ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • きょうからできる あたらしいこと 100

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    松浦弥太郎シリーズ。幾度となく、呼びかける新鮮に物事を見て、好奇心を持って接すること。新しいことに、素直に向き合う。いま、そこにあるものをありのまま受け入れる。実は、これは非常に難しいことだ。例として、和食器など、作り手の心が伝わるものを食事の時に取り入れるというのも、まさにそのひとつ。こだわって、合わせて、使う食器。食べたら、一瞬だけれど、その後も、そのアートが心に呼びかけ、食事をもっと素晴らしく、おいしくしてくれる。岡田釜のブルーの器、飯高さんのお茶碗、など本当に何気なく、さらっと使っても存在感がすばらしい。
    1日30分ランニングしてみる。誰にも言わずに、そっと始める。ランナーらしい、当た

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    2026年05月01日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)(新潮文庫)

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    下巻も、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドが交互に章立てされている。
    僕は、老人とチェスを刺しながら、ただただ運命として死んで行くこと、影を失い、自分の過去と思い出を犠牲に、影のない完璧な世界に行くことに疑問を抱く。攻殻機動隊、MATRIXでも描かれている、人間のユートピア的な状態。しかし、そこに少しずつ違和感を覚えていく僕の心が、壁の外に向かい始める。
    僕と私が交錯するポイント、この2つの物語が収束して行く場所を求めて、物語は進んでいく。一つひとつの物語があるのだけれど、それぞれに終わり方を作っていくように、進んでいく感じ。とどまって、あえて日常の何気無いことが、ものすごく特別なこと

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    2026年05月01日
  • 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上)(新潮文庫)

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    このタイトルを見たときに、一体なんだろうこの話は?だった。村上春樹という、大好きな作家の長編、ゆっくり読んでいったのを覚えている。久しぶりに手にとったのは、舞台、世界の終わりとハードボイルドワンダーランドがシンガポールで公演されるからで、藤原竜也が「私」を演じる。僕と私、2人の主人公が、どのように結びつくのか、この世界をつなぐブリッジがなんなのか、そして私とは一体だれで、僕は何者なのか。
    夢を読む僕は、影を失い、葛藤する。影を捨て、過去の記憶を外して仕舞えば、完璧な世界に住める。この壁に囲まれた世界では、すべてが完璧だった。
    一方で、計算司として、シャッフリングという技術をもつ、暗号化やコード

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    2026年05月01日
  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)

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    小説を読むとき、なぜその登場人物が必要なのか、なぜその場面設定が必要なのかまで考えながらゆっくり読むと良いらしい。年間〇〇冊読んでいるなどがもてはやされるが、読書体験としては1冊を丁寧にゆっくり読むことも大事にしたい。

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    2026年05月01日
  • ありか

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    「親の恩を忘れるな」と呪文のような母親の言葉に縛られて親になった美空。悪い人間ではないけれど軽薄で浮気性な奏多と別れて、ひとり娘を育てている。
    母親との関係に苦しみながらも、奏多の弟やママ友、仕事場の人に助けられながら親としても人間としても成長していく美空。
    その原動力はひとり娘のひかりへの愛。
    私も子供たちを育てることは義務ではなく愛情だけだったので、いつも「育ててやった」と言う母の言葉に違和感を覚えていた。
    子供を育てることは自分の楽しみだったと言ってしまって良いんだ❗️と納得させてもらいました。
    最後に美空の母が「あんたの生まれたのはこんな風に空の美しい日だった」と言ってくれたので救われ

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    2026年05月01日
  • ロスト・ワールド ジュラシック・パーク2(下)

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    「サイトB」に広がる「ロスト・ワールド」からイアン・マルカムが考察する生物の進化や恐竜絶滅の謎が興味深いです。〈ジュラシック・ワールド〉のハイブリッド恐竜が早くも登場していたこと、〈ジュラシック・パーク〉の人間による終焉もドキドキハラハラしました。

    #ドキドキハラハラ #ダーク #共感する

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    2026年05月01日
  • 占い日本茶カフェ「迷い猫」

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    内容(ブックデータベースより)

    一杯の温かいお茶が、不思議とその悩みに効きますよ。
    猫を連れた女性が日本各地で開く「出張カフェ」の物語。
    ご当地のお茶、器、お菓子の情報も盛り沢山!

