【感想・ネタバレ】おあとがよろしいようでのレビュー

あらすじ

人は皆、出会ったものでできている。

金も夢も友もない上京したての大学生・暖平。
ひょんなことから落語研究会に入ることになり、
“背負亭(しょいてい)こたつ”として高座に立つ羽目に!?

累計100万部突破の名手がおくる、
新しい自分に出会える人生応援小説。

あらすじ

大学進学を機に群馬から上京したばかりの門田暖平は一人、新品のこたつを亀の甲羅のように背負い佇んでいた。配送料が払えず自力で下宿に持ち帰ろうと思ったが、帰宅ラッシュで電車に乗り込むことができない……。
途方にくれる暖平の前に、一台のワゴンが停まる。乗っていたのは、入学式当日、構内で落語を演っていた落語研究会の部長・忽那碧だった。落研に誘われるが、金もなく、コミュニケーションにも自信がなく、四年間バイト生活をして過ごすつもりだと語る暖平。
「必要なのは扇子一本。あとは座布団さえあればどこでもできる」という碧の言葉に背中を押され、暖平の人生が大きく動き出すーー。

・「面白さ」「上手さ」は一つじゃない
・明日が来るのが楽しみになるくらい準備する
・徹底的に同じ型を踏襲し、初めて個性は爆発する
・追い詰められてはじめて、人は真価を発揮する
・どんな時も楽しむ。自分がやりたいことをやる

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

落語は全然分からないけど、とても惹き込まれる内容だった。電車で涙した。
1人の殻に閉じこもった少年が落語を通じて開花する話。人は皆で会う人でできてるって本当だなと。最後の終わり方も次の想像をして勝手ににやけた。
こ・こたつに色んな景色を見せてあげたい。
明日がたのしみになる準備をしていきたい。

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2025年09月02日

Posted by ブクログ

落語の知識全くなく読んだけど、惹き込まれる内容で一気読みだった!
落語全く興味なかったけど、見てみたいなあと思った、落語の知識があったらもっと楽しめたのかな。
題名が終盤に回収されるのも気持ちがいい。

・明日が来るのが楽しみは自分でつくるもの
・これまで出会ったことでた自分はできている
未来の私はこれから出会うすべて

私も自分の脳に、自分の見てる世界はほんの一部で、世界は広いんだよと伝えたい。
ハッとする言葉が沢山あって、自分の考え方・感じ方次第で未来は変えられる!と楽しく生きるヒントをもらえた!
人との出会いは大切にしたい!
心が暖かくなる一冊でした!

あとがきで紹介されていた「古今亭文菊」さんの落語をいつか見に行ってみたい!

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

出会ったものでできている、すごく自分が感じているフレーズが目に入って手に取った本。
一章始まるたびに目次に戻る作業をした人は私以外にもいるはず笑
自己啓発本×小説という感じ、また読み返したい。

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2025年08月07日

Posted by ブクログ

熱血ものではないのに、胸が熱くなる青春物語。
読んでいて、自分の人生を楽しくする考え方をたくさん教えてもらえる作品だとも思った。

大学の入学式というタイミングにも関わらず、「何もない自分なんて」と期待してないふりをして、大学生活も、その先の未来もどこか諦めている暖平。

そんな暖平を落研に引き摺り込んだ部長の蒼をはじめとした、落研のメンバー正範、健太、凛、皆がとにかく魅力的だ。
暖平にないものをたくさん持った先輩達は、自分とは違う人種たど思っていたが、ふとしたタイミングに、それぞれが努力して変わって、今に至っていることを知ることとなる。

出会ってきた人がいて、色んなものに触れてきて、過ごしてきた日々があって、今の自分は作られている。
暖平の1年間の大学生活を通して、その当たり前の尊さを考えさせられる。

また落語のことを全く知らなかったが、欠点だらけの人を受け入れる懐の深さ、物語としての面白さ、噺家さんによって同じ物語でも違いが生まれること。
落語ってそんな魅力的なエンタメだったのかと興味が湧いた。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

「こたつ」も「こ・こたつ」もみんな幸せになーれ!
自分の青春にもこんな熱い出会いが欲しかった。いや、ひょっとしたらほんの少しはあったのかも?
登場人物の一人一人が魅力的で、何度も読み返したくなる本。

