ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ババヤガの夜

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    ありきたりっぽい設定だなーと油断してたのに、怒涛の展開が良い意味で予想を裏切ってきた。
    まだ早いけど今年のベストに数えても良いと思えるほどに。

    安直に「泣ける」ってレビューはしたくないのだけど、結末を迎えたときに思わず涙が溢れてきてしまったからものすごく心を揺さぶられたことは確かで。

    起承転結の”転”にあたる箇所から再読必須の叙述トリックを解くのがこの作品の一番面白いところ。
    『え、一体何が起こったの?』と困惑しながら読み終えてみる。伏線を辿るために読み返すのって面倒に感じることもあるはずが、そもそも作品のボリューム感はスッキリしているし読み返すべきポイントは絞りやすいから自ずと回収に走り

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    2026年08月27日
  • ブラッディダイスの殺人 下

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    ネタバレ

    待ちに待ったワシントン・ポー シリーズ。今回もドキドキしながら読み、ページをめくる手が止まらず一気読み。相変わらずの面白さでした。今回は前作の登場人物が、連続殺人犯に対するアドバイザーとして出てくる。これは「羊たちの沈黙」に出てくるレクター博士を意識したのかな?とても残虐で恐ろしいけど、意外と好きなキャラクターかも。
    ラストで衝撃的な展開。今後どういう形で捜査していくのか。また1年後まで楽しみに待ちたい。

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    2026年08月27日
  • わるい食べもの

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    「私の食生活、つまらなくない?」って落ち込むくらい面白かった。食べ物ってこんなふうに表現できるんだ。びっくりした。
    1番驚いたのは、「果物を狩るけもの」に出てくる文章。果物について書かれていることを忘れるくらい、甘美な表現だった。うっかりスーパーで果物を見る目が変わってしまいそう。果物は、剥くのがめんどくさくてあまり食べないけど、久々に味わいたいなと思った。
    何かを考えたり、感じたりした時に、もっとぴったりな言葉で表現したいといつも思う。この本を読んで、その気持ちに拍車がかかった。言葉の引き出しをもっと増やしたい。色んな体験を残したい。

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    2026年08月27日
  • お探し物は図書室まで

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    登場人物の日々の生活を通して自分の人生を再考させられる作品でした。自己啓発本にはない形で背中を押してくれる一冊となりました。

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    2026年08月27日
  • 小説

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    ネタバレ

    すごい。

    小説を読むことそれ自体が、全宇宙に共通する自然法則そのものである。

    この小説が現れたことによって、なんだか時代の移ろいを感じた。あれだけ無条件に肯定されてきた「文章を読む、小説を読む」という行動でさえ、現代社会では読者の心に暗い影を落とすようになってしまったとは。

    ひとたびSNSを開けば、そこには自分の完全上位互換がそこらじゅうに存在するように思えて、娯楽に時間を割くことがあたかも罪であるかのように囁かれる。そんな世の中でこの小説は摩訶不思議な理屈だとしても、それを許してくれる理由を与えてくれる。

    それは自然なことだから。

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    2026年08月27日
  • 生殖記

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    おもしろくて、ほぼ一気読み。

    語り手が注目されがちだけど、本質は別のところにあると感じた。
    誰しも尚成みたいに、コミュニティからの疎外感や、進み続けることへの疲労はあると思う。

    「周りの目を気にするな」という言葉の解釈が、刺さった。
    その意味で解釈したほうが、自分にはしっくりきた。

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    2026年08月27日
  • モモ

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    こんなに面白かったのか!

    なんとなく読んでなかったが、家の本の整理もかねて通勤で読み始めたところ、ノンストップ。
    古さを感じさせない、現代的な文体と物語。
    灰色の男たちはなぜか僕に1Q84の小人を思い起こさせた。
    カシオペイアの甲羅のセリフが絶妙です。
    翻訳のカタカナが素晴らしい。
    暗雲たちこめる話の流れに一筋の希望がわく。
    最高の読書でした。
    ジジもベッポじいさんもマイスターホラもカシオペイア、そしてモモ、
    みんな大好き。

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    2026年08月27日
  • 運転者 未来を変える過去からの使者

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    職場の方からのおすすめしていただき読みましたが、また読みたい本でした
    自分の人生にも活かそうと思います

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    2026年08月27日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    すごくわくわくしたし、感動した。

    今作は学生の自主性が大人を巻き込みながら
    加速していくパワフルな物語だった。
    それぞれ得意なことを持ち寄って
    自分達にしかできないことをする。
    現代の学生らしくネットを駆使して
    コミュニケーションをとり、情報を集め、
    自分たちでどんどん進める力がある。
    全力で行動する学生に感化され教師も変わる。

    コミュニケーションのとりかたを学ぶのも
    本気で何かに取り組む事も、夜間学校でだって
    自分たち次第で何でもやれる。
    いまの時間は今しか無いんだから
    楽しまないともったいない、だね。大人でも。

    前作の登場人物たちが関わってくれたのも
    周りの大人のサポートも、全部素敵

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    2026年08月27日
  • 石原莞爾 ――信仰に導かれた戦略家