    日本全国津々浦々を愛猫のつづみを連れて巡りながら、小さなスペースを間借りしたり、ギャラリーやイベントの一角に招かれたりして、出張カフェ「迷い猫」を営んでいる如月たんぽぽ。占い師としての顔も持つ彼女は、ご当地のお茶、お菓子を出しつつ、訪れる客の悩みを聞いていく。そして彼女自身も各地で「あるもの」の行方を探していた……。
    心がほんのり温かくなる癒し系連作短編集。

    令和8年4月27日~30日

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    2026年05月01日
  • アリアドネの声

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    災害をテーマにした「アリアドネの声」
    よく殺人をテーマにするミステリー系とは違い、
    盲人である方をドローンで救出する設定からも惹かれて手に取りました。 
    最後のどんでん返しでは感動を覚えるほどでした!
    また読み直したいと思いますが

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    2026年05月01日
  • 金の角持つ子どもたち

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    何の気なしに電車の中で読み始めたら胸をえぐられる思いで涙を堪えるのが大変だった。自分が母なので、やはり感情移入するのは主人公の母。夫へ言いにくいことを伝えるタイミングをはかる時、姑に初めて反発して息子を守った時、新たな楽しみを見つけた時、一緒に一喜一憂した。俊介には精一杯のエールを最初から最後まで。
    我が子にも中学受験を経験させたいと思わされた作品。

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    2026年05月01日
  • 冒険者カールの地球ダンジョン2 銀河生配信! デスゲームでめざせフォロワー爆増

    購入済み

    翻訳小説では2巻ですが、原文では一作品目を分割した後半にあたるようです。カールとドーナツの冒険は続き、フォロワーと敵が増え、ペットを飼います。遊び心のある文章で軽く読めます。謎めいた他の冒険者たちとどのように関わっていくのか、カールとドーナツは無事に脱出できるのか、続きが楽しみです。

    #ドキドキハラハラ

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    2026年05月01日
  • だいじょうぶ だいじょうぶ

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    仏のようなおじいちゃんと孫のお話。

    小さな子どもは身近な大人を通して自分の周りの世界を認識していく。
    人格を形成していく上でその土台となる安心感や信頼感が育まれていく乳幼児期に、こんなおじいちゃんが近くにいたらその子はきっと“だいじょうぶ“な人生を歩んでいくだろう。

    おじいちゃんが優しくて温かくて本当に素敵。
    どの子どもたちの傍にも1人でもおじいちゃんのような人が居たらきっと地球は人類にとっても他の生き物にとっても更に素晴らしい居場所になるだろう。

    この絵本は大人にこそ勧めたい。

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    2026年05月01日
  • 禁忌の子

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    医療×本格ミステリの2軸で進むストーリー。

    推理ドラマで毒を盛られ目の前で倒れる被害者を見て、あっさり死亡と決めつけ警察を呼ぶ探偵に対して「なんでやねん!はよ心臓マッサージして救急車呼べや!!諦めが早過ぎるわ!!」とずっと心の中でツッコミを入れてきたのが主人公の救急医・武田だ。

    作中では実際に主人公の目の前で意識不明の被害者が発見されるが、「うわ、これはあかん!警察や!110番!!」…とは当然ならずに咄嗟に心肺蘇生行動に移る。
    とは言え本作は医療に傾きすぎず基本はミステリものとして読めて、二転三転しながら真相に近づいていき最後は衝撃の展開が待っている。

    その終盤のとあるシーンで武田が放つ

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    2026年05月01日
  • 立ち上がる時 下

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    ネタバレ

    下巻でも絶望や孤独、そして介護の現実が重く描かれ、登場人物たちの苦悩が痛いほど伝わってきた。物語の中ではなかなか時間が進まず、p71の時点でもまだ事故から1年ということに驚かされる。ようやく穏やかな日々が訪れたかと思えば、また問題が起き、互いに傷つけ合ってしまう場面も増えていく。個性の強いフランソワに対して、レオがよく向き合い続けているなと感じた。胸が締めつけられるような展開が続く中で、最後に希望が感じられるラストがよかった。

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    2026年05月01日
  • DOPE 麻薬取締部特捜課

