小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
人間はみんな愚かで弱くて小さな存在で
人生なんか勝手に転がり落ち続けるもので
自分で選べるようなことなんかほとんどない。
そんな毎日がただただ積み重なっていく。
でも、そんなクソの中でも、一歩踏み出せる日もあったりして、愚かで弱い人間は愛おしい。
という、私の大好きなテーマの本。
今のわたしが生きている社会は、豊かで平等で、なんでも望むことができるし、SNSを開けば他人のキラキラの上澄みや成功体験ばかりが目に入るけれど、生きるということは、本来苦しくて思い通りにはならないものだ。
グラスゴー、サッチャーと炭鉱労働者、カトリックとプロテスタント、アルコール依存症、ヤングケアラー、性的少数者 -
ネタバレ 購入済み
2巻の終わりでえっー!?と思っていたので、ハッピーエンドにたどり着けて良かったです。
お話の構成が、
1度目→2度目→1度目(続き)→3度目(?)
と少々複雑なことになっていて、読み応えあり。
読んでいて途中ちょっと混乱したりもしましたが、全体としてとても楽しめました。
1度目は超ハードモードで、ダークなシーンも結構あり、怖い&ハラハラドキドキな展開。ダニエルとキャリーナは魅力的な人達なのに、1度目は本当に気の毒でした。。
お話の根幹をなすアナベルとエドの関係性はとても素敵。まさに運命の相手という感じです。甘かったり、切なかったり、所々でキュンとしました(挿し絵が欲しかったな)。
3度 -
Posted by ブクログ
『罪の声』『存在のすべてを』などの社会派ミステリーで有名な塩田さんの初期に書かれた短篇をまとめた短編集。
真面目な社会派ミステリーばかり書いていたのかなと思っていた塩田さんが、初期には『小さい上司』や『仮縫い』みたいなユーモアのある作品も書いていたのかとビックリ。
特に『仮縫い』なんかは、私の大好きなバカな高校生男子がものの見事に描かれていながらも、感動してしまうし、『鈍い火』なんかは、最近の作品の原点となるような感じがするし、『起点』は、近い将来、こうなるかもなと思えてしまう。
講談社の「STORY IN POCKET」シリーズは、200ページ足らずなので、ちょっとした出先でも読めるし -
Posted by ブクログ
ネタバレ年代ドンピシャとまではいかないまでも、ほぼ同じ時代を生きてきたので突き刺さる数々のエピソードたち。小学生女児の話でうちのタマ知りませんかやみんなのたぁぼうなど記憶の彼方にいたキャラが話題に上がっただけでとてつもない郷愁に見舞われた。
小学生のときの少しめんどくさい友情や思春期の頃のルッキズム、社会人になってから子を産むか否か、産んだ後の悩みに至るまで共感ばかり。
そして己のミソジニーとの和解という言葉が心に残った。確かに学生の頃は女って人間関係めんどくさいって思っていた時期があった。
次世代の女の子たちのために呪いを一つでも解いていきたいな。