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2025年05月15日

Posted by ブクログ

面白い‼️
ひっそり孤独な大学生活を送ることになるだろうと思っていた暖平は、蒼に声をかけられ落語研究会に入る。落語や蒼や仲間との出会いが、暖平を変えていく。落語の面白さにも惹かれて一気に読んだ。

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2025年04月26日

Posted by ブクログ

やっぱり喜多川シリーズはハズレがない。

「何でもいいよ、楽しくやれや。」の碧の一言は印象に残った。
落語のことは全然知らなかったけど、登場人物が「みんな抜けてるくらいがちょうどいい。」という言葉にもあったように、自分はいつも完璧を求めがちで自分はできてないことがあるにも関わらず、家族には完璧を求めてた気がする。
故に一緒にいるとあまり空気が良くない時を感じてた。
家に帰りたくないと思うことがたまにあった。
自分のことを受け入れてもらいたいなら、相手のやることや言うことも受け入れないと矛盾してる。

もっと家族とも楽しく過ごしたい。
そう学ばせてくれた本でした。

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2025年04月03日

Posted by ブクログ

勇気をくれる名作!
上手く人間関係を築けない人におすすめの一冊。仕事でも、家庭でも、あらゆる悩みに対してそっと寄り添ってくれる処方箋のようでした。
主人公の暖平の気持ちがすごくよくわかるから、尚更碧さんに惹かれ、架空の人物でもファンになりました!
落語研究会というから落語メインかと思いきや、しっかり人間模様も絡んでいて、それでいて落語の面白さもあり、続きが気になってどんどん読んでしまいました。
私も自分の脳にいる小さな私に、世界は広いんだよと教えてあげたくなりました。

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2025年03月26日

Posted by ブクログ

自分に何を見せてあげるか、聞かせてあげるか感じさせてあげるか。五感に何を感じさせてあげるのかで見える世界が大きく変わってくると強く感じた。
今までの人生は今までの積み重ねてきた経験であり、これからの人生はこれから積み上げていく経験であるという言葉がすごく刺さった!
いろんな人と出会って、多くの体験をこれからもしていって楽しみ続ける人生にしていきたい。
そして私も碧さんみたいに他の誰かの視野を広げられる、そんな人になりたいなあ、!

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2025年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中から「ソバニイルヨ」という本が浮かんだと思ったら同じ著者だった(笑)

「おあとがよろしいようで」の方が刺さる人が多い気がする。どちらも良書。わたしの人生においてホームラン級の本。


好きな言葉、考え、真似したいところ↓

●P106高校時代の健太の質問「どうして落語家になったんですか?」に落語家が答えた言葉。

『落語の登場人物はみんなどこか抜けてる。いや、どこかどころかかなり抜けてる。欠点だらけなんですね。だけど、一つだけいいところが誰にでもある。その一つだけのいいところで江戸の社会にちゃんと居場所をつくって、お互いによしとしているんですね。何の文句もない。この部分を直せとか、もっとこうしろ、なんて相手に要求しない。
お互い人間だから、馬鹿なところとか、自分勝手なところとか、あるよねってのが根底にある。
そういう世界に憧れたんです』

●P121〜125あたり
凛が父を見て学んだこと
「明日が来るのが楽しみになるくらい準備をする」

●P156碧とこたつの会話。同じ噺なのに、演る噺家によってまったく違った雰囲気になる。だれを参考にしていいかわからなくなったというこたつに対して。個性とは。
『(略)俺が古典落語が好きなのはね、こうやってみんな同じ噺をするのに、そこに一人一人の個性が色濃く爆発するからなんだよ。
徹底的に同じことをやってみないと、個性なんて発露しない。
だって、どこまでも同じことをやってるのに、一緒にならない部分のことを「個性」っていうんだろ?』

例)父の真似をして撮った運動会の写真を、父は「暖平らしい」と言った。

●P171〜178
今のお前はこれまで出会ったすべてた。
でも、未来のお前はこれから出会うすべてだ。

『こ・こたつ』に見せてやる世界が激変したら、世界に対する認識も激変する。その世界の中で幸せに生きるためにはどうすればいいかと、『こ・こたつ』が下す判断もまったく違うものになる。