    匿名

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    麻取は警察の中の管轄だと思っていたので、麻取と警察は別物と初めて知りました。警察ではないけれど、麻薬だけの捜査での銃の処置や取り調べの権限は持っている。潜入捜査や囮捜査などかなり潜った捜査もするから、かなり能力の高い人達しかできないんでしょう。日本が麻薬大国になってしまい。ドーパにより特殊な能力を持った人達が存在する。魔法のような能力です。陣内さんカッコよかったです。

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    2026年05月01日
  • 北欧こじらせ日記 フィンランド起業編

    30

    購入済み

    人生に向き合おうと思えた

    チカさんが理想の暮らしのためにどれだけ努力したのか、苦労した部分は描かれていませんが想像しただけでも大変だったと思います。
    それを乗り越えて夢を実現できているところを尊敬します。

    #アツい #癒やされる

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    2026年05月01日
  • 介護未満の父に起きたこと(新潮新書)

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    親が年を取ったな。と気づいた時に読んでおくと、だいぶ参考になると思いました。
    みんながみんなジェーンスーさんのようにできるわけではないですが、心にとどめておくと感情的にならずに済むことも多そうでした。
    ・介護は介護する者される者の共同プロジェクト
    ・年老いた親はフジロックに招聘した海外からの大物アーティストと思えば腹も立たない
    ・「日々の食事管理」「居室の整理整頓」「健康維持」
    が課題
    ・スマート介護で余計ないざこざを解消
     和田亜希子さんの記事参考
    などは誰でも取り入れられる工夫でありやってみる価値があると思いました。

    スーさんがお父様のために製作した食事ノート、自分が使いたいのでどこかで

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    2026年05月01日
  • オー!ファーザー

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    コメディ映画みたいな本作。
    けっこう物騒なことがあっても、
    なんとかなっちゃうよねーみたいな、いい意味での適当感が伊坂さんの小説にはあって、
    安心して読めるから好き。

    章のイラストでどの父親の話かわかるようになっている。
    4人の父親は、みんなそれぞれの得意分野があって、
    息子を愛してくれて、全力で守ってくれて、頼もしい。
    息子の友達のことも助けようとしてくれるのも良かった。

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    2026年05月01日
  • 火山のふもとで(新潮文庫)

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    ネタバレ

    特に天変地異などの災害が起こるわけではない。
    物語は静謐な文章とともに綴られていく。
    読書をしているようで、穏やかな語りを聴いているようだった。だが決して飽きさせない展開があり、形あるものはいつか崩れていくという儚さが描かれているようだった。
    先生の言葉にも、登場人物としてではなく、人生の先輩として時代も関係なく普遍的なこととして心に響いた。

    必ず再読し、もっと深いところまで読み解く価値のある小説だと感じる。

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    2026年05月01日
  • 信仰

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    ・村田沙耶香の文章はどれも凄みがある。数行読むだけでも身体が強張って、胸の奥のほうがずっしり重くなるような感覚がある。


    ・短編を読むのは初めてだった。村田沙耶香の文章と短編はすごく相性が良いものに感じられた。一つひとつはとても短いのに、毎度ぶん殴られるような重みがある。


    ・世界への皮肉がすごい。よくこんな世界が創れるな、どう見えてるんだ、世界!となる。鼻の穴のホワイトニングは『世界99』でも出てきて顔を顰めながら声に出して笑った記憶がある。おもしろいのに引いてるから端から見たら奇妙な顔をになっていたと思う。『カルチャーショック』での均一化された街も、何もかもが皮肉に溢れていて、だけどそ

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    2026年05月01日
  • どうすればよかったか?

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    考えさせられた

    弟が同じ病気だ。作者に近い状況で、両親は私が私なりの気持ちで弟と深く関わるのを嫌がった。だが親も年老い、弟も50代。自分が深く関わらざるを得ない日もそう遠くないと、この作品を読み改めて感じた。「姉にできるだけ楽しんで欲しい」その気持ちに強く共感した。また、作者が感情ではなく、物理的に起こったことを冷静にまとめていて、この病気になると、考え方や感じ方がまるで普通の人と違ってしまい、普通の人からすると奇行が出てしまうというのをよく理解できた。私も作者と同じく、弟に幸せな気持ちを感じて欲しい。弟の真の姿を受け止め、どうすれば幸せに慣れるのか考えてあげたい。そして、普通とは違う人を閉じ込めて隠さなくて

    #共感する #タメになる #深い

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    2026年05月01日