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    クリントン・ゴダール「石原莞爾」(ちくま新書)
    石原莞爾は満州事変を引き起こした軍人として有名だが、本書は彼の戦争指導自体よりはその背後にある日蓮思想について記している。明治時代には日蓮の思想が愛国的なもの、あるいは世界統一を志向するものとして再解釈され、石原をはじめとする当時の軍人などに大きな影響を与えた。ただし日蓮主義自体を知るには本書では十分でなく、大谷栄一「日蓮主義とはなにだったのか」などを読む必要があるようだ。

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    2026年08月27日
  • 深川二幸堂 菓子たより

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    一連のシリーズを時間をほぼおかずに読んだので登場人物もすぐわかった。暁音さん、孝次郎さんのこと「二人より男前」て孝次郎嬉しいね!登場人物で1番好きなのは七さん。お菓子をこよなく愛し、その執念たるや!面倒見が良くて頼れるし勘が鋭く細やかに気がつきときには店の主人でも叱り飛ばして大事なことを伝える。小太郎も七さんのおかげで気持ちを伝えられたし。このシリーズ読んでると和菓子が食べたくなる。

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    2026年08月27日
  • そして、バトンは渡された

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    久しぶり本を読んで泣けてしまった。
    親子愛に弱すぎ。
    心あたたまるいい本でした。
    最後だけ、森宮さん目線なのがとても良かった。

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    2026年08月27日
  • タイム・アフター・タイム

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    ネタバレ

    建設会社に勤める尾崎は大雨の日、タクシーを奪い合う形で高校の同級生である久遠に再会する。久遠は広告代理店に勤めており、尾崎のたちの建設会社とともに美術館建設プロジェクトに携わることとなる。時を同じくして、編集者である尾崎の妻は取材相手であるjリーガーと不倫しており、話し合いの末に離婚することとなる。久遠も数年前に流産をしており、パートナーとは離婚していた。そんなことも相まってか、高校時代のように2人は仲のいい関係に戻ってゆく。大人になった2人の話と高校時代の2人の話が交互にあり、2人の人生を追体験しているようだった。高校時代の尾崎は母親に育てられていたが、その母親が県議会議員とドライブ中に交通

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    2026年08月27日
  • BUTTER

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    長い、、、
    料理の描写が多すぎる、、、
    でも、面白い!!!

    読書レベルの低い私では絶対読みきれないと思っていたが、続きが気になって気になって。
    この世界に引き摺り込まれた感じでした。

    賛否あるなーって作品だと思うけど、私は読んでとても良かった。

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    2026年08月27日
  • 純文学って何だよ

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    純文学作家が9人の純文学作家と順に酒を飲みながら、純文学とは何か?をインタビューする話。
    僕自身、純文学って何だよ???と日頃から思っていたのですが、これを読んで何となく純文学が何なのか理解出来たような気がします。それにしても最後の田中慎弥さん、小説は最初から最後まで一貫して手書きというエピソードには驚からされました。なんかカッコいい。

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    2026年08月27日
  • みずうみ

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    人の暗がりをその人の世界だと受け止めることができたなら、もう少し人に対して平熱の優しさを持ち続けることができる気がした。悲しくもあり、優しくもあった。

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    2026年08月27日
  • 人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造

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    都市に生きる現代人は皆なんとなく感じていることを言語化して整理してくれる本
    これからの時代このスピードで進歩が進んだらはみ出しものとされる人がこれからはたくさん出てくるんだろうけど、きっとそれはどうしようもできないんだろうなって思った。けどそれをみんなが感じ始めたら少しは何か変わるかもしれないし、わかっていれば気持ちが楽だよね、という暖かさをなんだか感じた。

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    2026年08月27日
  • BUTTER

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    最初から最後まで、
    全体も細部もとにかく面白すぎて、
    夏のスキー場の青々としたゲレンデを、
    てっぺんから横転してゴロゴロと下まで到着しそうだと思った。

    フェミニズム含め、
    性別年齢職業問わず苦しみを抱える人々の心情を描きながら、
    どこまでも徹底して濃厚すぎる料理小説。

    なんなんだこの解像度は。
    なんなんだこの文体のリズムは。

    小説から匂い立つ第六感まで刺激するような芳醇な香り。

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    2026年08月27日
  • 物語の種

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    ネタバレ

    宝塚の布教が半分ほど。読み終わる頃には宝塚を観てみたくなりますが沼な予感しかしないです。それぞれの話にときめきと読後感のよさがあるのでさくさく読めて楽しいです。芽吹きだけじゃもったいなくて長編にしてもらいたい話もちらほら。どの話も楽しかったですが、個人的にはミスターの話とマッサージの話が好きです。

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    2026年08月27日
  • ぼくは青くて透明で

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    今作が是非同性愛を語る書籍であらないことを願います。

    読む人を本当に選ばないです。あまたある作品の中でジャンルに縛られることなく、ただ読書だと思って読んでいただきたいです。
    同性愛が、BLが、いろいろ言われて避けられるにはもったいないほど恋愛の残酷さ、社会の残酷さ、人間関係の醜さを描くんです。
    窪美澄という作家を今回が初めてなのですが、何故あなたはわかるのでしょう?
    主人公はもちろん、登場人物全てが社会と闘って生きているんだなとよくわかります。
    ある人は己の個性に悩み、ある人は愛着に苦しみ、ある人は己の無知や行動に取り返しが付かない人もいる。
    当事者だけが悩めるのではなく、1人1人が悩まされ

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    2026年08月27日