翠と碧、どっちも人としてすごいなぁ…。
こんな優しい人…有言実行出来るような人になりたい。

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2025年01月08日

Posted by ブクログ

スッと心に入ってきた。
私のこ・こたつにもいろんな景色を見せてあげたい。
落語あまり聞いたことがなかったけどすごく興味が湧いた。
楽しいことばかりじゃないのが人生だけど
喜多川さんの本は自然と、明日も頑張ろうって思わせてくれる。
落研のメンバーもみんないい味出してるなぁ。

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2024年11月25日

QM

購入済み

「おあとがよろしいようで」、、、、こんなに綺麗なタイトル回収は見たことがない。どこにでもいそうな大学生の話なのに部長の人間味や、輝いて見える他の部員の過去の苦労など、まさに「今まで見てきたもの、感じてきたものが自分をつくっている」だなぁと。自分ももっと頭のなかの「ミニ自分」に色んな世界を見せて楽しませてやりたい。それにしても喜多川先生の本はハズレなし。素晴らしかったです。

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2024年09月30日

Posted by ブクログ

「楽しむための準備」1番響きました。
人生を楽しむためには準備が必要。もっと豊かな人生にしていけるよう頑張ろうって思えた作品でした。

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2024年09月28日

購入済み

磐石

磐石の喜多川ワールド。気分が悪くなるような社会になってしまいましたが、作品の中は気持ちいい風が吹いています。美しく、気持ちよく、自利利他できょうもいこうと思います。

#癒やされる #泣ける #感動する

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2024年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごく面白かった。これまで読んできたミステリーとは異なり、無気力で社会に対して冷ややかな目をしている主人公が、入学式で落研の、部長の、パフォーマンスに魅了されたところから物語は始まる。まず、文借亭那碧(あやかりていなあおい)、背負亭こたう、有賀亭眼鏡(ありがていめがね)など名前がとてもキャッチーであり、読むだけで微笑んでしまう。その後は、碧との会話や実際の落語での経験を通して暖平(こたつ)がグングンと人間的に成長していき、最終的にはこたつがあの日の部長のような姿になるという結末で終わる。僕はあまり悲観的に物事を捉えるタイプではないので共感するところはあまりなかったが、それでも彼の人間的な成長や、落研メンバーの和やかな雰囲気にはほんわかと安らぐ気持ちになり、次々とページを捲りたくなる1冊だった。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

「人は皆、出会ったものでできている」ということをつくづく実感した。
碧に出会ったことから、始まって早々に諦め半分だった大学生活が一変した暖平。この素敵な出会いは偶然だったのかもしれないけど、案外日常のあちこちに転がっている気もする。自分自身を振り返ってみても、友達と親しくなったきっかけはひょんなことから…が多いし。
落語研究会の仲間との会話には、名言がさらりと織り交ぜられていて、心に残るものがたくさんあった。目次が落語の演目とテーマで「第◯席 ◯◯ 名言」のように書かれていて、忘れん坊の私もこれを見るだけで内容がしっかり思い出せそう。
私が特に印象的だったのは、第5席「金明竹」第6席「猫の皿」。11章の中に、それぞれ自分にしっくりとくる話がみつかるのでは。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

私も、小さな窓から見えている世界が全てだと考えていたように思う。そういう人が別の世界もある事に気が付き認め合えばもっと良い社会になると思う。

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2025年10月26日

Posted by ブクログ

人との出会いで人は変わっていく。
自己啓発本のイメージが強かった喜多川泰だが、自己啓発本というより、物語メインとして読める。
自分で自分を決めつけて、相手を決めつけて幻滅して閉じこもるより、自分の脳に新しい世界を見せるつもりで、飛び込んで行くと自分はどんどん変わっていく。
「おあとがよろしいようで」は、話が良い感じに終わったよって意味だと思っていたが、次の人の準備ができました!とはびっくり!
落語には、日本人の心のゆとりがあらわれてていいね!現代はなんてゆとりのない時代になったのやら…

