんとは歳が一個違いとあって、消費してきたポップカルチャー、お笑い、テレビ、映画など、懐かしくて、今から思うと豊かな時代だったんだなと思う。東京に来る海外のコンサートや美術展も大阪に巡回する頻度が目に見えて減っ -
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もう十数年前に亡くなっている祖父は満州にいたと聞いたことがあるし、数年前に亡くなった血が繋がっていないけれども私にとっては本当の祖母だった祖母は戦時中学校で竹槍で敵を突く訓練をしたと言っていたことを覚えている。
その時代に生きていた人たちにとって第二次世界大戦がどのような影響を持つものだったのか、今はもう物語としてしか知る術がなくなりつつある。
読みながら、もし祖父母が生きていてくれたのなら、私はきっと当時の話を聞きに行っただろうなと思った。
戦争が起こると悲惨な状況になる、という知識はあっても、それが実際に自分に近しい人に起こったことがあり、いつ自分の身にも降りかかってきてもおかしくないと -
購入済み
スリリングな展開
有が恩師に強い感謝の念を抱いているのは解るけど、そこまでするかなって、つい思っちゃいました。
シリカの過去が見え始めていて、ちょっとスリリングというか、怖いというか、有はどうしていくのかなと続きが気になっています。ちょっとBLっぽくないですしね。 -
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一人暮らしを始めて、自炊に力を入れたいと思っていた時にたまたま出会いました。
山口祐加さんの自炊は、予め決められたレシピに沿って食材を揃えて調理するのではなく、冷蔵庫の余り物をその場で浮かんだ調味や火入れによって最大限に活かす、という視点なのがとても良いと思いました。火入れの時間や調味料の選定をするには、料理中の食材の様子をとにかくよく観察しなくてはなりません。それが出来る山口さんは、とにかく食材に対する愛が深い方だと思いました。後半では世界中の自炊についても写真や文章で記されていて、非常に勉強になりましたし、より世界を身近に感じました。今後もたくさん自炊して、料理上手になりたい!と思わせてく -
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本当に面白い、天才すぎる!星野源(以下お源さん)の言葉、文章、頭の中がそのまま1冊の本になっていて、とにかくお源さんエッセイが好き。ありのままでありながら、ちょっとオタク気質な感じもありつつ、ふとした瞬間に歌詞のような素敵な文章が現れる、とっても面白い‼︎ お源さんの声で、あの語る感じで脳内再生されてそれも良かった笑、今やスターの「星野源」の約7年間に及ぶエッセイ集はずっと手元に置いて読み返したい一冊になった。
ドラマ撮影時のときのことも書かれていて興味津々で読み進めた。
それと、「family song」、「恋」、「喜劇」の制作、曲に込めた思いを知ることが出来て、解像度上がった。とても貴重 -
匿名
購入済み👏
村田さんの作品で話題になっていたため購入しました。ここ最近で一番の衝撃でした。人に気軽にすすめられるものではないけれどみんなに読んで欲しい、良き作品に出会えました。
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「百年の時効」(伏尾美紀)
2026.3 祝「第47回吉川英治文学新人賞」受賞
昭和の時代に起きた事件を平成、令和の視点で刑事が追う小説でした。まさに自分が育った時とも重なるため、過ごした時代を考えながら読みました。また、犯人を追う刑事達の焦りにも似た渇望、迫力には引き込まれました。戦争の風がまだ色濃く残る昭和の事件を昭和の刑事と平成、令和の刑事がどう追って行くのかにも。
2025.12.10の今日はニュースで世田谷区一家斬殺事件関連の報道を聞きました。現実の未解決事件が思い出され、どうして犯人が捕まらないのか?その真相背景は何なのか?せめて小説の中にカタルシムを求めたのかもしれません。 -
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ネタバレ読み終わっちゃった...全13巻...!!!長旅だったなぁ、これで三国志が例えに使われても理解できる!
本当に孔明が考える軍略って隙はないから相手からすると恐怖なんだけど、どこかあと1歩及ばないところがあるのね。姜維、本当の本当に惜しかったもんな。いい軍人だ。そして孔明は過労死なんだろうか?働きすぎだよね、多分。夢半ばにして生き絶えるのが戦国の世の常なのかも。
張衛は自滅し、馬超は生き延びた。この陰陽も心に残ったな。あと魏と蜀がやり合ってる間の描写が多くて、呉の動きがあまり見れなかったのは残念。実際にそうだったのかもしれないけども。
日本の戦国時代は勧善懲悪で悪い奴を倒してのし上がるもの -
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ストリートピアノというと、有名なYouTuberが上手に弾いて注目を集めたり、逆に下手な演奏で苦情のもとになる、そんなイメージ持っています。
この小説の中のストリートピアノはそんなイメージと異なり、生活の延長として、心の潤いとなるもの。ピアノの音にはその人が表れると言いますが、それを受け止め方にもその人の生活や悩みが表れます。
だから、特別に上手い演奏でなくても、聴き手の気持ちに触れ、心を動かします。
この本の中の
その人にとって当たり前にしたことが、誰かにとっての救いになることがあるんだろうね
という言葉がとても好き
この言葉こそがストリートピアノがある意味だと思うから -
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宇治拾遺物語
ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
編:伊東 玉美
出版社:KADOKAWA
角川ソフィア文庫 A 4 2
15巻197話からなる、説話集である。成立は、鎌倉時代前期と推定される
編者も、成立年も不詳
本書はその抜粋版である
説話とは、口伝の短編の物語という意味であり、説教話でないことが救われる
内容は、人間味があって、欲望まるだし、下心まるだしがいい。
平安の時代は、こうした本音が見え隠れしていた時代であり、武家の堅苦しさはない
宇治拾遺物語にひかれたのは、安倍晴明の4つの話である
播磨国(現兵庫県北部)は、陰陽道の国であり、平安期に幾人も大家がでている
法力合戦がお
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