小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレ変な家に続きこちらも読みました。
前回よりスッキリと、シンプルにミステリーとして楽しく読めました。
子供の頃の彼女は擁護出来るけど、大人になり『母親』になってからの彼女はどんどん怪物のようになっていってるなぁ…と言う印象でした。
豊川は仕方ないにして夫は非はあるにしても確かに父親としての愛はあり(それが良いかはさておいて)、岩田はただ恩師の死の真実を知りたいだけだったのにな…由紀さんには本当に非がないところがまた。
『庇護欲』もまたエゴなのではないか?と思わされる真相でした。個人的にはそう感じました。
それはそれとして最後!お前ー!となりましたw -
Posted by ブクログ
いつだったか、Xで読むラジオがバズって九月さんのことを知った。
ときどき、凡人の私の理解の範疇を大きく超える論理を展開しているけれど(たとえば、「善意」と「便意」で韻が踏めることが良いことか悪いことかフォロワーに聞かれて真面目に答えてるやつとか)
彼の言語化能力含む様々な意味での頭の良さと、心根の優しさと、いろいろな環境・条件下で育まれてきたパーソナリティ?特性?がなんかすごく良い感じに混じり合っている文章だった。
私は捻くれ者なので、頭のいい人の言葉に距離感を覚えたり説教ぽいなぁと感じることもまれにあるけれど、九月さんの言葉はどこか飄々として、それでいて時々とても力強く、肯定される感覚 -
Posted by ブクログ
相変わらずおもしろかった。
人間の弱い心を克明に描き出すのが本当に上手いね。
登場人物に共感できないのに感情移入させられちゃう。
モノローグやセリフで「寂しい」って言うだけじゃなく、寂しいヤツってこういうことするよなーっていう行動をちゃんと取る。
上手い俳優の演技に近いかもしれない。
今回の重要人物・アナの、嘘を重ねてドツボに嵌っていく過程は臆病者のリアルそのものだったし、
随所でインサートされる犯人の回想も、いかにもありそうな細かいイヤ~なエピソード連発で酷いもんでした(褒めてる)
なるほどこりゃ精神捻じ曲がるわって説得力あった。
事件の真相に迫るステップとか凶行がエスカレートするスピ -
Posted by ブクログ
ネタバレ青山さんらしい作品だった。
カバヒコが、直接誰かをリカバリーしてくれたわけではないけど、カバヒコに出会った人たちは、それぞれに何かしらの気づきを得て、少しずつ成長していく。そして最後には、自分の力で自分自身をリカバリーしていくところが、とてもよかった。
人間は、いろいろなことを感じて、悩んで、傷ついてしまう。繊細な感情を持っているからこそ、一見すると弱い生き物のようにも思える。
でも本当は、誰の中にも、自分で自分をリカバリーする力があるのかもしれないと思えた。
カバヒコは何かを「治してくれる」存在ではなく、その力が自分の中にあることに気づかせてくれる存在だったのかな…。
全5話。どの物語 -
Posted by ブクログ
ネタバレかなりの分厚さだったけど、中弛みすることもなくあっという間に読んでしまった。
これは面白い。
死刑囚が脱獄し、あちこちで身を隠して警察から逃げ続ける。ただ逃げているのではなく、何やら目的がある様子。
この脱獄犯が、少し風変わりで頭が良く、真面目で不器用な好青年。潜伏先であの人この人のハートを掴んでゆく。本当にこの人は極悪犯なのか?
そして警察が追い詰めてもギリギリで逃げていく。
まさかの全くの冤罪であり、目的果たさず亡くなってしまうという結末は納得できず、ただただ鏑木が哀れだった。本当に何一つ悪くないのに。最後の最後で冤罪が立証できたのがせめてもの救いだけど、生きて勝利を勝ち取って欲しかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ東野圭吾先生の訃報を受けて、真っ先に読みたいと思ったのが、容疑者Xの献身でした。
映画は何度も観たことがあるけど、原作は未読で、でも直木賞も獲ったくらいだからきっと名作に違いないと思って読み始めました。
読み始めてみると、ページをめくる手が止まらず、次から次へと移り変わる展開にハラハラドキドキしながら読んでいました。
そして、石神の不器用な愛情、ラストの靖子の行動・石神の反応に泣かされました。
―これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。石神のあの無表情の下には、常人には底知れぬほどの愛情が潜んでいたのだ。(本文抜粋)
ここ -
Posted by ブクログ
吉田修一さんの新刊はどうやら純愛小説…
あまり期待せずにいたものの、グイグイと惹き込まれイッキ読み。しかも後半はずっと泣きながら鼻をかみながらの読書でした。
オッソー、久遠よりちょっと年上だけど、20年から30年前に青春時代を過ごした私。
現実には、こんなに偶然が続いて再会することなんてないのだろう。でも、もしあの時の彼らに再会したら…と思いながら擬似体験する読書はなかなかに没入してしまった。
私はこんな素敵な青春時代ではなく、思い出したくないものばかりだけれど。
様々な荒波に揉まれても、人生後半に差し掛かった時、結果オーライと思えれば上出来。
オッソーも久遠も、再会するだけでなく、二人
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。