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

喜多川泰さんが落研について書いた一冊

大学進学を機に田舎から上京した貧乏大学生の暖平。新品のこたつを亀の甲羅のように背負って佇んでいた。途方にくれる暖平の前に一台のワゴンが止まる。その出会いが暖平の運命を大きく変えることになった。

初めての人ができないものってあんの?それってみんなどうやって始めたんだよ

明日が来るのが楽しみになるぐらい準備する

徹底的に同じことをやってみないと、個性なんて発露しない

じっとしてる奴より、行動していろんな世界見てる奴の方が成長は早い。

今のお前はこれまで出会ったすべてだ。
でも、未来のお前はこれから出会うすべてだ。

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

自分も主人公と似たような心境だった事を思い出す。落語と人との出会いを通して成長していく姿に勇気をもらえた。読み終えて勇気をもらえる作品が多くて作者の小説が好きです。学祭の話がいいですね。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

落語の知識がなくても一気に読めて楽しめる本でした。
ある大学生の青春の成長日記を読んでいる感じ
私は諸事情で大学に行かなかった為、大学に行ってたら.....と読みながら想像しサークルや先輩との鍋会などを羨ましくおもった。
出会ったもので今の自分が出来ているという言葉は刺さり過ぎる。
印象に残ったのは、初めは嫌がっていた父の仕事を誇れたり、また主人公もそんな仕事について欲しい。

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2025年08月17日

Posted by ブクログ

大学進学を機に上京したばかりの暖平は

新品のコタツを買ったものの

配送料を払えず、自力で下宿に持ち帰ろうと

コタツを背負いつつ、途方に暮れていると

そこに一台のバンが止まった



乗っていたのは、

大学の落語研究会の部長・碧だった。

なんだかんだと押し切られ、

暖平は落研に入ることに・・・

そして、そこから、彼の人生が大きく動き出す・・・





笑える本が読みたくて

落語の物語だったらいいかも・・・?

なんて思ったのだけど

以外にも、ちょっぴり、うるうるしてしまう物語でした。



そして、主人公が新しい自分と出会ったように

この本からは、いろいろなことが学べました



「明日が来るのが楽しみになるくらい準備する」

「人は出会ったものでできている」

などなど、

なるほどぉ~と思える言葉がたくさんあって

心に残る一冊となりました



ただし、

もっと若い頃に出会いたかったなぁ。。。とも(^^;)

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2025年07月26日

Posted by ブクログ

明日を楽しくするために準備(予習)する発想がなかった。(やったことあるのはせいぜい荷物の準備くらい、、)実践してみようと思った。
人との出会いは大切だと思う。
その出会いによって一歩踏み出せたり、知らない世界を知ることが出来る。せっかくこの世界にいるのだから、色々みて聞いて知る方が人生楽しめる。機会を逃さないようにしたい。

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2025年06月22日

Posted by ブクログ

上京し大学入学して落語研究会に入部することになった暖平が出会った人たちと関わり合いながら成長する物語。

※人は出会ったものでできている

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2025年06月16日

Posted by ブクログ

数年前に『運転者 未来を変える過去からの使者』を読んで以来の喜多川泰さん。

大学進学を機に上京したものの、お金もなく、コミュニケーションにも自信がない為、友人もつくれない門田暖平。
とある事で知り合った、落語研究会の部長・忽那碧に誘われて落研に入ることになりますが・・。

生きるヒントになるような気付きが散りばめられた、ええ話。

大学に入学したばかりの頃は、「四年間ずっと一人でいた方がマシだ・・」と、やさぐれ気味で、そのくせあわよくば「気が合いそうな誰かが向こうから話しかけてくれて、仲良くなれれば良いのに」などと都合の良い事を考えていた、受け身な暖平(芸名:こたつ)でしたが、落研に入り、部長の碧さんや他の先輩たちと交流することで、様々な気付きを得てポジティブに成長していく姿に、読んでいるこちらも温かな気持ちになっていきました。

印象的だったのは、碧さんが暖平に言った、
「・・俺たちは、何を見るか、何を聞くか、何を感じるのか、何を経験するのかによって、世界に対する認識が変わる・・」
「今のお前はこれまで出会ったすべてだ。 でも、未来のお前はこれから出会うすべてだ」
と、いう台詞で、私も自分自身に“経験という栄養”をたっぷり与えてあげたいな・・と思った次第です。
(勿論、素敵な本との出会いもそうですよね!)

話の後半から終盤にかけて、碧さんの“実は・・”な事情を詰込みすぎな気がしないでもなかったですが、ラストも爽やかで読後感の良い作品でございました。

因みに、本書は落研が舞台なだけに落語の演目が沢山出てくるのですが、お恥ずかしい話、「目黒のさんま」以外はほとんど存じておりませんで(汗)。
それぞれの噺の内容がどんなものなのか、実際に寄席に行って聴いてみたくなりました~。

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2025年05月26日

Posted by ブクログ

【人は出会ったものでできている】
出会って、磨きあって、成長して、別れる。
心に響く言葉が多く素敵な読書時間を過ごせました。

作中に出てくる落語は、私にとって初めてでしたが意外とスッと入ってきました(少し興味湧いたので、YouTubeで聴いてみました)こうして自分の世界を少し広げてくれるのが読書の素晴らしいところ!色んな経験して、色んな景色をみたいと思えたところがお気に入りポイントでした。とても読みやすいので、普段読書しない方にもおすすめです☺️

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2025年04月28日

Posted by ブクログ

喜多川さんが一貫して伝えている、人との出会いの大切さ、人はみな出会った人や物で出来ているという内容。
そして今作では明日を楽しみにする予習のお話しや、個性のお話し、落語の中に出てくるどーしようも無いけど一つ良いところを持った人のお話しなど盛り沢山でした。

落研の皆んなが成長していく内容で、こたつ君もですが正範君の成長も凄かったですね(^^)
おあとがよろしいようで、の意味が分かるとまた違いますね

喜多川さんの書くお話しは内容が面白くて、更に読んでるうちに今からやる気が溢れてくるようなお話しばかりです。

ワタシ的に運転者以降の本では今作が一番お気に入りとなりました

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2025年02月15日

Posted by ブクログ

読みやすかったし、おもしろかった!
落語研究会に入った主人公の、爽やかな青春を追体験できるというか。夢中になって読んでしまった。

この世におもしろいものなんてない、
自分になんてなんにもない、
そう思ってる人に読んでほしい。

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2024年12月29日

Posted by ブクログ

久々に青春ものを読んだって感じ。読後感スッキリ。成長が感じられる描き方もいい。
 新しい見方、違う世界に足を踏み入れるのは勇気がいるけど、それこそ自分が大きくなっていく秘訣なんだ、と思える。
 「落語の登場人物はみんなどこか抜けてる。…欠点だらけ…だけど一つだけいいところが誰にでもある。その一つだけのいいところで江戸の社会にちゃんと居場所を作って、それでよしとしてる…お互い人間だから、馬鹿なところとか自分勝手なところとか、あるよねってのが根底にある。…」
この言葉、沁みた。
 寄席に行って落語を堪能してきたいと思わせてくれた作品です。

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2024年11月15日

Posted by ブクログ

落語の話だから少し敬遠していたけど、落語落語の話ではなく、すーっと読めた。
多くの人が、自分の窓から見える小さな世界しか見えていない。
「落語の話だから」と敬遠している時点で世界がせまかったんだと、あらためて感じた。
いろんな景色を見せてあげたい、と私も思った。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

少し引っ込み思案な大学生が
落語や落研の仲間と出会い、日常を楽しむよう成長していくお話

読後感がよい
まったく落語をしらないで読みました。途中、中弛み感がありましたが、「おあとがよろしいようで」が効いていて、
やられたなぁ、とニヤニヤしてしまいました。
ほんわか優しいお話で好きでした

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2024年09月17日

Posted by ブクログ

初読みの作家さん。部長の急展開に驚いた。正範の「将来を悩まない学生はいない」とか「日々喜会(ひびきかい、ひびきあい)」とか心に染みる言葉が多い爽やかな小説だった。学生の時に読みたかったな。この本に感化されて楽天ミュージックで落語を聞き始めた。

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2025年03月12日

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